RAIDのデータ復旧は無料ソフトと業者のどちらがおすすめ?主要10社を徹底比較!

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重要なデータの管理に最適なHDDシステム「RAID(レイド)」。

RAIDは複数のHDDにデータを分散して保存するため、通常のパソコンのようにHDDが1つ故障してもデータが消失しません。

そのため大事なデータの管理や、企業での運用に最適です。ですが、そんなRAIDも完璧ではありません。

ある日突然故障して、データが読み込めなくなったり、電源が入らなくなる可能性があります。

そんな万が一に備えて、RAIDに対する知識と復旧方法を確認しておきましょう。

今回はRAIDの基礎知識と、RAIDが故障した際の復旧方法についてPicky’s編集部が解説します。

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この記事の結論まとめ

この記事の結論を要約!

  • RAIDの優良なデータ復旧業者おすすめTOP3は、1位アドバンスデザイン、2位バッファロー、3位A1データ
  • RAIDデータ復旧の費用は3万円~28万円。構成や障害の程度で料金が変動し、定額プランもある。
  • 信頼できる復旧業者の選び方は、ISO認証取得、クリーンルーム完備、実績数、オンサイト対応の有無がポイント。
  • RAIDの論理障害は復旧ソフトで自己対応可能だが、物理障害は専門業者への依頼が必須。
  • RAID0は復旧が困難、RAID1は比較的容易、RAID5はパリティ情報で復旧可能性が高い。
  • 定期バックアップ、ディスク状態監視、適切なRAID選択で故障リスクを低減できる。

RAIDとは

RAIDとはRedundant Array of Inexpensive Disks(リダンダント・アレイ・オブ・インエクスペンシブ・ディスクズ)の略です。

通常、パソコンに使われるハードディスク(HDD)は1つで、この中でデータを保存したり、管理しています。

そのため、このHDDが壊れたらデータを読み込むことができなくなります。

一方、RAIDは構成によって多少異なりますが、基本的に複数のHDDにデータを分散して保存、管理を行っています。

例えば、1つのデータをHDD1とHDD2、さらにHDD3などに保存する。

そうすることによって、万が一1つのHDDに不具合が起きても、他のHDDに同じデータが残っているため簡単にデータを復旧させることができます。

このようにRAIDはデータ障害に強いため、データが消えると大きな損失が発生する企業で使われることも多いです。

RAIDの主な種類

RAIDはHDDの台数や、データの保存形式の違いによって「RAID0」「RAID1」「RAID5」「RAID6」といった様々な「構成」に分けられます。

ここでは一般的な「RAID0」「RAID1」「RAID5」を例にとって、それぞれの違いについて簡単に解説します。

RAID0とは?

RAID0は複数のHDDにデータを分散保存する構成です。

1つのデータを複数のHDDに分散して保存するため、各HDDの負担が軽減されます。

RAID0は複数のHDDにデータを分散保存する構成

そのため、読み込み速度や書き込み速度が上昇し、大容量でもスムーズな運用管理が可能になります。

ただし、あくまで1つのデータを分散して保存するだけなので、1つのHDDが壊れるとすべてのデータが読み込めなくなります。

ひとことメモ
HDDとしての性能は高いのですが、データ消失のリスクは通常のHDDと同じです

RAID1とは?

RAID1は1つのデータを複数のHDDにそれぞれ書き込む方式です。

RAID1は1つのデータを複数のHDDにそれぞれ書き込む方式

「ミラーリング」とも呼ばれ、その名の通り鏡写しのように同じデータを複数のHDDに書き込みます。

1つのHDDが故障してももう一つにすべてのデータが残るため、データ復旧が容易で、データ障害に強い方式です。

ひとことメモ
データ消失リスクの分散に有効な構成ですが、常に2つのHDDにコピーを作成し続けているので、容量コストは通常のHDDの倍になります

RAID5 とは?

