コードレスで手軽に音楽や動画を楽しめる完全ワイヤレスイヤホン。最近ではスマホの普及、そしてテレワークによるオンライン会議が増えたことで、一層注目を集めているアイテムです。
多くのワイヤレスイヤホンが登場している中、利用者から高い評価を得ているのが「Anker Soundcore Liberty Air 2」です。販売元のAnker(アンカー)は、モバイルバッテリーや充電器などの電子機器を中心に展開しており、安心安全の人気メーカーとなっています。
そんなAnkerのワイヤレスイヤホンですが、実際の機能性や使用感としてはどうなのか、気になる人も多いのではないでしょうか?
本記事では、「Anker Soundcore Liberty Air 2」を1年使用した筆者が、製品の良い点や悪い点を包み隠さずレビューしていきます!
- 「Anker Soundcore Liberty Air 2」の特徴
- 「Anker Soundcore Liberty Air 2」を1年使用して感じたメリット・デメリット
- 「Anker Soundcore Liberty Air 2」の使い方・設定方法
- 「Anker Soundcore Liberty Air 2」をおすすめできる人・できない人
- 「Anker Soundcore Liberty Air 2」と他の人気ワイヤレスイヤホンの比較
- 「Anker Soundcore Liberty Air 2」のおすすめアクセサリー
購入を考えている人は、是非参考にしてくださいね!
目次
- 「Anker Soundcore Liberty Air 2」の評価は70点
- 「Anker Soundcore Liberty Air 2」の特徴
- 「Anker Soundcore Liberty Air 2」のデザインや外観
- 「Anker Soundcore Liberty Air 2」の使い方や設定方法
- 「Anker Soundcore Liberty Air 2」の充電方法
- 「Anker Soundcore Liberty Air 2」を使って良かったポイント
- 「Anker Soundcore Liberty Air 2」のイマイチなポイント
- 「Anker Soundcore Liberty Air 2」をおすすめできる人・できない人
- 「Anker Soundcore Liberty Air 2」と人気ワイヤレスイヤホンを徹底比較
- 「Anker Soundcore Liberty Air 2」と人気ワイヤレスイヤホンの比較一覧表
- 「Anker Soundcore Liberty Air 2」のおすすめアクセサリー
- 「Anker Soundcore Liberty Air 2」のまとめ
「Anker Soundcore Liberty Air 2」の評価は70点
これまで大人気のApple「AirPods Pro」や、高音質のSONY「WF-1000XM3」など、様々なワイヤレスイヤホンを使用してきました。そんな中、「Anker Soundcore Liberty Air 2」も購入して1年が経過!
全体的な評価としては、100点中70点!まずは、「Anker Soundcore Liberty Air 2」をここまで評価した理由と、どこが悪かったのかを簡単にご紹介します。
「Anker Soundcore Liberty Air 2」を大きく評価できるポイントとしては、価格に対する機能性です!自分好みに曲調を変えられる機能や、通話時のノイズキャンセリング機能、防水機能など非常に高性能となっています。
さらに、イヤホンや充電ケースはブラックを基調にしたかっこいいフォルムで、重さも軽量設計!機能性の高さだけでなく、デザイン性や使い勝手も良好なアイテムです。
機能性・デザイン性・使い勝手の三拍子が揃っていながら、価格は7,000円台と非常に安価!ワイヤレスイヤホン初心者の人に、最適なアイテムと言えるでしょう。
ただし、音質の良さやノイズキャンセリング機能などの性能に関しては、やはり各メーカーの上位モデルのワイヤレスイヤホンには劣ります。最高のサウンドで音楽・動画・ゲームを楽しみたい人や、優れた雑音の遮断率で仕事・趣味に没頭したい人など、高い機能性を求める人には物足りないワイヤレスイヤホンです。
ワイヤレスイヤホンを選定する上でコスパ重視なのか、それとも高い機能性重視なのか、どこに重きを置いているかでおすすめのアイテムは変わります。「Anker Soundcore Liberty Air 2」は上位モデルではなく、あくまでコスパ重視の万人受けするタイプのワイヤレスイヤホンということを踏まえた上で、この後の詳細なレビューもチェックしてくださいね!
「Anker Soundcore Liberty Air 2」の評価まとめ
- 連続再生時間が長い
- 軽量かつ防水性能でスポーツに最適
- マイク機能付きでハンズフリー通話が可能
- 好みに合わせてサウンドをカスタマイズできる
- 保証が充実したAnker製品で安心
- ショッピングサイトのワイヤレスイヤホンランキングで常に上位
関連記事:【実機レビューも】Ankerイヤホンおすすめ23選!シリーズ比較完全解説!
