シュラフが雨や結露で濡れるのを防ぐには、シュラフカバーを併用するのがおすすめです。保温効果を高められ、春夏シーズンではシュラフ代わりにも使えるなどメリットがいっぱい。最近は軽量で持ち運びがしやすいモデルも多く登場しており、手軽に使えることも魅力です。
しかし、シュラフカバーはモンベルやナンガなどの有名なものから無名メーカー品までさまざまで、どれを買えばいいのか迷ってしまいますよね。また、素材の違いや構造など、選ぶポイントも詳しく知りたいところです。
そこで本記事では、シュラフカバーの選び方やおすすめメーカーなどの情報を徹底解説!記事の後半では最新の売れ筋商品20点をランキング形式で紹介します。アウトドアでシュラフを使う機会がある人に役立つ情報をまとめましたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
シュラフカバーはいるorいらない?代用はできる?
登山やアウトドアの野営に必要なアイテムとして、まずシュラフが挙げられると思います。しかし、シュラフに被せて使うシュラフカバーは持っていない人も多く、「シュラフカバーの必要性って?」「別のアイテムで代用できないの?」という声もちらほら耳にします。
結論からいうと、シュラフカバーは必ずしも必要なものではありませんが、あった方が断然便利です!
第一に、シュラフが雨や結露で濡れるのを防ぐ、防水カバーとして役立ちます。冬のテント内は外部との気温の差で結露が発生しやすく、ダウンのシュラフが濡れると保温力が下がって本来のシュラフの機能を果たせません。また、濡れたシュラフは体温を奪うため、命に関わる危険性も。
シュラフカバーを使えば、防水効果だけでなくシュラフとの間に空気の層が生まれて保温性アップも期待できます。商品によっては単体使用できるものもあり、春夏の暖かい時期にはシュラフカバーだけで寝る人もいっぱい。
また、シュラフよりもコンパクトで持ち運びがしやすいため、非常事態に備えてリュックに常備しておくのもおすすめです。泊りがけの登山では天候が急変することも多いので、リスクに対してのバックアップとしてシュラフカバーを備えておくと安心できるでしょう。
- 冬の結露対策や雨でシュラフが濡れるのを防げる
- シュラフの保温性が上がり暖かく過ごせる
- 単体でシュラフ代わりに使える商品もある
- シュラフの汚れを防げてメンテナンスの手間を省ける
- 非常事態に身を守るバックアップとして常備しやすい
シュラフカバーの代用アイテムは?
「シュラフカバーをわざわざ買いたくない、別のアイテムで代用できないの?」という人もいると思います。実際、ツエルトやエマージェンシーシートを上から被せて代用するアイデアもあり、テントの内側に発生する結露からシュラフを守ることは可能です。
ただし、シュラフにフィットしないので取り回しが悪く、隙間ができやすいため保温性はイマイチ。カサカサ音が回りに響かないか気になるという声もあります。また、寝ている間にシュラフから汗が蒸気となって放出され、代用アイテムの内側で結露になることも。
代用アイテムでシュラフカバーの機能を果たすのは難しいので、専用のカバーを購入することをおすすめします。
シュラフカバーの選び方
ここからは、シュラフカバーの上手な選び方を解説します。特に注目すべきポイントは、素材・レイヤー数・サイズ・ファスナー・ストレッチ性の5点です。
透湿・防水・撥水性をチェック
はじめに、シュラフカバーに使われている素材をチェックしましょう。ナイロンやポリエステル製が多く、各メーカーで快適性を高めるさまざまな工夫が施されているので特徴やメリットはさまざまです。
素材選びで重視したいポイントは「透湿性」と「防水性」の2点。さらに「撥水性」が備わっていればベストです。一般的には透湿防水性が高いものほど価格も比例するので、雪山登山や極寒地でなければハイスペックモデルを選ぶ必要がありません。使用シーンに合わせて検討しましょう。
湿気を外部に逃がす性質のことで、シュラフカバーの内側を蒸れにくくドライに保ちます。シュラフカバーを使うと寝ている間に汗が蒸れて内側に水滴がついてしまうことがあるため、透湿性を備えた素材がおすすめです。
透湿度5,000〜7,000g/㎡である程度の透湿性が期待できますが、10,000g/㎡以上あればより快適に使えるでしょう。
透湿防水性に優れたゴアテックス素材がおすすめ
