ケースにタッチディスプレイが付いた完全ワイヤレスイヤホン、JBL TOUR PRO 2が2023年3月10日に発売されました。現時点で発売されている完全ワイヤレスイヤホンの中でも最高級クラスのハイエンドモデルで、音質・機能・性能が気になっている方も多いはず。
そこで今回は、Picky’s編集部でJBL TOUR PRO 2を実際に使用して徹底検証してみました!音質や機能のレビューはもちろん、同価格帯のワイヤレスイヤホンとの比較も行っています。
JBL TOUR PRO 2の性能や機能が気になっている方は、ぜひチェックしてみてください。おそらくですが、多くの人が「この値段でも欲しい!」と思うはずです。
目次
JBL TOUR PRO 2レビュー結果
Picky’s編集部スタッフによる、JBL TOUR PRO 2を使用した感想と評価をまとめました。評価とコメントについてはPicky’s編集部スタッフの主観です。
項目 | スタッフ評価 | スタッフコメント |
---|---|---|
サイズ感・携帯性 | 〇 | イヤホンは文句なしのコンパクト ケースはディスプレイが付いているため大きめ |
装着感 | ◎ | ぴったりとフィットする 丸い部分が耳にしっかりとはまるため、かなり外れにくい |
デザイン | ◎ | ショートスティック型で顔に馴染むデザインが良い ケースはディスプレイがもう少し大きいと嬉しい |
音質 | ◎ | 高温・中音・低音すべてで音が綺麗。響き・立体感は最高! 好みはあるが、イヤホンの中では間違いなくトップクラスの音質 |
機能性 | ◎ | とにかく多機能!イヤホンにある機能をほとんど搭載している ケース操作はかなり便利 |
マイク性能 | ◎ | 音がこもることはなく、 通話相手にも綺麗な声が伝わる |
再生時間 | ◎ | 長い。使っていて、特に減りが早い感じもなかった ケースのバッテリーもかなり長持ちする |
充電時間 | ◎ | 連続再生時間が長いのに、短時間で充電できる |
ノイズキャンセリング | ◎ | 強力で、ピタッと騒音が消える 不自然な効き方ではなく、自然で自分の世界に入り込める |
充電ケースの操作性 | 〇 | 若干反応がもたつくことがあった 反応速度に期待しすぎるとストレスを感じるかも |
◎…大満足 〇…満足 △…イマイチ ×…不満
高評価だったポイント:ケース操作が便利!もちろん音質も最高
- ケースでほとんどの操作ができる点が便利
- 低・中・高すべての音域で癖のないクリアな音質
- 好みや相性はあるものの、欠点らしい欠点は見当たらない
JBL TOUR PRO 2の大きな特徴は、ケースに搭載されたスマートタッチディスプレイです。他のイヤホンのように、操作の際にスマホを使用したり、本体にタッチする必要がありません。
最初は「操作なんてスマホで十分では……」と思っていましたが、実際に使ってみるとPC作業中や外出先でもすぐに操作できて非常に便利でした。
音質に関しては全域でバランスが良く、癖のないクリアな音が楽しめます。イコライザーを使えば、曲やジャンルに合わせて自分好みの味付けも可能です。
高価格帯のイヤホンだけあり、音質の高さはもちろんあらゆる機能が揃っていて、性能・機能ともに大満足でした。
編集部
微妙だったポイント:ケースディスプレイの反応が若干気になる
- ケースのディスプレイは、反応が若干鈍く感じることがあった
- 他のイヤホンよりもケースが大きめ
JBL TOUR PRO 2の微妙な点はほとんどありませんが、ケースのディスプレイ操作をしたときに1回でスパッと反応してくれないことがありました。ストレスを感じるほどではありませんし、操作する人にもよると思いますが、もう少しタッチの感度が上がるとより使いやすいです。
またディスプレイが搭載されている分ケースがやや大きめで、手ぶらでの外出時は収納場所に困るかもしれません。とはいえ、上着のポケットやバッグに入れて持ち歩く分にはまったく問題ありません。
編集部
JBL TOUR PRO 2を買うべき人
- 仕事・プライベートとあらゆるシチュエーションで使いたい方
- 癖のない綺麗な音質が好きな方
- 多機能なイヤホンが欲しい方
- 本体操作やスマホ操作を煩わしく感じている方
JBL TOUR PRO 2はバランスと完成度が高く、あらゆるユーザーにおすすめできます。特に「癖のない音質」「多機能」「ケースからの操作」に興味を持っているなら絶対に買いです。
