消えたり上書き保存してしまったWordファイルの復元方法!故障時のデータ復旧方法も紹介!

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Word復元アイキャッチ

時間をかけて作成したWordを保存せずに終了してしまったり、フリーズや強制終了で下書き削除された。そんなトラブルでWordファイルが消えても、復元作業を行えばデータを元通りにできる可能性があります。

ただ、消えた状況や原因によっては復元できないケースもあるため、Wordファイルが消えたらまずは復元可能かどうか状況を確認しましょう。そこで今回は、「消えたり開けなくなったWordファイルを復元する方法」について解説します。

Wordファイルが消える理由や原因から原因別の復元方法まで。またパソコン自体が起動しない場合や、どうしてもWordファイルを復元できないときの最終手段、データ復旧サービスについても解説しています。

この記事を読めば、頑張って書いたのに消えてしまったWordファイルが復元できるかもしれません。ぜひ参考にしてください。

消えたり保存せずに終了したWordファイルの原因別復元方法

消えたWordファイルや保存せずに終了したWordファイルの原因別復元方法

Wordファイルの原因別復元方法です。Wordファイルが消えた理由や原因によって、復元方法は異なります。どの状況で消えたか確認して復元方法を試してください。

単純にファイルを消去してしまった場合は、ゴミ箱をチェックして復元する

単純にファイルを消去してしまった場合はゴミ箱をチェックして復元する

データではなく、Wordファイルそのものをマウスの「削除(D)」や、キーボードの「Deleteキー」で削除しただけであれば、ゴミ箱から簡単に復元できます。ゴミ箱をクリックし、中に消えたWordファイルがあればマウスの右クリックで「元に戻す(E)」を選択するか、そのままドラッグして引っ張れば復元完了です。

削除した覚えがなくても、操作ミスやうっかりでDeleteキーを押して消してしまう可能性もあります。デスクトップやフォルダの中にあったはずのWordファイルが突然消えた場合は、ゴミ箱を確認してみてください。

編集部

なおWindowsもMacも、ゴミ箱に入ったファイルやデータは30日(初期設定)で完全に消去されてしまいます

保存せずに終了してしまった場合は「文書の管理」から復元する

せっかくWordで文章を作成したのに、最後に「保存しない」をクリックして閉じてしまった場合でもWordファイルの復元は可能です。未保存で閉じた場合以外にも、パソコンの電源が落ちたなどの突発的なトラブルにも使えます。

保存せずに終了してしまった場合は「文書の管理」から復元する

まず、新規でWordファイルを開いて以下の手順を行ってください。

  1. 左上の「ファイル」をクリック
  2. 「情報」「文書の管理」の順にクリック
  3. 「保存されていない文書の回復」をクリック

最後に、保存せずに終了してしまったWordファイルを指定して開けば復元完了です。

ただし、Wordの設定次第では一時コピーが作成されず、文書の管理からWordファイルの復元ができません。初期設定で一時コピーが作成される設定になっている場合もありますが、Wordで大事な文章を作成する機会の多い方は、念のため以下で紹介する自動保存設定を確認しておきましょう。

Wordの自動保存設定方法

Wordの自動保存設定方法は、「ファイル→その他→オプション」で設定できます。

Wordの自動保存設定方法

オプション内の「保存」で自動回復データの保存間隔や、自動回復の有無を設定してください。自動回復間隔は、5~10分くらいでいいでしょう。

「保存しないで終了する場合、最後に自動回復されたバージョンを残す」にチェックが入っていないと、そもそも自動保存されません。上記を設定すれば、指定した条件で定期的にバックアップが作成されます。

Wordで間違えて上書き保存してしまった場合は、閉じる前なら「元に戻す」でOK

Wordで間違えて上書き保存してしまった場合は、閉じる前なら「元に戻す」でOK

上書きしてはいけないWordの文章を上書き保存してしまった場合、Wordを閉じる前であれば左上の「元に戻す」で簡単に上書き前の状態に復元できます。

「元に戻す」は、作業を1個手前に戻せるアイコンです。2回押せば2個前の状態へ、3回押せば3個前の状態へ戻せます。文章を間違えて消した際も有効です。

アイコンの横にある「∨」をクリックすれば、変更履歴が表示されていくつ前の作業に戻るか指定もできます。ExcelでもWordでもよく使用するアイコンなので覚えておきましょう。