シュラフカバーの素材としてイチオシなのはやはり「ゴアテックス」。アウトドアやスポーツ用品によく使われているので聞き覚えのある人もいると思いますが、アメリカのゴア社が開発した透湿防水素材の名称です。
透湿度10,000g/㎡以上、防水性を示す耐水圧が10,000mm以上あれば高性能とされていますが、ゴアテックスは耐水圧数45,000mm以上、透湿数13,500g/㎡の数値を誇ります。雨や冬の結露からしっかりガードし、湿気を逃すので汗ムレが少なく、最高の寝心地を体験できるでしょう。
編集部
撥水性が高いものは汚れを防げて手入れがラクチン
シュラフカバーの中には撥水加工が施されているモデルもあります。撥水性とは水を弾く性質のことで、水を通さない防水性とは似て非なるもの。撥水性があると水だけでなく汚れもガードできるので、お手入れの手間が省けてラクチンです。
なお、商品によっては防水性がなく撥水加工のみが施されているタイプもあります。あえて防水加工をカットすることで透湿性や通気性を高め、軽量コンパクトに仕上げているのがメリット。悪天候や結露が気になる低温下で使う予定がない人には、このタイプも選択肢の一つです。
2層or3層?用途に適したレイヤー数を選ぶ
シュラフカバーには2枚の生地を重ね合わせた「2レイヤー」タイプと、3層になった「3レイヤー」タイプがあります。それぞれに長所があるので、特徴を理解して用途や環境に合うタイプを選びましょう。
編集部
2レイヤー:軽量コンパクトで持ち運びがしやすい
バックパック登山やソロキャンプなど、荷物を最小限に抑えたいときは2レイヤーがおすすめです。3レイヤーに比べて軽く、収納時もコンパクトにまとまります。生地が薄いぶん身動きが取りやすく、汗ムレを軽減できるなどのメリットも注目したいポイントです。
ただし、3レイヤーよりも保温性が低いため、低温下での使用には向きません。春から秋にかけてのシーズンや山小屋泊など、比較的暖かいシーンに適しています。
3レイヤー:保温性・汎用性が高くオールシーズン使える
シュラフカバーの使用頻度が高い人や保温性を重視したい人は、3レイヤーを選びましょう。裏地が付いているため、寒い時期でも暖かく過ごせます。暖かい時期はシュラフカバー単体だけで寝ることも可能で、使い方によってはオールシーズン対応できる汎用性が魅力です。
一方、生地の層が厚いのでどうしても重くなってしまう点はデメリット。ですが、最近は3レイヤーでも300g程度に抑えられている軽量モデルも登場しています。さほどかさばらずに収納できる商品もあるので、チェックしてみてくださいね。
保温性を確保するため冬用はサイズに余裕を持って選ぼう
冬期にシュラフカバーを使いたい人は、サイズに余裕を持って選ぶのがポイント。シュラフにぴったりのものを選んでしまうと、シュラフ内部のダウンが潰れて保温性が低下します。ダウンの暖かさを存分に発揮するためにも、シュラフより一回り大き目のサイズを選ぶとよいでしょう。
なお、メーカーによってはレギュラーサイズに加えてワイド・ロングサイズを展開している場合もあります。大きめサイズを選んでおくとさまざまなメーカーのシュラフに対応しやすいので、シュラフを使い分けている人や買い替えを検討している人にもおすすめです。
使いやすさに影響するファスナーの位置と構造にも注目しよう
使い勝手がよいシュラフカバーが欲しい人は、ファスナーの位置と構造をチェックしましょう。着脱がしやすいサイドファスナータイプやどこからでも開けられる2wayファスナーなど、商品によってタイプが異なります。中央のラインで開け閉めするセンターファスナータイプもあるので、使いやすそうなものを選んでくださいね。
寝心地を重視するならストレッチ性を確認する
翌朝もアウトドアを楽しむなら質の高い睡眠が重要。シュラフでしっかり休みたい人には、寝返りが打ちやすいストレッチ性のあるシュラフカバーがおすすめです。寝心地に関しては実際に使ってみないとわからない部分でもあるため、ECサイトの口コミを積極的にチェックしてみてくださいね。
安いVS 高い!シュラフカバーの比較
ここまでシュラフカバーの選び方を紹介してきましたが、結局は値段が決め手になる人もいるでしょう。シュラフカバーは安いものなら2,000円台、高いモデルになると3万円以上と値段がぴんきり。値段の差によってどんな違いがあるのか、気になる人も多いのではないでしょうか
そこで、本記事のランキングで紹介するシュラフカバーの中から、安いモデルと高いモデルを一点ずつピックアップして特徴や機能を比較してみました。価格による違いを解説しますので参考にしてみてください。
