キャンプで料理を作る際、焚き火台などの上に直接置いて、肉・魚・野菜など様々な食材をおいしく調理できる魔法の鍋がダッチオーブンです。
アウトドアで使ってみたい憧れの人気アイテムとして注目を集めています。
ですが自宅のフライパンや鍋と違って、「お手入れやメンテナンスが大変そう」「選び方が分からない」と、購入をためらっている方も多いようです。
そこで今回は、ダッチオーブンの使い方やメリット・デメリット、使用前と使用後のメンテナンス方法について解説します。
記事の後半では、おすすめの商品をたくさん紹介していますので、ダッチオーブンでアウトドアをより楽しみたいという方は是非読んでみてください。
この記事を監修した専門家
※「専門家のおすすめタッチオーブン」以外の商品の選定には関与しておりません。
目次
ダッチオーブンとは?
ダッチオーブンとは、鉄などでできた非常に分厚い鍋と蓋がセットになった調理器具です。直接火にかけて鍋やフライパンのように使えます。蓋の上に木炭を乗せて上下から熱し、オーブンとしても使える万能調理器具です。また、厚みのある素材でできているという特性から、食材が焦げにくく熱が均等に伝わりやすいため、どんな食材もおいしく調理が可能。
焼き料理や煮込み料理など様々な調理法に使えますし、肉料理や魚料理、スープやパエリアなどの米料理といった様々な食材を調理できます。
焚き火に直接乗せるそのワイルドな調理風景と、豪快な料理が楽しめることから、特にキャンプやBBQなどのアウトドアで使われることが多い調理器具です。
ダッチオーブンでどんなことができるの?
ダッチオーブンはよく「万能調理器具」と言われます。その由来はダッチオーブンひとつあれば、あらゆる料理を作れることから来ています。
- 焼く
- 炒める
- 煮る
- 蒸す
- 揚げる
- 燻す
キッチンだと色々な調理器具が必要になりますが、ダッチオーブンなら一つですべてできてしまいます。
焼く:高い熱伝導率でどんな食材もおいしく
ダッチオーブンはそのまま焚き火に直接かけてフライパンとして使うことができ、熱伝導率が高いのでどんな食材もおいしく焼けます。
ダッチオーブンの鍋をひっくり返せばプレート状のフライパンとしても使えるので、肉や魚、ウインナーなど様々な食材を焼くことができます。
煮る:分厚さを活かして水分を逃さない
ダッチオーブンは分厚い鉄などでできているため、煮込み料理では鍋の中の空気や水分を逃がさず食材のうまみをしっかりと引き出します。
温度が冷めにくいので、ある程度煮込んだらあとは余熱だけでじっくり味をしみこませることもできます。
編集部
蒸す:水蒸気でふっくらとした仕上げに
蓋をすれば水蒸気がダッチオーブン全体を覆ってくれるため、ヘルシーな蒸し料理が簡単に作れ、ふっくらと仕上がります。
魚や鶏肉に野菜など、お好きな食材を無水で蒸し料理にして、底に残った食材のエキスでスープを作る楽しみ方もあります。
揚げる:油も問題なく使用可能
ダッチオーブンに油を入れればそのままフライヤーに早変わりします。
ただダッチオーブンを焚火で使う場合は「油を一定の温度に維持する」ことが難しいため、バーナーを使った方が温度調整がしやすいです。
編集部
燻す:しっかりいぶして香りを楽しむ
あまり知られていませんが、ダッチオーブンは燻製(スモーク)料理に使うこともできます。
ダッチオーブンの中にアルミホイルとお好みのスモークチップ、底網を入れ、チップに火をつけて煙が出てきたら好きな食材を入れるだけ。
編集部
- スープ・ビーフシチュー・シチュー・豚の角煮などの煮込み料理
- ステーキやBBQ・ピザ・焼き芋の焼き料理
- ローストビーフ・ローストチキン
- 炊き込みご飯・ピラフ・パエリアなどの米料理
- スモークチキンなどの燻製
- 唐揚げなどの揚げ料理
- グラタン・チーズフォンデュ
編集部
調理の手間もかかりますが、青空の下で手間をかけた料理を味わうのは何物にも代えがたい体験になるので、キャンプの調理器具として一度は試していただきたいアイテムです。
底に敷くロストルのおすすめ商品は、こちらの記事で紹介しています。
関連記事:【耐久性抜群】ロストルおすすめ22選!焚き火調理など使い方に合わせた選び方を解説
ダッチオーブンのメリットとデメリット
ダッチオーブンには大きなメリットと、同じくらい大きなデメリットがあります。買った後に「こんなはずじゃなかった」なんて後悔しないようきちんと確認しておきましょう。
メリット|1台であらゆる調理ができる
- ほぼ全ての調理が可能で、ほとんどの料理が作れる
- 食材もうまみを逃がさず、おいしく調理できる
- 保温性も高く、キャンプやアウトドアに最適
- テンションの上がる楽しい調理器具
ダッチオーブンのメリットや魅力は、先述したように「1台でどんな調理方法もできて、しかもおいしく仕上がる」ことです。
大きいサイズのダッチオーブンなら大人数の料理を一気に作れます。冷めにくいので人数の多いキャンプやBBQにも最適です。
そして何より「使っていて楽しい」という点も大きなメリットです。
焚き火や炭火に直接かけ、蓋に炭を乗せたダッチオーブンの調理は、他の調理器具では絶対味わえない楽しさと感動があります。
また、鋳鉄製はしっかり手入れしながら長く使い込むことで、やがて艶々でこってりとした美しい黒色に変化します。
美しい黒色状態になったダッチオーブンを「ブラックポット」と呼び、ブラックポットまで育てるのはダッチオーブン愛用者の一つの楽しみです。
