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プレーヤーから読み取った音声信号を最適化しつつ、音量や音質を自分好み調整してスピーカーから再生する際に役立つ「プリメインアンプ」。複数の入力端子を備えたものやBluetooth機能付きのモデルがあり、オーディオプレーヤー・パソコン・スマートフォンといったさまざまな機器の音源を高音質で楽しめます。
しかし、プリメインアンプは5~10万円程度の高価な商品が多く、オーディオ初心者には気軽に購入できないのが現状。「どのプリメインアンプを選べばいいか分からない」「初心者におすすめのプリメインアンプは?」など、いくつも疑問が生まれるでしょう。
そこで今回は、おすすめの「プリメインアンプ」をPicky’s編集部が徹底解説。プリメインアンプの必要性や初心者でも分かりやすい選び方、人気商品ランキング10選をまとめました。プリメインアンプの使い方も紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
目次
プリメインアンプとは?

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プリメインアンプとは、音域のバランスを整える「プリアンプ」と、音楽信号を増幅させる「パワーアンプ」が1つになったオーディオ機器のこと。 オーディオ機器とスピーカーの間に繋ぎ、十分な音量で音楽を再生しながら、音域のバランスを細かく調整するためのアイテムです。
複数の入力端子が備わっており、CDプレーヤー・レコードプレーヤー・PC・ゲーム機などさまざまな機器に対応しているのが特徴。パワーアンプとプリアンプの機能を1台で賄えるため、省スペースでオーディオシステムを構築できるというメリットもあります。
プリメインアンプの価格は、エントリーモデルでも5~10万円程度と決して安くはありません。高級メーカーの製品やハイエンドモデルになると、50万円を超えるものも登場しています。買って後悔しないために、商品の選び方や人気メーカーなどをしっかりとチェックしましょう。
- 省スペースでオーディオシステムを構築したい人
- さまざまな音源を高音質で再生したい人
- 音質・音量を自分好みに調整したい人
関連記事:高音質なCDプレーヤーおすすめ13選!コンポ・Bluetooth対応など幅広く
名機が豊富!プリメインアンプのおすすめ人気メーカー
まずは、名機として人気を博している高品質なプリメインアンプを展開しているおすすめメーカーを紹介します。各メーカーの魅力や商品の相場もまとめているので、プリメインアンプ選びの参考にしてみてください。
性能&サポートに信頼のある「Denon(デノン)」
デノンは、1910年に日本で誕生した音響機器メーカー。5万円で買えるエントリーモデルから70万円前後のオーディオマニア向けのハイエンドモデルまで、プリメインアンプのラインナップが充実しています。
また、高解像度なハイレゾ音源に対応したものや、原音を再現する技術を採用したものなど、高音質にこだわったプリメインアンプが揃っているのも特徴。安心の日本語サポートを受けられるため、初めてプリメインアンプを購入する人にもおすすめです。デノンのプリメインアンプで名機と言われているのは、「PMA-2500NE」。2016年発売なので、ヴィンテージモデルにはあたりませんが、ハイレゾ対応の高性能DAC搭載・独自技術による振動抑制でクリアなサウンドなど、現代らしいプリメインアンプに仕上がっています。
ナチュラルな音を再生できる「YAMAHA(ヤマハ)」
ヤマハは、音響機器や電子楽器などで知られる老舗のメーカー。自然な音作りにこだわっており、色付けのないフラットなサウンドを得意としています。特に、クラシックなどと相性がよく、原音の魅力をそのまま感じたい人におすすめです。
ヤマハのプリメインアンプの価格は、5~30万円前後。10万円以下で買えるモデルが充実しているため、初心者でも比較的購入しやすいのが特徴です。また、国内に直営店が多く、お店で製品を選びたい人にも適しています。
購入後のサポートが手厚い「Accuphase(アキュフェーズ)」