安いシュラフカバーの特徴(6,600円のモデル)
安いモデルの代表は、Survivor IIの「エスケープビヴィ」です。レイヤー数や透湿・防水性能の数値は記載されていませんが、体熱の70%を反射、保持する特殊素材が使われています。内部が蒸れにくいので通年使用でき、重量も180gに抑えられていて携帯性がバツグンです。
しかし、ECサイトの口コミでは冬に使用すると結露が目立つという声が複数見受けられました。ソフトで薄い生地なので収納性は高いものの、保温性も「ないよりはマシで多少暖かい」レベルのよう。春・夏・秋の3シーズンに使える手軽なシュラフカバーをお求めの人に適した商品です。
- 冬以外の暖かい季節に使いたい人
- 軽量コンパクトなモデルが欲しい人
- 予算を抑えて購入したい人
高いシュラフカバーの特徴(23,650円のモデル)
高いモデルの代表は、イスカの「 ゴアテックスインフィニアム シュラフカバーULワイド」です。透湿防水性バツグンのゴアテックスを採用した3レイヤー構造で、雨や結露の落下による濡れを防ぎます。3レイヤーなので暖かく、春・夏なら単体でも使用できる保温力も魅力です。
また、冬用の膨らみが大きいシュラフにも対応できるようワイドに作られており、ダウンを押さえつけないのもよいところ。重量も約400gと軽量化されていて、ゴアテックスの3レイヤーモデルにしては持ち運びがしやすい点もおすすめしたい理由です。
- オールシーズン使えるモデルが欲しい人
- 冬用の大きめのシュラフに対応する商品を探している人
- 透湿防水性を重視して選びたい人
結論:厳冬期や雪中で使うなら高いモデルがおすすめ
安いモデルと高いモデルを比較してきましたが、安いモデルでもカバーとしてそれなりの性能があり、季節によっては十分使えることがわかりました。しかし、寒さが厳しい環境下で使うのであれば、命を守るためにもハイスペックモデルが必須です。
暖かい時期は安いモデルでもOK、厳冬期や雪中などハードなシーンで使うなら高いモデルをおすすめします。
シュラフカバーおすすめ人気ランキング比較一覧表
シュラフカバーおすすめ人気ランキング20選
ワイヤー入りフェイスネット付きで、虫の侵入を防げる
シュラフを結露から守り、快適な寝心地を実現するカバー。保温機能も備えているため、寒い日でも使いやすいのがポイントです。ワイヤー入りフェイスネットを装備しているので、虫が苦手な人はチェックしてみてください。
耐水圧10,000mmの性能があり、多少の雨であれば防げるのもメリット。収納ケース付きなので、持ち運びも楽にできます。ブラウンで統一されたシンプルなデザインで、年齢や性別を問わず使用できますよ。
素材 | - |
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レイヤー数 | - |
サイズ | 230×90×60cm |
収納時サイズ | 直径12×24cm |
重量 | 480g |
ファスナーの仕様 | サイドファスナー |
米軍仕様で機能性に優れたゴアテックス製シュラフカバー
米軍仕様で寝心地もよい、ゴアテックス製シュラフカバーです。非可燃性であり、防水・防風性能を備えた生地で耐久性も十分。雨や風の強い日でも、シュラフ内を暖かく保ちます。洗濯もできるため、衛生面が気になる人にもおすすめです。
細部まで作り込まれており、ファスナーなどにほころびが出にくいのもポイント。迷彩柄がおしゃれで、アウトドアシーンにぴったりです。スナップファスナーとスナップストームフラップ付きなので、開閉も楽にできますよ。
素材 | ゴアテックス |
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レイヤー数 | - |
サイズ | - |
収納時サイズ | - |
重量 | - |
ファスナーの仕様 | サイドファスナー |
ファスナーレス仕様により、ヒートロスを防止
通気性と伸縮性に優れた素材、高通気エントラントを使って作られているのが特徴。東レ株式会社が登録商標を受けた素材で、あらゆるスポーツシーンにも採用されています。シュラフを雨などから守るほか、単体でも使用可能。混雑の際や緊急時にも、自分だけのスペースを作るのに便利です。
ファスナーレス仕様により、シュラフ内の温度が下がりにくいのも魅力。ヒートロスを防ぎ、就寝中の危険を回避します。サイズは215×85cmで、体の大きい人でもすっぽり入りますよ。
