【キュルキュル・カチカチ】外付けHDDから異音がする時の対処法を紹介!ジー・ブーンは正常?

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HDD異音アイキャッチ

HDDの起動時や使用中にいつもと違う異音がした場合、ほぼ確実にHDDに重大なトラブルが起きています。データを読み込まない状態はもちろん、もしいま使えている状態でもそのまま使い続けると、最悪HDDやパソコンがクラッシュしてデータがすべて消えるかもしれません。

HDDから異音が聞こえたらすぐに作業を止めて、買い替えを検討しましょう。ただ、もしHDDの中に大事なデータが入っている場合はデータ復旧専門業者に依頼してください。

今回は、HDDの異音の種類や原因、また異音が鳴った際の対処法、データ復旧を依頼する際の業者の選び方を紹介します。HDDからいつもと違う音がしてどうしたらいいのかわからない方は、ぜひチェックしてください。

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HDDから異音がしたら使用中でも即パソコン操作を止める!

HDDから異音がしたら即パソコン操作を止める!

まず、「HDDからいつもと違う音がしたら即作業を止める」と覚えてください。パソコンから異音が鳴っていてもいつも通りに使える場合もありますが、絶対にそれ以上操作してはいけません。異音はHDDに深刻な問題が発生しているサインです。

HDDから異音が鳴っても、すぐに作業を止めて専門業者へ依頼すればHDD内のデータを復元できる可能性があります。一方で、異音が鳴っている状態で使い続けた場合、最終的にはクラッシュして「データを認識しない・読み込めない」といった症状が出て、修理もデータ復旧もできない状態になるかもしれません。

HDDに異常が起きた場合、データのコピーやバックアップを取りたくなると思います。ですが、対応中にクラッシュする可能性もあるため、実行しないほうがいいでしょう。

編集部

「異音が鳴ったら壊れるかもしれない」ではなく、「異音が鳴っている時点ですでに壊れて深刻な状態になっている」と考えてください

HDDからこんな異音が出ていたら危険!音の種類と原因

PCの中やHDDから出る異音の種類と原因を解説します。よくある異音の特徴と傾向は以下の通りです。異音がある時はすぐにデータ復旧業者へデータ復旧の相談をしましょう。

  1. 「キュルキュル・カチカチ・カタカタ」は内部部品の破損
  2. 「カコンカコン・カチャカチャ」は深刻な破損
  3. 「シャーシャー・シーシー」はプラッタを擦っている
  4. 「ジジジ」は磁気ヘッドの異常

「キュルキュル」「カチカチ」「カタカタ」は内部部品が破損している可能性あり

「キュルキュル」「カチカチ」「カタカタ」は内部部品が破損している可能性あり

一般的に「HDDが壊れる前兆」と呼ばれる異音が、「キュルキュル」「カチカチ」「カタカタ」と部品同士が接触しているような音です。小さな音で鳴る場合もあり、静かな部屋で耳を澄ませたり、HDDやパソコンに耳を当てないと気づかないケースもあります。

壊れる前兆と言っても、数分後や数秒後に完全に壊れるかもしれませんし、もうすでに壊れているかもしれません。いずれにしても使い続けるとHDDに致命的なダメージが発生する可能性があります。異音が聞こえたら、作業を止めて操作しないようにしてください。

編集部

他の異音でも同様ですが、異音・異臭、その他異常を感じたらまずは1秒でも早く作業を止めてください

「カコンカコン」「カチャカチャ」は深刻な破損が起きている可能性がある

「カコンカコン」「カチャカチャ」は深刻な破損が起きている可能性がある

「カコンカコン」、もしくは「カッコンカッコン」や「カチャカチャ」と、明らかに大きな異音が鳴っている場合、HDD内で大きな破損やパーツ同士の衝突が起きている可能性が高いです。最悪、HDDが修理不可能な状態になるかもしれません。

離れていても聞こえるほど大きな異音がした場合、とにかくすぐに作業を止め、それ以降は絶対に触らないでください。

「シャーシャー」「シーシー」は、プラッタを擦っている可能性がある

「シャーシャー」「シーシー」はプラッタを擦っている可能性がある

「シャーシャー」「シーシー」と何かを擦っているような音が聞こえる場合、HDDの部品がプラッタに接触して削っている可能性があります。HDD内には、データを記憶するプラッタと呼ばれる円盤状の部品がありますが、HDDのプラッタや磁気ヘッド同士の間隔は、数ナノメートルと非常に小さな隙間しかありません。

