データ復旧業者おすすめ10選を比較!HDDの復元や失敗しない選び方を解説

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HDD データ復旧業者 おすすめ ランキング

HDDやパソコンに入った大切なデータが、突然開けなくなった——。仕事のファイルや思い出のデータをなんとか取り戻したくて、「信頼できるデータ復旧業者を探したい」と焦る気持ちの方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、どの業者が本当に信頼できるのか、価格は妥当なのか、判断に迷いますよね。

業者の情報はどうしても自社寄りになることもあるため、当メディアでは複数の視点から、できるだけフラットにおすすめの業者や選び方を解説します。

Picky’s編集部ではこれまで複数のデータ復旧業者に直接取材し、現場対応や復旧体制を確認。さらに、複数の専門家にもインタビューを行い、データ復旧業界について取材してきました。この記事では、その取材をもとに「大切なデータを安心して託せる業者」をご紹介します。

編集部

日本データ復旧協会のガイドラインを参考に、データ復旧業者の選び方やポイントも図解でわかりやすく解説。日本全国で100社以上ある中からベストな業者を選びました!

※参考:データ復旧協会|ガイドライン

おすすめデータ復旧業者10選!HDDの復旧技術・料金・対応力で厳選【比較一覧表】

数あるデータ復旧業者の中でもとくに注目の主要業者を50社以上を比較して、どこが最も優れたサービスなのか検討しました。復旧されたデータの取り扱い(ISO認定の取得や大企業、公共機関への実績)なども評価しているので、参考にしてください!