編集部
デメリット|手入れが大変で面倒
- 使い方や手入れが面倒
- 大きくて重いので持ち運びに苦労する
- 使える場所が限定される
ダッチオーブン最大のデメリットは「面倒な点が多い」ことです。
初めて使う前にはシーズニングというワックス落とし作業が必要です。使った後は毎回汚れを取って、油を塗らなくてはいけません。(手入れが簡便な素材もあります)
頑丈そうなダッチオーブンですが、熱いうちに冷たい水を入れて急激に冷やしたり、落としてしまうと簡単に割れてしまいます。
大きく重いので取り回しも大変ですし、ダッチオーブンを持っていくとなれば「身軽なキャンプ」とは無縁になってしまいます。
このように、色々と気を遣うことが多い調理器具なので、ちょっと肉を焼いたりする程度なら、フライパンやスキレットを持っていった方が圧倒的に楽でしょう。
関連記事:【キャンプでも自宅でも】スキレットおすすめ20選|シーズニング方法や簡単レシピも紹介
調理もかなり本格的になるので、必然的にダッチオーブンは「野外で料理にこだわるシチュエーション」に限定されがちです。
製品によっては自宅で使えるものもありますが、自宅でダッチオーブンを頻繁に使う、という家庭はあまりないでしょう。
自宅で作るなら、手入れもいらず簡単に使える普通のフライパンや鍋のほうが絶対に楽だからです。
ダッチオーブンはおいしく楽しく料理ができる器具ですが、決して「手軽で簡単に使える調理器具ではない」という点に注意が必要です。
編集部
ただし、ダッチオーブンにはいくつか種類があるため、用途を正しく見極めればデメリットをなくすことも可能です。次の見出しで選び方について解説しているので、しっかり自分に合ったダッチオーブンを選んでいきましょう。
炭を蓋の上に置き、上火でオーブン調理ができる点が他の調理器具にはない大きなメリットなので、購入したら色々な料理にチャレンジしてみましょう!
ダッチオーブンの選び方
ダッチオーブンを購入するときは以下の5点を確認して、自分に合った物を購入しましょう。
- 素材・材質
- サイズ・容量
- 鍋蓋の縁(フチ)の有無
- 鍋足の有無
- IH対応
手入れのしやすさが異なる「素材・材質」
まず最初に決めなくてはいけないのが「素材」です。
- 鋳鉄製
- 黒皮鉄板製
- ステンレス製
- ダクタイル鋳鉄製
- アルミ製
現在ダッチオーブンで使われている主な素材は上記の5種類です。(このほかにもごく少数ですが、カーボン素材などもあります)
ダッチオーブンは素材によって手入れの仕方や作れる料理、味、扱いやすさが大きく変わります。
鋳鉄製|定番!育てる楽しみが随一
「育てる楽しみ」に憧れる人におすすめなのが鋳鉄製ダッチオーブンです。鉄製の器具は使い込むごとに段々美しさを増し、扱いやすくなっていきます。
「ダッチオーブン」と聞いて多くの人が想像するのが鋳鉄(ちゅうてつ)。非常に厚みがあり、その厚みと素材の特性から蓄熱性と保温性に優れ、食材をムラなくおいしく調理できる上に長時間おいしさを保ちます。
ただ鋳鉄製は重量があり、持って行ったり持ち上げたりするのも大変。初めて使う前にはワックス落としのシーズニングが必要です。錆が発生しやすいため、使った後もきちんと汚れを落として片づけないといけません。
「育てる楽しみ」と同時に「育てる手間」がかかり、決して手軽な素材ではないので、頻繁に使ったり、家庭用としても使いたい場合は他の素材を選んだほうがいいかもしれません。
編集部
黒皮鉄板製|鋳鉄より扱いやすい鉄製
鋳鉄製より手軽に使える素材のダッチオーブンが黒皮鉄板製です。「ダッチオーブンには憧れるけど、本格的な手入れやメンテナンスはちょっとめんどくさいな…」という方におすすめです。
黒皮鉄板製は鋳鉄同様の鉄製ですが、製造時に表面を「黒皮」と呼ばれる酸化被膜でコーティングした素材で、中華鍋などに使用されることも多い素材。
鋳鉄製では使えない洗剤や金属製のたわしも使えるので、後片付けも鋳鉄製より簡単です。
料理や使い心地に関しては鋳鉄製とほぼ一緒で、「鋳鉄製の魅力と取り扱いのしやすさ」を両立した素材と言えるでしょう。
ただし、鉄には変わらないため手入れ不要とはいかず、鋳鉄と同じように使い終わったら必ず汚れを落として油を塗るなどのメンテナンスが必要です。
ステンレス製|普段使いしやすい
ステンレス製は鋳鉄製や黒皮鉄板製に比べ薄くて軽量で、「手入れ簡単」「保管しやすい」「普段使いもしやすい」と非常に扱いやすい素材です。
例えばシーズニングは不要ですし、使った後は洗剤で綺麗に洗えて、またサビにも強いので使った後の油塗りも必要ありません。
もちろんダッチオーブンでできる料理はほぼすべてできますし、味も決して劣りません。
さらにガスコンロや電気プレート、IHに対応している製品も多く、普段使いにも最適とまさに夢のような素材です。
欠点があるとすれば、やはりステンレス製だと家庭の調理器具のイメージが強く、「ダッチオーブン特有の魅力」が薄まってしまうことです。
多くの人が想像する鉄の鍋に肉や魚を豪快に放り込んで作る「ダッチオーブンっぽさ」や、「アウトドア上級者」っぽさが無くなるので、人によってはちょっと物足りないかもしれません。
編集部
ダクタイル鋳鉄製|良いとこどりの万能素材
ダクタイルとは「強靭な・延性のある」という意味。頑丈で錆びにくい割に薄くて軽量と扱いやすく、それでいて鉄のダッチオーブンとしての魅力も味わえます。まさに良いとこ取りの素材です。