そのため、部品が破損・摩耗したり、パソコン・HDDを落としたりして衝撃を加えると、プラッタにほかの部品が接触してシャーシャーと異音が鳴ります。

そのままにしておくとプラッタにどんどん傷がつき、データが消えてしまいます。早めに作業を止めればデータ復旧の可能性も残るため、摩擦音が聞こえたら早めに作業を止めましょう。

編集部

特に落下させやすい外付けHDDやHDD内蔵ノートパソコンを使っている方は注意が必要です

「ジジジ」は磁気ヘッドに異常が起きている可能性がある

「ジジジ」は磁気ヘッドに異常が起きている可能性がある

「ジジジ」や「ピッピッ」「キュッキュッ」といった小さな電子音のような音が鳴った場合、磁気ヘッドが正常に動作していないかもしれません。

プラッタのすぐそばにある磁気ヘッドですが、物理的な原因やデータトラブルが原因で動かなくなったり、動作が不安定になる場合があります。すると、異常な動作をする際に異音が鳴ります。

HDDの小さな「ジージー」「ブーン」「カリカリ」音は、正常な動作音

「ジージー」「ブーン」「カリカリ」は、HDDモーターの正常な動作音

継続的に小さく「ジージー」「ブーン」と小さく鳴っている場合は異常ではなく、HDDのモーターやファンの正常な回転音です。また、アクセス時に小さく「カリカリ」となっている場合も書き込み時の「シーク音」で基本的には問題ありません。いつもよりも静かな環境でパソコンを使っているとふと気になる場合がありますが、正常な音です。

ただ、異常による「ジージー」「カリカリ(と言うよりガリガリ)」音もあるため、音が大きい場合やいつもと違う音の場合は注意してください。

聞き慣れていないと、正常な音と異音の判断は難しいかもしれません。少しでも異音や違和感を感じたら、念のため作業を止めてコピーを取るといいかもしれません。もちろん明らかな異音の場合はコピー操作も厳禁です。

正常な音にも関わらず、外付けHDDが認識しない時は、ケーブル・ポートのトラブル、もしくはHDD内部にエラーや破損が起きている可能性があります。詳しくは以下の記事を参考にしてください。

関連記事:外付けHDDが認識しない時の対処法8つ!原因・復旧方法も【Windows・レコーダー/Mac】

HDDが無音でも要注意!基盤損傷やケーブル異常が起きる可能性がある

無音でも基盤損傷やケーブル異常の可能性あり

HDDの異常が起きても必ず音が鳴るとは限りません。例えばHDDの基盤に損傷が起きている場合、HDDから異音は発生せず無音のまま不具合が発生します。

基盤損傷のほかにもHDDのモーターやファンが全く機能していない場合や、HDDとマザーボードを接続しているケーブルに問題がある場合は無音です。

編集部

異音が鳴っているときはもちろん異常ですが、無音でも異常が起こるケースがある点も知っておきましょう

HDDから異音がしたら、基本は買い替えかデータ復旧の2択

HDDから異音がしたら、基本は買い替えかデータ復旧の2択

HDDから異音がしている時点で、すでにHDDには重大なトラブルが発生している可能性が高いです。そのため、HDDから異音が鳴ってしまったら基本的に選択肢は以下の2つしかありません。

  1. HDD内のデータを諦めてパソコンやHDDを買い替える
  2. データ復旧業者にHDD内のデータ復旧を依頼する

いずれにしても異音の鳴っているHDDはもう使えません。修理業者に依頼しても、修理よりも交換を勧められる可能性が高いでしょう。万が一修理できても、結局修理によって中のデータは失われます。

よほど大容量で高価なHDDを使っているとか、パソコン自体が新しくて高価といった理由がない限り、HDDが故障した場合は修理よりも買い替えの方が安価です。

編集部

直し方を調べたり、修理方法を模索するのはおすすめできません。諦めて買い替えかデータ復旧を選択しましょう

HDDの異音トラブルがあったらデータ復旧業者選びが大事

HDDデータ復旧業者の選び方

データ復旧業者に依頼すれば、異音が鳴ったHDDの中からデータを取り戻せるかもしれません。仕事で使っている資料や、絶対取り戻したい思い出の写真・動画といった大事なデータが入っている場合は、「データ復旧業者」に依頼してデータを復元してもらいましょう。

