出典:amazon.co.jp
Jackery(ジャクリ)中でもコンパクトサイズのポータブル電源「Jackery 400」。本体のサイズは小さいものの、搭載されているバッテリー容量はかなり大きなサイズになっており人気があります。
今回はJackery 400を使いながら「使える家電はどれか」「どのくらい使えるか」を試してみました。また使ってみて気づいたメリットやデメリットなど詳しくまとめていきます。
さらに「Jackery 240・Jackery 400・Jackery 700はどれが良いの?」という人のためにも比較ポイントもご紹介していくので、購入前に悩んでいる人は是非チェックしてみてください!
目次
Jackery(ジャクリ) 400の評価
「Jackery(ジャクリ) 400」の評価点は80点です!
500W以下のサイズのポータブル電源の中ではもっともコンパクトなので、持ち運びには便利だし、女性でも運べる3.6kgという軽量設計はとても評価できるポイントです。
またスマホやパソコン、扇風機や電気毛布といった比較的小さくて静かな電化製品を使用したい人にとって、Jackery400はシリーズの中でもコンパクトサイズ×大容量というのを実現した機種でもあります。
2~3人のアウトドアやソロキャンプ、または車中泊でスマホやパソコンを充電したい、またサーキュレーターや電気毛布を使いたい人にはかなりの利便性を発揮してくれるアイテムです。
一方でキャンプやアウトドアでドライヤーで電子ケトル、ホットプレートなどを使いたいという場合だと、このJackery400では使用できないので、ワンサイズの上の700や1000を購入するのがおすすめです。
関連記事:【徹底比較】本格的大容量のポータブル電源Jackery1000で30以上の家電製品を徹底的に検証
あくまでJackery400は、普通のキャンプ用の電源として使ったり、ちょっとリッチなソロキャンパー向けの相棒として最高に活躍するのが特徴です!ほかの用途を考えている場合は、Jackery製品を比較した以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:【実機レビュー】Jackery(ジャクリ) 全10機種を比較!評判・口コミやおすすめも
Jackery(ジャクリ) 400で電化製品を使ってみた感想
Jackery 400のバッテリー容量と充電回数をチェック
Jackery 400における容量115200mAh/400Wh。
この容量を具体的な数字で見てみます。
ここでは、スマホやノートPCなどを、どれくらいの回数充電できるのかを調査してみました。
バッテリー容量 | バッテリー使用量 | 充電回数 |
iPhone 12 | 2815mAh | 約40回 |
Galaxy S20 | 4000mAh | 約28回 |
iPad Pro 10インチ | 8134mAh | 約13回 |
Macbook | 7712mAh | 約14.5回 |
Nintendo Switch | 4310mAh | 約26回 |
スマホなど、比較的容量の小さな機器に関しては、30回近く充電が可能。ノートPCのMacbook proで検証すると、およそ14回程度の充電が可能という事が分かりました。
Jackery 400で使える家電は?実際に使用できた電化製品一覧
次に実際にケーブルで接続して使用する電化製品の使用時間などを調査してみました。
実際に使用してみた商品 | 消費電力(W) | 使用できた時間 |
電気毛布(強) | 31W | 8~9時間 |
扇風機(中風) | 39W | 9時間 |
サーキュレーター(ターボ) | 51W | 7時間30分 |
ポータブル冷蔵庫 | 40W | 8~12時間 |
電子ケトル | 1300W | 使用不可 |
1~2人用 小型炊飯器 | 100W | 3回程度 |
IHコンロ(強火) | 1400W | 使用不可 |
電気鍋 | 1300W | 使用不可 |
ドライヤー | 600W | 使用不可 |
大容量とはいっても、定格出力は200Wである為、ドライヤーや電子ケトルといった使用電力が大きい家電を使う事は出来ませんでした。
しかしながら、電気毛布や扇風機といった、冬季・夏季のキャンプや車中泊シーンで、あると大変便利な快適グッズを使う分には申し分なし。
一日中使う事は流石に不可能ですが、寝ている間だけであれば十分使用に耐えられます。
また、車載用の小型炊飯器は最低でも3回は使う事が出来る為、自炊派の人にもオススメ出来ます。
Jackery(ジャクリ) 400のイマイチなポイント
定格出力は200Wまで
400Wという数値は、あくまで瞬間最大出力としての数値。
