ケーブルを使わずにスマホやタブレットとワイヤレス接続できる「Bluetoothスピーカー」。充電しておけば場所を選ばず使えるので、いつでもどこでも気軽に音楽を楽しめます。
便利なBluetoothスピーカーですが、2,000円以下の安いモデルから3万円を超える高級モデルまで価格帯はさまざま。単純に高いものを選べば高音質とも限らないため、どれか迷ってしまうのではないでしょうか?
重低音や大音量を楽しみたい人におすすめのスピーカーも気になりますよね。
そこで今回は、人気のBluetoothスピーカー10商品を実際に使って徹底検証しました!使って比較したからこそわかる内容を記載しているので、ぜひこの記事を参考にして、自分に合ったBluetoothスピーカーを選んでみてくださいね。
目次
- 人気のBluetoothスピーカー10商品を実際に使って徹底検証!
- トレンドは迫力の重低音!よく聴く音楽に合ったBluetoothスピーカーの選び方
- 安い vs 高級!Bluetoothスピーカーの比較
- 高音質で高コスパ!Bluetoothスピーカーのおすすめ人気メーカー
- Bluetoothスピーカーおすすめ人気ランキング比較一覧表
- Bluetoothスピーカーおすすめ人気ランキング10選
- Bluetoothスピーカーは買うべき?メリットを解説
- BluetoothスピーカーはWi-Fiスピーカーと何が違うの?
- Bluetoothスピーカーの関連商品
- 人気のBluetoothスピーカーを実機で検証
- Bluetoothスピーカーのよくある質問
- Bluetoothスピーカーの人気売れ筋ランキングもチェック
- コスパ最強&おすすめのBluetoothスピーカーまとめ
人気のBluetoothスピーカー10商品を実際に使って徹底検証!




- 低音の響き方
- 高音のクリアさ
- ボーカルの声の聴こえ方
- 音の広がりや迫力
- 持ち運びのしやすさ
トレンドは迫力の重低音!よく聴く音楽に合ったBluetoothスピーカーの選び方
同じ音楽を再生しても、Bluetoothスピーカーによって聴こえ方は大きく異なります。最近では低音を重視したBluetoothスピーカーが増えていますが、自分がよく聴く曲とスピーカーの特徴が合っていないと、口コミがいい商品でもイマイチと感じる場合も。
Picky’s編集部では今人気の商品を実機で検証し、使ってみてわかったおすすめの選び方を紹介します。
いろいろなジャンルの音楽を聴くなら、JBLのBluetoothスピーカーがおすすめ
普段いろいろな歌手やジャンルの音楽を聴く人にはJBLのBluetoothスピーカーがおすすめです。JBLはアメリカ発祥の音響機器メーカー。
高音〜低音まで全体的にバランスがよく、どんな音楽も違和感なく聴けます。また重低音もしっかり響くので、低音重視の人も物足りなさを感じないでしょう。「コスパ最強」と感じる方も多いはず。
- 高音〜低音までバランスがいい
- ひとつひとつの音がクリアに聴こえる
- 重低音もしっかり響き、物足りなさがない
ポケットに入る小型サイズもJBLは低音がしっかり響いて迫力があり、高音のクリアさもありました。どれを買うか迷ったらJBLのBluetoothスピーカーを選んでみてください。
編集部
低音の響き方は商品によって大きく異なる。低音重視なら、1万円以上の商品がおすすめ
低音の響き方はメーカーやスピーカーによって大きく異なります。全体的に5000円前後の価格が安い商品は、低音重視の人には少し物足りなかったり、低音が不自然に強調されすぎたりしていました。
反対に1万円以上の商品の場合は、迫力のある重低音を楽しめる機種が多かったです。もちろんスピーカーによって重低音をそこまで重視していない機種もあります。各スピーカーの特徴の確認は必須ですが、迫力のある重低音を楽しみたい人は予算を1万円は確保して探すのがおすすめ。
据え置き or 持ち運び?音質も考慮してサイズを選ぶ
スピーカーの音質は大きさとほぼ比例します。大きいほど効率よく音を出せるため、音質がよかったり、音の広がりや迫力を感じたりします。
自宅でよく使い、かつ迫力のある音が好きな人は大きめのスピーカーを選ぶといいでしょう。1kg前後と500mlのペットボトル2本分ほどのスピーカーでも、あまり移動させないのであれば、高音質を楽しむのにおすすめです。
反対によく持ち運んで使う人は、500g前後までのスピーカーであれば片手で簡単に移動できます。使うシーンと音質を考慮して大きさを選びましょう。
関連記事:車内や屋外使用に!小型スピーカーおすすめ20選|コンパクトなのに高音質な人気モデルを厳選
アウトドアで使うなら「連続再生時間」が12時間以上を選ぶ
外出先でBluetoothスピーカーを使う場合は、バッテリーの連続再生時間が長いモデルがおすすめ。バッテリーの持ちは5〜30時間とスピーカーによって違いがあります。最近発売されたものは12時間ほどのモデルが多いです。