データ復旧業者は日本全国に無数の業者があり、選び方が難しいです。そこでここでは、優良なデータ復旧業者の選び方を簡単に解説します。技術力が高く、適正な料金でデータ復旧を行ってくれるデータ復旧業者を選ぶポイントは以下の通りです。

  1. 実績やノウハウが豊富な歴史の長い大手の業者を選ぶ
  2. データ復旧が成功した場合のみ料金を支払う成功報酬制の業者がおすすめ
  3. ブログやSNSで口コミをチェック

基本的に10年以上経営を続けている業者、知名度の高い大手のデータ復旧業者を選べば大きな失敗はありません。

HDDの異音は、「物理障害」と呼ばれる重大な障害が起きているケースが多いですが、物理障害からのデータ復旧には非常に高度な技術と設備が必要です。大手のデータ復旧業者であれば、経験も実績も豊富で設備も充実しているうえ、料金も平均水準で不当な請求をされる可能性は低いでしょう。

不当請求や想定外の出費が心配な方は、希望のデータが復旧した場合のみ料金の支払いが発生する「成功報酬制」のデータ復旧業者がおすすめです。成功報酬制の業者は、データが戻らないときは支払いが発生しないという大きなメリットがあります。

また、成功報酬制の業者はデータを復旧させないと利益にならないため、「自社の技術力に自信がある」ケースが多いです。つまり、「データ復旧技術力の高さ」をチェックする目安にもなります。

気になる業者を2~3社に絞ったら、最後はSNSやブログでデータ復旧業者の口コミをチェックしてください。大手と言っても、中には公式の内容と違う作業や請求を行う業者も0ではありません。あまりにも悪い評判が多いデータ復旧業者はいくら大手であったり、料金が安くても避けた方が賢明です。

編集部

データ復旧業者は日本全国に数百社以上ありますが、大手と呼べるのはおそらく十数社程度です

異音がするHDDでもデータ復旧ができる!データ復旧業者比較一覧表

Picky’s編集部が、異音が発生したHDDのデータ復旧に強い大手のデータ復旧業者を厳選しました。いずれも技術力が高く、実績も豊富で安心して依頼できる業者ばかりです。データ復旧業者選びに迷ったらぜひこちらを参考にしてください。
商品公式サイト運営会社設立年所在地電話番号営業時間復旧費用(HDD)成功報酬制
アドバンスデザイン公式サイトアドバンスデザイン株式会社1995年東京都千代田区0120-290-189平日9:00~17:3033,000円~
BUFFALO(バッファロー)データ復旧サービス公式サイト株式会社バッファロー2017年(復旧サービス開始)東京都千代田区0120-961-869(東京)平日9:30~17:0049,500円~
A1Data公式サイトA1データ株式会社1994年埼玉県飯能市0120-413-374平日9:00~18:0029,700円~
ライブデータ公式サイト株式会社LIVEDATA2006年東京都千代田区0120-895-960平日9:00~22:0044,000円~
デジタルデータリカバリー公式サイトデジタルデータソリューション株式会社1999年東京都港区0800-000-132824時間365日5,000円~(500GB未満)あり

異音がするHDDでもデータ復旧ができる!データ復旧業者おすすめ5選

HDDから異音がする原因・理由とは?

HDDから異音が出る原因は多岐に渡ります。ここでは、異音の原因となる主な原因・理由について解説します。

磁気ヘッド異常による誤作動

磁気ヘッド異常による誤作動で異音が鳴っている

磁気ヘッドとは、HDD内の部品の一つでHDDの読み書きを行うレコード針のようなパーツです。磁気ヘッドに異常が起こると、通常の読み書き動作ができなくなり、異常な動作を起こして異音が鳴ります。異常な動作だけではなく、ヘッド吸着と呼ばれる「磁気ヘッドが動かなくなってしまう状態」も磁気ヘッドの異常です。

磁気ヘッドに異常が起こると、最悪の場合暴れた磁気ヘッドがプラッタやほかの部品に接触して大クラッシュを起こす可能性もあります。

磁気ヘッドとプラッタが接触している

磁気ヘッドとプラッタが接触して大きな異音が鳴っている

異常な動作を起こした磁気ヘッドがHDDのプラッタに接触した場合、他の原因による異音よりも大きな音が発生します。軽い接触であってもプラッタに傷がつき、中のデータには大きな影響を与えてしまうでしょう。