RAID5は3台以上のHDDを使用し、1つのデータを分散して書き込む方式です。

これだとRAID0と同じに見えますが、RAID5の場合、同時に「パリティデータ」という復元用のデータも各HDDに書き込んでいく点が特徴です。

RAID5は3台以上のHDDを使用し、1つのデータを分散して書き込む方式

この復元用のパリティデータがあることで、1つのHDDが壊れてしまっても各HDDのパリティから壊れたデータを復元することができます。

読み出しと書き込み速度の優れたRAID0と、故障時の復旧に強いRAID1の特徴を併せ持った構成です。

しかも、このパリティのおかげで1つのHDDが故障してもそのまま通常運用が可能。

そのため、HDDが使えなくなると大きな影響の出る企業のデータ管理などに幅広く用いられています。

ひとことメモ
RAID0とRAID1のいいとこどりの方式ですが、HDDを最低3台以上使用するため導入コストや復旧コストはRAID0や1に比べて高くなります

関連記事【主要10社を料金比較】データ復旧の相場や費用は?安く依頼する方法までプロが解説。

データ障害に強いRAIDも故障する

障害に強いRAIDですが、RAIDを構成しているのはあくまで普通のHDDです。

そのため、「1つが壊れてもデータは無事に残る」だけで、決して「壊れにくい」わけではありません。

通常のHDD同様、様々な理由で故障します。

データ障害に強いRAIDも故障する

故障の原因はHDD内部データの破損やエラーといった「論理障害」と、落下や部品の破損といった「物理障害」に分けられます。

それぞれの原因や症状については、以下の記事の前半で詳しく解説していますので、確認しておいてください。

関連記事:【完全比較】PC (パソコン) データ復元 !! 無料ソフトと復旧業者どちらがオススメ?

RAID崩壊の主な原因

RAID崩壊とは、RAIDシステムにおいて複数のハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)が同時に故障し、データを復元できなくなる状況を指します。通常、RAIDはデータの冗長性を確保しているため、1台のディスクが故障してもデータが失われない仕組みですが、特定の条件下ではシステム全体が崩壊する可能性があります。

主に以下の5つが要因です。

  1. 複数ディスクの同時故障
  2. コントローラーの故障
  3. ソフトウェアの不具合
  4. 再構築(リビルド)中の失敗
  5. 不適切なRAID運用

RAIDの冗長性は通常1~2台のディスク故障に対応しますが、RAID5やRAID6などでは冗長性を超えたディスク故障(例えば、RAID5では2台、RAID6では3台以上)が発生すると崩壊します。

RAIDを管理するソフトウェアやOSのバグ、設定ミスによりデータが正常に読み書きされず、RAIDが崩壊することがあります。RAIDはディスク故障後に再構築(リビルド)作業を行いますが、この作業中に追加のディスク故障が発生すると、システム全体が崩壊する可能性があります。

定期的なバックアップを怠ったり、故障したディスクを放置したりすると、冗長性が失われてRAIDが崩壊するリスクが高まります。

編集部

RAID崩壊に備えて、定期的なバックアップが取られていれば、そこからデータを復元するのが最も安全で迅速な方法です。もしバックアップがない時の対処法は、ソフトを使用する、もしくはデータ復旧業者を利用するかになります。

RAIDの論理障害はデータ復旧ソフトがおすすめ!

もし、ある日突然データが読み込めなくなった、エラーが出るといった「論理障害」が発生したら、復旧ソフトを使用しましょう。

安価で、そして即日復旧が可能なため、経費を抑えてスピーディな復旧ができます。

ただし、復旧ソフトはRAID・HDDの物理的な破損や、部品の破損といった「物理障害」は復旧できません。

また、復旧確率や復旧割合も復旧専門業者に比べると低いため、重要なデータの復旧に対しては慎重に選択する必要があります。

また、RAID構成(RAID0とかRAID1)によって対応しているソフトが異なります。

OSと一緒に自分が使っているRAID構成に対応しているかどうかも確認しておきましょう。

復旧ソフトを使用する際は、以下の記事で復旧ソフトの基本的な特徴やメリットデメリットを事前に確認しておきましょう。

関連記事:【2021年】 HDD(ハードディスク)復元・復旧ソフトおすすめ 20選 無料と有料版を徹底比較!

RAIDの物理障害や、重要なデータの復旧はデータ復旧業者がおすすめ!

物理的な破損によるRAIDの故障や、絶対復旧させたい重要なデータの復元に関しては専門業者に依頼しましょう。

復旧ソフトに比べ、費用や復旧までの時間はかかりますが、重度のトラブルでも復旧可能で、また、データの復元確率や復元率も高いです。

もしRAIDの故障でデータ復旧専門業者を利用する場合は、以下の記事で復旧業者の基本的な特徴とメリット・デメリットを事前に確認しておいてください。

関連記事:【2021年】HDD (ハードディスク) 復元・復旧業者 おすすめ20選 ! 主要ポイントを徹底比較!

