複数のメーカーが参入しているイヤホン市場において、近年注目度を高めているアイテムが完全ワイヤレスイヤホンです。スマホやパソコンなどのデバイスはもちろん、左右のイヤホン同士もケーブルで繋ぐ必要がなく、その手軽さから人気を博しているアイテムとなっています。
音楽や動画の視聴だけでなく、勉強や仕事で活用するためワイヤレスイヤホンを探してみた人も多いはず。しかし、多種多様なワイヤレスイヤホンが販売されているので、どれがおすすめなのか正直分からなくなることもありますよね。
そのような中、今回取り上げるのはBOSE(ボーズ)が販売する完全ワイヤレスイヤホン「QuietComfort Earbuds」です。BOSEは重低音に定評のあるイヤホンを多く販売していますが、完全ワイヤレスイヤホンであっても性能は衰えていないのでしょうか?
本記事では、「QuietComfort Earbuds」を利用するメリットだけでなく、デメリットも含めて率直なレビューを行っていきます。
- 「QuietComfort Earbuds」の本音レビュー
- 「QuietComfort Earbuds」を利用するメリット・デメリット
- 「QuietComfort Earbuds」のデザイン・付属品
- 「QuietComfort Earbuds」をおすすめできる人
- 「QuietComfort Earbuds」と人気ワイヤレスイヤホンの比較
- 「QuietComfort Earbuds」のおすすめ関連アクセサリー
購入を考えている人は、「QuietComfort Earbuds」の良い点だけでなく悪い点も押さえておきましょうね!
目次
- 「QuietComfort Earbuds」をレビュー!評価は辛口でも85点!
- 「QuietComfort Earbuds」の特徴
- 「QuietComfort Earbuds」のデザイン・外観
- 「QuietComfort Earbuds」の使い方や設定方法
- 「QuietComfort Earbuds」の充電方法
- 「QuietComfort Earbuds」の良かったポイント
- 「QuietComfort Earbuds」を利用して分かったイマイチなポイント
- 「QuietComfort Earbuds」をおすすめできる人・できない人
- 「QuietComfort Earbuds」と人気ワイヤレスイヤホンを徹底比較
- 「QuietComfort Earbuds」と人気ワイヤレスイヤホンの比較一覧表
- 「QuietComfort Earbuds」のおすすめアクセサリー
- 「QuietComfort Earbuds」のまとめ
「QuietComfort Earbuds」をレビュー!評価は辛口でも85点!
「QuietComfort Earbuds」はBOSEのワイヤレスイヤホンの中でも、評価が非常に高いアイテムです。しかし、評判の良い製品でも、実際に使用してみると口コミ通りではないことってありますよね?
そこで、数々の完全ワイヤレスイヤホンを使用してきた筆者が、「QuietComfort Earbuds」を辛口でレビューしていきます。
まず、「QuietComfort Earbuds」の総合評価としては100点中85点で、ワイヤレスイヤホンの中では非常に満足のいく性能でした。
高評価とした一番の理由は、「QuietComfort Earbuds」の音質面!サウンドの良さを売りにするワイヤレスイヤホンは数多く存在しますが、実際は通常のイヤホンと大差ない音質であることも…。
しかし、「QuietComfort Earbuds」は高音質を全面的に推していることもあり、透き通った高音とダイナミックな重低音で、様々なジャンルの音楽や動画を楽しめます。
また、周りの騒音を遮断し、イヤホンが発するサウンドに集中できるノイズキャンセリング機能も搭載!雑音を低減できるので、音楽や映像だけでなく、ゲームの世界に没頭することもできます。
ただし、多機能な裏にはイヤホンのタッチ操作の性能が悪いなど、イマイチに感じる仕様も…。
また、有線タイプより高価な完全ワイヤレスイヤホンですが、最近では5,000円未満で購入できるアイテムも登場しています。その点、「QuietComfort Earbuds」は非常に高価なワイヤレスイヤホンの部類に入るので、機能性を重視している人でなければ、正直ここまでの性能は不要です。
このように価格面や細部の仕様まで確認すると、欠点に感じる部分もあります。しかし、それ以上に優れた機能性で、利用するメリットのほうが大きいワイヤレスイヤホンとなっています。
娯楽をより楽しめるような音楽ライフを形成したり、勉強や仕事の作業効率がアップする環境作りの手助けとなるワイヤレスイヤホンが欲しい人は、必ずチェックして欲しいアイテムです!
- ハイレゾに近い高音質なサウンド
- 高い遮断率のノイズキャンセリング機能
- マイク機能付きで電話やオンライン会議に利用可能
- 耳にフィットするイヤーピース設計
- 防水機能を搭載
- 高価なワイヤレスイヤホンである点がデメリット
関連記事:【ノイキャン最強】BOSEイヤホンおすすめ7選!ワイヤレス&有線の人気機種を比較
「QuietComfort Earbuds」の特徴
「QuietComfort Earbuds」はBOSEの中でも、上位モデルにあたるワイヤレスイヤホンです。その機能性の高さから、数あるワイヤレスイヤホンの中でも人気は非常に高くなっています。
では、具体的にどのような点が評価されているのでしょうか?「QuietComfort Earbuds」の主な特徴をチェックしていきましょう。
VGPアワードで金賞を受賞
おすすめのワイヤレスイヤホンとして紹介されることの多い「QuietComfort Earbuds」は、一時期売り切れになるほどの人気アイテムでした。ただ単に購入者が多いだけでなく、Amazonでも高評価のレビューが並び、実際の利用者からも評判は良いです。
しかし、一般の利用者だけでなく、音響の専門家からも高評価!「QuietComfort Earbuds」は国内最大級のオーディオビジュアルアワード「VGP」において、下記賞を受賞しています。
- VGP 2021 完全ワイヤレスイヤホン / ノイズキャンセリング(3万円以上3.5万円未満)金賞
- VGP 2021 ライフスタイル大賞
多様なワイヤレスイヤホンが存在するので、まず評価の高さや人気度をチェックする人もおられるでしょう。ワイヤレスイヤホン選びに失敗したくない人は、人気の「QuietComfort Earbuds」も候補に入れておくことをおすすめします!
