世界で一番売れているイヤホン、Appleの「AirPods Pro」。
Apple製品との相性が抜群によく、iPhoneやMacユーザーならAir Pods Proを購入を検討している人も多いはずです。一方で、「価格が高くて購入に踏み切れない」「高いだけなのでは?」と迷っている人も多いですよね。
そこで今回はAirPods Proを1年間使用してきて分かった「Air Podsのスゴかったところ、ダメだったところ」を率直にレビューします!電車、スポーツ、テレワーク、日常生活のさまざまなシーンで使い込み、100点満点中90点評価をつけました。その理由も詳しく解説します。
正直、AirPods Proは「大満足する人」「後悔する人」がはっきり分かれる機種なので、Sonyの「WF-1000XM3」やBose、Ankerなどのライバル機種の方が良いという人もいると思います。他メーカーの人気機種と比較したメリット・デメリットも詳しく解説していきますので是非チェックしてみてください。
この記事を監修した専門家

目次
- レビュー結果:AirPods Proをおすすめできる人・できない人
- 【本音レビュー】AirPodsのマイナス評価点を解説。SONY WF-1000XM3に負ける部分
- AirPods Proのデザインや同梱品をレビュー
- AirPods Proを1年間使ったレビュー!「完璧の仕上がり」に感じたおすすめ機能
- AirPods Proの使い方や設定方法
- AirPods Proの充電方法
- AirPods Proを使って良かったポイント・評価
- AirPods Proのイマイチなポイント
- AirPods Proは今買うべき?新モデルはいつ出る?
- AirPods Proはどこで買うのがおすすめ?
- AirPods Proにおすすめのアクセサリー
- AirPods Proの何がいい?レビューまとめ
レビュー結果:AirPods Proをおすすめできる人・できない人
辛口で評価したとしても100点中90点と最高ランクの評価をしたのはこんな理由です。
- iPhoneやMacとの接続や連携が快適すぎる
- 2種類のノイズズキャンセリング機能が想像以上に良かった
- Air Podsと比較して装着感が抜群によくなった
- マイク機能付きでハンズフリー通話もクリアな音質でできる
1年間使って分かった、AirPods Proを「おすすめできる人」「おすすめできない人」を解説します!
AirPods Proをおすすめできる人 |
AirPods Proをおすすめできない人 |
|
|
AirPods Proをおすすめできる人
- iPhone、Mac、iPadを使っているユーザー
- 音質に過度なこだわりがない
- Air Podsに不満・使いにくさを感じている人
- 高性能なノイズキャンセリング機能がほしい人
これらの条件を満たす人はAir Pods Proの購入をおすすめできる人です。
Appleユーザーにとっては理想のイヤホン
Air Pods Proの一番の特徴は、Apple製品との相性やペアリングの快適さです。iPhoneやiPadやMacbookを使っている人にはこれ以上快適な接続ができるイヤホンはありません。
たとえばAirPods Proを耳につけると自動で接続され、すぐにiPhoneから音楽が流れてきます。耳からイヤホンが外れると音楽は自動的に停止され、また耳につけると自動で音楽が再生されるし、iPhoneとMacとの切り替えもボタン一つでできます。通話する際にも AirPods Proのマイク機能によって、iPhoneが手元になくてもハンズフリー通話ができます。
ノイズキャンセリング機能は最高レベルに良い
また一番の強みとも言える「ノイズキャンセリング機能」には、完全にノイズをシャットアウトできるモードと、わざと外部の音が聞こえる外部音取り込みノイズキャンセリングの2つが搭載されています。外で音楽を聞くときは外部音が聞こえないと危険なので、そういうときは周囲の音をあえて取り入れてくれるノイキャン機能はすごく便利です!
AirPodsと比較して落ちづらくなったのがメリット
また個人的にはAirPodsとは形状が変わって、耳から落ちにくくなったのも個人的にはかなり評価しています!前モデルのAirPodsは運動やスポーツには不向きで、歩いててもポロポロと落ちやすいのがストレスでした。
しかしAirPods Proはカナル型を採用して、装着感が格段にアップしたので、軽くランニングしても落ちないし、密閉感がましたおかげで音の聞こえ方もすごく良くなっていいます!ジムやランニングでも安定した状態で音楽が聴けるのは嬉しいです。
他にもSiriを使ってイヤホンを操作したり、充電機能のケースでいつでも高速充電できるなど、AirPods Proが提供してくれる体験はこれまでのイヤホンの領域を遥かに超えてきています!先進機能を堪能しながらiPhoneで音楽を聴きたいという人にとっては、AirPods Proを超えてくる機種はないと言えます!
AirPods Proをおすすめできない人
- 音質にこだわりがあり、重低音が重要な人
- デジタル音っぽいのが嫌な人
- 音をチューニングして聞きたい人
- Apple ユーザーじゃない人
- コスパよく高音質なイヤホンが欲しい人
音質という点では中の上くらい

出典:amazon.co.jp
一方でAir Pods Proを使っても満足できない人の特徴としては、イヤホン選びを“音質”を中心に考えてる人です。
とくに重低音が好きな人にとってはAirPods Proは不向きと言えます。AIrPods Proのメリットは音質や音の領域の広さではなく、あくまで機能や操作性です。音質だけで評価した場合には中の上程度と言えます。
たとえば重低音で音楽を聴きたい、または音のチューニングをして自分好みの音で楽しみたい人には、よく比較されるSONYやBoseのワイヤレスイヤホンの方が確実に満足ができます。
SONYの「WF-1000XM3」やBOSEの「Bose QuietComfort Earbuds」なら音質の設定やチューニングが細かいレベルで行えるし、そもそも重点の拾い方が全然違います。
関連記事:【評価レビュー】SONYイヤホン WF-1000XM3 音質とノイズキャンセリングを徹底検証
関連記事:圧倒的な臨場感!Bose QuietComfort Ultra Earbudsを実機レビュー!ノイキャン・音質が最高過ぎた
Appleユーザーでないなら「高いだけ」と感じる可能性がある

出典:amazon.co.jp
またApple 製品は基本的に割高なので、Apple製品を使ってないのであれば、AirPods Proを購入する必要がないでしょう。
コスパと音質にこだわりたいならSONYの「WF-1000XM3」、音質や音の設定が充実している機種で選ぶならBOSEの「Bose QuietComfort Earbuds」、低価格帯モデルを選ぶならAnkerの「Soundcore Liberty Air 2」などをチェックしてみるのをオススメします!