「Anker Soundcore Liberty Air 2」の特徴
ワイヤレスイヤホンには、音質面以外にも確認しておきたい様々な特徴があります。もちろん、「Anker Soundcore Liberty Air 2」にも独自の特徴が!
ここでは、「Anker Soundcore Liberty Air 2」のチェックすべき特徴4選をご紹介します。
高音質なサウンドを発する
ワイヤレスイヤホンの音質をチェックする上で、ポイントとなるのがBluetoothのコーデックです。コーデックとは、音声の圧縮方式を意味し、音質に大きく関わる部分でもあります。
「Anker Soundcore Liberty Air 2」は「aptX」というBluetoothコーデックに対応しています。「aptX」の特徴としては、主に下記の通りです。
- 高音から低音まで幅広い周波数帯域に対応し、透き通った高音質なサウンドを楽しめる
- 低遅延技術により、音声と動画の音ズレが発生しにくい
邦楽や洋楽だけでなく、ジャズやクラシックであっても、重厚感のある低音を楽しめます。CD音源のようなサウンドで、音質も重視したい人は要チェックのワイヤレスイヤホンです。
また、低遅延である点も大きなメリット!ワイヤレスイヤホンはコードレスで手軽な反面、有線イヤホンより音声の遅延が発生しやすくなっています。
例えば、ワイヤレスイヤホンから聞こえてくる音声と、スマホ画面の動画がズレて見にくかったという経験はありませんか?しかし、「Anker Soundcore Liberty Air 2」では音声遅延が起きにくいので、ストレスなくYouTubeなどの動画を楽しめますよ!
関連記事:【簡単】Bluetoothやコーデックとは?イヤホン選びのポイントを徹底解説
好みの音質にカスタマイズできる
「Anker Soundcore Liberty Air 2」ではアプリ上で、好みのイコライザーを設定できます。イコライザーとは簡単に言うと、音質を調整する機能となります。
イコライザー調整を行えるAnker専用アプリ「Soundcore」をチェックしてみると、合計32種類のサウンドからお好みにカスタマイズ可能!ポップ調・R&B調・クラシック調など、様々なパターンが用意されています。
しかし、「実際に音質を変えてみても、素人は違いなんて分からないのでは?」と感じる人もいるでしょう。確かに、イヤホンの音質の違いはなかなか把握しにくい部分もあります。
その点、「Anker Soundcore Liberty Air 2」は違いをはっきり認識できるほど、曲調の変化を感じられます。自分好みの音質を、曲調の変化を実感しながら調整したい人にベストな機能ですよ!
さらに、自動でイコライザーの調整を行う「HearID」機能も目玉の1つ!
「HearID」機能では、左右の耳の聴覚テストを実施し、その人に最適なイコライザー調整を行えます。
自動で自分にぴったりのサウンドを聞きたい人は、要チェックの機能です!
高機能なのにリーズナブル
後ほど実際の体験談を交えてご紹介しますが、「Anker Soundcore Liberty Air 2」には多くの便利機能が搭載されています。搭載機能の概要としては、下記の通りです。
- ノイズキャンセリング機能
- マイク機能
- 防水機能
- サウンド調整機能
ワイヤレスイヤホンは有線イヤホンに比べて価格が高く、高機能なモデルであれば2,3万円を超すアイテムも。しかし、「Anker Soundcore Liberty Air 2」は上記の機能に加え、さらに高音質なサウンドも奏でながら、価格は7,000円台と非常にリーズナブル!
「少しでも安くワイヤレスイヤホンを手に入れたい、けど低すぎる機能性は避けたい!」という人に最適なアイテムですよ!
関連記事:【神】コスパ最強の完全ワイヤレスイヤホンTOP10
Amazon売れ筋ランキングで1位を獲得した人気アイテム
機能性の高いワイヤレスイヤホンであっても、利用者の評判は気になりますよね?実際に使用してみると、「商品紹介欄に記載されているような機能性ではなかった」と口コミが挙がるワイヤレスイヤホンも…。
しかし、「Anker Soundcore Liberty Air 2」はAmazonでの口コミが1万件を超える大人気ワイヤレスイヤホンです!さらに、ヘッドホン・イヤホンカテゴリにおいて、ランキング1位を獲得した実績もあります。
多くの利用者が支持する安心の実績があるワイヤレスイヤホンを求めている人は、「Anker Soundcore Liberty Air 2」をチェックしてみてくださいね!
