有名オーディオメーカー「JBL」の新モデルとして2022年4月1日に登場した「JBL LIVE FREE 2」。JBLの完全ワイヤレスイヤホン初となるデュアル・オーバルシェイプデザインの採用や、リアルタイム補正付きのノイズキャンセリング機能が搭載されるなど、上位機種に負けない性能を備えているのが特徴です。
多くのオーディオファンからの注目を集めているJBL LIVE FREE 2ですが、「今までのノイズキャンセリングと何が違うの?」「肝心の音質や装着感は?」と思っている人は多いはず。また、1つ上のモデルである「JBL TOUR PRO+ TWS」との違いも気になりますよね。
そこで今回は、最新モデル「JBL LIVE FREE 2」をPicky’s編集部が実際に使って徹底的にレビュー。JBL LIVE FREE 2の良かったポイント・残念なポイントを本音でまとめました。JBL LIVE FREE 2の購入を迷っている人や最新機種の魅力を知りたい人は、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
目次
JBL LIVE FREE 2レビュー結果
スピーカー・ヘッドホン・イヤホンなどの音響機器を展開している世界最大級のオーディオメーカー「JBL」。今回紹介するのは、JBLから2022年4月1日に発売された完全ワイヤレスイヤホン「JBL LIVE FREE 2」です。
早速、商品の総合評価からチェックしていきましょう。今回は、JBL LIVE FREE 2の音質・デザイン・つけ心地などの独自15項目を、Picky’s編集部が実際に商品を使って検証しました。
サイズ・重さ | ◎ |
重量 | ◎ |
装着感 | ◎ |
音質(高音域) | ○ |
音質(中音域) | ◎ |
音域(低音域) | ◎ |
音域(立体感) | ◎ |
音漏れの少なさ | ◎ |
充電方法 | ◎ |
ノイズキャンセリング機能 | ◎ |
外音取り込み機能 | ◎ |
マイク音質 | ○ |
マルチポイント | ○ |
操作性 | ◎ |
アプリの使いやすさ | ○ |
高評価だったポイント:ノイキャン効果は抜群!デザイン・音質も◎
- リアルタイム補正付きのノイズキャンセリング機能がすごい!
- 低音と中音が響くパワフルサウンドを楽しめる
- デザインがおしゃれ!サイズもコンパクトで軽い
JBL LIVE FREE 2の最大の魅力は、リアルタイム補正機能を備えたノイズキャンセリング機能。周囲の騒音に応じてノイズキャンセリングレベルを自動調整してくれるため、いつでも理想の環境で音楽を楽しめます。また、JBLらしいパワフルサウンドで、中音~低音域をたっぷりと味わえるのも嬉しいポイントです。
微妙だったポイント:マイク音質&通話中の機能がやや物足りない
- 通話中に自分の声がこもって会話が聞き取りにくい
- 前回の接続機器に自動でペアリングされるので場合によっては不便
JBL LIVE FREE 2を使用して気になったのが、通話中に自分の声がこもって聞こえること。トンネルなどで耳が詰まる感覚と似ていて、自分と相手の声が少し聞き取りづらく感じます。また前回パソコンに繋いで使用した場合、次も自動でパソコンにペアリングされるため、スマホに切り替えるのが少々手間でした。
JBL LIVE FREE 2を買うべき人
- 迫力のある低音サウンドが好きな人
- 高性能のノイズキャンセリングイヤホンが欲しい人
- 軽くてデザイン性の高いイヤホンを求める人
- コスパのいい完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
JBL LIVE FREE 2は、パワフルなサウンドと優れたノイズキャンセリング機能が魅力の完全ワイヤレスイヤホン。ドンシャリ系の音が好きな人や静かな空間で音楽を楽しみたい人にぴったりです。また、高い性能を持ちつつも約15,000円のリーズナブルな価格で、コスパを求める人にもおすすめです。
JBL LIVE FREE 2をおすすめしない人
- テレワークやオンライン会議用のイヤホンが欲しい人
- パソコンでの使用がメインの人
JBL LIVE FREE 2は、通話時に音がこもって聞こえるのが難点。通常の会話をする分には問題ありませんが、仕事の大事な電話やオンライン会議などにはやや不向きです。また、パソコンでの通話中にはアプリでのモード変更ができないため、パソコン用のイヤホンとして使う場合は注意してください。
JBL LIVE FREE 2のスペック
価格 | 15,950円(税込) |
重さ |
|
ドライバーユニット | 口径11mmダイナミック型ドライバー |
周波数特性 | 20Hz~20,000Hz |
対応コーデック |
|
