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持ち運びしやすいコンパクトタイプのポータブル電源「BLUETTI AC60」。状況に合わせて容量を拡張でき、アウトドアや非常用の電源として便利です。長寿命な「リン酸鉄リチウムイオン電池」を搭載しており、3,000回以上の充放電ができる点も特徴です。
しかし「誰でも簡単に持ち運びできる?」「どんな家電製品が使えるの?」といった疑問を感じてしまいますよね。
そこで今回は、Picky’s編集部が「AC60」を実機検証してみました!実際に持ち運んでみた感想や本体の操作感、アプリの使い勝手などをまとめています。AC60の購入を検討している人は、ぜひチェックしてくださいね。
目次
BLUETTI ポータブル電源 AC60レビュー結果
「BLUETTI (ブルーティ)」は、アウトドアシーンや災害時に使えるさまざまなポータブル電源を開発・販売しています。今回紹介するのは、BLUETTIが販売している小型ポータブル電源「BLUETTI AC60」です。
早速、AC60の総合評価をチェックしていきましょう。今回は、使える家電の種類・充電にかかる時間・重さ・操作感など、独自の9項目をPicky’s編集部が実際に使って検証しました。
使える家電の種類 | ○ |
充電にかかる時間 | ○ |
パススルー機能 | ◎ |
サイズ・重さ | ◎ |
液晶パネルの見やすさ | ◎ |
充電中の静音性 | ◎ |
操作感 | ◎ |
簡易UPS(無停電電源装置)機能 | ◎ |
専用アプリの使いやすさ | ◎ |
高評価だったポイント:複雑な設定が不要。誰でも簡単に操作できる
- 操作が簡単。複雑な設定は不要で操作できる
- 容量を拡張できる
- 持ち運びしやすい大きさ・サイズ
- 液晶画面が明るく見やすい
AC60は複雑な設定が必要なく、誰でも簡単に操作できる点が高評価でした。本体には最小限のボタンだけを搭載しているので、単純な操作で利用できます。専用アプリを使えば遠隔操作で高度な設定やバッテリーの残量確認なども可能です。
本体の重量はポータブル電源としては軽い8.6kgなので、キャンプや海水浴などのレジャーシーンでも持ち運びに苦労しません。長時間の利用をしたい場合には「拡張バッテリー B80」を接続して最大2,015Whまで容量を拡張することも可能です。
微妙だったポイント:細かい設定にはスマホが必要
- スマホがないと設定の変更などができない
- 日本語のマニュアルが付いていない
AC60はボタンが少なく操作が簡単な分、本体側では電源のオンオフしかできません。詳細な設定変更やモードの切り替えはスマホアプリを使うので、スマホが手元にないと細かい設定ができない点はデメリットといえます。
また、AC60には日本語の取り扱い説明書が付いていません。操作は簡単なので迷わず使えますが、アプリの操作や機能をちょっと確認したいときに日本語のマニュアルもあると嬉しいと感じました。
編集部
BLUETTI ポータブル電源 AC60を買うべき人
- 屋外で消費電力の小さい家電を使ったりモバイル端末の充電がしたい人
- 安全性の高い電源を探している人
- 機器の操作に慣れていない人
- 防水・防塵仕様の電源が欲しい人
- デスクトップPC用の非常電源が欲しい人
AC60はミニヒーターやモバイル端末といった家電製品を、屋外で使いたい人におすすめです。本体は持ち運びしやすい重さ・サイズなので、ソロキャンプや車中泊といったレジャー用として重宝します。防水・防塵仕様なので、屋外での使用も問題ありません。
また、AC60には「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」を採用しています。熱暴走が起こりにくく、発火や火災のリスクが少ない点が特徴です。安全性にこだわりたい人でも安心して使えますね。
BLUETTI ポータブル電源 AC60をおすすめしない人
- 調理家電や生活家電が使える電源が欲しい人
- 大容量の電源が欲しい人
AC60の定格出力電力は600Wです。電力リフトモードを搭載しているものの、調理家電・生活家電といった消費電力の大きい製品はフル稼働できないものもあります。ドライヤーやケトルなど、1000W以上の家電製品を使いたい人には威力が足りない可能性があるため注意しましょう。
また、AC60は403Whの小容量タイプなので、ポータブル電源を丸一日使いたい人には向いていません。長時間利用したい場合は「拡張バッテリー B80」の追加購入を検討してくださいね。
BLUETTI ポータブル電源 AC60のスペック
容量 | 403Wh |
定格出力電力 | 600W |
バッテリー | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
充放電サイクル数: | 3,000回+ |
重量 | 8.6kg |
サイズ | 290mm×205mm×234mm |
動作温度 | -20~40℃ |
保管温度 | 0-40°C |
AC入力 | 最大600W |
ソーラーパネル入力 | 12~28V、最大200W |
シガーソケット充電入力 | 12/24V |
出力 |
|
リチャージタイム |
|