オンサイトでトラブル解決やデータ復旧するなら復旧業者へ

RAIDに機密性が高い情報が入っている場合には、オンサイトでデータトラブルに対応しないといけない場合があります。

その場合には情報の扱いを慎重に扱える業者にしか依頼できません。特にISO27001などを習得している企業がオススメです。

RAIDの特性を考えると外に持ち出せ無いケースも多くあるので、その場合にはセキュリティーがしっかりしている専門企業に依頼するのがオススメです。

オンサイトですぐにRAIDのデータ復旧に対応してくれるおすすめの企業

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アドバンスデザインの費用目安
  • RAID データ復旧 100,000円~

アドバンスデザインはRAID復旧において業界TOPクラスの技術とノウハウを持っている企業です。特に大手企業、公官庁の機密性の高いデータ復旧を数多く手がけてきた実績があります。オンサイト(現場)での対応には定評があるので、クラウドやRAIDのデータ復元への対応が必要な場合にはオススメです。

RAIDデータ復旧 業者 おすすめ 8選

重度障害からの復旧や、重要なデータの復旧が必要になったらデータ復旧専門業者に依頼しましょう。

ここではRAIDのデータ復旧におすすめの復旧業者を8社紹介します。

アドバンスデザイン

アドバンスデザイン

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アドバンスデザインの費用目安
  • RAID データ復旧 130,000円~

アドバンスデザインはRAID復旧を日本でもいち早く開始した実績ある業者です。

シンプルなRAID1はもちろん、仮想化されたものや、データセンターなどの大規模システム、暗号化されたもの、データベースストレージまであらゆる復旧に対応しています。

オンサイトや持ち込みでの対応も充実しており、企業のRAIDからのデータ復旧にも豊富な実績を持っています。

関連:[口コミで見る]アドバンスデザインを徹底検証!料金や対応まで徹底解説

DATA SMART(データスマート)

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DATA SMARTはデータ復旧業者の中でも半導体ストレージに特に強い業者です。

半導体ストレージは従来のHDDとは全く仕組みが異なり、スマホやPC、SSD、USBメモリ、サーバー機器等に近年は多く使われています。

これらは対応していないデータ復旧業者もあるほど難易度が高いタイプのメディアです。

DATA SMARTは大手企業や官公庁からの依頼実績も豊富で、警察署から複数回感謝状を贈られるなど、技術力と信頼性はお墨付きです。

PCエコサービス

PCエコサービス HP PCエコサービスの公式サイトはこちら

PCエコサービスは業界最安水準を実現しながら、高い品質のサービスを提供しているデータ復旧サービスです。驚くのが料金が高額になりがちなRAIDについても39800円という定額でデータ復旧を対応してもらえることでしょう。低価格といえどもサービスの内容はしっかりしており、対応も最短3営業日と他の高額なサービスにも引けを取りません

もちろん全ての作業対応は相談の上で行われるため安心して任せることができるでしょう。また診断が完了し状況が分かった時点でのキャンセルに関しても丁寧に対応してもらえます。

OneDayRecoveryオプションを選択することによってスピード対応になり、到着日の当日診断のあと1営業日で復旧という超速対応となるので、急いでいる方も一度相談してみてはいかがでしょうか。

関連記事:【徹底調査】定額制のデータ復旧 PCエコサービスの料金や口コミや悪い評判まで徹底解説!安いけど信用できる?

ライブデータ データ復旧サービス

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ライブデータ
  • RAID(軽度障害)99,000円~

ライブデータは家庭用RAID構成のNASや、企業用の大規模なRAIDシステムの復旧にも対応している業者です。

秋葉原駅徒歩1分の立地で、持ち込みはもちろん、現地対応も可能。

東京近郊の方ならすぐに対応してもらうことができます。

関連:【口コミ検証】LIVE DATA(ライブデータ) データ復旧サービスの料金や対応は?料金や悪い評判まで徹底解説!

A1Data(エーワンデータ)

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A1Dataはサービス開始27年の老舗データ復旧業者です。70000件を超える豊富な実績を持ち、個人・法人問わず幅広いパターンのデータ復旧に対応しています。

RAID障害への対応件数も数多く、仮想イメージを使用して復旧作業を行うため、復旧率の向上と作業時間の短縮を実現しています。

関連記事:[評判/口コミ]A1Data(エーワンデータ)の料金や対応、口コミ、悪い評判まで徹底解説!この業者は信頼できる?