半日以上屋外で使うのであれば、12時間以上のモデルを選んでおけば安心。
機種によっては急速充電に対応しているものもあるので、素早く充電したい人はチェックしてみてください。
関連記事:高音質&大音量!アウトドア用スピーカーおすすめ26選|Bluetooth接続のポータブルタイプ
防水性・防塵もチェック!「IP67」ならあらゆるシーンで使える
Bluetoothスピーカーをお風呂場や外で使う方には防水・防塵性能があるタイプをおすすめします。
防水を確認する場合は「IPX〇」の〇の部分の数字に注目します。防塵の場合は「IP〇X」のPの右隣の〇の数字に注目してください。両方とも数字が高いと防御力が高いと覚えておきましょう。
最近のBluetoothスピーカーは塵埃の侵入がなく、一時的に水中に沈めても機器に問題がない、「IP67」の機種が増えています。アウトドアなどでも使う人は「IP67」と記載されたスピーカーを選ぶと安心ですよ。
防塵一覧
等級 | 特徴 |
IP0X | 保護されていない。 |
IP1X | 直径5cm以上の固形物やこぶし程度のものが侵入・接触しないように保護された状態。 |
IP2X | 直径1.25cm以上の固形物や指が侵入・接触しないように保護された状態。 |
IP3X | 直径0.25cm以上の固形物や工具が侵入・接触しないように保護された状態。 |
IP4X | 直径0.1cm以上の固形物や針金が侵入・接触しないように保護された状態。 |
IP5X | 塵埃を完全に防げるわけではないが、動作に弊害を起こす塵埃は防がなければいけない。直径0.1cm以上の固形物や針金が侵入・接触しないように保護された状態。 |
IP6X | 塵埃を侵入があってはいけない。直径0.1cm以上の固形物や針金が侵入・接触しないように保護された状態。 |
防水一覧
等級 | 特徴 |
IPX0 | 保護されていない。 |
IPX1 | 雨垂れ程度であれば防げる。 |
IPX2 | 雨垂れ程度であれば防げる。(IPX1よりは守れる範囲が広い) |
IPX3 | 雨垂れ程度であれば防げる。(IPX2よりは守れる範囲が広い) |
IPX4 | 水の飛沫や雨に対して保護された状態。いわゆる、防水機能。 |
IPX5 | 直接水や雨がかっかっても故障しない状態。 |
IPX6 | IPX5よりも強い圧力で、直接水や雨がかっかっても故障しない状態。 |
IPX7 | シャワーを浴びても耐えられる状態。 |
IPX8 | 30分以上水に浸しても耐えられる状態。 |
さらに音質にこだわるなら、Bluetoothのコーデックもチェック
コーデックとは、音声ファイルを圧縮する方式のことです。スマホなどからスピーカーにBluetoothで音声を送る際にコーデックを活用しています。コーデックには様々な方式があり、どのコーデックを選ぶかによって音質や音の遅延に影響があります。
ただ上位のコーデックがスピーカーに採用されていても、再生するデバイスも同じコーデックに対応している必要があります。
iPhoneはSBC・AACにしか対応していないので、iPhoneユーザーで音質にこだわるならAAC。Androidは複数のコーデックに対応しているため、aptX以上をチェックしてみてください。
コーデックは下記の一覧を参考にしてください。
コーデック名称 | 特徴 | その他 |
SBC | ・標準的な音質 ・音が遅延しやすい |
対応コーデックに表記が無い場合、ほとんどがSBC対応 |
AAC | ・SBCより音質が良い ・SBCより遅延が少ない |
主にiPhoneで対応している最高音質 |
aptX | ・SBC、AACより遅延が少ない ・CDに近い高音質 |
主にAndroidで対応している |
aptX LL | ・CDに近い高音質 ・aptXよりさらに遅延が少ない ・ゲームに向いている |
主にAndroidで対応している |
aptX HD | ・ハイレゾ音源のような高音質 | 主にAndroidで対応している |
LDAC | ・ソニーが開発した超高音質 ・遅延しやすい |
ソニー製品が多く対応している |
安い vs 高級!Bluetoothスピーカーの比較
Picky’s編集部では5,000円〜4万円ほどのBluetoothスピーカーを実機で検証し、安いスピーカーと高いスピーカーを比較しました。実機で音質の違いもチェックしています。価格によって下記の傾向があるので、予算に合わせて選んでみてください。
安いスピーカーの特徴(5,000円ほど)
- 連続再生時間や防水性能は高価格の商品に引けを取らないモデルもある。
- 軽量、コンパクトなモデルが多い。
- 低音が強調されていて、高音が聴きにくい傾向。
- 低音の響き方はメーカーやスピーカーによってばらつきがある。不自然に強調されていたり、物足りなさを感じたり。
- 楽器の音など、細かな音はつぶれてしまって聴こえない。
