音の迫力と立体感がすごい!と話題の完全ワイヤレスイヤホン「Bose QuietComfort Ultra Earbuds」。独自の空間オーディオ「イマーシブオーディオ」を搭載しており、まるで目の前にステージがあるかのような臨場感を味わえるのが魅力です。
しかし、Bose QuietComfort Ultra Earbudsを購入する前に「ノイズキャンセリングの精度は?」「具体的な音質のレビューを知りたい」など気になることは多いはず。また、「接続不良が発生する」といった口コミも見られるため、実際にエラーが起きたときの対処方法なども詳しく知っておきたいですよね。
そこで今回は、「Bose QuietComfort Ultra Earbuds」をPicky’s編集部が実機検証。スタッフが商品を実際に使って良かったこと・残念だったことを本音でレビューしました。Bose QuietComfort Ultra Earbudsの購入を迷っている人は、ぜひ最後までチェックしてください。
目次
- Bose QuietComfort Ultra Earbudsレビュー結果
- Bose QuietComfort Ultra Earbudsのスペック
- 【実機で検証】Bose QuietComfort Ultra Earbudsを徹底レビュー
- Bose QuietComfort Ultra Earbudsの口コミ・評判
- 【BOSE vs SONY】人気のWF-1000XM5と比較
- Bose QuietComfort Ultra Earbudsのペアリング方法
- 初期不良?接続エラー時の対処法
- 【別売りケースも】Bose QuietComfort Ultra Earbudsと一緒に買うと便利なもの
- Bose QuietComfort Ultra Earbudsのよくある質問
- Bose QuietComfort Ultra Earbudsレビューまとめ
Bose QuietComfort Ultra Earbudsレビュー結果
Bose(ボーズ)は、アメリカに本社を構える有名オーディオブランド。この記事で紹介するのは、Boseから2023年10月に登場した完全ワイヤレスイヤホン「Bose QuietComfort Ultra Earbuds」です。
まずは、商品の総合評価をチェックしていきましょう。今回は、デザイン・装着感・音質といったPicky’s編集部ならではの視点でBose QuietComfort Ultra Earbudsを評価しました。
サイズ・重量 | ◎ |
デザイン | ◎ |
装着感 | ◎ |
音質(高音域) | ○ |
音質(中音域) | ◎ |
音質(低音域) | ◎ |
イマーシブオーディオ | ◎ |
対応コーデック | ◎ |
ノイズキャンセリング | ◎ |
外音取り込み | ◎ |
マイク性能 | ◎ |
バッテリー持ち | ◎ |
操作性 | ○ |
音漏れの少なさ | ◎ |
アプリの使いやすさ | ○ |
コストパフォーマンス | ◎ |
高評価だったポイント:空間オーディオの臨場感が圧倒的
- 低音がかなり良い
- いろいろなコンテンツをイマーシブオーディオで楽しめる
- 優しい装着感で長時間使っても快適
Bose QuietComfort Ultra Earbudsは、最強クラスの音質とノイズキャンセリング機能を兼ね備えた完全ワイヤレスイヤホン。特に、新搭載の空間オーディオ「イマーシブオーディオ」では、音の立体感や定位感が増し、臨場感たっぷりに音楽や動画を楽しめます。
また、実際にBose QuietComfort Ultra Earbudsを使ってみて感じたのが、装着感のよさ。Boseのイヤーチップは非常に着け心地が柔らかく、長時間つけてもストレスがありません。装着感は軽いのに耳に密着するので、遮音性や音漏れの少なさもばっちりでした。
微妙だったポイント:ワイヤレス充電には別売りケースが必要
- たまに接続が切れてしまう
- ワイヤレス充電に対応していない
- 現時点(2023年12月現在)ではマルチポイントに対応していない
一方で、今回の検証では何度か接続エラーが起きてしまい、その度にイヤホンを再接続する必要がありました。商品の口コミにも「初期不良があった」との声がいくつか見られており、Bose QuietComfort Ultra Earbudsの接続の安定性が気になるところです。
