ANKER「Soundcore Life P3」は、1万円以下なのに機能が超充実していると話題の、完全ワイヤレスイヤホンです。前モデル「Soundcore Life P2」から大幅にアップグレードしたにも関わらず、お財布にやさしい価格をキープ!コスパ最強と、早くも大人気です。
でも、最新モデルの製品が全ての人に満足いくとは限りませんよね。どんな人におすすめ?前モデルよりも本当に優秀なの?と、気になっている人も多いはず。
そこで今回は、Picky’s編集部・ガジェットチームが Soundcore Life P3を使いまくって検証しました!音質、ノイズキャンセリングの効果、使い心地など、気になるポイントを徹底解説しますよ。実際のマイク音声もご紹介しています。
編集部
目次
Soundcore Life P3 レビュー結果
装着感・音質・遮音性など独自の14項目を、Picky’s編集部が実際に使って検証しました。以下は4段階(◎◯△×)の評価です。
サイズ・重量(携帯性) | ◎ |
デザイン・カラバリ | ◯ |
装着感 | ◎ |
音質:高音域 | ◯ |
音質:中音域 | ◎ |
音質:低音域 | ◯ |
音質:立体感 | ◯ |
遮音性(外から) | ◯ |
音漏れ(内側から) | ◎ |
ノイズキャンセリング | ◎ |
通話・マイクの音質 | ◯ |
充電(速度・方法) | ◎ |
付属品(ケースなど) | ◎ |
外音取り込み | ◎ |
アプリ(Soundcore app) | ◎ |
1万円以下でいいの?音質・ノイキャン・アプリに満足できる逸品
迫力ある音楽・映画鑑賞に最適な音質
Soundcore Life P3の音質は低音寄りの中音域に優れ、男性ボーカルの際立つ音楽や洋楽などに向いています。また、声やセリフが聞き取りやすく、音質に厚みもあるので映画鑑賞にも最適でしょう。
ノイキャンをアプリで調整できる!
Soundcore Life P3では、アンカー独自技術「ウルトラノイズキャンセリング」も魅力の一つ。専用アプリ「Soundcore app」との連動でシーンごとにノイズを切り替えたり、音質のカスタマイズや睡眠時に便利な機能も使えます。
高音が際立つ音楽が好きな人は物足りないかも
しかし、高音域はやや物足りない印象です。高音が強く出るとかすれて聞こえる楽曲もあり、ハイトーンボイスの音楽には不向きです。
編集部
大人気・完全ワイヤレスイヤホン Soundcore Life P3の特徴
まずは、Soundcore Life P3の注目の機能や特徴をチェック!
ウルトラノイズキャンセリングが、集中したいときに◎
Anker(アンカー)の独自技術である「ウルトラノイズキャンセリング」は、リモートワークなどフォーカスしたい時にもってこいの機能です。圧迫感が少なく自然なノイキャンである「アクティブノイズキャンセリング」機能に、アプリと連携してモードを調整できる機能が追加されました。
アクティブノイズキャンセリング機能とは、イヤホンの外側と内側にマイクを配置し、周囲の雑音を検知・除去します。マイクの電気回路を使ったノイズ除去方法は耳栓のように強く密閉して音を遮断する必要がないので、つけ心地も快適ですよ。
3つのモードを選んで、さらに快適に
専用アプリのSoundcore appでは、ノイズキャンセリングを「屋外」「交通機関」「屋内」3つのモードから選択できます。また、外音取り込み機能も搭載されているので、カフェなどガヤガヤした店内で音楽に没頭したり、駅や空港などのアナウンスを聞き逃したくないシーンで周囲の音を確認したりできますよ。
マイクが高性能、通話もGOOD
Soundcore Life P3は、ノイズリダクション機能を備えた高性能マイクを採用しています。左右のイヤホンに搭載された各3つずつのマイクが周囲の雑音を除去しますよ。隔たりのないオフィスでのWEB会議などにもおすすめです。
アプリ連動の機能が便利
Soundcore Life P3の専用アプリ「Soundcore app」は機能豊富です。
- 電池残量の確認
- 聞こえ方のモード選択
- イコライザ設定
など、アプリから自分好みにカスタマイズできます!