安いスピーカーは、高い製品と比較すると音質は劣りますが、連続再生時間や防水性能は高価格の商品と比べても劣っていません。
むしろ高価格のスピーカーよりも連続再生時間が長い商品もありました。細かな音はつぶれてしまって聞こえないことがありましたが、コンパクトで軽量な安いモデルも多いので、アウトドアで使ったりよく持ち運んで使ったりする人にはおすすめです。
高いスピーカーの特徴(1万円以上)
- 高音質なスピーカーは本体も大きくなりがち。
- ひとつひとつの音がクリアに聴こえる。
- 高音〜低音までどの音域もしっかり表現されている。
- パワフルさや音の広がりを感じるスピーカーが多い。
- 低音の響き方に迫力や奥行きがある。でも不自然に強調されすぎず、高音もしっかり聴こえる。
1万円以上のスピーカーはひとつひとつの音がクリアに聞こえ、高音〜低音までどの音域もバランスよく聴ける高音質な機種が多かったです。
低音の響き方はスピーカーによって違いがありますが、1万円以上のスピーカーは違和感なく迫力のある低音を楽しめる機種が多いように感じました。音質がいいスピーカーは本体も大きくなりがちなので、使い方と音質のバランスを考えて購入するのがおすすめです。
高音質で高コスパ!Bluetoothスピーカーのおすすめ人気メーカー
Bluetoothスピーカー選びで迷ってしまう方は、人気メーカーから探すと見つけやすいですよ。
この項目では、高音質で価格的にも手の届きやすいコスパ最強アイテムが揃う4つの人気メーカーを紹介します。
音質へのこだわりたっぷり!「SONY(ソニー)」
独自のコーデック(LDAC)も開発されるように、音質にこだわりを持つメーカーがソニーです。奥行きのある重低音も魅力の1つ。
重低音がよく響くものや、音の広がりにこだわったモデルなど、スピーカーによって特徴が大きく異なります。各モデルの特徴をよくチェックしてから購入するのがおすすめ。特にSRS-XB23は1万円前後の価格ながら、迫力の重低音を楽しめます。
- 重低音に奥行きが感じられる
- 超小型サイズから中型まで、ラインナップが幅広い
- 商品によって音の特徴が大きく異なる
コスパ最強!Bluetoothスピーカーが欲しいなら「Anker(アンカー)」
Ankerはモバイルバッテリーで人気のメーカー。Ankerの最大の特徴は価格の安さ。1万円以下の安いスピーカーが多く、コスパがいいです。
1万円以上のスピーカーと比較すると音質は正直劣り、音のクリアさはあまりありません。ただ価格重視の方にとってはコスパのいい商品と言えるでしょう。
またスピーカーのほとんどが12時間以上音楽を再生できます。Ankerは長時間音楽を聴く方、コスパの良いBluetoothスピーカーを探している方におすすめのメーカーです。
- 最大再生時間が長い
- コスパがいい
- 長期保証が付いているので安心して使える
高音質でバランスのいい音が人気!ラインナップも豊富な「JBL」
JBLのスピーカーは、スタジアムや映画館など音質が求められる現場でも使われている人気メーカーです。Bluetoothスピーカーの種類が豊富で、価格を抑えた4000円程度のコスパモデルから3万円程の高級モデルまであります。
JBLのスピーカーは高音域が特に綺麗に聴こえますが、最近は重低音の迫力があるモデルも増えています。重低音を楽しみたい人にもおすすめですよ。
どんな音楽もバランスのいいクリアな音で聴けるので、どのメーカーにするか迷った場合はJBLを選んでみてください。
- 種類が豊富
- 繊細な高音域が楽しめる
- バランスのいい音を聴きたい人におすすめ
心地よい重低音が特徴の「BOSE(ボーズ)」
BOSEは低音に定評があるメーカーです。中音から高音域に埋もれることなく、体に響くような心地よい重低音が感じられます。低音にこだわりがある分、高音は少し控えめ。低音の響き方を重視する人におすすめです。
- バランスの良いサウンド
- 絶妙な重低音が心地よい
- 高音は少し控えめ
Bluetoothスピーカーおすすめ人気ランキング比較一覧表
商品 | 最安価格 | 対応コーデック | パッシブラジエーター | 電源 | 連続再生時間 | 防水・防塵性 | サイズ | 重量 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | JBL CHARGE 5 | ¥21,500 Amazon楽天市場Yahoo! | SBC | - | USB Type-C | 20時間 | IP67 | 223 mm x 96.5 mm x 94 mm(幅×高さ×奥行) | 960g |
![]() | JBL FLIP 6 | Amazon¥15,580 楽天市場Yahoo! | SBC | - | USB Type-C | 12時間 | IP67 | 178mm×68mm×72mm | 550g |