バッファローデータ復旧サービス

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バッファローデータ復旧サービスの費用目安
  • 保証期間中の軽度論理障害は無料
  • RAID 論理障害 30,000円~
  • RAID 物理障害 60,000円~

バッファローデータ復旧サービスはbuffalo社の正規復旧サービスです。

buffaloのRAID・NAS製品の復旧なら迷わずおすすめ。

特に「容量による復旧費用の増額が無い」という点は「症状」×「データ容量」で料金が決まる他の業者にはない特徴です。

つまり、「大容量のbuffalo社製RAIDなら安価で、確実に復旧してもらえる可能性が高い」ということになります。

buffalo社製以外でも対応してくれますが、buffalo社製に比べて費用が若干割高になります。

関連:[評判/口コミ]BUFFALO データ復旧サービスの料金や対応、口コミ、悪い評判まで徹底解説!

デジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリーの費用目安
  • RAID復旧に関しては業者にお問い合わせください

デジタルデータリカバリーは、スピード復旧を得意とするデータ復旧専門業者です。

持ち込みの場合、診断から30分以内に見積りが出る事もあり、1秒でも早く復旧させたい方にとって非常に心強い業者でしょう。

もちろん早いだけではなく技術力もトップクラス。365日年中無休で対応しているため、覚えておいて損はありません。

関連:【覆面調査】デジタルデータリカバリーの悪評はどうなの?口コミ/料金/営業マンなど徹底検証!

WinDiscRescue

WinDiscRescue

WinDiscRescueの費用目安
  • RAID 簡易復旧処置(250GBまで) 50,000円~

WinDiscRescueはあらゆる症状からの復旧を得意とする、オールマイティなデータ復旧業者です。

WinDiscRescueのRAID復旧料金は「一般障害(2ステージ)」「重度障害(3ステージ)」の全5段階で決定されます。

よほど大きなトラブルでない限り、簡易処置で診断してもらえることも多いので、論理障害からの復旧にもおすすめの業者です。

ロジテックデータ復旧技術センター

ロジテックデータ復旧技術センター

ロジテックデータ復旧技術センターの費用目安
  • RAID簡易障害(HDD4本まで) 280,000円~

ロジテックデータ復旧技術センターは自社で高度解析設備(クリーンルーム)を持ち、高い技術力を持った技術者が常駐しています。

そのため、あらゆるトラブルに対する相談から復旧作業まで安心して相談することができます。

関連:[評判/口コミ]ロジテック データ復旧技術センターの料金や対応、口コミ、悪い評判まで徹底解説!

データレスキューセンター

データレスキューセンターの費用目安
  • RAID復旧に関しては業者にお問い合わせください

データレスキューセンターは、事前見積もりをしっかりと出してくれる業者です。

高額になりがちなRAIDの復旧費用ですが、データレスキューセンターでは追加料金なしの見積もりを最初に提示するため、安心して依頼することができます。

ウェブサイトではあらゆる復旧事例を紹介していますので、一度見てみてはいかがでしょうか。

関連:[評判/口コミ]データレスキューセンターの料金や対応、口コミ、悪い評判まで徹底解説!

RAIDデータ復旧用ソフト オススメ 3選

トラブルに強いRAIDですが、HDDの複数台同時故障などのトラブルでデータが消失する可能性があります。

万が一、RAIDが論理障害で故障してしまったら、ここで紹介する復旧ソフトを試してみましょう。

どれも高性能で比較的安価な製品です。

EaseUS Data Recovery Wizard Pro

EaseUS Data Recovery Wizard Pro

⇒公式サイトはこちらから

EaseUS Data Recovery Wizard Proの特徴
  • 料金 8,900円~(2BGまで復元できる無料体験版あり)
  • RAID0/RAID1/RAID5/RAID10に対応

