以前発売されたInsta 360 ONE R そしてGoPro MAX どちらもアクションカメラとしても活躍でき、360度の動画も撮ることができる万能なカメラです、そのためどちらを買えばいいのか?と悩む人も多いのではないでしょうか。
結論から言うとInsta 360 ONE R はアクティビティなどのアウトドア向き 一方GoPro MAXはVlogやセルフィー向きのカメラ というのが筆者の感想です。
ではこの2つのカメラにどういった違いがあるのか、どういった人におすすめなのかをまとめてみました!
2つのカメラを2週間使用してみて感じたことや感想などを織り交ぜて解説していきます、ぜひ参考までにご覧ください!
目次
Insta 360 ONE R とは
まず、Insta 360 ONE Rとは今年1月にInsta360 から発売されたモジュール式のアクションカメラです。
何より特徴的といえるのがモジュール式によって用途に合わせてレンズの交換が可能という点です!
現在発売されているのが、”4K広角モジュール” ”360度モジュール” ”1インチ広角モジュール” の3つが用意されています。
用途に合わせて各モジュールを選択することでベストショットを納めることができます!
GoPro MAXとは
GoPro MAXは2019年10月25日にGo Pro HERO8と同時に発売された機種になり、GoPro MAX では360度の撮影が可能な機種となっています。
360度撮影も可能なうえHEROモードという通常のGoProのように使用できるモードも搭載されています。
その他にもセルフィーモニターと進化したショットガンマイクによりvlogとしても十分な力を発揮するカメラです!
まさに1つのカメラで3役をこなすカメラになっています。
この1年半前にもGo Proは GoPro Fusionを発売しています、こちらも同じように両面にレンズが搭載されており360度の撮影が可能な機種ではありますが、今回のGoProMAXはその上位互換とも言えるカメラでしょう。
ONE R そしてGoProMAX 両方のカメラで360度の撮影が可能です、ではこの2つの機種ではどういった違いがあるのか、カメラのスペックや外観などから比較してみます。
ONE R GoPro MAX 見た目の違い
まずは見た目(デザイン・外観)を比較してみました!
Insta 360 ONE R の見た目
ONE R の特徴としてはもちろんモジュール式でレンズの交換ができるという点です。
レンズの交換によってアクションカメラ、360度カメラ、高センサーカメラ、と姿を変えるのが魅力ですね!
カメラ自体のサイズも一般的なアクションカメラと同じコンパクトなサイズなので、持ち運びにも便利でマウントに取り付けても負担がありません!
GoPro MAX の見た目
一方、おしゃれなスクエアデザインのGoPro MAXの特徴としては、サイズは少し大きくなるものの1つのカメラに ”アクションカメラ” ”360度カメラ” ”vlog向けカメラ“ この全ての機能が備わっているのが魅力といえるでしょう!
実際に手に取ってみると想像よりも小さい!GoPro Fusionに近いサイズを想像していましたが一回り、二回り小さいサイズでした!

GoPro MAXとGoPro Fusionの比較
またFusionと違う点としてHERO8と同じサイズのタッチディスプレイが搭載されており、操作も簡単に行うことができます。
ONE R GoPro MAX カメラの基本性能の比較
それでは次にカメラの画質など様々な性能を比較してみました!
ONE R カメラの基本性能
ONE R では各モジュールによって解像度やセンサーサイズが大きく変わります。
4K広角モジュール では文字通り4K撮影に加え60fpsで撮影することができます。更にこのモジュールでは8倍スローモーションを撮影することも可能です!
360度レンズモジュール では360度 最大5.7Kで撮影することができ他にもHDR動画、ナイトショット、ストップモーションなど多彩な撮影モードで動画を撮ることができます。
1インチ広角レンズモジュール ではLeica社と共同開発したレンズを搭載し、1インチのセンサーサイズを搭載することで、暗所でも鮮明な動画を撮影することができ、5.3K動画と19MPの写真撮影が可能です。
ちなみにinsta360 はONE Rの前にONE X を発売しています、こちらも同じく360度の動画・写真の撮影が可能なカメラとなっています。
カメラのデザインはONE Rと大きく変わるもののどちらも360度の撮影が可能です、カメラレンズを取り換えられるというのがやはり大きな違いになりますね!