関連記事:【辛口評価】Bose QuietComfort Earbuds ノイズキャンセリングや高音質を検証レビュー
関連記事:【徹底レビュー】Anker Soundcore Liberty Air 2 ノイズキャンセリング性能や音質をレビュー
【本音レビュー】AirPodsのマイナス評価点を解説。SONY WF-1000XM3に負ける部分

出典:sony.jp
100点満点中90点の評価をつけた一方で、マイナス評価としては「値段の割に音質の良さは普通」「音の調整ができない」「バッテリーの持続時間がちょっと弱い」という点です。
AirPods Proはワイヤレスイヤホンの中でもかなり高価格のイヤホンです。この金額を出せば、SONYやBOSE、ゼンハイザーのかなり音質にこだわったイヤホンを購入することができます。音質にこだわりたいという人の場合には、AirPods Proでは物足りないと言えます。
AirPods Proと人気ワイヤレスイヤホンの比較一覧表
AirPods ProとSONY(ソニー)WF-1000XM3、Sennheiser(ゼンハイザー)MOMENTUM True Wireless 2、BOSE(ボーズ)QuietComfort Earbudsの機能を比較しました。
商品 | 最安価格 | イヤホンサイズ | イヤホン重量 | 充電ケースサイズ | 充電ケース重量 | 連続再生時間 | ノイズキャンセリング | 外音取り込み機能 | Bluetoothのバージョン | 防水機能 | マイク機能 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | Apple AirPods Pro(第2世代) | ¥38,192 Amazon楽天市場Yahoo! | 21.8 × 24.0 × 30.9 mm | 5.3g(片耳) | 45.2 × 21.7 × 60.6mm | 50.8g | 6時間 | ○ | ○ | 5.0 | IPX4 | ○ |
![]() | SONY(ソニー)WF-1000XM3 | ¥20,800 Amazon楽天市場Yahoo! | ー | 8.5g | ー | 75.0g | 6時間 | ○ | ○ | 5.0 | × | ○ |
![]() | Sennheiser(ゼンハイザー)MOMENTUM True Wireless 2 | Amazon¥46,155 楽天市場Yahoo! | 22.0 × 22.0 × 24.0mm | 6g | 76.8 × 43.8 × 34.7mm | 70g | 7時間 | ○ | ○ | 5.1 | IPX4 | ○ |
![]() | BOSE(ボーズ)QuietComfort Earbuds | Amazon¥32,500 楽天市場Yahoo! | 26.0 × 39.0 × 27.0mm | 8.6g | 89.0 × 51.0 × 32.0mm | ー | 6時間 | ○ | ○ | 5.1 | IPX4 | ○ |
ハイレゾ対応!SONY(ソニー)WF-1000XM3との違い
SONYの「WF-1000XM3」は音質の高さに特化したワイヤレスイヤホンです。低音から中高音まで幅広い帯域のサウンドを奏で、ハイレゾ対応イヤホンと遜色ありません。AirPods Proより音質は上質となっています。
価格としてはAirPods Proに比べて安く、それでいて高パフォーマンス。ノイズキャンセリング機能はAirPods Proと同程度の性能と言われています。SONYのワイヤレスイヤホンの中でも、人気の高さはトップレベルです。
しかし、防水機能が搭載されていないのは残念なポイント。スポーツ時に利用したいのであれば、AirPods Proのほうがオススメですよ!
関連記事:【評価レビュー】SONYイヤホン WF-1000XM3 音質とノイズキャンセリングを徹底検証
Sennheiser(ゼンハイザー)MOMENTUM True Wireless 2との違い
Sennheiserの「MOMENTUM True Wireless 2」は充電ケースにファブリック素材を使用し、質感が良くなっています。イヤホン本体はブラックのカラーでスタイリッシュな仕上がりに。かっこいいワイヤレスイヤホンを装着したい人は、「MOMENTUM True Wireless 2」のほうがオススメです。
サウンドは低音に深みがあり、迫力のある音を発します。音質面でいうと、AirPods Proよりも評判は高くなっています。
さらに、BluetoothのバージョンはAirPods Proのバージョン5.0より新しい、バージョン5.1です。最新のバージョンでは一層安定した接続を行えます。しかし、AirPods Proも音声の遅延や音飛びは発生しないので、Bluetoothのバージョンによる差はないでしょう。
全体的な機能性としてはAirPods Proより優れていますが、価格は1万円程度高額となっています。
関連記事:【実写レビュー】ゼンハイザー ワイヤレスイヤホン MOMENTUM True Wireless2 を徹底検証 &口コミ評価!
BOSE(ボーズ)QuietComfort Earbudsとの違い
BOSEの「QuietComfort Earbuds」はノイズキャンセリング機能に長けたアイテムで、11段階のレベルで設定できます。レベル0に設定すれば、外音取り込みモードに変更可能。「QuietComfort Earbuds」のノイズキャンセリング機能もAirPods Proと同程度の性能です。
iOSとAndroidとも接続可能で、専用アプリ「Bose Musicアプリ」を入れれば、スマホ上でイヤホンを操作できます。AirPods ProをiPhone上で操作する際と同様に、ノイズキャンセリング機能や自動停止機能などのON/OFFも行えます。
音質は高性能ですが、AirPods Proと同等。また、値段はAirPods Proより少し高いくらいです。「QuietComfort Earbuds」は全体的に、AirPods Proと性能が近いワイヤレスイヤホンとなっています。
関連記事:【辛口評価】Bose QuietComfort Earbuds ノイズキャンセリングや高音質を検証レビュー
Air Pods Proの評価まとめ
- Air Podsに比べて装着感が抜群に良い
- ノイズキャンセリング機能が最高
- Apple製品ユーザーには最強の一台
- 空間サウンドで立体的な音が楽しめる
- 価格が高い割に音質はそこそこ
- バッテリーが少し弱い
AirPods Proのデザインや同梱品をレビュー
あらためて、AirPods Proについて実機で魅力を解説していきます。
美しく、ずっと着けてても疲れないデザイン
スティック部分が長かったAirPodsに対して、AirPods Proはスティック部分が短く、コンパクトなフォルムになっています。
本体はイヤーチップを装着できるカナル型のデザインとなっており、小型であるのが大きな特徴です。
カラーバリエーションは充電ケースと同様にホワイトのみで、非常にシンプルなデザインです!
またデザインと同じくらい大切なのが装着感です。
「ワイヤレスイヤホンを長時間装着していたら耳が疲れてきた」という経験はありませんか?