Bluetooth | Bluetooth5.2(LEオーディオ対応予定) |
防水性能 | IPX5 |
連続使用時間 |
|
急速充電 | ○(15分間の充電で約4時間再生可能) |
ノイズキャンセリング機能 | ○ |
外音取り込み機能 | ○ |
マルチポイント | ○ |
カラーバリエーション |
|
- リアルタイム補正機能付きのノイズキャンセリング
- 6基のマイクを搭載し、新機能「ボイスアウェア」を追加
- 迫力サウンドと小型化を両立させるデュアル・オーバルシェイプデザイン
- 待望のマルチポイントに対応
JBL LIVE FREE 2は、上位機種であるJBL TOUR PRO+ TWSの1つ下に位置するモデル。歴代機種の機能をブラッシュアップしながらも、約15,000円のリーズナブルな価格を実現しているのが特徴です。JBL初のデュアル・オーバルシェイプデザインという楕円型ドライバーを採用しており、小型ながらも迫力のあるサウンドを楽しめます。
また、JBL LIVE FREE 2は機能性に優れているのが魅力。リアルタイム補正付きのノイズキャンセリング機能・快適な通話をサポートするボイスアウェアモード・2台の機器に同時接続できるマルチポイント対応など、オーディオファンに嬉しい機能を多数搭載しています。
【実機で検証】JBL LIVE FREE 2を徹底レビュー
JBL LIVE FREE 2のセット内容
- イヤホン本体
- 充電ケース
- イヤーピース(S・M・L)
- クイックスタートガイド
- 充電ケーブル(USB type-C)
JBL LIVE FREE 2のイヤーチップは柔らかいシリコン製。S・M・Lの3サイズが用意されており、購入時にMサイズがイヤホンに取り付けられています。
また、充電ケーブルがオレンジ色で他のデバイスのケーブルと見分けがつきやすいのが、個人的に嬉しいポイントでした。ケーブルはやや短めではあるものの、スマートフォンのように充電しながら操作するものではないので特に不便を感じることはないでしょう。
コンパクトでかわいい、豊富なカラーバリエーションが嬉しい
JBL LIVE FREE 2は、充電ケースもイヤホンもコンパクトなサイズ感。LEDライトの数でバッテリー残量が分かる仕様になっています。充電ケースとイヤホンを合わせた総重量は54.5gでした。
イヤホンは小さな豆のような形がかわいらしいフォルムです。同系色で統一したトーンオントーンデザインがイマドキっぽくておしゃれですよね。
カラーバリエーションは、ブラック・グレー・ブルー・ローズの4種類です。色が豊富なのは魅力的ですが、定番のホワイトがないのは少し残念。ちなみに、ローズは台数限定カラーなので、気になる人は早めにチェックしておくことをおすすめします。
装着感は非常に軽い!耳にぴったりフィット
JBL LIVE FREE 2は軽い装着感で、長時間快適に音楽を楽しめます。イヤーピースは、オーバルシェイプデザインと呼ばれる楕円型になっているのが特徴。一見「大きくて装着しづらいかな?」と感じたものの、実際につけてみると違和感なく耳にフィットしました。
イヤホンの操作性は◎軽いタッチで反応してくれる
JBL LIVE FREE 2は、タッチコントロールによって音楽の再生・一時停止などを操作できます。操作性は良好で、軽く触れるだけで反応してくれるのが嬉しいポイント。イヤホンをグッと押し込む必要がなく、耳への負担もありません。
中低音強めの迫力サウンド、ドンシャリ好きにはたまらない
JBL LIVE FREE 2の音質は、中音~低音域メインのパワフルサウンド。音に厚みがあり、ベースラインからボーカルまでがバランスよく主張します。高音域の主張はやや控えめですが、かえって低音を引き立てているような印象を感じました。
上位モデルのJBL TOUR PRO+ TWSが解像度高めのクリアサウンドだとすれば、JBL LIVE FREE 2は力強いドンシャリ系サウンド。音の細かなニュアンスを感じるよりも、迫力・低音重視で音楽を楽しみたい人におすすめしたい商品です。
ノイズキャンセリング機能が圧倒的!リアルタイム補正がとにかく便利
今回の検証で特に印象的だったのが、ノイズキャンセリング機能の完成度。イヤホンをつけた瞬間からノイズの少なさを感じつつ、音楽を再生すると一気に違う空間に引き込まれるような感覚。完全な無音空間とまではいきませんが、人混みでのガヤガヤ音が無くなってストレスフリーで音楽を楽しめます。
リアルタイム補正機能がついているので、イヤホンが周囲の状況に合わせてノイズキャンセリング効果を自動調整してくれます。リアルタイム補正をアプリからオフにすれば、自分の好みに応じて手動でレベル調整も可能ですよ。
外耳道テストでノイキャン効果をより最適化できる!
