JBLから2024年10月に発売した完全ワイヤレスイヤホン「JBL TOUR PRO 3」。メーカー初のデュアルドライバーの採用やノイズキャンセリング性能の向上など、前世代からの進化ぶりが素晴らしく注目されています。ディスプレイ搭載のスマート充電ケース付きで、使い勝手も抜群です。
とはいえ、いざJBL TOUR PRO 3を買うとなると「具体的には前世代から何が変わったの?」「音質は実際どう?」と気になることは多いはず。特に、前世代のJBL TOUR PRO 2からの買い替え・両モデルのどちらかの購入を検討している人は、スペック・機能の違いを知りたいですよね。
そこで今回は、「JBL TOUR PRO 3」をPicky’s編集部が実機検証。スタッフが実際に商品を使って、良かった点・残念な点を本音でレビューしました。JBL TOUR PRO 2との比較検証も実施したので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
JBL TOUR PRO 3レビュー結果
JBLは、1946年にアメリカで誕生したオーディオメーカー。本記事で紹介するのは、2024年10月にJBLから登場した完全ワイヤレスイヤホン「JBL TOUR PRO 3」です。
まずは、Picky’s編集部による商品の総合評価からチェックしていきましょう。今回は、音質・装着感・アプリの操作性などを、実際にJBL TOUR PRO 3を使ってレビューしました。
サイズ | ◎ |
デザイン | ◎ |
装着感 | ◎ |
音質(高音域) | ◎ |
音質(中音域) | ◎ |
音質(低音域) | ◎ |
音質(立体感) | ◎ |
マイク性能 | ◎ |
コーデック | ◎ |
ノイズキャンセリング | ◎ |
外音取り込み | ○ |
音漏れの少なさ | ◎ |
バッテリー持ち・充電方法 | ◎ |
充電ケース | ◎ |
操作性 | ◎ |
アプリの使いやすさ | ○ |
マルチポイント | ○ |
トランスミッター | ◎ |
高評価だったポイント:前世代からの進化ぶりに感動!新機能も便利
- 音質やマイク性能が大きく向上している
- 充電ケースの通知機能でメッセージが読める
- 新たに追加されたトランスミッター機能が便利
JBL TOUR PRO 3の注目ポイントは、前世代からスペックや機能が進化した点。音質面では、JBL初のデュアルドライバー搭載によって、より豊かで迫力のあるサウンドを楽しめます。ノイズキャンセリングなどの機能も進化しており、最上位モデルならではの性能の高さを感じました。
また、前世代からお馴染みのスマート充電ケースは、ディスプレイが大型化した上、できることが増えました。さらに、JBL TOUR PRO 3は新機能としてトランスミッター機能を備えており、Bluetooth非対応の機器とでもワイヤレス接続ができるようになっています。
編集部
微妙だったポイント:外音取り込みは若干の圧迫感あり
- 外音取り込み機能は圧迫感がある
- LDACのオンオフなどモードの切り替えに時間がかかる
JBL TOUR PRO 3の外音取り込みモードは「アンビエントサウンドモード」と「トークスルーモード」の2種類がありますが、アンビエントサウンドモードは耳への圧迫感が少し気になりました。音も少しこもった感じがして、イヤホンをつけていないときと同等の自然さとは言えませんでした。
また、前作のJBL TOUR PRO 2も同様ですが、JBL TOUR PRO 3はLDACのオンオフなどのモードを切り替えるときにアプリが自動的に再起動されます。この再起動に体感で30秒以上の時間がかかったので、もう少し短時間で切り替えができるとより便利だと感じました。
JBL TOUR PRO 3を買うべき人
- 高音質を楽しみたい人
- ノイズキャンセリングやマイク性能にこだわりたい人
- ディスプレイ付きの充電ケースが欲しい人
- 機能性や操作性にもこだわりたい人
JBL TOUR PRO 3は、JBL初のデュアルドライバーを搭載した高音質ワイヤレスイヤホン。ハイレゾ音質を再生できるLDACコーデックに対応しており、音質重視でイヤホンを選びたい人やハイレゾ音源を楽しみたい人におすすめです。
