デザイン性や性能の高さが人気のAndroidスマホ、SONY Xperia(エクスペリア)シリーズ。カメラ・オーディオメーカーとして有名なSONY製のため、写真や音楽もとことん楽しめるオールマイティなスマホです。
しかし、はじめてXperiaシリーズを買おうとしている方の中には、「シリーズが多くてグレードやスペックの違いがわからない」「Xperiaのおすすめ機種は?買うならどれがいい?」と迷っている方も多いと思います。
そこで今回は、Xperiaのシリーズ・グレードの見方や特徴、おすすめの選び方をまとめました。Xperiaの購入を検討している方、Xperiaが気になっている方はぜひチェックしてみてください。
目次
違いは何?Xperia(エクスペリア)各シリーズの性能・スペック比較
Xperia(エクスペリア)は、価格や性能によって5種類のシリーズに分かれています。
シリーズ | 特徴 |
---|---|
Xperia1シリーズ | Xperia最高峰のハイエンドモデル。超高性能・多機能で高額 |
Xperia5シリーズ | ハイスペックモデル。高性能だが1シリーズよりもかなり価格が抑えられていてバランスが良い |
Xperia10シリーズ | お手頃な価格で安定した性能を持つミドルスペックモデル |
Xperia Aceシリーズ | スペックはやや低めのエントリーモデル。その代わりに圧倒的に低コスト |
Xperia PROシリーズ | ハイスペック&プロ仕様のカメラとディスプレイを搭載した性能特化モデル |
2022~2024年のソニーXperiaは「数字の小さいモデルほど高額で高性能なシリーズ」。「Xperia1シリーズ」が最も高性能なハイエンドモデルで、「10シリーズ」がお手頃な価格と平均的な性能を持った高コスパなミドルレンジモデルです。
また「PROシリーズ」や「Aceシリーズ」のように、数字表記ではないモデルもあります。例えば、「Xperia Proシリーズ」はカメラやディスプレイ性能に特化させた特殊なモデルですが、性能的にはXperia5や1に匹敵する「ハイスペック相当のシリーズ」です。
【2024年最新〜型落ち】Xperiaおすすめ人気ランキング比較一覧表
紹介しているXperiaはすべてSIMロック解除済みで、どのキャリアでも使用できる「SIMフリースマホ」です。最新の現行モデルはもちろん、入手可能な型落ちモデルも含めて紹介します。
商品 | 最安価格 | サイズ | 重量 | 画面 | CPU | RAM | ROM | バッテリー容量 | メインカメラ性能 | 防水・防塵 | ワイヤレス充電 | おサイフケータイ | デュアルSIM | オーディオジャック | その他機能 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | Sony (ソニー) Xperia 10 VI | ¥64,900 Amazon楽天市場Yahoo! | 約68×155×8.3mm | 約164g | 約6.1インチn有機EL/Full HD+ | Snapdragon 6 Gen 1 Mobile Platform | 6GB | 128GB | 5000mAh | 16mm超広角有約800万画素n26mm約4800万画素(記録画素数約1200万画素)n52mm約1200万画素(記録画素数約1200万画素) | 防水 IPX5/8/防塵 IP6X | - | 〇 | 〇(nanoSIM/eSIM) | 〇 | 生体認証 |
![]() | Sony (ソニー) Xperia 1 VI | ¥185,859 Amazon楽天市場Yahoo! | 約74×162×8.2mm | 約192g | 約6.5インチn有機EL/Full HD+ | Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform | 12GB | 512GB | 5000mAh | 16mm超広角約1200万画素n24mm広角約4800万画素(記録画素数約1200万画素)n48mm広角約1200万画素(記録画素数約1200万画素)n85-170mm望遠約1200万画素 | 防水 IPX5/8/防塵 IP6X | 〇 | 〇 | 〇(nanoSIM/eSIM) | 〇 | 生体認証 |