JBL TOUR PRO 2の音質は、癖がなく素直で万人受けする音質です。ほぼすべての人が違和感やストレス、聴き疲れを感じずに音楽を長時間楽しめるでしょう。
また、JBL TOUR PRO 2は非常に多機能です。ノイキャンや外音取り込み、アプリによる音の調整・設定はもちろん、片耳接続やワイヤレス充電といった他のワイヤレスイヤホンでできる機能はほぼすべて搭載しています。さらにスマートタッチディスプレイによるケース操作は、唯一無二の機能です。
音質が良く、多機能で使い勝手も良いJBL TOUR PRO 2は、仕事のWeb会議や通話に使う方、趣味の音楽やYouTube動画を高い音質で楽しみたい方、どんなユーザーにも自信を持っておすすめできます。
編集部
JBL TOUR PRO 2をおすすめしない人
- ケースをよく落とす方
- 安いイヤホンが欲しい方
JBL TOUR PRO 2がおすすめできない方はほとんどいませんが、ケースをよく落とす方は注意が必要です。
JBL TOUR PRO 2最大の特徴でもあるケースのディスプレイですが、液晶ディスプレイである以上、落とせば当然傷が付いたり割れたりする危険性もあります。他のワイヤレスイヤホンのケースに比べて落下したときのリスクは高めです。
持ち物をよく落とす方はディスプレイ部分に保護フィルムを貼ったり、上記のようなケースを保護するカバーを付けるといった対策をおすすめします。
またイヤホンに高機能や高音質を求めず、値段の安さを重視する方は、他のワイヤレスイヤホンをチェックしましょう。
関連記事:【コスパ最高】JBL LIVE FREE 2を実機レビュー!待望のマルチポイント・ノイキャンを徹底検証
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JBL TOUR PRO 2のスペック・特徴
JBL TOUR PRO 2のスペックと特徴的な機能について解説します。
JBL TOUR PRO 2のスペックをAirPodsPro2・SONY WF-1000XM4と比較
JBL TOUR PRO 2の公式スペックは次の通りです。
今回は、JBL TOUR PRO 2と同価格帯の「Apple AirPodsPro2」「SONY WF-1000XM4」の2機種と比較して解説します。
項目 | JBL TOUR PRO 2 | AirPodsPro2 | WF-1000XM4 |
---|---|---|---|
イヤホン本体重量 | 6.1g×2 | 5.3g×2 | 7.3g×2 |
ドライバーユニット | 10mm | 11mm | 6mm |
充電時間 | 2時間 | 1時間 | 1.5時間 |
連続使用時間 | 8~10時間 | 5.5~6時間 | 8~12時間 |
使用時間(ケース併用) | 40時間 | 30時間 | 36時間 |
対応コーデック | SBC/AAC | SBC/AAC | SBC/AAC/LDAC |
Bluetooth | Bluetooth5.3 | Bluetooth5.3 | Bluetooth5.2 |
防水・防塵 | IPX5 | IPX4 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | 〇 | 〇 | 〇 |
外音取り込み機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
公式価格(定価・税込) | 33,000円 | 39,800円 | 33,000円 |
発売日 | 2023年3月10日 | 2022年9月23日 | 2021年6月25日 |
いずれも、現時点で最高級クラスのワイヤレスイヤホンだけあり、スペックはほぼ互角です。ただ、ケースを含めた連続使用時間や防水性能ではJBL TOUR PRO 2が優れています。
もちろん3機種で価格が若干違いますし、音質の好みもあるため一概にJBL TOUR PRO 2が優れているとは言い切れません。ですが、人気のAirPodsPro2やWF-1000XM4と比較しても、互角かそれ以上の性能を持っているのは間違いなさそうです。
注目は、充電ケースに搭載されたスマートタッチディスプレイ
数あるワイヤレスイヤホンの中でもJBL TOUR PRO 2唯一無二の機能が、充電ケースに搭載された「スマートタッチディスプレイ」です。スマホのようにケースをタッチして、各種イヤホン操作を行えます。また、ディスプレイに各種アプリの受信や着信、バッテリー残量も表示されます。