難点は製造メーカーが少なく選択肢が限られる点と、高性能な分他の素材と比べると全体的に価格がやや高めな点です。
ただし頑丈で長く使える素材なので、コスパという点で考えれば決して割高ではありません。
編集部
アルミ製|ちょっとした料理に
アルミ製はとにかく軽く、洗い方などの手入れも一般的な調理器具とほぼ変わらない素材です。
持ち運びも取り扱いも保管も容易で家庭でも手軽に使えるため、「年に数回くらいしかアウトドアに行かない」という家庭ならアルミ製がおすすめです。
デメリットとしては鉄製ではない分、育てる楽しみが無い、蓋に炭が乗せられない製品が多い(アルミ製は空焚き厳禁です)などダッチオーブンとしての魅力や料理の幅は限られます。
通常の鍋とダッチオーブンの中間、くらいだと思ってもらえばいいでしょう。
編集部
サイズ・容量は人数に応じて選ぶ
ダッチオーブンは重量があるので、使う人数に合わせて適切なサイズの製品を選びましょう。
ダッチオーブンのサイズは「8インチ」「10インチ」「12インチ」の3サイズが一般的です。(容量やセンチ表記の物もあります)
8インチ以下や16インチといったものもありますが、用途が限られるので今回は割愛します。
インチ | サイズ(cm) | 用途 |
8インチ | 約20cm | 1~2人用やちょっとした一品調理、2台目のサブダッチオーブンとしてもおすすめ |
10インチ | 約25cm | 2~4人の家族向けだが、どんな用途や人数にも対応しやすいおすすめサイズ |
12インチ | 約30cm | 4人以上のグループ用、骨付き鶏もも肉や大きな肉の塊を使った豪快な肉料理におすすめ |
Picky’s編集部のおすすめはどんな人数・料理にも対応しやすい「10インチ」です。
編集部だけではなく、様々なサイトやメーカーさんでも10インチを推奨していますので、迷ったら10インチを選んでください。
よほど大人数で使うことがない限りは10インチサイズをおすすめします。
両面加熱をするなら鍋フタの縁(フチ)有り
ダッチオーブンには基本的にフタが付いていますが、このフタに「縁」があるかどうかも選ぶポイントの一つです。
フタに縁が付いているタイプを選ぶと、フタの上に炭を乗せて上からも加熱できます。
ローストチキンやピザなど、両面から加熱することでおいしく調理できるものを作るなら、縁付きのダッチオーブンをおすすめします。
アルミ製以外ならほとんどのダッチオーブンにフタと縁はついていますが、ごくまれにフタや縁の無いものがありますので、確認しておきましょう。
編集部
鍋足があるとキャンプでは便利だが家庭で使えない
鍋足とは、ダッチオーブンの下に付いている足です。鍋足があると薪や炭などの燃料や石などがゴロゴロした不安定な焚き火の上でも倒れずに安定して置けます。
ただし、鍋足があるとほぼ直火専用となってしまい、家庭で使えません。
編集部
キャンプ調理で使う焚き火台についてはこちらの記事がおすすめです。
関連記事:【ソロ〜ファミリーまで使える】焚き火台おすすめ15選|人気のコールマン、スノーピークも
IH対応していればキャンプだけではなく家庭でも使える
IHに対応した製品を選択すれば、アウトドアだけではなく、自宅でもダッチオーブンを使った料理ができます。
キャンプに行く前に自宅でダッチオーブンを使った料理の練習が可能です。
編集部
ダッチオーブンおすすめブランド・メーカー
お手軽でコスパが良く、それでいて本格的なダッチオーブン「LOGOS(ロゴス)」
ロゴスは大阪に本社を置く、アウトドアの総合メーカーです。
ロゴスのダッチオーブンの特徴は「初心者向けの鋳鉄製ダッチオーブン」で、初めて鋳鉄製のダッチオーブンを買おうとしている方におすすめのメーカーです。
使用する前に行うシーズニングが不要で、底がフラットな形状でIHにも対応した製品が多く、キャンプでも家庭用でも使える手軽なダッチオーブンが揃っています。
価格も比較的安いので、ステンレス製から鋳鉄製に切り替えるとか、初めて鋳鉄製を買おうと思っている方はロゴスの製品がおすすめ。
編集部
安くて品質の良いものが豊富の揃う「CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)」
キャプテンスタッグは1976年に創業した日本のアウトドア総合メーカー。キャプテンスタッグのダッチオーブンの特徴は、幅広いラインナップと価格の安さです。
シングルバーナーで調理できるミニサイズのスキレットタイプや、本格的な大型の鋳鉄製、袋やバッグ・五徳等セットなど、用途に合わせて色々な商品から選べます。
編集部
面倒な手入れ一切不要!手軽なステンレス製ダッチオーブン「SOTO(ソト)」
SOTOは新富士バーナーという会社のアウトドア製品を扱うブランド名です。
SOTOのダッチオーブンの特徴は「ステンレス製」で、シーズニングが不要で衝撃や温度変化にも強く、使用後のお手入れも簡単です。
自宅のフライパンや鍋と同じような感覚で手軽にガシガシ使えるので、本格的な鋳鉄製は面倒だと感じている方や、細かいことが苦手な方におすすめ。
編集部
専門家のおすすめダッチオーブン
この記事を監修した専門家がおすすめするダッチオーブンを一つご紹介します!
鋳鉄製よりも手入れが簡単で、本格的なダッチオーブン料理もできる万能モデル!
