ついにsonyのコンパクトデジカメの最上位機種のRX-100M7(RX-100Ⅶ)が発売されました。
このコンパクトデジカメの中でもRX100m7はダントツの性能を誇る人気機種です。
30万円近くするフルサイズミラーレス「α9」譲りのAF(オートフォーカス)や連写機能、
また望遠ズーム機能、手ブレ補正など、最先端の技術がギッシリ詰まっています。
そして、RX100M7は本格的な動画機としてもVloggerやYoutuberにも人気です!
重さはわずが275グラムと超軽量・コンパクトなのでオールラウンドに使える最強コンデジとも言えます。
販売価格は15万円ほどでちょっとちょっと高めですが、コスパ最高の一台!
今回はそんなRX100M7について色々なシーンで使用して、写真と動画で実写レビューしてみました!!
これまでのRX100M5、RX100M6もしっかり使ってきているので、どの辺りが違うかなどもしっかり比較していきます!
⇒【実写レビュー】SONY DSC-RX100 M5 で動画や写真を使いこなした感想。
目次
SONY RX-100M7がRX-100M6より進化したポイント
前モデル RX100M6 が登場してから一年足らずで最新モデルの「RX-100M7」が発売されました。
同シリーズのRX100M5までは【近距離〜中距離】を撮影できる高性能なコンパクト機でした。
しかしRX100M6からは【望遠ズーム】が可能なズーム機を導入してきました。
今回はRX100M5の進化版かと思いきや、RX100M6の後継機としての発売です。
⇒DSC-RX100M6|すっごい超高級コンデジを使った感想を実写レビュー
RX100M6も完成度が高い一台だったのに、たった一年でRX100M7を出してきた理由は以下です!!
- 新開発のメモリー一体1型積層型CMOSセンサーを搭載(有効2010万画素)
- 20コマ/秒のAE/AF追従連写(ブラックアウトフリー撮影)
- 1回のシャッターで最大90コマ/秒の速度で7枚連写し、シャッターチャンスを撮り逃さないワンショット連続撮影
- 357点の位相差AFポイント
- AIで被写体を自動追尾するリアルタイムトラッキング
- 動物瞳AFと動画時瞳AFに対応(動画時瞳AFは人物のみ)
- マイク入力端子を搭載
- 4K動画撮影時のアクティブ手ぶれ補正に対応
この辺りが前モデルと比較して進化したポイントです。
おもな装備や本体サイズは従来モデル「Cyber-shot DSC-RX100M6」(RX100 VI)を継承しているものの、細かい部分で色々と進化しています!
SONY RX-100M7 カメラ機能を分かりやすく解説
RX100m7はα9譲りの速写&連写機能。なんでも神スピードで対応してくれる!
RX100M7は「速写」&「連写」機能がフルサイズミラーレスのα9と同じです。
動きが早いものを撮るときは、『連写』が重要になってきますが、一秒間に撮れる枚数が驚異的です。
RX100M7は3段階の連写機能が搭載されていて、90コマ/1秒、60コマ/1秒、30コマ/1秒から選べます。
1秒間に90枚の写真を撮れるって末恐ろしいスピードです!
しかもブラックアウトフリー撮影に対応で、連写中にファインダー像が消えません。
1回のシャッターで最大90コマ/秒の速度で7枚連写でき、秒20コマの通常連写と比べてシャッターチャンスを撮り逃さずに済みます。
フルサイズミラーレスのα9の先端機能がRX100M7にそのまま搭載されています。
⇒【注目】SONYの人気No1のフルサイズ機 α7ⅲをレビュー!!6Kの実力とは
⇒初心者でも分かるフルサイズ ミラーレスの全て!!人気のおすすめ機種を徹底比較!!
AF機能が最高!そしてついに「動物(アニマル)AF」だからペット撮影にもオススメ
SONYといえば最強のオートフォーカス機能があります!!
ライバルメーカーのコンデジやミラーレスカメラを使っていても、やっぱりソニー以上のAFはありません!!
RX100シリーズは歴代機種でもAF性能がとても良かったですが、今回も最速&最強は顕在です。
シャッターを半押しすると「ピピっ」という音とともに瞬時でピントが合います。その時間わずが0.02秒。
このスピードがとにかくメッチャ早いので、子どもの撮影するときなどもとっても便利。
そして今回のRX100M7は動物の瞳にもAFが効くようになりました!
それによってペット撮影にもより強くなりました。動物の顔まで自動認識してくれる【アニマルAF】はRX100M7だけです!
ペット撮影用にRX100を使っている人が多かったので、SONYはこの機能を強化したと言えます!
「アニマルAF」によってペットを溺愛するユーザーの乗り換えが増えそうな予感です(笑)
※ただし、このアニマルAFは写真のみ。動画には対応していません!
SONY RX-100M7 動画機能を解説
SONY RX-100M7で撮影してみた動画(ショートムービー)
Picky’s編集部で撮影してみた動画です!旅行をテーマにショートムービを作ってみました。
ソニー RX100M7は4KHDR動画を搭載
4KHDR動画は、逆光などで表情が黒潰れしてしまう部分を自動補正して明るくしてくれる機能です。
これまでだと暗くなってクッキリ撮れなかった部分まで、この機能によってしっかり映し出せます。
「4KHDR」は写真のみ実現できるカメラはありましたが、動画で実現できているモノはまだ非常に少ないです.