データ復旧業者の選定ポイント
  • 料金体系 ( 定額制) が明確か
  • 無料見積・無料診断があるか
  • スピード対応できるか 
  • 実績が豊富か
  • 口コミや悪評はどうなのか
  • ISOやプライバシーマークの有無
  • 最新設備の状況
商品公式サイト料金所在地対応できるメディア復旧実績完全成果報酬型無料見積もりスピード対応店舗持ち込みセキュリティ電話番号作業時間
アドバンスデザイン公式サイトPC:3万円〜/外付けHDD:3万円〜/USB・SDカード・フラッシュメモリー:3万円〜/NAS・RAID・サーバー:3万円〜・スマホ/iPhone:11万円~東京/大阪HDD/外付けHDD/SSD/NAS/RAID/スマホ/iPhone/SDカード/USBメモリ/仮想サーバー/CD/DVDクラウドデータ復旧/データ消去など大手企業、官公庁、大手サーバー企業など別途料金で対応(東京・大阪)ISO9001/ISO270010120-290-189(平日10:00-19:30 / 土日祝休)初期診断1〜3営業日/初期診断(重度)5日~軽度障害1〜3日/重度障害1〜2週間
BUFFALO(バッファロー)公式サイトバッファロー製HDD:論理障害4万5000円〜/物理障害9万円〜 他社製HDD:論理障害5万5000円~/物理障害10万円~東京/名古屋/大阪/福岡HDD/外付けHDD/パソコンPC/スマホ/iPhone/SSD/NAS/RAID/USBメモリ/ブルーレイ/DVD/仮想サーバー/クラウドデータ復旧/データ消去など大手企業、官公庁、大手サーバー企業など別途料金で対応(東京・大阪)ISO9001/ISO270010120-290-189(平日10:00-19:30 / 土日祝休)初期診断 1〜3営業日n初期診断(重度)5日~n軽度障害1〜3日n重度障害1〜2週間
A1Data (エーワンデータ)公式サイトPC:3万円〜/HDD:27,000円〜/SSD:27,000円〜/USBメモリ・SDカード:3万円〜/RAID・サーバー:3万円〜東京/埼玉/神奈川HDD/SSD/RAID/サーバー/SDカード/USBメモリ/仮想化環境など大手企業、官公庁など追加料金対応(東京・神奈川)ISO27001/ISMS認証0120-413-374調査:1〜3日/データ復旧作業:1〜3日
PCエコサービス公式サイトHDD:39,800円(定額)東京HDD/外付けHDD/SSD/NAS/RAID/パソコンPC/デジタルカメラ/ビデオカメラ/HDDレコーダー/SDカード/CF/MMC/USBフラッシュメモリーなど-別途料金対応(東京)-03-5942-4285(24時間)初期診断2営業日/初期診断(OneDayRecovery)到着翌営業日まで復旧3営業日〜7営業日/復旧(OneDayRecovery)2営業日〜
LIVEDATA(ライブデータ)公式サイトLV1:軽度障害ハードディスク自体に損傷なし、データ削除など4万4,000円~/LV2 中度障害リカバリー、基板損傷、軽度のセクタ不良など6万6,000円~/LV3 重度障害ヘッド不良、モータ不良、重度のプラッタ損傷など9万9,000円~/その他上記エラーが複合的に発生する場合最大27万5,000円(2TBまで)東京 秋葉原HDD/SSD/NAS/RAID/USBメモリ/ブルーレイレコーダー/ビデオカメラ/oracleデータベースなど法人、政府機関、教育機関など別途料金対応(東京)プライバシーマーク0120-895-960(平日9:00-22:00 / 相談無料)LV1・2:4時間〜/LV3・その他は1日〜
AOSデータ復旧サービスセンター(DATA119)公式サイト【軽度障害】PC・HDD・ビデオカメラなど63,800円~【中度障害】PC・HDD・ビデオカメラなど107,800円~【重度障害】PC・HDD・ビデオカメラなど195,800円~。その他別途お見積り東京都HDD/外付けHDD/パソコンPC/SSD/RAID/NAS/サーバー/スマホ/iPhone/ビデオカメラ/テープ系など医療機関、大学、研究所など別途料金対応(東京)ISMS(ISO/IEC27001:2013)0120-194-119(24時間対応)-
デジタルデータリカバリー公式サイト5,000円~(500GB以下)46万件(リサーチ時/累計相談件数)HDD/外付けHDD/SSD/パソコンPC/スマホ/iPhone/ビデオカメラ/カメラ/SDカード/USB/RAID/NAS他来社なら最短当日・郵送で最短翌日◎(初期診断無料)〇(成功定義データが復旧できなかった場合:料金割引or無料!※例外あるため要相談)東京・神奈川・名古屋・大阪・福岡ISO27001/ISMS認証/プライバシーマーク認定0800-999-1709-
Win Disk Rescue (ウィンディスクレスキュー)公式サイト一般障害55,000円〜/重度障害165,000円〜福岡HDD/SSD/NAS/RAID/スマートフォン/HDDレコーダーなど-別途料金対応(熊本)プライバシーマーク--
オントラックデータリカバリー公式サイト-東京HDD/SSD/RAID/サーバー/スマートフォンなど大手企業、中小企業など別途料金対応(東京・横浜・名古屋・大阪・福岡)ISO/IEC 270010120-833-043-
ロジテック公式サイト簡易障害 50,600円〜/通常障害104,500円〜/中度障害154,000円~長野HDD/SSD/NAS/RAID/USBメモリ/SDカードなど官公庁、大手企業、中小企業など別途料金非対応ISMS認証0800-888-6409-
Disk Safe(ディスクセーフ)公式サイト論理障害29,000円〜/物理障害39,000円〜愛知HDD/SSD/NAS/SDカード/USBメモリ/ビデオカメラなど法人、官公庁など-対応-0566-45-7178-
Data Rescue Center (データレスキューセンター)公式サイト論理障害 19,800円〜/物理障害 79,800円〜福岡HDD/SSD/RAID/USBメモリ/SDカードなど大手企業、大学など別途料金非対応ISO270010120-110-419-
パソコンドック24公式サイト一般障害 31,900円〜大阪HDD/SSD/NAS/USBメモリなど-別途料金対応---
GLC Data Tecnology公式サイト-大阪HDD/SSD/NAS/RAID/スマートフォンなど法人、個人、捜査機関など×別途料金で対応-050-5374-9827-
PC KIDS公式サイト【HDD】40GB未満 16,500円〜/40GB以上27,500円〜/400GB以上55,000円〜/2.0TB以上88,000円〜東京HDD/SSD/NAS/RAID/デジカメなど大手企業、官公庁など-非対応ISO27001/プライバシーマーク--
データ復旧研究センター公式サイト論理障害(軽度)10,800〜38,000円/論理障害(重度)25,000円〜48.000円/物理障害(軽度)48,000円〜88,000円/物理障害(重度)88,000円〜148,000円東京HDD/SSD/NAS/RAID/USBメモリなど大手企業、官公庁など別途料金で対応ISO270010120-633-799-
特急データ復旧ウィンゲット公式サイト-全国185店舗サーバ機、RAID、NAS、PC、外付けHDD、USBメモリ、SDカード、XDカード、MOディスク、フロッピーディスク、DVD、CDなど-◎(重度障害は作業費用が必要な場合あり)プライバシーマーク及びISO27001(本社)を取得0120-703-845最短24時間~2週間
アドバンスデータ復旧公式サイト上限4万8,000円東京都港区HDD/SSD/RAID/Mac/SDカード/USBほか官公庁や銀行など0120-189-942-

第1位 アドバンスデザイン

アドバンスデザインの特徴とポイント
  • バッファローのデータ復旧を支えている会社
  • 個人顧客からも「対応が早くて丁寧」と高評価
  • 大規模システム向けのデータ復旧に強い
  • 大手上場企業や公官庁など実績多数

アドバンスデザインの口コミ・評判・評価レビュー

成果報酬型がよかったです。HDDのデータ復旧を依頼し、見積もりの通り5万円以下で復旧できました。(出典:Picky’sアンケート)

非常に丁寧に真摯に対応いただきました。 特殊なPCゆえ完全データ復旧はなりませんでしたが、できる限りの調査をしていただけたと、納得いく対応でした。(出典:Googleマップ クチコミ

関連記事:【無料の初期診断レポあり】アドバンスデザインのデータ復旧の口コミ評判・サービスを紹介!