素材 | ナイロン(高通気エントラント) |
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レイヤー数 | - |
サイズ | 215×85cm |
収納時サイズ | 26×20cm |
重量 | 260g |
ファスナーの仕様 | ファスナーレス |
500mLのペットボトルと同程度のサイズに折りたたみ可能
220×91cmのゆったりサイズながら、コンパクトに収納できる便利な1枚。大きめのシュラフを使っている人にぴったりです。500mLのペットボトルと同程度に折りたためるため、持ち運びも楽にできます。全体に迷彩柄があしらわれた、おしゃれなデザインにも注目です。
防水透湿性が高く、雨を防ぐのはもちろん、シュラフ内の蒸気を逃がし快適に保ちます。トップはドローコード、サイドはファスナーで開閉もしやすいですよ。外からの風を防ぎ、シュラフ内を暖かく保ちます。
素材 | ナイロン |
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レイヤー数 | - |
サイズ | 220×91cm |
収納時サイズ | 14.9×29.9cm |
重量 | 約907g |
ファスナーの仕様 | サイドファスナー |
マジックテープ開閉で、夏冬どちらも快適に使える
カバー・インナーどちらにも使える多機能タイプをお探しなら、こちらをチェック。防水・防熱・防塵・防湿性能があるうえ、わずか156gと軽量で持ち運びにも便利です。サイド部分はマジックテープ仕様なので、夏場は開放して涼しく、冬場は閉じて暖かくと使い分けられます。
15Dシルナイロンを使用しており、防水性と耐久性に優れているのが特徴です。裏面にはアルミニウムが施されているため、体から出た熱を反射しシュラフ内を暖かく保ちます。六角形の模様がついており、通気性がよく快適に眠れますよ。
素材 | 15Dシルナイロン |
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レイヤー数 | - |
サイズ | 210×83cm |
収納時サイズ | 20×7cm |
重量 | 156g |
ファスナーの仕様 | マジックテープ |
軽くて防災グッズにも◎多用途で使える封筒型シュラフカバー
本格的な透湿・防水性能は必要とせず、ちょっと肌寒いときに1枚プラスしたい人におすすめのシュラフカバーです。重さわずか144gで携帯しやすく、サッと広げてすぐに使えるのが◎。ファスナーの代わりにマジックテープを採用しており、ワンタッチで着脱できます。
15Dナイロン製の生地は裏面に複合熱反射性アルミニウム加工が施されており、体熱を反射させて内部をポカポカに。封筒型なのでマットやブランケット代わりにも活用でき、リュックに常備しておくと便利ですよ。
ECサイトの口コミでは防災グッズとして購入する人も複数見受けられたので、参考にしてみてくださいね。
素材 | ナイロン |
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レイヤー数 | - |
サイズ | 200×75cm(全長×幅) |
収納時サイズ | - |
重量 | 144g |
ファスナーの仕様 | マジックテープ式 |
余裕のあるサイズでさまざまなメーカーに合わせやすいシュラフカバー
長野県の登山用品メーカー「ヘリテイジ」のシュラフカバーです。防水性・透湿性・通気性に優れたeVent WINDPROOF素材を3層に重ねており、余裕のあるサイズ感が特徴。多種多様なシュラフに重ねやすく、汎用性は良好です。大きめサイズながら重さが340gに抑えられていることもgood。
足元の中心から配置されたファスナーは、顔に近くなるにつれ左に傾斜していて、口周りに当たりにくく配慮されています。左肩にファスナーのスライダーが収まるので、右利きの人は開閉がしやすくて◎です。
なお、本商品はテント内での使用を想定して作られています。野外では使用できない点はあらかじめ留意しておきましょう。
素材 | ナイロン |
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レイヤー数 | 3レイヤー |
サイズ | 234×90cm(全長×幅) |
収納時サイズ | - |
重量 | 340g |
ファスナーの仕様 | センターファスナー |
起毛素材で通気性◎蒸れずに快適なモンベルのシュラフカバー