それだけ難しい技術と言えます。
4KHDR動画の仕組みは、明るさが違う動画を何本か同時に撮影していて、ベストな明るさをセンサーが認識して自動合成してくれるんです。
この技術があると逆光での撮影なども安心です。
旅行中に使えるコンパクト動画機としてもRX100m7は本当にオススメです!
RX100Ⅶの自動トラッキング機能が便利
最新ミラーレスα6400などでもお馴染みの「自動トラッキング機能」。
これは動画撮影する際に役立つ機能で、YoutubeやVlog撮影にコンデジを使う人には嬉しい機能です。
この自動トラッキング機能は、被写体が動いている場合でもフォーカスをしっかりと合わせてくれてピンぼけすることがありません。
つまり自動で「追ってはフォーカス、追ってフォーカス、追ってはフォーカスしてくれる」そんな超イケてる機能です!!
なので歩きながら人を撮影しているときや、車などを追って撮影しているときなどもピンぼけの心配がありません。
しかもどうやらこのトラッキングシステムはAIを搭載しているらしいです。どうAIが活用されているかは不明ですが笑
また、4K動画撮影時のアクティブ手ぶれ補正に対応し、歩きながらの撮影でも不快な揺れを大幅に軽減しています。
動画には嬉しい!音が拾えるマイク端子が付いた
RX100 mark7からはマイク端子が搭載されています。それによって音が拾いにくい場所でもしっかりと音声が入ります。
また縦位置で動画撮影した場合に縦長の動画として記録する機能も追加しました。
また4K映像でも手ブレ補正あるだけでなく、AFがあるので、自撮り撮影していても安心。Vlogにもyoutubeでも使えます。
サブ機としては十分すぎるし、メイン機としても全然使えます!!
動画機としてコンパクトでも本格的に撮れるカメラの需要は高まっていますが、このRX100M7はマジでオススメです。
RX100M7のスペックをM6、M5と比較してみた
型番 | DSC-RX100M7 | DSC-RX100M6 | DSC-RX100M5A |
---|---|---|---|
発売日 | 2019年8月30日発売 | 2018年6月22日発売 | 2018年7月13日発売 |
価格 | ¥140,940(税込) | ¥124,120(税込) | ¥100,910(税込) |
有効画素数 | 約2010万画素 | 約2010万画素 | 約2010万画素 |
撮像素子 | Exmor RS CMOS | Exmor RS CMOS | Exmor RS CMOS |
センサーサイズ | 1インチ | 1インチ | 1インチ |
光学ズーム | 8倍 | 8倍 | 2.9倍 |
レンズ焦点距離(35mm換算) | 24-200mm | 24-200mm | 24-70mm |
レンズ開放F値 | F2.8-4.5 | F2.8-4.5 | F1.8-2.8 |
連続撮影速度 | 最高 約20.0コマ/秒 | 最高 約24.0コマ/秒 | 最高 約24.0コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/32000-30秒、バルブ | 1/32000-30秒、バルブ | 1/32000-30秒、バルブ |
ISO感度 | 100-25600 | 125-25600 | 125-25600 |
測距点 | 位相差検出方式:357点 コントラスト検出方式:425点 |
位相差検出方式:315点 コントラスト検出方式:25点 |
位相差検出方式:315点 コントラスト検出方式:25点 |
瞳検出AF | 人物・動物に対応 | 人物のみ対応 | 人物のみ対応 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約240枚 / 約120分 モニター使用時:約260枚 / 約130分 |
ファインダー使用時:約220枚 / 約110分 モニター使用時:約240枚 / 約120分 |
ファインダー使用時:約210枚 / 約105分 モニター使用時:約220枚 / 約110分 |
外形寸法 | 約101.6×58.1×42.8mm | 約101.6×58.1×42.8mm | 約101.6×58.1×42.8 mm |
質量(本体のみ) | 約275g | 約274g | 約272g |
動画記録方式 | 4K/フルHD/HD | 4K/フルHD/HD | 4K/フルHD/HD |
RX100M7を使ってみた感想と実写レビュー
タッチトラッキング機能が良い!!
液晶モニターでトラッキングしたい部分をタッチすると、四角い白枠が被写体をマークしてくれます。
そうするとこの被写体が動いても自動的にAFが働きます。
この機能が「タッチトラッキング機能」です!
これがなかなか良い機能!トラッキングがワンタッチでスタートできるし、より撮影に集中できる機能です!
チルト式タッチパネルは自撮りに最適。使いやすい。
上方向約180度下方向約90度まで角度調整が可能なチルト式タッチパネル液晶だから自撮りカメラとしても使いやすい。
自撮りにも便利だし、低い場所や高い場所からの撮影にも便利です!使い方の幅が広がってよい。
これだけ軽くて小さいのはやっぱり神。いつでも持っていられるし、動画も撮れる
RX100シリーズは旅行カメラとしてだけでなく、コンパクトな動画機としてもすごく人気があります。
最近はYoutuberにも人気があるし、Vlog用のカメラとしても人気が高くなっています。
その理由はやっぱり小さくて軽いのに、本格的な映像機能がしっかり搭載されているからです。
軽くて小さいといのは持ち運びが便利だし、荷物にならないという点でとにかく神です!!