アキュフェーズは、日本で誕生した高級オーディオメーカー。アキュフェーズのプリメインアンプは、各パーツや内部構造にさまざまな独自技術を採用しており、歪みの少ないクリアで柔らかなサウンドを楽しめます。
また、購入後のサポート体制が整っており、現在に至っても初期モデルの修理に対応しているのが特徴。プリメインアンプの価格は20~100万円程度とやや高めですが、世代を超えて長く愛用できることを考えると、決してコストパフォーマンスは悪くありません。
ネットワーク再生機能を備えた「Marantz(マランツ)」
マランツは、アメリカで1953年に生まれた音響機器メーカー。マランツのプリメインアンプは、重厚感のあるサウンドを再生します。出力数が大きいモデルも多く、音のボリューム感や厚みをしっかりと感じたい人にぴったりです。
また、ネットワーク再生機能に対応したプリメインアンプが豊富で、サブスクサービスの音源を簡単に楽しめるのも特徴。価格相場は安いもので6~20万円ほど、高いものだと200万円を超える高級プリメインアンプが登場しています。マランツの伝統的名機と言われているのが真空管プリアンプの「#(モデル)7」です。真空管を使用しており、温かみのある音質を叶えながら低音域もしっかりとカバーしてくれる、オーディオマニアなら一度は手に入れたい往年の名機として知られています。
温もりのある音が特徴の「LUXMAN(ラックスマン)」

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ラックスマンは、音響機器メーカーとして1925年に大阪で誕生しました。「趣味のオーディオ」をテーマにオーディオ機器を展開しており、プリメインアンプは温もりのあるナチュラルなサウンドを再生します。ラックスマンのプリメインアンプで名機と言われているのが「SQ38FD」。SQ38FDは真空管式で、しっとりとした音質なのが魅力です。アナログテイストな音楽を再生できるため、これまで多くのオーディオファンを虜にしてきました。
ラックスマンでは、創業100周年を迎えた現在でも、新しい技術や機能を搭載した新モデルを開発し続けているため、今後のアップデートにも期待が高まります。プリメインアンプの価格は、20~70万円程度です。
初心者でも分かりやすい!プリメインアンプの選び方
ここからは、プリメインアンプの失敗しない選び方を紹介します。「入出力端子」「周波数帯域」といった初心者には分かりにくいポイントについても解説するので、ぜひ目を通してみてください。
どのオーディオ機器と接続したいかに合わせて「入力端子」をチェック

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入力端子は、オーディオ機器とプリメインアンプと接続する際に使用します。入力端子にはいくつかの種類がありますが、「アナログ端子」と「デジタル端子」をベースにチェックすると理解しやすいです。それぞれの端子の種類と接続できる機器を下記表にまとめました。
端子の種類:接続機器 | |
アナログ端子 |
|
デジタル端子 |
|
ほとんどのプリメインアンプには、赤と白の2本のケーブルでお馴染みのRCA端子が備わっており、アナログ端子付きのCDプレーヤーやカセットデッキとの接続に役立ちます。 XLR端子は高級なプリメインアンプに採用されていることが多く、ノイズに強いのが特徴。「高級なオーディオプレーヤーを持っており、最高の音響設備を整えたい!」という人におすすめです。
また、近年のプリメインアンプに採用されているデジタル端子の存在にも注目。スマートフォンやパソコンと簡単に接続できるUSB端子や、テレビやゲームに繋げる光デジタル・HDMI端子などがあり、プリメインアンプの使い道を広げてくれます。
特に、eARC対応のHDMI端子を搭載しているモデルなら、テレビの音を高音質で再生可能。音楽だけでなく、映像も一緒に楽しみたい人におすすめです。
関連記事:初心者向けレコードプレーヤーおすすめ16選!安い&スピーカー内蔵のセットも
スピーカー?ヘッドホン?接続したい再生機器に合った「出力端子」も要確認
プリメインアンプの出力端子は、主に「RCA(ライン)端子」「スピーカー端子」「ヘッドホン端子」の3種類です。