ポリウレタン生地に細かく均一な孔を加えたモンベル独自のフリーズドライテック素材を採用。生地自体に通気性があるため、蒸れずに快適に就寝できるシュラフカバーです。耐水圧25,000mm、透湿性15,000g/m²とハイスペックで、さらに20回以上の洗濯にも耐えうる撥水性も備えています。
また、裏地に起毛素材が使われているため、肌触りがよいことも魅力の一つ。保温性も十分確保でき、3レイヤーなので暖かく過ごせますよ。春夏シーズンではシュラフとしての使用も可能です。
モンベルのシュラフとの相性は最高なので、ぜひセットで揃えてみてくださいね。
素材 | ポリエステル |
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レイヤー数 | 3レイヤー |
サイズ | 225×77cm(全長×幅) |
収納時サイズ | 11.5×11.5×27cm(幅×奥行×高さ) |
重量 | 472g |
ファスナーの仕様 | サイドファスナー |
独自の透湿素材で蒸れずに保温しながら快適に過ごせるシュラフカバー
アメリカのサバイバルギアメーカー「SOL」のシュラフカバーです。名前の「ヴィヴィ」とは野営で使う寝袋状のアイテムに由来しており、もともとは予期せぬ自然災害に遭遇した状況を想定して作られたもの。同シリーズでは4種類のシュラフカバーを展開しており、本商品は最上モデルです。
マミー型の寝袋状に作られており、足元の立体縫製が特徴的。内側にアルミ蒸着加工を施した独自開発の透湿素材を採用し、体熱の約70%を反射保持しつつも内部の湿気を外に逃がして蒸れを防ぎます。
サイドファスナーやドローコードも付いていて着脱がしやすく、シュラフカバー・インナーシーツのほか、単体で寝袋としての使用もおすすめです。
素材 | ポリエチレン不織布アルミ蒸着加工 |
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レイヤー数 | - |
サイズ | 213×81cm(全長×幅) |
収納時サイズ | 11×11×17cm(幅×奥行×高さ) |
重量 | 241g |
ファスナーの仕様 | サイドファスナー |
軽量コンパクトで持ち運びがしやすく保温性も◎なシュラフカバー
重さ180g、直径10cm×高さ15cmサイズでコンパクトに収納できるため、持ち運びがしやすいのがメリット。登山やトレッキング中の遭難や自然災害など、エマージェンシー対策としてリュックに常備しておきたいシュラフカバーです。
体熱の70%を反射、保持する特殊素材が使われており、軽量小型ながらも保温性は上々。撥水・防風加工も施されていて、悪天候時の雨と風から身を守り、体温の低下を防げます。ドローコード付きなので、頭部をしっかり覆えるのも嬉しいポイントです。
5,000円以下で買える手頃なアイテムなので、災害時の防災グッズとして備えておくのもよいでしょう。
素材 | - |
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レイヤー数 | - |
サイズ | 213×75cm(全長×幅) |
収納時サイズ | 10×10×15cm(幅×奥行×高さ) |
重量 | 180g |
ファスナーの仕様 | サイドファスナー |
ソフトな肌触りでインナーシーツとしても使えるシュラフカバー
マットレスやブランケットなどの寝具に特化した「サーマレスト」のシュラフカバーです。体にフィットした作りのマミー型で、サイドジッパー式なのでスムーズに着脱できます。顔周りにはドローコードも付いており、さまざまなサイズのシュラフに合わせやすいのがポイントです。
素材はソフトな肌触りブラッシュドポリエステルを採用しているため、インナーシーツとしての使用もおすすめ。春から夏にかけては単体でシュラフとしても活用でき、ブランケットを重ねるなどして温度調整も容易です。
持ち運びに便利なスタッフバッグも付いているので、ツーリングや旅行のお供にもぜひどうぞ。
素材 | ポリエステル |
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レイヤー数 | - |
サイズ | - |
収納時サイズ | - |
重量 | 342g |
ファスナーの仕様 | サイドファスナー |
頑丈なターポリン素材採用!両サイドジッパーが便利なシュラフカバー