AC60は容量403Whの小型ポータブル電源です。小型冷蔵庫なら5時間程度、スマホの充電なら13回程度の給電ができます。
出力ポートはAC×2、USB-C、USB-A×2、DCと、スマホやタブレットなどの充電に便利なワイヤレス充電ポートの、合わせて7ポートです。
ポータブル電源本体の充電は、AC・シガーソケット・ソーラー(別売り)の3種類に対応しています。車からの充電やソーラー充電に対応しているので、災害時・停電時に電気供給できる点も便利ですね。
BLUETTI ポータブル電源 AC60を徹底レビュー
BLUETTI ポータブル電源 AC60の外観・パッケージ内容
- AC60本体
- AC充電ケーブル
- 車用充電ケーブル
- ソーラーパネル充電ケーブル
- 取り扱い説明書(日本語対応)
AC60の外観は以下の通りです。
AC60にはACやUSB、ワイヤレス充電を含め、7つのポートを搭載。スマホやノートPCなど消費電力の小さい端末であれば、同時に充電でき便利です。
各ポートにカバーがありホコリの侵入を防げる
各ポートにはホコリ等が侵入しないようにゴム製のカバーが装着されています。屋外で使用するときも砂や水の侵入を防いでくれるので安心して使えますね。
実際にコンセントを差し込んでみたところ、カバーが邪魔になり少し使いづらさを感じました。また、カバー自体がゴムなので、ホコリが付着するのも人によっては気になるかもしれません。
しかし、ポート内にホコリが溜まると火災などの原因になるため、安全性が考慮されているのはうれしいポイントです。
背面にはLEDライト搭載!夜間の作業やアウトドアに便利
本体の背面にはLEDライトを搭載しています。
手元を明るく照らしてくれるので、キャンプなどのアウトドアで夜間に作業をしたいときに便利です。
また停電や災害の際には、電源とライトどちらの役割も果たしてくれるので重宝しますよ。
通常モードでは600Wまでの家電に対応
AC60は600W程度の家電やモバイル製品への給電が可能です。
実際に給電してみたところ、電気毛布やセラミックヒーターなどは問題なく使用できました。一方、600Wを超える調理家電や生活家電への給電は、通常モードでは使用不可でした。
通常モードでは、600W以上の家電を接続すると「OverLoad」と表示が出て稼働がストップします。
AC60はモバイル端末やLEDライトなど、W数の小さい電子機器や家電を利用したいシーンにおすすめです。
電力リフトモードなら最大1200Wの家電が運転可能に
AC60は「電力リフトモード」を搭載しており、アプリから設定をONにすると最大1200Wまでの家電が使用可能になります。
実際に試してみたところ、電力リフトモードOFFではすぐに運転停止した家電も、電力リフトモードONでは止まることなく使用可能になりました。
ただし、使用中のパワーは弱め。ドライヤー(1200W)は使用できましたが、風量の強弱が安定しない状態に。電子レンジ(960/1360W)は威力が弱くてしっかりとは温めできませんでした。ケトル(900/1200W)は380Wくらいを保ちながら少しずつ加熱して、時間をかけて沸騰できました。
電力リフトモードをONにしても高出力のポータブル電源のようにフル稼働はできないため、あくまでも補助機能と考えておきましょう。とはいえ、どうしても使用したいときや、いざというときには役立つ機能です。
本体は約2時間で素早くフル充電できる!
AC60は約2時間でフル充電できました。充電ゼロの状態から30分の充電で28%、残り1.4時間で満タンと表示されたので、1分1%弱で充電できる感覚です。
2時間でフル充電できるのは速い印象ですが、AC60は容量が小さめなので充電スピードとしては普通といったところ。
とはいえポータブル電源はフル充電までに一晩かかる製品も多いため、すぐに充電が完了して持ち出せるのは助かりますね。
充電しながらほかの機器へ給電できる「パススルー機能」が便利
AC60は本体を充電しながらほかの機器に給電できるパススルー機能を搭載しています。実際にパススルー機能が使えるのか検証したところ、本体の充電・機器への給電どちらも問題なく同時作動しました。
パススルー機能は、本体の充電が完了していないときでも家電へ給電できるので便利です。
持ち運び・持ち上げやすい軽量設計が優秀
AC60は持ち運びしやすい軽量設計が特徴です。8.6gの軽さとコンパクトなサイズ感なので、キャンプや海水浴など持ち運びが多いシーンでも苦労しません。実際の検証では、女性スタッフでも問題なく持ち運びできました。
片手で持てるハンドル付きなので、高さのあるテーブルや車のトランクへの持ち上げも難しくありません。
充電残量がはっきり見える!液晶モニターの見やすさは◎
AC60は本体に液晶モニターを搭載しています。鮮明で明るく表示されるので、屋外でもはっきりと文字や数字が見えました。INPUT・OUTPUTも左右でわかりやすく表示。充電残量も一目でわかります。
また、バッテリーがあと何分使えるのか目安が表示されるので、突然バッテリーが使えなくなるトラブルがありません。過負荷時には「OVERLOAD」と表示され、給電できる家電を判断できます。
駆動音の騒音は静か。屋内利用でも気にならない
本体の充電時は52dBの音が発生します。これは「静かなオフィス」や「小さな話し声」と同程度の音なので、充電時の騒音は特に気になりませんでした。