第2位 BUFFALO (バッファロー) データ復旧サービス 

BUFFALOデータ復旧サービスの特徴とポイント
  • 国内最大手の安心サービス
  • BUFFALO製品のハードディスクなら無料の可能性も
  • 完全成果報酬型で高コスパ
  • 警察などの案件を多く手掛ける安心の企業

 バッファロー データ復旧サービスの口コミ・評判・評価レビュー

外付けHDDがバックアップと共に2台同時に故障し、10年分の家族写真にアクセスできなくなりました。ネットで色々な所を検討した上で預けた1社では復旧不可の回答だったが、こちらで復旧していただく事ができ、本当に感謝しています。(出典:Googleマップ クチコミ

データ復旧したい商品を送った上で、どれくらいの費用が掛かりそうか見積もりを出してくれ、その金額を見てから復旧の依頼を正式にするか決められるところがよかった。(出典:Picky’sアンケート)

関連記事:[評判/口コミ]BUFFALO データ復旧サービスの料金や対応、口コミ、悪い評判まで徹底解説!正規の復旧サービスは信頼できる? 

第3位 A1Data (エーワンデータ)

A1Data復旧の口コミ・評判・評価レビュー

後がない気持ちで復旧サービスを探し比較検討の結果A1データリカバリーサービスさんに決めたのは大成功でした。重度の障害だがデータ回収可能との調査結果を受け取った時には嬉しさよりも驚きの方が大きかったです。
依頼した時点から復旧ディスクを受け取るまでのやり取りも非常にスムーズで親身に対応していただきました。(出典:Googleマップ クチコミ

対面ではなくて郵送による復元依頼だったので、最初は少々不安でしたが、HDD受領、調査結果の報告、復元実行有無の確認、支払い方法の案内、復元データの発送、と的確なタイミングで情報提供があり、終始安心してお任せ出来ました。(出典:Googleマップ クチコミ

関連記事:[評判/口コミ]A1Data(エーワンデータ)の料金や対応、口コミ、悪い評判まで徹底解説!この業者は信頼できる?

第4位 PCエコサービス

PCエコサービスの特徴とポイント
  • HDDの容量や故障の種類を問わず定額
  • 完全成果報酬型
  • スピード対応も可能

PCエコサービス復旧の口コミ・評判・評価レビュー

作業期間がかなり短く、数日程度でハードディスクと復旧したデータが戻ってきたというのが良かったです。復旧は早ければ早いほど良いという状況だったので、数日でデータが手元に戻って来たのは本当に助かりました。(出典:Picky’sアンケート)

完全一律料金が決めてで依頼しました。結果、見積もり通りの金額で復旧ができました。料金が定額制だったので、お金の心配をせずに気軽に申し込めたのが良かったです。(出典:Picky’sアンケート)

関連記事:【徹底調査】定額制のデータ復旧 PCエコサービスの料金や口コミや悪い評判まで徹底解説!安いけど信用できる?

第5位 LIVEDATA(ライブデータ)

LIVEDATAの特徴とポイント
  • 緊急な案件でも即座に対応
  • 復旧料金は最安2万2,000円から依頼できる
  • データ復旧ソフトの独自開発する技術会社

LIVEDATAの口コミ・評判・評価レビュー

外付けハードディスクが動かなくなり問い合わせしたところ、とても丁寧に対応いただき、データも問題なく復旧できました。復旧作業にかかる費用や作業内容もわかりやすく説明してくれますし、対応も早く、今後も何かあればぜひお願いしたいと思うのでおすすめです。(出典:Googleマップ クチコミ

こちらの会社で重度のヘッドクラッシュが発生したハードディスクのデータを復旧していただきました。 一社目に違う会社に持って行ったところ、データ復旧不可能で他の会社に持って行ってもおそらく無理といわれたのですが、諦め切れずこちらの会社に持って行ったところ、対応も物凄く丁寧な上にデータもほぼ100%の状態で戻していただきました。(出典:Googleマップ クチコミ

関連記事:【口コミ検証】LIVE DATA(ライブデータ) データ復旧サービスの料金や対応は?料金や悪い評判まで徹底解説!

第6位 AOSデータ復旧サービスセンター(DATA119)

AOSデータ復旧サービスセンターの口コミ・評判・評価レビュー

初期のメール対応から最後の納品まで、全てにおいて満足でした。 一度、近くの大手PCショップへ相談にHDDを持ち込みましたが、口頭のみで10万はかかります。 納期は分かりません。との対応でしたので、やはりAOS様へ頼んで良かったです。 1番良かった点を挙げさせて頂くとすれば、 メールの返信が早く、しかも分かりやすく親切丁寧だった事です。(出典:Googleマップ クチコミ

特に急いではいませんでしたが、翌日には納品してもらえたのでスピーディーで助かりました。見積もり通りの金額で、全てのデータを復旧してもらえ満足でした。(出典:Picky’s)

関連記事:AOSデータ復旧サービス(DATA119)の評判レビューを調査!費用・口コミも紹介

第7位 デジタル データ リカバリー

デジタルデータリカバリーの口コミ・評判・評価レビュー

仕事のデータがHDDに全て入っていたため、完全復旧してほしいと思っていたので、デジタルデータリカバリーに依頼して良かったなと感じています。相談や診断、見積もりは無料で行ってくれるので、復旧作業してもらう前に復旧できるのかがわかるため、任せやすかったなと感じています。(出典:Picky’sアンケート)

外付けHDDが破損…。子どもたちのお気に入りのアニメがたくさん入ったHDD…。最近はサブスクもあるのでもう録画はいいかな。なんて思っていたけれど大泣きしていたので、依頼してみることに。無事に帰ってきて確認したところ100%復旧していたのには驚きました!今後もこんなことがあったら依頼するかもです。(出典:Googleマップ クチコミ

関連記事:【覆面調査】デジタルデータリカバリーの悪評はどうなの?口コミ/料金/営業マンなど徹底検証!

