防犯カメラの映像は犯罪やトラブルがおきたときに決定的な証拠として使えます。
ところが防犯カメラの映像は、古い映像を上書きしながらループ録画されてしまうので、肝心の部分が消えてしまっているというケースがよくあります。
そこで今回はデータ復旧のプロが警察も活用している防犯カメラの古い映像やデータを復元する方法をまとめてみました!
警察の捜査でも防犯カメラの映像は証拠としてとても重要なデータなので、復旧ソフトや復元業者に依頼して消えてしまった映像を復元しています。
そこで今回は「どちらがオススメなの?」という点を踏まえ、データ復旧の相場や、おすすめの復旧業者まで詳しくご紹介していきます!
目次
この記事の結論まとめ
防犯カメラの映像はSDカードか専用のハードディスクに録画されています。SDカードもハードディスクもデータ復旧の対象になるので、どちらでも復旧できる確率はかなり高いでしょう。 しかし上書き保存により消えた防犯カメラのデータは、復元不可の可能性が高いです。 それでもやむ追えない理由で、データ復元を試したいという人には、防犯カメラのデータ復旧に強いアドバンスデザインへお問い合わせください。警察や法人からの復旧実績も多く、防犯カメラの映像復旧では業界内でも評価が高いです。 一番よくあるのは、防犯カメラや監視カメラの映像が上書きされてしまったケースです。防犯カメラはループ録画されているので、容量が満タンになると、一番古いデータから上書きされてしまいます。 上書きされてしまうと復旧確率はかなり困難です。復元したいデータが完全に書き潰されているため、データ復旧の見込みは極めて低くなります。 「映像をチェックしている時に間違えてデータを消去してしまった」などの場合は、高確率でデータ復旧できます。また犯行がバレないように、犯人が故意的に防犯カメラの映像を消した場合なら、60~80%くらいの確率で復旧できます。 どちらの場合でもSDカードやHDD自体には障害が起こっていないため、データ自体は無事に取り出せる可能性が高いです。このように、デバイス自体に物理的な故障がない場合を「論理障害」と呼びますが、論理障害の場合は復旧ソフトなどでデータ復元することもできます。 関連記事:【完全比較】SDカードのデータ復元 !! 無料ソフトと復旧業者どちらオススメ? ただ復旧ソフトの場合は、費用は抑えられますが、処置を間違ってしまうと二度とデータが取り出せなくなるリスクがあるので注意が必要です。大切なデータで失敗できないという場合には、プロの専門業者に任せましょう! 防犯カメラで撮影していた映像が映って記録されていない場合は2つの原因があります。 1つは防犯カメラや監視カメラが動作していなかったケースです。この場合はデータ自体が無い状態なのでデータの復元は不可能です。 もう1つは、映像は録画されていたはずなのにSDカードやハードディスクに何かしたらのエラー障害があって録画されていなかった場合です。このケースだと、録画データがメモリ内のどこかに残っていることもあるので復旧業者でデータを取り出せる可能性もあります。 防犯カメラは屋外に設置していることが多いので、雨や雷などが浸水して水没故障してしまうケースがあります。またよくあるのが火災などによって防犯カメラやSDカードの一部が燃えてしまうケースです。 このように物理的な損傷がある場合を物理障害といいますが、復旧確率はかなり低くくなり10%程度でしょう。とくにSDカードやハードディスクのメモリ自体が壊れている場合には復旧に相当な技術が必要になります。 データ復旧業者でも扱えるところは限りがありますが、技術力が高い業者だと復旧できる確率があります! 東京、神奈川などにいくつかの拠点をもつアドバンスデザインはデータ復旧業界の中でもっとも老舗な専門業者です。アメリカのHDDメーカー等と技術提携をしているなど、業界随一のデータ復元技術を誇ります。 データを外部に持ち出すことができない企業などに向けてオンサイト(現地)での復旧作業にも対応しています。 関連記事:[口コミ]アドバンスデザインを徹底検証!料金や対応まで徹底解説 A1Dataはサービス開始27年、データ復旧実績70000件以上を誇る老舗データ復旧業者です。 ストレージの構造を知り尽くしたエキスパートが長年積み重ねた豊富なノウハウを活かして復旧作業を行っています。 ISO27001/ISMS認証を取得しているため、セキュリティは最高レベル。個人情報の流出が心配な方は一度チェックしてみましょう。 関連記事:[評判/口コミ]A1Data(エーワンデータ)の料金や対応、口コミ、悪い評判まで徹底解説!この業者は信頼できる? 東京 神田にあるDATA SMART(旧Smartfix)はデータ復旧技術が高く、暗号データの解読もできる専門業者です。 防犯カメラの取り扱い案件は都内でもTOPクラス。警察からの事件関連の防犯カメラの映像などを専門的に取り扱ってた経緯があり、実績は十分です。 東京や神奈川、埼玉などの首都圏の公官庁、大手企業の依頼が多く、セキュリティーや機密事項の扱いには慎重で丁寧です。 