ソニーの4Kビデオカメラの中でも一番売れているのがこのFDR-AX60。2018年発売の最新のハンディカムです。
「ハンディカム史上最高峰」との評判で発売されていたFDR-AX55の後継機ですが、どの辺りがスゴいのかというと、やっぱり「光学式手ブレ補正機能」の進化がとてつもなくスゴいと言うポイントです!!
とくに縦揺れに強く、映像が全くブレません。まるでスタビライザーやジンバルを使ったかのような滑らかさ・・・。
その他にもFDR-AX60には買って良かったという魅力がたくさん詰まっています!
そこで今回はFDR-AX60を使ってみて感じた良い点・悪い点など率直にレビューしていきます!!
- FDR-AX60の基本性能
- FDR-AX60の良いところ・今イチのところ
- SONYの他の機種との比較
- オススメのアクセサリー
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目次
ソニー ビデオカメラ FDR-AX60 とは
ソニーFDR-AX60は家庭用ビデオカメラとしてはソニー最高峰の上位機種です。
4K動画・4K映像が撮れるので映像は圧倒的に美しく、光学式手振れ補正など最新の技術がたくさん搭載されています。
またα(アルファ)などのカメラで培ってきたオートフォーカス機能や、画像処理技術を取り入れているので、他のメーカーにはないソニーだけのメリットがあります!
ハンディーカムタイプのビデオカメラの中でもこのFDR-AX60は王様的な存在。
それでも価格は10万円ちょっととかなりお手頃な価格になっています。一昔だったら30万円以上するような超高性能なビデオカメラです!!
- 手ぶれ補正が圧倒的にスゴい!!
- 4K映像が撮れる高性能ビデオカメラ!!
- 光学ズームにも強い!!
- 暗い場所での撮影でもクッキリ鮮やか!!
ソニー FDR-AX60の基本スペック
イメージセンサー | 1/2.5型 Exmor R CMOSセンサー |
有効画素数 | 829万画素 |
画質 | 4K |
光学ズーム倍率 | 20倍 |
広角端・望遠端(35mm換算) | 26.8mm – 536mm |
手ブレ補正 | 空間光学補正 |
内蔵メモリー容量 | 64GB |
記録メディア | SDHCメモリカードSDXCメモリーカード |
バッテリー充電時間 | 3時間10分 |
大きさ | 73.0×80.5×161.0mm |
重さ | 585g |
価格 | 12万5千円(ソニーストア) |
ソニー ビデオカメラ FDR-AX60 の良かった部分をレビュー
FDR-AX60のイメージセンサーは高性能
FDR-AX60のイメージセンサーには「1/2.5型 Exmor R CMOSセンサー」が使用されています。
レンズから取り込まれた光を電気信号に変換する役目を担っているイメージセンサーが、4K記録の動画に対応する16:9のセンサーを専用に設計開発。
光を効率よく受け入れることができるので、暗い室内など低照度の環境下でも高画質な映像を撮ることができます!
FDR-AX60は4K記録対応ができるビデオカメラ
FDR-AX60では高感度センサー、画像処理エンジン、ZEISSレンズの組み合わせによって4Kならではの高精細映像を実現しています。
4Kの映像は従来のフルHDで撮影された動画に比べ4倍もの画素数を持つので、大画面で映像を見たときでも劣化することなく、隅々まで綺麗な映像になっています!
最近では4Kテレビや4Kの液晶モニターが普及していて、映像の4K化が進んでいます。
ビデオカメラの寿命が5年~10年ということを考えると、これから購入するなら絶対に4Kがオススメです。
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FDR-AX60 光学20倍ズーム、4K撮影時には30倍
このFDR-AX60は広角端で26.8mm、望遠端で536mmと光学20倍ズームを実現しています。
光学20倍ズームに加えて全画素超解像ズームは4K撮影時には30倍、HD撮影の時には40倍のズームが可能になっています。
運動会などで被写体まで寄れない場合でも、しっかりと寄りの映像を撮影することができます。
またFDR-AX60専用に開発されたZEISSレンズによって広角端26.8mmを実現。狭い室内での撮影でも、みんなを一度に撮ることができます。
全画素超解像ズームは一つ一つの画素に対して周辺画素を含めてパターン分析をすることで高精細な映像を撮ることを可能にしました。
FDR-AX60はSONY最高レベルの手ブレ補正
FDR-AX60にはソニーの空間光学手ブレ補正が採用されています。
空間光学手ブレ補正はイメージセンサーとレンズを一体化させた光学ユニットを、空間に浮いているかのように制御することで強力に手ブレを防ぐことを可能にしています。
歩きながらの撮影から運動会、旅行の撮影まで、状況を問わずどんなときでも美しい映像をおることが可能です。
HD撮影の時は従来のビデオカメラに比べて約15倍ブレを抑えることができます。
オートフォーカスも一眼レフ並み!