また、Bose QuietComfort Ultra Earbudsのケースはワイヤレス充電に対応していないのも残念な点。とはいえ、別売りでワイヤレス充電対応の充電ケースは展開されています。個人的には「なら最初から選び方のワイヤレス対応の充電ケースを付属して欲しかった」というのが正直な感想でした。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsを買うべき人
- 迫力ある重低音を楽しみたい人
- 空間オーディオを楽しみたい人
- 高性能のノイズキャンセリングが欲しい人
- ソフトな装着感を求める人
Bose QuietComfort Ultra Earbudsは、Boseならではのパワフルな低音域とクリアな中高音域を楽しめる完全ワイヤレスイヤホン。旧モデルにはなかったイマーシブオーディオに対応しており、臨場感抜群の空間オーディオや圧倒的な重低音を楽しみたい人におすすめです。
また、Bose QuietComfort Ultra Earbudsは、業界トップレベルのノイズキャンセリング機能を備えているのも特徴。自然な聞き取りを叶えるアウェアモード(外音取り込み)も搭載しているので、高性能のノイズキャンセリングを求める人にもぴったりですよ。
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Bose QuietComfort Ultra Earbudsをおすすめしない人
- 低音強めのサウンドが苦手な人
- ワイヤレス充電を使いたい人
- 安さ重視の人
ズンズンと響く低音サウンドを強みにしているBose QuietComfort Ultra Earbudsは、重低音が苦手な人やフラットな音質を求める人にはあまりおすすめできません。ただし、アプリのイコライザー設定を使えば、低音域を若干弱めることが可能です。
また、Bose QuietComfort Ultra Earbudsは、本体がワイヤレス充電に対応していないのが難点。別売りでワイヤレス充電対応のケースが販売されているものの、価格は7,000円程度と高めです。また本体価格が約4万円と高価格帯のイヤホンなので、コストを抑えたい人には不向きです。
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Bose QuietComfort Ultra Earbudsのスペック
ここでは、Bose QuietComfort Ultra Earbudsのスペックを紹介。旧モデルの「QuietComfort Earbuds II」との比較や注目したい機能などを解説しているので、ぜひチェックしておきましょう。
「QuietComfort Earbuds II」と「QuietComfort Ultra Earbuds」のスペックを比較
QuietComfort Ultra Earbuds | QuietComfort Earbuds II | |
価格 | 39,600円 | 39,600円 |
サイズ | 3×1.7×2.2cm | 3×1.7×2.2cm |
重さ | 片耳6g | 片耳6g |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.3 |
対応コーデック |
|
|
防水性能 | 防滴 | IPX4 |
連続再生時間 |
|
最大6時間 |
充電時間 | 3時間 | 3時間 |
イマーシブオーディオ | ○ | – |
CustomTuneオーディオ | ○ | ○ |
アウェアモード | ○ | ○ |
- 空間オーディオ「イマーシブオーディオ」を搭載した
- コーデックaptX Adaptiveに対応した
- イヤホン側面がメタリックなデザインになった
注目はイマーシブオーディオ(空間オーディオ)と世界最強クラスのノイキャン
Bose QuietComfort Ultra Earbudsの最大の注目ポイントは、「イマーシブオーディオ」を搭載したこと。イマーシブオーディオは、疑似的なサウンドステージを作り出して、目の前で生演奏を聴いているかのような臨場感を演出するサウンド技術です。
また、Bose QuietComfort Ultra Earbudsは、BOSEが誇る世界トップクラスのノイズキャンセリング機能を備えているのが特徴。独自のCustomTuneテクノロジーによって1人1人の耳に合わせたノイズ除去効果を発揮してくれるので、より理想的な環境で音楽を楽しめますよ。