![]() | BOSE SoundLink Flex Bluetooth Speaker | ¥16,200 Amazon楽天市場Yahoo! | SBC | - | USB Type-C | 12時間 | IP67 | 201mm×90mm×52mm(幅×高さ×奥行) | 540g |
![]() | JBL GO 3 Eco | Amazon¥9,898 楽天市場Yahoo! | - | - | USB Type-C | 5時間 | IP67 | 87.5mm×75.0mm×41.3mm | 209g |
![]() | Bose SoundLink Revolve+ II Bluetooth Speaker | Amazon¥36,080 楽天市場Yahoo! | - | - | micro-B-USB A | 17時間 | IP55 | 105mm×184mm×105mm(W×H×D) | 910g |
![]() | ソニー Bluetoothスピーカー SRS-XB23 | Amazon¥14,630 楽天市場Yahoo! | SBC、AAC、LDAC | あり | USB Type-C | 12時間 | IP67 | 76 mm×218 mm | 580g |
![]() | Marshall EMBERTON 2 | Amazon¥28,980 楽天市場Yahoo! | SBC | あり | USB Type-C | 30時間 | IP67 | H 68mm × W 160mm × D 76mm | 700g |
![]() | Anker Soundcore Mini 3 | ¥4,990 Amazon楽天市場Yahoo! | - | - | USB Type-C | 15時間 | IPX7 | 72 mm×72 mm×84 mm | 230g |
![]() | Anker Soundcore 3 | ¥4,990 Amazon楽天市場Yahoo! | - | あり | USB Type-C、USB Type-A | 24時間 | IPX7 | 174mm x 57mm x 59mm | 500g |
![]() | ソニー ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XE200 | ¥12,000 Amazon楽天市場Yahoo! | SBC、AAC、LDAC | あり | USB Type-C | 16時間 | IP67 | 90mm x 208mm x 94mm(W×H×D) | 800g |
Bluetoothスピーカーおすすめ人気ランキング10選
実際に編集部が人気商品を使って、音質の良さや使いやすさをポイント形式でランキングにしました。
クリアで迫力がある!JBLの上位モデルは文句なしの高音質
低音、高音ともに音質がよく、クリアで広がりのあるサウンドが楽しめる1台です。低音はしっかりと身体に響く迫力がありながらも、過度に強調されていないため、中音や高音の邪魔になりません。物足りなさや安ぽっさもなく、心地よい迫力で低音が響きます。
高音は他のスピーカーよりも高い解像度が自慢。コンパクトサイズだと、つぶれたりこもったりしがちな高音域の楽器やボーカルの声でも問題なし。ボーカルの細かい抑揚がはっきり聴き取れるくらいきれいな高音が楽しめます。
重量が1kg近くあるため、よく持ち運ぶ人にはあまりおすすめしませんが、据え置き用としてはぴったり。音の偏りがない高音質スピーカーを求めている人におすすめです。
対応コーデック | SBC |
---|---|
パッシブラジエーター | - |
電源 | USB Type-C |
連続再生時間 | 20時間 |
防水・防塵性 | IP67 |
サイズ | 223 mm x 96.5 mm x 94 mm(幅×高さ×奥行) |
重量 | 960g |
CHARGE5より小さい高音質スピーカーは持ち運びにも◎
JBLから販売されているCHARGE5とデザインは似ていますが、FLIP6はより小さいサイズで、価格も数千円安いです。価格が安いぶん、全体的なサウンドのクリアさや迫力、高音のきれいさはCHARGE5より劣ります。
しかし、音質の高さは同じ価格帯のスピーカーの中でも優れています。強調され過ぎていない低音はちょうど良い響きがあり、低音と高音のバランスもとても良いです。CHARGE5よりは劣るクリアさや高音の質も、他社製の同価格帯のスピーカーよりかなり綺麗に聴こえました。
CHARGE5は確かに迫力がありますが、狭い部屋や音量を大きくしない場合はオーバースペックと感じる場合も。FLIP6も音楽を聞くには十分な音質なので、よく持ち運ぶ方や、音量を大きくせずにバランスのいい高音質を楽しみたい方におすすめです。
対応コーデック | SBC |
---|---|
パッシブラジエーター | - |
電源 | USB Type-C |
連続再生時間 | 12時間 |