夜間に充電しても、近所迷惑になるような騒音ではありません。住宅街やアパート暮らしの人でも問題なく使えますね。
本体のボタン数が少ないので迷わずに操作できる
AC60本体は、電源・DC・ACボタンの3種類のみで操作します。ボタン数が少ないため迷わず操作できました。機器の操作に自信のない人、頻繁に操作しない人でも使いやすいですね。
本体側にecoモード解除などの細かい設定ボタンがないので、アプリの接続がスムーズにいかない場合には困るかもしれません。しかし、検証中に接続が上手くいかなくて不便に感じることはありませんでした。
デスクトップPCの予備電源に便利な簡易UPS機能
AC60はパススルー機能を使用中に停電などで電力供給が止まると、自動でバッテリー電源に切り替わる「簡易UPS(無停電電源装置)機能」を搭載しています。バッテリーを搭載していない家電製品の非常用電源としておすすめです。
たとえば、デスクトップPCやテレビのレコーダーを接続しておくことで、停電時でもデータを残したり、録画を継続できたりと便利に使えます。AC60はコンパクトなサイズなので、デスクの下に置いても邪魔になりません。
アプリで本体操作や充電残量の確認ができる
専用アプリを使えば、スマホやタブレットからポータブル電源の遠隔操作やバッテリー残量の確認などができます。
アプリからできることは以下の通りです。
- DC・ACのオンオフ
- ecoモードのオンオフ
- 現在のデバイス状況の確認
- 充電モードの変更(静音・標準・高速)など
アプリからの操作は非常に便利ですが、アプリがないと高度な操作ができないのがやや不便に感じました。本体のボタンだけではON/OFFの操作しかできないので、アプリとの連携は必須です。
「BLUETTI ポータブル電源 AC60」と「EB3A超小型ポータブル電源」の比較
BLUETTI AC60 | BLUETTI EB3A | |
容量 | 403Wh | 268.8Wh |
定格出力電力 | 合計600W(瞬間最大1200W) | 合計600W |
バッテリー | リン酸鉄リチウムイオン電池 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
充放電サイクル数: | 3,000回+ | 2,500回+ |
重量 | 8.6kg | 4.6Kg |
サイズ | 290mm×205mm×234mm | 255×180×183mm |
AC入力 | 最大600W | 100V、最大430W |
ソーラーパネル入力 | 12~28V、最大200W | 12V-28V、最大200W |
シガーソケット充電入力 | 12/24V | 12V/24V |
出力 |
|
|
BLUETTIから販売されている「EB3A 超小型ポータブル電源」は、AC60よりもさらに軽い4.6kgの製品です。片手でも簡単に持ち運びできるため、より手軽に利用できます。出力ポートの数はAC60が7つなのに対し、EB3Aは9つ搭載しており、複数の機器を同時に接続したい方にもおすすめです。
EB3Aの外観は以下の通りです。
EB3Aの容量はAC60よりも少ない268.8Whなので、長時間の利用には向いていません。レジャーや災害時に備えてバッテリーが長持ちする製品を選ぶならAC60のほうが適しています。
容量や出力が大きいポータブル電源を探している方は、下記の記事で紹介しているBLUETTIのAC500やAC200MAXもおすすめです。
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「BLUETTI ポータブル電源 AC60」の容量を拡張できる「拡張バッテリー B80」
B80は806Whの容量がある拡張バッテリーです。AC60に2台まで接続でき、最大2015Whまで容量を拡張できます。電源を丸一日使いたいシーンで役立ちますね。なお、容量を拡張しても出力が上がるわけではないので注意してください。
B80はIP65レベルの防塵・防水仕様なので、急な雨でも急いで片付ける必要がありません。屋外レジャーやDIY作業のときに使いやすいですね。
AC80はコンパクトな分、容量は大きくないので、B60も合わせて揃えおくと便利ですよ。
電子機器の防塵・防水レベルを表す指標。IP65は粉塵の侵入がなく、あらゆる方向からの噴流水でも機器に影響が出ないレベルです。
BLUETTI ポータブル電源 AC60のよくある質問
AC60はどこで購入できますか?
AC60に保証は付属しますか?
バッテリーの寿命はどのくらいですか?
メンテナンス・保管方法を教えてください。
BLUETTI ポータブル電源 AC60レビューまとめ
- AC60は持ち運びに便利な小型ポータブル電源
- 複雑な操作が必要なく、機器の扱いに慣れていない人におすすめ
- 別売りのB80で容量を拡張できる
- アプリを使えばポータブル電源を遠隔操作できる
小型ポータブル電源「BLUETTI AC60」のレビューをご紹介しました。AC60は誰でも簡単に操作できる扱いやすいモデルです。また、防水・防塵仕様なので、屋外でも水濡れや汚れを気にせず使えます。この記事を参考にして、ぜひAC60の購入を検討してくださいね。
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Photo By 内田大貴