![]() | ソニー Xperia 5 V SIMフリー XQ-DE44 B | ¥129,800 Amazon楽天市場Yahoo! | 約68×154×8.6mm | 約182g | 約6.1インチn有機EL/FHD+/最大120Hz駆動 | Snapdragon 8 Gen 2nMobile Platform | 8GB | 256GB | 5000mAh | 16mm超広角約1200万画素n24mm広角約4800万画素n48mm広角約1200万画素 | 防水 IPX5/IPX8n防塵 IP6X | 〇 | 〇 | 〇(nanoSIM/eSIM) | 〇 | ー |
![]() | Sony (ソニー) Xperia 5 IV | ¥84,700 Amazon楽天市場Yahoo! | 約67×156×8.2mm | 約172g | 約6.1インチ/有機EL 21:9ワイドディスプレイ(HDR対応)/FHD+ | Snapdragon® 8 Gen 1 Mobile Platform | 8GB | 128GB | 5000mAh | 16mm有効画素数約1220万画素/F値2.2n24mm有効画素数約1220万画素/F値1.7n60mm有効画素数約1220万画素/F値2.4 | 防水IPX5/IPX8/防塵IP6X | 〇 | 〇 | 〇(nanoSIM/eSIM) | 〇 | - |
![]() | ソニー Xperia1V SIMフリー XQ-DQ44 B | ¥144,000 Amazon楽天市場Yahoo! | 約71×165×8.3mm | 187g | 約6.5インチn有機EL/4K/120Hz/HDR対応 | Snapdragon8 Gen 2nMobile Platform | 12GB/16GB | 256GB/512GB | 5000mAh | 16mm超広角約1200万画素n24mm広角約4800万画素n85-125mm望遠約1200万画素 | 防水 IPX5/8/防塵 IP6X | 〇 | 〇 | 〇(nanoSIM/eSIM) | 〇 | ゲームエンハンサー |
![]() | Sony (ソニー) Xperia 10V | ¥63,199 Amazon楽天市場Yahoo! | 約68×155×8.3mm | 約159g | 約6.1インチn有機EL/Full HD+ | Snapdragon 695 5G Mobile Platform | 6GB | 128GB | 5000mAh | 16mm 超広角約800万画素n26mm 広角約4800万画素(記録画素数約1200万画素)n54mm望遠約800万画素 | 防水 IPX5/8/防塵 IP6X | - | 〇 | - | 〇 | 生体認証 |
![]() | Xperia Ace III SO-53C | ¥23,000 Amazon楽天市場Yahoo! | 約69×140×8.9mm | 162g | 約5.5インチ | Qualcomm® SnapdragonTM 480 5G Mobile Platform 2.0GHz+1.8GHz | 4GB | 64GB | 4500mAh | 約1300万画素 | 防水 IPX5/8/防塵 IP6X | ー | 〇 | ー | 〇 | |
![]() | ソニー Xperia5III SIMフリー XQ-BQ42 B | ¥43,980 Amazon楽天市場Yahoo! | 約68×157×8.2mm | 168g | 約6.1インチ 有機EL シネマワイドnFHD+/HDR対応/120Hz駆動 | Snapdragon888 5GnMobile Platform | 8GB | 256GB | 4500mAh | 16mm超広角約1220万画素n24mm広角約1220万画素n70mm・105mm望遠約1220万画素 | 防水 IPX5/8/防塵 IP6X | ー | 〇 | 〇 | 〇 | ゲームエンハンサー |
![]() | ソニー Xperia10IV SIMフリー XQ-CC44 B | ¥49,800 Amazon楽天市場Yahoo! | 約67×153×8.3mm | 161g | 約6.0インチnトリルミナス/FHD+ | Snapdragon695 5GnMobile Platform | 6GB | 128GB | 5000mAh | 16mm超広角約800万画素n27mm広角約1200万画素n54mm望遠約800万画素 | 防水 IPX5/8/防塵 IP6X | ー | 〇 | 〇(nanoSIM/eSIM) | 〇 | ー |