日々使うイヤホンだからこそ、付け心地や使い心地は大切です。
ワイヤレスイヤホンは有線タイプのイヤホンに比べるとサイズが大きく、耳が疲れやすい特徴もあります。
私も複数のワイヤレスイヤホンを利用してきましたが、長時間使用していると、耳の中が痛くなることも多々…。
その点、AirPods Proは装着し続けても、耳に疲労感を感じません。
耳が疲れにくい要因として、イヤホン本体の大きさと軽さが挙げられます。
おもさはわずか5gで両耳合わせても10gくらいしかありません。装着しているのを感じないくらい軽いのが特徴です。
前モデルのAirPodsは長いスティックの影響もあってか、スマートな印象を受けるイヤホンでした。
一方、AirPods Proは丸い形状で可愛らしいデザインとも捉えられます。
AirPods Pro | AirPods | |
高さ | 30.9mm | 40.5mm |
幅 | 21.8mm | 16.5mm |
厚さ | 24.0mm | 18.0mm |
重量 | 5.4g | 4.0g |
ワイヤレスイヤホンはケーブルがない代わりに、イヤホンの機能性を高める必要があり、必然的に本体のサイズが大きくなる傾向があります。
従来のAirPods(第2世代)もイヤホンのスティック部分が長く、「うどん」と表されることもありましたね。
その点、AirPods Proは耳に装着しても誇張しすぎないサイズ感で、さらにスティック部分も短く全体的にコンパクトになりました。。
たとえばiPadで2時間の映画視聴、オンライン会議で3時間利用しても、耳が痛くなることは全くありませんでした。
カナル型のイヤホンでつけ心地が良く、またAirPods Pro独自の通気孔圧力を均一にする技術が搭載されているのも大きなポイント!装着していることを忘れるような感覚です。
よ!
AirPods 充電ケースのデザイン
表面にはやや光沢があり、カラーバリエーションはホワイトのみです。傷は目立ちにくいですが、汚れは付きやすいので、充電ケースも綺麗なまま使用したい人は持ち運びに注意が必要です。
また、従来のAirPodsの充電ケースは縦長のデザインでしたが、AirPods Proは横長のデザインとなっています。
AirPods Proの充電ケース | AirPodsの充電ケース | |
高さ | 45.2mm | 53.5mm |
幅 | 60.6mm | 44.3mm |
厚さ | 21.7mm | 21.3mm |
重量 | 45.6g | 40.0g |
横長か縦長かの違いはありますが、サイズ感や重量にほとんど差はありませんね。
サイズ感をよりイメージしやすくするため、普段使用しているスマホとも比較してみましょう!
iPhoneよりはるかに小さく、充電ケースが非常にコンパクトであることが分かります。小さいカバンはもちろんのこと、ポケットにもすっきり収納できて非常に便利ですね!


では、充電ケースからAirPods Proを取り出してみましょう!充電ケースを開けると、イヤホン本体が横に並んで収納されています。
AirPods Proのイヤホン本体と充電ケースはマグネットでくっついています。充電ケースを逆さまにしても、イヤホンが落下しない点も良いですね!
イヤホンを持ち上げると充電ケースから取り出せますが、従来のAirPodsは丸みを帯びた形状をしていたため、取り出しにくいという口コミが挙がるほどでした。
しかし、AirPods Proはイヤホンをつまみやすく、本体を取り出しやすくなっているのがメリット。
AirPodsで挙がっていた些細な要望が改善されているのが高評価なポイントです。
関連記事:【実機で評価】Beats Flex 使い勝手や先代モデルとの違いをレビュー
関連記事:【おしゃれすぎる!?】シーン別で活躍するおしゃれなワイヤレスイヤホン10選
Air Pods Proの同梱品
AirPods Proの同梱品としては、下記の通りです。
- AirPods Pro本体
- 充電ケース
- イヤーピース(S・M・Lサイズ)
- USB-C – Lightningケーブル
- 説明書
AirPods Pro本体にはMサイズのイヤーピースが装着されており、別途SとLサイズのイヤーピースが1セットずつ用意されています。
付属のイヤーピースはAirPods Pro専用のアイテムとなっています。他のワイヤレスイヤホンや市販されているイヤーピースは装着できません。
そして、もう1つ同梱されているアイテムが「USB-C – Lightningケーブル」です。
AirPods ProのケースにはLightningコネクタの差し込み口があるので、ケーブルを接続することで充電できます。
付属の「USB-C – Lightningケーブル」で充電可能ですが、アダプタは同梱されていないので、注意が必要です。また、アダプタを用意する場合は、USB-C(Type-C)のコネクタを接続できるアイテムでなければなりません。
従来のApple製品は「USB-A – Lightningケーブル」が利用されていました。よく見るUSBケーブルを接続できるタイプですね。
しかし、最近のモデルに関しては、ケーブル関係の付属品は下記のように変わっています。
iPhone 11 ProやiPhone 11 Max以降のモデル |
iPhone 11 ProやiPhone 11 Max以前のモデル |
|
|
USB-Cケーブルにより、最新のApple製品は急速充電に対応できるようになりました。しかし、iPhone 11 Pro・iPhone 11 Max以前のモデルのスマホしか持っていない人は、USB-C電源アダプタを所有していない可能性が高いので、ご注意ください。
AirPods Proを1年間使ったレビュー!「完璧の仕上がり」に感じたおすすめ機能
iPhoneユーザーであるスタッフがAirPods Proを1年間使ってみた感想としては、他のイヤホンを一切手に取らなくなるくらい大満足といった結果でした。
それなりに良い音で音楽を聴きたいとは思っているものの、音をチューニングするところまでやらない自分にとって、操作性や機能性とのバランスが非常に重要です。その点で多くのイヤホンを比較してきましたが「Air Pods Proほど満足できるイヤホンはないのでは?」と感じました。
- iPhoneやMacユーザには使いやすぎる連携と自動接続
- 装着感はしっかりなのに長時間つけても耳が疲れない
- AirPodsより落ちなくなって運動してても使える
- 2パターンのノイズキャンセリング、使い分けできる先進機能
- ハンズフリー通話できて、ZOOMなども快適にできるマイク機能
マイク機能の良さも大きなポイントです。スマホのハンズフリー通話や、zoomやPCの作業用でもとても快適に使えています。
さらにノイズキャンセリング機能は2段階の選択ができ、完全にノイズを消すモードと、あえて外部音を取り込んで周囲の音もしっかり聴けるモードがあります。この使い分けができるのが本当に便利です。
またAirPodsではポロポロと落ちやすかったイヤホン本体も、カナル型になったことで装着率が上がり、軽いランニングやジムで使っても落ちづらくなりました。このあたりもAirPodsでの弱点を克服し、総合的見てもかなり使いやすく進化しています!