第8位 Win Disk Rescue (ウィンディスクレスキュー)

Win Disk Rescueの口コミ・評判・評価レビュー

本気でデータ復旧を望むなら市販ソフトを使わないで、迷わずここへ相談をしましょう。ある程度価格設定はサイトで確認できます(出典:Googleマップ クチコミ

関連記事:【口コミ検証】Win Disk Rescueの料金や対応は?料金や悪い評判まで徹底解説!この業者は信用できる?

第9位 オントラックデータリカバリー

第10位 ロジテック

データ復旧業者の選び方|失敗しない6つのポイント

ノート pc hdd データ復旧

ここからはデータ復旧業者を選ぶ時に必ずチェックすべきポイントをまとめていきます。

ポイント 説明 重要度
完全成果報酬型 復旧に成功したときのみ費用が発生する。 ★★★★★
無料診断で見積もり確認 無料診断でまずは見積もりを確認する。 ★★★★★
料金の明確さ 明確な料金体系が決まっている業者を選ぶ。 ★★★★☆
技術力の高さ 復旧実績と対応範囲をチェック ★★★★☆
セキュリティ対策 個人情報保護などのセキュリティ対策が万全 ★★★★★
スピード どれくらいの期日で対応できるか ★★★★☆

完全成果報酬型であること|復旧失敗時の費用リスクを回避

契約内容で特に見るべき点は3つ

完全成果報酬型とは、データの復旧が成功した場合のみ料金を支払う仕組みです。まずデータ復旧業者は「完全成果報酬型」の業者を選ぶのがおすすめです。

ただし、完全成果報酬型でも成功の定義や費用発生条件を契約書で明確に確認することが大切です。

契約時の確認ポイント
  • 成功条件の明確化:復旧成功と見なされる基準が具体的か。
  • 不成功時の費用負担:復旧が失敗した場合の費用が明記されているか。
  • 追加費用の有無:見積もり後の追加請求が発生しないこと。

成功の条件が具体的に何を指すのか、不成功の場合の費用はどうなるのかを、必ず事前に確認しましょう。

実際の判例
「成功しなければ費用不要」という広告を信じてハードディスクのデータ復旧を依頼したが、希望していたデータが復旧されなかったにもかかわらず約31万円を請求された。業者は一部データが復旧されたとして請求を正当化。両者の認識に食い違いがあり、和解には至りませんでした。 
※参考:国民生活センター|【事案 19】データ復旧サービスの解約に関する紛争

無料診断で見積もりをチェック。診断後のキャンセルもOK

段ボール内の機器はすべてプチプチの緩衝材に包まれている

初期診断や見積もりは基本的に無料です。いきなり申し込まずに、各業者の無料相談・診断を利用しましょう。

まずは電話等で事前に相談することで、ある程度の見積もりをもらえます。それでも分からない場合は、本体を郵送して診断してもらいます。

本体を送ればデータ復旧が可能なのか、また金額や納期がわかるので無料の診断・見積もりをしてもらうのがポイントです。診断結果をもらった点ではまだ契約する必要はありませんが、デバイスを人質にとる悪質業者もあるため、大枠の契約条件は事前に確認しておきましょう。

注意
悪質な業者の中には依頼時の送料を事業者負担にして、宅急便の手配を急がせる手口があります。悪質業者はデバイスを人質に取ります。報酬を支払わないとデバイスを返却しない業者もいるため、必ずデバイスを送付する前に契約内容を細かく確認しましょう。

料金体系の透明性|見積もり後の追加費用が発生する場合も

診断内容や費用の詳細の説明が明確な業者を選ぶ

データ復旧業者を選ぶ際は、明確な料金体系が決まっている業者から選ぶようにしましょう。

まずはデータ復旧の相場を把握する

データ復旧の料金にはある程度の相場があるので、その金額内に収まっているかがポイントです。そこでおすすめ10社のHDD復旧料金の平均値を算出しました!!

障害度レベル 論理障害の料金 物理障害の料金
軽度 3万~6万(円) 5万~10万(円)
中度 5万~10万(円) 10万~20万(円)
重度 10万~30万(円) 10万~40万(円)

金額に差があるのは、ハードディスクは障害レベルによって、工数がかなり変わるので、症状を診断しないと正確な金額が算出できないからです。データ復旧の料金は、「データ復旧の難易度 = 障害レベル」によって決まります。

料金が決まっていない会社は危険

悪質な業者の場合は法外な金額を最初に提示し、相手の反応次第で徐々に金額を下げてきます。他にも後になって「無理矢理データ復元した形跡がある」「データの状態が悪い」「重度障害なので追加費用が掛かった」などの理由をつけて、追加料金を上乗せしてくるパターンもあります!