防水・防塵性 | IP67 |
サイズ | 178mm×68mm×72mm |
重量 | 550g |
質の高い低音とバランスのとれたサウンドが特徴のスピーカー
2万円以内で購入できるスピーカーの中でも、低音の質の高さが特に際立っている1台です。ペンケースほどのコンパクトサイズですが、低音の響きが強く、大きいスピーカーにも負けない迫力があります。細かい音まで聞き取れるクリアさも併せ持っています。
迫力のある低音と比較すると、高音は控えめな印象です。ボーカルの音域によっては、聴こえ方にもばらつきがあります。しかし、本体の置き方で音質を自動調整する機能と、強調され過ぎていない低音のおかげで、全体的な音のバランスは保たれています。
高音重視派の人には向きませんが、バランスの良いサウンドと迫力ある低音を両方楽しみたい人におすすめです。
対応コーデック | SBC |
---|---|
パッシブラジエーター | - |
電源 | USB Type-C |
連続再生時間 | 12時間 |
防水・防塵性 | IP67 |
サイズ | 201mm×90mm×52mm(幅×高さ×奥行) |
重量 | 540g |
小さくてもサウンドは想像以上!JBLの超小型スピーカー
スマホと同じような感覚で持ち運べるほど小さい、手のひらサイズのスピーカーです。小型ゆえに、曲の一部で音がつぶれて聴こえることがありますが、サイズ以上の性能も備えています。
見た目からは想像がつかないほどクリアなサウンドを鳴らし、低音にも適度な響きと迫力があります。JBLスピーカーらしい高音と低音のバランスの良さも健在です。
本体サイズが小さくても、ボタンが大きく操作しやすい点も魅力。作業中の操作でもストレスになりません。連続再生時間の短さや、本体が振動しやすいなど小型ならではの欠点はあるものの、できるだけ小さく持ち運びしやすいスピーカーがほしい人にぴったりです。小型スピーカーの中では抜群に音質がいいと感じました。
対応コーデック | - |
---|---|
パッシブラジエーター | - |
電源 | USB Type-C |
連続再生時間 | 5時間 |
防水・防塵性 | IP67 |
サイズ | 87.5mm×75.0mm×41.3mm |
重量 | 209g |
音質にこだわる人向けの上質なスピーカーで迫力の音楽体験を
高音質と迫力のある低音が自慢のBoseの上位モデルです。メインではない楽器の音まではっきり聞こえるほど音の解像度が高く、こもりのないクリアな高音と、Boseらしい迫力のある低音で、臨場感のあるきれいな音が楽しめます。
曲によっては高音が低音に負けてしまうときがあるものの、高音質のスピーカーを探している人、立体的で迫力のある音を楽しみたい人におすすめの1台です。
本体下部が360度スピーカーになっているので、迫力のあるサウンドが全方位に広がります。特に賑やかな屋外や広い部屋で広範囲に音楽を届けるにはぴったり。スピーカー自体は大きいですが、ランタン型で持ち運びしやすい点もグッドです!
対応コーデック | - |
---|---|
パッシブラジエーター | - |
電源 | micro-B-USB A |
連続再生時間 | 17時間 |
防水・防塵性 | IP55 |
サイズ | 105mm×184mm×105mm(W×H×D) |
重量 | 910g |
低音を重視するならコスパのいいスピーカー
低音とボーカルの声がバランス良く聴こえるスピーカーです。強化された低音は迫力があり、安っぽさのない重低音が力強く響きます。ボーカルの声も強調されているので、増強された低音の中でもはっきり聴こえます。
また、ボタンで低音強化のオンオフも可能。あまりに重低音が強すぎて高音が弱く感じる曲では、ボタンをオフにすると聴こえやすくなります。曲や好みに合わせて使い分けられるので便利です。
一方で、高音はクリアさに欠けこもって聴こえる曲もありました。全体のバランス重視の人は違うスピーカーがおすすめですが、重低音が好みで、ボーカルの声もしっかり聞きたい人にはぴったり。1万円ほどのスピーカーの中では重低音の響き方が抜群によかったです。
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
---|---|
パッシブラジエーター | あり |
電源 | USB Type-C |
連続再生時間 | 12時間 |
防水・防塵性 | IP67 |
サイズ | 76 mm×218 mm |
重量 | 580g |
デザイン重視ならコレ!インテリアにもなるおしゃれスピーカー
デザインを重視して選びたい人におすすめの1台です。金色のブランドロゴが前面に書かれたデザインは、シンプルながら部屋に置くだけでおしゃれなインテリアになります。黒とクリームの2色展開で、前者はモダンな印象、後者はレトロな雰囲気です。