耳から外れにくい・快適に装着できるウィングチップ
ワイヤレスイヤホンは音漏れの少ないカナル型のタイプが多く、シリコン素材で耳が痛くなりにくい設計となっています。しかし、イヤホンによってはイヤーピース以外の固い部分が触れ、耳が痛くなるケースも。
その点、「QuietComfort Earbuds」は耳に触れる面全てにシリコン素材を採用!耳に優しい設計で、快適にイヤホンを装着可能できます。映画の視聴や勉強、仕事などでワイヤレスイヤホンを長時間装着する人にぴったりです。
また、長く柔軟性に優れたウィングチップを採用することで、耳のくぼみにしっかりフィット!落下の心配なく、音楽に一層集中することができます。
耳から落ちることによる故障・紛失防止にも一役買っており、イヤーピース1つを取っても性能の高さは抜群です!
最大6時間の連続再生・急速充電が可能
娯楽だけでなく、勉強や仕事、スポーツでも活用できるようになったワイヤレスイヤホン。しかし、注意しなければならないのがイヤホン本体のバッテリー残量です。
有線イヤホンと異なりバッテリー駆動するタイプなので、使用している途中で充電がなくなる可能性もあります。そこでチェックしたいポイントが、イヤホンの連続再生時間です!連続再生時間が長ければ、充電切れの心配をせず、音楽に集中できます。
「QuietComfort Earbuds」は音楽を連続で最大6時間再生することができ、バッテリーの持ち具合としては同じ価格帯のワイヤレスイヤホンと同等レベルです。
ただし、ノイズキャンセリング機能をONにしている時や、通話時は連続使用可能時間が短くなります。公式で発表はされていませんが、同性能のワイヤレスイヤホンの傾向から推察すると、連続使用可能時間の目安は下記のように考えられます。
時間 | |
音楽連続再生時間(NC / OFF) | 6時間(公式発表) |
音楽連続再生時間(NC / ON) | 5時間(目安) |
連続通話時間(NC / OFF) | 5時間(目安) |
連続通話時間(NC / ON) | 4時間(目安) |
※NC = ノイズキャンセリング機能
しかし、テレワークでテレビ会議が重なったり、休憩中も音楽を聞いていれば、バッテリー残量はなくなりそうですよね?
その点、「QuietComfort Earbuds」は急速充電に対応しており、イヤホンをケースに15分収納しておくだけで、約2時間の連続再生が可能となります。イヤホンを使用する合間にケースへ収納しておけば、充電切れの心配もなくなりますよ!
専用アプリでイヤホンをカスタマイズできる
「QuietComfort Earbuds」は専用アプリ「Bose Music」でイヤホンのカスタマイズが可能となっています。アプリのインストールは必須ではありませんが、利用することでイヤホンがより使いやすくなります。
「Bose Music」のアプリでできることとしては、主に下記の通りです。
- イヤホンタッチ操作のカスタマイズ
- イヤホンの充電残量確認
- ノイズキャンセリング機能のレベル調整
- 通話時に聞こえる自分の声の音量調整
全てアプリ上でしか設定できない項目となりますので、「QuietComfort Earbuds」をお持ちの人は利用することをおすすめします。なお、アプリのインストール方法は「専用アプリ「Bose Music」の使い方」で解説しています。
人気のワイヤレスイヤホンであるAppleの「AirPods Pro」やSONYの「WF-1000XM3」などでも、スマホ上でイヤホンのカスタマイズは可能ですが、「QuietComfort Earbuds」で設定できる項目としては比較的少ないです。しかし、その分アプリ上は非常にシンプルな画面設計となっているので、設定に迷うこともありませんよ!
関連記事:【評価レビュー】SONYイヤホン WF-1000XM3 音質とノイズキャンセリングを徹底検証
比較的高価なワイヤレスイヤホン
ワイヤレスイヤホンを選定する上で、誰しもチェックするのが価格。高性能な機能が揃っていても、価格が高ければ購入に踏み切れないですよね?
「QuietComfort Earbuds」の価格は公式サイトをチェックしてみると、33,000円(税込)となっています。価格相場としてはどの程度なのか、同性能のワイヤレスイヤホンと比較してみましょう。
製品名 | メーカー | 価格 |
Club Pro+ TWS | JBL | 22,800円(税込) |
ATH-ANC300TW | audio-technica | 22,880円(税込) |
WF-1000XM3 | SONY | 25,000円(税別) |
Elite 85t | Jabra | 26,800円(税込) |
AirPods Pro | Apple | 27,800円(税別) |
QuietComfort Earbuds | BOSE | 33,000円(税込) |
TrueControl ANC | RHA | 34,900円(税別) |
MOMENTUM True Wireless 2 | Sennheiser | 39,930円(税込) |
全てノイズキャンセリング機能を搭載した人気モデルとなっていますが、「QuietComfort Earbuds」は比較的高価であることが分かります。
もちろん、細かな機能性や装着性など考慮すべきポイントは複数ありますが、「QuietComfort Earbuds」より安くて高性能なワイヤレスイヤホンは他にもあります。安さ重視の人は、他のメーカーもチェックするようにしましょう!
「QuietComfort Earbuds」のデザイン・外観
外出先で利用する機会の多いワイヤレスイヤホンなので、デザイン性をしっかり見ておきたい人もおられるでしょう。BOSEに関しても、デザイン性の整ったアイテムは販売されていますが、機能性の高さを重視した「QuietComfort Earbuds」はどうでしょうか?
次に、「QuietComfort Earbuds」のデザイン性と同梱品をご紹介していきます。
デザイン
「QuietComfort Earbuds」にはトリプルブラックと、ホワイトを基調にしたソープストーンの2種類のカラーが用意されています。ここでは、トリプルブラックに関して、デザイン性をチェックしていきます。
まず、イヤホンを収納する充電ケースです。カラーは黒で統一されており、シンプルなデザインに!BOSEのイメージカラーを全面に推し出したイヤホンケースですね。
ケースはマット素材の質感で、サラサラした仕上がりに!全方向にブラックを採用していることもあり、傷や汚れは目立ちません。
ただし、指紋汚れが目立ってしまうので、気になる人はソープストーンのカラーのほうがおすすめです。もちろん、布で拭き取れば綺麗に落ち、目立たなくなりますよ!
