Amazon Echo Show 10(エコーショー)は、2021年4月14日に発売されたAmazon新型10.1インチのスマートディスプレイです。
以前の第二世代と比べて大画面はそのままに、自動回転機能が搭載され、スピーカーやプロセッサ性能が大きく強化されました。
目次
- 最新式Echo Show10を実際に使って徹底検証!
- Amazon Echo Show 10のPicky’s編集部評価スコア
- Amazon Echo Show 10のスペックと主な特徴
- Echo Show10(第2世代)との違いを簡単に解説!
- Amazon Echo Show 10の同梱品・デザイン・外観・価格
- Amazon Echo Show 10を実際に使って感じた良い点・メリット
- Amazon Echo Show 10を実際に使って感じたイマイチな点・デメリット
- Amazon Echo Show 10のよくある質問Q&A
- Echo Show 10と一緒に使うと便利なアクセサリー
- Amazon Echo Show 10はさらに性能がアップした使い勝手の良いスマートディスプレイ!
最新式Echo Show10を実際に使って徹底検証!
Amazon Echo Show 10のPicky’s編集部評価スコア
まず結論から言うと新型Amazon Echo Show 10は、Picky’s編集部の独自評価基準「レントリースコア」で85点です!
大画面のディスプレイは見やすくて綺麗で、音質も高く、各種機能も使いやすいとスキのない性能です。
生活に大画面のスマートディスプレイを導入して、動画や音楽、ビデオ通話とマルチに楽しみたい方には間違いなくおすすめです。
ただ、唯一の難点が価格です。
10インチの大画面・高性能は魅力的ですが、8インチのEcho Show 8が約半額で買えるコスパの良い機種である事を考えると、ちょっとニーズが分かれるんじゃないかな…と思います。
もちろんAmazon Echo Show 10は、この価格相応の価値がありますが、そこまで画面の大きさや音質にこだわらないという方も多いはず。
そういう方にとってはややコスパが悪く感じるかもしれません。
判断が分かれそうな製品ですので、その分を考慮して85点とさせていただきました。
関連記事:【大画面で便利!】Echo Show 15を実機レビュー!壁掛け方法やウィジェット、できることを徹底検証
関連記事:音質が良すぎた!Echo Show 8(第3世代)を実機レビュー!第2世代との違い・できることを解説
Amazon Echo Show 10のスペックと主な特徴
Amazon Echo Show 10の、スペックと特徴を解説していきます。
Amazon Echo Show 10のスペック
Echo Show 10 (第3世代)のスペックです。
製品名 | Echo Show 10 (第3世代) |
サイズ | 251mmx230mmx172mm |
重量 | 2560g |
ディスプレイ | 1280×800 10.インチ(350度自動回転機能付き) |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) |
Bluetooth | 対応 |
スピーカー | 1インチツイーターx2 (ステレオ)、2.5インチウーファー×1 |
カメラ | 1300万画素 |
スマートホームハブ | Zigbee |
保証 | 1年間 |
高性能スピーカー&10.1インチ大画面ディスプレイで音楽と動画が楽しめる
Echo Show 10 (第3世代)には、10.1インチの大画面ディスプレイと、1インチツイーターx2 (ステレオ)、2.5インチウーファー×1のスピーカーが搭載されています。
- YouTube(ユーチューブ)
- Prime Video(プライムビデオ)
- Netflix(ネットフリックス)
- Amazon Music(アマゾンミュージック)
- Apple Music(アップルミュージック)
- Spotify(スポティファイ)
これによってスマートスピーカーで利用する機会の多い、これらの音楽や動画サービスがより一層楽しめるようになっています。
スマートスピーカーとして大活躍!
Echo Show 10はディスプレイ付きスマートスピーカーなので、声で操作したり、ちょっとした調べ物をしたりと普段の生活で大活躍します。
- 「アレクサ、今日の天気を教えて」
- 「アレクサ、音楽流して」
- 「アレクサ、〇〇について調べて」
などなどできることはたくさんあります。
また、Alexa対応のスマートホーム家電を接続すれば、声で照明や家電製品の操作が可能になります。
声で家電を操作するスマートホーム家電に興味がある方は、以下の記事も読んでみてください。
関連記事:自宅を便利に快適にする人気のスマートホーム家電 おすすめ16選をランキングで紹介!