イヤホン本体のタップ操作は操作方法を設定したり覚える必要がありますし、バッグからいちいちスマホを取り出して操作するのは面倒なときもあると思います。そんなとき、JBL TOUR PRO 2ならケースで手軽に、視覚的に操作が可能です。
進化した空間サウンドは、全域で透き通るような美しさ
新開発の「PEN+DLC 10mmドライバー」を搭載したJBL TOUR PRO 2の音質は、すべての音域で聴き疲れしにくいクリアな音です。どんな音楽や動画でも、原音に忠実で自然な音を楽しめるでしょう。
またJBL TOUR PRO 2は、MOVIE・MUSIC・GAMEと用途に合わせてサウンドを変更でき、シーンに合った音の立体感や臨場感のある響きを楽しめるのも特徴です。あらゆる角度から音が押し寄せてくるかのような、極上の空間オーディオが体験できます。
豊富な機能でどんなユーザー・シーンにも最適
JBL TOUR PRO 2は非常に多機能で、現在発売されているワイヤレスイヤホンの機能はほぼすべて詰め込んであると言っていいでしょう。
JBL TOUR PRO 2には次の機能が搭載されています。
機能名 | 機能の内容 |
---|---|
ノイズ・キャンセリング | 周囲の雑音を打ち消す機能 |
充電ケースタッチディスプレイ | ケースのディスプレイでイヤホンを操作可能 |
ワイヤレス充電 | ケーブル無しでQi規格によるワイヤレス充電が可能 |
イコライザー | 好みの音質に調整できる機能 |
マイク機能 | Web会議・電話での通話が可能 |
防滴 | PIX5相当の防滴(防水)性能 |
アンビエントアウェア | 外音取り込み機能 |
Silent Now | Bluetooth接続無しのイヤホン単体でノイキャンが使える機能 |
トークスルー | 他の人の声が聞きやすくなる機能 |
マルチポイント | 複数の機器と同時にペアリングできる機能 |
他のワイヤレスイヤホンが持つ機能をほぼすべて網羅しているうえ、ケースのタッチディスプレイといった独自機能も搭載。「JBL TOUR PRO 2で、できないことはない」と言い切れるレベルです。
【実機で検証】JBL TOUR PRO 2を徹底レビュー
JBL TOUR PRO 2の付属品は本体・ケーブル・イヤーピース
JBL TOUR PRO 2の付属品は以下の通りです。
- イヤホン本体
- 充電ケーブル(AtoC)
- イヤーピース
- クイックスタートガイド
イヤーピースは3サイズあり、耳の形に合わせて選択できます。
JBL TOUR PRO 2のサイズ感・重量・デザイン
開封して、サイズや重量、デザインをチェックしました。
重さ:イヤホン2つで約12g・ケースが約74g
ケース単体の重さ | 約74g |
---|---|
イヤホン本体の重さ | 2個で約12g(1個約6g) |
ケース+イヤホンの重さ合計 | 約86g |
重さに関しては公称値通りです。イヤホン本体の重さは1個6gとイヤホンとしては平均的な重量ですが、ケースは約74gとやや重め。
約50gのAirPods Pro2ケースと持ち比べると、JBL TOUR PRO 2のケースは重く感じます。とはいえ、普通に使っている分にはそれほど気になる重さではありません。
イヤホン:コンパクト&顔に馴染む自然なデザイン!
JBL TOUR PRO 2のデザインは、「しっくりくる」といった表現がぴったりな顔に馴染むデザインです。個性や派手さはありませんが、かといって野暮ったさもなく、着用時に浮いたり悪目立ちしにくいデザイン。
JBL TOUR PRO 2はシャンパンゴールドとブラックの2色から選べますが、今回使用したシャンパンゴールドは柔らかい雰囲気で年齢や性別問わず使いやすいカラーです。
ケース:ディスプレイが付いている分やや大きめ
JBL TOUR PRO 2のイヤホン本体は平均的な大きさですが、ケースのサイズは大きめです。ディスプレイが付いているため仕方のない点ですが、イヤホンのケースとしてはかなり存在感があります。
AirPods Pro2のケースと比較すると、横幅はほとんど差が無いものの縦幅と厚みがあり、ジーンズのポケットに入れるとポッコリして目立ちます。とはいえ、バッグや上着のポケットに収納するなら問題ないサイズ感です。
JBL TOUR PRO 2の装着感は完璧!