そんなAirPods Proの評価を一言で述べると、痒い所に手が届くワイヤレスイヤホン、そしてAppleユーザーには最高の使い心地を体験させてくれる高品質イヤホンです!
装着感アップで長時間使用しても耳が全く疲れない
AirPods Proのイヤーピースに特徴が!耳の形に合わせて装着できるよう、S・M・Lサイズのイヤーピースが付属するワイヤレスイヤホンは多いです。しかし、収納しているうちにイヤーピースが本体から外れ、紛失してしまった経験を持つ人もいるのではないでしょうか?
AirPods Proにも3種のイヤーピースが付属していますが、イヤホン本体に「カチッ」と装着するタイプなので、簡単に外れることはありません。
イヤホンを掃除するため、本体からイヤーピースを外そうとしましたが、強く引っ張っても取れず。壊れないか心配になるほどでした…。
長時間利用しても耳が疲れにくい設計、イヤーピースを紛失しにくい細かな設計など、サウンド機能以外でも評価すべきポイントは数多くありました。
ノイズキャンセリング機能で雑音を50~70%程度カットしてくれる
AirPods Proで多くの人が評価しているのが、ノイズキャンセリング機能です。ノイズキャンセリング機能とは、外部の騒音を打ち消し、イヤホンが発するサウンドをよりクリアに聞ける機能となっています。
イヤホンを耳に装着後、わずか1~2秒足らずでノイズキャンセリング機能が自動でONとなります。わざわざ機能のON/OFFをスマホで操作するひと手間がないのも、利用者に優しい点です。
ノイズキャンセリング機能の性能としては、ONにすると騒音がカットされ、ほとんど無音の世界にいるような感覚になります。
しかし、周りの話し声や電車の音は小さいながらも聞こえるので、完全な無音空間でありません。イヤホンが発する音に集中できるのは間違いないですが、個人的な感覚としては、雑音のカット率は50~70%程度だなという印象です。
またAirPods Proのノイズキャンセリングには、3段階での操作が可能です。
- ノイズキャンセリング機能ON
- ノイズキャンセリング機能OFF
- 外部音取り込みモード
外部音取り込みモードをONにすると、ノイズキャンセリング機能がOFFになり、周りの音が鮮明に聞こえる状態となります。車や電車の音を聞かなければならない時に周囲の状況を聴けるのがメリット。
また、外部音取り込みモードのON/OFFはスマホ上でも行えますが、AirPods Proでも操作可能!AirPods Proのスティック部分は感圧センサーとなっており、つまみ続けるだけでモードを切り替えられます。


ポケットやカバンからiPhoneを取り出して操作する必要もないので、手間が減って非常に便利ですよ!
Air Pods Proの連続再生時間は4.5時間ほどと短めなのがデメリット
AirPods Proは機能性の高さから、音楽や映画の視聴だけでなく、オンライン会議など仕事でも大活躍のアイテムです。
しかし、連続再生時間が少々短く残念な面もあります。私はテレワークの場合、AirPods Proで作業用のBGMを聞きながら仕事していますが、音楽は連続で4.5時間しか再生できません。また、音声通話の場合は最大3.5時間となっています。
オンライン会議一日に何度かあると、通話時間が3時間半を優に超えることあるので、その場合には充電しする必要があります。AirPods Proは長時間の通話には向いていないのが評価が分かれる点です。
では、他のメーカーの人気ワイヤレスイヤホンと連続再生時間を比較した場合、AirPods Proはどの程度のスペックなのでしょうか?
メーカー | 製品名 | 連続再生時間 |
SONY(ソニー) | WF-1000XM3 | 6時間 |
Anker(アンカー) | Soundcore Liberty 2 Pro | 8時間 |
BOSE(ボーズ) | QuietComfort Earbuds | 6時間 |
audio-technica(オーディオテクニカ) | SOLID BASS | 4.5時間 |
Jabra(ジャブラ) | Elite 85t | 5.5時間 |
AVIOT(アビオット) | TE-D01m | 10時間 |
上記ワイヤレスイヤホンは、全てノイズキャンセリング機能を搭載したモデルです。他のメーカーのワイヤレスイヤホンと比較してみても、AirPods Proの連続再生時間は短いことが分かります。
ちなみに、AirPods Proは充電残量をiPhone上で確認できます。
また、充電残量が下記数値になると、通知や音が鳴ります。
- 20%、10%、5%でiPhoneまたはiPad上に通知が届く
- 10%で1回、電源が切れる直前で2回音が鳴る
連続再生時間には少々不満がありますが、動画視聴やオンライン会議に集中していても通知が来るので、バッテリー残量を把握しやすく非常に便利ですよ。
カナル型で音漏れが発生しないのがメリット
従来のAirPodsはインナーイヤー型の形状でしたが、AirPods Proはカナル型となっています。AirPodsのようなインナーイヤー型は耳の密着面が少ないので、長時間装着し続けても疲れにくい特徴があります。
しかし、インナーイヤー型は完全にフィットするわけではないので「音漏れが発生する」「周囲のノイズが入りやすい」というデメリットも。
一方、AirPods Proのようなカナル型は耳への密着度が高いので、音漏れが発生しません。
電車で音楽を聞いていると、音漏れしていないか気になる時ってありますよね?AirPods Proであれば音漏れを気にせず、また高性能なノイズキャンセリング機能により、周りの雑音もシャットアウトして音楽を楽しめます!