また、モードの切り替えや通知のチェックができるスマート充電ケースがついているのがJBL TOUR PRO 3の特徴。新たにトランスミッター機能も搭載しており、機能性や使い勝手の良さにこだわりたい人にもぴったりです。
JBL TOUR PRO 3をおすすめしない人
- 小型&軽量なイヤホンが欲しい人
- 安いワイヤレスイヤホンが欲しい人
一方で、JBL TOUR PRO 3のスマート充電ケースは、機能が多いだけありそこそこの重さがあります。見た目の存在感もあるので、人によっては扱いづらいと感じる可能性があります。
また、JBL TOUR PRO 3は4万円台のハイエンドモデルとして販売されており、決して安くはありません。機能が豊富なためコストパフォーマンスは優れていますが、安いワイヤレスイヤホンが欲しい人は他のモデルをチェックしてみてください。
関連記事:【実機レビュー】JBL LIVE BEAM 3は買い?LDACの音質・マイク性能を検証
JBL TOUR PRO 3のスペック
次に、JBL TOUR PRO 3の詳しいスペックを紹介します。前モデルのJBL TOUR PRO 2とスペックを比較しつつ、進化した点などを詳しく解説しました。
JBL TOUR PRO 3とJBL TOUR PRO 2を比較
JBL TOUR PRO 3 | JBL TOUR PRO 2 | |
価格 | 42,900円 | 33,000円 |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.3 |
対応コーデック |
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ドライバー |
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再生周波数帯域 | 20~40,000Hz | 20~20,000Hz |
インピーダンス | 32Ω | 16Ω |
感度 | 104dB | 100dB |
最大再生時間 |
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充電時間 | 2時間 | 2時間 |
重量 |
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パーソナライズ機能 | Personi-Fi 3.0 | Personi-Fi 2.0 |
ハイレゾ対応 | ○ | – |
空間サウンド | ○ | ○ |
ヘッドトラッキング機能 | ○ | – |
トランスミッター機能 | ○ | – |
- JBL初のハイブリッドドライバーを搭載した
- ハイレゾ音源に対応した
- 空間サウンドがパワーアップした
- ノイズキャンセリング機能が進化した
- トランスミッターなどの新機能を搭載した
- 充電ケースの液晶が大きくなった
- イヤーピースの種類が増えた
- マイクの性能が向上した
注目は大きく進化した音質・ノイキャン性能!
前世代であるJBL TOUR PRO 2から大きく進化したのは、音質とノイズキャンセリング機能。JBL TOUR PRO 3はメーカー初となるデュアルドライバーを採用しており、JBLらしいパワフルな低中音域はそのままに、伸びやかな高音域が加わりました。
また、TOUR PRO 2では「ハイブリッドノイズキャンセリング」が搭載されていましたが、TOUR PRO 3では、新リアルタイム補正機能付きの「ハイブリッドノイズキャンセリング 2.0」にバージョンアップしました。これにより、TOUR PRO 2と比べて約5~10dB高いノイズカットを叶えます。耳の形や装着状態に応じてノイズ除去効果を補正してくれるので、より快適な環境で音楽を楽しめますよ。
関連記事:JBL TOUR PRO 2を徹底レビュー!人気イヤホンとの比較検証も
【実機で検証】JBL TOUR PRO 3を徹底レビュー
JBL TOUR PRO 3の同封品
- JBL TOUR PRO 3本体
- スマート充電ケース
- USB Type-Cケーブル
- アナログ3.5mmケーブル
