スマホを安く手に入れる際に重宝する中古スマホ。しかし、中古スマホ特有の危険や注意点はたくさんあります。ある程度知識を持った状態でないと、購入してから後悔することも珍しくないため、しっかりと知識を身につけて購入しましょう。
この記事では、元PCショップ店員で中古スマホの買取や販売を担当していた筆者が、中古スマホを購入する際に気をつけたい注意点や選び方、そもそもどこで買うのがおすすめかについて詳しく解説します。
中古スマホがどのような人におすすめで、どのような人にはおすすめではないのかについても言及しているため、是非チェックしてみてくださいね。
目次
中古スマホがおすすめな人・おすすめではない人
まず始めに、中古スマホはどのような人におすすめで、どのような人におすすめではないのかについて紹介します。
中古スマホがおすすめな人
- 格安でスマホが欲しい人
- ある程度スマホの知識がある人
- 壊れるリスクを受け入れられる人
中古スマホは最新機種・新品と比べるとかなり安く、安いスマホであれば1万円以下で購入可能なものもあります。そのため、格安でスマホが欲しい人にとってはベストな選択肢となるでしょう。
安くスマホが欲しい人はもちろんですが、「ある程度スマホの知識がある人」「壊れるリスクを受け入れられる人」にはよりおすすめです。ある程度スマホの知識がないまま購入すると、「全然サクサク動かない」「SIMカードが対応していない」と、さまざまな失敗につながる恐れがあります。
また、どれだけ中古ショップの保証内容が充実していたとしても、中古商品のためある程度消耗していることが前提の商品です。そのため、もし想定よりも早く壊れてしまっても「中古だから、仕方ないか」と、受け入れられる人がおすすめです。
購入の際は、イオシスなど実績と信頼の暑いお店で購入するようにしましょう。
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中古スマホがおすすめではない人
- スマホ選びが苦手な人
- 最新機種を使いたい人
- 1台のスマホを4年5年と長く使いたい人
最も重要な点が、「スマホ選びが苦手な人」です。中古スマホは、新品のスマホよりも選び方が難しくなります。中古スマホの選び方については後ほど解説していますが、読んでいても「自分には難しそうだな」と感じる人は、新品のスマホを選んだほうが無難でしょう。
また、1台のスマホを長期的に使いたい人にもあまりおすすめできません。使用方法にもよりますが、スマホは消耗品です。中古スマホは前利用者がすでに数年ほど利用している場合、どうしてもある程度消耗している可能性が高く、長期的に利用できる保証がありません。
中古スマホを購入するときの注意点
中古スマホを購入するときに見落としがちな注意点を2つ紹介します。この注意点を見落として後から問い合わせをいただいたお客様も実際にたくさんいました。中古スマホを購入するさいには必ず気をつけたいポイントです。
不安要素があるまま購入をしない
「よくわからないけど、大丈夫だろう」と、なんとなく中古スマホを購入しないように注意しましょう。とくに「ひび割れ」「傷あり」といった、「商品の状態に関する注意事項」は要注意。
「バッテリー劣化あり」「アウトレット品」「センサー不具合あり」など、何か注意事項が掲載されている場合、どんな内容でも可能な限り商品状態について店員から説明を受けた方が良いでしょう。
例えば「バッテリー劣化あり」と表記がある場合、「どの商品も中古でバッテリー劣化があるのは当然なのに、なぜわざわざ『劣化あり』と表記があるのか」と、怪しむくらいの慎重さがあってもOKです。「アウトレット品」と書いてある場合、店で展示としていろいろな利用客に触られている商品のため、消耗度合いがわかりません。「どのくらいの期間、いつから展示していたの?」と質問しても良いでしょう。
編集部
SIMロックが解除されていても、すべてのキャリアで使えるとは限らない
「SIMフリー」「SIMロック解除済み」と聞くと、どのキャリアでもスマホが使えるように思うかもしれませんが、実はそうではありません。スマホ本体と、キャリアのバンド(周波数帯)の相性の問題があるからです。
au・docomo・softbank・楽天モバイルといった大手キャリアは、スマホが通信ができるように電波を飛ばしていますが、キャリアによって電波の種類が異なります。しかし、スマホによって受信できる電波の種類が異なるため、使いたいスマホでうまく電波が受信できないことがあります。
バンド/キャリア | docomo | au | softbank | 楽天モバイル |
---|---|---|---|---|
1 | 〇 | 〇 | 〇 | |
3 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
8 | 〇 | |||
11 | 〇 | 〇 | ||