編集部

なお、キーボードの「Ctrl+Z」を押しても同じ効果があります。頻繁に「元に戻る」を使う方はキーボード操作した方が早いでしょう

間違えて上書き保存し、さらに閉じてしまった場合は「以前のバージョン」「ファイル履歴」を試す

上書きしてはいけないWordデータを上書きしてしまい、さらに閉じて保存してしまった場合は「以前のバージョン」や「ファイル履歴」で復元できるかもしれません。

いずれの方法もあらかじめバックアップ設定をしていなければ使えませんが、初期設定でバックアップ設定されている可能性もあるため、一応試してみましょう。

以前のバージョン使用方法

以前のバージョンとは、定期的に作成されるバックアップからデータを復元する方法です。今日Wordファイルを間違えて上書き保存したのであれば、昨日以降のデータに復元すれば元に戻せます。

以前のバージョンの使用方法は、上書き保存して閉じてしまったWordファイルを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。プロパティ内の「以前のバージョン」の中に復元したいWordファイルがあったら、日付を確認してください。表示された日付までデータを戻しても問題ない場合は復元しましょう。

バックアップが作成された日付によっては、データを巻き戻しすぎてしまうケースもあるため注意が必要です。特に毎日データを更新している場合は、復元する日付の確認を慎重に行ってください。

編集部

「利用可能な以前のバージョンがありません」と表示された場合、「復元ポイントの作成設定」がされていない、もしくはバックアップが取られていないため復元はできません

ファイル履歴使用方法

ファイル履歴使用方法

ファイル履歴は、以前のバージョン同様バックアップを利用して復元する方法です。以前のバージョンと違い、USBメモリや外付けHDDといった外部メディアにバックアップを作成します。

ファイル履歴の使用方法は、まず上記の画面のように「設定→更新とセキュリティ→ファイルのバックアップ→その他オプション」の順でクリックします。ちなみに、あらかじめファイル履歴のバックアップ設定を行いたいときも上記の画面から行います。

ファイル履歴使用方法

バックアップオプション画面の一番下にある、「現在のバックアップからファイルを復元」をクリックします。

ファイル履歴使用方法

バックアップがONになっていると、バックアップされているファイル一覧が表示されます。一覧から復元したいWordの入ったファイルを復元してください。

破損して開けないWordファイルは「開いて修復」で開いてみる

破損して開けないWordファイルは「修復」で開いてみる

ファイルが破損して開けない場合、「開いて修復」を使えば再び開けるようになるかもしれません。

Wordファイルが何らかの理由によって破損すると、「破損しています」「ファイルが壊れています」とエラーメッセージが出て開けなくなります。そのときは、以下の手順で「開いて修復」を試してみましょう。

「開いて修復」の手順
  • 新規でWordを開き、「開く」「参照」の順にクリック
  • 参照破損したWordファイルを指定する
  • 右下の「開く」の横にある「▼」をクリック
  • 「開いて修復(E)」で開く

これで破損したWordファイルが開けたら修復完了です。なお、修復されたWordファイルは単純に開いてるだけの状態になっているため、必ず名前を付けて保存を行ってください。

編集部

Wordファイルが破損する原因としては、パソコンのクラッシュや、停電による瞬間強制終了など作業中のトラブルが多いです

完全削除したり、パソコンの故障で開けないWordファイルはデータ復旧サービスで復元する

データを取り戻すなら、修理ではなくデータ復旧ソフトや復旧サービスを利用する

  • Wordファイルをゴミ箱からも完全削除してしまった
  • パソコン自体が故障して起動しないため、Wordファイルが開けない
  • 復元方法を試したが復元しない