電池残量やアップデートの確認も楽ちん
イヤホンをBluetooth接続してSoundcore appを開けば、バッテリー容量を簡単に確認できます。また、タッチ音のオンオフなどの調整や、アップデートの確認、クイックスタートガイドのチェックもできるので、困った時はアプリを開けば安心です。
3つのモードから「聞こえ方」を選べる
アプリでは、イヤホンの「聞こえ方」を以下3種類のモードから選択できます。
- ノイズキャンセリングモード
- 外音取り込みモード
- 標準モード
外音取り込みモードは、周囲の音をしっかり聞き取りたい時に便利ですね。
イコライザーで自分好みの音質を設定できる
Soundcore appのイコライザーのモードは、「プリセット」と「カスタム」の2種類です。
プリセットモードには、なんと22種類もの音質がセットされています!「ロック」「ポップ」「ヒップホップ」など音楽ジャンルに分かれていたり、「話し言葉」「小型スピーカー」などシーン別に最適化できますよ。
カスタムモードは、自分好みの音質により細かく調整できるので、こだわり派におすすめ!周波数ごとに強弱を変更するなど、プリセットにはない極端なカスタマイズもできちゃいます。
その他機能も盛り沢山!
Soundcore appは、その他の便利機能も充実しています。各機能を表にまとめたので、ぜひ参考にしてみて下さい。
ゲーミングモード | ゲーム時に最適化された音質や遅延改善が施されたモード |
睡眠モード | 睡眠時に便利なタイマーの設定や、ヒーリングサウンドを流せるモード |
コントロール | タップでの再生など、イヤホン操作に関するカスタマイズが可能 |
イヤーチップ装着テスト | イヤホン使用者の耳に最適な密閉度を判定してくれる機能 |
イヤホンを探す | イヤホン紛失時にイヤホンを探せる機能で、イヤホン本体から音が鳴ります |
【実機で検証】Soundcore Life P3のレビュー
検証結果:音質・機能のバランス重視派ベストバイ
Soundcore Life P3は「音質」「機能」「コスパの良さ」三拍子揃ったイヤホンです。突き抜けた機能があるというよりも、全てにおいてバランスが良く「どのイヤホンを選べば良いのか分からない」と感じている人、1万円以下で完全ワイヤレスイヤホンを探している人にベストバイです。
Soundcore Life P3 スペック表
サイズ | 5.29 x 6.09 x 3.1cm |
重さ | 約60g(イヤホン片耳本体で約5.7g) |
再生可能時間 | 【通常モード】 イヤホン本体のみ:最大7時間 / 充電ケース使用時:最大35時間 【ノイズキャンセリングモード】イヤホン本体のみ:最大6時間 / 充電ケース使用時:最大30時間 【外音取り込みモード】イヤホン本体のみ:最大6時間 / 充電ケース使用時:最大30時間 |
充電時間 | 約3時間 (充電ケース *USBケーブル使用時) / 約3時間 (充電ケース *ワイヤレス充電器使用時) |
充電端子 | USB Type-C |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.0 |
Bluetoothプロファイル | AVRCP/A2DP/HFP/HSP |
対応コーデック | AAC/SBC |
付属品 | 充電ケース、イヤーチップ(XS / S / M / L / XL)、USB-C & USB-A ケーブル、クイックスタートガイド、安全マニュアル |
音質バッチリ:中音域が特にGOOD!
男性ボーカルが映えるサウンド
Soundcore Life P3は中音域が最も強くクリアに聞こえました。とくに洋楽ポップスの男性ボーカルが綺麗です。中音域が際立つ歌モノの音楽鑑賞や、セリフの際立つ映画鑑賞にもおすすめ。全体のバランス感に優れており、極端な音域を好まない人に向いています。
編集部
高音域はやや課題
全体的なバランスとしては、中音域>低音域>高音域にランク付けできる印象です。バイオリンの音色が際立つ楽曲やオペラなど、ハイトーンをじっくり聴きたい音楽には不向きでした。
不快感が少なく使い勝手も良い「ノイズキャンセリング」
Soundcore Life P3の「アクティブノイズキャンセリング」機能はとても優秀です。音域を問わず効果的にノイズを消してくれます。イヤホンにノイズが少し乗る印象がありましたが、音楽再生中は感じない程度です。
ノイキャンのモード選択はウィジェットからの切り替えも可能なので、使い勝手が良い点もGOOD!