- 充電用ケーブル
- シリコンイヤーチップ×5サイズ
- フォームイヤーチップ×1サイズ
- 保証書
イヤホンはコンパクト!充電ケースは機能相応の大きさ
まずは、JBL TOUR PRO 3のサイズをチェック。イヤホン本体は、前世代のJBL TOUR PRO 2とほぼ変わらず、特別大きい・重いといった印象はありません。装着時の見た目もすっきりとしていて、通勤・通学などで使いやすいですよ。
充電ケースのサイズは、前世代のJBL TOUR PRO 2とほぼ同じ。ディスプレイが備わっている分、持つとずっしりとした重さはあるものの、機能を考えると妥当です。
ディスプレイのないイヤホンのケースと比べるとやや大きめですが、バッグに入れてしまえば持ち運びに不便を感じるほどではありません。
色味がかわいい!スタイリッシュな外観で女性にも◎
JBL TOUR PRO 3には、ブラック・ラテの2種類のカラーバリエーションがあります。今回編集部が使ったのはラテで、ほんのりピンクを感じる上品な色合いに仕上がっています。
充電ケース自体は存在感のある見た目ですが、ごつごつしていないため、女性でも愛用しやすそうな印象。女性スタッフからも「色味がきれいでおしゃれ」と高評価でした。
イヤーチップは2種類!用途や好みに合う装着感を選べる
JBL TOUR PRO 3には、定番のシリコンイヤーチップに加えて、新たにフォームイヤーチップが付属しています。
シリコンイヤーチップは柔らかい装着感で、検証で4時間装着しても痛みや疲れはありませんでした。前モデルのイヤーチップに比べると、JBL TOUR PRO 3の方が質感が柔らかく、装着したときのフィット感が高まっている印象です。
フォームイヤーチップはスポンジのような質感で、つぶしてもゆっくりと形状が戻っていくのが特徴。シリコンより密着感が高く、ノイズキャンセリング効果を高めたい人に最適です。ただ、フォームイヤーチップは密閉感が強いので、長時間使うと疲れることもあるかもしれません。
ちなみに、シリコンタイプは5サイズ用意されていますが、フォームタイプはMサイズの1種類のみ。検証した女性スタッフはシリコンタイプのSサイズでぴったりだったので、ワンサイズしか同梱されていないフォームタイプは、人によっては出番がない可能性があります。
音漏れはほぼなし!電車やカフェでも快適に使える
JBL TOUR PRO 3は、イヤーチップのフィット感に優れており、外側への音漏れを防止してくれます。検証では、音量をかなり上げても周囲のスタッフに聞こえていませんでした。電車やカフェ、図書館など、静かな空間でも使いやすいのは嬉しいですね。
立体感たっぷり◎全音域のバランスが取れた迫力サウンド
今回は、JBL TOUR PRO 3の音質を5段階で評価しました。各音域はもちろん、立体感や相性のいい楽曲ジャンルについてもレビューしているので、音質にこだわる人はぜひ目を通しておいてください。
高音域
JBL TOUR PRO 3は、前世代にはなかったバランスドアーマチュアドライバーが追加されたことで、高音域に伸びやかさが加わっています。機械的な音ではなく、自然で柔らかい音に仕上がっており、高音特有のキンキンとした感覚はありません。
中音域
中音域は、高音域同様に伸びがありつつも、音源の解像度に優れています。ほどよい存在感があり、ボーカルの声がしっかりと際立っている印象。イコライザーで「ボーカル」に切り替えると、より音のクリアさが高まるので、聞き疲れしない高音質サウンドを体感できます。
低音域
低音域は、JBLらしい迫力のある響き。前世代と比べると、JBL TOUR PRO 3の方がパワフルさが増しています。とはいえ、低音が強すぎることなく、中高音域を引き締めてくれるので、メリハリのあるサウンドを楽しめました。
立体感
今回スタッフが驚いたのが、JBL TOUR PRO 3の立体感の高さ。周囲に音が広がるような感覚で、スタッフが「本当にイヤホンから再生されているの?」と不安になるほどでした。前世代と比較しても、JBL TOUR PRO 3の方が圧倒的な立体感を味わえます。
相性のいいジャンル