RCA端子は、サブウーファー・アクティブスピーカー(アンプ内蔵のスピーカー)・レコーダーなどと接続してする際に使用します。プリメインアンプから、さらにオーディオシステムを拡張できるのが特徴です。
一方、スピーカー端子はパッシブスピーカー(アンプ非内蔵のスピーカー)との接続に必要です。ちなみに、プリメインアンプによっては、A・Bと2系統のスピーカー端子を搭載しているものがあります。プリメインアンプに2セットのスピーカーを接続しておき、音楽や再生機器に合わせて使い分けたい人は要チェックです。
ヘッドホンで音楽を楽しみたい人は、ヘッドホン端子が備わっているかの確認も忘れずに。
関連記事:【失敗しない選び方】スピーカーケーブルおすすめ15選!種類の特徴・低音重視向けも
関連記事:【定番の名機も】ブックシェルフスピーカーおすすめ24選!ハイレゾ対応機も紹介
音質・音量は「周波数帯域」と「出力数」で判断しよう
「再生周波数帯域」は20~20,000Hzなどと表され、プリメインアンプが再生可能な音域を示します。小さい数値が低音域・大きい数値が高音域を意味し、範囲が大きいほど豊かなサウンドを表現できるのが特徴です。ちなみに、ハイレゾ音源を再生するには、最高周波数が40kHz(40,000Hz)は必要。音質にこだわってプリメインアンプを選びたい人は、最高周波数が40kHz(40,000Hz)以上のモデルがおすすめです。
ハイレゾ対応のプリメインアンプを選ぶもう1つの基準としては、「Hi-Res Audioマーク」がついているかを確認することです。JAS(一般社団法人日本オーディオ協会)が定めた条件を満たす製品だけが使用を認められており、ハイレゾ音源の再生に適していることを示しています。
また、プリメインアンプの出力数が大きいほど、迫力のあるパワフルな音量で再生できますよ。お部屋のスペースに合わせて、書斎や寝室などの狭い部屋用なら50W程度、リビングや店舗で使うなら100W以上のモデルをチョイスしましょう。
PCやスマホのデジタル音源を高音質で楽しみたい人は「DAC内蔵」を
「DAC(Digital to Analog Converter)」は、音声信号をデジタルからアナログに変換するオーディオ機器。例えば、パソコンに保存しているハイレゾ音源を高音質でスピーカーから再生したい場合、通常はDACを介してアナログ信号に変換する必要があります。
しかし、DAC内蔵のプリメインアンプなら外部DACを別途用意しなくても、パソコンやスマートフォンと直接接続してデジタル音源をスピーカーで楽しめます。
DACを用意する必要がないため、コストを抑えられるのはもちろん、設置スペースを節約できるのがメリットです。プリメインアンプ・スピーカー・DACなどをそれぞれ設置すると、想像以上にスペースが必要になることも。DAC内蔵のプリメインアンプを選べば、オーディオシステムのレイアウトがしやすくなります。
関連記事:パソコン・スマホを高音質化!USB-DACおすすめ14選!ハイレゾモデルの選び方も
Bluetooth・AirPlayなどの「ワイヤレス機能」に注目して
プリメインアンプには、Bluetooth・Wi-Fi・DLNAといったワイヤレス機能を備えたものが豊富。ケーブルなしでスマートフォンやパソコンを接続でき、サブスク音源などを気軽に再生できます。 有線接続に比べると音質の劣化が気になることもありますが、使い勝手の良さから、ワイヤレス機能が搭載されているプリメインアンプも幅広い人から支持を得ていますよ。
関連記事:【基本から解説】ネットワークオーディオプレーヤーおすすめ13選!人気メーカーも
クラシックと相性◎柔らかい音が好みなら「真空管式」を
クラシックやピアノ曲などの繊細な楽曲再生・アナログレコードを温かみのある雰囲気で再生したいという人には、「真空管式」のプリメインアンプがおすすめです。
プリメインアンプの主流の商品は「ソリッドステート式」「トランジスタアンプ」と呼ばれるもので、迫力のある音を得意とします。一方、「真空管式」は柔らかい音を再現できるのが魅力です。上記の画像のように本体に真空管が備わっており、レトロな雰囲気なのも特徴。また、真空管の取り換えが可能なので、音質を自分好みに調整したい人にも好まれています。