ユニフレームのダッチオーブンは、黒皮鉄板という素材でできています。黒皮鉄板は錆びにくく洗剤でも洗えるため、鉄製のダッチオーブンよりも手入れが簡単です。
私も約3年間使っていますが、経年劣化はほとんどなく、油が馴染んできてより使いやすくなっています。
サイズは持ち運びやすく、家族4人分の料理もつくれる10インチがおすすめです。
IH対応なので、キャンプだけでなく自宅でも頻繁に使うことができます。(一部安全装置によっては使えないコンロもあります)
素材 | 黒皮鉄板 |
---|---|
容量 | 5L |
大きさ | 260×110mm |
重量 | 5.8kg |
鍋足 | × |
鍋の縁 | 〇 |
IH対応 | 〇 |
シーズニング | 必要 |
ダッチオーブン おすすめ人気ランキング20選
「ちょっとした」使い方が便利な小型・軽量1人用ダッチオーブン
CAPTAIN STAGのUG-3035 ココット ダッチオーブン 10cmは、重量約800g、容量は0.28Lと1人用の料理やおつまみを作るのにぴったりのミニダッチオーブンです。
ちょっとした食材を焼いたり、ちょっとしたおかずを作ったりと「ちょっとした」用途で大活躍。
外だけではなく、部屋でガスバーナーで食材を炙り、ワインやビールのつまみを作ったりもできます。
小さい分価格も安いので、メインのダッチオーブンとは別に1個持っていると色々使えて便利です。
「ダッチオーブンは持っているけどこれはこれで買う」という方が多いことが人気の理由です。
素材 | 鉄鋳 |
---|---|
容量 | 0.28L |
大きさ | 130×行105×70mm |
重量 | 800g |
鍋足 | × |
鍋の縁 | 〇 |
IH対応 | ×(対応モデルあり) |
シーズニング | 不要 |
シーズニングや手入れ不要・メリットだらけの三層鋼製
TSBBQのライトステンレス ダッチオーブン(無水鍋) 10インチは、重量4.15kg、容量は5.4Lである程度どんな人数にも対応できる万能サイズです。
素材はアルミとステンレスの三層鋼で、耐久性が高く、シーズニング不要、洗剤使用可能、IH対応、さらにステンレスの欠点でもある熱伝導率の低さも改善した最強のダッチオーブンです。
ダッチオーブンは欲しいけど、お手入れとか面倒なことはしたくない、という方におすすめ。
強いてデメリットを挙げるとすれば、鋳鉄製のような「育てる楽しみ」がない点と、価格がやや高い点です。
素材 | ステンレス/アルミの三層鋼 |
---|---|
容量 | 5.4L |
大きさ | 255mm×155mm×150mm |
重量 | 4.18kg |
鍋足 | × |
鍋の縁 | 〇 |
IH対応 | 〇 |
シーズニング | 不要 |
本体や蓋が置けるスタンドがセットになった本格的な鋳鉄製
Colemanのダッチオーブン10インチ&ダッチオーブンスタンドセットは、不安定な焚き火の上などでも本体が安定するスタンド(五徳・ロストル)付きのダッチオーブンです。
熱された蓋を安全に置くスタンドとしても使えます。
重量は6kg、容量は5.2Lと2~4人向けサイズで、どんな用途にも使える万能サイズでシーズニングは不要、買ってきて洗ったらすぐに使える便利な製品です。
少し価格の安いスタンド無しの単品も選べるようになっているので、スタンドが不要ならスタンド無しがおすすめです。
素材 | 鋳鉄 |
---|---|
容量 | 5.2L |
大きさ | 250×130mm(直径) |
重量 | 6kg |
鍋足 | × |
鍋の縁 | 〇 |
IH対応 | × |
シーズニング | 不要 |
シーズニング不要・IH対応で家庭でも使える鋳鉄製ダッチオーブン
LOGOSのダッチオーブン 81062229 10inchは、重量5.5kg、容量5.2Lと2~4人向けサイズのダッチオーブンです。
鋳鉄製ですが、シーズニングが不要で鍋足無し、IH対応で家庭でも使いやすいので、アウトドアだけではなく自宅の庭などで行うパーティやバーベキューにも重宝します。
ロゴスのダッチオーブンは非常に品質が良いので、ダッチオーブンをじっくりブラックポットまで育てていくつもりで長く愛用するのに最適です。
専用キャリーバッグ付き。
素材 | 鋳鉄 |
---|---|
容量 | 5.2L |
大きさ | 260×135mm |
重量 | 5.5kg |
鍋足 | × |
鍋の縁 | 〇 |
IH対応 | 〇 |
シーズニング | 不要 |
価格も安く、シンプルで使いやすい正統派ダッチオーブン
BUNDOKのBD-381は、重量約6kg、容量4.2Lの1~3人向けダッチオーブンです。
特別な機能や性能は無いものの、ずっしりと重い鋳鉄製で鍋の縁がしっかりあって、ガシガシ使える「これぞダッチオーブン」と呼べる製品です。
何から何まで正統派なダッチオーブンなので、「鋳鉄製の武骨なダッチオーブンをしっかりと育ててみたい」「初めてダッチオーブンを買う」という方におすすめ。
厚い蓋を安全に外せるリッドリフター付き。
素材 | 鋳鉄 |
---|---|
容量 | 4.2L |
大きさ | 255x140mm |
重量 | 5.4kg |
鍋足 | × |
鍋の縁 | 〇 |
IH対応 | 〇 |
シーズニング | 必要 |
独特の形状をした安価で使いやすいダッチオーブン
Overmontのダブルダッチオーブンは、しっかりとした鋳鉄製で、容量は5.6Lと、2~4人向けの使いやすいサイズのダッチオーブンです。
鋳鉄製としては珍しく鍋の縁や持ち手が無いタイプなので、鍋をフライパンとして使用する分には使いやすいのですが、炭を上に乗せて上下から熱を入れる料理にはやや不向きです。
ただ、載せられないわけではないので、毎回グリル料理がメインという方でない限り問題はないでしょう。
独特の形状ですが、本体で煮込み料理、蓋で焼き物をしやすい形状なので使いやすいですし、価格もかなり安い優秀な製品です。