JBL LIVE FREE 2は、「外耳道テスト」という便利な機能をアプリから利用できます。これは装着している耳の形をスキャンし、ノイズキャンセリング効果を最適化してくれるというもの。実際に外耳道テストを行ったあとは、ノイズキャンセリング効果が増した印象がありました。
また、この外耳道テストでは、イヤーピースのサイズが耳に合っているか・イヤホンが正しく装着できているかといった部分までチェックしてくれるのが特徴。「右だけ装着できていないかも?」といった細かな指摘などももらえるので、理想の状態で音楽環境に臨めますね。
外音取り込み機能はアンビエントアウェアとトークスルーの2種類!
JBL LIVE FREE 2は、アンビエントアウェアモードとトークスルーモードの2種類の外音取り込み機能を搭載しています。アンビエントアウェアモードは必要なときに周りの音をスムーズに取り込める機能。ランニング中や電車内などで、周囲の状況を確認したいときにおすすめです。
トークスルーモードはイヤホンを外さずに会話できる機能。会話を始めると音量がグッと下がる感覚で、相手の声も自分の声も聴き取りやすくなります。音楽を聴きながら誰かと会話したいときに役立ちますよ。
各モードはイヤホンのタッチで簡単に切り替え可能。アンビエントアウェアモードはアプリから音の取り込み具合を調整できます。レベルを上げると音の不自然さが目立ちますが、低めに設定しておけば自然に音を取り込めます。
通話中は自分の声がこもる、テレワークには不向きかも
JBL LIVE FREE 2は、左右合わせて計6基のマイクを内蔵しています。実際に通話をしてみると自分の声がこもってしまい、会話がやや聞き取りづらい印象。トンネル内などで耳が詰まる感覚とよく似ていて、ノイキャン機能や外音取り込み機能をいじっても聞こえ方はあまり変わりませんでした。
JBL LIVE FREE 2の新機能であるボイスアウェア(自分の声を聞き取りやすくして、通話を円滑にする)機能を利用してみるも、こちらもあまり変化を感じられず。また、パソコンでの通話中はボイスアウェア以外の機能を利用できないのが不便でした。
マイクテストの音声は下記から視聴できます。
アプリは機能充実!モードの切り替えやイコライザー設定が可能
JBL LIVE FREE 2は、メーカー独自のアプリ「JBL Headphones」に対応しています。アプリでは、モードの切り替えや各機能のレベル調整、イコライザーの設定などができます。イコライザー設定は、BASS・JAZZ・CLUBといったプリセットから好きな音質を選べるのはもちろん、自分で自由にカスタマイズすることも可能です。
また、イヤホンの左右と充電ケースのバッテリー残量を個別で確認したり、タッチ操作の割り当てを変更したりと、機能は盛り沢山。音質や機能を自分好みにカスタマイズしたい人や、使いやすさにこだわる人には十分満足できる1台です。
急速充電・ワイヤレス充電にも対応が嬉しい!
JBL LIVE FREE 2は急速充電に対応。15分間の充電で約4時間の再生が可能なので、出掛ける前に「充電し忘れてた!」なんてときも安心です。
また、JBL LIVE FREE 2はワイヤレス充電にも対応しています。別途ワイヤレス充電器を購入すれば、ケーブルを繋がずにバッテリーを充電できますよ。
イヤホンを探す機能は、イヤホンをケースから出した状態でのみ有効
JBL LIVE FREE 2は、専用アプリからイヤホンを探す機能を利用できます。ボタンを押すとイヤホンから「ピー」という機械音が鳴り、その音を頼りにイヤホンを見つけ出せる仕組みです。
便利な機能ですが、そもそもJBL LIVE FREE 2は充電ケースを開いた状態でないとアプリが開けない仕様。そのため、イヤホンを探す機能が使えるのはイヤホンが充電ケースから出ている状態のみで、「充電ケースごと見当たらない」という場合は使用できません。
一度ペアリングをすれば、2回目以降はケースを開けるだけで自動接続してくれる
JBL LIVE FREE 2のペアリングは簡単。初回使用時は自動でペアリングモードになるため、接続したい機器のBluetoothをオンにしてJBL LIVE FREE 2を選択するだけで接続できます。初回のペアリングさえ済めば、2回目以降は充電ケースのフタを開けるだけで自動でペアリングを行ってくれるのでとても便利です。
ただし、ペアリングは前回と同じデバイスに繋がるため、別のデバイスにペアリングしたいときは切り替え操作が必要です。毎回接続するデバイスを変えて使いたい人は、やや不便に感じるかもしれません。
注目のマルチポイント!初回検証ではペアリングが自動で切り替わらず苦戦
JBL LIVE FREE 2の目玉機能であるマルチポイント。そもそもマルチポイントとは、2台の機器を同時に接続できる機能のこと。イヤホンの場合は1台目の機器で音楽を聴いている最中に、2台目の機器の着信に瞬時に応答できるというものです。