長期保証付きで安心して利用可能
ワイヤレスイヤホンは小型の精密機器で、時折不具合が発生します。これはワイヤレスイヤホンに限ったことではなく、iPhoneやAndroidなどのスマホ、MacBookやWindowsなどのノートパソコンでも同様です。
そのような精密機器を購入する上で、必ず見ておきたいのがメーカーの保証制度です。不具合は初期不良に限らず、1年以上経過した後でも発生するケースがあります。そこで保証が切れていれば、もちろん製品の交換はできないので、サポート制度は非常に重要です。
保証期間を6ヶ月や12ヶ月としているメーカーも多い中、Anker製品では下記の通り、長期の保証制度を受けられます。
- 商品購入から18ヶ月以内に不具合が発生すれば、新品と交換
- Anker公式オンラインストアの会員であれば、24ヶ月まで延長保証
保証制度で交換対象となるのは、製品に不具合が発生した場合のみです。過失による破損や水没などは保証対象外となるので、ご注意ください。
また、Anker公式オンラインストアの会員には無料で登録できるので、Anker製品を頻繁に利用する人は登録しておくことをおすすめします。
関連記事:【紛失や故障に使える】ワイヤレスイヤホン おすすめ保険やメーカー保証を徹底比較!
「Anker Soundcore Liberty Air 2」のデザインや外観
ワイヤレスイヤホンは機能性だけでなく、ファッションアイテムとしてのデザイン性の高さにも注目が集まっています。最近では各種メーカーがおしゃれなイヤホンから、豊富なカラーを持つイヤホンまで販売していますね。
では、「Anker Soundcore Liberty Air 2」のデザイン性はどうでしょうか?同梱品と併せて見ていきましょう!
デザイン
「Anker Soundcore Liberty Air 2」には、本体を収納かつ充電できるケースが付属しています。
充電ケースはマット素材が採用され、非常に気持ちの良い手触りです!また、ツルツルと滑ることもないので、落下防止にも一役買っています!
カラーとしては、濃いめのグレーを採用!傷だけでなく指紋も付きにくく、汚れも目立たないデザインです。
また、充電ケースの底はフラットな設計となっており、立てて置くことも可能です。
充電ケースのサイズは非常にコンパクト!「高さ50.0 × 幅56.0 × 厚さ25.0mm」で、手のひらに容易に乗せられるサイズ感です。
スマホとサイズを比較してみても、大きさの違いは一目瞭然ですね!
重量としては、「約42g」(ケースのみ)と軽量設計に!滑りにくい質感と合わせて、持ち運びやすくなっています!
充電ケースをチェックしたところで、次にイヤホン本体を見てみましょう!ケースを開けてみると、イヤホンが横に並んで縦向きに収納されています。
充電ケースとイヤホンはマグネットでくっついているため、充電ケースを逆さまにしても、イヤホンが落下することはありません。イヤホンの紛失防止にも繋がっていますね!
イヤホンは本体を上に持ち上げることで取り出し可能!マグネットの威力はそれほど強くないので、落下を防止しつつ容易に取り出すことができますよ!
イヤホンのサイズとしては約4cmで、充電ケースと同様にコンパクト!
そして、重量は「約5.0g」となっており、イヤホンのサイズ感の割には非常に軽量です。
耳に装着したイメージとしては、下記写真の通り!高い装着性で、違和感なく耳にフィットします。
ただし、個人的にはスティック部分が少々長すぎる印象…。頬にも少し触れてしまうので、最初は気になる人がいるかもしれません。
ですが、全体的なデザイン性は非常におしゃれ!ブラックとグレーのカラーだけでなく、スティックの下部にあるレッドのアクセントが、一層かっこよさを増しています!
デザイン性の高いかっこいいイヤホンを探している人には、ぴったりのアイテムと言えますよ!
関連記事:【おしゃれすぎる!?】シーン別で活躍するおしゃれなワイヤレスイヤホン10選
同梱品
「Anker Soundcore Liberty Air 2」の同梱品としては、下記の通りです。
- 「Anker Soundcore Liberty Air 2」本体
- 充電ケース
- イヤーピース(XS / S / S+ / M / M+ / L / XLサイズ)
- USB-C – USB-Aケーブル
- 説明書
注目すべきはイヤーピースの種類!S・M・Lの3種類しか用意していないワイヤレスイヤホンがほとんどですが、「Anker Soundcore Liberty Air 2」はXS~XLの7種類のイヤーピースが付属しています。
カナル型のイヤホンは、イヤーピースにより耳の穴にしっかりフィットするため、音漏れしにくい特徴があります。しかし、イヤーピースのサイズが合わなければ、耳が疲れやすいというデメリットも。
その点、「Anker Soundcore Liberty Air 2」は7種類のイヤーピースから自分にぴったりのサイズを選べるため、長時間の装着でも疲れにくくなっています。
もう1つ同梱されているアイテムとしては、ケース充電用の「USB-C – USB-Aケーブル」です。
ケースの充電には、MacBookやAndroid端末で多く普及している「Type-Cコネクタ」を利用します。しかし、iPhoneなどのApple製品はLightningコネクタが採用されており、Appleユーザーは充電用ケーブルが増える可能性もあるので、ご注意ください。
「Anker Soundcore Liberty Air 2」の使い方や設定方法
ワイヤレスイヤホンはケーブルの煩わしさがありませんが、デバイスとBluetoothで接続する設定が必要となります。初期設定を問題なく行えるか、不安な人もいるでしょう。
ここでは、「Anker Soundcore Liberty Air 2」の使い方や設定方法を解説していきます。簡単に設定を行えるか、購入前にチェックしてみてくださいね!