ノイズが少なく自然な「外音取り込み」
外音取り込み機能は、ノイズが少なく自然です。街歩きの際など、周囲の状況を把握しながら使いたい時にも役立つでしょう。でも、音量は生音よりも少し下がって聞こえるので、小声での会話には不向きです。
編集部
デザイン性高し!カラバリ豊富で嬉しい
ケースは丸みを帯び、ジュエリーケースのようなデザイン。表面はツヤ消しで高級感がありながら、コロンとしたフォルムがポップです!幅広い年代の男女に好まれます。5.29 x 6.09 x 3.1cmのコンパクトなサイズ感と、約60gの軽量仕様で、ジーンズのポケットにもスッポリ収まりますよ。
イヤホン本体も、角の取れたデザイン。
耳から見える外側の表面はマットな肌触りですが、内側はツヤのある素材です。ツヤ部分は少し指紋が目立ちますが、マット部分に比べて滑りにくく、着脱時に落としにくい利点もあります。
カラーバリエーションが5種類と豊富
カラーバリエーションは
- ホワイト
- ライトブルー
- ネイビー
- コーラルレッド
- ブラック
の5種類。完全ワイヤレスイヤホンでここまでカラバリが豊富のは、珍しいですよね。「シンプルイズベスト」な人から「一味違ったものが欲しい」人まで、幅広いニーズを満たしてくれますよ。
装着感バツグン!軽量で耳に優しい
イヤホン本体の重量は、片耳で約5.7gと超軽量です。耳への負担が少なく、うどん型のサイド部分も耳に触れにくいです。せっかくノイズキャンセリング機能が付いているのに、短時間で耳が痛くなるのは嫌ですよね。Soundcore Life P3は長時間つけていても疲れにくいので、長時間のデスクワークや長距離旅行にも最適です。
アプリの使い勝手がよく、機能を使い倒したいレベル
Soundcore Life P3のアプリ「Soundcore app」は用途が幅広いです。イヤホンの「コントロールカスタマイズ」や「イヤーチップ密着度テスト」、自然の音をミックスして流せる「睡眠モード」など、色々使えちゃいますよ。
「イコライザー」による音質調整もできるので、とにかくカスタマイズの幅が広いのが◎。同じ製品でも、ユーザー1人1人に最適なイヤホンがアプリ内で設定できちゃいます。
イヤホンを探す機能はおまけ程度かも
イヤホン本体を紛失してしまった際に便利な「イヤホンを探す」機能。イヤホンのスピーカー部分から「キーン」と音が鳴ってイヤホンのある場所を知らせてくれます。音量が小さいので、公共施設や屋外など環境音のある場所では、ほとんど聞こえないでしょう。
編集部
マイク性能:静かな空間での通話はバッチリ
Soundcore Life P3のマイク音声は少しノイズが乗っていて、音量は小さめでした。でも、音に厚みがあるので聞き取りやすく、安心して通話できます。
騒がしい場所だと声が環境音に埋もれてしまうので、静かな場所での通話やWEB会議に向いたマイクです。お手持ちのパソコンとペアリングして、リモートワークに活用しましょう。
Soundcore Life P3 搭載マイクの音声はこちら!
Soundcore Life P3のメリット・デメリット
ここまでの検証結果を踏まえて、Soundcore Life P3のメリットとデメリットを簡潔にまとめてみました。
Soundcore Life P3のメリット
- 軽量・コンパクトで、持ち運びやすい
- イヤホン本体が軽く、耳が疲れにくい
- デザインがおしゃれ!カラーバリエーション5種類で超充実
- 中低音に優れたサウンド、洋楽や男性ボーカルに◎
- アプリが使いやすく、カスタマイズ性が高い
- コストパフォーマンスが高い
Soundcore Life P3のデメリット
- 高音域の音質が△。かすれて聞こえてしまうことも
- マイクの音量がやや小さめ
Soundcore Life P3と前モデルP2の違い
旧モデルSoundcore Life P2の後続モデルとして発売されたのが、Soundcore Life P3です。実際にどこが違うのか、進化した機能や性能を比較します。また、旧型のP2から削られた機能もあるので「無くなって問題はないのか?」などを考察してみました。
P3最大の進化は「ノイズキャンセリング機能」
Soundcore Life P2からP3の進化で注目したいのが、ノイズキャンセリング機能の搭載です。アンカーの完全ワイヤレスイヤホンの上位モデル「Soundcore Liberty Air 2 Pro」のノイズキャンセリングにも劣らない性能で、価格は1万円以下とコスパの良さが魅力ですよ。
また、Soundcore Life P3はアプリからモード設定できる「ウルトラノイズキャンセリング」搭載なので、従来品よりも機能面が充実しています。
Soundcore appとの連携で、便利さがアップ
Soundcore Life P3から、Soundcore appに対応しています。映像と音声のズレを低減する「ゲーミングモード」や、睡眠時に便利な「睡眠モード」も使えるように。ゲーミングモードは映画などの動画視聴にも応用できますよ。
スピーカーのドライバー口径がサイズアップ!
