「MOMENTUM True Wireless 4」は、SENNHEISER(ゼンハイザー)から2024年3月に発売した完全ワイヤレスイヤホン。こだわりの音質に加えて、高機能なノイズキャンセリングやマルチポイント対応など、機能性にも磨きのかかった高級イヤホンです。
しかし、値段が5万円弱と高価なこともあって「実際の音質やノイズキャンセリング効果はどう?」「前モデルの3とは何が変わったの?新機能は?」と気になっている人は多いはず。実際に商品を買った人の口コミや評判もチェックしておきたいですよね。
そこで今回は、「MOMENTUM True Wireless 4」を実機で検証。Picky’s編集部のスタッフが商品を実際に使って、良かった点&残念な点を本音でレビューしました。SONY・Boseの上位モデルとの聞き比べもまとめているので、ぜひ最後まで見逃さないでください。
目次
ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4レビュー結果
「MOMENTUM True Wireless 4」は、ドイツの音響機器メーカー・SENNHEISER(ゼンハイザー)が手掛ける完全ワイヤレスイヤホン。機能性の高い高級イヤホンとして、音質にこだわりを持つユーザーから注目を集めています。
まずは、製品の総合評価からチェックしていきましょう。今回は、サイズ・装着感・音質といった独自の項目でMOMENTUM True Wireless 4を評価しました。
サイズ・重量 | ○ |
デザイン | ◎ |
装着感 | ◎ |
音質(高音域) | ◎ |
音質(中音域) | ◎ |
音質(低音域) | ◎ |
音質(立体感) | ◎ |
対応コーデック | ◎ |
接続の安定性 | ◎ |
音漏れの少なさ | ◎ |
ノイズキャンセリング機能 | ◎ |
外音取り込み機能 | ○ |
マイク性能 | ◎ |
バッテリー持ち | ◎ |
操作性 | ◎ |
専用アプリ | ◎ |
マルチポイント | ◎ |
高評価だったポイント:納得の高音質&ノイキャン!機能性も優秀
- ゼンハイザーらしいバランスのいいサウンドが◎
- ノイキャンが優秀!音楽への没入感が高まる
- マルチポイントの切り替えがスムーズ
まず注目したいのは、MOMENTUM True Wireless 4の品の良い音質と立体感。高音から低音までバランスよく音が響き、特にノイキャンを使ったときの立体感は抜群でした!ジャンルを問わず気持ちよく音楽を楽しめましたよ。
また、MOMENTUM True Wireless 4は前モデルにはなかったマルチポイントに対応していて、最大2台のデバイスに同時接続可能です。マルチポイントは切り替えもスムーズで、機能性も優秀なのは高評価でした。
微妙だったポイント:装着感は個人差あり。値段の高さもネック
- 個人差あり?長時間使用していると耳が痛くなる
- フィット感を調整しようとするとタップ操作で誤作動することがある
- 性能は文句なしだが、値段が高い
一方で気になったのが、MOMENTUM True Wireless 4の装着感。検証時は2時間ほど使い続けたころに耳が痛くなってきたので、人によっては長時間の使用に向かないかもしれません。
また、MOMENTUM True Wireless 4は5万円近い価格で販売されており、ワイヤレスイヤホンとしてはかなり高級。音質や機能面、デザインを見ると値段は相応ですが、イヤホン初心者や学生にとってはなかなか手が出しづらいのが難点です。
関連記事:【聞き比べて検証】高音質な完全ワイヤレスイヤホン23選おすすめランキング!