18/26 | 〇 | |||
19/26 | 〇 | |||
21 | 〇 | |||
28 | 〇 | 〇 | 〇 | |
42 | 〇 | 〇 | 〇 |
※上記の表は令和4年5月時点での総務省発表の資料を参考にしているため、最新の状況とは異なる場合があります。
購入失敗の例として、softbankを契約している方が、元々docomoで販売されたSIMロック解除済みの中古スマホを、中古スマホショップで購入した例を考えてみましょう。この中古スマホはSIMロック解除済みのため、softbankのSIMカードを刺して利用できます。しかし、元々docomoのバンドをつかむために販売された商品なので、softbankの電波通信に重要な「バンド11」の電波が受信できないスマホでした。そのため、softbankのSIMカード自体は認識するものの、softbankの電波をスマホが受信してくれないため、外で快適に通信ができませんでした。
このように、スマホとバンドの相性の確認はとても大切です。SIMロックが解除されているからといって、どの通信キャリアの電波もつかめるわけではないことを覚えておきましょう。各周波数は各キャリアのHP、端末の対応周波数は端末のスペック表に記載されていますので、必ず確認するようにしましょう。親切なお店の場合、中古スマホの値札などに「●●周波数には対応、■■周波数には非対応」や「au回線に対応、docomo回線には非対応」と書かれています。
未使用品の中古スマホの危険性は?
中古スマホには「未使用品」が売られていることもあります。「未使用で売られてるスマホの危険性が気になる」「中古なのに未使用品ってどういうこと?」と思う方も多いですが、未使用品とは開封だけ、もしくは通電確認だけされた中古スマホのことです。ほとんど新品同様の商品で、新品と比べて安く購入できます。
新品同様の未使用品のスマホが売られている主な理由は以下が考えられます。
- クレジットカードの現金化
- 購入間違い
スマホの中でもとくにApple製品の買取価格は高く、新品iPhoneをそのまま売ったとしても新品の90~80%の割合で売れることが多いです。手元に現金が欲しい人が換金目的でクレジットカードを使ってスマホを購入し、そのまま買取に出されたものが未使用品の中古スマホとしてショップに並ぶことが考えられます。
ほかにも、未使用品の中古スマホが出品されていたフリマサイトでは「誤って購入してしまった」といった紹介がされていました。容量や型番を誤って購入してしまうことは確かに考えられる要因の一つ。簡単に返品もできないため、未使用品のまま買取に出す方もいるようです。
未使用品の中古スマホは危険性は高くなく安全性が高いため、もし見かけた場合も安心してくださいね。
中古スマホはどこで買う?中古スマホ3つの購入方法
中古スマホをどこで買うかについてですが、一般的には以下3つの店舗・方法で購入します。
- 実店舗
- ネットショップ
- フリマサイト・サービス
それぞれメリット・デメリットが大きく異なるため、詳しく見ていきましょう。
実物を見て納得して買うなら実店舗がおすすめ
実店舗での購入は、最も安心・安全な購入方法です。
- Book OFF
- ゲオ
- セカンドストリート
- ソフマップ
実店舗購入のメリット
- 製品を実際に確認できる
- 店員にその場で質問ができる
- その場ですぐに手に入る
実店舗で購入するメリットは、なんといっても店員に話を聞きながら中古スマホ本体を確認できること。実店舗で中古スマホ購入を検討する際、多くのお店で実物を触らせてもらえます。どの程度サクサク動くのか、傷などの状態はどの程度かなど細かい状態が把握できるので、購入後に「こんなはずじゃなかった」といったことも起こりにくいです。
スマホ選びの知識がない方でも、知識のある店員からアドバイスをもらいながら購入できるのも大きなメリット。ネットで購入するよりも実店舗に赴かないといけないため手間は掛かりますが、実機を確認できるのは中古スマホにおいて非常に重要です。もし近くに中古スマホを取り扱っている店舗があるのであれば、可能な限り実店舗での購入をおすすめします。
実店舗購入のデメリット
- 実店舗まで足を運ぶ必要がある
- 店舗によって品揃えが極端
- 店員の知識が乏しいことがある
実店舗で購入するデメリットは、ネット購入に比べると手間がかかり、さらに品揃えも弱い点。店舗によっては中古スマホが10製品も置いてないことも珍しくはなく、求めている中古スマホに出会えるかは運次第です。大きな店舗であれば、他店舗にある中古スマホの取り置き・お取り寄せをしてくれることもあるため、求めている中古スマホがない場合は一度店員に確認してみるといいでしょう。
店員がアルバイトで知識が乏しいこともあるため、店員の知識が怪しいと感じたら別の詳しい店員に変わってもらうようにしましょう。
編集部