空間オーディオ機能で立体感のあるサウンドを聞ける

出典:apple.com
インナーイヤー型のイヤホンは耳への密着度が低いですが、その分、音の広がりを感じやすくなっています。一方、AirPods Proのようなカナル型のイヤホンは、空間表現力に弱いのが特徴です。
しかし、AirPods Proにはカナル型イヤホンの弱点を克服すべく、空間オーディオと呼ばれる機能があります。空間オーディオとは、四方からサウンドが聞こえてくるような感覚を楽しめる機能です。
空間オーディオ機能は、劇場で音楽や映画を聞くような臨場感を楽しみたい人に最適です!機能の有効化方法を知りたい人は、「空間オーディオ機能を有効化する方法」をご覧ください。
イヤーチップ装着状態テストで最適な密着感を実現
AirPods Proには3種のイヤーチップが用意されており、自分にぴったりの装着感で音声を楽しめます。しかし、機械的にどのイヤーチップが最適なのか、知ることもできます。
利用するのが、iPhoneやiPad上で行えるイヤーチップ装着状態テストです。イヤーチップ装着状態テストとは、最適な音質で音楽を聞いたり、ノイズキャンセリング機能が効率良く動作するよう、一番の装着感を見つけるために実施するテストとなっています。
イヤーチップ装着状態テストのやり方については、「イヤーチップ装着状態テストを実施する方法」をご覧ください。
Air Podsマイク搭載でSiriも使える
Air Podsにはマイク機能があるので「Hey! Siri !!」と呼びかけるだけでSiriが使えるのもポイントです。スマホに直接話しかけなくてもAir Podsに話しかければよいので、ウォーキングシている際などに「Siri! 〇〇の音楽かけて」などは便利です!
AirPods Proの使い方や設定方法
「AirPods Proが多機能であることは分かったけど、使い方や設定に不安がある。」という人もいるのではないでしょうか?しかし、AirPods Proは驚くほど簡単にiPhoneと接続可能です!
ここでは、AirPods Proを問題なく設定・操作できるか心配な人向けに、基本的な使い方について解説してきます。
AirPods ProとiPhoneのペアリング方法
最初に行う設定が、AirPods ProとiPhoneのペアリング(接続)です。ペアリング方法は至ってシンプル!
まず、iPhoneのホーム画面を表示し、AirPods Proを充電ケースに入れたままiPhoneに近づけます。


次に、充電ケースを開けると、iPhoneのホーム画面に設定アニメーションが表示されるので、「接続」をタップします。
「接続」をタップすると、AirPods Proの基本的な操作方法が3画面表示されるので、読み進めましょう。
そして、最後に「完了」をタップすると、ペアリングは完了です。
AirPods Pro本体の使い方
AirPods Proのスティック部分には、感圧センサーが搭載されています。感圧センサーの場所としては、スティックの一部フラットとなっている部分です。
感圧センサーをつまむと「カチッ」と音が鳴りますが、実際は物理的なボタンではなく、押しているような感覚になるだけです。なお、感圧センサーでできるAirPods Proの操作一覧としては、下記の通りです。
- 1回プッシュ:再生、一時停止、電話に応答
- 2回プッシュ:順方向にスキップ
- 3回プッシュ:逆方向にスキップ
- 長押し:ノイズキャンセリングモードと外部音取り込みモードの切り替え
基本的な操作はiPhoneを利用せずとも済みますよ!
AirPods ProでSiriを利用する方法
AirPods Proのマイク機能を利用すれば、iPhoneを取り出さずともSiriを起動できます。起動方法は「Hey,Siri!」と呼びかけるだけ!
先ほどご紹介しました感圧センサーではできない下記のような操作も、Siriでは可能となります。
- 音量を上げて
- 音楽を一時停止して
- 次の曲をスキップして
- スピーカーホンで○○に電話して
- 不在着信はある?
- ここから○○までの道順を教えて
- AirPodsの充電残量は?
例えば、Siriに「AirPodsの充電残量は?」と質問すれば、「●●%です。」と答えが返ってきます。さらに、iPhoneの画面にも下記のように充電残量が表示されます。
完全なハンズフリーでiPhoneを操作したい人にぴったりの機能ですよ!
空間オーディオ機能を有効化する方法
空間オーディオ機能を有効化する方法ですが、iPhoneやiPadの設定画面から「Bluetooth」をタップします。
次に、登録しているAirPods Proの右側に表示されている「i」マークをタップします。
少し下へスクロールすると「空間オーディオ」のON/OFFボタンがあるので、有効化する場合はONにしましょう。
簡単な操作方法で有効化できるのが分かりましたね!
イヤーチップ装着状態テストを実施する方法
イヤーチップ装着状態テストの実施方法ですが、先ほどの空間オーディオ機能と同様に、iPhoneやiPadに接続しているAirPods Proの「i」マークをタップします。
次に、「イヤーチップ装着状態テスト」をタップしてください。


「イヤーチップの装着状態をテストしましょう」の画面が立ち上がるので、「続ける」をタップします。
「イヤーチップ装着状態テスト」の画面にて、再生ボタンをタップしましょう。
再生ボタンをタップすると、AirPods Proから音楽が流れてきます。音量が大きい場合もあるので、ご注意ください。
音楽が停止すると、「イヤーチップ装着状態結果」の画面となります。装着状態テストは左右それぞれのイヤホンに対して実施され、イヤーチップが自身の耳に最適なサイズであれば、下記のように「密閉されています」と表示されます。
しかし、イヤーチップのサイズが適していなければ、「イヤーチップを調整するか、ほかのチップにしてください」と表示されます。
【「イヤーチップを調整するか、ほかのチップにしてください」と表示されたキャプチャでお願い致します。】
このように表示される場合は、サイズの異なるイヤーチップへ変えてみましょう。
関連記事:【決定版】AirPods Pro (エアーポッズプロ)を使うなら知っておきたい使い方と7つの便利なコト!
AirPods Proの充電方法
AirPods Proは価格帯や性能が同じワイヤレスイヤホンに比べて、バッテリー容量が少ないです。しかし、本体をケースで都度充電しながら利用すれば、長時間使用することも可能です。
AirPods Proのバッテリー駆動時間を、従来のAirPodsと比較してみました。
AirPods Pro 音楽再生時間 | AirPods Pro 通話時間 | AirPods 音楽再生時間 | AirPods 通話時間 | |
1回の充電 | 最大4.5時間 | 最大3.5時間 | 最大5時間 | 最大3時間 |
充電ケースを使用 | 24時間以上 | 18時間以上 | 24時間以上 | 18時間以上 |
バッテリー駆動時間は、AirPods ProもAirPodsも大きく変わりありません。しかし、1回の充電で駆動する時間は短いので、こまめにケースへ収納することが大切です!
充電中は前面にあるLEDランプが点灯し、赤は充電中、緑は充電完了を意味します。
そして、AirPods Proのケースを充電する方法としては、大きく分けて3つあります。
- AirPods Proの付属ケーブルで充電する
- iPhoneやiPadの付属のーブルで充電する
- ワイヤレス(Qi)で充電する
AirPods ProのケースはQi規格のワイヤレス充電にも対応しています。ワイヤレス充電器の上にケースを置くだけで良いので、手軽に充電可能です。
また、ケーブルの断線が発生しないので、余計な出費が出ないところも嬉しいですね!