関連記事:ゼンハイザーACCENTUM True Wirelessを実機レビュー!音質やノイキャンを徹底検証
MOMENTUM True Wireless 4を買うべき人
- 音質の良さにこだわりたい人
- ナチュラルなサウンドが好みな人
- 幅広い音楽を聞く人
- 自然なノイキャン効果を求める人
- 耐久性・機能性の高いイヤホンが欲しい人
MOMENTUM True Wireless 4は、高音質と優秀なノイズキャンセリング機能を備えた高級ワイヤレスイヤホン。聴き心地の良いクセのない音質と、圧倒的没入感を味わえる立体サウンドを感じられます。ジャンルを問わず幅広い音楽を聞く人におすすめ。
また、MOMENTUM True Wireless 4は風切音防止モードやアプリで細かく調整できるイコライザー機能も優秀で、あらゆるシチュエーションで自分好みの音楽体験を楽しめます。さらに、マルチポイントやIP54の防塵・防水性能など、イヤホンの機能性・耐久性にこだわる人もぜひチェックしてみてください。
MOMENTUM True Wireless 4をおすすめしない人
- 安さ重視の人
- コンパクトなイヤホンが欲しい人
できるだけ安いイヤホンが欲しい人にとって、MOMENTUM True Wireless 4の5万円弱という価格の高さはネックです。値段相応のスペックは備えているものの、そこまでの機能や音質を求めていない人にはオーバースペックかもしれません。
また、MOMENTUM True Wireless 4は、近年のワイヤレスイヤホンの中では、充電ケース・イヤホンともにサイズがちょっぴり大きめ。持ち運びに不便があるレベルではありませんが、とにかく小型・コンパクトなイヤホンを探している人には不向きです。
関連記事:【騒音対策に】ノイズキャンセリングイヤホン23選!聴覚過敏にもおすすめ
関連記事:マニアが選ぶ!重低音イヤホンおすすめ24選!コスパ最高・高機能モデルも
関連記事:【ノイキャン最強】BOSEイヤホンおすすめ7選!ワイヤレス&有線の人気機種を比較
【前モデル3との比較も】ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4のスペック
MOMENTUM True Wireless 4 | MOMENTUM True Wireless 3 | |
価格 | 49,940円 | 39,930円 |
サイズ | 70.1×44.6×34.8mm | – |
重量 |
|
|
ドライバーユニット |
|
7mmダイナミックドライバー |
対応コーデック |
|
|
再生周波数 | 5Hz~21,000Hz | 5Hz~21,000Hz |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.4 | Bluetooth5.2 |
防水性能 | IP54 | IPX4 |
再生時間 |
|
|
充電時間 | – | 1.5時間 |
ノイズキャンセリング機能 | ○ | ○ |
外音取り込み機能 | ○ | ○ |
ワイヤレス充電 | ○ | ○ |
マルチポイント | ○ | – |
- aptX Adaptiveの新機能であるaptX Losslessに対応
- ノイズキャンセリング機能が進化
- 防塵性能が追加!IP54でタフに使える
- Bluetooth5.4を搭載
- 最大再生時間が若干長くなった
- 2台までのマルチポイントに対応した
MOMENTUM True Wireless 4は、前モデルのMOMENTUM True Wireless 3からいくつかの進化を遂げています。特に大きな進化は前モデルでも期待されていたマルチポイントが搭載されたことで、最大2台のデバイスと同時に接続できるようになりました。
また、前モデルよりもさらに高精度になったアクティブノイズキャンセリングにより、周囲の騒音を効果的に低減、より自然なノイズ除去を行っています。
aptX Adaptiveの新機能であるaptX Losslessに対応したことや、防水性能しかなかったMOMENTUM True Wireless 3とは違い防塵性能が追加されたことも大きな特徴です。
関連記事:【史上最強?】ゼンハイザーMOMENTUM True Wireless 3を実機レビュー!装着感・音質・ノイキャンを比較評価
【実機で検証】ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4を徹底レビュー
MOMENTUM True Wireless 4のセット内容
- MOMENTUM True Wireless 4本体
- USB-Cケーブル
- イヤーピース(4種類)
- イヤーフィン(3種類)
- 取扱説明書
見た目は3とほぼ同じ!イヤホンの出し入れがしやすい
MOMENTUM True Wireless 4の見た目は、前モデルのMOMENTUM True Wireless 3とほぼ同じ。充電ケースにはファブリック生地が使われていて、上品なデザインに仕上がっていますよ。手触りにも高級感があり、検証したスタッフからは「シルバーの部分がおしゃれ」と高評価でした。