全体的にサウンドのバランスに優れているJBL TOUR PRO 3は、幅広いジャンルの楽曲を楽しめそうです。低音のクオリティが特に高いので、ロックやヒップホップはかなり聞き応えがあります。
口コミでは「クラシックやジャズには不向き」という意見が見られるJBL TOUR PRO 3ですが、今回検証したスタッフからは「意外と合う」と高評価でした。
一方で、YOASOBIのようなテクノ系ポップの楽曲だと、高音にやや物足りなさを感じることがありました。とはいえ、アプリでイコライザーを調整すると聞き心地がかなり良くなったので、ここはカスタマイズ次第なのかもしれません。
LDACコーデック対応!音の迫力や立体感がより高まる
今回は、新たに対応したLDACコーデックについても検証。結果、音の立体感や伸びが増して、ハイレゾ音源ならではの魅力を存分に感じられました。臨場感もかなり高まるので、音楽や映画を迫力たっぷりで楽しみたい人におすすめです。
ノイズキャンセリング効果抜群!音への没入感がアップ
JBL TOUR PRO 3のノイキャン機能はかなり優秀で、音への没入感が大幅にアップしています。圧迫感も少なく、ハイエンドモデルらしい優れた性能を体感できました。
音楽を再生していない状態だと、周囲の環境音は少し聞こえてくるものの、大きなストレスはありません。ホワイトノイズも少ないため、無音時でも快適に過ごせそうです。
外音取り込みはやや圧迫感あり、トークスルーモードは優秀
外音取り込み機能は、周囲の音を取り込む「アンビエントサウンドモード」では、耳への圧迫感が強く、周囲の音がこもったように聞こえるのが気になりました。イヤホンに手や髪が当たったときにノイズのような音が混じるため、人によってはストレスを感じてしまうかもしれません。
一方、イヤホンを装着した状態で周囲の人と会話ができるトークスルーモードは、圧迫感やこもった感覚がなく、自然な聞き取りができました。
イヤホンの操作性は文句なし!タップの反応が良好
JBL TOUR PRO 3は、指でのタップ操作に対応しています。センサーの精度に優れており、触れても反応しない・過剰に反応しすぎるといったストレスがないのが嬉しいポイント。日本語のアナウンス付きなので、ワイヤレスイヤホン初心者でも簡単に使いこなせます。
操作方法は、アプリで自由にカスタマイズが可能。デフォルトでは、左にノイズキャンセリングと外音取り込み、右に再生・一時停止といったオーディオコントロールの機能が割り当てられています。追加で、長押しやダブルタップでの操作も登録できるので、操作性は抜群です。
充電ケースはディスプレイが大きくなり視認性◎
JBL TOUR PRO 3といえば、ディスプレイ付きのスマート充電ケースが特徴。前世代から本体のサイズはほぼ変わらないままで、ディスプレイだけが約29%大きくなっており、視認性・操作性が向上しています。
実際に使ってみると、スワイプしても動かなかったりタップしても反応しないことがあり、タッチの反応がちょっぴり悪い印象でした。しばらく触っているとディスプレイの下部分は反応しやすいことがわかったので、その後はスムーズに操作できました。前世代だとそういったストレスがなかったため少し気になりましたが、慣れれば問題はありません。
充電ケースの機能が進化!日本語対応でさらに使いやすくなった
- 日本語に対応した
- 音楽再生時の表示情報が増えた
- ペアリングモードへの切り替えが可能になった
- メッセージのプレビュー表示に対応した
- 充電ケースを探す機能が増えた
JBL TOUR PRO 3のスマート充電ケースは、前世代より機能が進化しています。特にありがたかったのは、日本語に対応したこと。メニューなどが日本語で表示されるので、操作や情報のチェックがしやすくなりました。
音楽再生時には、曲名・アーティスト名が表示されます。曲送りをしたときに曲名をすぐに把握できるのは便利です。
また、日本語に対応したことで、LINEなどに届いたメッセージを確認できるようになりました。相手やメッセージの冒頭を一目でチェックできるので、スマートウォッチ感覚で使いこなせます。
さらに、充電ケース単体でペアリングモードの設定が可能になったのも特徴。ディスプレイで過去の接続機器一覧をチェックして、簡単に接続機器を変更できます。