素材 | 鋳鉄 |
---|---|
容量 | 5.6L |
大きさ | 260×120mm |
重量 | 6kg |
鍋足 | × |
鍋の縁 | × |
IH対応 | 〇 |
シーズニング | 必要 |
大人数の料理に最適!本格的な鋳鉄製12インチダッチオーブン
Colemanの170-9391 ダッチオーブンSF 12インチは、容量8.2Lと大家族や大人数でのアウトドアに最適なサイズの大型ダッチオーブンです。
巨大なサイズ、ダッチオーブンらしい鋳鉄製、鍋足付きでIH非対応と、アウトドア専用の「まさにダッチオーブン」と言える本格的な仕様です。
4~7人くらいのキャンプやグランピングでBBQグリルとして使ったり、大量のスープを作ったり、肉を丸ごと焼いたり…ダッチオーブンらしい豪快な料理向き。
短めですが鍋足が付いているので、多少不安定な焚き火の上でも安定します。
重量があるので、トライポッド(三脚)などで吊るすときは十分注意してください。
素材 | 鋳鉄 |
---|---|
容量 | 8.2L |
大きさ | 310×190mm |
重量 | 10kg |
鍋足 | 〇 |
鍋の縁 | 〇 |
IH対応 | × |
シーズニング | 不要 |
品質とデザイン性の高いドイツ製ダッチオーブン
PETROMAXのダッチオーブン ft3-t 12719は、重量5.2kg、容量は2.3Lと1~3人程度のアウトドアで活躍するやや小さめのダッチオーブンです。
品質の高いドイツ製メーカーで、本格的な鋳鉄製、手頃なサイズ感と平均的に優秀な性能ですが、この製品の魅力はなんといってもデザイン性の高さです。
外で使うことが多いダッチオーブですし、人に見られても恥ずかしくないデザインの物が欲しい、というファッション性重視な方におすすめです。
デザイン性が高いとはいえ、ダッチオーブンとしての品質も非常にしっかりしていて、ネットのレビューなどでも高い評価を得ています。
素材 | 鋳鉄 |
---|---|
容量 | 2.3L |
大きさ | 255×220×120mm |
重量 | 5.2kg |
鍋足 | × |
鍋の縁 | 〇 |
IH対応 | × |
シーズニング | 必要 |
キャンプにぴったり!多彩な使い方ができるステンレス製
Belmontのダッチインダッチオーブン BM-255 深型は、ステンレス製で重量は約2.5kg、容量は2.87L、8インチ相当のノンハンドルダッチオーブンです。
ダッチオーブンとしてはもちろん、鍋やスキレットとして使ったり、ハンドルが無い点を活かして10インチのダッチオーブンの中に入れ、パンやグラタンを焼くなんて使い方もできます。
ステンレス製なのでシーズニングは不要で、洗剤で洗えて衛生的、さらにIH対応なので自宅でも手軽に使えます。
鋳鉄製と比べてやや価格は高めですが、多彩な使い方を考えれば決して高すぎることはないでしょう。
素材 | ステンレス |
---|---|
容量 | 2.87L |
大きさ | 204mm×95mm |
重量 | 2.52kg |
鍋足 | × |
鍋の縁 | × |
IH対応 | 〇 |
シーズニング | 不要 |
ダッチオーブン唯一のアルミ×ステンレス三層鋼
TSBBQのライトステンレスダッチオーブンTSBBQ-006 8インチは、「アルミとステンレスの三層鋼」を採用した珍しい素材のダッチオーブンです。
この三層鋼の特徴は、オールステンレスよりも軽く、シーズニング不要、洗剤で洗えてガスやIHにも対応と、ステンレスのメリットをすべて受け継いでいます。
しかも内部にアルミを通して三層にすることで、ステンレス製の欠点でもあった熱伝導率の悪さもクリアしたステンレスとアルミの良い所を凝縮した高性能ダッチオーブンです。
特殊な素材のため、価格はちょっとお高めですが、その価値は十分にあります。
素材 | ステンレス/アルミの三層鋼 |
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容量 | 3L |
大きさ | 197mm×約95mm×128mm |
重量 | 2.76kg |
鍋足 | × |
鍋の縁 | 〇 |
IH対応 | 〇 |
シーズニング | 不要 |
キャンプでのおつまみ作りに最適な超小型ダッチオーブン
スノーピークのコロダッチCS-502Rは、重量1.9kg、容量は0.33Lと薄型で非常にコンパクトなため、ちょっとしたおつまみやデザート作りに最適なミニダッチオーブンです。
とうもろこしやさつま芋がちょうど入るサイズなので、そのまま焼いたり蒸したり、厚切りベーコンや魚などを焼いたり。
小さくて軽いので、大きなダッチオーブンとセットで持っていき、大きなダッチオーブンでメインの料理を作り、夜はこのコロダッチでおつまみを作るなんて使い方がおすすめです。
サイズの割に若干価格が高いのが難点です。
素材 | ダクタイル鋳鉄 |
---|---|
容量 | 0.33L |
大きさ | 282×90×68mm |
重量 | 1.9kg |
鍋足 | × |
鍋の縁 | 〇 |
IH対応 | 〇 |
シーズニング | 必要 |
本格的な鋳鉄製で、備品もセットになった格安なダッチオーブン
CAPTAIN STAGのUG-3048 25cmダッチオーブンセットは、育てる楽しみと魅力が味わえる鋳鉄製で、容量は4L(9インチ~10インチ相当)の2~5人にアウトドアに最適な製品です。
本格的な鋳鉄製ですが、シーズニングが不要で、買って軽く洗ったらすぐに使えます。
さらに鍋足として使える五徳、蓋を持ち上げるリッドリフター、収納袋付きのフルセット、安心メーカー製なのに格安と欠点らしい欠点が見当たりません。
ダッチオーブン選びに迷ったらとりあえずこれを買えば間違いないでしょう。
素材 | 鋳鉄 |
---|---|
容量 | 4L |
大きさ | 315×145mm |
重量 | 5.5kg |
鍋足 | × |
