SONYのα(アルファ)シリーズでダントツの人気を誇るα7III。
ソニーのミラーレスカメラとして最先端の技術が凝縮された最高の一台と評判ですが、編集部スタッフのα7ⅲの評価もメチャクチャ高いです!!
その理由は、6Kの画質の4Kの動画が撮れるなど、高画質と高速性、高機能を兼ね備えているからです!!
20万円を超える価格にもかからわず、発売以来好調なセールスを記録している理由はココにあります!!
景色やポートレート、スナップ、物撮りまでどんな写真これ一台あればどんな撮影も安心してできるという信頼がα7ⅲにはあります!!さらにアルファで撮れる動画のクオリティーは桁違いにキレイ。
そんなα7ⅲを今回は徹底レビューしていきます。実際に使ってみた感想や、物足りなかった点まで率直にまとめていきます!!
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目次
ソニーのミラーレスα7ⅲとは?
α7ⅲは、有効2420万画素のフルサイズセンサー搭載のミラーレスカメラです。
写真と動画の両方の能力をバランス良く持っているカメラへで、連写性能やオートフォーカス、6Kの写真、4K動画がとれるなど価格に見合わない高スペック機と評価できます!
そもそもα7はSONYのフルサイズミラーレス一眼カメラの中で、一番リーズナブルなモデルでありながら高いポテンシャルを持つ大人気のシリーズです。すでに最初の機種が発売されてから5年。年々機能もアップデートされて進化したのが今回のα7ⅲです。
また同じα7シリーズには「α7ⅲR」という上位機種もありますが、「BASIC機種」としてもっとも人気なのがα7ⅲ。仕事で使っている人から、写真を楽しみたいという人まで幅広い層から支持されています!
ソニーのミラーレスα7ⅲの特徴
α7ⅲの基本機能・スペック
まずはアルファ7ⅲの基本的な機能をまとめました。
センサー | 35mmフルサイズ |
有効画素数 | 約2420万画素 |
最高感度 | ISO 204800 |
AF性能 | 位相差693点+コントラスト425点 |
連写速度 | 約10コマ/秒 |
手ぶれ補正 | 5段 |
動画 | 4K30P(フルHD120p) |
重量 | 565g |
撮影可能枚数 | 約710枚 |
ベーシックモデルという位置付けの本モデルですが、これはもう、ベーシックをはるかに超えた一台だと感じです。
フルサイズなのに小型なボディー
センサーサイズは35mmフルサイズ。この機能で20万くらいというのは信じられないですね。他メーカーの機種をみると軽く30万は超えてるほどの高機能。
一眼レフ機の場合、画質を重視してフルサイズ機を選ぶか、携帯性を重視してAPS-Cサイズ機を選ぶか、という二者択一になりがちですが、α7 IIIなら画質も携帯性も妥協しないで両方のメリットが得られます。
フルサイズ機では最小クラスのボディというのは大きな魅力です!
関連:フルサイズ とAPS-Cの違いとは?イメージセンサーを比較する9つのポイント
α7ⅲ 6K画像と4K動画がスゴい
α7IIIは画質の美しさが圧倒的です。有効2420万画素のフルサイズセンサーを搭載して、画像処理エンジンには「BIONZ X」を採用。この価格帯のカメラではトップクラスともいえる高画質を実現しています。
映像の美しさはカメラ選びの大前提になりますが、センサーサイズと画素数のバランスがいいがすごく良い一台です!
高感度耐性最強で夜間撮影にも強い
暗い場所に強い!!というのはSONYの真骨頂でもあります!!夜間の撮影や暗い場所での撮影でも、ソニーは色を鮮やかに描写するだけでなく、ノイズをほとんど発生させません。高級コンデジなどに使われているノイズリダクション機能は、このαの特許技術を使用したものなんです!
ちなみに高感度耐性を測定するDXO markという比較サイトでは、ソニーα7IIIが1位です!!これはαシリーズの比較だけでなく、全メーカーのカメラの中で1位になっています。
それだけこのα7IIIが高感度耐性が優れているので、夜景撮影や暗い場所での撮影にも向いているということです!!子どもの発表会や水族館などでも明るく綺麗に撮れます!
AF機能は4Dフォーカスに進化
またα7ⅲは4Dフォーカスという高精細のAFを搭載しています。画面の93%とほぼ全面をカバーしているため、画面の端から端までの広範囲でオートフォーカスが可能です。
AFが強いと動きのある被写体を上手に撮る事が出来ます。たとえば不規則に動き回るペットの写真や、走り回っている子供を撮影するときにα7IIIはオススメです!