【2024年最新〜型落ち】Xperiaおすすめ人気ランキング9選
動画再生時間が約10%向上!高コスパのスタンダードモデル
Xperia 10 VIは大容量5000mAhのバッテリー&CPUの向上により、動画連続再生時間が10%アップ。2日間充電なしでもOKなスペックなので、新幹線での移動中やお部屋でのリラックスタイムなど、長時間使用も安心です。
音づくりに定評のあるソニーならではのスピーカーを正面に配置しており、クリアで臨場感ある音を再現します。有機ELディスプレイによる映像も美しく、まるで手のひらで楽しむ映画館のよう。
また、2つのカメラレンズは0.6倍・1.0倍・2.0倍のズームに対応しており、望遠撮影時もくっきりと美しい写真が楽しめます。コスパ重視の人におすすめのモデルです。
ソニーならではの高画質!ズームも夜景も美しく映るフラグシップモデル
3.5~7.1倍の光学ズーム撮影ができるうえ、デジタルズームと併せて最大21倍のズームが可能なXperia 1 VI。遠くの人物や夜景もしっかりと写せます。
Snapdragon 8 Gen 3の高性能CPUを搭載し、処理能力や操作のサクサク感は抜群。動画再生や撮影だけでなく、高負荷のゲームでもなめらかな動作でプレイできます。
バッテリーは、独自の省エネ設計で充電しなくても2日間持つタフさ。4年使ってもバッテリーが劣化しにくい長寿命なモデルです。最高スペックのXperiaが欲しい人におすすめのシリーズです。
発熱を抑え進化したXperia 5シリーズのおすすめ最新作
Xperia 5 Ⅴは2023年10月に発売した5シリーズの最新作です。
ハイスペック・コンパクトさが特徴の5シリーズですが、ⅣからⅤへの大きな進化はCPU(SoC)。発熱の大きいSnapdragon 8 Gen 1からSnapdragon 8 Gen 2になったことと、Xperia 5Ⅴ自体の発熱対策により、発熱を抑えた使いやすいモデルとなりました。
最高スペックは必要ないけど、ハイスペックで使いやすいXperiaをお求めの方におすすめしたい商品です。
瞳に自動でフォーカス。動いている被写体も美しく撮影
高精度な高速オートフォーカスを叶えるXperia 5 IV。瞳にオートフォーカスする機能を搭載しており、静止画はもちろん、動いている被写体もしっかり追いかけて撮影できます。動画はスローモーション撮影に対応し、何気ない思い出のシーンもドラマティックに振り返れますよ。
本体の上下にスピーカーを搭載しているので、薄型ながら迫力のサウンドを体験できるのも魅力。ゲームや動画などのエンタメもワンランク上の楽しみ方ができますね。
ガラス素材を用いた本体は余計な凹凸のないフラットデザインで、上質な雰囲気。ブラック・エクリュホワイトの2色展開で、どちらもやわらかな色合いで美しい仕上がりです。
Picky’sでは、以下の記事で最新モデル「Xperia 5 IV」をレビューしています。気になった方はぜひチェックしてみてください。
関連記事:気になる発熱・評判は?Xperia 5 IVを徹底レビュー!発熱対策やⅢ・1 IVとの比較も
あらゆる楽しみ方ができる最強スペックの型落ち機種!
Xperia 1 Vは、2023年発売のXperiaハイエンド1シリーズです。CPUは現時点最強のSnapdragon8 Gen 2を搭載し、RAMやROMも大容量。ディスプレイやカメラも現時点で最高の仕様となっています。もちろん防水・防塵仕様でワイヤレス充電やおサイフケータイにも対応。
スペックや仕様で欠点らしい欠点はなく、動画視聴や写真・動画撮影に最新ゲームと、現段階でスマホでできるすべての楽しみ方や作業が可能です。
価格は高額ですが、PC並みの活躍をすると思えば決して高くありません。生活の大部分をスマホに頼っているヘビーユーザーなら、思い切って買っても絶対後悔しないでしょう。
音質も映像も妥協なし。スペック十分な10シリーズの型落ちモデル
コスパ重視のXperia10シリーズの2023年発売モデル。1シリーズや5シリーズなどの上位機種には及びませんが、スペックは十分高性能。
画面の上下に搭載した2つのステレオスピーカー、ソニー製のテレビ・ブラビアの技術を取り入れた有機ELディスプレイ、ソニーの立体音響技術を使った360 Reality Audioなどを搭載しています。