スマホ、タブレット、SDカードなどあらゆる機器のデータ復旧も可能です。 外付けHDDなどのPC周辺機器の大手メーカー・Buffaloが提供するデータ復旧サービスです。 アドバンスデザインと提携しており、復旧技術はトップクラス。 自社の製品の復旧なら無料で対応してもらえる場合もあるなど、大手企業ならではのサービスの充実度を誇ります。 関連記事:[評判/口コミ]BUFFALO データ復旧サービスの料金や対応、口コミ、悪い評判まで徹底解説! LIVEDATAは作業完了までのスピードが特に速いデータ復旧業者です。平均作業時間は13.84時間となっており、多くの場合は翌日には復旧作業が完了しています。 このスピードにも関わらず、希望するデータが復旧できなければ料金は0円なので、安心して依頼することができます。 東京・秋葉原駅から徒歩1分の場所に窓口があるので、持ち込みでの作業依頼も可能。何よりも早くデータを取り戻したい方におすすめです。 関連記事:【口コミ検証】LIVE DATA(ライブデータ) データ復旧サービスの料金や対応は?料金や悪い評判まで徹底解説! 福岡にあるウィンディスクレスキューは九州エリアでオススメの復旧業者です。 高い復旧技術をもち、クリーンルームなどの最新設備やISOのプライバシーマークなども習得している安心の業者です。 復旧できるメディアも多く、防犯カメラや監視カメラなどどのようなメディアでにも対応できます。 関連:【口コミ検証】Win Disk Rescueの料金や対応は?料金や悪い評判まで徹底解説!この業者は信用できる? 防犯カメラのデータ復旧で実績と口コミ評価が高い専門業者を厳選しました。 どの程度の確率復旧が見込めるかは、メディア内のデータコードの状況と、復旧業者の腕次第です。 防犯カメラのデータ復元は、実際に作業してみないと分からないというのが本音のところです。業者によっては診断前に復旧リストを提示してくれるところもありますが、それは軽度障害の場合のみです。 そこで重要なのが「完全成果報酬型」ということです。完全成果報酬の場合、データ復旧できなかった場合には費用を払う必要がありません。 よくあるトラブルは最初に高額な金額を支払ってしまい、結局データが復旧できなかった場合です。最初に費用を要求するところは悪徳業者のリスクが高くなるので避けましょう! 完全成果報酬型の業者を選んでおけばそのリスクを抑えることができます! データ復旧業者は国内だけで100社近くあります。その中でしっかりした業者を探すには実績や口コミを確認するのが一番重要です。 データ復旧率を宣伝しているところも多いですが、復旧率は客観的な数字では無いので、正直あまり意味がありません。それよりも業者の口コミやどんな会社と取引があるかなどをチェックする方が、失敗するリスクを軽減できます! プライバシーマークやISOの国際的な基準を満たした業者に依頼するのが安心です。ただその場合は大手のみになり復旧にかかる費用も2倍近く高くなることがあります。会社の体裁上、そのような会社にしか依頼できない場合はそれでも良いのですが、少しでも費用を抑えたいという人には警察や研究機関などが多く利用している業者を選ぶのがオススメです。 防犯カメラのデータ復旧にかかる費用の相場をまとめてみました。 あくまで参考価格なので防犯カメラの状態や損傷のレベル、作業の難易度によっては金額が変わってきます。専門業者に事前に見積もりや予算などを相談して適切な業者を選びましょう! フォーマット(初期化)してしまうと、復旧できなくなります。 データが消去されてしまったことに気付いたら、自分で操作するのを辞めて、すぐにデータ復旧業者に依頼することが復旧率を上げるために最善の方法です! データ復旧というのは書き込まれているデータが読み取れないエラーを解決することで、データを取り出す作業です。ただしデータが格納されいるファイル自体が損傷しているとデータを取り出せません。 例えばSDカード自体が車に踏まれてしまってスクラップ状態になってしまうと、そもそもデータが収納されていた基盤やチップが壊れてしまっていてデータが取り出せ無いので注意が必要です。 防犯カメラの場合、トラブルや事件性が高いケースが多いです。その場合に気になるのが復旧業者から情報やデータが流出することです。データ復旧業者は、防犯カメラに限らず機密性が高いデータを扱うことが多いので、情報の扱いには慣れています。 ISO認証やプライバシーマークを習得している業者だと、一定のセキュリティー施設が必要なので安心して依頼できます。ただし大手に限られていて、その場合は費用がものすごく高くなるというデメリットも。 ISO認証やプライバシーマークを習得していないところでも、官庁や警察、弁護士、病院、研究機関と取引が多いサービス業者もたくさんあり、それらは実績と信頼性があるので、コスパよく大切なデータを依頼することができるのでオススメです。 不明な点がある場合は、法律の専門家に相談することをお勧めします。 一般的には、最近の削除(数日〜1週間程度)であれば、復元の可能性は高いです。1ヶ月以上経過すると、復元の可能性は大幅に低下します。