Appleの「AirPods Pro」と並べてみるとこんな感じ。サイズはAirPods Proが一回り小さく、MOMENTUM True Wireless 4の方が見た目にガッシリとした印象があります。
イヤホンの出し入れはスムーズ。収納する向きが分かりやすいので、とっさにイヤホンを外したときでもサッとしまえます。
イヤーピースのサイズが豊富でフィットテストあり!ねじ込む感じで装着すると◎
MOMENTUM True Wireless 4には、イヤーピースが4サイズ、イヤーフィンは3サイズ付属しています。
アプリでのフィットテストが可能で、耳に適した音量に調整したり、耳にしっかりとフィットしているかを確認できます。
ねじ込む感じで耳に装着するとピタッとハマりました。しっかりと装着できたときの安定感は抜群に良く、ワークアウトや通勤中でも安心して使えそうな印象です。
ただし実際にスタッフが検証時にデフォルトのイヤーピースとイヤーフィンで試したところ、「良好」との結果が出たのに使用中に落ちてしまうことがありました。
イヤーピースを1つ小さいサイズに変更することでバッチリのフィット感になったので、ある程度自分の感覚で試してみるのが良さそうです。
また、今回の検証では2時間ほど使用していると耳に痛みを感じることがありました。装着感自体はとても良かったですが、人によっては長時間の連続使用は避けたほうがいいかもしれません。
期待通りの高音質!立体感たっぷり&見事なサウンドバランス
MOMENTUM True Wireless 4はゼンハイザー独自の7mmダイナミックドライバーを搭載しており、中音域の解像度や音の広がりに強いのが特徴。ここでは、実際にスタッフがMOMENTUM True Wireless 4の音を聞いて、各音域や立体感について詳しくレビューします。
高音域
Norah Jonesのような女性ボーカルのジャズミュージックでは、高音域がスーッと伸びるような響きが感じられました。アップテンポのJ-POPでは若干のこもり感やガチャガチャ感を感じることもありましたが、曲の特性が素直に表現されているからかもしれません。
中音域
MOMENTUM True Wireless 4の強味ともいえるのが、高解像度のくっきりとした中音域。ボーカルの声が埋もれることがなく、バランスの良いサウンドを再生してくれました。
低音域
低音域では、ずしんずしんと響く力強さを楽しめます。ギター・ベース・ドラムの響きなど、重低音の強いロック曲であるONE OK ROCK「The Biginning」では迫力あるサウンドを感じられました。
BTS「Butter」のように中~低音域のバランスが良い曲だと、立体感とあわせて臨場感のある響きを楽しめます。
立体感
全音域に音圧があるMOMENTUM True Wireless 4は、立体感が抜群!イヤホンのフィット感によっても聴き心地が変わり、しっかりと装着すると立体感が増してきれいに聞こえました。
特にイヤホンが耳にしっかりと密着している状態でノイズキャンセリングをオンにすると、音の広がりがすばらしく気持ちよく音楽を聴けました。
相性のいいジャンル
MOMENTUM True Wireless 4は、低音域~高音域のバランスがよく、どんなジャンルの曲でもきれいに響く印象です。J-POP・ロック・EDM・ジャズなど、オールジャンルの曲を楽しめます。
重低音の効いたEDMのドンシャリサウンドは若干しゃりしゃり感を感じることもありましたが、耳へしっかりとフィットさせることできれいに聞こえるようになりました。装着感にこだわることが重要だったため、没入感を重視したい人は参考にしてみてください。
3機種聞き比べ!SONYやBoseの人気イヤホンと音質比較
今回は、SONYの「WF-1000XM5」とBoseの「QuietComfort Ultra Earbuds」と音質を聞き比べしました。3機種ともAndroidスマートフォンで再生し、音量大きめ・ノイズキャンセリングONの状態で検証しています。
機種 | 印象 |
MOMENTUM True Wireless 4 |
|
WF-1000XM5 |
|
QuietComfort Ultra Earbuds |
|
MOMENTUM True Wireless 4は、迫力と立体感がありながらも品のあるサウンドだと感じました。一方で、SONYは全体のバランスがよく、総合点が高い印象。Boseは立体感の迫力がすばらしく、低音のパワフルさも強かったです。
ただ、どれも各メーカーの上位機種なだけあって、3機種にそこまで大きな差はありませんでした。どのイヤホンもイコライザーで音質を調節できるので、カスタマイズすれば自分好みのサウンドを楽しめますよ。
関連記事:SONYのハイエンドイヤホンWF-1000XM5を徹底レビュー!ノイキャン性能や進化ポイントは?