真空管式のプリメインアンプは、定期的にメンテナンスが必要など、取り扱いがやや難しいのが難点。「アナログっぽい見た目や音が好み」「手間をかけるのも楽しい」という人は、使い方を正しく把握した上で購入を検討してみてください。
安いVS高い!プリメインアンプの比較
ここでは、プリメインアンプの価格ごとの違いを解説。プリメインアンプは、他のオーディオ機器に比べると価格による違いが出にくい傾向があります。 安いプリメインアンプと高いプリメインアンプの特徴を比較し、それぞれがどんな人におすすめなのかをまとめました。
安いプリメインアンプの特徴(5万円前後のモデル)
プリメインアンプは、5万円前後でも10Hz~100kHzの広い周波数帯域に対応していたり、ハイレゾ音源を再生できるモデルが豊富。ヤマハやソニーといった有名メーカーからも、3~5万円程度のプリメインアンプは多数登場しており、無名メーカーを避けたい人にも安心です。
一方で、安いプリメインアンプは、デジタル端子がついているものが少なく、RCAやフォノ端子といったアナログ端子が中心。とはいえ、多くがBluetooth機能を搭載しているため、音質によほどこだわらない限り、デジタル音源も不便なく楽しめます。
- アナログ音源を中心に楽しみたい人
- 手軽な趣味として音楽を聴きたい人
高級プリメインアンプの特徴(15万円前後のモデル)
10万円を超えると、160W・200Wといった大出力に対応したプリメインアンプが増えます。広いリビングルームで音楽を聴きたい人や、大音量のパワフルサウンドを楽しみたい人におすすめです。
また、USBや光デジタルなどのデジタル端子を搭載していたり、ネットワークオーディオ機能に対応したものも。「本格的なオーディオシステムを作りたい」「デジタル音源をいい音で聴きたい」という人は、高級プリメインアンプを検討してみてください。
- パワフルな出力にこだわる人
- デジタル音源を高音質で再生したい人
編集部
【~10万円以下】プリメインアンプおすすめ人気ランキング比較一覧表
商品 | 最安価格 | サイズ | 重量 | 周波数帯域 | 定格出力 | 入力端子 | 出力端子 | Bluetooth対応 | ハイレゾ対応 | USB DAC内蔵 | 真空管アンプ式 | |
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![]() | Denon プリメインアンプ PMA-600NE | ¥44,300 Amazon楽天市場Yahoo! | 43.4×12.2×30.7cm | 7.4kg | 5~100,000Hz | 45W+45W/70W+70W | RCA/アンバランス入力/フォノ/光デジタル | スピーカー/アンバランス出力/サブウーファー/ヘッドホン | ○ | - | - | - |
![]() | TEAC プリメインアンプ AI-303-B | ¥69,800 Amazon楽天市場Yahoo! | 21.5×6.1×25.7cm | 2.3kg | 2~70,000Hz | 25W+25W/50W+50W | RCA/光デジタル/USB/HDMI | スピーカー/ヘッドホン | ○ | ○ | ○ | - |
![]() | FX-AUDIO- プリメインアンプ FX-502J PRO | ¥8,750 Amazon楽天市場Yahoo! | 3.3×9.7×12.3cm | 388g | - | 50W+50W | RCA | スピーカー | - | - | - | - |
![]() | ヤマハ プリメインアンプ A-S801 | ¥82,053 Amazon楽天市場Yahoo! | 43.5×15.2×38.7cm | 12.1kg | 10~100,000Hz | 100W+100W | CD/チューナー/ライン/フォノ/光デジタル/同軸デジタル/USB | レックアウト/サブウーファー/ヘッドホン/DCアウト | - | ○ | ○ | - |
![]() | SOUNDWARRIOR 真空管アンプ SWL-T20-SD | ¥67,830 Amazon楽天市場Yahoo! | 29×20×11.2cm | 約3.7kg | 20~20,000Hz | 3W+3W | RCA/フォノ/AUX | RCA/スピーカー/ステレオミニジャック | - | - | - | ○ |