兵庫県の釣具メーカー「タカ産業」の封筒型シュラフカバーです。ポリエステルなどの布を塩化ビニル製樹脂でコーティングしたターポリン素材を採用し、ブルーシートをさらに丈夫にしたような耐久性が特徴。地面の状態があまりよくない環境でも破けることがなく安心して使えます。
また、両サイドにジッパーが付いているため出入りがしやすいことも便利なポイント。封筒型なのでどんな形状のシュラフにも対応でき、足元を自由に動かせるなどメリットがいっぱいです。
広げればレジャーシート代わりになるので、アウトドアが趣味の人は車に常備しておくと重宝するでしょう。
素材 | ターポリン |
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レイヤー数 | - |
サイズ | 180×88cm(全長×幅) |
収納時サイズ | - |
重量 | - |
ファスナーの仕様 | サイドファスナー |
保温力と携帯性がバツグン!2.5レイヤーのシュラフカバー
糸作りから縫製までの工程すべてを国内で行うアウトドアメーカー「ファイントラック」のシュラフカバーです。メーカー独自開発の防水透湿素材「エバーブレス3D」を採用しており、シュラフが濡れるのをしっかりガード。透湿性に優れ、カバー内部の蒸れを効率よく排出します。
また、生地の裏側に3Dドットを配置した2.5レイヤー構造も注目したいポイント。2レイヤーよりも保温力があり、3レイヤーに比べて軽量コンパクトないいとこどりで、使い勝手も上々です。
なお、本商品はファスナーを省いたシンプルモデルですが、上位版のファスナー付きも販売されているので、併せて検討してみてくださいね。
素材 | ナイロン100% |
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レイヤー数 | 2.5レイヤー |
サイズ | 220×76cm(全長×幅) |
収納時サイズ | 8.5×8.5×15cm(幅×奥行×高さ) |
重量 | 222g |
ファスナーの仕様 | - |
3レイヤーで300gの超軽量!防水・結露防止に優れたシュラフカバー
2005年に誕生した登山用品ブランド「プロモンテ」のシュラフカバーです。素材には同メーカーのテントにも使われている東レと共同開発した防水通気ファブリクスを採用。調湿性の高い7Dトリコット生地を裏地に重ねた3レイヤー構造に通気性のよさが加わり、結露を最大限に抑えられるのが魅力です。
また、3レイヤーながら300gと軽量なことも嬉しいポイント。専用のスタッフバッグに収納すればコンパクトにまとまり、持ち運ぶのもラクチンです。
日本人のニーズに合うモノづくりをコンセプトし、MADE IN JAPANにこだわったメーカー製なので、国産品の中から選びたい人はチェックしてみましょう。
素材 | 20Dナイロンリップストップ |
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レイヤー数 | 3レイヤー |
サイズ | 215×85cm(全長×幅) |
収納時サイズ | 7×8×21cm(幅×奥行×高さ) |
重量 | 300g |
ファスナーの仕様 | サイドファスナー |
モノトーンのスタイリッシュなデザインがおしゃれなシュラフカバー
スタイリッシュなキャンプギアが人気のアウトドアブランド「muraco(ムラコ)」のシュラフカバー。モノトーンのシンプルなデザインにブランドロゴのMがワンポイントになっており、ビジュアル重視の人におすすめしたいモデルです。
アメリカのデュポン社が独自開発した高密度ポリエチレン不織布「タイベック」が使われており、優れた防水性と透湿性が魅力的。内側のアルミ蒸着加工により体温を最大約80%反射しながら保持します。
脱ぎ着がしやすいセンタージッパーも人気の理由で、ドローコードも付いてフィット感も良好。デザインも機能性も妥協したくない人は候補に入れてみてはいかがでしょうか。
素材 | ポリエチレン・ アルミニウム |
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レイヤー数 | - |
サイズ | 220×86cm(全長×幅) |
収納時サイズ | 12×12×20cm(幅×奥行×高さ) |
重量 | 265g |
ファスナーの仕様 | センターファスナー |
体格のよい人でも使いやすいワイドロングサイズのシュラフカバー