マルチウィンドウを使えば、SNSを見ながら動画視聴、地図を開いたままメッセージの送受信といったマルチタスクができて便利です。
付加機能が充実!コスパ重視の方におすすめのシリーズ
XperiaAceIIの後継機であるXperiaAceIII「SO-53C」は価格が2万円台と他のシリーズよりもとてもリーズナブルなスマートフォン。防水機能やおサイフケータイにも対応しているができるだけ価格を抑えたい方におすすめ。
カメラはシングルカメラで約1,300万画素。XperiaAceIIで搭載されていた物体の動きを検知する深度センサーは搭載されていませんが、自然なコントラストで撮影できるのが魅力です。本格的な写真を撮りたい方には物足りないかもしれませんが、日常で撮影したい方には扱いやすいカメラとなっているでしょう。
型落ちで高コスパ!性能と価格のバランスが取れたハイスペックモデル
Xperia 5 IIIは、ハイスペックモデルのXperia5シリーズ3代目です。Xperia 5 Ⅳが出たため、型落ちとなり価格が落ちて買いやすくなりました。
型落ちといえど、CPUは現在でも高性能なSnapdragon888、カメラはトリプルカメラで画素数も高く、RAMやROMも大容量です。
元々ハイスペックモデルで、しかも発売から日も経っていないためスペック不足を感じることはないでしょう。最新のハイスペックは不要だけど、できれば高性能で、それでいて可能な限り安く手に入れたいといった、わがままな希望を持つ方はXperia 5 IIIを選んでみてはいかがでしょうか。
性能は十分!型落ちのミドルスペックモデル
Xperia 10 IVは、ミドルスペックの10シリーズ4代目です。2023年8月に10シリーズ最新モデルのXperia 10 Ⅴが発売されるため、型落ちモデルとなります。
型落ちといっても現段階ではほぼ最新モデルです。CPUはSnapdragon695を搭載し、RAMやROMの容量も十分。カメラ性能や機能面にも不足はなく、ネットにゲームに動画にSNSにと、どんな用途にも幅広く対応可能。
Xperia 10 Ⅴの供給が進めば、Xperia 10 IVはさらに価格が下がるかもしれません。もちろん今買っても十分活躍が見込めます。
どれがいい?最新モデルで比較しながら解説!Xperiaのおすすめの選び方
「買うならどれ?」と迷っている方向けにXperiaを選ぶ際のポイントを解説します。先述した各グレードごとの特徴を理解しつつ、以下の選び方を参考にして選んでいきましょう。
- 用途・予算
- 画面サイズ・重量
- 防水・おサイフケータイなどの機能
用途・予算でざっくりグレードを決めるのがおすすめ
Xperiaは価格帯と性能に応じて複数のシリーズが展開されているため、まずは予算と性能を加味してざっくり「どのシリーズを買うか」を決めましょう。性能よりも価格重視で、予算がある程度決まっているなら買うXperiaはほぼ決まったようなものです。
2024年現在、現行Xperiaシリーズの性能と価格帯を大きく分けると以下のようになります。
シリーズ | 性能 | 価格 |
---|---|---|
Xperia1 Ⅵ | 超ハイスペック | 189,200円〜 |
Xperia5 Ⅴ | ハイスペック | 139,700円 |
XperiaPRO-Ⅰ | ハイスペック&カメラ性能特化 | 119,900円 |
Xperia10 Ⅵ | 平均的~やや高い | 69,300円 |
XperiaAce Ⅲ | やや低めの性能&コンパクト | 34,408円 |
高額なモデルほど高スペックで、快適に使えて写真や動画、ゲームもしっかり楽しめます。各シリーズの特徴と、自分の用途と予算の兼ね合いで最適なモデルを選びましょう。
ただし、スペック以外のこだわりがある場合、予算内に収めるのが難しくなるケースもあります。例えば「予算的には安価なAceシリーズが希望だが、画面サイズが小さいのは絶対イヤだ」という方は、少し予算を上乗せしてXperia10やXperia5を選ばなくてはいけません。
画面サイズ・重量で選ぶのがおすすめ
本体サイズや画面サイズ、重さも重要な要素です。本体や画面サイズが大きいと画面が見やすい一方で、ポケットやカバンに入れにくくなり、また手に持ったり片手操作もしにくくなります。重量に関しては軽ければ軽いほど、手に持ったり、持ち歩く際の負担が軽減されます。
モデル | 本体サイズ | 画面サイズ | 重量 |