![]() | ONKYO プリメインアンプ A-9110 | ¥34,800 Amazon楽天市場Yahoo! | 43.5×12.9×33cm | 7kg | 10~100,000Hz | 50W | アナログ/フォノ | アナログ/スピーカー/ヘッドホン/サブウーファー | - | - | - | - |
【~10万円以下】プリメインアンプおすすめ人気ランキング6選
最高100kHz対応!上位モデル並みの高音質
Denon(デノン)のNEシリーズから登場しているプリメインアンプ。エントリーモデルながらも、上位モデルと同じパーツを採用しており、高品質なサウンドを再生します。5~100,000Hzの広い周波数に対応している点も魅力です。
「プリメインアンプ初心者だけど音質に妥協したくない!」という人におすすめの1台。また、専用のリモコンは、デノン製のCDプレーヤーとも互換性があります。同メーカーでオーディオシステムを構築すれば、複数の機器をリモコン1つでコントロールできますよ。
豊富なデジタル端子&Bluetooth機能を搭載
日本の音響機器メーカーであるTEAC(ティアック)のプリメインアンプ。コンパクトな設計ながらも、USB・HDMI・光デジタルといったデジタル端子を豊富に搭載しています。スピーカーを組み合わせれば、テレビやゲームを高音質で楽しめます。
USB DAC内蔵で、ハイレゾ音源を再生できるのが特徴。また、LDACやaptX HDといった高音質コーデックにも対応しており、ワイヤレスでいい音を聴きたい人にぴったりです。すっきりとしたデザインで、操作しやすいのも嬉しいですね。
安いのに大出力!音量を上げても高音質をキープ
FX-AUDIO-(エフエックス オーディオ)は、日本企業が展開しているオーディオブランド。トーンコントロール機能を搭載したプリメインアンプです。低音や高音を自由に調整できるため、自分好みのサウンドを見つけられるでしょう。
また、安価モデルながらも、100Wの大出力を実現。ケミコン社製の電源平滑コンデンサ「8100μF」を採用しており、音量を上げても伸びやかなサウンドをキープしてくれます。店舗などの広い空間で音楽を楽しみたい人におすすめです。
ハイレゾ対応!ヤマハ独自の繊細なサウンドが魅力
ヤマハから登場しているUSB DAC搭載プリメインアンプ。メーカー独自のデバイスコントローラーや最新規格のドライバーなど、高度なパーツを採用したモデルです。最大384kHz/32bitのフォーマットに対応しており、ハイレゾ音源をハイクオリティで楽しめますよ。
豊富なデジタル入力端子によって、使い勝手がいいのも特徴。また、回路設計やパーツの組み合わせにこだわり、ヤマハらしいピュアサウンドを叶えています。色付けのない音で、楽曲本来の魅力が引き立つでしょう。
レトロな外観と柔らかい音を楽しめる真空管式
SOUNDWARRIOR(サウンドウォーリア)が手掛ける日本製のプリメインアンプ。合計3本の真空管アンプ式を採用しており、独特の温もりあるサウンドを再生します。レトロな外観と真空管の柔らかい灯で、お部屋のインテリアとしても活躍してくれますよ。
本体には、フォノ端子を含む3つのアナログ入力端子を搭載。真空管式プリメインアンプと相性のいいレコードプレーヤーと組み合わせたい人におすすめです。また、トーンコントロール機能が備わっているので、音域を好みに応じて調整できます。
ノイズに強い非磁性体スピーカー端子を搭載
大阪で誕生したオーディオメーカーONKYO(オンキヨー)のプリメインアンプ。メーカーのスタンダードモデルという立ち位置ながらも、高品質なパーツを随所に使用しており、豊かでダイナミックなサウンドを実現しています。
音の出口であるスピーカー端子には、4mmのバナナプラグに対応した非磁性体端子を採用。外部からの干渉に強く、サウンドの純度を高めてくれます。また、接続部分の安定性にも優れており、接触不良などが起きにくいのも特徴です。
【10万円以上~】プリメインアンプおすすめ人気ランキング比較一覧表