デバイスとペアリングする方法
まず、「Anker Soundcore Liberty Air 2」の充電ケースを開いたままの状態にします。
しばらくすると、右のイヤホンが高速で点灯し、左のイヤホンはゆっくり点灯し始めます。これがペアリングモードとなっている状態です。
次に、デバイスのBluetooth設定画面に「Soundcore Liberty Air 2」と出るので、選択します。
iPhoneやAndroidなどスマホでは、ペアリングの確認を求める画面が表示されます。そのまま「ペアリング」をタップしましょう。
なお、デバイスによっては「Soundcore Liberty Air 2」と「Soundcore Liberty Air 2-L」の2つが表示されるケースもあります。片側のイヤホンは未接続となることもありますが、特に問題ありません。
ペアリング後、両方のイヤホンから音声が聞こえれば、設定完了となります。
イヤホンタッチ操作のやり方
「Anker Soundcore Liberty Air 2」ではデバイスを操作せずとも、イヤホン上で音量調整や通話の応答などが可能です。操作する場合は、イヤホン側面の「d」と書かれた部分をタッチします。
タッチセンサーが搭載されているため、ボタンのように押し込む必要はありません。
初期状態でできるタッチ操作としては、下記の通りです。
- 右のイヤホンを1回タッチ:音量大
- 左のイヤホンを1回タッチ:音量小
- 右のイヤホンを2回タッチ:再生・一時停止・着信に応答 / 終了
- 左のイヤホンを2回タッチ:次の曲へ・着信に応答 / 終了
- 右または左のイヤホンを2秒長押し:Siriなどの音声アシスタント起動・着信拒否
タッチ操作を見て、「曲戻しはできないの?」と気になられた人もいるのではないでしょうか?イヤホン上の操作は製品によって決まっているのが通常ですが、「Anker Soundcore Liberty Air 2」ではタッチ操作をカスタマイズできます。
カスタマイズする場合は、「Soundcore」のアプリを利用!アプリのコントロール画面から、下記6つの操作をお好みで変更可能です。
- 「左」「右」シングルタップ
- 「左」「右」ダブルタップ
- 「左」「右」2秒間長押し
ただし、着信応答・終了・拒否の操作はカスタマイズできないので、ご注意ください。
「Anker Soundcore Liberty Air 2」の充電方法
「Anker Soundcore Liberty Air 2」のイヤホン本体は、ケースに収納することで充電できます。一方、ケースは底にType-Cの接続口が搭載されているので、付属のケーブルを差し込むことで充電可能です。
また、ケースの側面にはLEDインジケーターランプが搭載されており、下記の通り充電残量の目安を把握できます。
- ランプ1個目点滅:30%未満
- ランプ2個目点滅:30~70%
- ランプ3個目点滅:70%以上
- 全てのランプ点灯:100%
付属ケーブルで充電するのが基本となりますが、ワイヤレス(Qi)充電にも対応しています。充電器の上にケースを置くだけでよく、またケーブルの断線もないので、安心して利用できますよ!
なお、イヤホン本体の満充電時間と、それぞれの方法を利用したケースの満充電時間は下記の通りです。
- イヤホン:約1.5時間
- 充電ケース(有線):約2時間
- 充電ケース(無線):約3.5時間
ワイヤレス充電を利用する場合、有線よりも満充電までに時間を要します。早く満充電にしたい時は、ケーブルを利用するようにしましょう!
関連記事:【2021】高速充電対応のワイヤレス充電器 おすすめ 21選 | iPhoneやapple Watchにも対応
「Anker Soundcore Liberty Air 2」を使って良かったポイント
ここまで解説しました通り、「Anker Soundcore Liberty Air 2」は高音質でデザイン性も高く、そしてリーズナブル!コスパは非常に良好なワイヤレスイヤホンです。
では、実際の機能性としてはどうでしょうか?ここでは、「Anker Soundcore Liberty Air 2」を1年間使用して良かったポイントを3選ご紹介します。
マイク・ノイズキャンセリング機能でオンライン会議も快適
「Anker Soundcore Liberty Air 2」にはマイク機能が搭載されています。このマイク機能を一番活用できる場面としては、Zoomなどを利用したオンライン会議!