失敗談
最初に50万円の高額見積もりを提示されたが、断ろうとすると急に15万円まで値下げされたため、不信感を抱いた。理由を尋ねると「リソースに余裕があるため」と説明されたが納得できず、別の業者に依頼。そこでは明確な料金体系で、初めから15万円で復旧できた。業者選びの重要性を実感した。

見積もりの内訳を明確にする

見積もりをもらったら、各項目を確認し、何にどれくらいの費用がかかるかチェックしましょう。部品交換などで追加費用がかかる場合もあります。

項目

説明

診断料

成功・失敗の結果による費用負担が事前に明示されているか

部品交換費

必要な部品が見積もりに含まれているか

RAID構成

複雑な構成の場合、追加料金の有無が明確にされているか

業者に依頼する際には、診断内容や費用の詳細を業者から十分に説明してもらい、不明確な部分がないようにすることが大切です。診断結果が不十分な場合、他の業者からセカンドオピニオンを取るのがおすすめです。

編集部

データ復旧できないのに「調査費」目当てで受注する悪質業者も多くいます。依頼する際には、支払金額の総額をしっかりと確認してから依頼しましょう!

診断費用とは?
復旧の可否を確認するために発生する費用は、一般的に「診断料」「調査料」「検査料」といった名目で請求されます。特に、記録媒体を分解して物理的な修理が必要な場合や、緊急性が高く特別な対応が求められる場合には、部品として使用するドナー媒体の費用やその他の診断に関連する経費が加算されることがあります。その結果、有料の診断費用が発生するケースもあります。

技術力の高さ|復旧実績と対応範囲をチェック

データ復旧率は60〜70%が水準。復旧率90%という言葉には騙されないで

データ復旧率は60~70%が水準。復旧率90%という言葉には騙されないで

広告やホームページにある「復旧率90%以上」といった高い数値は、第三者が確認できない自己申告で、信頼性に欠けます。実際、Picky’s編集部が紹介する高い技術力を持つ企業でも復旧率は60〜70%程度が一般的。

特に、復旧の難易度が高い案件にも積極的に取り組む優良企業ほど、平均復旧率は下がる傾向があります。そのため、高すぎる復旧率を掲げる業者はむしろ注意が必要です。

復旧率よりも注目すべきなのは、企業の実績や客観的な信頼性です。大企業・メーカーとの提携や公共機関・警察との連携といった実績が、信頼できる業者を見極めるポイントです。

注意
業界を健全化するために設立された日本データ復旧協会も、データ復旧率を宣伝することは禁じています!!多くの消費者がこの誇張された数字によってトラブルに巻き込まれているためです。

失敗談
業界最大手で「復旧率95%〜」と謳う業者に依頼した。営業トークで急かされて前金約35万円を支払ったにもかかわらず、1週間後に「復旧できない」と言われた。営業マンの説明と結果が食い違い、納得できない理由で返金もされなかった。

参考:日本データ復旧協会|データ復旧サービスのガイドライン

他社で取り扱い不可の案件でも引き受けるデータ復旧業者は、技術力が高い

データ復旧の会社は100社程度存在していますが「技術の差」はかなり大きいです。大手だからと言って必ずしも技術力が高いわけでなく、むしろ大手は宣伝が巧みな場合もあります。

しかし、そんな大手や同業者から断れられた案件を見事に復旧する業者も存在します!このような業者は他のデータ復旧業者からの依頼を受けている業者もあり、技術力は間違いないのでおすすめです!

低価格・定額のデータ復旧サービスは対応が限定的

悪質業者③:低価格・定額のデータ復旧サービスには注意

HDDデータ復旧業者によっては、相場より大幅に安く請け負っている場合もあります。また最近では定額サービスも登場しています。費用を安く抑えられそうですが、実際には注意点もあります。

データ復旧の低価格サービスの落とし穴
  • データ復旧できるのは軽症状に限られる
  • 後から高い業者を斡旋される場合もある
  • 複数の業者に依頼すると成功率が低下する

データ復旧は外科医に手術してもらうようなイメージなので、きちんとした病院の実績ある先生に処置してもらうことが大事です。

一律定額サービスの中ではPCエコサービスおすすめ。軽度症状なら一律3万9,800円です。ただし定額対応は軽度症状のみなので、重度症状のHDDは他業者から見積もりを取りましょう。

セキュリティ対策|プライバシーマーク・ISO認証の有無

個人情報保護などのセキュリティ対策が万全な業者を選ぶことは非常に重要です。データ復旧作業では、機密性の高い個人情報や企業情報を扱うため、適切なセキュリティ対策を講じている業者を選択する必要があります。

  • セキュリティと品質の国際規格ISMS(ISO27001)、QMS(ISO9001)の認証取得
  • データ復旧協会(DRAJ常任理事企業)に加盟している(その他:日本ITAD協会、副代表理事)

ISMSやISO認証などは、厳しい条件をクリアした企業しか取得できないので、信頼性が高いということを示します。

復旧スピード|緊急時の24時間365日対応

データ復旧にかかる時間は、簡単なものであればおよそ2〜3日が一般的です。難しいものは2週間〜1ヶ月かかる場合もあります。

データの復元を急いでいる場合は、機器の診断時に期日を必ず確認しておくことをおすすめします。中には追加料金を支払うことで特急対応してくれる業者もあるので、サービス内容をチェックしておきましょう。

HDDをデータ復旧業者に依頼するメリット・デメリット

HDDやSSDが故障してデータにアクセスできなくなった際、データ復旧業者への依頼を検討される方は多いでしょう。しかし業者依頼には明確なメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。

データ復旧業者に依頼する際の具体的なメリット・デメリット、そして自力復旧との比較ポイントについて詳しく解説します。適切な判断をするための参考としてください。

メリット|高い復旧率と専門技術による安心感

情報漏洩などの対策をチェックしよう!