マルチポイントは今後のアップデートで対応予定
マルチポイントとは、1つのイヤホンに複数のデバイスを登録できる機能のこと。Bose QuietComfort Ultra Earbudsのマルチポイントは、今後のアップデートで追加が予定されていますが、2023年12時点ではタイミングは発表されていません。
スマートフォンやパソコンなどに同時にイヤホンを繋ぐときに便利な機能なので、早めのアップデートを期待したいところですね。
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【実機で検証】Bose QuietComfort Ultra Earbudsを徹底レビュー
Bose QuietComfort Ultra Earbudsのパッケージ内容
- QuietComfort Ultra Earbuds本体
- イヤーチップ(S/M/L)
- スタビリティバンド(S/M/L)
- USB-Cケーブル
- セーフティーシート
イヤホンはメタリックカラーに!黒で統一したデザインが◎
Bose QuietComfort Ultra Earbudsは、イヤホン側面にブラック×シルバ―のメタリックカラーを採用。マットな質感だった旧モデルよりも、スタイリッシュで高級感のある印象になっています。男女問わずに使いやすいデザインですが、特にガジェット好きの男性に刺さりそうな見た目ですね。
気になったのは、イヤホンの取り出しにくさ。深めのケースにイヤホンがすっぽり入っており、はじめは出し入れに手こずってしまいました。イヤホンの上部を指でつまむと取り出しやすいので、ぜひ参考にしてみてください!
ケースはやや大きめだけど、薄型でポケットにしまいやすい
Bose QuietComfort Ultra Earbudsのデザインは、旧モデルのQuietComfort Earbuds IIとほぼ同じ。変わったのはロゴの色くらいで、旧モデルの外観が好きだった人には嬉しい仕様です。
充電ケースは、大きすぎず小さすぎないほどよいサイズ感。AirPods ProやWF-1000XM5に比べると大きめですが、厚みがないのでズボンのポケットなどにスムーズにしまえます。
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装着感は抜群!強くねじ込まなくても耳にフィットする
Bose QuietComfort Ultra Earbudsは、Boseらしいソフトな装着感が魅力。圧迫感が少なく、長くつけていても快適に過ごせます。検証時はスタッフが4時間続けて装着していましたが、特に痛みや疲れは感じませんでした。
ただ、落ちないようにしっかりと装着しようと強くねじ込むと、しばらく使ったときに痛みが出やすいので注意。アプリのフィットテストで確認してみると、強くねじ込まなくても耳にしっかりとフィットしていました。また、フィット感が高いので、音量を上げてもほとんど音漏れはありません。
イヤーチップは3サイズ!スタビリティバンドで安定感アップ
Bose QuietComfort Ultra Earbudsには、イヤーチップとスタビリティバンド(イヤーフィン)が付属しています。それぞれにS・M・Lの3サイズが用意されており、購入時はMサイズがついた状態で届きます。
スタビリティバンドは、耳の輪郭にフィットして装着の安定感を高めてくれるアクセサリー。イヤーチップとスタビリティバンドはそれぞれ分離しているので、自分の耳の形に合わせてカスタマイズできますね。
Boseらしい重低音サウンドが魅力!ボーカルの聞こえもいい
Bose QuietComfort Ultra Earbudsは、最新コーデックのaptX Adaptiveに対応しており、音の解像度がより高まっているのが魅力。今回は、Bose QuietComfort Ultra Earbudsの音質を「高音域」「中音域」「低音域」別にそれぞれで詳しくレビューしました。
高音域
Bose QuietComfort Ultra Earbudsの高音域は、明るくてクリアなサウンド。ソニーのWF-1000XM5に比べると解像度はやや劣るものの、従来のBoseのイヤホンに比べると音の輪郭がよりくっきりとした印象があります。
関連記事:SONYのハイエンドイヤホンWF-1000XM5を徹底レビュー!ノイキャン性能や進化ポイントは?