いろいろな中古スマホを見て選ぶなら、ネット購入がおすすめ
いろいろな中古スマホを見て選ぶなら、ネット購入がおすすめです。
- イオシス
- ソフマップ
- じゃんぱら
- ハピネスネット
- Amazon
- 楽天市場
- ムスビー
ネット購入のメリット
ネット購入のメリットは実店舗の真逆です。
- 安く買える
- 豊富な商品在庫から色々な機種が選べる
- 時間や場所を問わずいつでもどこでも買える
ネットで購入する場合、幅広い中古在庫から希望の商品を選べるのが大きな魅力です。実店舗を構えるソフマップやイオシスのようなお店の通販サイトから、全国の店舗にある在庫から商品を選ぶことができ、自宅まで届けてくれます。商品が豊富になるため、実店舗よりも安い商品が見つかりやすくなるのも大きなメリットです。
ネット購入のデメリット
- 実物を確認できない
- 商品の詳細を詳しく聞けない
- ある程度スマホ選びの知識が必要
ネット購入最大のデメリットは実物が確認できない点です。どうしても直接目で見て確認ができないため、「思ってたより傷が付いていた」「消耗度合いが激しくて、動作が重い」というリスクが大きくなってしまいます。
また、直接店員に話を聞くことも難しいため、ある程度スマホ選びの知識が必要です。ネットショップで中古スマホを選ぶさいには、商品ページに書いてある商品詳細をくまなく確認し、見落としが無いよう気をつけましょう。
とにかく安く買いたいなら、フリマサイト・サービス
最もハイリスク・ハイリターンな購入方法がフリマサイト・サービスでの購入です。
- メルカリ
- ヤフーオークション
フリマサイト・サービスのメリット
- とにかく安い
フリマサイト・サービスのメリットはとにかく安い点です。実店舗やネットショップで売られている価格よりも数割安く売ってあることが多く、交渉次第でより安く手に入れることも可能。
フリマサイト・サービスのデメリット
- 保証がない
- だまされる可能性がある
- リスクが大きい
フリマサイト・サービスのデメリットはリスクが大きい点です。まず保証がないため、購入後しばらくして不具合が起こっても泣き寝入りになってしまいます。また、フリマサイト・サービスの商品説明はいくらでも偽って表記が可能なため、粗悪品をだまされて購入させられる可能性も。毎日のように使用していたスマホを「ほとんど使用していなかったため」と偽ったり、何度か落としたスマホも「常に引き出しに保管していたため」などと、いくらでも偽装ができてしまいます。
安く買える利点もあるとは言え、かなりハイリスクハイリターンな購入方法です。できる限り、実店舗やネットショップで購入することをおすすめします。
中古スマホを求める全ユーザーにおすすめ!中古スマホ取り扱いNo1「イオシス」
「けっこう安い。」のキャッチフレーズが特徴の「イオシス」は、アウトレットと中古のスマホを扱っているストアです。
イオシスの特徴はiPhoneやandroidの在庫が豊富で、商品の状態ごとにしっかりとランク分けされていてネットでも安心して買える点です。
中古スマホのネットショップと言えば?と言われればイオシスが真っ先に候補に挙がるでしょう。
ランク | 状態 | 保証期間 |
---|---|---|
新品 | 開封や通電を行っていない新品商品 | イオシス1週間&メーカー保証 |
未使用品 | 未使用だがスマホは通電確認を行っている商品 | 6カ月間 |
Aランク | 中古だが、傷などの使用感が少ない美品商品 | 3カ月間 |
Bランク | 目立った傷や汚れはないが経年劣化の箇所が見られる商品 | 3カ月間 |
Cランク | 目立つ傷、ひび割れ、付帯パーツの劣化または欠品のある商品 | 3カ月間 |
アウトレット | 箱汚れや、開封済など商品によって特記事項がバラバラな商品 | 3カ月間 |
いずれも数か月の保証と、万が一買った商品が赤ロムになったら保証期間を問わず交換、または全額返金してくれる「赤ロム永久保証」が付帯しています。
販売だけではなく、中古スマホに関する情報コンテンツも豊富なので、中古スマホを検討している方は是非一度覗いてみてください。
最適な端末が見つかる!中古スマホの選び方
重要な確認が終わればあとは好きな端末を選んで構いませんが、その際もいくつか選ぶポイントがあります。
できれば2年以内に発売された端末を選ぶ
中古スマホは古い格安の端末から最新端末まで色々選べますが、できる限り新しい端末を選ぶのがおすすめです。
理由としては、性能はもちろんですが「バッテリーの劣化」の理由が大きいです。
とくにバッテリーの寿命は数百回の充電と言われていますので、2年以上前の機種を買った場合バッテリーの持ちが悪い可能性が高いです。