見た目がおしゃれなスピーカーですが、イギリスの有名なギターアンプメーカーのスピーカーのため、音にもこだわりがあります。低音も高音もクリアに聞こえ全体のバランスが良いサウンドを楽しめます。
低音やボーカルの声が強調されていないため、迫力や臨場感はあまり感じられませんでした。ボーカルの声も曲によっては聴こえにくいときがありますが、バランス重視のスピーカーのため幅広いジャンルの音楽を聴く人にぴったり。
連続再生時間が30時間と長い点も魅力。わずか20分の充電で4時間再生できる高速充電も可能です。
対応コーデック | SBC |
---|---|
パッシブラジエーター | あり |
電源 | USB Type-C |
連続再生時間 | 30時間 |
防水・防塵性 | IP67 |
サイズ | H 68mm × W 160mm × D 76mm |
重量 | 700g |
低音に強みを持った手のひらサイズの小型スピーカー
手のひらサイズと小型ながら、低音が特徴のスピーカーです。低音がかなり強調されて聴こえます。曲によっては違和感を感じることもあったので、バランス重視の人にはおすすめしません。
曲のサビのように多くの音が重なるときは、音がつぶれて聴こえてしまいます。しかし、サイズを考えると、高い音域の声や楽器の音も比較的クリアな印象です。
サイズが小さいため振動が起きやすく、作業中のデスクに置いての使用は向いていませんが、荷物のスペースを取らない大きさなので持ち運びにはぴったり。ボタンと本体の色が統一されていて目立たないデザインもおしゃれです。
持ち運びがしやすいスピーカーで、低音をとことん楽しみたい人におすすめです。
対応コーデック | - |
---|---|
パッシブラジエーター | - |
電源 | USB Type-C |
連続再生時間 | 15時間 |
防水・防塵性 | IPX7 |
サイズ | 72 mm×72 mm×84 mm |
重量 | 230g |
低音と高音のバランスがとれたコスパの良いスピーカー
1万円以下で購入できるスピーカーです。高価格帯の上位モデルと比較すると、サウンドのクリアさに欠け、気になるノイズも多く、全体の音もつぶれて聞こえます。また、ボーカルの声もややこもって聴こえる印象です。
しかし、低音が無駄に強調されていないため、低音と高音のバランスがとれた音を楽しめます。低音を重視する人には、響きが弱く物足りないと感じる音ですが、価格を考慮すると妥当な音質です。音のバランスとコスパの良さを両立したい人におすすめです。
片手でも持ちやすいコンパクトデザインなので、持ち運び用としてもおすすめです。
対応コーデック | - |
---|---|
パッシブラジエーター | あり |
電源 | USB Type-C、USB Type-A |
連続再生時間 | 24時間 |
防水・防塵性 | IPX7 |
サイズ | 174mm x 57mm x 59mm |
重量 | 500g |
音質はイマイチ。便利機能をメインにした使用がおすすめ
ソニーが独自に開発したLine-Shape Diffuser技術で、コンパクトサイズながら広範囲に音を届ける機能を備えています。検証スタッフが試した11畳程度の空間だと効果はあまり感じられませんが、スピーカーから離れて音楽を聴くときに便利な機能です。
音質は高いとは言えず、多くの曲でボーカルの声がこもって聴こえてしまい、クリアさに欠けます。低音が強調されて聞こえる点は特徴ですが、迫力はあまり感じられませんでした。
狭い部屋で使う場合や、音のクリアさにこだわりがある場合は他のスピーカーを選んだ方がいいでしょう。ECサイトの口コミを見ると、アウトドアや店舗のような広い空間で使用している人がいました。
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
---|---|
パッシブラジエーター | あり |
電源 | USB Type-C |
連続再生時間 | 16時間 |
防水・防塵性 | IP67 |
サイズ | 90mm x 208mm x 94mm(W×H×D) |
重量 | 800g |
Bluetoothスピーカーは買うべき?メリットを解説
- スマホやタブレットと手軽に接続できる
- 無線で接続できるので配線が邪魔にならない
- 防水・防塵に対応していれば、アウトドアでの利用に便利
- 電池持ちの良いモデルが多い
- 約2,000円〜の安い価格で購入可能
Bluetoothスピーカーは、ほとんどのスマホやタブレットに標準で付いているBluetooth機能を使って簡単に接続できます。有線接続する場合と違って配線が邪魔にならず、どこへでも気軽に持ち運べるのがメリットです。
最近は、防水・防塵性能が高いモデルや、1度の充電で24時間連続再生できるモデルも増えており、アウトドアや屋外での使用にもおすすめです。安いものは2,000円ほどで購入できるので、1台持っておいて損はないでしょう。
BluetoothスピーカーはWi-Fiスピーカーと何が違うの?