中音域
注目したいのは、中音域と高音域のバランスの良さ。Boseといえば「THE・重低音」というイメージですが、Bose QuietComfort Ultra Earbudsのサウンドは中高音域がやや前に出ており、ボーカルラインの聞こえがさらに良くなっています。
また、中低音域に存在感がある分、音量を小さくしても厚みのあるサウンドを楽しめるのがBose QuietComfort Ultra Earbudsの特徴。ただ、ボーカルラインと同じくらい楽器の音も前に出てくるので、人によっては音量を上げたときに聴き疲れしやすい場合があります。
低音域
Boseといえば、圧倒的な重低音が魅力。Bose QuietComfort Ultra Earbudsも、期待通りの低音域強めの迫力サウンドを楽しめます。他ブランドのイヤホンと比べてみると、違いは明らか。ズンズンと響く低音域が、楽曲の臨場感や迫力をパワーアップしてくれます。
相性のいいジャンル
クリアな中高音域と迫力のある低音域を叶えてくれるBose QuietComfort Ultra Earbudsは、ジャズ・ロック・ヒップホップ系の曲との相性が抜群です。ただ、アプリにイコライザー機能があるので、調整すればどんなジャンルでも楽しめますよ。
イマーシブオーディオは圧倒的な没入感&臨場感を味わえる
仮想的なサウンドステージを作る「イマーシブオーディオ」は、これまでにない没入感と臨場感を楽しめるサラウンド技術。実際にイマーシブオーディオを試してみると、低音がより広く響いて、自分の周りにスピーカーがあるかのような感覚になりました。
他メーカーにも似た技術はありますが、Bose QuietComfort Ultra Earbudsのイマーシブオーディオは完成度がかなり高め。専用音源などがなく、音楽アプリの楽曲やYouTube、Prime Videoの動画といった幅広いコンテンツで空間オーディオが楽しめるのも嬉しいポイントです。
また、イマーシブオーディオにはトラッキング機能があり、イヤホンをつけた状態で顔を動かすと音の聞こえ方が変わるのが特徴。音の方向や動きが分かりやすくなるので、まるでその場にいるような臨場感を味わえます。 イヤホンを付けて映画やアニメを見る人は絶対買いです。
編集部
ハイレゾ音源対応!立体感と音の広がりが倍増した
Bose QuietComfort Ultra Earbudsは、aptX Adaptiveに対応したことで、ハイレゾ音源を劣化させずに楽しめるようになっています。
実際にaptX Adaptive対応のXperiaで聴いてみると、曲の立体感が倍増した印象。音の広がりもよく、耳の近くで鳴っているというよりは、広いホールで音楽を聴いているような感覚を味わえました。
ノイズキャンセリングは相変わらず優秀、作業や勉強にぴったり
Bose QuietComfort Ultra Earbudsには、クワイエットモード(ノイズキャンセリング)とアウェアモード(外音取り込み)の2つが搭載されており、シーンに応じてモードを使い分けられます。
クワイエットモードは、旧モデルに続いてかなり優秀。ノイキャン最強として知られるWF-1000XM5にも負けないレベルの性能で、あらゆるノイズの音量が極限レベルまで小さくなります。ノイズキャンセリング特有の音がこもる感じもほとんどありません。
カフェで実際にクワイエットモードを使ってみると、近くの人たちの話している内容は全く理解できないほどの効果がありました。人がいる空間で作業や勉強に集中したいときに最適な機能ですね。
アウェアモードは機械っぽい音にならず、自然に使えるのが魅力。無音状態だと周りの音や会話がはっきりと聞き取れますが、音楽を流すとガヤガヤした音として聞こえます。街中を歩いているときやレジでのお会計など、周囲の状況を把握したいときに役立ちます。
通話音質も良好◎セルフボイス設定で自分の声を調整できる
Bose QuietComfort Ultra Earbudsの通話音質も良好。相手と自分の声はどちらもきれいで、快適にコミュニケーションが取れます。風の強い屋外で会話をしても、風切り音や環境音をイヤホンが自然に除去してくれますよ。