充電ケースのサイズは「高さ50.8mm × 幅89.0mm × 厚み31.7mm」となっています。
全体的なサイズとしてはそれほど大きくありませんが、個人的には厚みが少々気になります。ポケットに入れて持ち運ぶには向いていないので、カバンに収納しておくと良いでしょう。
また、スマホとサイズを比較した写真は下記の通り!「QuietComfort Earbuds」の充電ケースには、Bluetoothの接続機能が搭載されていることもあってか、サイズは大きい印象を受けますね。
充電ケースの重量はイヤホンも含めると約94g、ケース単体では約75gです。重すぎるわけでもなく、サイズ相応の重量感となっています。
次に、ケースの蓋を開けてみましょう!蓋はマグネットタイプではなく、ボタンでカチッと閉まるタイプです。
誤って蓋が開くことを防ぐため、ケースの側面にある開閉ボタンは少々強めに押し込む必要があります。しかし、マグネットタイプの蓋と異なり、カバンに収納していても勝手に開くことはなさそうです!
実際にケースの蓋を開けるとイヤホンが並んで収納されており、自動でイヤホンの電源が入る仕組みです。蓋を開けている間は充電を消費してしまうので、注意しましょう!
なお、イヤホン本体とケースはマグネットで引っ付いています。蓋を開けた状態でケースを逆さまにしてもイヤホンは落ちないため、落下による故障防止に繋がっていますよ!
ケースの中もブラックを基調としたカラー設計です。イヤホンの収納部分はケースの表面と異なり、光沢のある仕上がりになっています。
ただし、手の指紋が非常に目立ちやすいので、気になる人は都度柔らかい布で拭く必要がありそうです。
中心部には、Bluetoothの接続設定を行えるボタンが設置されています。
では、イヤホン本体を取り出してみます!ケースのイヤホン収納部分はゆとりのある設計で、指を引っ掛けやすくなっています。また、イヤホン本体自体も滑りにくい質感なので、取り出しやすさは抜群!
ケースから取り出しにくいワイヤレスイヤホンも多くあるので、個人的には嬉しい設計です!
イヤホン本体はマット素材と光沢のある素材を採用し、高級感を感じる仕上がりに!さらに、ブラックのクリエイティブな印象で、非常にかっこいいデザインとなっています。
編集部
側面にはグレーの文字でBOSEのロゴが入っていますが、この部分がタッチセンサー部となります。タッチセンサーの感度は高く、手軽に音楽を操作できる点が良いですね!
イヤホンの装着部は「QuietComfort Earbuds」の大きなメリットと言えるシリコン素材で、ウィングチップ設計に!
ウィングチップは耳のくぼみにしっかりフィットする設計!さらに接触面が広く、均一になるよう作られており、耳への負担も軽減されます!
もちろん、装着感も非常に良く、耳に付けた状態でイヤホンを下に向けても落下しません。イヤホンを装着しながら歩いたり走ったりする人には、最適な設計ですね!
イヤホンのサイズは「高さ27.0mm × 幅26.0mm × 厚み39.0mm」で、コンパクト設計です。手のひらに持ってみると小ささがよく分かりますね!
重量は片方のイヤホンで8.5gとなっており、両耳合わせて約19g。完全ワイヤレスイヤホンの中では、比較的軽量というわけではありません。しかし、ウィングチップにより重さが耳全体に分散され、重量はそれほど感じませんでした!
全体的なデザイン性としては、やはりBOSEのワイヤレスイヤホンらしく、シンプルかつスタイリッシュな印象を受けるものになっています!
スマホがより身近になった現代において、ワイヤレスイヤホンも日常アイテムとなりつつあります。ファッションアイテムの1つとして、ワイヤレスイヤホンを探している人には「QuietComfort Earbuds」がおすすめですよ!
関連記事:【おしゃれすぎる!?】シーン別で活躍するおしゃれなワイヤレスイヤホン10選
同梱品
「QuietComfort Earbuds」の同梱品としては、下記の通りです。
- 「QuietComfort Earbuds」本体
- 充電ケース
- イヤーピース(3種類)
- Type-Cケーブル
- 取扱説明書
イヤーピースは多くの人にフィットするよう、S・M・Lの3種類が付属しています。それぞれ1セットずつとなるので、紛失しないように注意が必要ですね。
また、イヤーピースにはサイズが分かるよう1・2・3と書かれています。サイズの刻印がないイヤーピースがほとんどですが、「QuietComfort Earbuds」はぱっと見で分かるので、利用者に優しい設計となっていますね!
イヤーピースを交換する時は、ウィングチップの部分を持って引っ張るとスポンと抜けます。
その他、ケースを充電する用のType-Cケーブルも付属!長さは約30cmと短めですが、スマホのように充電しながら操作するということはないので、場所を取らず程よい長さです。
もちろん、付属のケーブルを使用せずとも、スマホやノートパソコンなどで利用しているType-Cケーブルでも充電は可能!充電ケーブルが複数にならないよう、今使用しているケーブルをできる限り活用したいところですね。
「QuietComfort Earbuds」の使い方や設定方法
「QuietComfort Earbuds」はデバイスとケーブルで接続しないので、初期設定が必要となります。もし、設定に不安のある人は、事前に「QuietComfort Earbuds」の使い方をチェックしておきましょう。
併せて、専用アプリ「Bose Music」の使い方についても見ていきます。
デバイスとペアリングする方法
最初に必ず必要となるのが、スマホなどのデバイスとBluetoothでペアリングする設定です。ペアリングの方法ですが、イヤホンを収納した状態でケース中央部のBluetoothボタンを2秒ほど長押しします。
長押しすると、両方のイヤホンが青色に点滅し始め、ペアリングモードとなります。
次に、スマホのBluetooth設定画面に「Bose QC Earbuds」と表示されるので、タップしてペアリング処理を終えます。
イヤホンを耳に装着し、音声が聞こえてきたら設定完了です。
イヤホンタッチセンサーの使い方
「QuietComfort Earbuds」のイヤホン部分にはタッチセンサーが内蔵されているため、デバイスを操作せずとも音楽の調整や電話の応答が可能!初期状態でできるタッチコントロールとしては、下記の通りです。
- 右のイヤホンをダブルタップ:音楽再生・停止 / 通話応答・終了
- 右のイヤホンを長押し:音声アシスタント(Siriなど)起動 / 着信拒否
- 右のイヤホンを上へスワイプ:ボリュームを上げる
- 右のイヤホンを下へスワイプ:ボリュームを下げる
- 左のイヤホンをダブルタップ:ノイズキャンセリングのレベル調整(お気に入り機能)
- 左のイヤホンを長押し:バッテリー残量の音声ガイド / 曲送り(ショートカット機能)
タッチでできる操作は非常にシンプルなので、慣れてしまえば迷うこともありません。また、タッチ操作は「Bose Music」のアプリからカスタマイズできます!