今回はパソコンでYouTubeを視聴中にスマホの着信に応答できるか検証。初回の検証では、ペアリングの切り替えがスムーズに行われず、手動でスマホを操作しないとイヤホンで通話できませんでした。その後メーカーに対処方法を問い合わせたところ、無事に自動の接続が確認できたため後ほど詳しく解説します。
JBL LIVE FREE 2の口コミ・評判
ここからは、実際にJBL LIVE FREE 2を購入したユーザーの口コミを紹介。良い口コミと残念な口コミの両方をまとめているので、ぜひ商品を購入する前に参考にしてくださいね。
JBL LIVE FREE 2のいい口コミ
- ノイズキャンセリングがよく効くのに音が非常にきれい
- 将来的にLEオーディオに対応するなら長く愛用できる
- 音質・装着感・機能良し!コスパ的にも満足
JBL LIVE FREE 2には、ノイズキャンセリング機能と音質を評価するコメントが見られました。特に、ノイズキャンセリング機能に関しては「ノイズを大幅に除去するのに音に違和感がない」といった口コミも。また、装着感やアプリの機能性について好印象の口コミも見られ、商品全体のバランスが取れている印象です。
JBL LIVE FREE 2の悪い口コミ
- タッチの反応が良すぎる、イヤホンをつけ直すたびに音楽が停止してしまう
- マルチポイントの使い方が分かりづらいので手動で行っている
- イヤホンの左右が見分けにくい
JBL LIVE FREE 2のマルチポイントについて「2台目で音楽を再生しても音が出ない」「2台目への切り替えができない」といった口コミが見られました。ただ編集部では、正しくペアリングしたあとは問題なく使えました。
マルチポイントが機能しなかった場合、設定や接続方法を間違えてしまっている可能性もあります。正しいペアリング方法は次の章で紹介しているので、うまくいかなかった方は参考にしてみてください。
マルチポイント接続ができないときの設定方法
JBL LIVE FREE 2のマルチポイントが正常に機能しない場合の対処方法を解説します。正しいペアリング方法も一緒に紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- マルチポイントがうまくできないときの対処方法
- STEP.1工場出荷状態にリセットするまずは、一度イヤホンを初期状態に戻します。機器に接続されている状態で左右どちらかのイヤホンを2回タッチし、そのまま5秒間押し続けます。左右のイヤホンを充電ケースに戻したらリセットは完了。
- STEP.2ファームウェアをアップデートする専用アプリを開き、イヤホンのファームウェアが最新であることを確認してください。最新でない場合はアップデートを行います。
- STEP.31台目の機器とペアリングする→一旦解除イヤホンを充電ケースから取り出し、1台目の機器(スマートフォン)とペアリングを行います。このとき、機器側には「JBL LIVE FREE 2 TWS」と「JBL LIVE FREE 2 TWS-LE」の2つが表示されるため、必ず「JBL LIVE FREE 2 TWS」を選択します。
末尾に「-LE」が付いた方はオーディオ機器として認識されないため、一度でも選択してしまった場合は手順1からやり直しましょう。完了したら、一度機器(スマートフォン)のBluetoothをオフにして、ペアリングを解除します。
- STEP.42台目の機器とペアリングする2台目の機器(パソコン)のBluetoothをオンにし、イヤホンとペアリングします。こちらも先ほどの同様に、末尾に「-LE」がついたものを選択しないように注意してください。
- STEP.51台目の機器と再度ペアリングする最後に、もう一度1台目の機器(スマートフォン)のBluetoothをオンにし、再度ペアリングをすれば完了です。
JBL LIVE FREE 2とJBL TOUR PRO+ TWSを比較
「JBL TOUR PRO+ TWS」は、今回紹介しているJBL LIVE FREE 2のワンランク上に位置する上位モデル。「どんなところが違うの?」「どっちがおすすめ?」と気になっている人も多いですよね。そこで今回は、2つのモデルの違いをまとめてみました。
LIVE FREE 2 | TOUR PRO+TWS | |
価格 | 15,950円(税込) | 25,300円(税込) |
重さ |
|
|
ドライバーユニット | 11mmダイナミック型ドライバー | 6.8mmダイナミック型ドライバー |
周波数特性 | 20Hz~20,000Hz | 10~20,000Hz |
対応コーデック | AAC/SBC | AAC/SBC |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.2(LEオーディオ対応予定) | Bluetooth5.0 |