また、Bose QuietComfort Ultra Earbudsは、アプリのセルフボイス設定で相手に届く自分の声の音量を調整できるのが特徴。音量は、「大」「中」「小」「オフ」の4段階で設定できます。
以下はマイクテストの音声です。実際の通話中の音声が気になる人は聞いてみてください。
タッチ操作は反応が良すぎる。ショートカットはカスタマイズ可能
Bose QuietComfort Ultra Earbudsは、イヤホンの背面にタッチして音量調整やモードの切り替えを行います。タッチは感度がかなり良く、少し指が触れただけで反応してしまうので注意。ただ、慣れれば誤操作の回数は減ったので、特に不便は感じませんでした。
また、アプリを使えば、左右のイヤホンのショートカットを変更できます。ショートカットは、イヤホンの背面を長押ししたときに起動する機能で、「モードの切り替え」「イマーシブオーディオのオンオフ」「音声アシストにアクセス」の3つから割り当てを選べます。
音量調整や通話の応答といった基本機能の割り当ては変更できないものの、よく使う機能をショートカットに登録できるのは便利ですね。Bose QuietComfort Ultra Earbudsの操作方法を下記にまとめているので、これから購入予定の人は参考にしてください。
機能 | 操作方法 |
メディアの再生・停止 | イヤホンを1回タップする |
音量を上げる | イヤホンを上にスワイプする |
音量を下げる | イヤホンを下にスワイプする |
曲送り | イヤホンを2回タップする |
曲戻し | イヤホンを3回タップする |
着信に応答 | 着信時にイヤホンを1回タップする |
着信を終了・拒否 | 着信時にイヤホンを2回タップする |
ショートカット | イヤホンを長押しする |
専用アプリでイコライザーの調整やモードの設定ができる
- ノイズキャンセリングモードの切り替え
- 接続デバイスの切り替え
- イコライザーの設定
- イマーシブオーディオの設定
- イマーシブオーディオのデモ再生
- フィットテスト
- ショートカットの設定(操作の割り当て)など
Bose QuietComfort Ultra Earbudsは「Bose Musicアプリ」に対応しており、イコライザーの設定や接続デバイスの切り替えなどができます。アプリのUIはシンプルで見やすく、初心者でも使いやすいですよ。
イコライザーは、既存のプリセットに切り替えたり、低音域~高音域の強弱を自分で調整できます。細かいカスタマイズはできませんが、もともとの音質がいいので特に不満はありません。
また、Bose QuietComfort Ultra Earbudsでは、ノイズキャンセリングの有無・イマーシブオーディオの有無などを設定して、自分オリジナルのサウンドモードを保存できます。モード名は自由に変更でき、「通勤用」「ランニング用」「映画鑑賞用」などのシーンに合わせて作成できますよ。
- 勉強用→ノイズキャンセリングあり・イマーシブオーディオなし
- ランニング用→ノイズキャンセリングなし・イマーシブオーディオなし
- 映画鑑賞用→ノイズキャンセリングあり・イマーシブオーディオあり
30分で60%充電可能!ワイヤレス充電非対応なのは残念
Bose QuietComfort Ultra Earbudsの連続再生時間は、イヤホン単体で最大6時間。充電ケースを併用すれば、イヤホンを3回充電して最大24時間使えます。通勤や通学中の音楽鑑賞・動画視聴用として使うなら、十分なバッテリー容量ですね。
今回は、充電速度についても検証。0%から開始して、わずか30分で約60%まで充電できました。ちなみに、Bose QuietComfort Ultra Earbudsはワイヤレス充電には非対応。ワイヤレスで充電するには、別売りのワイヤレス充電対応ケース(税込7,150円)を購入する必要があります。
接続不良が気になる。頻繁にエラーになるなら問い合わせ必須
今回のBose QuietComfort Ultra Earbudsの検証中には、急に音が出なくなったり、接続が切れてしまうなどのエラーが何度か起きました。