ただし、カスタマイズできるのはお気に入り機能とショートカット機能のみとなります。また、初期状態でお気に入りとショートカットの操作はOFFとなっている場合もあるので、ご注意ください。
専用アプリ「Bose Music」の初期設定方法
最初に、App StoreもしくはGoogle Playストアから「Bose Music」と検索し、アプリをスマホへインストールします。
アプリを起動すると、アカウント(My Bose)の作成・サインイン画面が表示されます。「Bose Music」はアカウントを新規作成、もしくはApple ID、Facebookアカウントでサインインするのが必須となるので、ご注意ください。
次に、「QuietComfort Earbuds」のセットアップを行います。ケースを開けた状態、もしくはイヤホンを耳に装着し、「ヘッドホンとFrames」のメニューから「QuietComfort Earbuds」とアプリを接続します。
「Bose Music」では複数の機器を登録できるため、見分けるために名前を設定できる画面が表示されます。任意の名称を設定しましょう。
その後、「QuietComfort Earbuds」の正しい装着方法の説明が入るので、チェックしておきましょう。アプリの初期設定は以上となります。
「QuietComfort Earbuds」の充電方法
「QuietComfort Earbuds」のイヤホンはケースに収納することで充電されます。蓋を開けている間はイヤホンのLEDランプが点灯し、電源が入る仕組みです。
なお、イヤホンのバッテリー残量はランプの状態から、下記の通り確認可能です。
- 白色でゆっくり点滅:充電中
- 白色で点灯:充電完了
- 赤色でゆっくり点滅:充電が必要な状態
- 赤色と白色で点滅:エラーが発生(カスタマーセンターへ問い合わせの必要あり)
一方で、ケースは別途ケーブルで事前に充電しておきましょう。充電する際は、ケース側面に内蔵されているType-Cコネクタの接続口から行えます。
また、充電ケースについても、バッテリー残量を側面のインジケーターランプから確認できます。
充電ケースのバッテリー残量の目安としては、下記の通り!5段階のインジケーターランプで、残量を細かく把握できるようになっています。
- 1つ目のランプが点滅:0~20%
- 2つ目のランプが点滅:21~40%
- 3つ目のランプが点滅:41~60%
- 4つ目のランプが点滅:61~80%
- 5つ目のランプが点滅:81~100%
そして、バッテリーを完全に消耗した状態でフル充電に要する時間は、イヤホンで約2時間、充電ケースで約3時間となります。フル充電にはそれほど時間を要しないので、別途急速充電器などを購入する必要もないでしょう。
「QuietComfort Earbuds」の良かったポイント
「QuietComfort Earbuds」の確かな機能性をチェックするため、娯楽や仕事など様々なシーンで利用してみました。実際に使用してみると、製品の大きな特徴として挙げられている点以外にも、利用者に優しい設計が!
ここでは、「QuietComfort Earbuds」を利用してみて感じた良かったポイントをご紹介していきます。
迫力のあるサウンドを楽しめる
音楽や映像を楽しむ上で、音質に妥協したくない人も多いはず。しかし、ワイヤレスイヤホンは有線イヤホンよりも音質面で劣る傾向にあります。
その点、「QuietComfort Earbuds」は完全ワイヤレスイヤホンでありながら、上質なサウンドを奏でる設計に!安価なワイヤレスイヤホンとの違いとしては、低音の響き方!
実際に音楽を聞いてみると、低音には圧力が感じられ、奥行きのあるサウンドとなっています。低音が重なるジャズやクラシックでは、脳内にずっしり響くサウンドを聞くことができますよ!
もちろん、中低音だけでなく、高音の鳴りも良好!繊細なサウンドと表現力で、重低音とのバランスも整っています。
CD音源のようなサウンドを聞きたい人や、アーティストの息づかいも聞こえてきそうなド迫力のライブ映像を楽しみたい人には、重低音の鳴りが最高な「QuietComfort Earbuds」がおすすめですよ!
ノイズキャンセリングの遮断率は70%程度
「QuietComfort Earbuds」は業界最高レベルのノイズキャンセリング機能を搭載しています。具体的には、特許も取得している下記2種のノイズキャンセリングを利用可能です。
- アクティブノイズキャンセリング:周りの騒音と逆位相の信号を発することで、ノイズを遮断する
- パッシブノイズキャンセリング:耳にフィットするイヤーピースで、物理的にノイズを遮断する
では、実際にどの程度ノイズを遮断できるのか、カフェで試してみました。「QuietComfort Earbuds」はノイズキャンセリングを手動でONにしなくても、装着した瞬間自動で作動する仕組みです。
周りの音が気になるカフェですが、話し声は遠くから聞こえるような感覚となります。音楽に集中できるのはもちろん、雑音をシャットアウトし、仕事や勉強にも一層打ち込める環境作りにぴったりのアイテムです。
1つ注意が必要なのは、雑音を完全に遮断できない点。「QuietComfort Earbuds」は周りの騒音を耳に入る前に遮断してくれますが、全てを打ち消してくれるわけではないので、騒音は少なからず聞こえてきます。
ノイズキャンセリングで打ち消す騒音の遮断率は、個人的な感覚としては約70%!「無音の空間になる」と表するワイヤレスイヤホンもありますが、100%雑音をシャットアウトしてくれるアイテムは存在しません。
しかし、同価格帯の中でも騒音の遮断率は非常に高いので、ノイズキャンセリング機能重視の人にはおすすめできるワイヤレスイヤホンです。
外音取り込みモードのレベルを瞬時に変えられる
「QuietComfort Earbuds」では、ノイズキャンセリング機能のレベルを11段階で調整できます。レベルが下がるほどノイズキャンセリング機能が弱まり、周りの音が聞こえる外音取り込みモードに切り替わっていきます。
他のワイヤレスイヤホンでも外音取り込みモードは搭載されており、高性能なアイテムは同様にレベルの調整も可能。しかし、イヤホン上の操作では外音取り込みモードのON・OFFしか切り替えられないアイテムばかりです。
個人的には、利用場面に応じてレベルを調整したいので、イヤホン上でON・OFFしか設定できないアイテムは少々不満が残っていました。
その点、「QuietComfort Earbuds」の左のイヤホンをダブルタップして動作するお気に入り機能では、ノイズキャンセリングのレベルを3つまで設定でき、タッチ操作で切り替えが可能です!私の場合、下記のように切り替えできるよう、3つのレベルを設定しています。
- レベル0:駅のホームにいる時や、カフェで店員さんに話しかけられた時に設定
- レベル5:道を歩いている時に設定
- レベル11:作業時や電車乗車時に設定
イヤホンをダブルタップすると順番に切り替わる仕組みなので、非常に手軽でおすすめの機能ですよ!