もちろん、前世代で対応していたイコライザーの変更やモードの切り替えも可能。モードの切り替えはイヤホン単体でもできますが、「操作方法が覚えられない」「目で見て操作したい」という人にはとっても便利ですよ。
充電ケースを探す機能が追加!ただし使えるシーンは限られる
JBL TOUR PRO 3の充電ケースの新機能として「充電ケースを探す機能」も追加されています。ただ、この機能を使うには、アプリとイヤホンが接続されている必要があり、手元にイヤホンがないといけません。「イヤホンが入った状態の充電ケース」を探すことはできないので、イヤホンをどこに置いたか忘れたときにイヤホン入りのケースごと探すことができたらもっと便利だと思いました。
バッテリー持ち◎ワイヤレス&Type-Cで充電できる
JBL TOUR PRO 3の再生時間は、ノイズキャンセリングオフで最大11時間、充電ケース込みで最大44時間です。検証では長時間ノンストップで使い続けましたが、終了時のバッテリー残量は50%以上で、JBL TOUR PRO 3のバッテリー持ちの良さを体感できました。
JBL TOUR PRO 3は、近年主流のUSB Type-Cを充電端子に採用しているため、他の機器と充電器を併用できます。また、ワイヤレス充電に対応しており、ケーブルレスで充電ができるのも魅力です。
アプリの機能は豊富!モード切り替えには時間がかかる
JBLの専用アプリでは、イコライザーの調整や操作のカスタマイズ、各機能の細かい設定などができます。スマート充電ケースのホーム画面の変更も可能で、JBL TOUR PRO 3をより自分らしく使いこなしたい人には嬉しい機能ですね。
気になったのは、モード切り替え時に時間がかかること。JBL TOUR PRO 3はLDACのオンオフ・イヤーチップの変更などをする際に、自動でアプリの再起動が行われます。体感的には再起動時間は30秒以上かかっていたので、切り替えの度にこの待ち時間はやや面倒に感じました。
マイクの音質も良し◎前世代よりノイキャン性能がかなり向上した
JBL TOUR PRO 3は、新たにAIノイズ低減アルゴリズムを採用しており、通話時のノイズを前モデルから約18dB抑えています。
今回の検証では、上記のような交通量の多い屋外でマイクテストを実施。JBL TOUR PRO 3は環境音がほぼ入らず、室内でテストをしているかのような結果に。前モデルのJBL TOUR PRO 2だと、車の走行音や信号機のメロディ音が入り込んできたので、マイク性能が大きく進化していることが分かります。
実際のマイクテストは下記からチェックできます。JBL TOUR PRO 3で通話もしたいと考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
JBL TOUR PRO 3のマイクテスト
JBL TOUR PRO 2のマイクテスト
マルチポイント対応!iPhone→Androidの切り替えはスムーズ
マルチポイントに対応しているJBL TOUR PRO 3は、最大2台の機器を同時接続できます。今回iPhoneとAndroidスマートフォンでマルチポイントの検証をしたところ、iPhoneからAndroidスマートフォンへの切り替えはスムーズにできましたが、AndroidスマートフォンからiPhoneへの切り替え時に何度かエラーが起きてしまいました。
とはいえ、JBL TOUR PRO 3は充電ケースのディスプレイで接続機器を簡単に変更できるのがメリット。イヤホン側で接続機器の切り替えがうまくできないときは、スマート充電ケースを使えるので便利です。
Bluetooth非対応の機器と接続できるトランスミッター機能が便利
JBL TOUR PRO 3は新たにトランスミッター機能を備えており、Bluetooth非対応の機器との接続が可能。これは充電ケースがBluetoothトランスミッター代わりとなり、充電ケースと機器をUSBケーブルで繋げば、イヤホンはワイヤレス状態で使えるという便利な機能です。
実際に試してみると、iPhone 15Proと充電ケース経由で接続できました。トランスミッター機能を使えば、通常のBluetooth接続より遅延を抑えられるので、ゲームや動画編集用にイヤホンを使いたいときにも活躍しそうです。