ノートパソコンには基本的にマイクが内蔵されていますが、もちろん口元から遠ければ、鮮明に音声を届けることはできません。通話相手と話す度、ノートパソコンに近付くわけにもいかないですよね?
しかし、「Anker Soundcore Liberty Air 2」はクリアな音声をマイクが拾い、通話相手に届けてくれます。
さらに、「Anker Soundcore Liberty Air 2」にはノイズキャンセリング機能が搭載されています。ノイズキャンセリングとは、周囲の雑音を除去し、音声により集中できるようにする機能です。
自宅に限らず、周囲の話し声が気になるカフェなどでも活用できるワイヤレスイヤホンですね。その他、「Anker Soundcore Liberty Air 2」がオンライン会議に向いている理由をまとめると、下記のようになります。
- マイク機能付きでハンズフリー通話が可能
- ノイズキャンセリング機能で通話に集中できる
- 軽量モデルかつ豊富なイヤーピースにより、長時間の会議でも耳が疲れにくい
ただし、「Anker Soundcore Liberty Air 2」のノイズキャンセリング機能の性能としては、特別高くありません。周りの雑音を完全にシャットアウトできるわけではなく、個人的に感じた雑音の遮断率としては50%程度です。
また、CVC8.0という規格のノイズキャンセリングであり、機能が働くのは通話時のみです。音楽や動画を楽しんでいる時は雑音を遮断しないので、ご注意ください。
もし、高いノイズキャンセリング性能を持つワイヤレスイヤホンを探している人は、Appleの「AirPods Pro」がおすすめです。詳細なレビューについては、下記記事をご参照くださいね。
関連記事:【AirPods Proをレビュー】買って満足する人&買ってはいけない人。WF-1000XM3とも比較
連続再生時間が長い
ワイヤレスイヤホンを選定する上でチェックしたいのが、連続再生時間です。有線イヤホンと異なり、ワイヤレスイヤホンはバッテリー駆動タイプなので、充電残量を気にする必要があります。
ワイヤレスイヤホンの利用シーンは多様化しており、音楽や動画視聴など娯楽に限らず、自宅でBGMを聞きながら1日作業したりと、非常に幅広くなっています。
しかし、機能性の低いアイテムであれば、わずか3時間程度で本体の充電がなくなることも。1日に何回も充電していては、効率も非常に悪いですよね?
その点、「Anker Soundcore Liberty Air 2」は約7時間の連続再生が可能で、付属の充電ケースと組み合わせると、最大連続28時間の再生を行えます。Ankerのワイヤレスイヤホンは本体の充電持ちが良く、他のモデルに関しても下記の通り長時間の連続再生が可能です。
モデル | 連続再生時間(イヤホン単体) | 連続再生時間(充電ケース併用) |
【第2世代】Anker Soundcore Liberty Neo | 5時間 | 20時間 |
Anker Soundcore Liberty 2 | 8時間 | 32時間 |
Anker Soundcore Liberty Air 2 | 7時間 | 28時間 |
Anker Soundcore Liberty 2 Pro | 8時間 | 32時間 |
Anker Soundcore Life A2 NC | 7時間 | 35時間 |
Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro | 7時間 | 26時間 |
テレワーク時のオンライン会議でも、充電が切れる心配は全くありません。長時間の会議になったとしても、充電切れを気にせず通話相手の会話に集中できますよ!
さらに、「Anker Soundcore Liberty Air 2」は10分間イヤホン本体をケースに収納しておくだけで、約2時間の連続再生が可能となります。
私はテレワークで残業含め、10時間近く作業したことがあります。しかし、昼食時やトイレ休憩などのちょっとした合間に充電しておくだけで、バッテリーが切れることなくイヤホンを利用し続けられました!
充電残量を気にせず、娯楽や仕事に集中したい人は、Ankerのワイヤレスイヤホンがベストですよ!