データ復旧業者に依頼する最大のメリットは、専門的な技術力と設備による高い復旧率です。個人では対処不可能な重度の物理障害にも対応できます。

データ復旧業者が提供する主なメリットは以下の通りです。

  • 専門設備での作業:手術室レベルのクリーンルームや専用機器を使用した高度な復旧作業
  • 迅速な対応:依頼の約8割を48時間以内に復旧完了する業者も存在
  • 物理障害への対応:個人では不可能な機械的故障からのデータ復旧が可能
  • セキュリティ対策:ISO27001認証取得など万全なセキュリティ体制でデータを保護
  • 豊富な実績:数万件から数十万件の復旧実績による蓄積されたノウハウ

特に企業の重要データや家族の思い出が詰まった写真・動画など、絶対に失いたくないデータがある場合は、専門業者への依頼が最も確実な選択肢となります。

デメリット|費用と悪質業者のリスク

悪質業者②:支払いの条件をあやふやに説明をする

データ復旧業者への依頼には、高額な費用負担悪質業者選択のリスクという2つの主要なデメリットがあります。

データ復旧の費用相場は障害の種類によって大きく異なります。論理障害で1〜3万円、物理障害で5〜30万円が一般的な相場とされていますが、重度の障害では50万円以上になるケースもあります。

障害度レベル 論理障害の料金 物理障害の料金
軽度 3万~6万(円) 5万~10万(円)
中度 5万~10万(円) 10万~20万(円)
重度 10万~30万(円) 10万~40万(円)

さらに深刻な問題として、業界には悪質業者の存在があります。日本データ復旧協会でも注意喚起されている問題で、以下のような手口が報告されています。

  • 誇大な復旧率表示:根拠のない「復旧率90%以上」などの宣伝文句
  • 不当な高額請求:復旧失敗でも診断料名目で多額の請求
  • ゴースト業者:自社で復旧作業を行わず他社に丸投げする業者
  • 技術力不足:不適切な作業により症状をさらに悪化させるケース

ちなみに日本データ復旧協会という公益法人では騙されたケースや苦情が確認できます。気になる人はチェックしてみてください。参考:データ復旧サービスのトラブルにあわれた方|日本データ復旧協会

また、データ復旧は100%成功するとは限りません。データの損傷が激しい場合や復元が技術的に困難な場合は、費用を支払っても全てのデータが復旧できない可能性があります。

HDDは自分で復旧できる?症状悪化リスクと成功率の違い

自力でのデータ復旧を検討される方も多いですが、専門業者との差は成功率と症状悪化リスクの違いに大きく表れます。

自力復旧の成功率は軽度障害のみでも50%とされており、決して高くありません。また不適切な対処により症状を悪化させるリスクが常に付きまといます。自力復旧で特に危険な行為として以下が挙げられます。

  • 繰り返しの電源ON/OFF:HDDの損傷を深刻化させ、プラッター傷の拡大を招く
  • 復旧ソフトの誤用:物理障害に対して論理障害用ソフトを使用し状態を悪化。誤ってデータを削除したPCに復旧ソフトをインストール(上書き)。
  • HDD分解作業:クリーンルーム外での分解によりデータ完全消失のリスク
  • 無理な通電継続:異音発生中のHDD使用継続による致命的損傷
比較項目 専門業者 自力復旧
成功率 △ 軽度障害のみ
物理障害対応 ◎ 対応可能 × 対応不可
症状悪化リスク △ 低リスク × 高リスク
費用 1〜50万円 復旧ソフト数千円
時間 数時間〜数日 数時間〜数週間

特に重要なのは、データ復旧は基本的にワンチャンスという点です。一度失敗すると、その後の復旧成功率は大幅に低下します。そのため、絶対に失いたくないデータがある場合は、最初から専門業者に相談することがおすすめ。

ただし、以下のような状況では自力復旧も選択肢となります。

  • 重要度の低いデータ:復旧失敗しても問題ないファイル
  • 費用を最優先:復旧成功よりもコスト削減を重視する場合

軽度の論理障害であっても、特にSSDの場合には通電を繰り返すことで、データが消えてしまいます。自力での判断は難しいことが多いので迷った場合は、まず専門業者の無料相談を利用して状況を把握することをおすすめします。

関連記事:【フリーソフトも】最強のHDDデータ復旧ソフトおすすめ20選!フォーマットにも対応 

関連記事:RAIDのデータ復旧 無料ソフトと業者のどちらがおすすめ?主要10社を徹底比較!

関連記事:NASのデータ復旧はフリーソフトと復元業者どっちがおすすめ?主要10社を徹底比較!