FDR-AX60にはαシリーズやサイバーショットシリーズにも採用されている「ファストインテリジェントAF」が採用されています。
従来のAFに比べて大幅な高速化を実現。カメラの向きを変えた時にも素早くピントを合わせ、チャンスを逃さず撮影する事ができます。
運動会など子どもが動き回るのを撮影するならこのAF機能はとても重要です!!
体全体を認識しピントを合わせる続ける事ができる「ロックオンAF」を搭載し、動き回る子どもなどの被写体もピンボケせずに撮影する事ができます。
⇒【注目】SONYの人気No1のフルサイズ機 α7ⅲをレビュー!!6Kの実力とは
FDR-AX60はSDカードいらずの大容量の内蔵メモリ
FDR-AX60には64GBの内蔵メモリーを搭載しています。
内蔵メモリーには最高画質では約1時間15分、出荷時の設定では2時間、最長録画時間では15時間50分の撮影をすることができます。
4Kでの撮影の場合、最大で2時間までしか記録できません。
もちろんSDカードでの記録にも対応しています。記録メディアはメモリースティック PRO デュオ(MARK2)、メモリースティック PRO-HG デュオ、SD/SDHC/SDXCメモリーカードを使用することができます。
活用することでより長い時間の4K映像を記録できます。
⇒GoProの教科書|おすすめのSDカードは?撮影時間や容量、注意事項まとめ
⇒大事なポイントは3つある 一眼レフ / ミラーレスカメラ用のSDカードの選び方
FDR-AX60にはファインダーが付いている
ファインダーがついているビデオカメラが少なくなっていますが、このFDR-AX60はファインダー搭載のビデカメラです。
ちなみにSONYの下位モデル FDR-AX45にはファインダーが付いていません。
ファインダーのメリットは、外の光の明るさに左右されることが無くなることです。
周囲が明るいときにスマホの画面が見にくくなることがありますよね?それと同じ事はビデオカメラのモニターにも起こります。
野外の撮影などのとき液晶モニターが見づらいことが多いので、そんな時にはファインダーを使用して、確実なフォーカス位置の確認と調整、被写体の確認そして撮影後の映像と写真のチェックをすることが可能です。
ちなみにFDR-AX60のファインダーには、センサーが読み込んだ画像を取り込みファインダー内のモニターに表示させるEVFが使われています。
FDR-AX60は液晶モニターが明るくて高精細
液晶モニターはSONYのビデオカメラの中でももっとも明るい「エクストラファイン液晶」を搭載。3.0型(16:9)/ 921 600ドット なので明るい野外でもかなりクッキリと映ります!
FDR-AX60は写真や静止画も撮れる
FDR-AX60ではビデオ撮影だけでなく写真撮影も可能です。本体の上部分に「Photoボタン」があるのでそれを押せば写真も簡単に撮れます。
また動画から写真を切り出すことも簡単。1秒間に30コマ記録された4K動画から決定的瞬間を、829万画素の高精細な静止画で切り出せます。
動画だけでなく、写真撮影としても使えるビデオカメラです。
マニュアルレンズリング
このビデオカメラの先端部についている円環の事をマニュアルレンズリングと言います。
マニュアルレンズリングはピントの位置を簡単に変えることができ、手前から奥へとピントの位置を移動させる映像を撮ることができます。
フォーカス調整の他にもズームアップや露出、ホワイトバランスを変えることができます。
FDR-AX60は暗闇でも撮れるナイトショットも搭載
ナイトショットとは、赤外線を使って撮るための機能。
赤外線を使う事で暗闇の中でも明かりをつけることなく撮影する事ができ、明かりをつけることができない場所での撮影に有効になるでしょう。
FDR-AX60は音声にも強いマイク対応
映像を迫力あるものとするために必要な要素は動画の他に音があります。
ビデオカメラは迫力ある音を記録するために高性能のマイクが使われています。
5方向からの音を記録できるようなマイクを採用し、集音性を向上させノイズを抑えることに成功しています。
高感度カプセルマイクを使用しているのでクリアな音質な音を記録。
「5.1chサラウンドサウンドマイクロホン」での記録に対応しています。
対応した機器で再生したときに、現場が蘇るような臨場感あふれる音声を楽しむことができます。
スマホと接続
FDR-AX60はWi-Fiの他にNFCを搭載しています。
ソニーの公式アプリ「PlayMemories Mobile」をあらかじめダウンロードしておくことで、ビデオカメラをスマートフォンで操作したり撮った動画を転送することができます。
NFCを搭載しているアンドロイド端末の場合、スマホをビデオカメラにタッチするだけでスマホとビデオカメラの接続を完了することができます。
FDR-AX60と前モデルFDR-AX55の違いを比較する
FDR-AX60とFDR-AX55の違いはほとんど無い