---|---|---|---|
Xperia1 Ⅴ | 約74mm×162mm×8.2mm | 6.5インチ | 192g |
Xperia5 Ⅴ | 約68×154×8.6mm |
6.1インチ | 182g |
XperiaPRO-Ⅰ | 約72mm×166mm×8.9mm | 6.5インチ | 211g |
Xperia10 Ⅴ | 約68×155×8.3mm | 6.1インチ | 164g |
XperiaAce Ⅲ | 約69×140×8.9mm | 5.5インチ | 162g |
画面サイズが小さければ小さいほど本体サイズも小さく、また重量も軽くなる傾向にあります。上記のモデルではXperia10 Ⅴはバランスが良く、6.1インチにも関わらず5.5インチのAceよりも軽く、扱いやすい機種です。
編集部
その他機能の違いで選ぶ
Xperiaの各モデルには、さまざまな機能が搭載されていますが、モデルによっては一部の機能が搭載されていない場合もあります。自分に必要な機能が搭載されているかどうかチェックしておきましょう。
機能 | 解説 |
---|---|
防水 | 水の侵入を防ぐ機能。 多くの機種で採用されている「IPX5 IPX8」の場合、 30分水に沈めても故障しない。 |
防塵 | ほこりの侵入を防ぐ機能。 多くの機種で採用されているIP6Xの場合、 直径75μm以下のほこりの侵入を防ぐ |
おサイフケータイ | スマホでモバイル決済サービスが利用できる |
ワイヤレス充電 | 「Qi」を利用したワイヤレス充電ができる機能。 |
デュアルSIM | 2つのSIMカードを挿して2つの番号やプランを使い分けられる機能。 モデルによって「SIMカードと内蔵eSIM」と「SIMカード2枚」の仕様がある |
オーディオジャック/イヤホンジャック | 有線のイヤホンやヘッドフォンを接続する端子 |
フルセグ・ワンセグ | スマホでテレビが視聴できる機能。現在搭載モデルは非常に少ない |
防水・防塵とおサイフケータイは、現行モデルではほぼすべてのXperiaに搭載されています。「ワイヤレス充電」と「デュアルSIMの仕様」に関しては、モデルによって異なります。
防水・防塵以外の機能に関しては、使わない人も多いです。そのため、「絶対必要な機能が搭載されているかどうか」だけチェックしておきましょう。
編集部
コスパで選ぶならミドルレンジのXperia 10シリーズで十分!
ハイエンドモデル1シリーズの最新モデル「Xperia 1 Ⅵ」は現在約19万円〜で販売されています。一方で、ミドルスペックモデルの10シリーズ最新モデル「Xperia 10 Ⅵ」は6万円台です。
当然ながら価格が高い最新モデルほど処理性能やカメラ性能が高く、ワイヤレス充電のような便利な機能も多数搭載。高額で最新モデルほど綺麗な写真や動画撮影ができ、動画視聴やゲームも綺麗な映像でサクサク楽しめます。
一方でメールやLINE、ちょっとしたネットサーフィンだけできればいい方にとっては、ミドルレンジで平均的な性能の10シリーズでも十分です。ライトユーザーが10万も20万もするハイスペックモデルを買っても、その高性能を発揮するシーンは少なくコスパが非常に悪くなります。
もっと詳しく!人気の高い5シリーズの特徴を解説
現在公式で購入できるXperia「1」「5」「10」シリーズと、公式では取り扱いが終了したものの、市場でいまだ根強い人気を誇る型落ち「Ace」「PRO」シリーズを含めた計5シリーズについて、主な特徴を解説します。
各シリーズの特徴や位置づけ、どんな人におすすめなのかをチェックしてXperia選びの参考にしてください。
「最高・最新・最強」のスペックを持つXperia1シリーズ
- 最高の画質で写真や動画を撮影したい
- 最新の3Dゲームをストレスなく遊びたい
- 最高の画質と音質で動画や音楽を楽しみたい
- クリエイティブな仕事でパソコン並みにスマホを活用する
Xperia1シリーズは、歴代のSONY Xperiaの中でも最高峰に位置するハイエンドスマホです。
処理性能・カメラ性能・ディスプレイ性能・音質などあらゆる面で、ソニーの最新技術が惜しみなく使用されています。Xperiaはもちろん、全スマホの中でも最新・最高の性能を持っていると考えて良いでしょう。
通話やネットはもちろん、動画配信・ゲーム・音楽は最高の環境で楽しめ、また写真や動画撮影も非常に綺麗です。その高い性能から、どんなユーザーが使っても不満は出ません。