「初期不良かな?」とBoseに問い合わせてみたところ、商品のアップデートやアプリの再ダウンロードを提案され、提案通りに試したら無事に再接続ができました。
編集部
Bose QuietComfort Ultra Earbudsの口コミ・評判
ここまでPicky’s編集部による商品のレビューを紹介してきましたが、ここからは実際に商品を購入したユーザーのリアルな口コミを紹介します。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsのいい口コミ
- 装着感が軽いのに耳にフィットして落ちない
- 空間オーディオで映画館みたいな気分になれる
- 外音取り込みの聞こえ方がかなり自然
Bose QuietComfort Ultra Earbudsには、「装着感が軽い」「空間オーディオの音質がすごい」といった口コミが見られました。特に、空間オーディオについては「映画館に行った気分になる」との声もあり、ハイレベルなサラウンドサウンドを楽しめるのが魅力です。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsの悪い口コミ
- ゲームをすると若干遅延を感じる
- イヤホンが充電ケースから出し入れしづらい
一方で、Bose QuietComfort Ultra Earbudsには「ゲームをするとズレが気になる」「イヤホンが取り出しづらい」との口コミも。
今回の検証時、特に遅延については気になりませんでしたが、Bose QuietComfort Ultra Earbudsには、低遅延モードが搭載されていません。日頃、低遅延機能が優れているゲーミングイヤホンなどを使っている人にとっては、FPSなどのスピーディーなゲームをするにはちょっぴり不便かもしれません。
【BOSE vs SONY】人気のWF-1000XM5と比較
今回は、最強のノイズキャンセリングイヤホンとして知られているSONY(ソニー)の「WF-1000XM5」とBose QuietComfort Ultra Earbudsを比較しました。
QuietComfort Ultra Earbuds | WF-1000XM5 | |
価格 | 39,600円 | 41,800円 |
サイズ | 3×1.7×2.2cm | – |
重量 | 片耳6g | 片耳5.9g |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.3 |
対応コーデック |
|
|
防水性能 | 防滴 | IPX4 |
連続再生時間 | 最大24時間 | 最大36時間 |
空間オーディオ | ○ | ○ |
イコライザー | ○ | ○ |
マルチポイント | -(追加予定) | ○ |
ワイヤレス充電 | – | ○ |
まず、Bose QuietComfort Ultra Earbudsは豊かな低音域と厚みのあるサウンドを楽しめるのが魅力。一方で、WF-1000XM5は中音域に強く、クリアなサウンドを得意としています。迫力重視で音楽を聴きたいならBose、ボーカル重視ならソニーを選びましょう。
また、2つの機種はどちらも空間オーディオを搭載していますが、WF-1000XM5の「360 Reality Audio」は専用の音源にしか対応していないのに対し、QuietComfort Ultra EarbudsのイマーシブオーディオはYouTubeやPrime Videoなどの音源にも対応しています。
音楽から映画鑑賞、ライブ音源などの幅広いコンテンツを臨場感のあるサウンドで楽しめるのは、QuietComfort Ultra Earbudsならではの魅力です。ただし、機能性に関しては、現時点(2023年12月)でワイヤレス充電やマルチポイントが使えるWF-1000XM5に軍配が上がります。
- 音楽も動画も空間オーディオで楽しむなら:Bose QuietComfort Ultra Earbuds
- クリアなサウンドと機能性で選ぶなら:SONY WF-1000XM5
関連記事:SONYのハイエンドイヤホンWF-1000XM5を徹底レビュー!ノイキャン性能や進化ポイントは?