Soundcore Life P3はP2から比べ、イヤホン内臓スピーカーのドライバー口径が6mmから11mmへとアップしました。ドライバー口径は、大きいと低音の鳴りが良くなり、小さいと高音の鳴りが良くなる傾向があります。
Soundcore Life P3は、より中低音に強い音質のイヤホンへと進化したと言えるでしょう。
aptxは非対応、防水性能はIPX5にマイナーチェンジ
Soundcore Life P3はP2から大幅にグレードアップしていますが、一方で削除された機能もあります。
アンドロイド向けコーデック「aptX」が非対応
aptXとはBluetoothの音楽再生に必要なプログラムである、オーディオ用コーデックのこと。aptXは高音質で低遅延なので、高品位のオーディオコーデックとして人気です。
ただし、aptXはiPhoneには対応していません。また、音質の良し悪しもコーデックだけで決まるわけではないので、よほど低遅延にこだわりがなければ、Soundcore Life P3対応のSBCやAACコーデックで問題ないでしょう。
防水規格はIPX7→IPX5へ
Soundcore Life P3は、防水の等級を表す「IPX規格」がP2の「IPX7」から「IPX5」に、2ランクダウンしています。防水等級は高ければ高いに越した事はありませんが、IPX5は「直接の流水に耐える」レベルです。IPX5は水中で使うなどの用途がない限り、十分な防水性能と言えるでしょう。
Soundcore Life P3とP2のスペック比較表
Soundcore Life P3 | Soundcore Life P2 | |
サイズ | 5.29 x 6.09 x 3.1cm | – |
重さ | 約60g(イヤホン片耳本体で約5.7g) | 約62g(充電ケース含む) |
再生可能時間 | 【通常モード】 イヤホン本体のみ:最大7時間 / 充電ケース使用時:最大35時間 【ノイズキャンセリングモード】イヤホン本体のみ:最大6時間 / 充電ケース使用時:最大30時間 【外音取り込みモード】イヤホン本体のみ:最大6時間 / 充電ケース使用時:最大30時間 |
最大7時間(イヤホン本体のみ) / 最大40時間(充電ケース使用時) |
充電時間 | 約3時間 (充電ケース *USBケーブル使用時) / 約3時間 (充電ケース *ワイヤレス充電器使用時) | 10分間の充電で約1時間分の音楽再生が可能 |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
Bluetooth規格 | Bluetooth5.0 | Bluetooth5.0 |
Bluetoothプロファイル | AVRCP/A2DP/HFP/HSP | A2DP / AVRCP / HFP |
対応コーデック | AAC/SBC | AAC/SBC/aptX |
付属品 | 充電ケース、イヤーチップ(XS / S / M / L / XL)、USB-C & USB-A ケーブル、クイックスタートガイド、安全マニュアル | 充電ケース、イヤーチップ(XS / S / M / L / XL)、USB-C & USB-A ケーブル、クイックスタートガイド、安全マニュアル |
その他 おすすめの完全ワイヤレスイヤホン
Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro
アンカーの完全ワイヤレスイヤホンの上位機種「Soundcore Liberty Air 2 Pro」は、迫力のあるクリアな音質が魅力。自分に合った最適な周波数を測定できる機能「HearID」もあり、音質に関してはとてもハイレベルな製品です。鮮明で精細な音なので、聞いていて疲れにくく「ザ・高音質」を楽しみたい方におすすめ。
- クリアで高精細な音質を楽しみたい人
- 自分に合った音質をカスタムしたい人
- 低音ドンシャリ系が苦手な人
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apple AirPods Pro
アップルの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」は、ノイズキャンセリングが特に優秀なイヤホンです。環境音の強い駅構内や飛行機内でも静かになるので、移動の多い学生さんやビジネスパーソンにおすすめ。また、音質はどの音域もフラットに鳴るので、音楽鑑賞の面では人を選びにくいでしょう。
- ハイレベルなノイズキャンセリング性能を求める人
- 公共交通機関での移動が多い人
- フラットな音質が好きな人
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Soundcore Life P3 よくある質問
Soundcore Life P3はどこで購入できますか?
Soundcore Life P3のペアリング方法が知りたい
Soundcore Life P3の取扱説明書はありますか?
Soundcore Life P3レビューまとめ
- ノイズキャンセリングや便利アプリが使えて1万円以下と超お得
- 軽量・コンパクト、カラバリも充実していてデザイン性も◎
- 特定の音域が好みというよりも、バランスよく高音質なイヤホンを求める方におすすめ
アンカーの最新イヤホン「Soundcore Life P3」をレビューしました。結論、多少のデメリットはあるものの、機能や性能の良さを考えればとてもお買い得なアイテムです。価格帯から見て、完全ワイヤレスイヤホン初心者にもおすすめですよ。Soundcore Life P3で一段上のイヤホンライフを楽しみましょう!
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