フィット感ですが、スタッフが着用した限りではJBL TOUR PRO 2の装着感は完璧でした。丸みを帯びたオーバルチューブがしっかりと耳にはまって引っかかります。ショートスティック型で装着後の収まりも良く、多少頭を振ったくらいでは落ちません。
ただ、フィット感と密閉感が強い分、長時間着用していると耳が痛くなることもありました。耳が痛くなりやすい方は注意したほうがいいかもしれません。
検証スタッフはデフォルトのサイズでぴったりでしたが、フィット感が弱く感じた方は3サイズあるイヤーピースを交換してみてください。
連続再生時間は驚異の最大40時間!
JBL TOUR PRO 2は、イヤホン単体で最大10時間再生、ケースの充電を利用すれば最大40時間再生が可能です。仕事で毎日何時間も使う方、プライベートで長時間音楽やゲームを楽しむ方も安心して使えます。
充電は、Type-Cケーブルによる有線接続のほか、Qi規格によるワイヤレス充電にも対応。充電の選択肢が多いと、いざというときも安心です。
JBL TOUR PRO 2の音質は全域でクリアかつ綺麗なサウンド!
JBL TOUR PRO 2で実際に音楽を聴いてみましたが、個性・特徴・癖は弱めで、高音・中音・低音の全域すべてで素直な音を感じられます。
さらに、音の立体感も抜群。実際に使ってみて、公式サイトでも謳っている「立体的なサウンド」の意味が理解できました。大きなホールの中心で音を出しているような、音の広がりや響きをはっきりと感じます。
どんな音楽にも合うと思いますが、特にジャズやクラシックを聴きたくなる音質でした。
ノイズキャンセルはかなり強力!特に低音除去に効果あり
ノイズキャンセルをONにすれば、外音がピタッとシャットアウトされます。特に低い雑音はかなり綺麗に除去できています。高音は少し残る感じがしましたが、いずれにしても強力に効きました。
マイク性能はこもらず相手からも聞きやすいクリアな音声
実際にZoomのWeb会議を行い、JBL TOUR PRO 2のマイク機能をテストしてみましたが、自分の声がこもったり、遅延といった違和感を感じることはありませんでした。また、会議の相手にもこちらの声がクリアに届いてたそうです。
マイクテストの結果が気になる方は以下から確認してみてください。
JBL TOUR PRO 2とAirPodsPro2の音質比較
JBL TOUR PRO 2と比較・検討しているユーザーが多そうな「AirPodsPro2」と音質を比較しました。
機種 | 音質 |
---|---|
JBL TOUR PRO 2 | 癖はほぼなく、優しく響き渡る音 |
AirPodsPro2 | 癖は弱めだが、高音で少しだけ尖った味付けを感じる |
音質はかなり好みの差が出やすい部分ですが、スタッフの主観では上記のように感じました。
JBL TOUR PRO 2が癖のない素直な音なのに対し、AirPodsPro2は高音が際立ち、「キーン」という音を強く感じる箇所がありました。また、広がりや響きの立体感に関しては、JBL TOUR PRO 2の方がはっきりと感じられます。
音質そのものに関しては優劣はなく、単純に「好み」です。癖をできるだけ抑えたい方はJBL TOUR PRO 2を選びましょう。
編集部
ケースのタッチディスプレイがかなり便利!
JBL TOUR PRO 2のケースに搭載されているスマートタッチディスプレイを使ってみました。
曲の選択や音量調整はもちろん、イコライザーによる調整や着信を受ける操作がすべてケースから可能です。
また、メッセージを受信したアプリやバッテリー残量も表示されます。
スタッフがスマートタッチディスプレイを便利だなと感じたシーンは以下の通りです。
- 歩きながら音楽を聞いているとき、ポケットに入れたケースをさっと取り出して操作できる
- オフィスで作業中、ケースをデスクの上に置いておくといちいちスマホを探さなくて良い
- PCに接続して使っている状態でも、ケースから設定や操作ができる
特に、イヤホンをPC接続して使っているときにケースから操作できるのは非常に便利でした。
他のイヤホンの場合、PC接続から一旦スマホに接続し直してスマホでイヤホン操作しないといけない機種もありますが、JBL TOUR PRO 2はPCに接続したままケースから操作が可能です。どんな状況でもケースからほとんどの操作ができます。
スマホ操作だけでも問題ありませんが、思った以上にスマートタッチディスプレイが便利に感じる場面は多かったです。
ただ、ディスプレイがもう少し大きいともっと操作しやすいかな、とは思いました。手の大きい男性だと若干操作しづらいこともあるかもしれません。
もちろん、ケース操作だけではなく、スマホやイヤホン本体からの操作にも対応しています。イヤホン操作の設定は自由に変えられるため、イヤホン操作も使いたい方は設定を確認しておきましょう。
複数の機器と同時接続ができる「マルチポイント」が優秀
マルチポイントは、2台の機器に同時接続できる機能です。マルチポイントを使用すると、例えばスマホで音楽を聴きながら作業している最中に、パソコン側でZoom会議が始まってもすぐに切り替えてマイクとして使用できます。
逆にパソコンでYouTubeを見ている最中にスマホ側で着信があっても、すぐに気づいてそのまま通話が可能です。Picky’sスタッフは、スマホとパソコン両方で作業するシーンが多いためマルチポイント機能はかなり便利でした。
ただし、マルチポイントは2台までです。3台目を接続したい場合は、一度現在のペアリングを解除する必要があります。2台接続できれば十分ですが、スマホとパソコンに加えてタブレットでもイヤホンを使いたい方は留意しておきましょう。
JBL TOUR PRO 2のさまざまな機能を使ってみた!