AirPods Proを使って良かったポイント・評価
AirPods Proに便利な機能が揃っていることは、公式サイトをチェックすれば分かることです。では、AirPods Proの優れた機能はどのような場面で活用できるのか知りたいですよね?
次に、AirPods Proを1年使用してみて、良かったポイントを実用的に評価していきます。
Air Pods Proは装着感がすごく良くなった!
またAir Podsを使っていた頃に不満だったのは装着感が弱く「ポロポロと落ちやすい」という点でした。ちょっと動いただけでイヤホンが耳から落ちるので、故障しそうで怖い、電車のホームやトイレで落とすのがこわい・・・など、使うのに慎重にならざるをえないというのは大きなストレスでした。
なので歩きながら音楽を聞いたり、ジムや運動に使いたいという人にはAirPodsは使えないのが不満だったと思います。
ところがAirPods Proではイヤーチップが搭載されたことで、装着感とフィット感が抜群によくなり、落ちにくくなったというのも大きなメリットです。
だから簡単な運動程度ならウォーキング程度ならAir Podsでも十分に使えます!
このように耳を下に向けたとしても簡単には落ちなくなったのはAirPods Proの進化点といえます。
もちろんランニングやジムで本格的なトレーニングをするなら耳掛けイヤホンの方がおすすめですが、日常生活で普通に使っている分には落ちなくなったというのがかなり嬉しいポイントです!
音声遅延や音飛びが発生しない
在宅ワークが増えたことにより、自宅でZoomやMicrosoft TeamsなどのWeb会議システムを利用する機会が増えました。AirPods Proにはマイク機能が備わっており、パソコンに内蔵されているマイクを使用せずに済みます。
しかし、ワイヤレスイヤホンはケーブルがない関係で、音声遅延や音飛びが発生するケースもあります。そこで、実際にAirPods Proを利用し、オンライン会議を行ってみました。
これまで取引先や社員同士でZoomを行ってきましたが、通話相手にはクリアな音声が届いているようです。また、聞こえてくる音声も通話相手の口元とズレがなく、音声遅延や音飛びが発生していないのが分かりました。
オンライン会議は画面越しでコミュニケーションを取る関係で、実際に会うより相手の反応や温度感を感じにくいです。よって、通話相手の反応をうかがいつつ、好印象を与える笑顔は必要不可欠。
しかし、性能の低いイヤホンマイクでは、複数人が話すと声が重なり合って聞こえにくくなったり、音声が途切れてしまう可能性も…。重要なオンライン会議で音声の悪さばかり気にしていては、相手の話にも集中できません。
その点、AirPods Proは安定した接続で、はっきり相手の声が聞こえます。また、ノイズキャンセリング機能も搭載されているので、周りが騒がしい中でもスムーズに音声を拾えました。
外出自粛が緩和されても新たなコミュニケーションツールとして、オンライン会議の実施機会は今後も減らないと予想されます。
会議などビジネス面だけでなく、家族や大学のサークルでWeb会議システムを利用する際も、AirPods Proを1つ所有しておけば、ハンズフリー通話で使い勝手もグンとアップしますよ!
イヤホン本体は急速充電に対応
AirPods Proは連続再生時間が短いので、長時間のオンライン会議に向いていないことはご紹介しました通りです。
しかし、イヤホン本体は急速充電に対応しており、5分間充電ケースに収納しておけば、約1時間連続で音楽再生・音声通話が可能となります。
ワイヤレスイヤホンは仕事や勉強、娯楽など、多様なシーンで活躍するアイテムです。利用機会は多いですが、AirPods Proはバッテリー容量が少ないので、充電切れの心配も…。
しかし、お昼休憩やトイレなどちょっとした隙間時間だけでも充電ケースに入れておくと、バッテリー残量は一気に増えます。また、映画鑑賞中にバッテリーがなくなってしまっても、5分程度の充電であれば許容範囲と言えるのではないでしょうか。
IPX4の防水機能でスポーツにも最適
完全ワイヤレスイヤホンはコードが一切ない設計なので、運動時にも最適なアイテムです。しかし、汗でイヤホンが故障してしまっては、せっかく手軽に利用できるのに勿体ないですよね?
その点、AirPods ProはIPX4の防水性能となっています。IPX4は生活防水とも呼ばれ、雨による水滴や汗では故障しない規格です。
ランニング時の汗はもちろん、急な雨に見舞われてしまっても、故障の心配はありません。防水機能を持つAirPods Proですが、他にも下記のような点からスポーツに最適と言えます。
- 防水設計なので、雨や汗で故障する心配がない
- Siriを活用すれば、iPhoneを操作せずとも曲の操作が可能
- 安定の接続性能で、スポーツをしていてもBluetooth通信が途切れない
- 耳にフィットするカナル型タイプなので、汗をかいても耳から落下しにくい
- 外部音取り込みモードにより、周りの音を聞きながら安全にランニングできる
これほどスポーツにぴったりなワイヤレスイヤホンは簡単にないでしょう!
イヤホンを外すと音楽が自動でストップする
ワイヤレスイヤホンを装着しながら自宅でテレワークをしたり、映画を視聴している際、家族に声を掛けられることってありますよね?その度に、スマホのホーム画面を立ち上げ音楽を停止し、再び音楽を再生するのは意外と手間です。
しかし、AirPods Proは耳からイヤホンを外すと、音楽が自動でストップします。
そして、再びイヤホンを耳に装着すると、音楽の再生が始まります。細かい機能ではありますが、ひと手間が減って便利です!
一方、耳の中が痒くなり、一瞬だけ片方のイヤホンを外したい時もありますよね?両耳で音楽を聞いている場合、片方のイヤホンを外すだけでも自動停止機能は作動します。もう片方のイヤホンで音楽を再生し続けたい時は、少々難ありの機能です。
そのような場合、接続しているAirPods Proの設定画面にある「自動耳検出」をOFFにすれば、自動停止しなくなります。
自動停止機能1つだけ見ても、細かい設定を行えるのが分かりますね!
AirPods Proのイマイチなポイント
AirPods Proを1年以上使用し、感じたメリットをご紹介してきました。しかし、もちろん完璧なワイヤレスイヤホンというわけではなく、デメリットも存在します。
AirPods Proの購入を考えている人は、デメリットも把握した上で検討するようにしましょう。
価格が高い
数あるワイヤレスイヤホンを購入する上で、誰しも気になるのが価格。いくら高性能であっても、価格が高ければ購入する気も起きないですよね?
