DIY産業機械、農業機械、建築土木機械など幅広いジャンルの商品を販売しているハイガー株式会社。2009年に創業し、2024年現在では売上高30億円を達成。Amazon・楽天・Yahoo!などの大手ECサイトでランキング1位の商品も多数あり、注目を集めています。
今回はハイガー株式会社 専務 趙利強様にPicky’s編集部が独自インタビュー!創業の話からお客様への想い、今後の展望についてお話を聞きました。
目次
来日してハイガー創業までのきっかけ
編集部
趙専務:
まず私自身の話をさせてください。
私は中国人ですが、日本人である祖母を頼って、1997年に来日しました。その後は日本で料理人、設計、貿易などの仕事をしていました。
そんなある日、私が32歳の時に姉の旦那さんが肝臓がんで亡くなってしまいました。38歳という若さでした。
昔から実の兄弟以上に仲が良く、私の大学の学費も出してくれたり、本当にかわいがってくれた方でした。
だから亡くなる前に、「あなたの子ども2人は、必ず自分の子どもと同じように大学へ行かせる」と彼に約束をしました。
ですが、当時は自分の子ども1人と両親、そこにさらに姉の子2人を養うとなると会社の給料だけでは無理でした。
昼も夜もアルバイトをして働きましたが、それでも生活がやっとで全員を大学に行かせるお金は貯まりませんでした。だったら独立して会社を興し挑戦してみようと、奥さんと一緒に2009年に創業したのがハイガーです。
創業時から「お客様に役に立つことで商売が成り立つ」に向き合った
編集部
趙専務:
ハイガーの創業当初は、色々な商品の輸入事業からスタートしました。
「お客様の役に立つことで商売が成り立つ」と考えていたので、お客様が困っていること、必要なものは何かと常に考えていました。
例えば、除雪機販売のきっかけは仙台の大雪です。
私の奥さんは仙台に実家があるのですが、毎年車が埋もれるくらい雪が降って除雪が大変だという話を聞いていました。
当時、除雪機は今ほど一般的ではなく、楽天市場で「除雪機」を検索してもほとんど出てこないくらい探すのが大変でした。しかも、見つかったとしても価格は車1台分程度と非常に高額でした。
そんな状況で困っている人の役に立ちたいと思い、安くて良い除雪機を製造しようと思ったんです。
小さい倉庫も借りられず、苦労も多かった
編集部
趙専務:
そうですね。例えば2009年に創業したものの、当時中国人である私の名前では小さい倉庫の契約すらできませんでした。
不動産屋さんには「日本人になら貸せるが、中国人に貸すのは難しい。」と言われてしまったんです。
ただ、当時不動産屋さんが不安に思っていた気持ちもわかります。当時はそういう時代だったんです。その時の不動産屋さんにも葛藤があったと思います。
リーマンショック・東日本大震災時で資金繰りが厳しくても「人のために」を貫く
編集部
趙専務:
ありますよ。例えば、2009年創業当時は2008年のリーマンショックの余波もあり、経営が非常に厳しく、ハローワークへ仕事を探しに行った時期もありました。もうこのままでは食べていくことができないと。
創業して3年目まではそんな感じで経営的にギリギリの状態が続いたのですが、その直後に東日本大震災が起きました。
当時、震災直後の被災地では停電で困っている人や地域がたくさんあり、そのため定価3万円の発電機がオークションで20~30万円で売られているような状態でした。その価格でも売れてしまうほどみなさん困っていたのです。
その時はハイガーの経営が苦しかったこともあり、スタッフからも「発電機の在庫は高く売れるオークションで売ろう」という声が出ました。
趙専務:
ですが、奥さんの実家の仙台も被災して停電で困っているという話も聞いてたし、ほかにも災害で困っている人がいる中で、「高く売れるから」という理由で値段を釣り上げて販売するのはどうしても許せなかった。
資金繰りが厳しい時期でしたが、発電機はもちろん、そのほかガソリン用の携行缶なども値上げをせず定価で販売を続けました。
また、福島のとある企業から不足しているガソリン携行缶を仕入れたいとの連絡がありました。Webで検索したらハイガーが出てきたとのことです。困っている人の助けになりたいと大量に仕入れを行い納品ができたことで、私たちの資金繰りも安定しました。
編集部
趙専務:
はい、私が東日本大震災の時で感じたのは、お客様の立場になって頑張るということです。
利益を重視するよりも誠心誠意、人の役に立つ事が企業の姿勢として大事なのだと思っています。
苦しい時でも絶対に逃げ出さない理由
編集部
趙専務:
たくさんありますよ!例えば、創業3年目に長野県と新潟県の郵便局へ除雪機を大量に納品したのですが、納品後大きなクレームをいただいてしまったんです。