商品 | 最安価格 | サイズ | 重量 | 周波数帯域 | 定格出力 | 入力端子 | 出力端子 | ワイヤレス機能 | ハイレゾ対応 | USB DAC内蔵 | ネットワーク再生機能 | |
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![]() | Denon プリメインアンプ PMA1700NE | ¥160,000 Amazon楽天市場Yahoo! | 43.4×41×13.5cm | 17.6kg | 5~100,000Hz | 70W+70W/140W+140W | アンバランス入力/フォノ/EXT. PRE/USB/光デジタル/同軸デジタル | アンバランス出力/ヘッドホン | - | ○ | ○ | - |
![]() | Marantz MODEL M1 AMP | ¥130,000 Amazon楽天市場Yahoo! | 23.9×8.4×21.7cm | 2.2kg | 20~20,000Hz | 100W+100W/125W+125W | RCA/サブウーファー/光デジタル/HDMI | - | Bluetooth/AirPlay 2/Spotify Connect | - | - | ○ |
![]() | QUAD VenaⅡ | ¥162,500 Amazon楽天市場Yahoo! | 30.1×9.5×32cm | 6.1kg | 20~20,000Hz | 45W+45W | アナログ/フォノ/USB/光デジタル/同軸デジタル | スピーカー/ヘッドホン/サブウーファー/光デジタル/同軸デジタル | Bluetooth | ○ | ○ | - |
![]() | ONKYO プリメインアンプ A-973 | ¥430,000 Amazon楽天市場Yahoo! | 43.5×12.4×34.4cm | 7.3kg | 10~60,000Hz | 40W+40W | アナログ/フォノ | アナログ/スピーカー/ヘッドホン | - | - | - | - |
【10万円以上~】プリメインアンプおすすめ人気ランキング4選
最大出力280W!パワフルなのにピュアな音質
名機と名高い「PMA-1600NE」の後継モデルとして登場したのプリメインアンプ。安定性の高い差動2段アンプ回路を採用しており、透明感のあるサウンドを実現しました。最大280Wの大出力で、パワフルさも兼ね備えています。
ボリュームコントロールやトーンコントロールの操作には、電子タイプのノブを採用。アナログノブよりも高精度な調整が可能で、音質・音量を思いのままにコントロールできるでしょう。インテリアに映えるスタイリッシュな外観も魅力的ですね。
より快適に音楽を楽しめるネットワーク機能付き
ハイグレードなClass Dパワーアンプを搭載したプリメインアンプ。コンパクトな設計ながらも、最大250Wのパワフルな出力を叶えています。サイズを理由にハイスペックなプリメインアンプの導入を諦めていた人におすすめしたい1台です。
また、HDMI端子を搭載しており、テレビやゲームのサウンドを高音質で楽しめるのが特徴。さらに、ネットワークオーディオ機能を備えているため、自宅のネットワーク上にある音源を簡単に管理・再生できますよ。
イギリス高級オーディオメーカーの進化モデル
QUAD(クワッド)は、イギリスに拠点を置く高級オーディオメーカー。 前モデルの「Vena」から音響性能や機能をアップデートしたプリメインアンプです。最新のDACチップを内蔵しており、ダイナミックかつ低ノイズなサウンドを再生します。
本体にはヘッドホンアンプが搭載されているため、ヘッドホンで音楽を聴きたい人におすすめ。もちろん、スピーカーでも最高の音質を楽しめます。また、オーディオ機器には見えない洗練されたデザインにも注目してみてください。
原音の魅力が分かるピュアダイレクト機能を搭載
ONKYO(オンキヨー)のベーシックモデルとして登場しているプリメインアンプ。スパイクノイズの影響を抑える「VL Digital」など、メーカーが長年の研究によって生み出した独自技術を贅沢に採用しています。
また、ピュアダイレクトモードを搭載しており、原音に忠実なサウンドを再生できるのが特徴。クラシックやピアノ曲といった繊細な楽曲との相性は抜群です。さらに、フォノ入力端子が備わっているため、アナログレコードも心地よい音で楽しめます。