上記の場合、データを復元させるにはデータ復旧の専門サービス、「データ復旧ソフト」や「データ復旧業者」を利用するしかありません。

データ復旧ソフトとデータ復旧業者では、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。利用前に、必ず両者の違いや特徴を確認してから利用しましょう。以下で各サービスの特徴を解説します。

費用が安く、その場ですぐにWordファイルを復元できるデータ復旧ソフト

データ復旧ソフトは論理障害の起きたHDDからデータを復元できる

データ復旧ソフトは、パソコンに専用のソフトウェアをダウンロードし、消えてしまったデータを復元する方法です。

データ復旧ソフトのメリット
  • 0円~1万円前後と安価でデータを復元できる
  • その日のうちにデータが取り戻せる
  • 誰にもデータの中身を見られずに復元可能

業者に依頼すると数万円の費用がかかるデータ復元作業ですが、データ復旧ソフトであれば無料~1万円前後と格安で復元が可能です。また、その場で対応できるため即日データを復元できます。仕事の資料や、プライベートな文章といった誰にも見られたくないデータを復元したい場合にも、自分で作業できるデータ復旧ソフトは便利です。

デメリットは、「パソコンが物理的に破損した場合には使えない点」と、「データ復旧業者ほどデータ復元性能が高くない点」です。本当に大事なデータは、データ復旧ソフトよりもデータ復旧業者に依頼した方がいいかもしれません。

Picky’sでは、以下の記事でデータ復旧ソフトについてまとめています。データ復旧ソフトの使い方や費用、使える条件について詳しく知りたい方は参考にしてください。

関連記事:【フリーソフトも】最強のHDDデータ復旧ソフトおすすめ20選!フォーマットにも対応

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Wordファイルを高精度で復元できるデータ復旧業者

データ復旧業者は、重度の障害や絶対に取り戻したい重要なデータの復旧におすすめ

データ復旧業者は、壊れたパソコンやメディアからデータを抽出して復元する専門業者です。

データ復旧業者のメリット
  • 作業全てを任せられるため難しい知識・技術・操作は不要
  • データを復元する方法の中でもっとも復元確率・可能性が高い
  • 破損による故障「物理障害」からでもデータを復元できる
  • 業者によっては症状や復元可否の無料相談も可能

データ復旧業者のメリットを一言でまとめると、「どんな障害からでもWordファイルを高精度で復元できる点」です。「重要なWordファイルを復元する方法」としては最も確実でしょう。

一方で、データ復旧業者は専門サービスのためやや高額な費用がかかる点がデメリットです。費用は症状や容量次第ですが、最低でも数万円程度は必要になります。また、業者に依頼するためデータが復旧するまでに1週間前後の時間も必要です。

以上の点から、データ復旧業者に依頼するときは「コストや時間をかけてでも絶対に取り戻したいWordファイル」のときのみにしましょう。

Picky’sでは、データ復旧業者についてもまとめています。データ復旧業者を利用したいと考えている方は、以下の記事を読んで費用や特徴について知っておきましょう。

関連記事:【悪質業者を排除】HDDデータ復旧業者おすすめ17選 ! 評判や価格を比較|復旧率は意味がない?

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Wordファイルを復元できるおすすめ人気データ復旧ソフト比較一覧表

開けないWordファイルや、完全に消したファイルを自分で復元できる、データ復旧ソフトをPicky’s編集部が厳選しました。いずれもデータ復旧ソフトの中でも高性能で、使いやすい製品ばかりです。迷ったら、この中から選んでみてください。
商品最安価格販売会社Wordファイルの復元起動しないPCからのデータ復元ライセンス期間対応OS
ファイナルデータ11plus 特別復元版 ダウンロード版¥7,627 楽天市場AmazonYahoo!AOSデータ株式会社永久ライセンス(買い切り)Windowsのみ
【ダウンロード版】EaseUS Data Recovery Wizard Pro for Windows 1ヶ月間版¥3,855 楽天市場AmazonYahoo!EaseUS1ヶ月/1年/永久ライセンスWindows版/Mac版
Wondershare Recoverit Pro【月額プラン】(Windows版)¥5,980 楽天市場AmazonYahoo!Wondershare1ヶ月/1年/永久Windows版/Mac版