瞬間的に200Wを超える場面があってもパワーダウンはしないという事で、定格出力は200Wまでとなっています。
それでもソロキャンプなどで使う分には十分といえますが、二人以上のキャンプとなると、使い方によっては満足に使えずにストレスとなるかもしれません。
標準で備えられている出力の少なさ
Jackery 400は、コンパクトにまとまったサイズ感に比例して、出力の数も必要最低限にまとめられています。
容量は多くても、同時に使用できる出力が限られている為、電気を使用する事が大前提としているキャンパーには物足りないと感じる事もあるかもしれません。
メーカー保証を受けるには、公式のユーザー登録が必要
Jackery 400は、Jackeryの公式オンラインショップは勿論、Amazonや楽天など、多くのECショップにて購入する事が可能です。
購入した商品は、例外なくメーカーの2年間保証を無料でつける事ができる為、ユーザーにとっては非常に有用です。
しかしこのメーカー保証は、買えば必ずしも無条件でついてくるというわけではありません。
Jackery公式オンラインショップ以外で購入した場合、Jackeryへユーザー登録すると共に、購入時に発行された注文番号の入力を行う必要があります。
ある程度のハードな使用にも耐えうるといっても、精密機械である以上は、壊れないとは言い切れません。
買えば4万円程度するものなので、ここはしっかりとメーカー保証をつけたいところ。
多少の手間はあっても、忘れずにつけておきましょう。
Jackery(ジャクリ) 400を使って良かったポイント
バックパックに入る大きさ
Jackery 400の最大の利点は、やはりコンパクトかつ軽量であるという点。
同程度のスペックを持つ他機種と比べてもダントツに軽く、持ち運びも容易です。
車中泊など狭い車内での利用は勿論、ソロキャンプのお供にバックパックに入れて持ち運ぶ事も出来る為、使い勝手は非常に良いといえます。
パススルーを採用しており、充電中でも給電が可能
モバイルバッテリーやポータブル電源選びの際によく耳にする「パススルー」。
これは、本体を充電している最中に給電が可能か否か、という事。
本来、バッテリーは入力と出力を同時に行うと、バッテリー自体の寿命を縮めてしまう為、多くのバッテリー機器ではその行為自体を推奨しておらず、そもそも出来ないようになっている事も少なくありません。
これは、バッテリー保護という点では非常に良い措置なのですが、しかし実際にポータブル電源を使っていると、充電しながら給電したいというシーンが少なからず出てきます。
Jackery 400は、このパススルーに対応している為、本体充電中の給電が可能となっています。
ただし、出来るというだけで、バッテリーに問題がないというワケではなく、メーカーとしても非推奨である事は間違いありません。
長く使いたいという場合は、なるべく控えましょう。
DCの電圧が下がらない
ポータブル電源は、バッテリー残量が減るにつれてDCの電圧が降下してくるのが普通です。
その為、バッテリー残量が少ない状態でDC電源を使おうとすると、正常に動作しないという事も多々あるのですが、Jackery 400はバッテリー残量が20%をきった状態であっても、13.3V以上をキープする為、12Vの電化製品であれば最後まで問題なく使う事が可能です。
Jackery(ジャクリ) 400の特徴
大容量ながらコンパクトで防災用やソロキャンプにおすすめ
重量3.6kgという、驚くほどコンパクトにまとまった外観からは想像もつかない、115200mAh/400Whという大容量と200W(最大400W)のAC出力。一般的なスマホであれば単純に45回~40回前後の充電が可能であったり、小型冷蔵庫程度であればかなり長時間の連続運転が可能と、ソロキャンプ1泊程度であれば、十分すぎる容量となってます。
また、小型のモバイルバッテリーでは不可能であった、AC電源を利用したノートPCなどの充電が出来るのも大きな特徴です。
3通りの充電方法と3通りの出力が選べる対応力の高さ
Jackery 400の入力(本体への充電方法)と出力は下記の3通りがあります。
入力 | 出力 |
ACコンセント(付属) | AC(100V/2A 60Hz) |
DCシガーソケット(付属) | DC(12V/10A 最大120W) |
ソーラーパネル(別売り) | USB(5V/2.4A) |
ACコンセントによる家庭用コンセントからの充電と、DCシガーソケットによる車での充電、そして電源フリーなソーラーパネルでの充電と、場所を選ぶ事なく本体への充電が可能です。
出力では、ノートパソコンなどの家庭用コンセントを必要とするAC出力を標準搭載。
USB出力を2口搭載している為、スマホなどを2台同時に充電する事も可能と、コンパクト電源としての使い勝手は申し分ありません。