防水性能 | IPX5 | IPX5 |
連続使用時間 |
|
|
急速充電 | ○(15分間の充電で約4時間再生可能) | ○(10分間の充電で約1時間再生可能) |
ノイズキャンセリング機能 | ○(リアルタイム補正付き) | ○ |
外音取り込み機能 | ○ | ○ |
マルチポイント | ○ | × |
カラーバリエーション |
|
ブラック |
- 重さ
- 連続使用時間
- リアルタイム補正の有無
- マルチポイントの有無
- カラーバリエーション
まず機能の違いとして押さえておきたいのが、リアルタイム補正とマルチポイントの2点。この2つの機能はLIVE FREE 2のみ搭載しており、上位機種のTOUR PRO+ TWSでは対応していません。ただし、TOUR PRO+ TWSはノイズキャンセリング機能自体は搭載しており、その効果は業界トップレベルと評価されています。
また、レビューでも紹介した通り、LIVE FREE 2は中~低音域メインの力強いサウンドが魅力です。対してTOUR PRO+ TWSは、高~低音域のすべての音の解像度が高く、不自然な強調がないクリアサウンドに仕上がっています。
その他にも、重量やカラーバリエーションにも違いがありますが、注目したいのは連続使用時間。イヤホン単体ではTOUR PRO+ TWSの方が長持ちではあるものの、充電ケースと合わせるとLIVE FREE 2に軍配が上がります。TOUR PRO+ TWSも十分長持ちですが、どうせならより長く使える方が嬉しいですよね。
約7,000円の価格差を考えると、コスパがいいのは断然JBL LIVE FREE 2。音質・機能・バッテリー持ちともに、上位機種に劣らない性能を備えています。対してTOUR PRO+ TWSは、他と一線を画すような表現力を持っているので、音にとことんこだわる人はぜひチェックしてみてください。
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その他のおすすめ完全ワイヤレスイヤホン
ここからは、その他のおすすめ完全ワイヤレスイヤホンを紹介。通話性能に優れたモデルやマルチポイント対応のモデルをピックアップしているので、「いろいろな商品から選びたい」という人は併せてチェックしてみてくださいね。
屋外でもクリアな通話ができる「Jabra Elite 7 Pro」
「Jabra(ジャブラ)」は、スピーカー・イヤホン・オフィス向けヘッドセットなどを手掛ける音響機器メーカー。こちらの商品は、ノイズキャンセリングや外音取り込み、イコライザー機能などを備えた完全ワイヤレスイヤホンです。
全4つの高機能マイクと高性能音声認識 (VPU) センサーに加え、顎の振動から風切り音をキャッチする骨伝導センサーを搭載。屋外やエアコンの近くにいるときでも、クリアな音声で通話ができます。音楽も通話も1つで解決してくれる万能イヤホンです。
バランスのいい高音質を求めるなら「Technics 完全ワイヤレスイヤホン EAH-AZ40-K」
「Panasonic(パナソニック)」が展開しているオーディオブランド「Technics(テクニクス)」の完全ワイヤレスイヤホン。独自の音響構造を採用することで、聞き取りやすい高品質サウンドを実現しています。伸びやかな高音域と存在感のある中音域、力強い低音域までをバランスよく楽しめますよ。
また、通話音声処理技術「JustMyVoice」を搭載しているのが特徴。周囲のノイズと自分の音声をイヤホンが判別し、音声だけを相手にきれいに届けてくれます。ノイズキャンセリング機能は備えていないものの、バランスのいいサウンドとクリアな通話音質を求める人におすすめです。
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JBL LIVE FREE 2のよくある質問
JBL LIVE FREE 2はどこで購入できる?
JBL LIVE FREE 2はワイヤレス充電できる?
JBL LIVE FREE 2レビューまとめ
- JBL LIVE FREE 2はコスパ抜群の優秀ワイヤレスイヤホン
- リアルタイム補正付きのノイズキャンセリング機能がとにかく便利
- アプリによるカスタマイズや装着感も大満足
今回は、JBLの完全ワイヤレスイヤホン「JBL LIVE FREE 2」を紹介しました。JBL LIVE FREE 2は、パワフルな迫力サウンドや高性能なノイズキャンセリング、調整可能な外音取り込み機能など、多彩な機能を備えたおすすめアイテムです。コストパフォーマンスを求める人なら買って損はありません。
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Photo By 内田大貴