マイク内蔵でクリアな音声を届けられる
「QuietComfort Earbuds」には、マイク機能が搭載されています。スマホに接続すればハンズフリー通話ができるのはもちろん、最近ではZoomなどを利用したオンライン会議でも活用可能!
試しに、Web会議システムを利用し、話している内容が相手にしっかり届くか検証してみました。
利用してみたところ、クリアな音声が相手に届き、はっきり内容を聞き取ってもらうことができました。ワイヤレスイヤホンはヘッドセットタイプと異なり、マイクが口元から離れていて不安という人もいるかもしれませんが、声をしっかり拾ってくれるので全く問題ありません!
他にも、「QuietComfort Earbuds」を利用してオンライン会議を行うメリットとしては、下記のような点が挙げられます。
- ノイズキャンセリング機能搭載で、相手の会話を聞き取りやすい
- 4~5時間の連続通話で、充電切れの心配がない
- 耳が疲れにくいイヤーピースで、長時間のオンライン会議でも安心
- Bluetooth5.1搭載の安定した通信で、音飛びが発生しない
テレワークでオンライン会議の機会が増えている人は、「QuietComfort Earbuds」を要チェックですよ!
関連記事:【2021年】 片耳イヤホンおすすめ 20選 | 耳掛け式やマイク付きモデルなど徹底解説
IPX4の防水設計でスポーツに最適
完全ワイヤレスイヤホンはコードレスな設計から、激しい動きをするスポーツに最適と言われています。しかし、中には汗や雨で故障するアイテムもあり、せっかくの手軽さが台無しとなっているものも…。
その点、「QuietComfort Earbuds」はIPX4の防水性能を搭載!IPX4は生活防水とも呼ばれ、汗はもちろんのこと、ランニング中に雨が降ってきても水没しない性能を持ちます。
さらに、「QuietComfort Earbuds」は下記のような機能性からも、運動にぴったりのワイヤレスイヤホンと言えます。
- 外音取り込みモード搭載で、安全に運動を行える
- 耳にフィットするウィングチップを利用しているので、落下の心配がない
- タッチセンサーで音楽を操作できるので、運動中もスマホを取り出す必要がない
活用できるシーンが多く、万能なワイヤレスイヤホンと言えるでしょう!
また、BOSEでは「QuietComfort Earbuds」と同等の機能性で、よりスポーツに特化した「Sport Earbuds」というモデルのワイヤレスイヤホンがあります。耳へのフィット感を一層重視したアイテムとなっているので、一度チェックしてみてくださいね!
安定した通信で音声遅延なく動画を楽しめる
ワイヤレスイヤホンを使用し、スマホで動画を楽しんでいると、映像と音声がズレて聞こえてきた経験はありませんか?無線で接続している点から、ワイヤレスイヤホンは有線よりも音声遅延が発生やすくなっています。
最近は音声遅延が比較的軽減されたワイヤレスイヤホンも多いですが、まだまだ遅延が気になるアイテムもあります。そこで、「QuietComfort Earbuds」でも音声遅延が発生するのか、下記の動画共有・配信サービスで検証してみました。
- YouTube
- Amazonプライムビデオ
- Hulu
- Apple TV
チェックしてみたところ、「QuietComfort Earbuds」で音声の遅延は一切見られませんでした。また、音切れなども発生せず、高音質なサウンドで快適に映像を楽しめます!
ちなみに、「QuietComfort Earbuds」の通信範囲は9mで、スマホを自宅の別の階に置いておくと、ポツポツと音切れも発生します。しかし、ポケットやバッグにスマホを入れておくなど、通常の利用範囲であれば安定した通信で音声を聞くことが可能です!
また、電車の中や雨で傘を差しながらイヤホンを装着していても、デバイスとの接続に問題はありませんでした。音声遅延だけでなく、音飛びも発生しないようなワイヤレスイヤホンを探している人にぴったりですよ!
イヤホンと接続した端末が分かる
ワイヤレスイヤホンはスマホに限らず、様々なデバイスにBluetoothで接続できます。私の場合、出先で音楽を聞く場合はiPhone、大画面でYouTubeや動画配信サービスを楽しむ場合はiPad、テレワークでオンライン会議を行う場合はノートパソコンと、複数のデバイスと接続しています。
ワイヤレスイヤホンは基本的に最後に利用したデバイスと自動接続してくれますが、普段から使用するデバイスが多いと、どれに接続されたかチェックしなければならない時もあります。
その点、「QuietComfort Earbuds」は接続したデバイスを音声で知らせてくれます!例えば、iPhoneと接続した場合は「Connected iPhone」と音声が流れる仕組みです。
目立った特徴ではありませんが、個人的には細部まで利用者のことを考えた優しい設計と感じました。
「QuietComfort Earbuds」を利用して分かったイマイチなポイント
多様なメーカーから高性能なワイヤレスイヤホンが販売されていますが、どのアイテムにも必ず欠点があります。今回ご紹介している「QuietComfort Earbuds」についても同様。
購入する際は、次にご紹介する「QuietComfort Earbuds」のデメリットもチェックしておきましょう!