ハードな使用にも耐えうる高い安全性を実現
Jackery 400はFCC(北米無線通信規格)、RoHS(ヨーロッパにおける環境規制)、PSE(電気用品安全法)、UN38.3(国連輸送勧告試験)といった規格を全て取得。
-10℃~40℃という過酷な環境下においても、問題なく使用する事が可能です。
さらに「出力過電流保護」、「入力過電圧保護」、「過充電・過放電保護」、「短絡保護」、「出力電圧保護」、「加熱保護」、「PTC保護」など、数々の最先端BMS(バッテリーマネジメントシステム)を搭載。
電圧や温度を自動で管理すると共に、過充電や過放電による電池へのダメージを軽減。
バッテリー自体の劣化を軽減し、寿命の延命を実現しています。
純正弦波で家庭用電化製品との互換性は抜群
純正弦波とは、電気(AC出力)の波形の一種で、家庭用電気には基本的にこの「正弦波」が使われています。
家庭用電化製品のほとんどは、この正弦波である事を前提として作られている為、出力が「正弦波」でない場合、一時的には使用できても、そのまま使い続けると、最悪、故障してしまう恐れもあります。
Jackery 400では、「正弦波」に近い「疑似正弦波」ではなく、「純正弦波」で出力する為、家庭用電化製品との相性も良く、問題なく使う事が出来ます。
Jackery(ジャクリ) 400のデザイン・外観・同梱品・価格
Jackery400のデザイン・外観・重さ
正面(前)のデザイン
横(側面)のデザイン
後ろ(背景)のデザイン
その他の外観やデザイン
黒を基調として、要所にメーカーカラーのオレンジをあしらった外見は、コンパクトながらも目立つ配色で存在感抜群。
非常時などでも目につきやすくなっています。
持ち運び用のハンドルを折りたたむ事で、上面をフラットにする事ができる為、収納しやすい点も地味に嬉しいポイントです。
側面には熱排気用のスリットが入っており、本体が高温になった場合に内臓されたファンが動き出して排熱される仕組みになっています。
23cm×13.3cm×16.7cmという大きさは、ティッシュ箱を3箱並べた程度の大きさで、実際に持ってみると想像以上にコンパクトである事が分かります。
重量はわずか3.6kgと、新生児の体重とほぼ同じで、女性には多少重たいと感じるかも知れませんが、同じスペック帯の商品である、Suaoki製 「ポータブル電源120000mAh/400Wh」が、サイズ23cm×14cm×23cm,、重量5.6kgである事から考えると、jackery 400はより幅広い活躍の場が期待できると言えます。
搭載端子の種類
電源コンセント
USBケーブル
シガーソケット
同梱品
Jackery 400本体
電源コード用ポーチ(充電用DCシガーソケット、ACアダプター)
日本語マニュアル
Jackery 400の価格
Jackery公式オンラインショップ
¥49,300(税込)
Jackery(ジャクリ) 400とよく比較されるアイテム
Jackery 240と400と1000を比較
Jackery.Incは、2012年にアメリカのシリコンバレーで設立。
2015年に世界初のリチウムポータブル電源を開発し、2019年にJackeryの日本法人であるJackery Japanを設立し、正式に日本で事業展開がスタートしました。
元Appleのバッテリーエンジニアが創設メンバーにいたという事もあり、その性能はお墨付きで、実際にかなりの販売実績を誇っています。
そのJackeryが展開するポータブル電源の容量はJackery 240、400、700、1000、1500、2000、3000があり、ProやPlusを合わせると10種類あります(2023年8月現在)。
内、Jackery 1000以上のモデルに関してはその容量の大きさや使用途別にみても400とは別格の存在である為、今回は中でも比較対象とされやすい240と700との違いを簡単にご紹介します。
Jackery 240 | Jackery 400 | Jackery 700 | |
容量 | 66000mAh/240Wh | 115200mAh/400Wh | 194400mAh/700Wh |
サイズ(cm) | 23×13.3×16.7 | 23×13.3×16.7 | 29.9×19.2×19.1 |
重量 | 3.2kg | 3.6kg | 6.3kg |
出力 | AC出力 1口 DC出力 1口 USB出力 2口 |
AC出力 1口 DC出力 1口 USB出力 2口 |
AC出力 2口 DC出力 3口 (内、2口はDC端子6.5mm) USB出力 3口 |
定格出力(最大) | 200W(400W) | 200W(400W) | 500W(1000W) |
参考価格 | ¥19,800 | ¥44,800 | ¥79,800 |