JBL TOUR PRO 2には他にもさまざまな機能が搭載されています。すべての機能を細かく紹介すると長くなるため、各種機能をざっくりと解説していきます。
音質を好みに味付けできる「イコライザー」
イコライザーを使用すれば、手軽に音の強弱や特徴を変えられます。音に物足りなさを感じた方や、音質を自分好みに調整したい方におすすめ。
- JAZZ
- VOCAL
- BASS
- CLUB
- STUDIO
基本は上記の5パターンで、各モードを選択するだけで簡単に音質を変化させられました。さらにこだわりたい方は、より細かい調整も可能です。
ウェブ会議に便利!自分や相手の声を調整できるボイスアウェア
ボイスアウェアは、「マイク入力の音を制御して自分の声と周囲の音量を選択できるようになる」機能です。電話中やWeb会議中に自分の声もはっきりと聴けるよう調整できます。
スタッフが使ったときの設定では、「高」にすると周囲の声や自分の声が自然に聞こえて話しやすくなり、「低」にすると若干自分の声がこもったように聞こえました。Picky’sスタッフは仕事でWeb会議を頻繁に行うため、マイクアウェア機能はかなりありがたい機能です。
イヤホン紛失時に便利な「イヤホン本体を見つける」機能
「イヤホン本体を見つける」機能を使用すると、イヤホンからビープ音が出て行方不明になったイヤホン本体を簡単に見つけられます。
- イヤホンを落として行方不明になった
- イヤホンをしたままうっかり寝てしまい、起きたらイヤホンが見つからない
上記のシーンで便利な機能です。
ビープ音はかなり大きめなので、隣の部屋に置き忘れていても見つけられるはずです。
仮眠や旅行中に便利な耳栓&アラーム機能「SilentNow」
「SilentNow(サイレントナウ)」は耳栓とアラーム機能を合わせたような機能です。SilentNowを設定すると、スマホやパソコンとのBluetooth接続が解除され、イヤホン単体でノイズキャンセリング機能がONになります。また、タイマーで時間を指定すると、指定した時間にアラームが鳴って起こしてくれます。
仕事の休憩時間や、旅行の移動中に仮眠を取りたいときに最適な機能です。
実際に使用して仮眠してみたところ、周囲の雑音がかなり弱くなり、またBluetooth接続が解除されているため、着信や通知で起こされず快適に眠れました。
ただ、SilentNow使用中にサイレントモードの残り時間を確認する方法が分からなかったので、アプリの画面などに表示されるとより便利だと感じました。
一人一人に合わせた音に調整してくれる「Personi-Fi」
Personi-Fi(ペルソニファイ)は、性別・年齢・リスニング経験のヒアリングと簡単な聴力チェックで、一人一人に合った最適な独自のサウンドを提供してくれる機能です。
個人の聴こえ方に合わせて、自動的に音をカスタムしてくれるオーダーメイド機能と思ってもらえばいいと思います。アプリから簡単なアンケートと聴力テストを行うだけでOKです。
年齢や性別が異なる編集部スタッフ3名でPersoni-Fiをテストしてみたところ、それぞれ結果が変わりました。ちゃんと個人に合わせてカスタムしてくれているようです。
ただ、正直なところ音に大きな変化があったかどうかと言われると微妙です。年齢や聞こえにくい周波数があるかによって、もう少し効果を実感できる方もいるかもしれません。
ケースディスプレイのスクリーンセーバーを変更する
個人的に面白いなと思ったのが、ケースディスプレイの壁紙を変えられる機能です。JBL TOUR PRO 2のケースのディスプレイは、スマホやパソコンのように背景を変えられます。
充電ケースの背景をPicky’s仕様にしてみました!大事な家族やペットの写真といった、お気に入りの画像を表示させれば、それだけで満足感がアップします。
編集部
JBL TOUR PRO 2の口コミ・評判
JBL TOUR PRO 2に関する、良い口コミと悪い口コミを集めました。
JBL TOUR PRO 2のいい口コミ
- ハイエンドモデルならではの音質でとても気に入っている
- JBL TOUR Pro+ TWSよりも装着感が圧倒的にアップしている!