【初心者向け】プリメインアンプの使い方

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- STEP.1音量を最小にするはじめに、プリメインアンプの音量を最小に設定しておきます。アンプは、電源を入れたときにまれにノイズが発生します。万が一大音量に設定されていた場合、ノイズによってスピーカーが故障してしまう可能性があるので注意しましょう。
- STEP.2再生機器をセットするCDプレーヤーやスピーカーなどのオーディオ機器を接続します。CDプレーヤーやレコードプレーヤーから再生する場合は、プリメインアンプとケーブルで接続し、音源をセットしてください。準備が完了したら、プリメインアンプの電源を入れます。
- STEP.3入力先を切り替えるプリメインアンプのつまみやボタンを操作して、どの機器から音源を再生するのかを選びます。CDプレーヤーなら「CD」、レコードプレーヤーなら「PHONO」など、表示名は製品によって異なる場合があります。
- STEP.4音楽を再生するプリメインアンプの音量を少しだけ上げて、音楽を再生します。音が聞こえたら、音量やトーンバランスを調整しましょう。
プリメインアンプの関連商品
今回は、プリメインアンプに関連するその他のオーディオ機器についても紹介します。機器ごとの特徴やおすすめ商品を分かりやすくまとめているので、プリメインアンプと一緒にチェックしてみてくださいね。
映像出力にも対応している「AVアンプ」
AVアンプは、音声信号の増幅に加えて、映像の出力を行ってくれる機器のこと。複数のスピーカーを接続できたり、バーチャルサラウンド機能に対応したものがあり、立体感のあるサウンドを再生できます。
また、リモコンが付属している商品が豊富で、ソファに座ったままでも音量やモードの変更が可能。「音楽鑑賞だけでなく、映画やテレビをいい音で楽しみたい!」「本格的なホームシアターを作りたい」という人は、AVアンプを導入してみましょう。
アナログ感を楽しめる「レコードプレーヤー」
近年の世界的なアナログブームによって、国内でもレコードプレーヤーの人気が再熱しています。デジタル音源にはない温かみのあるサウンドや、レコードプレーヤーのレトロな外観が魅力で、音楽の楽しみ方を広げてくれます。
レコードプレーヤーは単体だと小さな音でしか楽曲を再生できないため、信号を増幅させるプリメインアンプがマスト。プリメインアンプを選ぶときは、レコードプレーヤー用のフォノ端子が備わっているかを確認してください。
関連記事:初心者向けレコードプレーヤーおすすめ16選!安い&スピーカー内蔵のセットも
機能豊富で使い勝手がいい「CDプレーヤー」
CDプレーヤーは、CD音源を再生するためのオーディオ機器。アウトドアなどに持ち運びできるポータブルタイプやおしゃれに壁掛けできるタイプなど、さまざまな種類のCDプレーヤーが各メーカーから登場しています。
また、Bluetooth・ラジオ再生・倍速再生といったCD再生以外の機能が充実しているのも特徴。デジタル音源だけでなく、CDの楽曲やラジオを楽しみたい人は要チェックです。
関連記事:【1万円以下】安いCDプレーヤーおすすめ15選!おしゃれ・壁掛けタイプなど幅広く
プリメインアンプについてのよくある質問
プリメインアンプはどこで買うべき?
プリメインアンプは中古で買ってもいい?
プリメインアンプを繋いでも音が小さいのは何故?
プリメインアンプの電源は入れっぱなしにしてもいい?
プリメインアンプのおすすめまとめ

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- プリメインアンプは信号の増幅と音の調整ができるオーディオ機器
- マランツやヤマハなどの人気メーカーから選ぶのがおすすめ
- デジタル音源派はワイヤレス機能やDACの有無をチェックしよう
今回は、「プリメインアンプ」について紹介しました。音の増幅やトーン調整ができるプリメインアンプがあれば、より快適なホームオーディオを構築できます。ぜひ本記事を参考にして、自分にぴったりなプリメインアンプを見つけてみてください。