α7 iii のAF/AE追随最高約10コマ(*)/秒の高速連写
連写は、最高で10コマ/秒に対応。α7シリーズではα7R IIIと並んで最速を誇ります。
“自動で焦点をあわせてくれる機能”と、“自動で露出度を調整してくれる機能”を従来のカメラより早く処理させたのが、今回のα7 iiiの良いところで、“ブレが無く安定した状態で、被写体を捉えてくれる”ということですね
しかも連続撮影可能コマ数は、JPEG最高画質で約163枚、RAWで89枚と十分。子どもの運動会やスポーツ、飛行機や車など早い動きがある被写体を撮るときも心配不要です。
動画がキレイ
まるで動画を撮るために生まれてきたカメラといっても過言ではありません。
そしてソニーの強みである夜景や暗いところでの撮影が強いという部分もきちんと継承されています!少ない光も確実に広いながら、色見も本当に鮮やかでキレイ。
バッテリーの持ち時間が長い
バッテリーが長持ちになったのも評価のポイントです!撮影可能枚数は、ファインダー使用時で約610枚、液晶モニター使用時で約710枚。α7 IIに比べて2倍以上であり、α7シリーズでは最多となっています。また、USB充電に対応したのはとにかく嬉しい笑
α7ⅲのいまいちなポイント
実際に使ってみて残念なポイントもありました。
液晶タッチができない
タッチパネルなのにタッチを許してくれないというSONYのα7Ⅲ。ちょっとこの不便さは謎です・・・。なぜこんな設計を許したんだSONY…。ファンクションキーとカスタムキーでよく使う設定はできるものの、タッチができないのは凄く不便。
専用SDカードが必要
a7 IIIの連写能力を最大限の能力を引き出すためには「UHS-IIメモリーカード」を用意する必要があります。ソニー純正の「SF-Gシリーズ」SDメモリーカードは書き込み速度が速いためオススメです。ちなみにSDカードスロットは2枚挿入可能です!
レンズが高額・・・
SONYのαシリーズにおける最大の弱点は「レンズが高い」と言う一点に尽きると思ってます。
フルサイズであるがゆえに必然的にレンズの価格はあがり、さらに発展途上の為に純正レンズがほとんどを占める状態。もちろん性能はお墨付きなのですが、なかなか簡単に手が出る領域ではなかったんですよね。
なので僕なんかはサードパーティーのレンズで代用することがあります。
SONY α7 iiiの価格
4月22日の段階ではボディーのみの本体価格の最安が¥214606円です。
ところが、半年経って価格を見てみたら219800円とほぼ変わっていないどころか、むしろ上がっていました。。。(10月7日現在)
ふつうカメラの価格は半年くらい経つとガクンと下がるんですが、このα7 ⅲは全然価格が変わりません。これは人気機種にしか見られない珍しい現象です!!
α7ⅲのデザイン・外観
フルサイズなのに小型
α7ⅲの外形寸法は幅126.9×高さ95.6×奥行き73.7mm。
初代機α7や2代目α7 IIに比べるとグリップが大型化したぶん、奥行きは増していますが、幅と高さはほとんど変わっていません。バッテリーとカード込みで約650gですが、他社のフルサイズ一眼レフに比べると100g以上も軽量化しています。
α7ⅱとライバル機種を比較してみる
α7ⅲとα7ⅱを比較
前モデルのα7ⅱからはどの辺りが機能アップしたんでしょうか。まずはスペックを比較してみます
α7II | α7III | |
イメージセンサー | CMOS | 裏面照射型CMOS |
画像処理 | BIONZ X | 新BIONZ X(1.8倍高速) |
常用ISO感度 | 100-25600 | 100-51200 |
4D FOCUS | 非対応 | 対応 |
像面位相差AF | 117点 | 693点 |
コントラストAF | 25点 | 425点 |
瞳AF | AF-Sのみ | AF-S/AF-C |
暗所AF | -1EV | -3EV |
AF/AE連動連写 | 5コマ/秒 | 10コマ/秒 |
連写持続性能 | 50枚程度 | 177枚 |
サイレント撮影 | 非対応 | 対応 |
ボディ内手ぶれ補正 | 4.5段 | 5段 |
フリッカー補正 | 非対応 | 対応 |
4K HDR動画 | 非対応 | 対応 |
デュアルスロット | 非対応 | 対応 |
バッテリライフ | 350枚 | 710枚 |
EVF倍率 | 0.71倍 | 0.78倍 |
液晶解像度 | 123万画素 | 92万画素 |
タッチパネル | 非対応 | 対応 |
Bluetooth | 非対応 | 対応 |
USB Type-C | 非対応 | 対応 |
ジョイスティック | 非対応 | 対応 |
AF-ONボタン | 非対応 | 対応 |
質量 | 599g | 650g |