関連記事:圧倒的な臨場感!Bose QuietComfort Ultra Earbudsを実機レビュー!ノイキャン・音質が最高過ぎた
aptXの高音質コーデックで聴き比べ!対応機種で聞くと音の迫力が増す
今回は、MOMENTUM True Wireless 4の音質を存分に堪能するために、iPhone14ProとaptX対応のXperia5で高音質コーデックの聴き比べをしてみました。検証はAmazon Musicのultra HD、ATOMOS対応の音楽で比較しています。
iPhoneでも十分きれいな音質を楽しめるので、最初は驚くほどの変化はない印象でした。ただ、サビの部分や低音が響き渡るようなときにはやはりaptXの方が迫力が増して違いを感じました!
よりこだわった音質で楽しみたいなら、aptXで再生するのがおすすめですよ。
ノイキャン効果抜群!高音質サウンドにより没入できる
MOMENTUM True Wireless 4は、周囲の状況に応じてノイズキャンセリング効果を自動調整してくれる「アダプティブノイズキャンセリング(ANC)」を搭載しています。
基本的なノイキャン性能についてはホワイトノイズや圧迫感もなく、没入感はバッチリ!自然に音楽に入り込めるのが高ポイントでした。
アプリではアダプティブノイズ除去のオン、オフ、風切音の防止の3つから選択できます。
風切音の防止を外で実際に使用してみたところ、実際にオンにするとゴーッという音が消えて雑音みたいな音が静かになりました。エアコンの室外機の前で検証しましたが、違いがよく分かりしっかりと効果を確認できました。
トランスペアレントモード(外音取り込み)は設定によって聞こえ方が変わる
MOMENTUM True Wireless 4のトランスペアレントモード(外音取り込み)は、設定によって聞こえ方が変わる印象。
トランスペアレントモードをオンにすると音楽停止中は自分の声がこもらず喋れましたが、音楽を再生しながら喋るとやや声がこもって聞こえます。相手の声に関してはトランスペアレントモードなら音楽を流していてもしっかり聞こえましたよ。
また、ノイズキャンセリングの設定でアダプティブノイズ除去をオンにしていると、外音は聞こえるけど自分の声はこもってやや喋りにくく感じました。
アプリでは、トランスペアレントモードの強さの調整が可能です。また、トランスペアレントモードに切り替えたときに、再生中の音楽を「停止するか」「再生したままか」の設定もできます。シチュエーションに応じて使い分けてみてください。
マイク音質も検証!クリアな音で声が聞き取りやすい
MOMENTUM True Wireless 4は、マイク音質も優秀。実際に仕事のオンラインミーティングに使ってみると、参加者からは「音がクリア」「声が聞き取りやすい!」とかなりの高評価でした。リモートワークや電話の機会が多い人には嬉しい性能ですね。
実際のマイク音声は以下を参考にしてみてください。
音漏れはほぼゼロ!最大音量にしても気にならない
イヤホンを選ぶ上で気になるのが、音漏れ。Android・iPhoneの両方で実際に検証したところ、最大音量にしてもほぼ気になりませんでした。MOMENTUM True Wireless 4は音量を上げても音がそこまで大きくならず、感覚的には最大にしても普段でいう半分より気持ち上くらいかなという程度です。
接続の安定性◎音の途切れや接続不良のトラブルなし
MOMENTUM True Wireless 4は、最新のBluetooth5.4に対応しており、接続の安定性や音質を向上しています。 実際に検証中は音の途切れや接続不良がなく、快適に使用できました。
バッテリー持ちはケース込みで最大30時間!充電もスピーディーで快適
MOMENTUM True Wireless 4は、イヤホン単体で最大7時間(ANCオン)、充電ケース込みで最大30時間の連続使用ができます。
実際に検証したところ、100%からノイズキャンセリングやトランスペアレントモードを切り替えつつ2時間使用したところで残量は70%でした。使い方によって減りは変わりそうですが、ほぼ公称値通りの数字でしっかり使えそうです。