結論から言ってしまうと、FDR-AX60とFDR-AX55の違いはほとんどありません。
違いは
- ショートムービーが素早く作成できるボタンが設置されたこと
- バッテリ充電の所要時間(ax60が3時間10分、ax55が3時間25分)
- 消費電力の増加(ax60 : 5.1W、ax55 : 4.9W)
- Wi-Fiでストリーミング再生ができなくなった。(ax60 : 不可 ax55 : 可)
FDR-AX60、FDR-AX55ともに4Kでの撮影に対応し、レンズの画角やF値も全て変更がないので撮影の性能はほぼ変わらないと言えます。
このことを考えると旧製品であるFDR-AX55の販売がある場合はFDR-AX55を買った方が良いかもしれません。
しかし旧製品であることと、何故か中古製品があまり出回ってないので、やはり新製品のax60を買うことになりそうです。
ソニーFDR-AX55の新品・中古販売価格
新品販売価格 | 約9万5千円(2018.7) |
中古販売価格 | -(2018.7) |
FDR-AX60とFDR-AX45の違いは
これは上位モデル(AX60)と下位モデル(AX45)との比較になります。
関連:【売れ筋NO1】SONY 4Kビデオカメラ FDR-AX45を実写レビュー
違いはこの3つ、ビューファインダー・ナイトショット・マニュアルレンズリングです。
ビューファインダー搭載
モニターとは別に覗きこんで被写体の確認をすることができます。日差しがまぶしい日中の撮影の時には、特に役立ちます。
ナイトショット搭載
ナイトショットは、明かりをつけることができない状況で役立つ機能。
ナイトショットは赤外線を使って撮影する機能なので暗闇の中でも動画撮影が可能になります。
マニュアルレンズリング
マニュアルレンズリングはピントの位置調節やホワイトバランスなどの設定を、レンズ先端部についている円環を回すことで簡単に調整する事ができます。
他の基本性能は仕様表を確認した限り違いはほぼありませんでした。レンズの画角からf値、画素数などの違いが無かったので撮影した動画にはあまり違いが出ないと思います。
FDR-AX60の価格
新品の販売価格
FDR-AX60の販売価格 | 現在の販売価格 |
約12万5千円(ソニーストア) |
ヨドバシ |
中古販売価格
FDR-AX60を中古販売している場所はヤフオク!やメルカリなどで探すと見つかります。
落札相場や販売価格は約10万円くらいと、発売価格からあまり価格が下がってないので新品で買った方が良いかもしれませんね。
関連:【ビデオカメラを安い価格で所持したい方必見!】お得に入手する3つのコツ
SONY FDR-AX60にオススメのアクセサリー
三脚
ビデオカメラで綺麗な動画を撮るために必須と言ってもいいものがこの三脚。
三脚はカメラを固定して支える事ができるので簡単に手ブレを抑えることができます。
手で持って撮影する必要が無いのであまり疲れずに撮影をすることができます。
カメラやビデオにオススメの三脚について1からわかりやすく解説してみる関連:ビデオカメラの撮影で使える!おすすめのカメラ三脚を6つ紹介!
レンズプロテクター
ビデオカメラに限らず一眼レフでも、一緒にオススメしているのはレンズプロテクター。
レンズプロテクターはビデオカメラを落下させてしまった時などに本体のレンズを破損させてしまう確率を下げることができます。
つけておくことで本体のレンズが汚れてしまうことをあらかじめ防ぐこともできます。
SDカード
4Kで撮影された動画はとても容量が大きいので、内蔵メモリー64GBでも最大2時間程度しか撮影する事ができません。
別売りのSDカードなどを一緒に買うことをオススメします。
別にSDカードを用意すると、4Kでの撮影時間を増やすことができます。
電池パック
ビデオカメラは常にモニターに映像を表示させるため電池消費量がかなり多く、電池が半日持たない事が多いです。
そこであらかじめ電池パックを複数個用意することで一日中の撮影も可能にすることができます。
FDR-AX60に対応しているバッテリーパックは【NP-FV70A】【NP-FV50A】【NP-FV100A】です。
ケース
ここまでビデオカメラと一緒に買うと良い物を紹介しましたが、これを1つにまとめて置いておかないとなくしてしまうかもしれません。
オススメするのはビデオカメラを入れておくためのケースを買うことです。
ケースを用意することで今オススメしたSDカードや電池パックの他にも、付属品のACアダプターなどもまとめて管理することができます。
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とくにビデオカメラを使う機会は家族旅行や運動会など年に数回程度。そのために10万ほどするビデオカメラを買うのもちょっともったいないかも・・という人も多いと思います。
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