だけど小さいカメラだとそこまで綺麗な映像は撮れないし、、、、と思っている人が多い中で、このRX100M7は本格的に写真や動画撮れます。
しかも24-200mmのレンズだから、広角な標準映像も、ズームでの望遠映像もどちらも撮れるんです。
もちろん動画機と必須な自撮りモニターや、手ブレ補正、AF、またマイク端子なども新たに搭載。
より本格的な動画機としての使いやすさを兼ね備えた一台になりました!
なのにここまで小さいというのはやっぱりすごく嬉しい一台です。
⇒4K&フルHDも撮影できる!! おすすめの動画用コンパクトデジカメ10選
RX100M7のイマイチのポイント
さすがに価格が高い。コンデジなのに17万
ぶっちゃけ値段もかなりお高いです。高級コンデジでも5万程度のもあって、それでも実はメチャクチャ高機能で使いやすいです。
高級コンデジで一番人気があるCANONのG7X Mark2などは5万くらいだけど、動画も写真もメッチャいい感じです。
⇒Canon 高級コンデジの最高峰!! PowerShot G9x Mark Ⅱの実力をレビュー
RX100シリーズでもM6が出たときは12万もするんだって結構驚きましたが、RX100はなんと更に5万円も高くなっています。
コンデジとして考える場合は高いですが、この機能や性能を見ると、もはやコンデジくくりで考えるのは辞めた方がよいのかもしれません。
逆に高級ミラーレス機を極限までコンパクトにしたと考えれば値段の妥当性もしっくりきます。
確かに値段だけ見ると高いんですが、機能的に見ればこれだけ軽くて小さいというのはやっぱり神なのです。
結局どんなに高性能・高機能でも大きくて重ければお荷物で使わないし、レンズ交換が必要ないことを考えると結果的には安くて満足とも言えるわけです。
なので一概に高いとも言えないんですが、やっぱり15万越えというのはハードルが上がります汗
長時間の動画撮影での熱暴走は未だ改善されず
※随時更新していきます。
防水機能はない。海などで使うならハウジングケースが必須
rx100シリーズ唯一の欠点は防水機能がないことです。
欠点と言うよりは自明のことですが、防水機能があったら本当に神なのにって毎回思います。
これだけの機能で海の中とかで撮れたらマジで楽しいですよね。
一応ソニーは純正のハウジングケースを売っているのでそれを装着すればRX100M7も海の中で使うことが可能です。
防水カメラで一番人気があるのはオリンパスのTG-5、TG-6、そしてNIkonのW300です。
⇒【実写レビュー】水中撮影に強い OLYMPUS TG-6を使ってみた!機能や使い方を詳しく解説
⇒4K動画が撮れる!ニコンの本格派防水カメラcoolpix w300をレビューしてみた
RX100Ⅶはあまりタフでないので、海やキャンプなどで使うなら防水カメラがオススメかもしれません。
RX100M7のおすすめアクセサリー
【必須】RX100M7専用 液晶保護フィルム
RX100M7は高価なカメラだけに故障などは避けたいところです。
まず必要なのは液晶保護シートですね。
【必須】RX100M7専用 カメラケース
カメラケースも外損を避けるためには必須です。必ずカメラケースを買いましょう。純正ケースはカッコいいのですが値段がかなり高いので、Hakubaのカメラケースなどはお手軽な価格だし、大きさ的にも丁度よいのでオススメです。
【必須】RX100M7専用 グリップシール
RX100M7のグリップ性をあげるためにグリップシールはよい感じです。
僕は必ずグリップシールを貼っています。握りやすくなるのでシャッターも切りやすいし、落してしまうなども防げます。
【おすすめ 】RX100M7 予備バッテリー
Vlog用カメラとして使う場合、予備バッテリーは必須です。
撮影しっぱなしでだいたい1時間程度で充電が切れてしまいます。
なので3~4個くらいは予備バッテリーを用意しておくのがオススメです。
【おすすめ 】RX100M7 ハウジングケース
ソニーのRXシリーズには専用のハウジングケースがあります。
どうしてもRx100を持って海に潜りたいというときは、専用ハウジングケースがオススメです。
ソニー RX-100Ⅶ と RX-100Ⅵの比較
RX100m7とRX100M6は見た目はまったくといって良いほど同じです。
大きさもズーム性能もほとんど同じなので、機能意外はまったく違いがないですね。
ソニー RX-100Ⅶ と RX-100Ⅴの比較
RX100m7とRX100M5はレンズが違うので、レンズをズームさせると少し違いますね。
M5の方は、焦点距離が24-70mmからですが、M7は24mm-200mmまで工学ズームができます。
RX100m7の方が約3倍遠くまでズームできるので、遠くの人や物を撮るのに便利です!
ソニー RX100M7 まとめ
※随時更新していきます。