キャンプだけではなく災害時や被災時に役立つ「ポータブル電源」
物によっては電子レンジやドライヤー、クーラーまでも使える優れた防災アイテムの一つです。
しかし、蓄電がなくなってしまったらどうしますか?災害時停電中や、野外キャンプの際コンセントが使えない!そんな時はソーラーパネルで電力を作ることができます!コンパクトで持ち運びしやすいJackery Solar saga100を使って電気の自給自足をしましょう。
目次
Jackery Solar Saga100を実際に使って徹底検証!
- Jackery solar saga100の特徴、スペック
- Jackery solar saga100口コミを実際に検証
- Jackery solar saga100実際に使って分った良い所や悪い所
- Jackery solar saga100の他シリーズとの比較
Solar Saga100特徴
最大100WのDC出力に対応
3種類の出力方法
100W出力のDC以外にも最大出力15WのUSB-A、USB-Cの出力端子を備えてある。
ポータブル電源を介せさずにスマホや端子の合うデバイスと接続、充電することが可能。
また、ポータブル電源へ給電中にデバイスの給電を行いたい場合、ポータブル電源から給電してしまうとパススルー充電となり、Jackeryはこれを推奨していないため、solarsaga100から直接給電できれば同時に充電してもパススルーにはならないので非常に利便性に優れている。
出力一覧表
端子 | 出力数 |
USB−Cポート | 15W(5V=3A) |
USB−Aポート | 12W(5V=3A) |
8mm DC出力 | 99.9W (18V=5.55A) |
折り畳めて収納性に優れている
スリムでしっかりした素材なので持ち運びがしやす。プラスチックのしっかりとした取っ手がついているのが持ちやすいし壊れにくそう。開閉時、マグネットで「パチンッ」としめて固定できるので片付けも楽ちん。
高機能素材を採用
パネル部分はETFE(フッ素樹脂加工コーティング)素材でできていて、IP65なので防塵防水にも優れています。
防塵レベルはマックスなので安心ですが、防水に関しては8段階中5なので、長時間の雨ざらしや強力な噴流水には弱いので注意が必要です。
4枚合わせると一般家庭のコンセントの出力と同レベルのW数
solarsaga100のスペック
品番 | Jackery Solar Saga100 |
最大消費電力 | 100W |
交換効率 | 23% |
定格電圧 | 18V |
開路電圧 | 21.6V |
短絡電流 | 6.1A |
USB−A出力 | 5V/2.4A |
USB−C出力 | 5V/3A |
動作温度 | -10℃〜65℃ |
ポータブル電源1000への充電時間 | 約17時間 |
Solar Saga100良い口コミと悪い口コミを実際に検証
Solar Saga100の口コミを見ていると「日光さえ当てることができればちょっと曇っていても充電できる」という良い口コミと、「どんなに天気が良くても60W以上充電されない」という悪い口コミが書いてあったので実際に条件を揃えてそれぞれ検証してみました。
solar saga100の実力
良い口コミを検証
直接、スマホやガジェットに充電することができるのか。実際にSolar Saga100とスマホで検証してみました。
- 日時 5月中旬、10時〜13時までの3時間
- 気温 20℃
雲多めの日でした。こんなに雲があれば発電できないかな…と思い、ポータブル電源Jackery1000で出力数を測ってみると59〜65Wの間でしっかり出力できていました
出力が確認できたので早速スマホに直接接続して4時間充電しました。
10時〜13時までの3時間で10%→90%まで充電することがきた
薄曇りでも3時間で80%ポータブル電源へ充電することができる
同じ条件でポータブル電源を充電してみました。
10時〜14時までの4時間で70%→80%まで充電することがきた
薄曇りでも3時間で10%ポータブル電源へ充電することができる
実際に貯めた電力でお湯を沸かしてみました
電気ケトルの出力数は1191Wでした。約5%の蓄電を消費しました。
しっかりお湯を沸かすことができ、コーヒーを淹れることができました。
悪い口コミを検証
雲ひとつなくしっかり晴れている日にもJackeryポータブル電源と繋げて計測しました。
計測すると89W〜92Wの間で出力していました。
100Wまでは無理でしたが、約90W発電できていました。どんなに天気が良くても冬などは春〜夏に比べると太陽光パネルの発電効率が落ちるので、それも関係しているのではないかと思います。
良い口コミの通り、少しくらい曇っていても約60W充電できた。
悪い口コミと違い、天気の良い晴天時は約90Wの出力を確認できた。
Solar Saga100外観、デザイン、同梱品
外観
折り畳んだ状態のサイズ
縦610mm×横545mm 重さ約4kg
開いた状態のサイズ
縦535mm×横1220mm
デザイン
収納ポケット(外側)
ポケットはぐるりとファスナーで覆われ、開閉しやすい設計になっています。
収納ポケット(内側)
ポケットのカバーは撥水効果がありますが中は撥水効果はありません。
出力端子は収納ポケットの中についているので開けっぱなしにして雨ざらしにならないように注意が必要です。
ケーブルの長さ
ポータブル電源は真夏の炎天下の中日向に置いておくと高温になってしまうので可能なかぎり日陰に置くのがベター。Solar Saga100から充電中でもこれだけのケーブルの長さがあればそれぞれ離れた場所においても大丈夫そう!