データ復旧はいくらかかる?HDD復旧の料金相場を徹底解説

データ復旧を業者に依頼する場合、最も気になるのが料金ではないでしょうか。「データ復旧業者に頼みたいけど、高額な請求をされるのでは…」と不安に思う方も少なくありません。

復旧業者によって費用は大きく異なり、サービス内容や復旧レベルによっても価格差があります。ここではHDDを例に、データ復旧業者を利用する際の料金相場や、費用の内訳について詳しく解説します。

データ復旧にかかる費用は、論理障害か物理障害かによって大きく変わります。

【論理障害】 誤操作・エラー・ウィルスなどによるHDDデータ復元の料金

論理障害とは、システムやファイルのエラーによって起こる。誤作動・ウイルスなど。

論理障害とは、ファイルの読み込みエラーが起きた、ウィルスでデータがおかしくなった、間違って削除してしまったなど、HDD自体に異常がない場合に起こったトラブルを指します。

症状のレベル 症状 料金 期間
LV1 軽度障害 ハードディスク自体に損傷なし(例)データ削除など 3万円~5万円

半日〜

LV2~3 中度~重度障害 上記以外のデータ復旧が難しい症状 6万~35万円 1日〜7日

【物理障害】 損傷・水没・寿命などによるHDDデータ復元の料金 

物理障害は、HDDに物理的な故障によるもの。異音・臭い・水没など。

物理障害は物理的に壊れてしまった状態で発生します。水没した、寿命で動かなくなってしまった、落として壊してしまったなどがあります。

レベル 症状 料金 期間
LV1 軽度障害 基板損傷、軽度のセクタ不良など 6万6,000円~ 半日〜
LV2 中度障害 ハードディスクが起動しない。ハードディスクが回転しない。ヘッド・モータ不良、プラッタ損傷(重度)など

9万8,000円~

1日~7日
LV3 重度障害 上記以外のデータ復旧が難しい症状 15万8,000円~ 1日~14日

LV2の中度障害のケース

HDDが認識しない場合はLV2の症状となります。BIOSでディスクが見えない、外付けHDDを接続しても表示されない時は、HDDに異常があり機械的に故障している可能性が高いです。ソフトでは対応できない基板修理が必要になってきます。

中度障害レベルならデータ復旧専門会社に依頼すれば、復旧できる可能性は高い障害です。ただし過度に通電したり、電源のON/OFFを繰り返すと状態が悪化するため復旧不可能なる場合もあります!

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LV3の重度障害のケース

HDDから異音がするなどなどはLV3の重度障害の可能性が高いです。電源を入れるとHDDからカチカチと音が聞こえたら、状態が悪化しないように、すぐに専門業者の対応が必要です。LV3の場合はハードディスクの機械的ダメージがひどく、復旧作業がとても困難になります。

ハードディスク内部を分解し、基板修理やパーツの交換を繰り返しながらデータの取り出しを試すという作業を繰り返しながら時間をかけて行うので、費用は高額になります。

関連記事:パソコンに水をこぼした・水没したときの対処法!電源がつかない時の修理代・データ復旧費用も

データ復旧が高額になる理由

HDDの構造は、モーター・プラッタ・ヘッド・制御基板の4つ

HDDのデータ復旧は平均10〜20万円ほどで、難しい場合は20万円以上かかることもあります。これは正規の業者に依頼した場合の料金で、ぼったくりではありません。

高額になる理由は、壊れたHDDからデータを取り出す作業が高度な技術と長時間の手間を要するためです。HDDには数万個のチップがあり、エラー箇所を特定して修正する必要があります。目で見える場合もあれば、ひとつずつチェックして異常を探す場合もあり、この作業を繰り返した後にようやくデータ復旧が可能になります。

このように時間と労力、専門知識が求められるため、費用が高額になるのです。

関連記事:【大手5社を比較】データ復旧の料金相場と費用|HDD・パソコン・外付けHDD対応

データ復旧でよくある質問|FAQ

データ復旧を検討される際に、多くの方が抱く疑問や不安について詳しく解説します。業者選びや復旧作業に関する重要なポイントを事前に把握しておくことで、適切な判断ができるでしょう。

iPhoneやスマホのデータ復旧はできる?

iPhoneやスマホのデータ復旧は可能ですが、業者でも対応できないケースがあります。代表的なのは「メモリ自体が物理的に破壊されている場合」と「初期化後にデータが上書きされ、痕跡が完全に消えた場合」です。例えば車に踏まれるなど強い衝撃でメモリが壊れると復旧は困難になりますし、初期化後に新たなデータを保存してしまうと痕跡が消え取り戻せなくなります。

ただし、復旧の可否を見極めるのは専門的な判断が必要です。無料診断を行う業者もあるため、あきらめる前に相談してみると良いでしょう。

関連記事:iPhoneデータ復旧業者おすすめ6選!初期化・バックアップなしからの取り出し・料金も

関連記事:スマホのデータ復旧業者おすすめ15選!安い料金でできる?電源が入らない場合も

SDカードやUSBのデータ復旧はできる?

SDカードやUSBの故障には「論理障害」と「物理障害」の2タイプがあり、それぞれ復旧の可否や方法が異なります。論理障害は、データが見えなくなっていても内部には残っており、復元ソフトや専門業者によって復旧できる可能性が高いです。

一方、物理障害は折れ・水没・過電流などによる物理的破損で、一般的なソフトでは対応不可ですが、高度な技術を持つ業者なら対応できる場合があります。

なお、SDカードの抜き差し・アクセス・通電・フォーマットなどの操作は、症状を悪化させて復元不可能になる恐れがあるため、絶対に避けましょう。まずは症状を見極めつつ、必要に応じて信頼できる業者や復元ソフトの利用を検討するのが望ましいです。

関連記事:【自分で復元】SDカード用データ復元ソフトおすすめ5選!フリーソフトの復旧率は?