音楽の曲戻しができない
「QuietComfort Earbuds」では、イヤホンのタッチ操作で音量調整や着信応答などが可能なので、スマホをわざわざ取り出して操作するひと手間がありません。しかし、タッチ操作で1つ残念なポイントが…。
それは、音楽の曲戻しができない点です。曲送りについてはショーカット機能で利用できますが、曲戻しはタッチ操作がありません。また、「QuietComfort Earbuds」ではタッチ操作のカスタマイズも限られており、曲戻し操作を割り当てることもできない仕様です。
ちなみに、搭載されているマイクを活用し、Siriなどの音声アシスタント機能を利用すれば、前の曲へ戻すことは可能!しかし、電車内など話せない状況であれば利用できないので、スマホを操作するしかないでしょう。
タッチ操作の機能性も重視している人は、ご注意くださいね。
左耳だけで使用できない
「QuietComfort Earbuds」のイヤホンは、それぞれが直接デバイスにBluetooth接続されているわけではなく、左のイヤホンは右のイヤホンを経由して接続される仕組みです。そのため、左のイヤホンだけでは使用できません。
「QuietComfort Earbuds」に外音取り込み機能が搭載されていると言えども、周囲に気を配るため、片耳しか装着しない機会も考えられます。また、自宅で寝転びながら片耳だけ装着したり、ハンズフリー通話するケースもあるでしょう。
右耳だけでしか使用できない設計で一番困ったのが、長時間に及ぶオンライン会議。左右のイヤホンが独立して通信するタイプの場合、バッテリー残量が切れそうな時は片耳だけ使用し、もう片方は充電しておくという使い方ができました。
片耳ずつ使用すれば、イヤホンの充電が切れることはほぼありません。しかし、「QuietComfort Earbuds」では充電残量を意識して片耳ずつ使用することができないので、ご注意ください。
タッチセンサーの感度が良すぎる
最近のワイヤレスイヤホンはボタン式ではなく、タッチセンサー式で操作できるタイプが多くなっています。手軽に操作できるタッチセンサー式ですが、軽く触れるだけで動作するので、ボタン式より誤操作が発生しやすいデメリットも…。
その点、「QuietComfort Earbuds」はシングルタップでイヤホン操作を行わず、ダブルタップやスワイプで操作!イヤホン上でできる操作は減ってしまいますが、シングルタップの操作を採用していないのは、個人的にはある種メリットとも考えています。
しかし、イヤホンの位置を調整しようとすると、誤操作が発生する時もあります。
例えば、耳から落下しそうになったイヤホンを指一本で押し込むこともありますが、時折ダブルタップ扱いとなり、音声アシスタントやノイズキャンセリングのレベル調整機能が動作することも。タッチセンサーの感度が良すぎるため、意図せずダブルタップとなることがあります。
シングルタップの操作はありませんが、イヤホンの位置を調整する時は下記写真のように、複数の指で両側を挟むように持ったほうが良いです!
最初のうちは慣れないかもしませんが、この設計は他のワイヤレスイヤホンでも言えることです。アイテムを比較する際は、タッチセンサーの位置もチェックしてみてくださいね。
「QuietComfort Earbuds」をおすすめできる人・できない人
「QuietComfort Earbuds」をおすすめできる人 |
「QuietComfort Earbuds」をおすすめできない人 |
|
|
「QuietComfort Earbuds」は高価なワイヤレスイヤホンなので、まずは価格を押さえておきましょう!全体的な性能としては、価格に見合ったものがあるので、高価であっても機能性重視の人にはぴったりと言えます。
また、サウンド面は良好で、ノイズキャンセリング機能も高性能!「もしかしたら、これから仕事やスポーツでワイヤレスイヤホンを使用するかもしれない」という人は、あらゆるシーンで活躍する「QuietComfort Earbuds」を持っておけば、まず間違いないですよ!
「QuietComfort Earbuds」と人気ワイヤレスイヤホンを徹底比較
BOSEの中でも機能性の高さはトップレベルの「QuietComfort Earbuds」ですが、他のメーカーをチェックしてみると、同程度の性能を持つワイヤレスイヤホンも存在します。しかし、ワイヤレスイヤホン同士にどのような違いがあるのかは、製品のスペックを見ただけで把握しきれないですよね?
ここでは、人気のワイヤレスイヤホンも実際に使用し、「QuietComfort Earbuds」と機能性や音質などの違いを比較していきます。
Apple(アップル)AirPods Proとの違い
近年発売された完全ワイヤレスイヤホンの中で、最も勢いがあるのがAppleの「AirPods Pro」です。
「QuietComfort Earbuds」との大きな違いとして挙げられるのが、イヤホンのサイズ!「AirPods Pro」は非常にコンパクトな設計をしており、重量は約5.4gと超軽量!耳に装着した重量感は、「AirPods Pro」のほうが圧倒的に軽いです。
また、充電ケースも「AirPods Pro」はポケットに容易に収まるサイズ感となっています。
「QuietComfort Earbuds」も持ち運べるサイズではありますが、小型かつ高性能なワイヤレスイヤホンを探している人は、「AirPods Pro」のほうがおすすめです。
次に、イヤホンの音質ですが、「AirPods Pro」は高音と中低音のバランスが良いものの、低音の鳴りはイマイチ…。頭に響いてくるような迫力のあるサウンドは出ないので、高価な割には少々不満の残る音質です。
音質重視の場合は、「QuietComfort Earbuds」のほうをおすすめします。
ノイズキャンセリングの性能面に関しても、「QuietComfort Earbuds」のほうが優れている印象!また、レベルを11段階調整できる「QuietComfort Earbuds」に対し、「AirPods Pro」はON・OFFの切り替えしかできません。
とは言っても、「AirPods Pro」でも騒音は十分にカットできるので、ノイズキャンセリング機能の性能は大差なしです。
総評として、全体的な機能性は「QuietComfort Earbuds」が優勢!一方で、高性能を保ちつつ、コンパクトさを重視するのであれば「AirPods Pro」がおすすめ!