防水・軽量設計でスポーツにぴったり
ランニングやジムでトレーニングをする際、イヤホンを付けて気分転換しながら運動している人も多いでしょう。ワイヤレスイヤホンはコードレスなので、運動に最適なアイテムと言えます。
しかし、運動時に気になるのは汗による故障ですよね?汗に限らず、外でランニングしている場合、急な雨で水没する可能性もあります。
その点、「Anker Soundcore Liberty Air 2」はIPX5の防水性能を搭載!IPX5とは「防噴流形」とも言われており、大雨を受けたり、水で洗い流しても故障しない規格です。
汗や雨で水没することを気にせず、スポーツに没頭したい人にぴったりです。また、下記のような特徴からも、「Anker Soundcore Liberty Air 2」はスポーツに最適と言えます。
- 軽量設計なので、長時間装着しても耳が疲れにくい
- 7種類のイヤーピースがあるので、自分にぴったりのサイズで耳から落下しにくい
- イヤホン上で音楽を操作できるので、デバイスをポケットやカバンから取り出す必要がない
娯楽・仕事・スポーツと多様なシーンで大活躍のワイヤレスイヤホンですね!
関連記事:【ジムで徹底比較】ランニングや運動でも外れないスポーツイヤホン おすすめ18選 (2021年)
「Anker Soundcore Liberty Air 2」のイマイチなポイント
多彩な機能により、利用するメリットの多い「Anker Soundcore Liberty Air 2」。しかし、実際に使用してみると、当然ながらデメリットも見えてきました。
ここでは、1年使用してみて分かった「Anker Soundcore Liberty Air 2」のイマイチなポイントを3選ご紹介します。正直なデメリットを知りたい人は要チェックですよ!
初期ペアリングが上手くいかなかった
「Anker Soundcore Liberty Air 2」とデバイスの初期ペアリングは、わずか数分足らずで完了します。
しかし、私が最初のペアリングを行ってみると、正常に設定を終えられませんでした。具体的には、片方の耳しか音声が聞こえないという現象です。
Ankerの公式製品ページをチェックしてみると、「ペアリングができない場合のリセット方法」の記載がありました。ペアリングに関する問い合わせが頻繁にあるため、リセット方法を製品ページにまで記載したと考えられますね。
私もイヤホンのリセットを行うと、問題なくペアリングが完了しました。実施したリセット手順としては、下記の通りです。
リセットの手順としては、特に難しくありません。初回にリセットしてからは問題なく接続できていますが、同様の現象が発生すると非常に手間となるので、ご注意ください。
電話番号:03-4455-7823(平日:9:00~17:00 / 年末年始を除く)
メール:[email protected]
充電ケースから取り出しにくい
大きなデメリットと言えるほどではありませんが、個人的に気になったのは、イヤホン本体を充電ケースから取り出しにくい点。イヤホンのデザインとしては丸みを帯びており、また質感も良いので、指から滑り落ちにくい設計ではあります。
しかし、充電ケースが思った以上に開かないので、イヤホンを持つ位置によっては指がケースの蓋に引っかかってしまいます。
取り出す際は、ケースの蓋に引っかかってイヤホンを落下させないように注意が必要です。
タッチ操作の感度が高すぎる
【画像の挿入をお願い致します!】
「Anker Soundcore Liberty Air 2」のイヤホン操作はタッチで行え、デバイスを毎回取り出さなくて良いというメリットがあります。しかし、タッチ操作の感度が高すぎる点が、ある種デメリットにもなっています。
例えば、イヤホンが耳から外れそうになったら、落ちないように指で押し込みますよね?この時、一本指で押し込もうとすると、タッチセンサー内蔵の「d」の面を必然的に触ってしまいます。
一度触れると音量の大きさが変わるので、意図せず操作してしまう結果に…。イヤホンのズレを直す時は、二本指で側面を挟むように調整する必要があります。
最初のうちは慣れず、音量の大きさを操作してしまいがちな設計が少々残念でした。
「Anker Soundcore Liberty Air 2」をおすすめできる人・できない人
「Anker Soundcore Liberty Air 2」をおすすめできる人 |
「Anker Soundcore Liberty Air 2」をおすすめできない人 |
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「Anker Soundcore Liberty Air 2」はワイヤレスイヤホンとしての最低限の機能を備えたアイテムです。音質やノイズキャンセリングなど、機能性に特別なこだわりがなければ、十分な性能を持っています。
もし、「Anker Soundcore Liberty Air 2」以上の機能性を求めるのであれば、Appleの「AirPods Pro」やSONYの「WF-1000XM3」、BOSEの「QuietComfort Earbuds」などのワイヤレスイヤホンをチェックしましょう!高音質かつ高性能なノイズキャンセリング機能で、イチオシのアイテムですよ!