使用回数 | スマホ 15~20回 電気毛布(中温) 4~5時間 |
スマホ 30~40回 電気毛布(中温) 8~9時間 |
スマホ 60~70回 電気毛布(中温) 12~14時間 |
Jackery 240はエントリーモデルとなっており他モデルと比べて控えめなスペックとなっており、価格も比較的購入しやすい価格帯となっています。
反面、容量としてはモバイルバッテリーの延長線上といった感覚で、重量やサイズ感などを考慮すると、モバイルバッテリーに軍配が上がります。
あくまでポータブル電源として考えるのであれば、電気毛布の使用例を見ても、一晩中つけておくといった使い方は出来ず・・・。
それであれば素直に400を購入した方が無難だと言わざるを得ません。
しかしながら、モバイルバッテリーにはない純正弦波のAC電源を使えるというメリットなどを考えると、価格帯のバランスは非常に良いと言えます。
あくまで非常時用と割り切って常備しておくのであれば、ベストバイです。
次にJackery 700ですが、 400がソロキャンパー向けだとすれば、700はファミリー向けと言えます。
240と400では、サイズ感は全く一緒、重量も500g程度しか違わないのに対し、700はサイズが約1.5倍、重量に関しては倍程度重くなります。
しかしながら、その容量は194400mAh/700Wh。
定格出力も500Wまでと、大幅な強化がなされています。
夫婦でスマホ、子供達はゲーム機を充電しながら遊ぶといった事も十分に可能な容量と出力性能を持っています。
しかしながら、これだけの容量をもっていても、400と同様にドライヤーや電子ケトルなどを使う事が出来ません。
また、400に比べてややファンの音が大きい為、音が大きいと寝られないという人には不向きかも知れません。
さらに重さも2Lペットボトル×3本分程度の重さがある為、気軽に持ち運んで使うといった使い方にはあっていません。
まとめると・・・
Jackery 240 | モバイルバッテリーを大幅にパワーアップさせたもの |
Jackery 400 | ソロキャンパー、車中泊向け |
Jackery 700 | ファミリーキャンプ、災害時用の備え |
といった具合になります。
関連記事:【20000円で購入できる】Jackery240で何ができるか ポータブル電源の基礎知識&徹底レビュー
関連記事:【20以上の電化製品で実験】Jackery 700で使える物、使えないものは?徹底的に検証しました
Jackery 400と Anker power house 400の比較
Jackery社製品の登場によって、ポータブル電源の市場は急速に広まってきました。
そんな大型ポータブル電源市場の開拓者ともいえるJackery。
対して、モバイルバッテリーの雄といえば、言わずと知れたAnker。
Jackery 400と比較される対象として、AnkerのPowerHouse2 400が挙げられます。
信頼と実績はどちらも十分な両社。
ここではそのJackeryとAnkerの両製品比較をしていきます。
Jackery 400 | Anker PowerHouse2 400 | |
容量 | 115200mAh/400Wh | 108000mAh/388.8Wh |
サイズ(cm) | 23×13.3×16.7 | 25.5×14.8×13.9 |
重量 | 3.6kg | 4.6kg |
出力 | AC出力 1口 DC出力 1口 USB出力 2口 |
AC出力 1口 DC出力 3口 (内、2口はDC端子6.5mm) USB-A出力 3口 USB-C出力 1口 |
定格出力(最大) | 200W(400W) | 300W(600W) |
参考価格 | ¥44,800 | ¥39,800 |
パススルー対応 | 〇 | 〇 |
AC出力波形 | 純正弦波 | 純正弦波 |
ソーラー充電 | 〇 | 〇 |
容量はほぼほぼ同程度なので、スマホなどの充電回数に関しては詳細を省きました。
容量同様、サイズ感もほぼ同程度。
重量はPowerHouse2 400の方が1kg近く重くなっており、持った時の重量感にはそれなりに合う合わないが出てきそうです。
大きく違うのは出力口の総数。
これは圧倒的にPowerHouse2 400が上回っており、利便性に関してはJackery 400を上を行きます。
また、定格出力に関してもJackery 400が200Wに対して、PowerHouse2 400は300Wと、より使える幅が広く、使い勝手は良いと言えます。
その他、両製品ともパススルーやソーラー充電に対応、AC出力波形も純正弦波であるとして、PowerHouse2 400がJackery 400と同程度以上の利便性、コストパフォーマンスを実現しています。