鍋の縁 | 〇 |
IH対応 | 〇 |
シーズニング | 不要 |
オーソドックスな鋳鉄製でコンパクトな1~3人用ダッチオーブン
LOGOSのSLダッチオーブン8インチは、重量3.7kg、容量1.7Lとコンパクトで軽量なので、1~3人用におすすめのダッチオーブンです。
特に突出した特徴はありませんが、信頼のメーカーロゴス製、本格的な鋳鉄素材と、安心して長く使って育てることができる「ちゃんとした製品」です。
やや重量はあるものの、コンパクトなのでサブ(2台目)として持っていき、メインダッチオーブンでカレーを作り、この製品でパンやナンを作ったり、白米を炊くという使い方もできます。
価格も知名度のあるメーカー製としてはかなり手頃なので、初心者にも、上級者にもおすすめ。
素材 | 鋳鉄 |
---|---|
容量 | 1.7L |
大きさ | 185×160×185mm |
重量 | 3.7kg |
鍋足 | × |
鍋の縁 | 〇 |
IH対応 | × |
シーズニング | 必要 |
黒皮鉄板製でお手入れ簡単!キャンプやバーベキューも思いのまま
ユニフレームのダッチオーブン 10インチは、黒皮鉄板製でお手入れが簡単なダッチオーブンです。
特に使った後に洗剤でガシガシ洗える点は衛生的にも安心ですし、片付けの手間や時間も短縮できます。
信頼のユニフレーム製だけあり、本体と蓋のかみ合わせなど全体的な作りが非常に精巧でしっかりしているため、どんな料理も鋳鉄製並みにおいしく調理可能。
鋳鉄製の魅力は味わいたい、でも面倒なのは嫌だ、というワガママな方の要望に応えるダッチオーブンです。
レシピ本付きなので、ダッチオーブン料理が初めてという方も安心です。
素材 | 黒皮鉄板 |
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容量 | 5L |
大きさ | 約260×110mm |
重量 | 5.8kg |
鍋足 | × |
鍋の縁 | 〇 |
IH対応 | 〇 |
シーズニング | 必要 |
キャンプで使える本格的な鋳鉄製の激安ダッチオーブン
ノーブランド品ですが、品質の良いしっかりとした鋳鉄製で価格も安いダッチオーブンです。
しかも鍋足の代わりになる五徳、安全に蓋を引き上げられるリッドリフター、保管・運搬用の袋までついてます。
安いと言っても本格的な鋳鉄製なので、メーカー品のダッチオーブンと作れる料理やできることは変わりません。
雑誌に載っているようなブランドメーカー品を買う必要性を感じないのであれば、こうした「必要十分」なダッチオーブンでもいいでしょう。
素材 | 鋳鉄 |
---|---|
容量 | 5.2L |
大きさ | 235×100mm |
重量 | 6.22kg |
鍋足 | ×(五徳付き) |
鍋の縁 | 〇 |
IH対応 | × |
シーズニング | 必要 |
オールマイティに使える10インチダッチオーブン
KAZILY(カズリー) のダッチオーブンは、10インチという万能サイズで使いやすい製品です。
本格的な鋳鉄製なのでシーズニング必要ですが、1度行えば長く愛用できます。収納袋が付属しているので、キレイに仕舞えるのも魅力。
蓋が若干重く全体的に重量がありますが、この蓋の重さが密閉性を生み、食材を圧力鍋のように短時間で柔らかく煮込むことができるため、手羽先のビール煮などの煮込み料理に最適です。
焼き、蒸し、煮込みとたくさんの調理方法に対応しているので、たくさん料理する方におすすめです。
素材 | 鋳鉄 |
---|---|
容量 | 3.5L |
大きさ | 300×180mm |
重量 | 6.54 kg |
鍋足 | 〇 |
鍋の縁 | 〇 |
IH対応 | × |
シーズニング | 必要 |
お手入れ不要のオールステンレス製コンパクトダッチオーブン
SOTOのステンレスダッチオーブン 8インチ ST-908は、2~3人用の小さめサイズのステンレス製ダッチオーブンです。
シーズニングや使用後の油は不要、さらにIH対応で室内でも使用できるため、家庭の調理器具と同じ感覚で使用できます。
衝撃や錆にも強く、扱いにそれほど気を遣わなくていいので、ダッチオーブンに興味はあるけどそこまで手をかけたくない、という方におすすめ。
サイズ的には2人~3人用の若干コンパクトなサイズですが、用途によっては4人でも十分なサイズです。
作れる料理は幅広く、レビューを見ると鯛めし、ジャンバラヤ、焼きりんごと様々なレシピを楽しんでいる方も多いようです。
素材 | ステンレス |
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容量 | 2.6L |
大きさ | 226×125mm |
重量 | 3.5kg |
鍋足 | × |
鍋の縁 | 〇 |
IH対応 | 〇 |
シーズニング | 不要 |
お手入れ簡単!オールステンレス製のダッチオーブン
SOTOのステンレスダッチオーブン ST-910SS 10インチは、ステンレス製なのでシーズニングも使用後に油を塗る必要もない、手軽なダッチオーブンです。
手軽とは言え、できることは鋳鉄製のダッチオーブンと遜色なく、これ一台でステーキなどの焼き物や、角煮やブイヤベースなどの煮込み料理、魚焼きグリルとしても使えます。
3人~4人で行くキャンプなどで手軽に料理を作りたい、という場合はこのSOTOのステンレス製10インチがおすすめです。
本体を収納したり、食材を入れる袋としても使える丈夫な帆布バッグが付いている点も◎。
素材 | ステンレス |
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容量 | 5.2L |
大きさ | 259×115mm |
重量 | 5.2kg |
鍋足 | × |
鍋の縁 | 〇 |
IH対応 | 〇 |
シーズニング | 不要 |
五徳・リッドリフター・収納袋付きの激安ダッチオーブン!