コストパフォーマンスは良い!4万円台でも買って損なし
総合的にみて、JBL TOUR PRO 3のコストパフォーマンスはかなり高い印象。4万円台のハイエンドモデルではあるものの、音質や機能面の進化が分かりやすく、「前モデルよりこっちを買うべき!」とおすすめしたい商品です。
音質の良さに加えて、充電ケースの利便性やバッテリー持ちの良さなどを考えると、多少高価でも買って損はないでしょう。
JBL TOUR PRO 3の口コミ・評判
ここまでPicky’s編集部によるレビューを紹介してきましたが、ここでは実際に商品を購入したユーザーの口コミを紹介します。「○○が良かった」「ここが惜しい」といったリアルな声をまとめているので、購入時の参考にしてみてください。
JBL TOUR PRO 3のいい口コミ
- 立体的なサウンドで、ライブ会場にいるみたい
- 耳に吸い付くような装着感がいい
- 画面付きのスマート充電ケースがかっこいい
印象的だったのは「音の迫力がすごい」「ライブ会場にいるみたい」といった音質についての口コミ。JBL TOUR PRO 3は、低~中音域の厚みがあり、その場で演奏を聞いているような立体感を味わえるのが魅力です。
また、「充電ケースの見た目がかっこいい」「ディスプレイをタッチ操作できるが嬉しい」といった声も。特に、ガジェット好きのユーザーからは、JBL TOUR PRO 3の近未来的なデザインが高く評価されているようです。
JBL TOUR PRO 3の悪い口コミ
- イヤーピースが大きく感じる
- 値段が高い
- 日本語のアナウンスがうるさい
一方で、「イヤーピースが大きい」「耳が痛くなった」という口コミがありました。JBL TOUR PRO 3には5サイズのイヤーピースが付属していますが、人によっては耳に合わないことも。編集部の検証では、女性スタッフはSサイズがぴったりでした。
意外と目立ったのが、「価格が高い」「気軽に購入できる値段ではない」といった口コミ。JBL TOUR PRO 3の価格は42,900円で、決して安くはありません。価格に見合った性能は備えているものの、高いと感じるか、相応と感じるかは人によって差があります。
また、「電池残量が減ったときやデバイスに接続した際のアナウンスが気になる」という声も。今回の検証でも、Bluetoothが途切れて再接続したときや、モードが変わったときなどに「接続しました」といったアナウンスは確かに流れましたが、そこまで気になることはありませんでした。むしろ、日本語でアナウンスされていることにより、ちゃんと接続されているかが確実に知れるので、検証スタッフはありがたい機能という印象のほうが強かったです。
JBL TOUR PRO 3と合わせて「ケースカバー」を購入しよう
JBL TOUR PRO 3を購入するなら、一緒に充電ケースカバーも揃えるのがおすすめ。充電ケースに装着すれば、傷や汚れを防止できるだけでなく、見た目を自分好みに変えられます。カラビナ付きのものも多く、JBL TOUR PRO 3の持ち運びにも便利です。
JBL TOUR PRO 3のよくある質問
JBL TOUR PRO 3はどこで購入できる?
JBL TOUR PRO 3のペアリング方法は?
JBL TOUR PRO 3がペアリングできない・接続できないときは?
JBL TOUR PRO 3は防水?
JBL TOUR PRO 3が片耳からしか聞こえないときは?
JBL TOUR PRO 3レビューまとめ
- JBL TOUR PRO 3は前世代から音質や機能が進化した!
- 充電ケースのディスプレイが約29%大きくなった
- トランスミッター機能でBluetooth非対応の機器とも接続可
この記事では、完全ワイヤレスイヤホン「JBL TOUR PRO 3」についてレビューしました。JBL TOUR PRO 3は、前世代から音質やノイズキャンセリング性能、搭載機能が進化しています。ぜひ商品を購入して、より快適に音楽・動画視聴を楽しんでください。
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