ワイヤレス接続できるスピーカーは、Bluetoothスピーカーの他に、Wi-Fi接続(無線LAN)に対応した「Wi-Fiスピーカー」もあります。
Wi-Fiスピーカーとは、家庭のネットワーク(無線LAN)環境が整っている空間で使えるスピーカーのこと。
主な違いは、Bluetoothスピーカーよりも伝送距離が広く、高音質なサウンドを楽しめる点です。デメリットとしては、外出先での使用に不向きな点が挙げられます。
Wi-Fiスピーカーの人気メーカーやおすすめアイテムについては、下記の記事をご覧ください。
関連記事:ハイレゾ対応で高音質!Wi-Fiスピーカーおすすめ10選|安い&防水モデルも紹介
Bluetoothスピーカーの関連商品
Bluetoothスピーカーがより使いやすくなるおすすめの関連アイテムをご紹介します。関連アイテムがあると、いざというときに役に立ちますよ。
アウトドアで必須な「モバイルバッテリー」
Bluetoothスピーカーをキャンプやバーベキューなどアウトドアで使いたい方は、モバイルバッテリーがおすすめ。長時間持つBluetoothスピーカーであれば問題ありませんが、音質を重視する場合電池の消費量が高くなるのでモバイルバッテリーがあると安心です。
またスマホや周辺機器の充電など、幅広く使えるので1台持っておいて損はないでしょう。以前モバイルバッテリーの記事も書きましたので、ぜひご覧ください。
関連記事:【プロが選んだ】Anker モバイルバッテリー おすすめ20選|アンカー全機種比較ランキング
Bluetoothスピーカーのサブ機としておすすめ「ワイヤレスイヤホン」
Bluetoothスピーカーのような高音質を気軽に楽しみたい方は、ワイヤレスイヤホンがおすすめ。ワイヤレスイヤホンは電車の中や外出先などスピーカーを楽しめない状況でも気軽に高音質を楽しめます。
Bluetoothスピーカーのように「AAC」「aptX」など遅延の少ないコーデックに対応しているモデルもあります。音を近くで聞けるので、Bluetoothスピーカーに負けないくらいの迫力を体験することも可能です。
移動中やスピーカーが使えない環境で、音楽を楽しみたい方に適しています。以前、ワイヤレスイヤホンの記事を書きましたので、ぜひご覧ください。
関連記事:【プロが装着感や遮音性で選んだ】カナル型イヤホンおすすめ20選
関連記事:【耳から落ちない・耳が痛くならない】耳掛けイヤホン 人気おすすめ12選
人気のBluetoothスピーカーを実機で検証
Picky’s編集部ではAmazonや楽天などのECサイトで口コミ評価が高いBluetoothスピーカーを10種類集め、実機で音質や使いやすさを検証・比較しました。
- 音質(高音〜低音の聴こえ方)
- 音の広がりや迫力
- 持ち運びのしやすさ
- 操作性
さらにBluetoothスピーカーの機能として重視される下記スペックも点数をつけて評価。メーカー公表の数値を基準に点数化。
- 防水性
- 連続再生可能時間
- 重さ
- Bluetooth規格
Bluetoothスピーカーの検証内容
スタッフが以下5曲の音楽をそれぞれのBluetoothスピーカーで聴いて、音質を比較。
曲名/アーティスト | チェックポイント |
だから僕は音楽を辞めた/ヨルシカ | 女性ボーカルの繊細な音がどう聴こえるか |
グランドエスケープ/三浦透子/RADWIMPS | 女性ボーカルの声質、ピアノをはじめとるする高音の楽器の聴こえ方 |
絆ノ奇跡/MAN WITH A MISSION×milet | ベースやドラムなどの重低音がどう聞こえるか |
白日/King Gnu | ピアノ・シンセサイザーなどの複数の音がどう聞こえるか |
Blinding Lights/The Weeknd | 低音の響き、音域の広いボーカルとのバランス |
音楽を聴いての検証時には下記ポイントを確認しました。
- 低音の響き方
- 高音のクリアさ
- ボーカルの声の聴こえ方
- 音の広がりや迫力
その他、操作性の検証として電源・停止・先送りなどのボタンが押しやすいか、分かりやすいかも確認。本体の重さや大きさなどを確認し、持ち運びがしやすいかも確認して比較しました。
Bluetoothスピーカーのよくある質問
Bluetoothスピーカーの寿命はどのくらいですか?
明確には決まっていません。Bluetoothスピーカーは内蔵バッテリー式の物がほとんどで、バッテリーの減りが速くなったら買い替えどきです。
また、使っている環境によっては音割れや異音がするなどの異常が見られる場合もあります。もし保証期間内であればメーカーに問い合わせて、対処してもらいましょう。保証期間外であれば買い替えをおすすめします。
Bluetoothスピーカーを捨てるときや処分・廃棄はどうすればいいですか?