Fkstyleのダッチオーブン 10インチは鋳鉄製で5.2Lと、3~4人家族や集まりにちょうどいいサイズのダッチオーブンです。
この製品の特徴は何と言っても価格の安さで、鍋足代わりになる五徳、蓋を安全に持ち上げられるリッドリフター、保管用の袋が付いてこの価格です。
安いと言っても本体はしっかりとした鋳鉄製ですし、付属品もついているので初めてダッチオーブンを買う方のビギナーセットとしておすすめ。
まずは手軽なこの製品で練習して、慣れてきたらステップアップしてこだわりのダッチオーブンを買うのもいいでしょう。
もちろんこの製品だって、ちゃんとお手入れしてあげれば長く使用できます。
素材 | 鋳鉄 |
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容量 | 5.2L |
大きさ | 275×105mm |
重量 | 6.25kg |
鍋足 | ×(五徳付き) |
鍋の縁 | 〇 |
IH対応 | × |
シーズニング | 必要 |
1~2人のちょっとした料理に最適な小型ダッチオーブン
スノーピークのコロダッチ オーバル CS-503Rは、ダクタイル鋳鉄製で1.13Lの容量のミニダッチオーブンです。
通常のダッチオーブンのような豪快な料理は作れませんが、その分軽くて小さいのでソロキャンプや2人程度のキャンプにおすすめ。
ちょっとした小さい食材を焼いたり、余った食材でアヒージョを作ったり、「少人数用」や「通常のダッチオーブンのサブ」として非常に優秀なダッチオーブンです。
ただ、軽いと言っても2kg以上あるので、サブとして持っていく際は注意しましょう。
素材 | ダクタイル鋳鉄 |
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容量 | 1.13L |
大きさ | 242×160×89mm |
重量 | 2.6kg |
鍋足 | × |
鍋の縁 | 〇 |
IH対応 | 〇 |
シーズニング | 必要 |
ダッチオーブンのシーズニング・手入れ方法
ダッチオーブンは便利で楽しい調理器具ですが、自宅にある鍋やフライパンとは違い、使い方やお手入れにコツがあります。
正しい使い方を知らずに使うと、料理にワックスの臭いが移ってしまったり、ダッチオーブンに錆(サビ)を発生させてダメにしてしまう可能性があります。
ダッチオーブンはお値段が高いので、買ったらしっかりと長く愛用できるようにしておきたいですね。
ここでは新品のダッチオーブンを使う前に行う「シーズニング作業」と、使った後のお手入れ方法について解説します。
なお、製品や素材によってはシーズニングが不要だったり、使用後のお手入れ方法が違うものもありますので、購入前に確認しておきましょう。
購入後にまず行うシーズニングの方法
鉄製のダッチオーブンの多くは、製造時に錆止めのワックスが全体に塗られているため、使用する前にワックスを落とし、油をなじませるシーズニングが必要です。
- シーズニング手順
- STEP.1食器用洗剤でワックスを洗い落とすまず必要なものが食器用洗剤とスポンジで、この2つを使ってダッチオーブン全体を優しく洗ってワックスを落としていきます。
この時、金属タワシなどを使うと傷がついて錆の原因になるので、必ずスポンジなどダッチオーブンを傷つけない物を使ってください。
なお、鋳鉄製で食器用洗剤を使うのはシーズニングの時だけで、それ以降は被膜が取れてしまうので食器用洗剤を使用してはいけません。
- STEP.2タオルで水分を拭き、自然乾燥させる洗い終わったら乾いたタオルなどでしっかりと水気を拭きとり、完全に乾くまで自然乾燥させます。
- STEP.3オリーブオイルを全体になじませる乾いたら塩分の入っていない油(オリーブオイルがおすすめ)を、ダッチオーブン全体に馴染ませていきます。
キッチンペーパーで拭きとるように薄く伸ばし、内側だけではなく外側や蓋など、塗り残しが無いよう塗っていきましょう。
- STEP.4火にかけて空焚きで焼く油を拭き取ったらそのまま火にかけて空焚きします。
煙が出るまでは中火にして、煙が出たら弱火にして煙が完全に出なくなるまで焼きます。
焼き終わったら冷まして、再度オリーブオイルを塗り込み、再度空焚きします。
この「STEP.3油塗り」と「STEP.4空焚き」の工程を3~4回繰り返します。
- STEP.5香りの強い野菜を入れて炒める数回の油と空焚きが終わったら、ネギ・ショウガ・ニンニクなど、香りの強い野菜をダッチオーブンに入れて炒めます。
ダッチオーブンは蓋もフライパンとしても使うことがあるので、蓋でもしっかりと同じように野菜を炒めます。
- STEP.6油を塗って冷ませば完成最後にもう一度オリーブオイルを全体に薄く塗り伸ばして拭き取り、自然乾燥させれば完了です。
編集部
料理を作った後のお手入れ方法
鉄製のダッチオーブンは使った後、料理を残したままにしたり、手入れせずに放置すると錆びやすいので、使った後はできる限り素早く手入れをしましょう。
- 使用後のお手入れ方法
- STEP.1料理の残りや大きなごみを取り除く料理の残りは別の容器などに移し替え、キッチンペーパーなどで大きなごみや汚れを取り除きます。