この辺りは、2019年8月に発売されたJackery 400に対して、PowerHouse2 400の発売日が2020年10月である事を考えると、流石に後発であるPowerHouse2 400に軍配が上がるのも納得です。
しかしながら、前述したように、持ち運びに重要なポイントである重量に関してはJackery 400が1kg程度も軽いという事、そして、もう一点、注目すべき点として、両製品のAC出力に関して、Jackery 400が100V/200Wである事に対し、PowerHouse2 400は110V/300Wである点。
日本における一般家庭の電圧は100Vである為、電化製品により優しい仕様なのは、Jackery 400であると言えます。
勿論、110Vで使用する事=すぐに故障に繋がるというような事ではありませんし、そもそもが日本で販売されているという事は、イコール問題なく使えるという事。
この辺り、気にするか気にしないかは、ユーザー次第と言えます。
Jackery(ジャクリ) 400のおすすめアイテム
専用ケース
軽くコンパクトな上、本体にハンドルが付いて、持ち運びも容易・・・とは言え、実際に使う為には各種ケーブルなどが必要。
また、アウトドアでの使用を前提に作られているとはいっても、なるべくならば傷などはつけたくない・・・などといった悩みを解決したいのであれば、専用ケースの購入をオススメします。
37×27×30cmのサイズは、本体や各種ケ-ブルだけの収納に留まらず、お弁当や飲み物などを一緒に入れていく事ができます。
ケースの外側は耐久性のあるファブリック素材を使用、水や汚れを防止するだけでなく、断熱材により急な温度差からもしっかりと本体を守ってくれます。
付属のストラップを付ければ肩掛けにもなり、より利便性が高まる事間違いありません。
ソーラーチャージャー
ソーラーチャージャーを持つ最大の利点は、どこでも充電が可能になるというところ。
予定外の連泊になってしまったり、避難が長引いてしまった時などでも、太陽さえ出ていればその場で充電が可能となります。
また、ソーラーチャージャーとポータブル電源を上手く生活に取り入れる事で、普段の電気代を節約する事も。
価格的には決して安い買い物ではありませんが、使い方次第で価格以上のメリットを発揮してくれるソーラーチャージャー。
太陽光発電なんて、おまけ程度のもの・・・というのはもう昔の話。
今のソーラーパネルは、組み合わせ次第では、晴天の日であればおよそ半日程度で満充電まで持っていく事も十分に可能なほどに進化しました。
DC/USB シガーアダプター
イマイチなポイントでお話したJackery 400の弱点でもある、USB出力の少なさをカバーしてくれるのが、このDC/USBシガーアダプター。
このアダプターをDC出力に差し込む事で、最も利便性の高いAC出力を塞ぐことなく、USB出力口を増設する事が出来ます。
コスト的にもそんなに高いグッズではないので、いざという時の為に買っておくととても便利なアイテムです。
Jackery(ジャクリ) 400のまとめ
販売初期のモデルは、ボタンを押すたびにピッピッと電子音がなる仕様でした。
分かりやすい反面、この電子音、なかなかにうるさく不評だったようで、現在販売されているモデルに関しては、電子音が一切鳴らなくなっています。
また、ソーラーパネルを使った充電に関しても、販売初期のモデルは発電効率が悪いPWM方式が採用されていたのですが、現行のモデルではより発電効率の高いMPPT方式が採用されています。
このように、ユーザーの声をしっかりと取り入れて、より使いやすくバージョンアップを繰り返していくなど、Jackeryはメーカーとしての信頼度も高く、その対応も申し分ありません。
後発の類似商品には劣ってみえる部分があっても、ポータブル電源として一番重要な要素である軽さを重視した作りは、他メーカーの追従を許さず、やはりそこはパイオニアの底力が垣間見れます。
トータル的に見てバランスが良く、非常に完成度が高いJackery 400。
販売当初からその完成度は群を抜いており、ユーザーの信頼を勝ち取ってきました。
しかしながら、やはり発売からそれなりに時間も経ち、近年ではそれを上回る性能の商品も出回り始めている事もまた事実です。
今回ご紹介した記事を参考にして、自分のベストバイを選んで頂ければ幸いです。
Rentryでは今回紹介したJackery 400やその他にも多くポータブル電源をレンタルしています。
関連記事:【30以上の電化製品で実験】Jackery(ジャクリ)ACE 1500 の評価&検証レビュー
関連記事:【正真正銘】プロが選んだ最強のポータブル電源 おすすめ20選 | 災害・キャンプ・車中泊ならコレ (2021年最新版)