ディスプレイが350度回転&自動追尾する
旧機種の第二世代から今回の新型第三世代になったことで、一番変化した部分が350度(左右175度ずつ)回転するディスプレイです。
しかもディスプレイは自動的にこちらを追いかけてくれるので、部屋のどこにいても動画を観たりビデオ通話を行うことができます。
見守りカメラ・ペットカメラとしても使える
高性能カメラと350度回転式ディスプレイを搭載したEcho Show 10は、留守中の自宅の様子を確認する見守りカメラ、ペットカメラとしても大活躍します。
- 家族が誰もいない時の防犯用
- お子さんやご年配の方だけしかいない時
- ペットに留守番させている時
高価な見守りカメラをわざわざ買わなくても、Echo Show 10を買えば普段はスマートディスプレイ、留守時は広範囲を確認できるネットワークカメラとして使うことができます。
見守りカメラやペットカメラについてもっと詳しく知りたい方、興味がある方は以下の記事も読んでみてください。
関連記事:高齢者・ペットに◎見守りカメラおすすめランキング16選!Wi-Fi不要の商品も
関連記事:飼い主が選んだ!ペットカメラおすすめ 人気ランキング10選
カラーはホワイトとブラックの2色展開!
Echo Show 10は好みや自宅の雰囲気に合わせて、「グレーシャーホワイト(白)」と「チャコール(黒)」の2色から選べます。
価格や性能に全く違いはないので、お好きなほうを選んで下さい。
Echo Show10(第2世代)との違いを簡単に解説!
今回発売されたAmazon Echo Show 10は「第三世代」になり、その一つ前のEcho Show 10が「第二世代」になります。
現在メルカリやヤフオクなどで、まだ第二世代を購入できることから簡単に違いを解説します。
第三世代 | 第二世代 | |
ディスプレイ回転機能 | 〇 | × |
カメラ画素数 | 1300万画素 | 500万画素 |
スピーカー | 1インチツイーターx2 (ステレオ)、2.5インチウーファー×1 | 2インチスピーカー(10W)× 2、パッシブラジエーター |
プロセッサ | MediaTek 8183 | Intel Atom x5-Z8350 |
重量 | 2560g | 1755g |
一番大きな違いは「ディスプレイの自動回転機能の有無」です。
またプロセッサはもちろん、スピーカー性能やインカメラの画素数も大幅にアップして全体的な性能が上がっています。
唯一気になる点としては、重量のみ800g以上アップした点です。
ただ、Amazon Echo Show10は用途的にあまり持ち運ぶことはないと思いますので、むしろ重さによって設置時の安定感がアップしたとも言えます。
第2世代やそのほかのechoシリーズについて、詳しく知りたい方は以下の記事で詳しく解説してますので、ぜひ読んでみてください。
関連記事:新しい機能満載!新型Echoシリーズ”New Echo Show 10”を徹底解説!
関連記事:【ディスプレイ付きスマートスピーカー】 ”Echo Show8”の機能と特徴を徹底解説!
関連記事:ディスプレイ付きスマートスピーカーAmazon “Echo Show5”を徹底解説!
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Amazon Echo Show 10の同梱品・デザイン・外観・価格
Amazon Echo Show 10について、実際使いながら解説していきます。
Amazon Echo Show 10の付属品
- Amazon Echo Show 10本体
- 電源アダプタ(30W)
- ケーブル(1.5m)
- 回転幅テンプレート
- クイックスタートガイド
回転幅テンプレートは、Echo Show 10が回転する範囲が一目でわかるシートです。
自動でディスプレイが回転するEcho Show 10第三世代は、本体の回りに物を置くと、ディスプレイが回転したときにぶつけて倒してしまう可能性があります。
それを防ぐための付属品です。
Amazon Echo Show 10の外観
スマートスピーカーに、ディスプレイを無理やりくっつけたようなデザインは好き嫌いが分かれそうですが、慣れてくると首を振るロボットみたいで可愛いです。
外観
安定性の悪そうなデザインですが、本体に重さがあるので意外とどっしりと安定しています。
スマートディスプレイの中でも特に大きな10インチディスプレイは、思った以上に大きく存在感があります。
しかもこの巨大なディスプレイが回転するので、他のスマートスピーカーやスマートディスプレイと同じ感覚で置くとちょっと怖いです。
重さは約2.5kgで、形状的に持ちにくいこともあり、数字以上に重く感じます。
Amazon Echo show10のデザイン
前面のデザイン
横から見たデザイン
パネル部分を手動で45°まで傾斜させることが可能になりました。
首がついたおかげで俯仰角度をつけるためのスタンドの購入は必要ありませんが、設置場所は従来のタイプよりも広く用意する必要があります。
後ろから見たデザイン
底面
黒い円盤部分は回転台となっています。
シリコン素材でできているので回転しても本体が動いてしまう心配はありません。
コード、端子
Echo show10の端子は、電源ポートのみとなっています。
カメラ
パネル右上側にカメラがついています。
カメラカバーのスライドスイッチがついていて、手動でレンズを防ぐことができます。
Amazon Echo Show 10の価格
Amazonスマートディスプレイシリーズで最大の画面サイズ、最高の性能なだけあり、価格もEchoの中ではトップクラスです。
Amazon Echo Show 10を実際に使って感じた良い点・メリット
Amazon Echo Show 10を実際に使用して感じた良いと感じた点です。
何をするにしても大画面は便利!