- STEP.2熱湯を入れヘラで汚れを落とす次にダッチオーブンに熱湯を入れます。
熱を持ったダッチオーブンに冷たい水を入れると急激な温度差で割れてしまいますので、必ず「熱湯」を入れてください。
熱湯を入れたら、底や側面にこびりついた汚れなどを竹か木製のヘラで落とします。
金属製のものは傷がつき、錆びの原因になるのでNGです。
- STEP.3お湯を捨て、空焚きでしっかりと水分を飛ばす
汚れたお湯を捨て、綺麗にすすいだら軽く拭き、空焚きして水分を完全に飛ばします。
- STEP.4油を塗り伸ばす
空焚き後、ダッチオーブンが冷めたらオリーブオイルを薄く塗り伸ばして完成です。
蓋を使った場合は蓋にも忘れずに油を塗って下さい。
一般的なフッ素加工の調理器具は加工が剥がれてしまうと食材がこびりつくようになってしまいますが、油が馴染んだ鉄製の調理器具はそのような劣化は起こらなくなり、自分で育てたオンリーワンの調理器具となります。
ダッチオーブンの関連商品
ここではあると便利なダッチオーブンの関連商品をいくつか紹介します。
ダッチオーブンを安全に扱うための手袋・グローブ
ダッチオーブンは直接火にかける調理器具なので、調理中などは非常に高温になり素手や薄い軍手で扱うとやけどをしてしまいます。
ダッチオーブンを買うときは、熱した鉄も掴める耐熱性のアウトドアグローブも一緒に購入しておきましょう。
ダッチオーブンを扱う時だけではなく、野草から手を保護したり、日常生活でも防災用として重宝するキャンプおすすめグッズの一つです。
作業の疲れを軽減するローチェア
ダッチオーブン料理は、手間と時間がかかるものが多いです。
もちろんそこが魅力でもあるのですが、調理や後片付けの空焚きなど、ダッチオーブンを使うと長時間かかりきりになるケースも多々あります。
そんな時に、ダッチオーブンの世話をしながらゆったりと座れるローチェア(アウトドアチェア)があれば疲れも軽減されるのでおすすめです。
Picky’s編集部では、このほかにも以下の記事で様々なローチェアを解説していますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
関連記事:あぐらがかける!キャンプ用ローチェアおすすめ25選|コスパ最強モデルやハイバックも
ダッチオーブンのよくある質問
ダッチオーブンはレンタルできますか?
アウトドアグッズのレンタルを行っている所では、ダッチオーブンのレンタルもやっています。
ただ、今回紹介した中に数千円台のダッチオーブンがあることを考えると、正直レンタル料を支払うより買ってしまったほうがお得です。
ダッチオーブンでデザートは作れますか?
ダッチオーブンは肉や魚を調理するだけではなく、材料やボウル、クッキングシートなどがあればデザートも作れます。
- パイ
- パンケーキ
- 焼きリンゴ
- プリン
- ホットケーキ
- ちぎりパン
これはほんの一例で、このほかにも様々なデザートが作れます。
ただ、ダッチオーブンの調理には時間がかかりますし、ダッチオーブンを3つも4つも持っていくのも現実的ではありません。
サイズの小さいダッチオーブンやココット、スキレットなども見て、作りたい料理やデザートの種類や数量に応じて使い分けるといいでしょう。
ルクルーゼ(Le Creuset)のダッチオーブンはおすすめですか?
「ダッチオーブン ルクルーゼ」で検索すると、高級調理器具メーカー「Le Creuset」のダッチオーブンが出てきます。
確かにダッチオーブンとは書いてあるのですが、おそらく今回紹介しているようなダッチオーブンとはちょっと用途が異なります。
例えば公式に「直接炭を乗せるとエナメルやホーローが痛む」とはっきり書いてあり、豪快な使い方は推奨していないようです。
ダッチオーブンまとめ
ダッチオーブンは色々な調理方法が一つででき、アウトドアで多彩な料理が作れる豪快で楽しい調理器具です。
- キャンプやバーベキューなどアウトドアレジャーが好き
- 普段、家でできない豪快な料理を作りたい
- 変わった調理器具で色々な料理に挑戦してみたい
こんな方にダッチオーブンはおすすめです。
お手入れや取り扱いがやや面倒ですが、それ以上に楽しい体験と、おいしい料理が食べられるという魅力を持った調理器具ですので、ぜひ検討してみてください。
Picky’s編集部では、このほかにも様々なアウトドアグッズを記事にしています。
アウトドアレジャーはアイテムを知れば知るほど、揃えれば揃えるほど楽しくなりますので、以下の記事もぜひ読んでみてください。
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メーカーのひとこと
ダッチオーブンでは世界初となるステンレスとアルミの三層鋼を採用。
重量は鋳鉄製のものより30%軽く、オールステンレス製のものと比べても20%も軽量に仕上げました。
熱が伝わりやすいアルミが中央に挟まれているため、熱伝導がよく、従来のステンレス製鍋のデメリットであった熱源に接している底面のみしか熱せられないという不満を解消しました。
鍋の形状にもひと工夫。鍋の底面から側面にかけてストレートではなく緩やかな丸みを設けることで対流が生まれ、急な吹きこぼれを防ぎます。