EaseUS Data Recovery Wizard ProはRAIDを含めたHDD復旧用ソフトです。

有料版には年中無休のテクニカルサポートがつき、様々なことを相談できます。

RAID復旧は専門性の高い作業になるケースが多いので、プロのアドバイスが受けられるのは嬉しいですね。

復旧天使 Standard RAID

復旧天使 Standard RAID

公式サイトはこちら

復旧天使 Standard RAIDの特徴
  • 料金 19,250円(Home用)~
  • 各種RAIDだけではなくNAS、XFSにも対応

復旧天使 Standard RAIDはRAID復旧専用のソフトです。

ウィザードモードでのインストールや、RAIDの自動構築機能で初心者でも比較的簡単に復旧が行えるように設計されています。

NAS-RESUCEシリーズ

NAS-RESUCEシリーズ

⇒公式サイトはこちら

NAS-RESUCEシリーズの良いところ
  • 料金 5,400円(HDD1台)~
  • RAID0,1,5,6,10,50,51,60,61 対応

NAS-RESUCEはRAID、LinkStation、TeraStationの復旧に強いデータ復旧ソフトです。

復旧させるRAID構成(HDDの台数)によって細かく製品が分かれています。

そのため、HDDの台数が少ないRAIDであれば安価で復旧を行うことができます。

よくある質問:RAIDのデータ復旧

オンサイトでのデータ復旧は可能ですか?料金は変わりますか?

オンサイト(現地)でのデータ復旧が必要なケースについて説明します。

■オンサイト対応が推奨される場合

  • 機密情報を含むRAIDシステム
  • サーバールームからの持ち出しが困難な場合
  • 24時間稼働が必要なシステム
  • コンプライアンス上の制約がある場合

■料金への影響

  • 通常料金+出張費用
  • 時間外対応の場合は割増料金
  • 地域による追加料金の可能性
  • 長期作業の場合は宿泊費が発生

■注意点

  • 事前に作業環境の確認が必要
  • 電源や作業スペースの確保
  • セキュリティ規定の確認
  • 担当者の立ち会いが必要な場合あり

RAIDのデータ復旧に必要な書類や情報は何ですか?

スムーズなデータ復旧のために、以下の準備が推奨されます。

■必要な書類

  1. 基本情報
  • RAIDの構成図
  • ディスク構成の詳細
  • 障害発生時の状況報告書
  1. システム情報
  • OSのバージョン
  • RAIDコントローラーの情報
  • ファームウェアのバージョン
  1. 企業での利用の場合
  • 守秘義務契約書(NDA)
  • 作業申請書
  • 社内セキュリティ規定

■あると役立つ情報

  • 障害発生前後の操作履歴
  • エラーメッセージの記録
  • 以前の障害履歴

復旧作業中のシステム運用はどうすればよいですか?

システムの重要度に応じた対応方法を説明します。

■対応方法の選択

  1. システム停止が可能な場合
  • 完全停止での作業を推奨
  • バックアップからの一時復旧
  • 代替システムの準備
  1. 停止が困難な場合
  • ミラーリングでの暫定運用
  • 負荷分散による部分運用
  • クラウドサービスの一時利用

■推奨される対応手順

  • 重要データの緊急バックアップ
  • 業務影響度の評価
  • 復旧期間中の運用計画策定
  • 関係者への周知

データが本当に復旧できるか不安です。事前に確認できることはありますか?

復旧の可能性を事前に判断するためのチェックポイントです。

■事前確認項目

  1. 物理的な状態
  • HDDの動作音
  • 異常な振動や熱
  • 外観の損傷
  1. システム状態
  • エラーメッセージの内容
  • RAIDコントローラーの認識状況
  • S.M.A.R.T情報

■業者への確認事項

  • 無料診断の有無
  • 復旧可能性の事前評価
  • 類似案件の復旧実績
  • 復旧できなかった場合の費用

復旧後のデータ検証はどのように行えばよいですか?

復旧データの整合性を確認するための手順です。

■データ検証の手順

  1. 基本チェック
  • ファイル数の確認
  • 容量の照合
  • フォルダ構造の確認
  1. 詳細チェック
  • 重要ファイルの抜き取り確認
  • データの整合性検証
  • アプリケーションでの動作確認
  1. システムチェック
  • RAIDの再構築確認
  • パフォーマンステスト
  • エラーログの確認

■注意点

  • サンプルデータでの事前確認
  • 検証環境の準備
  • 検証手順の文書化

まとめ:RAIDが故障しても慌てず、データ復旧しよう

RAIDもHDDを使用しているため、ある日突然故障することがあります。

特に企業の場合、RAIDがトラブルで読み込めなくなってしまうと業務がストップし、多大な損失が発生してしまうかもしれません。

普段から万が一に備えて復旧ソフトや復旧業者について確認しておけば、有事の際、素早くデータを復旧させることができます。

なお、RAIDは主にNASで使われているため、以下のNAS復旧記事も参考になると思います。

関連記事:NASデータ復旧はフリーソフトと復旧業者どっちがおすすめ?主要10社を比較しました

【プロが選ぶ】信頼できるデータ復旧業者おすすめ7社を徹底比較!
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