プラッタに傷がついた状態を「スクラッチ」と呼びますが、スクラッチであればデータ復旧できる可能性は残っています。

ただ、スクラッチプラッタからのデータ復旧はどの業者でも対応できるわけではなく、非常に高い技術と知識が必要な高難度作業です。対応できる業者は日本でも数えるほどしかありません。スクラッチ状態のプラッタからデータ復旧を依頼する場合、データ復旧業者の選定は慎重に行ってください。

万が一磁気ヘッドとプラッタが完全に接触してしまうと、傷どころかプラッタが破損してしまう場合もあります。プラッタが破損してしまえば、データの読み取りどころかデータ復旧も不可能です。

ファームウェアに異常が起きて何度も部品が往復している

チップや基盤に不具合や損傷が発生している

パーツの異常ではなく、ファームウェアやセクタといったHDD内部のデータ異常で異音が発生する場合があります。内部のデータに異常が起こるとHDDの読み書きができなくなりますが、部品は何度も読み書きを試みて繰り返し動作を行うため異音が発生します。

ファームウェアやセクタの異常は「論理障害」と呼ばれ、パーツの破損で起こる障害「物理障害」に比べると比較的軽度のケースが多いです。そのため、データ復旧業者でも比較的安価に修復してもらえるケースや、データ復旧ソフトを使用して自力でデータを復元できる場合もあります。

ただ、ファームウェア障害にも障害の度合いがあり、中度や重度の場合は専門業者でなければ対応できません。そもそも、異音でパーツの破損なのかファームウェア破損なのかを一般のユーザーが判断するのは困難です。

ファームウェア障害が疑われるケースで、HDDに入っているデータがそれほど重要でないなら自力復旧を試してみても構いません。ですが、重要なデータが入っている場合は即データ復旧専門業者に依頼するほうが確実です。

編集部

論理障害だと思って自力で復元しようとしたら実は物理障害で、事態を悪化させてしまいデータ復元が不可能になったケースもあります

Picky’sでは、自力で論理障害からデータを復旧できる「データ復旧ソフト」についても情報を発信しています。ソフトウェア異常が疑われる異音で、自力復旧を試してみたい方は以下の記事を参考にしてください。

関連記事:大事なデータをすぐに取り戻せるデータ復旧ソフト4DDiGの使い方&レビュー・検証

関連記事:壊れたUSBメモリからデータ復旧させる方法について解説!実際の復旧手順も

HDDの異音に関するよくある質問

HDDの寿命は?

HDDは3~4年が寿命です。ただし使用頻度によって異なるので、酷使することで3年未満で壊れる可能性があります。経年劣化によりいつ異音や認識しないなどの不具合が出るかわからないので、定期的にバックアップをとることをおすすめします。

HDDが劣化するとどうなりますか?

HDDが劣化すると、読み込みやデータの書き込みに時間がかかるなど動作が遅くなります。急に電源が落ちたり、焦げ臭い匂い・異音・再起動を繰り返すこともあります。これらの症状は内部にトラブルが発生している可能性があるため、使用を取りやめてください。

HDDの関連記事

Picky’sでは、パソコンやゲーム機の修理やデータ復旧に関する記事を多数執筆しています。トラブルで困っている方、トラブルに備えたい方は以下の記事もぜひチェックしてください。

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関連記事:故障したHDDの修理でデータが消える?!復旧との違い・値段相場も紹介

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HDDから異音がしたら、すぐに作業を止めて買い替えかデータ復旧依頼をしよう!

HDDから異音がしたら、HDDに修理不可能なトラブルが起きている可能性が高いです。すでに壊れているか、数秒後に壊れてもおかしくない状態と考えてください。

  • HDDから異音がしたらすぐに作業や操作を止める
  • 中に大事なデータがなければパソコンやHDDを買い替える
  • 中に大事なデータが入っていればすぐにデータ復旧業者に依頼する

異音がしている状態で使い続けたり、操作を行うとHDD内のパーツ同士が接触して完全に壊れてデータ復旧もできなくなるかもしれません。「HDDの異音=深刻な状態」である点を認識し、すぐに買い替えやデータ復旧を行ってください。

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