関連記事:【AirPods Proをレビュー】買って満足する人&買ってはいけない人。WF-1000XM3とも比較
関連記事:【評価レビュー】SONYイヤホン WF-1000XM3 音質とノイズキャンセリングを徹底検証
「Anker Soundcore Liberty Air 2」と人気ワイヤレスイヤホンを徹底比較
大人気のアイテムである「Anker Soundcore Liberty Air 2」ですが、他にもおすすめされるワイヤレスイヤホンは数多く存在します。色々なワイヤレスイヤホンと比較し、購入を検討したい人がほとんどでしょう。
次に、「Anker Soundcore Liberty Air 2」と他のAnkerイヤホン、また同価格帯のイヤホンとも性能を比較していきます。
Anker(アンカー)Soundcore Life A2 NCとの違い
2021年1月20日、Ankerワイヤレスイヤホンの上位モデルとなる「Anker Soundcore Life A2 NC」と「Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」が発売されました。
「Anker Soundcore Life A2 NC」はスティック形状ではなく、非常なコンパクトな設計に!イヤホン本体にはイヤーフィンが付いているため、スポーツなど激しい動きをしても、落下しにくくなっています。
そして、最大の特徴として挙げられるのが、新たに搭載されたウルトラノイズキャンセリング機能です。
音声通話に限らず、音楽や動画の視聴時もノイズキャンセリング機能が動作するので、常に周囲の雑音をシャットアウトできます。さらに、外音取り込み機能も搭載!歩行時や電車のホームにいる時など、周りの音に注意しなければならないシーンでも活用できます。
価格は約1万円ですが、「Anker Soundcore Liberty Air 2」からプラス2,000円でノイズキャンセリング機能が付くと思うと、非常にコスパの高いアイテムです。通話時以外もノイズキャンセリング機能を利用したい人は、「Anker Soundcore Life A2 NC」のほうがおすすめです!
もし、さらなる性能を求める場合は、「Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」のほうもチェックしてみてくださいね。
SONY(ソニー)WF-SP700Nとの違い
SONYが販売する「WF-SP700N」は、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載したワイヤレスイヤホンです。低音もしっかり響くので、音質としては「Anker Soundcore Liberty Air 2」と同等レベルとなっています。
ただし、気になる点はイヤホン本体のサイズとBluetoothのバージョン。
「Anker Soundcore Liberty Air 2」よりも大きいサイズで重量も重く、さらに連続再生時間は最大3時間と短くなっています。長時間ゲームをプレイしたり、仕事で利用するには向いていないアイテムです。
また、Bluetoothのバージョンは一昔前の「4.1」で、「Anker Soundcore Liberty Air 2」のバージョン「5.0」より通信速度が遅く、範囲も狭くなっています。音声遅延や音飛びが発生する可能性も考えられるでしょう。
価格はほとんど同じで、アクティブノイズキャンセリング機能が優秀ではありますが、全体的な機能性としては「Anker Soundcore Liberty Air 2」より劣っているワイヤレスイヤホンと言えます。
TaoTronics(タオトロニクス)SoundLiberty 94との違い
全世界に展開している電子機器メーカーTaoTronicsのワイヤレスイヤホンです。
アクティブノイズキャンセリング機能に加え、外音取り込みモードも搭載!周りの音が気になるカフェでの作業も快適に行えるだけでなく、ランニング時は外音取り込みモードに変更するなど、利用シーンに合わせて活用できます。
さらに、Bluetoothの新しいバージョンにあたる「5.1」を採用することにより、安定した通信を実現!音声と動画の音ズレも発生しにくくなっています。
外音の遮断や通信の安定性としては、「SoundLiberty 94」のほうが優れています。ただし、「SoundLiberty 94」は少々価格が高いので、コスパ重視の人は「Anker Soundcore Liberty Air 2」のほうがおすすめです。
「Anker Soundcore Liberty Air 2」と人気ワイヤレスイヤホンの比較一覧表
商品 | 最安価格 | イヤホンサイズ | イヤホン重量 | 充電ケースサイズ | 充電ケース重量 | 連続再生時間 | ノイズキャンセリング | 外音取り込み機能 | Bluetoothのバージョン | 防水機能 | マイク機能 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Anker Soundcore Liberty Air 2 | 楽天市場確認中 AmazonYahoo! | ー | 約5.0g | 50.0 × 56.0 × 25.0mm | 約53.0g | 7時間 | ○(通話時のみ) | ー | 5.0 | ○(IPX5) | ○ | |
Anker Soundcore Life A2 NC | 楽天市場¥4,780 AmazonYahoo! | ー | 約6.0g | 75.0 × 60.0 × 30.0mm | 約56.0g | 7時間 | ○ | ○ | 5.0 | ○(IPX5) | ○ | |
WF-SP700N | 楽天市場¥2,925 AmazonYahoo! | ー | 約7.6g | ー | 約45.0g | 3時間 | ○ | ー | 4.1 | ○(IPX4) | ○ | |
TaoTronics SoundLiberty 94 | ¥990 楽天市場AmazonYahoo! | 24.0 × 22.0 × 20.0mm | 約5.5g | 43.0 × 73.0 × 33.0mm | 約39.0g | 8時間 | ○ | ○ | 5.1 | ○(IPX4) | ○ |
「Anker Soundcore Liberty Air 2」のおすすめアクセサリー
「Anker Soundcore Liberty Air 2」は日常で使用する分には、全く問題ない性能を持つワイヤレスイヤホンです。しかし、併用することでより便利になる関連アイテムがあります。
ここでは、「Anker Soundcore Liberty Air 2」のおすすめアクセサリーを3選ご紹介します。
イヤホンケース
「Anker Soundcore Liberty Air 2」はイヤホン本体に限らず、充電ケースが故障する可能性もあります。充電ケースは個別に販売されていないため、再度利用したい場合は新品を購入しなければなりません。
落下による故障や紛失を防止したい人は、イヤホンケースの利用がおすすめです!