関連記事:【物理的でも大丈夫】破損したSDカードのデータを復元する方法!Android用スマホも

データ復旧を郵送ではなく、持ち込みで対応できる?

東京や大阪を中心に持ち込みに対応している業者もあります。詳しくは下記記事をご確認ください。

関連記事:[口コミ比較]大阪(関西) データ復旧サービス業者 人気おすすめ4選|梅田・新大阪エリア

関連記事:[東京データ復旧サービス おすすめ5選]新宿・秋葉原・池袋・銀座の復旧業者を口コミ比較

データ復旧は100%成功するの?

データ復旧は100%成功するものではありません物理的な損傷が激しい場合や、データの上書きが繰り返し行われた場合など、技術的に復旧が困難なケースが存在します。

また企業が公表する復旧率の表示には注意が必要で、日本データ復旧協会では以下の問題を指摘しています。

  • 算出方法の統一性がない:業者ごとに独自の基準で復旧率を計算
  • 復旧できないケースを除外:困難案件を最初から除いた数値の可能性
  • 部分復旧も成功に含める:完全復旧でなくても成功として計上

通常、データ復旧できない障害が3〜4割程度は見込まれるのが業界の実態です。特に以下のような状況では復旧が困難になります。

  • 重度の物理的損傷:火災、水没、激しい衝撃による破損
  • プラッターの深刻な傷:HDD内部のデータ記録面の物理的損傷
  • 不適切な自己修復試行:誤った対処による症状の悪化
  • 長期間の放置:障害発生から時間が経過したケース

確実性を求める場合は、事前に複数業者の無料診断を受けて復旧可能性を確認することをおすすめします。

復旧にかかる時間はどのくらい?

データ復旧にかかる時間は、簡単に復旧できる場合は一般的に2〜3日が多いです。難しいものは2週間〜1ヶ月ほどかかる場合もあります。

また、緊急対応として追加料金でスピード対応する業者もあります。

復旧時間に影響する主な要因は以下の通りです。

  • 障害の複雑さ:単純な論理障害ほど短時間で完了
  • 部品調達の必要性:交換部品の在庫状況による遅延
  • データ容量:大容量のデータほど時間を要する
  • 緊急対応の有無:特急料金で優先作業が可能

急ぎの案件の場合は、依頼時に納期について相談し、緊急対応の可否と追加料金について確認しましょう。

中身のデータは見られてしまう?

データ復旧業者は基本的にデータの中身を詳細に確認する必要はありません。ただし、復旧作業の過程で最低限の確認は行われるのが一般的です。

実際の作業では、復旧成功の確認としてランダムに数ファイルを選んで破損がないかチェックする程度です。この作業は「データが正常に開けるか」を確認することが目的で、内容を詳細に閲覧するものではありません。

プライバシーに配慮して、まったくデータの中身をチェックしない業者もあります。気になる人は無料診断時に「データの中身をチェックするか?」を確認してみましょう。

関連記事:【恥ずかしいデータをこっそり復旧できる】誰にも見られず復元できるおすすめ業者・ソフトを紹介

依頼からHDDデータ復元までの流れは?

データ復旧業者に依頼した場合の流れを説明します。発注からデータ受け取りまでフローをまとめました。

  • STEP.1
    問い合わせ
    電話やメールで事前相談する
  • STEP.2
    無料診断
    ハードディスクを持ち込む、もしくは郵送して無料診断をしてもらう。
  • STEP.3
    概算の見積もり
    診断結果の報告と概算の見積もりをもらう。この時点で費用が高ければ断ったり、少し検討する時間をもらってもOK。もしくは他の専門業者に見積もりしてもらうことも可能。
  • STEP.4
    発注 & 作業開始
    発注することをが決まれば電話などで依頼。すぐに復旧作業開始。
  • STEP.5
    HDDの基板修理
    ハードディスクを分解し、故障箇所や異常がある場所を検出。基板やチップを修復する。
  • STEP.6
    データ取り出し
    修復ができればハードディスクのデータコードを抽出。データが取り出せなければ、再度修復。もしくは他の方法で再び復旧作業へ。データが抽出できるまで繰り返し。
  • STEP.7
    データ復元完了
    古いハードディスクから取り出せたデータを新しいハードディスクに再建。フォルダ単位のデータ復旧すれば作業完了。
  • STEP.8
    成果報告
    復旧結果報告などを済ませ、費用のお知らせ、そして受け取り日などを確認。
  • STEP.9
    データ受け取り
    復旧したデータファイルのお渡しと報告書、料金の支払いで終了。

まとめ:データ復旧業者は無料診断から

ここまでデータ復旧について注意すべき点や、おすすめのデータ復旧業者について説明しました。

データ障害の原因を自分で突き止めることは難しいため、高度な技術を持った専門業者に依頼するのがもっとも安心・確実です。

まずは完全成果報酬型の業者に無料相談をしてみましょう。

完全成果報酬を採用している業者TOP3

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