大きめのシュラフを使っている人に嬉しい、220×94cmのワイドロングサイズが特徴。サイドジッパーの開口部が148cmと長く設計されており、体格のよい人でもラクに着脱できます。大型モデルながら収納時はコンパクト&スリムにまとめられるので、かさばらずに持ち運べるのも◎です。
上下で構造や素材が異なり、上面は2レイヤー、背面は2.5レイヤーを採用。背面にはさらに特殊コーティングを施し耐水圧10,000mmを実現しています。非常時のビバーク用として、リュックに備えておけば安心できるでしょう。
帆布製品を主力としたメーカー製なので耐久性も申し分なく、長く使えるアイテムをお求めの人におすすめです。
素材 | ナイロン |
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レイヤー数 | 上面2レイヤー・背面2.5レイヤー |
サイズ | 220×94cm(全長×幅) |
収納時サイズ | 18×11×5cm(幅×奥行×高さ) |
重量 | 295g |
ファスナーの仕様 | サイドファスナー |
2wayジッパーで出入りがしやすいシュラフカバー
ドイツのミリタリーブランド「MIL-TEC」のシュラフカバーです。ナイロンとポリエステルを重ねた3レイヤー構造で、しっかりと厚みがある生地がポイント。重さが1kg近くあるため登山には向きませんが、オートキャンプでのテントやタープ泊にぴったりです。
また、スライダーが2個付いた2wayジッパーを採用しており、どこからでも開けられるのもメリット。出入りがしやすいシュラフカバーをお求めの人に適しています。
展開時サイズも225×85cmと余裕があり、さまざまなメーカーのシュラフに対応できるのもよいところ。オリーブグリーンのシンプルなデザインもミリタリー好きの人にはたまらないでしょう。
素材 | ナイロン・ポリエステル |
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レイヤー数 | 3レイヤー |
サイズ | 225×85cm(全長×幅) |
収納時サイズ | 8×8×40cm(幅×奥行×高さ) |
重量 | 960g |
ファスナーの仕様 | 2wayジッパー |
透湿防水性に優れた3レイヤー!軽くて携帯性も良いシュラフカバー
透湿防水素材のウェザーテックを採用した3レイヤーのシュラフカバーです。透湿性が16000g/㎡と非常に高いため蒸れにくく、冬期の結露を防ぐのに適しています。保温性も備わっており、春から秋の山行では気温によってシュラフ代わりにも活用できるでしょう。
また、防水性に優れているのも注目したいポイント。耐水圧が20000mmあるのでテント内で寝る分には申し分ありません。同メーカーからはゴアテックス製のモデルも登場していますが、1万円近く安く買えるので、コスパ重視の人にもおすすめです。
重量も約400g程度に抑えられているため、軽量モデルの3レイヤーが欲しい人は選んでみてくださいね。
素材 | ナイロン |
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レイヤー数 | 3レイヤー |
サイズ | 209×84cm(全長×幅) |
収納時サイズ | 8×8×22cm(幅×奥行×高さ) |
重量 | 410g |
ファスナーの仕様 | サイドファスナー |
ゴアテックスの3レイヤーで透湿防水性能がバツグンなシュラフカバー
イスカの「インフィニアムシュラフカバー」は、ゴアテックスを3レイヤーに仕立てた贅沢な作りが特徴。バツグンの防水力に加えて透湿性能にも優れているため、シュラフ内部の湿気を適度に放出します。保温力も高く、春から秋にかけての暖かい時期であれば単体でも使用が可能です。
ゆったりサイズに仕立てられたワイドモデルなので、冬期用の膨らみが大きいシュラフに重ねても圧迫感は抑え目。フード部分も立体裁断により締め付け感が少なく、寝心地も快適です。
なお、同シリーズでレギュラーサイズも用意されているので、気になる人は併せてチェックしてみてくださいね。
素材 | ナイロン |
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レイヤー数 | 3レイヤー |
サイズ | 209×87cm(全長×幅) |
収納時サイズ | 8×8×22cm(幅×奥行×高さ) |
重量 | 405g |
ファスナーの仕様 | サイドファスナー |
透湿・防水性バッチリの2.5レイヤー。コスパで選ぶならナンガ!