上書きされていない場合、数ヶ月前の映像でも復元できる可能性があります。正確な期間は状況によって異なるため、専門家の診断を受けることをお勧めします。 一般的に 復元後の画質は事前に保証することは難しいため、専門業者に相談し、可能な範囲で事前に復元結果のサンプルを確認することをお勧めします。 一部のセキュリティ重視の防犯カメラシステムでは、意図的に復元を困難にしている場合があります。 暗号化された映像の復元は複雑なプロセスであり、成功の保証はありません。専門家の評価を受けることをお勧めします。 インターホンの履歴を復元することは、一般的には難しいとされています。特に、録画や録音データが誤って消去された場合、復元はほぼ不可能です。例えば、パナソニックのインターホンでは、録画・録音データを誤って消去した場合、復元はできないと明言されています。 ※参考:【マンションインターホン】録画・録音データを誤って消去してしまいました。復元できますか。|Panasonic ただし、消去されたデータが物理的に上書きされていない場合や、操作ミスによる消去であれば、データ復旧ソフトや専門業者に依頼することで復元できる可能性があります。特に防犯カメラの映像などは、警察も利用する復旧業者が存在し、一定の成功率で復元が可能です。 また、インターホンの履歴が自動で消えることもあります。例えば、一定の件数を超えると古いデータから上書きされるため、新しい履歴がたまると古いものが消えてしまうことがあります。このため、重要なデータは定期的にバックアップを取ることが推奨されます。 もしインターホンの履歴を確認したい場合は、機種によっては新しい機能として履歴を確認できるようになったものもありますので、取扱説明書やメーカーのサポート情報を確認することも重要です。 防犯カメラのデータトラブルに困った場合でも普及専門会社に依頼することで取り戻すことができます。防犯目的のための映像や警備で使っている映像、監視カメラの映像まであらゆるデバイスに対応することができます。 この記事のまとめを改めて書くので、ぜひ参考にしてください。 Picky’sでは、「データ復旧業者ってなに?」や「データ復旧業者ってどうやって選べばいいの?」といったデータ復旧業者に関する記事も執筆しています。データ復旧業者を検討している方は以下の記事もぜひチェックしてください。
消えた防犯カメラの映像は復元できる?保存期間を過ぎた・上書きでも大丈夫?
状況
復旧可能性
備考
操作ミスによる消去
高
論理障害として対応可能
犯人による意図的な消去
高
専門業者に依頼推奨
上書き・保存期間を過ぎた
復元不可
–
物理的な損傷(水没、火災等)
低~中
高度な技術が必要
データが上書きされたor保存期間を過ぎた場合、復旧できる確率はほぼない
操作ミスや犯人がわざと映像を消した場合
防犯カメラで撮影していたはずの映像が映っていなかった
火事や雷で防犯カメラごと壊れてしまった
防犯カメラのデータ復旧・復元 おすすめ業者6選
防犯カメラのデータ復旧・復元 おすすめ業者:アドバンスデザイン
防犯カメラのデータ復旧・復元 おすすめ業者:A1Data
防犯カメラのデータ復旧・復元 おすすめ業者:DATA SMART(データスマート)
防犯カメラのデータ復旧・復元 おすすめ業者:バッファローデータ復旧サービス
防犯カメラのデータ復旧・復元 おすすめ業者:LIVEDATA(ライブデータ)
防犯カメラのデータ復旧・復元 おすすめ業者:ウィンディスクレスキュー
防犯カメラのデータ復元業者の正しい選び方
完全成果報酬型の業者を選ぶ
実績や口コミをチェックしよう
セキュリティーがしっかりしているところを選ぶ
【費用の相場】防犯カメラ・監視カメラの復元を業者に依頼した場合
レベル
症状
金額
軽度の症状
操作ミスやわざとデータを消去した。軽度の論理障害
3万〜5万円
中度の症状
読み込みめない。上書きしてしまった。
システムエラー5万〜10万円
重度の症状
水没や火災で燃えてしまった。物理障害
15万〜40万
防犯カメラ・監視カメラのデータが復旧できないケース
ケース
復旧可能性
説明
SDカードの初期化
極めて低い
フォーマットにより、データが完全に消去される
メモリー領域の破壊
ほぼ不可能
物理的な損傷により、データ自体にアクセス不可
カメラ自体の不動作
不可能
そもそもデータが記録されていない
複数回の上書き
極めて低い
元のデータが完全に上書きされている可能性が高い
防犯カメラがフォーマットや初期化されてしまった
メモリー領域の破壊
防犯カメラの復元を業者に頼んだ場合、プライバシーは守れる?
よくある質問:防犯カメラの復元
防犯カメラの映像復元は法的に問題ありませんか?
クラウド保存された防犯カメラの映像も復元できますか?
防犯カメラの映像は何日前まで復元できますか?
復元された防犯カメラの映像の画質はどの程度ですか?
暗号化された防犯カメラの映像も復元できますか?
暗号化された映像の復元には、以下の点が重要です:
インターホンの履歴を復元するのは、ほぼ不可能
防犯カメラ データ復旧 まとめ