ただ、「通話やメール、SNSができて動画が普通に見られればいい」といった一般的な用途には、1シリーズは明らかにオーバースペックです。もちろん1シリーズなら動画を観るだけでも、下位シリーズに比べて圧倒的な映像美を体験できますが、それだけのために数十万円も出すのはかなりコスパが悪いでしょう。
編集部
関連記事:【2025年】ハイエンドスマホおすすめランキング10選!高性能な人気機種を比較
高性能でお手軽!バランスの良いハイスペックXperia5シリーズ
- ハイスペックなスマホが欲しいが予算は抑えたい方
- 動画視聴やゲーム・写真や動画撮影にこだわる方
- ややコンパクトなスマホが欲しい方
Xperia5シリーズは、1シリーズほどではないものの、スマホとしては非常に高いスペックを持ち、1シリーズよりも価格とサイズを抑えた「ハイスペックでコンパクトなスマホ」です。現行モデルで言えば、最新の1シリーズ「Xperia1 Ⅴ」が6.5インチなのに対し、5シリーズのXperia5 Ⅳは6.1インチと若干コンパクト。そのため、手の小さい方でも片手で操作しやすいです。
スペックも、スマホの中では高性能に分類されます。写真や動画は複数のカメラと高い画素数で綺麗に撮影できますし、処理性能も高いため動画やゲームもストレスなく楽しめるでしょう。
1シリーズ同様にどんな使い方や楽しみ方をしても高いパフォーマンスを発揮するため、5シリーズを買っておけばおそらくほとんどの方が不満を感じないはず。
一方で、1シリーズ同様に通話やLINE、ネットサーフィン程度しかしない方にはややオーバースペックです。日常使いであれば後述の10シリーズでも十分でしょう。
編集部
比較的安価で安定した性能を持つミドルスペックXperia10シリーズ
- 10万円以下の予算で、日常使いでストレスを感じないスペックのスマホが欲しい方
- 最新の3Dゲームや動画編集といった高負荷な作業はしない方
- カメラ性能やディスプレイ性能は「そこそこで十分」と考えている方
Xperia10シリーズは、日常使いでストレスを感じない程度の安定した性能を持つ「ミドルスペック・ミドルレンジ」と呼ばれる位置付けのシリーズです。1シリーズや5シリーズに比べると性能はかなり落ちるものの、その分価格も大幅に安く、最新モデルでも5万円~7万円ほどの高コスパで購入できます。
性能が落ちると言っても、あくまでも1や5シリーズと比較した場合の話です。処理性能・カメラ性能・ディスプレイ性能は比較的高く、少なくともネットを見たり、動画視聴・写真撮影で性能不足を感じることは少ないでしょう。
高い処理性能や容量が要求されるゲームも、モンストやポケモンGOといった一般的なゲームであれば快適に動作します。原神・フォートナイト・荒野行動のような特に大容量・高負荷なゲームの場合も、1シリーズのように高画質でサクサクとまではいきませんが、画質設定を調整すればある程度普通にプレイできます。
編集部
手軽に買える低価格のエントリーモデルXperiaAceシリーズ
- とにかく価格が安くて普通に使えるスマホが欲しい方
- カメラや画質・処理性能はそれほどこだわらない方
- 子供用や2台目のスマホとして使いたい方
- 手の小さい方や子供でも片手でスイスイ使えるコンパクトなスマホが欲しい
Xperia Aceシリーズは、「価格が非常に安く」「非常にコンパクト」が特徴のエントリーモデルです。現時点で公式の取り扱いは無くなってしまいましたが、楽天やAmazon、中古市場では2024年5月現在も端末が販売されていて、その価格の安さからいまだ高い人気を誇る型落ちモデルです。
また、サイズが5インチと大人なら片手で操作しやすく、お子さんにも持たせやすいサイズなのも他のシリーズにはない特徴です。
もちろん安い分スペックも価格なりで決して高性能とは言えません。ですが、通話やメール、SNS、ネットサーフィンや動画視聴程度の普段使いであれば問題ありません。
他のシリーズに比べて価格が圧倒的に安いため、サブスマホやお子さんに持たせるスマホとしても非常に優秀です。
もしAceや他の型落ちシリーズを購入したい場合、以下の記事で中古スマホやSIMフリースマホ・白ロムや赤ロムについて知っておくと機種変更もスムーズです。
関連記事:【元店員が解説】中古スマホはどこで買う?注意点や危険性、選び方を詳しく解説!