また、価格面も「AirPods Pro」のほうが安いので、機能性の高さやコスパなど選定ポイントによって、どちらが最適か変わってくるでしょう!
関連記事:【購入前に必見】AirPods Proレビュー。一年使って分かった本当にスゴいところ・残念なところ
SONY(ソニー)WF-1000XM3との違い
SONYの数あるワイヤレスイヤホンの中で、大人気モデルとなっているのが「WF-1000XM3」です。
その大きな特徴となるのが、「QuietComfort Earbuds」と同様に業界最高クラスのノイズキャンセリング機能!どの程度違いがあるのか、実際交互に装着してみました。
装着してみると「WF-1000XM3」も騒音はシャットアウトされますが、周りの音は普通に耳へ入ってきます。遮断率としては「QuietComfort Earbuds」と同程度でした。
ただし、「WF-1000XM3」では20段階でノイズキャンセリングのレベルを調整できたり、利用シーンに応じて自動で外音取り込みモードがONになる機能も備わっています。ノイズキャンセリングの性能はほぼ同じですが、付加機能も考慮すると、「WF-1000XM3」のほうが勝っている印象です。
次に音質面ですが、個人的な感覚では差を感じられませんでした。「WF-1000XM3」も低音が脳内にドンドンと響くので、インパクトのあるサウンドを聞くことが可能!
全体的な性能で考えると、「WF-1000XM3」と「QuietComfort Earbuds」は同じレベルとなっています。
ただし、「WF-1000XM3」で注意が必要なのは、イヤホンの装着性です。イヤホンのサイズや重量に関しては、ともに同程度となっています。
しかし、「WF-1000XM3」はイヤホン本体部に重量が偏っているため、装着してみると耳から落下しないか少々心配になります。
一方、「QuietComfort Earbuds」は重量こそ変わらないものの、ウィングチップを利用した耳にフィットする設計なので、装着性は「WF-1000XM3」よりはるかに優れています!仕事や長距離移動で使用する場合は、「QuietComfort Earbuds」をおすすめします。
そして、「WF-1000XM3」の最大の欠点と言えるのが、防水性能を搭載していない点。汗をかくスポーツで利用できないのはもちろんですが、雨や洗面所の湿気が積み重なると、故障の原因になる可能性も…。
水分を気にせずワイヤレスイヤホンを利用したいのであれば、「QuietComfort Earbuds」を検討するようにしましょう!
関連記事:WF-1000XM3のレビュー記事
Sennheiser(ゼンハイザー)MOMENTUM True Wireless 2との違い
音響機器メーカーであるSennheiserが販売する「MOMENTUM True Wireless 2」は、ワイヤレスイヤホンの中で最高音質とも呼ばれるアイテムです。
そこで、実際の音質の違いを比べてみました。「QuietComfort Earbuds」も音質には定評のあるワイヤレスイヤホンなので、個人的に大きな差は感じられませんでした。
しかし、「MOMENTUM True Wireless 2」のコーデックは高音質な「aptX」に対応!自然な音質を確保し、ポップスやロック、クラシックなどあらゆるジャンルの原音を忠実に再現しています。
もちろん、高音質がメリットだけでなく、ノイズキャンセリング機能も搭載!「QuietComfort Earbuds」と同様に、アクティブ・パッシブノイズキャンセリングを備えています。
ただし、「MOMENTUM True Wireless 2」はサウンド面重視で、ノイズキャンセリング機能により音質が落ちないよう設計されています。そのため、ノイズキャンセリングの性能は「QuietComfort Earbuds」より劣っているので、ご注意ください。
イヤホンのデザイン性には違いがあり、「MOMENTUM True Wireless 2」のタッチセンサー部はシルバー加工が施され、ワンポイントでおしゃれな見た目に!「QuietComfort Earbuds」のブラックを基調としたデザインとは異なり、シンプルでありながら少々上品さも感じる仕上がりです。
また、「MOMENTUM True Wireless 2」のほうが軽量かつコンパクト設計なので、長時間の利用には向いていますね。
総合的に見ると、各メーカーの上位モデルということもあり、機能性は類似していました。しかし、価格面では「MOMENTUM True Wireless 2」のほうが約5,000円高いので、コスパ重視の人は「QuietComfort Earbuds」ほうがぴったりですよ!
関連記事:【実写レビュー】ゼンハイザー ワイヤレスイヤホン MOMENTUM True Wireless2 を徹底検証 & 口コミ評価!
「QuietComfort Earbuds」と人気ワイヤレスイヤホンの比較一覧表
商品 | 最安価格 | イヤホンサイズ | イヤホン重量 | 充電ケースサイズ | 充電ケース重量 | 連続再生時間 | ノイズキャンセリング | 外音取り込み機能 | Bluetoothのバージョン | 防水機能 | マイク機能 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
QuietComfort Earbuds | 楽天市場¥12,480 AmazonYahoo! | 26.0 × 39.0 × 27.0mm | 8.6g | 89.0 × 51.0 × 32.0mm | ー | 6時間 | ○ | ○ | 5.1 | IPX4 | ○ | |
AirPods Pro | 楽天市場確認中 AmazonYahoo! | 21.8 × 24.0 × 30.9 mm | 5.4g | 45.2 × 21.7 × 60.6mm | 45.6g | 4.5時間 | ○ | ○ | 5.0 | IPX4 | ○ | |
WF-1000XM3 | 楽天市場¥19,730 AmazonYahoo! | ー | 8.5g | 53.0 × 78.0 × 28.0mm | 75.0g | 6時間 | ○ | ○ | 5.0 | × | ○ | |
MOMENTUM True Wireless 2 | 楽天市場¥13,480 AmazonYahoo! | 22.0 × 22.0 × 24.0mm | 6.0g | 76.8 × 43.8 × 34.7mm | 70.0g | 7時間 | ○ | ○ | 5.1 | IPX4 | ○ |
「QuietComfort Earbuds」のおすすめアクセサリー
「QuietComfort Earbuds」は魅力的なポイントが多く詰まったワイヤレスイヤホンですが、関連アイテムと併用することで、より便利に活用できます。また、イヤホンの故障を未然に防いだり、充電切れの心配をなくすことも可能!