日本で使える商品を目指して研究と改善を繰り返して製造した自信作だっただけに非常にショックでした。
このときはさすがに悔しくてトイレにこもって一人で泣いてしまいました。
ただ、今思えばこのクレームはその後の製品改良のきっかけになり、結果的に製品の品質向上につながったので良かったと思います。
趙専務:
それ以外にも数えきれないほど問題や悩みがたくさんありました。余りに辛くて、あるとき親に「もう辞めたい」と言ったこともあります。
すると親は「逃げるのは簡単。でも経営を辞めて別のとこ行っても今のままどうせまたすぐ辞めるよ。なんで自分のせいじゃなく、人のせいにするの」と怒られたんですよ。
確かに当時は、トラブルの原因を人や環境のせいにすることも多かったと思います。
親のこの言葉を受けて以来、「これからは絶対に逃げない・お客様に背中を向けない」と決めました。
それで今は「辛い時ほど立ち向かう、死ぬなら前のめりで死んだ方がかっこいい」という考え方になって、必死に商品改良を重ね、それまでに迷惑を掛けてしまったお客さまに対しても、新しい製品を使ってもらえるように向き合い続けました。
編集部
趙専務:
はい、クレームやトラブルを乗り越えたからこそ今のハイガーがあります。
今までの経験を通じて分かったことは、お客様への責任感を持つこと、迷惑をかけてしまう事に対し申し訳ないと思うことが大切なのだと。
そうしないと人間は進歩しません。だから今も「もっとお客様に役に立つ会社を作る」という信念を持って会社を運営しています。
なぜハイガーはお客様第一にこだわるのか?
編集部
趙専務:
私は中国人なので、来日した当時は言葉や文化の違いでものすごく苦労したんです。ですが、周りの人やお客様に恵まれ、いつも周囲の人たちに助けてもらいました。
起業したての頃は5万円の商品を売るのにも苦労したのに、今では150万円の商品も売れる。
ハイガーがここまで成長できたのは、私を助けてくれた周りの人たちのおかげであり、お客様の励まし、笑顔があったからです。
趙専務:
今でも展示会に出展すると、お客様や友人が差し入れを持って会いに来てくれます。それも1人2人ではありません。たくさんの人が会いに来てくれるんです。
だからこそ今も昔も、お客様の役に立つ商品をどんどん提供したい、利益よりもお客様に喜んでもらいたいです。
もっとたくさんの人に役に立ちたいから、商品作りの際にはハイガーの女性スタッフにも協力してもらって性別問わず使いやすい商品かという目線も大切にしています。
ハイガーの強みは、安価なのに高い性能と充実したサービス
編集部
趙専務:
他のメーカーに比べて非常に安価ですが、性能は高く、しかもアフターサポートをはじめとしたサービスが充実している点です。
また、ハイガーは自由なメーカーなので、お客様に喜ばれる商品、求められている商品を自由に製造できる点ですね。
例えば、除雪機はエンジンタイプが多いのですが、ハイガーはメリットの多い電動タイプも作っています。ハイガーの電動除雪機は毎年品質改良を重ねており、エンジンタイプにも負けない性能と使いやすさがあると自負しています。
編集部
趙専務:
電動はエンジンよりも回転を1.3倍早くできるため、雪の詰まりが少なくなります。
さらに軽くて女性も使いやすいですし、ガソリンやオイルを使わないのでエコで経済的、保管場所も気にしなくていいとメリットが多いです。静かに除雪ができるので住宅街でも気にせず使えます。
また、普通の除雪機だと毎年点検が必要なところ、電動ならこまめなメンテナンスは不要です。
※参考:ハイガー公式オンラインショップ
編集部
趙専務:
他社で言うと例えば、とある大手のメーカーさんはエンジンメーカーだからか電動タイプの除雪機を作ってないんですね。そういう意味では、電動除雪機を扱っていること自体が差別化になっています。
ハイガーでは、今後AIを搭載したハイガー独自の商品開発を行うなど、よりお客様の役に立ち、時代の一歩先を走る、誰もマネできない企業になりたいなと思っています。
編集部
趙専務:
そうですね。ただ、常に新しいことに投資をしているせいで貯金はできていません。(笑)
目指すのは自動車業界の「軽」
編集部
趙専務:
ありがとうございます。ハイガーは「安価で、かつ必要十分な性能を持った商品」を目指しています。
例えるならヤマハさんやホンダさんは高級車で、ハイガーは軽自動車です。高級車と軽自動車では「走る」という機能は一緒でも、購入する目的や求められている機能、価格帯が全く違うので、一概にどっちが良いとは言えないですよね。
編集部
趙専務:
もちろんヤマハさん・ホンダさんもお客様のことをしっかり考えている良いメーカーです。除雪機も非常に高性能ですが、価格を含めて考えると必ずしもお客様全員のニーズに合うわけではありません。