- 欲しい機能が全部搭載されている!
JBL TOUR PRO 2は、ハイエンドモデルだけあり音質と機能の充実ぶりに多くの方が満足しているようです。音質や機能以外にも、見た目の高級感や高い装着感と、あらゆる項目で良い口コミが見られました。
厳しい口コミが並びやすい楽天市場やAmazonのレビューでも、かなり高い評価でした。ワイヤレスイヤホンとしての完成度が非常に高いことが分かります。
編集部
関連記事:【実機レビュー】JBL TOUR PRO+ TWS は選ぶ価値あり?音質・ノイキャン・残念なポイントを辛口評価
JBL TOUR PRO 2の悪い口コミ
- 初期不良で充電できない・接続できない
- 音質が好みじゃない・メリハリがなく弱い
JBL TOUR PRO 2に関する悪い口コミはほとんどありませんでしたが、数少ない不満は初期不良と音質に関するものでした。
製品である以上、一定の割合で初期不良が発生してしまうのは仕方がありません。もちろん初期不良はきちんと返品交換対応してもらえます。もし初期不良があった場合はカスタマーサービスに連絡しましょう。
音質に関しては完全に好みで、これも一部のユーザーから不満が出るのは仕方ないでしょう。JBL TOUR PRO 2は「素直で綺麗な音」を重視しているため、音に強いメリハリを求めているユーザーには合わないこともあるようです。
編集部
JBL TOUR PRO 2のよくある質問
最後に、JBL TOUR PRO 2のよくある質問をQ&A方式でまとめました。
接続方法やペアリング方法が分からない
ペアリングモード・リセット方法・アップデート・その他機能の詳しい使い方が知りたい場合は、公式サイトから日本語の説明書をダウンロードしてください。
バッテリーの消耗は早い?
公称値でも他のハイエンドイヤホンに比べて再生時間は長く、また検証している最中も、特にバッテリーの減りが早い感覚はありませんでした。ただし、中古で購入した場合はバッテリーが弱っている可能性があるため注意が必要です。
ケースのタッチディスプレイはロックできますか?
JBL TOUR PRO 2のレビュー結果!大きな欠点がなく、ほぼ完璧なイヤホンでした!
今回、高級ワイヤレスイヤホンJBL TOUR PRO 2を検証しましたが、音質・機能面・装着感に欠点らしい欠点はなく、ほぼ完璧な性能を持つイヤホンでした。イヤホンは大きく好みが分かれるため、人によっては合う・合わないもありますが、かなり多くの方を納得させられるイヤホンだと断言できます。
- 癖のない綺麗な音質が好み
- 多機能モデルが好き
- 仕事にもプライベートにも使えるワイヤレスイヤホンが欲しい
JBL TOUR PRO 2はどんな方にもおすすめできますが、特に上記の方におすすめです。ハイエンドワイヤレスイヤホンにふさわしい性能と機能を持つJBL TOUR PRO 2は、2023年度ワイヤレスイヤホン市場の大本命になるでしょう。
Picky’sでは、JBL TOUR PRO 2以外のJBL製ワイヤレスイヤホンのレビューや、おすすめのワイヤレスイヤホンを紹介しています。ワイヤレスイヤホンは数が多いため、以下の記事も参考にして自分に合った一台を探してみてください。
関連記事:音楽好きが選ぶ!JBLのおすすめイヤホン24選|ワイヤレス・有線別に特徴や機能を徹底解説
関連記事:【納得の最上位モデル】JBL TOUR PRO 3を実機レビュー!TOUR PRO 2と比較検証
Photo By 内田大貴