古い機種は安く、新しい機種は高いので悩ましい所ですが、Picky’s編集部としては大体「発売から2年以内の機種」をおすすめしています。とはいえ、元々の利用者があまりスマホを使っていなければ、古いスマホでもバッテリーの消耗は少ないです。iPhoneのようにバッテリーの消耗状態を確認できるスマホ端末であれば、購入前に確認するといいでしょう。
コンディションは価格とのバランスで自分が納得できるものを
外見のコンディションに関しては「自分が価格とのバランスで納得できるもの」を買いましょう。
「傷だらけでも使えればいい」という方は安い機種を選べばお買い得ですし、「見た目も大事」だと思うなら、少し高くなっても綺麗なものを選んでください。
ただし、あまりにボロボロなものは、前の所有者が荒く扱っていた可能性があるのでおすすめしません。
水没の確認も
外観以外に「水没チェック」も必須です。
スマホには内部まで水を侵入させたかどうかが分かる「水没反応シール」があります。
水没反応シールは機種によって場所も反応の仕方も様々です。例えば、上記の画像のスマホで言えば中央の赤い水玉のシールが水没反応シールになります。
もしスマホが水没・浸水するとシールが反応し、真っ赤になるなど色が変わります。(防水タイプでも内部浸水したものは同様です)
この水没シール反応がある物は、どんなに綺麗で現状問題なく動作していてもおすすめできません。防水非対応スマホで水没経験がある場合、一見異常がなさそうに見えるスマホでもどこかしらで不具合や劣化が生じてる可能性があります。
お店やフリマサイトなどでスマホを買う場合は、この水没反応シールを見せてもらうようにしましょう。細かい傷の状態や水没反応シールを見せてくれないお店や個人からは買うのはやめたほうがいいでしょう。
SIMロックやSIMフリー端末かに注意
中古スマホを購入する際は、「SIMロック」「SIMフリー端末」の確認は必ず行いましょう。
現在ではSIMロックという仕組みはなくなっているため、新品のスマホを購入する際は気を付ける必要はありません。しかし、2021年8月以前のスマホには、SIMロックがかかっている可能性があります。SIMロックとは、購入した携帯会社のSIMカードでしかスマホ端末が利用できないロックのこと。例えば、ドコモで購入したスマホ端末は、ドコモのSIMカードでしか利用できなくなっている状態がSIMロックです。もちろんドコモだけではなく他会社も同様です。
現在ではSIMロックという仕組みはなくなっていますが、2021年以前のスマホ端末を購入する可能性が高い中古スマホにおいては、要注意です。
中古スマホを選ぶ際には、SIMロックがかかっていない「SIMフリースマホ」がおすすめ。もしSIMロックがかかっている場合には、携帯キャリア会社でSIMロック解除の手続きが必要になりますので注意しましょう。SIMロック解除方法はスマホ端末や携帯会社によって異なりますが、web上での手続きか携帯会社の店舗に持ち込むことで行えます。
赤ロム機種ではないことに注意する
買いたい端末が、赤ロムではないことを確認しましょう。
赤ロムとは、携帯電話会社から利用制限がかけられたいわくつきのスマホ端末のことです。赤ロムになる理由はいくつかありますが、盗難品が売却されたケースや、前所有者が分割ローンの残債を滞納してしまった場合に起こります。
もしこの赤ロム端末を買ってしまうと、SIMカードを挿しても使えません。
一方で、残債や盗難などの問題が無く、今後ネットワーク利用制限がかけられるリスクが無いものを「白ロム」と言います。
中古スマホを買うときは赤ロムになっている、または赤ロムのリスクがある危険な端末は絶対に買わず、必ず白ロムを購入するように注意しましょう。
赤ロムリスクの確認方法
買おうと思っている端末が赤ロムのリスクがあるかどうかは、スマホに設定されている「IMEI」という15ケタの製造番号を検索すれば簡単に調べられます。
IMEIは「設定⇒状態」から簡単に出てきますので、練習がてらお手持ちのスマホのIMEIを確認してみてください。
製造番号が分かったら、次に各キャリアの「ネットワーク利用制限確認ページ」にIMEIを打ち込んで調べてみましょう。
キャリア | IMEI確認ページ |
---|---|
docomo(ドコモ) | ネットワーク利用制限電話機確認 |
au(エーユー) | ネットワーク利用制限携帯電話機照会 |
Softbank(ソフトバンク) | ネットワーク利用制限電話機の確認 |
楽天モバイル | ネットワーク利用制限電話機の確認 |
ここでIMEIを打ち込めばすぐに結果が表示されます。
- 〇⇒白ロム
- △⇒現状白ロム(ローン中など、今後の状況次第で赤ロムになる可能性あり)
- ×⇒赤ロム
中古ショップ専門店で買う場合は、ショップ側で調べているはずなので、赤ロムになる事はほぼありません。もしショップで買ったものが赤ロムだった場合、多くのショップで「赤ロム永久保証(万が一赤ロムになったら全額返金)」があるため安心です。
iPhoneの場合はアクティベーションロックの確認も必須!