耐衝撃の性能だけでなく、防水、防塵のアイテムもあるため、あらゆる故障の要因からイヤホンを守ってくれます。また、カバンやズボンに付けられるチェーン(カラビナ)が付属したイヤホンケースもあるので、紛失防止にも繋がります。
さらに、「Anker Soundcore Liberty Air 2」には専用のイヤホンケースも!ケースの底に充電用の穴が開いているため、ケースを装着したままケーブルを挿すことも可能です!
ワイヤレスイヤホンを故障や紛失から守り、長く使用し続けたい人は、イヤホンケースの購入もご検討くださいね!
ワイヤレス充電器
すでにご紹介しました通り、「Anker Soundcore Liberty Air 2」はQi規格に対応しているため、ワイヤレスで充電可能です。
しかし、「Anker Soundcore Liberty Air 2」のためだけにワイヤレス充電器を購入するのは正直もったいないです。使用するのであれば、スマホでも活用することを想定した上で検討したほうが良いでしょう!
ワイヤレス充電器には、利用用途に応じて様々なタイプのアイテムが販売されています。主な種類としては、下記の通りです。
- パッド型
- スタンド型
- マウント型
ワイヤレスイヤホンの充電だけであれば、通常のパッドタイプ!もし、スタンドにスマホを立てながら動画やビデオ通話も楽しみたいという人はスタンドタイプがおすすめです!
スマホの利用シーンも考えつつ、自分にベストなタイプを探してみましょう。
また、イヤホンケースを付けたまま充電できるタイプもあります。充電の度にイヤホンケースを外したくない人は、こちらのタイプもチェックしてみてくださいね!
関連記事:【2021】高速充電対応のワイヤレス充電器 おすすめ 21選 | iPhoneやapple Watchにも対応
モバイルバッテリー
「Anker Soundcore Liberty Air 2」はイヤホン単体で7時間、充電ケースも併用すると28時間の連続再生が可能なので、簡単に充電が切れることはありません。しかし、長距離移動や外出が重なると、充電がなくなる可能性も。
長期の旅行や出張であっても、イヤホンを充電切れなく利用したい人は、モバイルバッテリーがおすすめです。「Anker Soundcore Liberty Air 2」はバッテリー容量がそれほど大きくないので、小型タイプのモバイルバッテリーでも十分と言えます。
しかし、この機にiPhoneやiPadなどの充電用としても活用したい人は、下記バッテリー容量を参考にしてください。
- スマホやゲーム機の充電であれば、10000mAh以下
- 複数台のスマホ、タブレットの充電であれば、10000~20000mAh
- パソコンの充電であれば、20000mAh以上
ワイヤレスイヤホン以外のデバイスについても、充電切れのない快適な生活を送りましょう!
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「Anker Soundcore Liberty Air 2」のまとめ
「Anker Soundcore Liberty Air 2」を本音でレビューしてきましたが、Ankerの製品ということもあり、機能性は抜群!Amazonで大人気のワイヤレスイヤホンとなっているのも納得のアイテムでした。
しかし、完璧なワイヤレスイヤホンというわけではなく、初期設定やタッチ操作など、ところどころ気になる点もありました。購入を考えている人は、デメリットもしっかり押さえるようにしましょう。
全体的には、娯楽や仕事、運動など多様な使い道があり、それでいて価格は非常にリーズナブル!初めてワイヤレスイヤホンを購入するという人にもぴったりです。
ワイヤレスイヤホンを比較する際は、「Anker Soundcore Liberty Air 2」を必ずチェックしておきましょう!