価格(税別) | 16万円程度 | 23万円程度 |
まず注目するポイントとしてはISO感度が大幅にアップしています。またα7ⅱで悪評版だったUSB充電に対応しました。これ本当に不便で口コミでもかなり悪評でした。そこが改善されたのは今回すごく評価できるポイントだと思います笑
α7ⅲとNikonのz5やz7とα7ⅲを比較
最近ではNIKONもフルサイズのミラーレス「Z5」などを発表しました。この発表によって「これからの時代は確実にフルサイズミラーレスになるよ」という宣言されたと言っても過言ではありません。
実際にNIKONのミラーレスが発表されてからα7Ⅲの売上げは一段と伸びました。人気のNiconが新製品を発表して売上げが落ちるんじゃないのと思いきや、すでに発売から5年たつ老舗のSONYに注文が殺到したのです。
その理由としてはフルサイズミラーレスを販売してSONYはすでに5年以上経過しています。それに比べて今回参入したNikonはピカピカンの一年生。その技術もノウハウも圧倒的にSONYの方が上なのです。
最初はNikonのZ5やZ7を買おうとしたユーザーもよく調べてみるとソニーの方が圧倒的に優れていることが分かり、その中で一番ベストな機種であるα7ⅲを購入するという流れになっているんです。
関連:ニコンの最新ミラーレス「Z7」レビュー、スペックと使ってみて感じたこと
関連:遂に出たニコンのミラーレス! Z7とZ6の違いはどこ?
α7 iiiで撮った作例をご覧あれ
超高性能カメラとして謳われているわけで。
これでどんな作品が撮れるか見てみましょう。
よくある作例パターン
とりあえず目に入ったのがコレ。めちゃめちゃキレイやなコレ。
やっぱりこう、センスがありますよねぇ。 次がコレ。東京スカイツリーを撮ったんだって。
やっぱ俺にはないなにかがあるよなぁ。
八坂神社と勘違いして遠回りしつつ、今回の旅で最も行きたかった南禅寺に行ってきました
赤煉瓦の水路閣が渋格好良いのと、火サスで見た光景だなと。α7Ⅲ,Batis 2/25#α7iii #南禅寺 #水路閣 #京都府 pic.twitter.com/uaBNwOYjdQ
— とり叉 (@torimata_photo) April 20, 2018
平群町に知らぬ間に出現した鯉のぼり
仕事帰りにどうしても撮っておきたくて撮影した。午前中は雨で濡れてたからか、あまり元気なさそうだったなぁ。#α7iii #鯉のぼり #noktonclassic35mm #マニュアルフォーカス #平群 pic.twitter.com/PNsnIDSlWZ— あさみ (@AzAzTango) April 25, 2018
新カメラまだまだなれないけど、前のカメラより撮りやすいです。今の時点では安コロッケの写真の質感が一番のヒット。#α7Ⅲ pic.twitter.com/rPiLhzpYsi
— 狗巻リゾット(コミケ本は固定山椒) (@risotto2525) April 24, 2018
先日の伊良湖の朝。#α7III #sel1635gm #伊良湖 #岩サーってなる奴 #nd1000 pic.twitter.com/zGJ7hVdQ2U
— Yukihiro Onoue (@ono_photo7) April 24, 2018
https://twitter.com/jasmin69__/status/987520569322041345
ヤバイ!今日の夕焼け雲はヤバかった!!
やはり雨上がりの夕方は、比較的高確率で夕焼けがキレイに見えますね。
右側に、笠雲を被った富士山も姿を現してました。
写真は加工無しの撮って出しです。
今日も一日おつかれ山です!#スギフジ #α7iii #酒の肴フォト pic.twitter.com/bP5bxxcDKY— 杉山雅一「伊豆の酒屋 杉山商店」笑顔の乾杯のお手伝い (@sugichanz) April 25, 2018
https://twitter.com/ggstylephoto/status/98753345348159078
春の心地良さもあと少しかな。#a7III#α7III#写真好きな人と繋がりたい #ファインダー越しの私の世界 pic.twitter.com/pi1NONU75t
— HIROTA (@madd9th) April 22, 2018
昨日の天の川リベンジ 能登方面〜見附島#α7iii #天の川 #写真好きな人と繋がりがたい pic.twitter.com/7Z67kwSJBv
— HARUNA (@116haru) April 20, 2018
https://www.instagram.com/p/BhzlnEkA6Nw/?tagged=%CE%B17iii
こうやってSNSを辿って作例を見るのは良い勉強になるね。
α7 iii におすすめの人気レンズは?