Bluetoothスピーカーを処分するには5つ方法があります。
- フリマサイトでの販売
- リサイクルショップでの買い取り
- 自治体で処分
- 不用品回収業者で処分
- 家電量販店で処分
フリマサイトでの販売
まだ使える状態やキレイな状態のBluetoothスピーカーであれば、メルカリやラクマなどフリマサイトでの販売ができます。
出品手順
- 商品の写真を撮る。
- 商品情報を細かく書く(嘘の記載はトラブルの原因になるのでやめましょう)
- 発送方法を選択
- 出品
売れるまで少し手間がかかりますが、臨時収入が得られるのは大きいですよね。準備や発送作業などが苦でなければおすすめですよ。
リサイクルショップでの買い取り
Bluetoothスピーカーの状態が良いもの、またはまだ使えるものであればリサイクルショップで買い取りをしてもらえます。状態やニーズによって値段は変わりますが、ネットフリマより手間がかからず簡単に査定と買い取りを行ってもらえます。
買い取り手順
- リサイクルショップに持ち込む。
- 買い取りコーナーに持って行き査定してもらう。
- 査定が終了するまで待つ。(30分~1時間ほど)
- 納得のいく金額であれば、買い取りをお願いする。
なるべくすぐに買い取ってもらいたい方はリサイクルショップでの買い取りがおすすめです。
自治体で処分
自治体で処分する場合は「小型家電回収ボックス」で回収してくれる場合があります。回収ボックスを利用する前に、お住まいの自治体が対応してくれるか事前に調べておくと安心です。
小型家電リサイクル法
不用品回収業者で処分
不用品回収業者はすぐに処分してくれるので、引っ越しなど急ぎで処分したい方におすすめです。業者によって費用が異なるので、処分費を抑えたい方は徹底的に調べるといいでしょう。
家電量販店で処分
使わなくなったBluetoothスピーカーを家電量販店に持って行くと処分してくれます。家電量販店によって処分費用は異なるので、事前に調べておくと安心です。表にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
会社名 | エディオン | ヤマダ電機 | ジョーシン | ケーズデンキ | ビックカメラ | ヨドバシカメラ |
処分費用 | 無料 | 1500円~ | 0円~ | 無料 | 1958円~ | 無料 |
Bluetoothスピーカーはどこで買うと一番安いですか?
Amazonや楽天市場などネットショッピングが安くておすすめです。家電量販店のように実店舗は触って確かめることができるのがメリットですが、人件費がかかっている分ネットショッピングより高い場合があります。
ネットショッピングは人件費が最小限で、種類も豊富なのでいくつか見比べたい方におすすめです。またAmazonであれば定期的にセールもやっているので、欲しい商品がある場合はチェックしておくといいでしょう。
Amazonのセール時期
Amazon初売りセール | 1月初旬 |
Amazonプライムデー | 7月中旬 |
ブラックフライデー | 11月下旬 |
サイバーマンデー | 12月中旬 |
中古のBluetoothスピーカーはどうですか?
フリマサイトや中古ショップでも安く購入できます。ただ製品の保証がなかったり、購入後数日で壊れたりする恐れも否定できません。
新古品(使ってはいないが人の手に渡っている品物)や確実に使えることが確認できたらOKです。ですが、情報があいまいな場合は中古での購入はおすすめできません。
Bluetoothスピーカーの人気売れ筋ランキングもチェック
こちらは現在Amazon、楽天、ヤフーショッピングで紹介されているBluetoothスピーカーのランキングです。最安&人気のアイテムを是非チェックしてみましょう!
コスパ最強&おすすめのBluetoothスピーカーまとめ
Bluetoothスピーカーは無線で使えるので、場所を選ばず手軽に使えます。バーベキューやキャンプなど、アウトドアにおすすめです。
自分に合ったコスパ最強なBluetoothスピーカーを選ぶために、注目したいポイントは4つ。
- 音質で選ぶ
- 電源・内蔵バッテリーで選ぶ
- 防水・防塵(防じん)性能で選ぶ
- サイズ・形状で選ぶ
Bluetoothスピーカーは種類が豊富で、幅広い方のニーズに合わせて選べます。最近は安くていいスピーカーも多いです。
今回の検証の中では、JBLのBluetoothスピーカーの評価が高い結果となりました。「どれがいいのかわからない!」と迷ったら、まずはJBLのアイテムをチェックしましょう。
ぜひ本記事を参考に、自分の求めるオーディオ環境を作ってみてくださいね。