一方でハイガーは大手メーカーに比べ圧倒的に安価ですが、多くのお客様が満足、納得する品質は維持しています。
なので、単純に大手メーカーと性能だけを比べるのではなく、価格も含めたトータルバランスで比べて欲しいと思っています。
例えば、お客様にはまずブランド名を見ずに商品を試してみてほしいですね。その状態でハイガーの製品を使ってもらえば、「こんなに使いやすいのにこんなに安いの?」と、クオリティの高さにきっと驚いてもらえると思います。
安さで選ぶと失敗する。お客様に合う商品選びが大切
編集部
趙専務:
はい、商品は「高いから良い」ではありません。ただ、それは逆に「安ければ満足」でもありません。
もちろん安い方が良いですが、価格よりも何よりもまずは「お客様に一番合った商品かどうか」が一番重要です。
私もそうですが、買い物をする時にどうしても単純に安い方を選んでしまいます。でも安いからという理由だけで商品を買ってしまい、失敗したことも多いです。
お客様が「安いから」という理由だけで自分に合わないハイガーの商品を買ってしまうと、本当に申し訳なく思います。
趙専務:
例えば、除雪機だと使う地域の雪質・積雪量・除雪幅・投雪距離によって選ぶべき除雪機が全然違います。
もし環境に合わない除雪機を選んでしまうと、思うように除雪ができません。
そうなるとお客様も「せっかくお金を払ったのに…」とがっかりしてしまいますし、2度とハイガーの商品を選んではもらえないでしょう。
ハイガーの商品は価格以上の性能を持っていて、コスパには絶対の自信があります。自分に合った商品を選んでもらえさえすれば、必ず納得してもらえるはずです。
そのために、お客様に商品選びのサポートを充実させたいと思っています。
お客様からの口コミで印象的なものは?
編集部
趙専務:
「ハイガーの除雪機が気に入ったので、6台買いました」や「安くて助かっています。ハイガーさんに足を向けて寝れないです。」など、嬉しい口コミや電話を直接いただきます。
あとは「他のメーカーは高くて買えないけど、ハイガーさんのなら同じ性能で手が届く商品が多く助かっています」や「ハイガーさんの商品にもっと早く出会いたかった」と言っていただけて、本当にありがたいと思います。
ハイガーのメンテナンス・アフターフォローの取り組みは?
編集部
趙専務:
商品には1年保証がついており、保証期間内は無償で修理対応させていただいています。さらにオプションで2年保証も提供可能です。
万が一故障してしまった時は北海道から九州まで、日本全国50か所に展開している修理店に持ち込んでいただければすぐに修理させていただきます。
持ち込みが難しいお客様は、群馬県にあるハイガー本社へ送ってもらえば修理できますので、お客様の好きなほうを選んでいただければと思います。
編集部
趙専務:
そうですね、保証期間後の修理費用に関してもハイガーは業界最安値だと思います。
一般的なメーカー修理だと1時間6,000〜8,000円くらいかかるのですが、ハイガーは3,500円です。修理期間も他社なら早くても1週間以上かかりますが、ハイガーはすべて1週間以内で修理しています。
しかもハイガー本社のある群馬県は日本の中間にあるので、日本全国どこから送っても送料が安いはずです。製品も購入後のメンテナンスも安く提供したい、そう思っています。
編集部
趙専務:
ハイガーは製造から販売までを自社で一貫して行っています。
中間業者を通さないため、余計なマージンもなく修理などのアフターサービスもスピーディに対応可能です。
また1万5,000点以上常備しているアフターパーツをアッセンブリ(*1)にして、コストを抑える工夫も行っています。
*1:アッセンブリ「『複数のものを集めて1つにまとめる』『複数の部品から1つの製品を組み立てる』作業を指す用語」
編集部
お客様が自分でメンテナンスする時のサポートもしたい
編集部
趙専務:
自分でメンテナンスや組立ができるよう、ハイガーはYouTubeでメンテナンス動画を配信しています。
趙専務:
例えばお客様からよくご相談いただく、「除雪機に石が詰まった」や「回転しない」、ほかにも「雪が飛ばない」といったトラブルの対処方法から、オーガ交換方法、清掃などのメンテナンス方法まですべて動画で配信しています。
編集部
趙専務:
ありがとうございます。口コミで「YouTube動画を見ながらメンテナンスしたら、意外と簡単にできた」というお声もいただいているので、今後も動画配信はもっと充実させていきたいなと思っています。
もしメンテナンスに悩んだら、動画だけではなくカスタマーサポートに電話やメールを頂ければ対応致します。
今後さらに充実させたいサービスとは?