また、MOMENTUM True Wireless 4は、8分で1時間分の充電ができるクイック充電に対応。実際に試してみると、8分間で20%バッテリーが回復しました。
さらにワイヤレス充電にも対応しているため、充電器に置くだけでスマートにバッテリーを充電できますよ。
操作性ばっちり◎音でタップした回数が分かるのがGOOD
MOMENTUM True Wireless 4は、イヤホンを指でタップして操作します。タップしたときには「ピッ」と音が鳴り、タップした回数に応じて音が高くなるため、反応しているかどうかが分かりやすいですよ。
ただし、反応が良すぎるせいか、イヤホンの位置を直したときに誤作動してしまうことがありました。とはいえ最初にしっかり耳にフィットさせればズレにくいイヤホンなので、そこまで不満は感じませんでしたよ。
アプリでは、操作を自由に割り当てられ、自分好みにカスタマイズできます。主な操作方法を下記にまとめているので、ぜひ目を通しておいてください。
機能 | 操作方法 |
音楽の再生/停止 | 右or左を1回タップする。 |
曲送り | 右を2回タップする。 |
曲戻し | 左を2回タップする。 |
音量を上げる | 右を長押しする。 |
音量を下げる | 左を長押しする。 |
ノイズキャンセリング | 左を1回タップする。 |
トランスペアレントモード | 左を3回タップする。 |
音声アシスタント | 右を3回タップする。 |
IP54の防塵・防水性能◎アウトドアやスポーツに使いやすい
MOMENTUM True Wireless 4は、IP54の防水・防塵性能を備えています。前モデルにはなかった防塵性能が追加されているので、砂ぼこりが舞う屋外での使用も安心。アウトドアやワークアウト、雨の中の通勤など、シチュエーションを問わずに使えます。
編集部
専用アプリあり!イコライザーなどのカスタマイズ機能が充実
MOMENTUM True Wireless 4は、ゼンハイザー公式アプリ「Smart Control」に対応しています。アプリでできることは、下記の通りです。
- イコライザー設定
- トランスペアレントモード設定
- アダプティプノイズキャンセリング設定
- サウンドゾーン設定
- タッチコントロール設定
- バッテリー残量の確認
- フィットテスト
- サウンドパーソライゼーション
- 各種設定など
イコライザーは、ロックス・ポップス・ダンス・ヒップホップなどの既存のプリセットを設定可能。自分オリジナルのプリセットを保存しておくこともでき、ジャンルや気分に合わせたカスタマイズを楽しめます。
また、MOMENTUM True Wireless 4は新機能であるサウンドパーソライゼーションに対応しています。サウンドを自分好みに最適化できる機能で、「もう少しドラムの音を抑えたい」「低音を若干強くしたい」など、より細かな調整が可能となりました。音質にとことんこだわりたい人はぜひ活用してみましょう。
ただアプリの機能面で問題はありませんでしたが、検証中はイヤホンとすでにペアリングできているのにアプリが起動できないことが何度かありました。この場合はイヤホンを一旦ケースに入れることで解決できます。
マルチポイントは切り替えがスムーズでかなり便利
MOMENTUM True Wireless 4は、待望のマルチポイントに対応しており、最大2台のデバイスを同時に接続できます。
デバイスをシームレスに切り替えられるので、スマートフォンを2台持っている人やパソコンを使うことが多い人に嬉しい機能。 実際に使ってみると、接続や切り替えはかなりスムーズ。通知がきたり動画を再生したりすると、自動的にデバイスが切り替ってくれて便利でした。
ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4の口コミ・評判
ここまでPicky’s編集部によるレビューを紹介しましたが、ここからは実際に商品を購入した人の口コミを紹介します。いい口コミ・悪い口コミの両方をまとめているので、購入前にチェックしておきましょう。
MOMENTUM True Wireless 4のいい口コミ