Bose QuietComfort Ultra Earbudsのペアリング方法
Bose QuietComfort Ultra Earbudsのペアリングはとっても簡単。1度接続したデバイスはイヤホン側が記憶してくれるので、2回目以降はBose QuietComfort Ultra Earbudsの電源を入れるだけで自動でペアリングが行われます。
- 充電ケースを開け、背面のボタンを押してスタンバイモードにする。
- スマートフォン側でBluetoothをオンにする。
- 接続機器の「Bose QuietComfort Ultra Earbuds」を選択する。
- スマートフォン側で「接続済み」の表示が出たら完了。
初期不良?接続エラー時の対処法
ここでは、Bose QuietComfort Ultra Earbudsで接続エラーが起きたときの対処方法を解説。これから商品を購入する予定の人も、1度目を通しておいてくださいね。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsの再同期方法
接続エラーが起きたときは、Bose QuietComfort Ultra Earbudsを再同期してみましょう。
- 再同期の手順
- STEP.1イヤホンをケースに入れる左右のイヤホンを充電ケースに入れて、フタを開けたままにしておきます。 ケース内側のステータスランプが点灯したことを確認します。点灯しない場合は、イヤホンを下に押し込んで、充電端子がしっかり接続されていることを確認してください。
- STEP.2フタを再度開く1度ケースのフタを閉じ、ケース前面のステータスライトの点滅が停止したら再度フタを開きます。
- STEP.3イヤホンを取り付ける右側のイヤホンだけを取り出して、耳に装着します。ウェルカムトーンが聞こえたら、左側のイヤホンも耳に装着します。 左側もウェルカムトーンが聞こえたら、再接続完了です。
頻繁に不具合が起きる場合は初期不良の可能性も
頻繁に接続エラーが起きたり、再接続を試しても改善されない場合は、初期不良の可能性があります。その場合は、商品を購入したお店に問い合わせましょう。初期不良であると判断されたら、商品の交換or返金対応をしてもらえます。
ただし、中には「購入後7日以内なら可能」といった条件を設けているお店もあるので、購入時に必ず確認してください。また、1年間の保証期間内で水没や外傷などがない場合は、Boseに無料で対応してもらうことが可能です。
【別売りケースも】Bose QuietComfort Ultra Earbudsと一緒に買うと便利なもの
ここでは、一緒に揃えておきたいおすすめのアクセサリーを紹介。Bose QuietComfort Ultra Earbudsの購入を検討されている人は、ぜひ併せてチェックしましょう。
ワイヤレスで充電したいなら「ワイヤレス充電ケースカバー」
Bose QuietComfort Ultra Earbudsをワイヤレスで充電したい人は「Bose ワイヤレス充電ケースカバー」を購入しましょう。QuietComfort Ultra EarbudsとQuietComfort Earbuds IIの2機種に対応しており、充電ケースに装着するだけでワイヤレス充電ができるようになります。
カバーはシリコン製で、本体の傷・衝撃防止にも役立つのが魅力。また、サイドにはカラビナが備わっているため、バッグや腰ベルトなどにつけて持ち歩けます。
イヤホンをよく持ち歩く人には「収納ケース・カバー」
「ワイヤレス充電は必要ない」という人でも、用意しておきたいのがケース・カバー。本体を傷や汚れから守ってくれるので、イヤホンをよく持ち歩く人におすすめです。中には、本革製のおしゃれなケースも登場しており、イヤホンの見た目を変えたい人にもぴったりですよ。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsのよくある質問
Bose QuietComfort Ultra Earbudsはどこで購入できる?
Bose QuietComfort Ultra Earbudsにブラック以外の色はある?
Bose QuietComfort Ultra Earbudsレビューまとめ
- Bose QuietComfort Ultra EarbudsはQuietComfort Earbuds IIの後継モデル
- パワフルな重低音サウンドと臨場感抜群の空間オーディオを楽しめる
- 接続不良が頻繁に起きる場合は早めにメーカーor購入店に問い合わせよう
今回は、「Bose QuietComfort Ultra Earbuds」をレビューしました。Bose QuietComfort Ultra Earbudsは、迫力の重低音と空間オーディオを楽しめる完全ワイヤレスイヤホン。この記事を見て気になった人は、ぜひ商品を購入してみてくださいね。
Photo By 内田大貴