関連記事:SIMフリースマホの選び方&おすすめランキング15選徹底解説!
プロ仕様のカメラ性能を持つXperiaPROシリーズ
- 仕事や趣味で写真・動画撮影をする機会が多い
- 圧倒的なカメラ性能&ハイスペックを持ったスマホが欲しい
- 動画配信や報道関係者
Xperia Proシリーズは、SONYが世界に誇るカメラ技術を極限まで高め、結集させた映像のプロ・クリエイター向けモデルです。カメラ性能に特化し、画質・映像の美しさや機能の多さは圧倒的。さらにスマホでは珍しいSONY独自の大型1.0型イメージセンサー搭載で、写真も動画もプロレベルの仕上がりで撮影できます。
そのカメラ性能の高さは「ほぼデジタル一眼カメラ」と言っても過言ではありません。そのほかにも動画制作用に適した機能や、カメラのサブモニターとして利用できる機能も搭載されています。通常のスマホは「スマホにカメラ機能が付いた製品」ですが、PROシリーズは「高性能なデジタル一眼カメラにスマホ機能が付いた製品」だと思ってください。
しかも、PROシリーズはカメラ性能が高いだけではなく、スマホとしての性能も1シリーズや5シリーズに匹敵するハイスペック。スマホとしてもカメラとしても、どんな使い方にも対応できます。
仕事や趣味で撮影する機会が多く、スマホに高いカメラ性能を求める方におすすめのモデルです。
編集部
関連記事:カメラ性能の高いスマホおすすめランキング13選!安いコスパモデルも(2024)
Xperiaシリーズの表記の判別方法
SONYのXperiaのグレードを簡単に見分ける方法として、「現行モデルは数字の小さいものほど高性能」と書きました。ただ、Xperiaの各シリーズには、「Xperia 1 V SO-51D」や「xperia 10 iv SOG07」のようにシリーズを表す数字の後ろに、さらにローマ数字や謎の型番が付いています。
そのため、結局どのシリーズが高性能なのか、最新なのかが非常に分かりにくいです。ここでは、Xperiaシリーズの表示の判別方法について「Xperia 1 V SO-51D」を例に解説します。
表示 | 解説 |
---|---|
Xperia1 | Xperiaのグレード・シリーズを表す 基本的には数字が小さいほど高性能で1シリーズは現在Xperia最高峰のモデル |
V | 各シリーズにおいて「何代目なのか」を表すローマ数字で、 数字が大きいほどそのシリーズの新型・最新モデルになる。 iPhoneで言えば「iPhone14」の「14」にあたる。 例えば「Xperia 1 V」の旧モデルは「Xperia 1 ⅳ」で、さらにその前は「Xperia 1 ⅲ」になる |
SO-51D | 型番。ただし、販売先によって型番は異なる。 docomoでは「SO-51D」だが、SIMフリーモデルでは「XQ-DQ44」、auでは「SOG10」となる。 スマホケースを探すときはこの型番で探すと便利 |
覚えてしまえばそれほど複雑ではありません。Xperiaを選ぶとき、また適合するアクセサリー類を探すときは上記の判別方法を元に探しましょう。
編集部
Xperiaの関連商品
Xperiaと一緒に揃えておきたい関連商品を紹介します。
スマホに必須のモバイルバッテリー
モバイルバッテリーは、いつでもどこでもスマホのバッテリーを充電できる便利なアイテムです。バッテリー容量の大きなXperiaでも、動画を観たりゲームをプレイしているとすぐにバッテリーがなくなってしまいます。
スマホのバッテリーが少なくなっても、モバイルバッテリーがあればその場で充電が可能です。モバイルバッテリーは商品によってバッテリー容量や充電速度が異なるため、いろいろ比較して自分の使い方や目的に合ったモデルを選びましょう。