出力確認LED
発電中はLEDが緑になるので充電できているか確認できないガジェットなどはこのLEDで確認できます。
自立スタンド
しっかりと傾斜させて太陽の方向に向けることができる。
四隅に【ハトメ】がついている。軽いので風で飛ばされがち。しっかりペグで打ち込んだりロープで固定すること。
Solar Saga100の同梱品
- Solar Saga100本体
Solar Saga100使ってみて良かった点
持ち運びがしやすい
多少重いですが、とにかく嵩張らない!物置のちょっとしたスペースにすっと入ってくれる
しっかりと!充電できる
従来のソーラーーパネルは太陽の光が一瞬、少しでも遮ると給電機能がストップしてしまうので時々見なければならないのが面倒、さらに自立しないものが多く斜めに置くことができなかったので何か荷物ををいて斜めにしなければならなかった。引っ掛けないと使えなかった。
他社のポータブル電源とも相互性がある
Anker Power House400と800が、Jackery400と700のスペックに似ているので充電が可能か実際に繋げてみると充電できました。
50W発電していました。同時にJackeryポータブル電源でも給電してみると100W発電できていたので大きく入力W数が落ちることがわかりました。相互性はあっても効率的に良くありません。
さらに純正品の組み合わせの方が万が一の故障の際に保証が効いたり何かと安心なので、可能な限り同じメーカーで揃えるようにしましょう。
Solar Saga100使ってみてイマイチだった点
Jackery240は入力W数が大きく落ちる
SolarSaga100でポータブル電源Jackery240を充電すると65%を超えることができませんでした。
条件を変えて雲ひとつない晴天時、曇りの時、雨の中など色々試しましたが何度やっても結果は同じ65%。
よくよく調べてみるとJackeryポータブル電源だと1500、1000、700、400はMPPT制御方式なので満タン近くまで充電することができます。
一方240はPWM制御法なのでどんなにカラッカラの晴天であっても充電量が大きく抑制されてしまい、充電量は最大でも70%ほどにしかならないことが判明しました。
既にJackery240を持っている方はsolar saga100ではなくsolar saga60の購入をお勧めします。solar saga60はPWM制御法に対応、240との組み合わせを推奨しています。
ポータブル充電器へ接続させることを考えている方は手持ちのポータブル電源の方式を確認して購入しましょう。
関連記事:【20000円で購入できる】Jackery240で何ができるか ポータブル電源の基礎知識&徹底レビュー
関連記事:700【20以上の電化製品で実験】Jackery 700で使える物、使えないものは?徹底的に検証しました
実際に同時3台充電すると1台ごとの出力数が下がる
3台同時に充電は実際にできましたが、電流が分散してしまうので充電時間がその分長くなります。
充電させる機器の優先順位をつけて充電することをおすすめします。
Solar Saga100の役立つアイテム
Jackeryポータブル電源1000 並列用ケーブル
「Jackery Solarsaga」はソーラパネルをポータブル電源へ並列接続したい時に利用するケーブルです。
アンダーソン入力端子とSolarsagaを2機繋ぐと自動的にJackery1000へ給電が始まります。
「Jackery 1000」を太陽光で満充電とするには、高出力な「Jackery SolarSaga 100」であっても単体では約17時間掛かります。
ーラーパネルが2つ必要となりますが、「Jackery Solarsaga」を利用して充電すれば、急速でポータブル電源を充電することが可能です。
頻繁にキャンプする人や、ソーラーパネルを2つ購入しようと考えている人は要チェックのアイテムですよ。
関連記事:【徹底比較】本格的大容量のポータブル電源Jackery1000で30以上の家電製品を徹底的に検証
Jackeryポータブル電源1500並列用ケーブル
Jackery1500で3枚以上ソーラーチャージャーを繋げたい人は、この「並列接続用ケーブル」が必ず必要となります。合わせて購入しておきましょう。
最大4枚まで同時に接続できるようになったので、自宅でACコンセントを使って充電するのと待ったく同じスピードで充電できるようになりました!
単体利用でJackery ACE1500を充電すると約22時間かかりました。2枚並列使用で充電すると約11時間と半分で充電を終わらせることができます。さらに4枚で充電すると約5.5時間で充電は完了。昼間は充電をして夜は蓄電した電気で料理をしたり電気をつけたり、電気毛布を使ったりと余裕で電力を確保することができます。
関連記事:【30以上の電化製品で実験】Jackery(ジャクリ)ACE 1500 の評価&検証レビュー
Solar Saga100 評価まとめ
いかがでしたでしょうか。
Jackery Solar Saga100は他者の折りたたみ式ソーラーパネルと比べるとずば抜けた充電性能です。持ち運びが簡単な上に雲が多い日でも充電することが可能なので、キャンプなどのレジャー用途だけではなく停電時や災害時など急な持ち出し時に必ず役に立つでしょう。さらにポータブル電源を一緒に備えておけばなお安心です。
これを機に防災道具を見直して非常時の備えのチェックをしてみてはいかがでしょうか。
Rentryでは今回紹介したJackery Solar Saga 100やSolarSaga 100が使えるポータブル電源をレンタルしています。