Amazon Echo Show 10の最大のメリットである10.1インチの大画面は、動画視聴やビデオ通話、その他調べ物にとどんな用途にも大活躍します。
ちょっと離れたところで見ても画面や音楽の歌詞などがはっきり見えます。
子供に動画を見せる時も、タブレットのように手元で見させて目の心配をしたりしなくていい点もいいなと思いました。
やっぱり使い勝手だけで言えば画面は大きいほど便利です。
自動回転機能(モーション機能)はリビングに最適!
今回新しく搭載されたディスプレイの自動回転機能ですが、リビングなどちょっと広い部屋に置くことで、家事をしながら動画を観たりするのに便利です。
例えば洗い物をしていたり、洗濯物を畳んでいる最中に天気予報を確認したり、ニュースを見たり。
他にもクックパッドを見ながら料理しているとき、キッチンをあっちこっち移動していても常にディスプレイがこちらを向いてくれるので料理に集中できます。
ZOOMが使えるようになっている!
今回の新型Echo Show 10は、旧機種で対応していなかったビデオ通話アプリ「Zoom」に対応しています。
オンライン会議やオンライン飲み会等で使われることが多いZoomですが、旧機種では非対応だったため今回使えるようになっている点は非常にうれしい点です。
音質が格段に良くなっている!
Echo Showシリーズはステレオ再生で元々音質が良かったんですが、今回の新型Amazon Echo Show 10ではウーファーが追加されたことで、より低音域が楽しめるようになっています。
スマートスピーカーで使う頻度が高い機能と言えば音楽再生だと思うのですが、そんな音楽をより大迫力のサウンドで楽しめるようになっています。
誰でも簡単に設定ができる!
ディスプレイ付きのAmazon Echo Show 10は、電源入れてインターネットに接続したらあとは指示に従って操作するだけで、簡単に設定が完了します!
スマートスピーカーだと、スマホ使ってアプリ入れてペアリングして…とかなりややこしく、機械が苦手な方にはちょっとハードルが高いですよね。
Amazon Echo Show 10を実際に使って感じたイマイチな点・デメリット
Amazon Echo Show 10を使ってみてイマイチと感じた点です。
Amazon Echo Show 8(8インチ)と比べるとコスパが微妙…
はっきり言って性能面では全く不満がなく、快適に使えているんですが、先述したようにどうしても価格の高さが頭をよぎります。
私のような「天気予報を確認する」「ユーチューブをたまに見る」「音楽をたまに聴く」程度のライトユーザーにはちょっとオーバースペックだなあ…と。
自宅が一人暮らしのワンルームなので、せっかくの新機能、自動回転もあまり恩恵を受けられません。(すぐ手で調整できる位置にある)
2インチアップ&自動モーション、各種性能アップの為に、Amazon Echo Show 8の倍近い価格コストを払えるかどうかが選択のポイントになると思います。
一人暮らしやワンルーム住まい、ライトユーザーならはっきり言って安価なAmazon Echo Show 5やAmazon Echo Show 8で十分かな、と思いました。
Amazon Echo Show 10のよくある質問Q&A
最後にAmazon Echo Show 10やスマートディスプレイでよくある質問をまとめました。
他のechoシリーズとどれを買ったらいいの?