モバイルバッテリーの選び方やおすすめが分からない方は、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:日本メーカー製モバイルバッテリー おすすめ16選!軽量小型モデルも
関連記事:【インスタでも話題】かわいいモバイルバッテリーおすすめ22選!おしゃれなモデルも
大事なスマホを守るスマホケース
高額な製品であるXperiaは、できればスマホケースに入れて使いましょう。スマホケースがあれば、使用や落下による傷・破損からXperiaを守ってくれます。
iPhoneと違い、Xperiaのケースは種類が少なく、また選び方も難しいです。在庫が豊富なAmazonや楽天市場でピッタリフィットするケースを型番から探すか、ある程度どんなスマホにも対応するポーチ型や手帳型のケースを使うといいでしょう。
関連記事:【インスタで話題】スマホポーチ人気おすすめ24選|ショルダー・メンズ・レディース別で紹介
Xperiaのよくある質問
最後に、Xperiaでよくある質問をQ&A方式でまとめました。
Xperiaは発熱しやすいと聞きますが?
発熱の原因はいろいろありますが、主な原因は「負荷をかけると発熱しやすいバッテリーやCPUのパーツ」です。長時間充電器に接続しながら使用したり、長時間の動画撮影やゲームといった負荷の高い作業を続けるとスマホが発熱しやすくなります。
中でもCPUは高性能なものほど発熱しやすく、高性能なCPUを搭載しているXperia1や5シリーズは熱くなりやすいそうです。Xperiaを愛用しているスタッフの経験や、さまざまなレビューをチェックしてみてもハイスペックシリーズは「熱くなった」といった意見が多く見られました。
ただ、スマホで発熱しないモデルはありません。どんなスマホにも大なり小なり必ず起こるため、異常な熱さにならなければ必要以上に気にする必要はないでしょう。
Xperiaはメーカー公式と各キャリア、どっちで買ったらいいですか?
公式のSIMフリーモデルの場合、「好きな機種を選べる」メリットがあります。好きな機種を買って、好きなキャリアのSIMカードを挿して使用可能です。キャリアで購入する場合、そのキャリアで扱っているXperiaしか買えません。
一方で、公式のSIMフリー版を購入するデメリットとして、SIMカードの契約やデータ移行といった設定を全部自分で行う必要があります。各キャリアで購入した場合、スタッフがサポートしてくれるため知識は不要で手間もかかりません。
どちらがいいかは自分が使いたいモデルやキャリアによって異なりますが、SIMフリーや契約関係の知識に詳しくない方はキャリアで契約や機種変更したほうが無難です。
Xperiaの選び方は、予算と性能別にシリーズを選べばOK!
SONYのXperiaは、価格帯と性能別にシリーズが分けられています。シリーズや型番の見方がわかれば意外と選び方は簡単です。
Xperiaに限らず、スマホ本体は「基本的に価格と予算が比例する製品」のため、自分の用途や目的、そして出せる予算を加味してシリーズを選べば間違いないでしょう。
- 高額だが最新技術・最高性能を持つ1シリーズ
- ハイスペックでほとんどの用途に対応できる5シリーズ
- 価格と性能のバランスが良いミドルスペックモデル10シリーズ
- 安くて手軽なエントリーモデルAceシリーズ
- ハイスペック&カメラ性能特化のPROシリーズ
基本は公式で取り扱っている最新機種がおすすめですが、用途がはっきりしているなら安価で手に入る中古や型落ちモデルもおすすめです。
Picky’sでは、スマホに関する記事を多数紹介しています。Xperia以外の選択肢を検討している方や、スマホに詳しくなりたい方はぜひチェックしてみてください。
関連記事:【元店員が解説】おすすめのスマホ買い替え時期は何年?もったいないタイミングも解説
関連記事:メーカー別に特徴を解説!Androidスマホおすすめランキング19選!安い・ハイエンドモデルも