iPhoneの場合、赤ロムの確認と同時に「アクティベーションロックがかかっていないかどうか」もチェックしておきましょう。
アクティベーションロックとは、iPhoneに搭載されている、第三者が拾っても勝手に使われないようにするセキュリティ機能です。
これがかかった端末を購入してしまうと、赤ロム同様端末が使えなくなってしまいます。
解除するためには前所有者のIDとパスワードが必要になるので、中古スマホ購入者はどうすることもできません。これも信頼できるショップで購入すれば防げますので、特に高価なiPhone製品は個人間取引ではなく信頼できるお店で購入しましょう。
中古スマホの設定手順
中古スマホを購入した場合、設定は自分でする必要があります。方法がわからないという方も多いと思いますので、簡単に中古スマホの設定手順を解説します。
ただし、あくまでも一般的な手順で、実際は機種や個人の契約状況でやり方が変わります。事前に調べるかお店の方に確認するようにしましょう。
- 中古スマホの設定方法
- STEP.1SIMカードを挿入する
中古スマホにはSIMカードが挿入されていないので、まずは今まで使っていた端末からSIMカードを抜いて差し替えましょう。
SIMカードの挿入場所は機種によって違いますが、端末の上下左右どこかの側面にあることがほとんどです。
取り出す際は専用のピンがあると安全に、素早く取り出せます。
- SIMカードを差し込む時はなるべく素手で触らない(静電手袋があると良い)
- SIMカードには向きと上下があるので、間違えないようにする
この2点に注意してください。
- STEP.2初期設定を行う
SIMカードを差し込んで電源を入れると初期設定画面になりますので、画面の指示に従って初期設定を行いましょう。
もし初期設定画面にならないときは、前の所有者のデータが残っているの可能性があるので「設定」から初期化を行ってください。
スマホが立ち上がって使えるようになったら、Wi-Fiルーターとの接続設定や旧機種から写真・動画などのデータ移行を行います。
アプリ(LINE)などはSIMカードを移し替える前に引継ぎが必要なものもあるので注意が必要です。
- STEP.3格安SIMを利用した場合はAPN設定を行う格安SIMのSIMカードと中古スマホを組み合わせた場合、APN(アクセスポイント名)の設定が必要です。
これを行わないと電波を利用した通信や通話ができず、外で圏外になってしまいます。
細かい部分は機種ごとに違いますが、「設定」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」で設定画面に移ります。
APN名や設定はキャリアごとに異なりますので、お手持ちのSIMカードキャリアに確認して下さい。
充電器も忘れずチェック!
中古スマホを購入する場合、本体のみで充電器が同梱されていないことがよくあります。充電器の有無をチェックして、事前に用意しておくようにしましょう。
安くスマホを買い替えるなら中古スマホがおすすめ!
中古スマホは、高価なスマホを安く買える選択肢です。
- 高額な最新スマホのスペックを活かせない
- 格安SIMなどを利用してコストを抑えて2台目を持ちたい
- お子さんにスマホを持たせたい
このようなライトユーザーであれば、あえて高額な最新スマホではなく中古スマホを買うことで出費を抑えることができます。
端末を安く買え「自分の使い方や生活に合ったスマホの購入プランが組める」中古スマホ。
知っておいて損はありませんので、ぜひ選択肢の一つとして検討してみてください。
なお、Picky’s編集部ではスマホに関する記事や中古関連記事、スマホアクセサリーについても多数紹介していますので、以下の記事も是非読んでみて下さい。
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