- 装着感がよく、聞き疲れがないから長時間使える
- 高音が耳に刺さらず、ストレスなく音楽を楽しめる
- 3よりも電池持ちが良くなった
まず印象的だったのが、「聞き疲れしにくいサウンド」「高音が耳に刺さらない」といった音質についての口コミ。MOMENTUM True Wireless 4は、ゼンハイザーらしい高解像度かつ立体感のあるサウンドが特徴で、ストレスなく音楽を楽しめます。
また、「前モデルのMOMENTUM True Wireless 3よりバッテリー持ちがいい」との口コミも見られました。MOMENTUM True Wireless 4は、イヤホンと合わせて最大30時間の連続使用時間を叶えており、長時間の音楽鑑賞・動画視聴にもおすすめです。
MOMENTUM True Wireless 4の悪い口コミ
- 見た目が前モデルと一緒なのが残念
- イヤーピースがさらさらの質感でズレやすい
一方で、「MOMENTUM True Wireless 3と見た目が同じなのが残念」「真新しさがない」といった口コミがありました。MOMENTUM True Wireless 4のデザイン・サイズは前モデルとほぼ同じ。新モデルとしては新鮮味がないと感じてしまう人もいるようです。
また、「イヤーピースがさらさらすぎる」「耳からズレやすい」との口コミも。装着感が気になる人は、イヤーピースとイヤーフィンのサイズを1度調整してみたり、サードパーティー製の他のイヤーピースに交換してみるのがおすすめですよ。
ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4と一緒に買うと便利なもの
ここでは、MOMENTUM True Wireless 4と一緒にチェックしておきたい商品を紹介します。iPhoneで高音質コーデックが再生できるようになるアイテムやおすすめのアクセサリーなど、あると便利な人気アイテムをピックアップしていますよ。
iPhoneでもaptXが使える「BTD 600 Bluetoothアダプタ」
BTD 600は、ゼンハイザーの製品向けに開発されたBluetoothドングル。Bluetooth機能のないデバイスでも、MOMENTUM True Wireless 4の無線接続ができます。また、パソコンやiPhoneで高音質コーデック「aptX Adaptive」が再生できるようになります。
Amazonでは、MOMENTUM True Wireless 4本体にBTD 600が付属したバンドルセットも販売されています。「iPhoneで高音質サウンドを楽しみたい」「遅延や音ズレを軽減したい」という人はぜひチェックしておきましょう。
本体の着せ替え&傷対策ができる「充電ケースカバー」
「充電ケースの見た目が気に入らない」という人には、MOMENTUM True Wireless 4対応の充電ケースカバーがおすすめ。充電ケースに装着して、見た目の着せ替えができるアイテムです。シリコン製のものが多く、充電ケースの傷・汚れ防止にも役立ちますよ。
ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4のよくある質問
MOMENTUM True Wireless 4はどこで購入できる?
MOMENTUM True Wireless 4のカラーバリエーションは?
ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless 4レビューまとめ
- MOMENTUM True Wireless 4は前モデルから進化したワイヤレスイヤホン
- 圧倒的な高音質サウンドと優秀なノイズキャンセリング機能が魅力
- マルチポイントやタッチコントロールといった機能面もばっちり!
今回は、ゼンハイザーの「MOMENTUM True Wireless 4」についてレビューしました。MOMENTUM True Wireless 4は、音質にこだわる人や高性能のノイズキャンセリング機能を求める人におすすめの商品。ぜひ手に取って、音楽鑑賞や動画視聴を楽しんでください。
Photo By 内田大貴