AirPods Proの価格は下記のようになっています。
商品名 | 価格(税抜) |
AirPods Pro(第2世代) | 39,800円 |
AppleCare+ for Headphones – AirPods Pro | 3,700円 |
AppleCare+はAirPods Proが故障しても、2年間は特別価格で修理を受けられる保証サービスです。
ワイヤレスイヤホンは有線よりも値段が高く、1万円弱のアイテムが多くなっています。しかし、中には2,000~5,000円程度で購入できるイヤホンもあり、比較するとAirPods Proの高額さが分かりますね。
音質で考えると、1万円台でもAirPods Proより上質なサウンドを発するアイテムはあります。一方、AirPods Proレベルのノイズキャンセリング機能が欲しいのであれば、2~3万円程度のイヤホンを選ぶべきです。
ワイヤレスイヤホンに求める性能によって、自分にぴったりのアイテムを選定することが大切でしょう!
価格の割に音質は良くない

出典:amazon.co.jp
高音質なサウンドのことをハイレゾと呼び、有線イヤホンにハイレゾ対応のアイテムが多いです。しかし、ワイヤレスイヤホンの中にも、ハイレゾ対応のアイテムは数多く存在します。最近では、SONYやradius(ラディウス)などのメーカーがハイレゾ対応のワイヤレスイヤホンを販売しています。
音楽を聞くのであれば、もちろん高音質なサウンドが良いですよね?その点、AirPods Proはハイレゾに対応しておらず、音質面ではSONYやradius、BOSEなどのワイヤレスイヤホンに劣っています。
具体的にはサウンド帯域が狭く、低音・高音が少々詰まる感じを受けます。特に低音には重みが感じられません。ジャズやクラシックなど重低音を奏でるサウンドを聞きたい人には、あまりおすすめできないイヤホンです。
AirPods ProはApple公式サイトによると、専用の「スピーカードライバ」や「ハイダイナミックレンジアンプ」が内蔵されているため、小型にも関わらず上質なサウンドを発すると記載があります。
しかし、そもそもAirPods Proは音質を重視したワイヤレスイヤホンではなく、ノイズキャンセリングなど音質以外の機能に重点を置いたアイテムです。音質を重視している人は、他の音質を売りにしたワイヤレスイヤホンをチェックしたほうが良いでしょう。
AirPods Proは今買うべき?新モデルはいつ出る?
1年に4~5回ほどAppleの新作発表会があり、待っていれば最新のAirPods Proが買えるかもしれないと購入時期を迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、Apple製品は買いたいと思った時が買い時です。例えばiPhoneはOSのアップデートで新しい機能が追加されていきますが、AirPodsも同じように購入後もアップデートされているんです。
AirPods Proも2019年のリリース以降、10回以上更新されています。いつ手に入れても快適に使えるようにアップデートされているので、欲しいと思ったときに手に入れてAirPods Proを長く楽しみましょう。
AirPods Proはどこで買うのがおすすめ?
AirPods ProはApple正規店だけでなく、ショッピングサイトや家電量販店でも購入できます。幅広い購入先があり、自分で選べるのは嬉しいですが、どこで買うのが良いか分からなくなりますよね?
私もAirPods Proを購入する際は「どこが安心なのか」「どこが安いのか」など、色々調べて選定しました。同様に、購入先に迷っている人も多いはず。
そのような人向けに、ここではAirPods Proの購入におすすめなサイトや店舗をご紹介します。
AirPods Proを購入する際の注意点
AirPods Proは当然中古品でも使用できるので、ヤフーオークションやメルカリなどのフリマサイトで購入可能です。しかし、注意しなければならないのが、AirPods Proの偽物も販売されている点です。
Apple製品は偽物が販売されるケースも多く、AirPodsだけでも6億台の模造品が出荷されたと報じるニュースサイトもあります。中古品は確かにお買い得ではありますが、フリマサイトでの購入はおすすめしません。
もし「中古品であっても絶対安く購入したい!」という場合は、下記に注意してAirPods Proを購入しましょう。
- 2万円以下のAirPods Proは購入しない
- 必ずAirPods Proの商品画像があるものにする
- 充電ケース蓋裏のシリアルナンバーを教えてもらう
- 商品説明文に違和感がある・日本語がおかしいAirPods Proは購入しない
上記はあくまで最低限チェックしたいポイントです。最近は模造品を売りつける手口も進化しており、本物のAirPods Proの商品画像を用意しているパターンもあります。
高額なAirPods Proなので少しでも安く入手したいところですが、可能な限りフリマサイトでの購入は避けましょう!
安心して購入したい人はAppleストアがおすすめ

出典:apple.com
AirPods Proの発売元であるAppleであれば、間違いなく模造品が売られることはありません。
安心して購入できるのはもちろんですが、もう1つのメリットとして挙げられるのが返品制度!Appleストアでは商品を受け取った日から14日間は返品を申し込めます。それも、開封品の返品も受け付けています!
機能性が高く評判の良いアイテムでも、自分には合わないことってありますよね?AirPods Proも同様で、実際に装着すると耳が痛くなったり、音質の好みが合わないケースも考えられます。
返品する手間はありますが、お試し感覚でAirPods Proを使用できるのは非常に嬉しいですね!
安く購入したい人はAmazonがおすすめ


出典:amazon.co.jp
Amazonで販売されている商品は、企業だけでなく個人が出品しているものもあります。昨今の世情も踏まえ、複数の収入源を得ようとAmazonを活用し、物販のネットビジネスを始める人も少なくありません。
そこで気になるのが「Amazonでも模造品のAirPods Proが販売されていないか?」ですよね。以前はマーケットプレイス出品者がApple製品を高額で販売するケースも多くありました。
しかし、現在マーケットプレイス出品者はApple製品を取り扱えなくなっており、販売できるのはAmazonのみです。また、Amazon上にAppleの公式ストアもあるので、安心して購入できます。
- 価格は定価から安くなっており、5~10%程度の値引率です。値段にすると約2,000~3,000円の値引きで、非常にお買い得ですね!
Appleストアでは定価でしか販売されていないので、新品のAirPods Proを最安値購入したい人は、Amazonの利用をおすすめします!