Word復元に対応している人気データ復旧ソフトおすすめ3選

Wordデータを高い精度で復元可能なおすすめデータ復旧業者比較一覧表

破損したパソコンからWordファイルを復元したり、他の方法で復元できなかったWordファイルを取り戻したいときにおすすめのデータ復旧業者をPicky’s編集部が厳選しました。いずれも業界最大手で技術力が高く、不当な作業や請求を一切行わない優良企業ばかりを紹介しています。
商品公式サイト運営会社設立年所在地電話番号営業時間成功報酬制Wordファイル復元
アドバンスデザイン公式サイトアドバンスデザイン株式会社1995年東京都千代田区0120-290-189平日9:00~17:30
A1Data公式サイトA1データ株式会社1994年埼玉県飯能市0120-413-374平日9:00~18:00
デジタルデータリカバリー公式サイトデジタルデータソリューション株式会社1999年東京都港区0800-000-132824時間365日

Wordファイルを復元できる人気データ復旧業者おすすめ3選

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Wordデータ復元に関するよくある質問

保存していないWordファイルや消したファイルは、復元作業で確実に取り戻せますか?

ケースバイケースです。そもそも原因によって復元方法が違う上、消えた状況やバックアップの有無で復元の結果が変わります。さらに、データ復旧ソフトやデータ復旧業者を利用しても100%復元できるわけではありません。

 

そのため、普段からこまめなセーブや自動保存設定を行っておくなど、「Wordファイルが消えない対策」を行う方が確実です。

データ復旧業者ならどこでもWordファイルの復元に対応していますか?

業者によります。特にWordやExcelは業者によって対応が大きく違います。中にはあまり前向きな回答をもらえない業者もいるでしょう。

 

また、業者によって復元の技術力にも大きな差があります。WordやExcelファイルの復元を依頼する場合は、Officeソフトファイルの復元が得意な業者に依頼してください。業者の公式サイトはもちろん、SNS、Yahoo!知恵袋で口コミをチェックするのも有効です。

Wordファイルの復元に失敗した場合、他に試せる方法はありますか?

複数の復元方法や異なるデータ復旧ソフトを試すことができます。それでも失敗する場合は、専門のデータ復旧業者に相談することをお勧めします。

復元されたWordファイルにパスワードがかかっている場合、どうすればよいですか?

パスワード解除ツールを使用するか、専門家に相談することをお勧めします。ただし、法的・倫理的な問題がないことを確認してください。

クラウドサービスを利用していた場合、Wordファイルの復元は可能ですか?

多くのクラウドサービスは一定期間、削除されたファイルを保持しています。サービスの設定や管理者に確認することで、復元できる可能性があります。

Wordファイルの復元後、ファイルの整合性をチェックする方法はありますか?

復元されたファイルを開いて内容を確認するほか、ファイルのプロパティでサイズや更新日時を確認することができます。また、ファイル整合性チェックツールを使用することも可能です。

復元されたWordファイルが読み取り専用になっている場合、どうすればよいですか?

ファイルのプロパティから読み取り専用の設定を解除するか、別名で保存して新しいファイルを作成することで編集可能になります。

Wordファイルを復元する方法はさまざま!状況に応じて試してみる

Wordを上書き保存したり、保存せずに閉じてしまってもデータを復元できる可能性があります。消えた状況に応じて、以下の復元方法を試してみましょう。

  • 閉じる前なら「元に戻す」
  • 保存せずに終了したら「文書の管理」
  • 間違って上書き保存して閉じたら「以前のバージョン」
  • どうしても復元できない場合はデータ復旧サービスを利用する

できればそもそも未保存で閉じたり、間違えて上書き保存しないように普段からバックアップ設定や、こまめなセーブで対策を取っておくのがおすすめです。

Picky’sでは、パソコントラブルからデータを復元する方法を多数公開しています。以下の記事も参考にしてみてください。

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