編集部
趙専務:
今後は、修理のために代理店へ持ち込んだり送ったりせず、お客様がいつでも安心して除雪機を使えるよう訪問修理対応も考えています。
ほかにも、今は半完成品の除雪機を送ってお客様に組み立ててもらっているのですが、これを完成した状態でそのまま送れるように体制を整えています。
お客様に喜んでいただく、不安な気持ちにさせないことを信念にしているので、訪問修理や完成品のお届けだけではなく、そのほかのサービスももっともっと充実させていく予定です。
編集部
実際にハイガーのサポートセンターに修理相談をした様子を体験レポートしてみました!実際のサポートセンターとのやり取りや、実際の流れを紹介しているので、ぜひご覧ください。
関連記事:【修理体験記】ハイガーの除雪機をサポートセンターに相談して実際にメンテナンスしてみた!
ハイガーが悔しく感じていること
編集部
趙専務:
いっぱいありますよ。まずは先ほどお話したように、お客様に最適な商品選びをしてもらうためのサポート強化が急務です。
ハイガーにはたくさん優秀な商品がありますが、お客様の悩みに合った商品を選んでもらわなければその商品の良さが発揮できません。
もっとお客様にピッタリの商品選びをサポートできれば、お客様の悩みをもっとスムーズに解決できるのに、と心苦しい思いは常にありますね。
編集部
趙専務:
そうなんです。せっかくハイガーの商品を買っていただいたのに、使えないと思われてしまったら本当に申し訳ないです。
ハイガーの商品は大手メーカーよりも圧倒的に安く、それでいて品質は遜色ないレベルですが、どんなに良い商品でもお客様に合わなければ結局残念な買い物になってしまう。なので、あとは商品選びをどうサポートしていくかが、ハイガーの今後の課題です。
商品選びの失敗を無くすために「対面販売」を強化したい
編集部
趙専務:
除雪機の選び方を詳しく説明しているページをご用意しました。
参考:除雪機の選び方|ハイガー公式
趙専務:
あと、現在はインターネットでのEC販売がメインですが、今後は対面販売も強化していく予定です。
現在のメインであるインターネットでの販売は、お客様が一方的に商品を選ばなくてはいけません。
例えば除雪機の場合、「自分の地域の雪質に合った最適な除雪機の選び方は?」と悩まれる人も多いです。
対面であれば、除雪機のプロフェッショナルがお客様の悩みを直接お伺いできます。そうすれば、必ずお客様の悩みを解決できる商品の提案ができるでしょう。
編集部
趙専務:
そうだと思います。なので、対面販売強化のために、人材採用も強化しています。
高価な除雪機は、個人でそう何度も買うことはないでしょう。だからこそ、対面販売でお客様の悩みを完璧に解決できるようにして、最適な除雪機を提供できればと思っています。
編集部
趙専務:
もちろん大丈夫です。除雪機などは高価な商品が多いので、悩むことも多いと思います。悩んだ時は遠慮せずにサポートセンターへご相談ください。
大事なのはお客様に背中を向けないこと
編集部
趙専務:
利益よりもお客様に喜んでもらうこと。そして商売の中でお客様に背中を向けないことです。売れるものを売るのではなく、お客様が必要なものを作り出すことを大事にしています。
また、ハイガーの商品が故障してしまい、修理でお客様に迷惑をかけてしまう事もありますが、そんなときは必ずお客様にお話を聞き、対応やフォローを考えてお客様にしっかりと回答する事を心がけています。
課題やトラブルを1個1個解決していけば、今のお客様にすぐに恩返しができなくても、次のお客様の問題はどんどん解決していけるはずです。
お客様に何が役に立つか?が商品展開を決める
編集部
趙専務:
お客様に何が必要か、何が役立つかを第一に考えて展開しています。例えば、除雪機を買ったお客様から「薪割り機はありますか?」と問い合わせをいただいたことがあります。
そのお客様は自宅に薪割り機がなく、仕方なく手で割っているとのことでした。その話を聞き、何とかしたいと思いハイガーで薪割り機の販売を開始したんです。
趙専務:
今ハイガーが発売している商品たちは、基本的にすべてお客様の「困った」を聞いて、「役に立つ商品を提供したい」との思いがきっかけで販売を開始しています。
例えば、コロナの時に室内用トレーニングバイクの販売を始めました。外出自粛の時代だからこそ運動不足に悩むお客様に役に立ちたいと思い発売を開始したのもありますね。
編集部
ハイガーはこれから、売上を10倍・100倍にもできる
編集部
趙専務:
今のハイガーは売上30億ですが、いずれ300億にも3,000億にもなれる企業だと自信をもっています。
なぜならそれだけお客様に対して真剣に向き合っているからです。なので、今後売上300億、3000億を目指したいと思っています。
私、ユニクロさんもニトリさんも好きなんですが、ユニクロさんは昔、山口県にある縫製屋で、ニトリさんは北海道にある家具屋だったんです。どちらも最初は小さな会社でした。
いまのハイガーも、群馬にある無名の機械屋に過ぎません。
趙専務:
ですが、価格や品質、サポートに優れたハイガーの商品をより多くのお客様に提供し、たくさんのお客様の信頼を得て、いずれユニクロさんやニトリさんのようにもっと多くのお客様に素晴らしい商品を提供できる企業に成長していきたいと思っています。
編集部
趙専務:
ええ、ありがたいことにグッドデザイン賞やYahoo!のエリアアワード賞もいただきました。これからももっとたくさんの人に認めてもらえるような会社になりたいですね。
現在は日本だけではなく、アメリカ、ベトナム、タイにも進出しており、今後さらに世界進出を目指します。
取材後記
取材する前は、除雪機のような産業機械やDIY用品を作り出す会社は、降雪地や農業関連の人のためのものだと思っていました。しかし今回取材してみて、ハイガーはお客様の役に立ちたい気持ちで商品を作り、販売し、そのお客様ひとりひとりの声が、今のハイガーを創り上げていると感じました。
お客様の声を大事にし、ニーズに合った商品を適正価格で安く販売しているのも成長の1つ。国内大手メーカーの製品の半額以下の価格で、保証やアフターサービスを充実させているためお客様の満足度も高いというもの頷けました。
SNSを見るとお客様の実際にハイガーの商品を使った感想や動画投稿も増えており、良い口コミも多い印象。
東日本大震災の時の話のほかに、能登半島地震でも除雪機の無償提供をしたりと被災地支援も行っており、お客様の役に立ちたい気持ちを改めて強く感じました。
創業者の趙専務の言葉からは本当にお客様を大事にしている姿勢と徹底的な考え方に感動する場面も多くありました。今後はさらに対面販売や組立販売など、さらなる挑戦を続けるハイガーに注目していきたいです。
Picky‘sでは、ハイガー製の除雪機をレビューした記事を公開しています。ぜひ参考にしてください。
関連記事:【実機レビュー】ハイガーの電動除雪機YS-GM921701は使えない?実際の口コミ・評判をまとめ
関連記事:【実機レビュー】電動の小型除雪機ハイガーSNE402を女性スタッフが検証!充電の持ちも紹介
関連記事:【実機レビュー】除雪機のハイガーHG-K1101Qは買い?最上位機種の感想
関連記事:【3機種で実機レビュー】ハイガーは本当に使えないのか徹底検証!ヤマハ・ホンダで比較
ハイガー株式会社とは?
2009年創業。産業機械・建築・土木機械・農業機械など幅広い製品を展開。
群馬県に本社があり、2022年に東京オフィスを開設。
2024年現在の売上は30億円。本社ではカスタマーサポート、修理、物流、撮影、マーケなどお客様や製品に関する業務を行う。
東京ではECサイトの販売やPRなどを行っている。
プレミアムブランドとして「YOTUKA(ヨツカ)」や、ドイツから世界中で愛用されている充電式機械ブランド「POWERWORKS(パワーワークス)」の日本独占代理店として提供している。
会社名 | ハイガー株式会社 |
住所 |
本社 東京オフィス |
代表者 | 代表取締役 板橋 晴美 |
公式サイト | https://www.haige.co.jp/ |
メールアドレス |