すぐに手に入れたい人は家電量販店がおすすめ
AirPods Proを購入すると決めたら、すぐに手に入れたいと思う人が多いのではないでしょうか?Appleストアは実店舗もありますが、都市部を中心に展開されており、近くにない人がほとんどでしょう。また、AppleオンラインストアやAmazonは商品到着までに数日要します。
しかし、AirPods ProはApple正規店だけでなく、下記のような家電量販店でも取り扱いがあります。
- ヨドバシカメラ
- ビックカメラ
- ヤマダ電機
- エディオン
- ケーズデンキ
- ジョーシン
もちろんAppleから商品は入荷されているので、AirPods Proの模造品が販売されることはありません。また、家電量販店はポイント還元があるので、お得に購入も可能です。
仕事や学校帰りにAirPods Proを購入したいという人は、家電量販店をチェックしてみてくださいね!
AirPods Proにおすすめのアクセサリー
AirPods Proは単体で使用しても、高い機能性を誇っているワイヤレスイヤホンです。しかし、周辺機器やアクセサリーを組み合わせることで、機能性を一層アップさせることも可能!
ここでは、チェックしておきたいAirPods Proのおすすめアクセサリーをご紹介します。
AirPods Pro 充電器
同梱品でもご紹介しました通り、AirPods Proにはケースの充電用「USB-C – Lightningケーブル」が付属していますが、アダプタはありません。iPhoneやiPadに付属のケーブルとアダプタがあれば充電可能なので、わざわざ購入する必要もないです。
しかし、「USB-C – Lightningケーブル」は急速充電に対応しており、利用すればケースの充電スピードを速められます。付属のケーブルを利用する場合は、USB-C(Type-C)のコネクタを接続できる充電器を購入しましょう。
また、ワイヤレス充電器(Qi)を利用するのも1つ!AirPods Proだけでなく、iPhoneやAndroidなどのスマホも充電できて便利ですよ!第2世代はMagSafe充電にも対応しています。
関連記事:高速充電対応のワイヤレス充電器 おすすめ 21選 | iPhoneやapple Watchにも対応
AirPods Pro 専用ケース
AirPods Proの充電ケースはホワイトのボディーカラーで、非常にシンプルなデザインです。しかし、1年以上使用していると、充電ケースには傷が目立つようになってきました。
また、耐衝撃の設計でもないので、誤って落としてしまうと故障にも繋がります。高価なAirPods Proなので、もちろん長く使用し続けたいですよね?
AirPods Proには関連アクセサリーとして、充電ケースを360度保護するカバーが販売されています。耐衝撃のカバーで本体を保護できるので、落下による故障の心配はなくなります!
さらに、キーチェーン(カラビナ)を付属したアイテムも多く、リュックやズボンに付けておくと、小型なAirPods Proの紛失防止にも繋がりますよ!
関連記事:おしゃれな韓国デザインも!Airpods / Proケースおすすめ20選|人気ブランドを解説
AirPods Pro 専用イヤーピース

出典:amazon.co.jp
AirPods Proには、ご紹介しました通りS・M・Lのイヤーピースが付属しています。高い密着性を持つイヤーピースであり、本体にも「カチッ」と装着できるので、紛失の心配もありません。
しかし、AirPods Proの機能性をさらに高める専用イヤーピースも別売されています。それが、次世代のイヤホンメーカーであるAZLA(アズラ)の「SednaEarfit XELASTEC」です。
「SednaEarfit XELASTEC」は体温によってイヤーピース本体が変形し、極上のフィット感で耳に装着できます。AirPods Proに付属のイヤーピースでも耳が痛くなったり、違和感を感じてしまう人は、是非チェックして欲しいアイテムです。
サウンドに関しても、音声の帯域を広め、さらに遮音性やノイズキャンセリング機能の性能もアップ。高性能なAirPods Proの機能性を一層高めたい人にもおすすめですよ。
モバイルバッテリー
AirPods Proは充電ケースを併用すれば、最大で24時間以上の連続再生が可能です。しかし、長期間の旅行や出張、充電し忘れなどが重なれば、使いたい時に使えないケースも…。
外出先での充電切れが心配な人には、モバイルバッテリーがおすすめです。AirPods Proのバッテリー容量は519mAhなので、コンパクトなアイテムが揃う5000mAhや10000mAhのモバイルバッテリーを1つ持っておけば安心できます。
もし、AirPods Proだけでなく、他のデバイスも充電したいという人は、下記モバイルバッテリー容量を目安にアイテムを購入すると良いですよ!
- iPhoneやAndroid、Apple Watchなども充電するなら10000mAh以上
- iPadやMacBook、ゲーム機なども充電するなら20000mAh以上
所有する電子機器や数に応じて、モバイルバッテリーを選定するようにしましょう!
関連記事:モバイルバッテリー 10000mAh おすすめ20選 |おしゃれな人気モデルを徹底比較
関連記事:【プロが選んだ】大容量で軽量の20000mAh モバイルバッテリー おすすめ19選
関連記事:【完全版】超大容量モバイルバッテリー 20000~50000mAh 選び方とおすすめ10選
おすすめのApple Watchについてはこちら
関連記事:【マニアが選んだ】おすすめNo1のApple Watchは?Series6, SE, Series 3など全機種徹底比較!
AirPods Pro以外のおすすめイヤホンはこちら
関連記事:iPad用イヤホンおすすめ25選|機種・世代ごとの接続方法も解説!
AirPods Proの何がいい?レビューまとめ
「AirPods Proは何がすごいの?」と疑問だった方のためにレビューを詳しくお伝えしました!AirPods Proで一番注目すべきは、やはりノイズキャンセリング機能です。外部の騒音を完全にシャットアウトできるわけではありませんが、精度の高いアクティブノイズキャンセリングで、音楽に一層集中できます。
また、ノイズキャンセリング機能と内蔵されているマイクにより、AirPods Proはオンライン会議での使用にも最適です。これからのテレワークにも是非活用してもらいたいアイテムと言えます。
AiPods Proを1年以上使用したレビューを本音でご紹介しましたが、当然メリットだけでなくデメリットもあります。特に、高価である点と、音質レベルがそれほど高くない点は、必ず押さえておきましょう。
総じてAirPods Proは機能性の高さから、娯楽だけでなく、仕事、スポーツと多方面で活用できます。ワイヤレスイヤホンの購入を考えている人には、是非おすすめしたいアイテムです!
関連記事:【実機レビュー】AirPods Pro2は本当にノイキャンが2倍に?旧型と比較検証してみた
関連記事:AirPods 第3世代 実写レビュー!Air Pods Proと比較してよかった点、悪かった点
関連記事:【実機レビュー】JBL TOUR PRO+ TWS は選ぶ価値あり?音質・ノイキャン・残念なポイントを辛口評価