α7 iii レンズを使った作例を見てみよう
「SEL100400GM」っていうレンズがありまして。それを使った作例がありました。
こちらのレンズについては、後ほど説明。
さて、このレンズを使った作例を見てみましょう。
(以下、http://satouchi.com/alpha/nex-body/ilce-7m3_review.html 様より引用)
中々キレイに撮れていますね。きめ細かさも伝わってきます。
ただこれだけじゃあ終わりませんよ。
6000×4000の解像度で見てみましょう。
うぉ笑笑 ヤアッッベ笑
なんかここまで来ると怖いなぁ笑
もうすぐで鼻の穴見えるやんけ!
これは危ないカメラだぞ!!笑 なんでも捉えてしまうなんて・・・///
これは手放せない。
レンズはこんなにも便利であった。
先程も紹介したれンズ「SEL100400GM」。
今回この商品の説明やレビューは省くがこいつを装備すれば望遠機能が最強になるだろう。
ただ価格がね・・・25万~32万弱を生きしている怪物なんですわ。
(ここから引用。引用元:http://satouchi.com/alpha/e-mount/sel100400gm_review.html )
望遠機能が不足しているこのカメラでもレンズを使えばこの通り。
これは驚いた。
このレンズならではの味があるハイスペックレンズと言えるだろう。
手早く、そして綺麗に収めてくれる最強のレンズです。
このような作例もありますが、AF機能により、良いぼやけ具合が出ていますね。
獲物もキッチリ捉えています。
これを拡大したのがこれ。
見てください、この尖った感じ。シャープさはこのカメラとレンズであるからこそ引き出されるものと言えるでしょう。
いいねぇ~α7 iii
SONY α7 iii にオススメのアクセサリー
おすすめの保護フィルム
液晶モニターを傷から守るためには液晶保護フィルムはあった方がいいですね。
バッテリーチャージャー
α7ⅲはバッテリーの持ちが格段によくなりましたが、その分バッテリーの充電にも時間が掛かるようになりました。フル充電するのに約5時間ほど掛かります。
そこで別売りのバッテリーチャージャーを使うことで短縮して充電することができます!
レリーズケーブルという代物
レリーズケーブルなんて初めて聞いたんだけど、知っている人は知っているって感じかな。
こんな風にカメラとカメラを線でつなげて2台同時に撮影ができるんだって!
なんかよく見るような、見ないような感じだな・・・
メインカメラのボタンを押すだけでサブカメラも同時に撮影ができるというスグレモノなんだ。
2018年5月25日発売日ってことを忘れないでくれ。
【作例】α7 iii のSNSでの評判を見てみよう
三宅島より帰宅。一枚だけ現像してみました#ファインダー越しの私の世界#写真好きな人と繋がりたい#写真撮っている人と繋がりたい#α7III#三宅島#星景写真#photography pic.twitter.com/EAEmDRs0wJ
— TAIGA (@artnajp) April 22, 2018
めちゃめちゃキレイですやん・・・もっと見てみよう♪
ソニーのフルサイズミラーレス #α7III 導入してよかったです。
いままで使っていたAPS-Cミラーレスα6500と比較して、初心者の私でもわかる描写力の違いがあります。
奥行きもそうですが、薄暗い環境が特に効果を感じます。 pic.twitter.com/5XEBA85BVe
— 塩見なゆ/Syupo公式 (@KanpaiNayu) March 31, 2018
導入して良かったとまで綴られている・・・!!
α7IIIで千鳥ヶ淵、RAWがいじれてないのでアレですが高感度つよい。1枚目ISO640、2〜3枚目ISO2000#α7III pic.twitter.com/JR1VESB8PT
— りっぷ@左目は乱視 (@lip_4) March 26, 2018
あぁ、俺だって桜を撮りたかった・・・
残念ながら逃してしまったのは内緒。
SONY α7 Ⅲ レビューのまとめ
今回のα7Ⅲは最高の一台と言えると思います。5年後も通用する名機になると言われていますが、その評判はあながち大袈裟ではありません!
ベーシックモデルとは思えない高機能がギュッと圧縮されていて、SONY史上最強のベーシック機であることは間違いありません。
6K画像と4K映像は、旅行の写真も街の風景を切り取ったスナップだけでは収まらず、DIY動画や料理動画、プロモーションビデオなどを作るときにも大活躍です。
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