Amazon Echoは様々なシリーズが発売されています。
- Echo Dot
- Echo
- Echo Studio
- Amazon Echo Show 5
- Amazon Echo Show 8
- Amazon Echo Show 10
それぞれ特徴や性能、機能が異なりますが、ざっくり以下を基準に選びましょう。
- ディスプレイが必要かどうか
- ディスプレイの大きさ
- 予算
スピーカータイプよりディスプレイ付き、またディスプレイ付きならサイズが大きくなればなるほど価格が上がる傾向にあります。
なので、音楽とか天気を知りたいだけのライトな利用ならスピーカータイプで十分です。
それに加えて動画や写真、ビデオ通話を楽しみたい方はディスプレイ付きのEcho Showを選択し、好みの大きさを予算に合わせて選ぶのがおすすめ。
各機種の特徴や違い、選び方について詳しく知りたい方は以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ読んでください。
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他のEcho Showや第二世代からの買い替えはおすすめ?
今現在ディスプレイ付きのAmazon Echo Showシリーズを持っている方の中にも、今回のEcho Show 10第三世代への買い替えを検討している方もいると思います。
結論から言えば個人的にはEcho Showシリーズを持っているのであれば「買い替える必要はない」でしょう。
確かに自動回転機能という新機能を搭載し、プロセッサやスピーカー、カメラの画素数といった性能がアップしてはいますが、逆を言えばそれだけです。劇的にモデルチェンジしたかと言えば、そうでもありません。
特に使えるアプリが増えたといったようなこともなく、できることは同じなので、あえて買い替える強い理由はないでしょう。
ただ、ディスプレイの無いEchoシリーズからであれば、この機会にディスプレイ付きのAmazon Echo Showに乗り換えるのはおすすめです。
Echo Show 10と一緒に使うと便利なアクセサリー
スマートリモコン
Echo製品をスマートリモコンと一緒に使うことで更に便利になります。
スマートリモコンは赤外線で操作する家電製品を1つのリモコンから操作できる製品。Echoと結びつけることによって、リモコン要らずの音声操作で家電を操作できますよ。
外出先で家のエアコンをつけておいたりカーテンを閉めたりと、とても便利です!
関連記事:【人気メーカー比較あり】スマートリモコンおすすめ12選!できることや使い方も紹介
Fire TV Stick
Fire TV Stcikは、Prime VideoやYouTubeをテレビで見たり、テレビから検索したりと、テレビという大画面であらゆることを可能にしてくれます!
それを今回、Echoと連携させることで、Echo Showの画面よりも更に大きなテレビ画面でアニメや映画を見ることができるようになります。それもハンズフリー、音声操作で。
発話で動画再生することができるって未来感ありますよね。
それにEchoのスピーカーで音を出すことによって、ちょっとリッチな音にもなるのでリビングがホームシアターに早変わり!使うだけでワクワクしてしまいます。
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スマートロック
スマートロックは、家の鍵をスマホで管理するというデバイスです。
鍵の閉め忘れや、鍵をよく無くしてしまうといった方にかなり重宝されているデバイスで、スマホから鍵の施錠ができるので外出先や、室内にいても玄関の鍵を操作できるようになってしまう優れものです。
これもEcho製品と連携させることができて、スマホも要らない、声だけで玄関の鍵を操作できてしまいます!
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防犯対策にもなるスマートLED電球
スマートLED電球は、音声でオンオフができる便利なアイテム。外出先から操作ができる商品もあるので、外出時に無人であることがわからないよう、電気をつけたり消したりができますよ。
Amazon Echo Show 10はさらに性能がアップした使い勝手の良いスマートディスプレイ!
Amazon Echo Show 10(第三世代)は二世代と比較して、自動モーション機能の搭載や、各種性能がアップした正統進化と呼べる機種です。
相変わらず10インチの大画面は快適ですし、細かい性能の強化によって全体的にとても使いやすくなっています。
動画、音楽、防犯用、リモート会議・通話といった色々なコンテンツや利用方法がありますし、お子さんから年配の方まで家族全員で楽しめるエンターテインメントデバイスです。
Picky’s編集部では、今回紹介したAmazon Echo Show 10以外のスマートスピーカーについても解説しています。
スマートスピーカーやスマートディスプレイは、メーカーや機種によって特徴や価格も様々ですので、ぜひ色々比較してみてください。