初めてシュラフカバーを購入する人やお試しで使ってみたい人におすすめしたい、ナンガのアイテム。透湿10,000g/M2の性能を備えた2.5レイヤー素材で、内側の汗や湿気を逃がしながら蒸れを防いで快適に過ごせます。
縫い目はシームテープで仕上げられており、縫い目から水分が浸入するのをガード。耐水圧は15,000mmと優秀で、シュラフに被せれば雨や結露で濡れるのを避けられます。春から夏にかけてのテント・山小屋泊であれば、この一枚だけで寝ることも可能です。
ブラック・カーキの2色から選べるのも嬉しいポイントで、シンプルなデザインも好印象。値段も手頃でコスパ重視の人にもってこいですよ。
素材 | 50dnポリエステル |
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レイヤー数 | 2.5レイヤー |
サイズ | 220×85cm(全長×幅) |
収納時サイズ | 11×11×13cm(幅×奥行×高さ) |
重量 | 505g |
ファスナーの仕様 | サイドファスナー |
シュラフカバーのおすすめ人気メーカー
シュラフカバーのバリエーションが豊富な「モンベル (mont-bell)」
登山やアウトドア用品のトップブランドとして有名な「モンベル」は、大阪を拠点とするメーカー。確かな品質と手頃な価格帯が魅力で、コスパ重視の人におすすめです。
シュラフカバーは独自の防水透湿性素材を使用したモデルを8種類ほどラインナップ。6,000円台で買えるエントリーモデルから2万円を超えるハイエンドモデルまで揃えており、使用シーンに合わせて選べます。他メーカーのシュラフにも対応できるので、気軽に選んでみてくださいね。
2.5レイヤーがコスパ最強な「ナンガ」
「ナンガ」は滋賀県に本社を構えるアウトドア用の寝具・衣料メーカーです。なかでも羽毛製品を主力としており、国内で洗浄された羽毛を自社工場で製造するなど日本製にとことんこだわっています。
ナンガのシュラフは安いものでも4万円近くするため高級なイメージがありますが、シュラフカバーは6,000円台とリーズナブル。透湿性と防水性のどちらも兼ね備えた2.5レイヤーで、保温性も上々です。オールシーズン使えてコスパのよいアイテムなので、初めて買う人にもおすすめですよ。
2種類の透湿防水素材が魅力の「イスカ」
「イスカ」は登山用シュラフの専門メーカーです。半世紀に渡りシュラフだけを作り続けてきた歴史のあるメーカーで、登山用シュラフといえばイスカという人もいっぱい。最高の素材と厳しい裁縫基準により、高品質で長期間使える耐久性を実現しています。
シュラフカバーはゴアテックス製とウェザーテック製の2タイプがあり、いずれも透湿防水性能が高く評価されています。通常の冬キャンプならウェザーテック製でも十分ですが、雪山登山のような極寒地で使うならゴアテックス製がおすすめ。大きめのシュラフもカバーリングできるワイドロングサイズがあるのも嬉しいポイントです。
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リーズナブルに購入したいなら「SOL」
「SOL(エスオーエル)」は、アウトドア中の怪我や自然災害に遭遇した際に身を守るためのサバイバルギアを主に扱うメーカー。ヒートシートやファイヤーライトなど、万が一の事態に役立つアイテムを多数扱っています。
同メーカーのシュラフカバーは4種類。アウトドアで積極的に使うなら「エスケープシリーズ」、緊急事態に備えておくのであれば「エマージェンシーシリーズ」がおすすめです。値段も3,000円台から8,000台までと手頃なので、予算を抑えて購入したい人にいかがでしょうか。
シュラフカバーの関連商品
防寒対策や疲労回復に役立つ「シュラフ」
シュラフカバーを新調するなら、一緒にシュラフを買い替えも検討してみましょう。秋から冬にかけての防寒対策としてだけでなく、暖かい時期でもシュラフでしっかり休めば疲労回復に繋がります。マミー型や封筒型があるので、シュラフカバーとの相性を考えながら選ぶのがコツです。
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シュラフの保温性を高める「インナーシーツ」
シュラフカバーはシュラフの外に重ねて使うアイテムですが、内側に重ねるインナーシーツもおすすめです。シュラフだけでは寒い時期に一枚追加するだけで保温性が格段に上がり、夏場であればインナーシーツだけでも過ごせます。シュラフの汚れ防止にもなるので、清潔に使いたい人はぜひ手に入れておきましょう。
テントの下に敷いて汚れを防ぐ「グランドシート」
テント泊やタープ泊に欠かせないのがグランドシート。テントが汚れるのを防ぐほか、地面の湿気を遮断したり荷物置き場として使えたりと幅広く活用できます。手持ちのテントサイズよりも10cmほど小さいサイズを目安に選んでみてくださいね。
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シュラフカバーのよくある質問
シュラフカバーだけで寝れますか?
おすすめシュラフカバーまとめ
本記事では、シュラフカバーの選び方やおすすめ商品のランキングを中心にお届けしました。
- 使用シーンに合わせて素材を選ぶ。冬に使うなら透湿防水性が高いものがおすすめ
- 春から秋にかけて使うなら軽量コンパクトな2レイヤーで十分
- オールシーズン使う場合は保温性のある3レイヤーを選ぶ
- 冬用はシュラフよりも一回り大きいサイズを選ぼう
シュラフカバーを使うことにより快適性が向上すれば、睡眠の質も上がって心身健康な状態でアウトドアを楽しめます。今回紹介した内容を参考に、ぜひ自分にぴったりのシュラフカバーを見つけてみてくださいね。
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