ここでは、併せてチェックしておきたいおすすめの関連アクセサリーをご紹介していきます。
専用保護ケース
完全ワイヤレスイヤホンはコードレスなので、紛失が起きやすいデメリットがあります。充電ケースに関しても同様で、コンパクトな設計で持ち運ぶ機会も多い反面、誤って落下させてしまう可能性も。
「QuietComfort Earbuds」のケースは耐久性に優れているわけではないので、強い衝撃が加わると故障することもあります。30,000円以上する高価なワイヤレスイヤホンなので、もちろん長く使用したい人が多いはず!
故障の根本的な要因を取り除くため、活用できるのが専用の保護ケースです。シリコン素材で耐久性の高い素材のアイテムが多く、充電ケースを全方向からカバー可能!
さらに、チェーン(カラビナ)付きの専用ケースであれば、バッグに付けることで紛失防止に繋がり、非常に便利です!価格も1,000円前後で購入できるケースがほとんどなので、要チェックのアクセサリーです!
ワイヤレス充電器
【充電している画像の挿入をお願い致します!】
「QuietComfort Earbuds」のケースはType-Cケーブルで充電できますが、ワイヤレス(Qi)に対応しているため、無線で充電することも可能です。ワイヤレス充電器の上にケースを乗せるだけで良く、充電ケーブルでよく発生する断線の心配がありません。
最近では、Qi対応しているiPhoneやAndroid端末も多く、すでに所有している人もおられるでしょう。お持ちの人は「QuietComfort Earbuds」専用のケーブルを利用する必要がなく、スマホと共通のケーブルで充電できるので、管理の手間も省けますね!
この機会にワイヤレス充電器も検討したいという人は、下記記事もチェックしてみてくださいね!
関連記事:【2021】高速充電対応のワイヤレス充電器 おすすめ 21選 | iPhoneやapple Watchにも対応
モバイルバッテリー
【充電している画像の挿入をお願い致します!】
「QuietComfort Earbuds」ではご紹介しました通り、イヤホン単体で最大6時間、充電ケースと併用で最大18時間の連続再生が可能です。十分な性能ではありますが、長期出張や長距離移動が重なったりすると、充電切れとなる可能性も考えられます。
また、「QuietComfort Earbuds」より連続再生時間が長いワイヤレスイヤホンも数多く存在しています。
ワイヤレスイヤホン | メーカー | 連続再生時間(イヤホン単体) | 連続再生時間(ケース併用) |
QuietComfort Earbuds | BOSE | 6時間 | 18時間 |
ATH-CKR70TW | ATH-CKR70TW | 7時間 | 20時間 |
AirPods Pro | Apple | 5時間 | 24時間 |
Club Pro+ TWS | JBL | 6時間 | 24時間 |
WF-1000XM3 | SONY | 6時間 | 24時間 |
Elite 85t | Jabra | 5.5時間 | 25時間 |
AVIOT | TE-D01m | 10時間 | 50時間 |
充電切れの心配をせず、いつでもイヤホンを活用したい人はモバイルバッテリーがおすすめです。ケースとモバイルバッテリーをケーブルで接続すれば充電できるので、コンセントがなくても安心!
しかし、連続使用してもバッテリー消耗が少ないワイヤレスイヤホンなので、充電残量がなくなることは頻繁に発生しないと予想されます。もし、モバイルバッテリーを活用するのであれば、スマホやタブレット、ノートパソコンも利用用途として含めるのがおすすめ!
充電回数の目安はモバイルバッテリーの容量「mAh」で表され、所有するデバイスに応じて下記の通りアイテムを選定すると良いですよ!
- iPhoneやAndroidなど、スマホの充電であれば10000mAh未満
- iPadなど、タブレットの充電であれば10000~20000mAh
- MacBookやSurfaceなど、ノートパソコンの充電であれば20000mAh以上
モバイルバッテリーはアウトドア時や非常時にも役立つアイテムなので、是非一度チェックしてみてくださいね!
関連記事:【2021年】モバイルバッテリー 10000mAh おすすめ20選 |おしゃれな人気モデルを徹底比較
関連記事:【プロが選んだ】大容量で軽量の20000mAh モバイルバッテリー おすすめ19選(2021年最新版)
関連記事:【完全版】超大容量モバイルバッテリー 20000~50000mAh 選び方とおすすめ10選
「QuietComfort Earbuds」のまとめ
ワイヤレスイヤホンに限らず、ヘッドホンやスピーカーなど様々なジャンルで人気を博しているBOSEのアイテムなので、「QuietComfort Earbuds」の機能性の高さはさすがの一言です!特に、売りにもなっている音質は非常に良く、パワフルな重低音で音楽や映像をより楽しむことができます。
また、ノイズキャンセリング機能は完全に雑音をシャットアウトできないものの、高い遮断率で勉強や仕事にも集中可能!他のワイヤレスイヤホンと比較してみても遮断率は高水準なので、ノイズキャンセリング機能重視の人にもぴったりです。
ただし、全体的に満足のいく機能性がゆえに、価格は33,000円と高価に。安いワイヤレスイヤホンを探している人には、同性能で比較的安価な「AirPods Pro」や「WF-1000XM3」がおすすめです。
とは言っても、日常で利用する機会の多いワイヤレスイヤホンなので、「QuietComfort Earbuds」のようなワンランク上のアイテムで、より豊かな生活を送ってみてはいかがでしょうか!
おすすめのワイヤレスイヤホンについては以下の記事で詳しく紹介しています!
関連記事:【2021年】AirPodsを超えるコスパ最高モデルが続々。おすすめワイヤレスイヤホンTOP10
関連記事:【聴き比べて検証】本当に音質が良いワイヤレスイヤホンおすすめランキングTOP13
関連記事:【2021年】インナーイヤー型ワイヤレスイヤホン5選
関連記事:【神】コスパ最強の完全ワイヤレスイヤホンTOP10
関連記事:【おしゃれすぎる!?】シーン別で活躍するおしゃれなワイヤレスイヤホン15選
関連記事:AirPods 第3世代 実写レビュー!Air Pods Proと比較してよかった点、悪かった点