GoProMAX のカメラ基本性能
さきほども解説した通りMAX1つでは1つで360度カメラから、通常のHEROモードアクションカメラとしても使用可能です。
HEROモードでは両面にあるレンズの片方のレンズを使用し動画を撮影するものです。
使用するレンズは自由に切り替えることができるので、これまでのGoProのようにも使用することができ、更にインカメラを使用することでOsmo Action のように今撮影している様子を写すことも可能です!
HEROモードではHERO8よりも更に広角に進化したMax Super Viewも搭載されています!
360度カメラでは、5.6Kで撮影することができ、HEROモードでは1440p@60fpsもしくは、1080p@60fpsで撮影が可能です!
表にしてまとめてみました!
製品名 | Insta 360 ONE R | GoPro MAX |
---|---|---|
静止画画素数 | 4K版: 1200万画素 360度版: 1850万画素 1インチ版: 1885万画素 |
360度写真: 1660万画素 HEROモード写真: 550万画素 270度パノラマ写真: 620万画素 |
動画性能(アクションカメラモード) | 4K版: 4000x3000 30fps 4K 60/30fps 2720x1530 60/30fps フルHD 60/30fps、 1インチ版: 5.3K 30fps 4K 60/30fps 2720x1530 60/30fps フルHD 60/30fps |
HEROモード: 1440/1080p 60fps |
動画性能(360度カメラモード) | 360度版: 5.7K 30/25/24fps、 3840x1920 50/30fps、 |
360度: 5.6K 30fps |
動画形式 | MP4(4K版と1インチ版) insv、LOG、HDR動画(4Kと360度版)、H.265 |
MP4(H.264/AVC)、MP4(H.265/HEVC) |
スローモーション | 8倍スローモーション | 2倍スローモーション |
手振れ補正機能 | flowstate | Max Hyper Smooth |
バッテリー容量 | 1190mAh | 1600mAh |
防水 | 水深5m | 水深5m |
Insta360 ONE R と GoPro MAX を比較した動画がこちらです。
動画を見たところ、やはりGoPro特有の色彩補正により鮮やかな印象のGoPro MAXに比べONE R はより自然な色味の映像になっていますね。
手振れ補正など両者ともに非常に安定していました。
Insta 360 ONE R の強み
ONE R GoPro MAX 両者ともに引けを取らない性能ですが、ここからはONE R にしかない強みをまとめてみました!
ONE R の魅力 こんな人におすすめ
そして実際にONE R から感じたことはアクションカメラとして十分な力を発揮できるというところです!
小さなアクションカメラながら3役全てこなすことができ、アクティビティもこのカメラが1つあればどんなシーンにも適応できるそれがONE R の特徴・魅力といえるでしょう!
2つを比較してアクションカメラとしての機能性を重視したい場合はONE R がオススメです!
ではここからオススメの点を詳しく解説していきます!
通常のアクションカメラと同じコンパクトサイズ!
モジュールの取り換えによって姿を変えるONE R ですがアクションカメラにしても、360度カメラにしても、カメラのサイズは通常のアクションカメラと同じコンパクトなサイズになっています。
今回比較しているGoPro MAX は通常のHEROシリーズのように使用できるもののコンパクトといえるほどのサイズではありません、全ての機能を備えている分どうしてもサイズが大きくなっています。
カバンやカメラバックの中ではある程度のスペースをとってしまいます。
それと比較し、ONE R は撮影シーンによってレンズを取り換えるだけなのでカバンの中でもスペースをとることはありません!コンパクトなまま撮影することができます!
6軸ジャイロスコープによる強力な手振れ補正!FlowState
ONE R のカメラには6軸ジャイロスコープの手振れ補正機能“FlowState”により非常にスムーズな動画の撮影が可能になりました!
ドローンなどにも搭載されている6軸ジャイロスコープが、3つのカメラレンズ全てに搭載されています!
実際に使用してみても、4Kモジュールから360度モジュール全てに搭載されているのでどのレンズを使用しても安定する映像が撮れるので素晴らしいです!
アクションカメラとしての手振れ補正はもちろん、360度の撮影でも独自のFlowStateを用いたスタビライズと組み合わせることによってブレの無い動画を撮影することができます。
360度の星空撮影 スターラプス
360度のタイムラプスはGoPro MAXにも搭載されていますが、ONE R には星空も撮影できる機能スターラプスが搭載されています。
従来のカメラでは撮影範囲が限られていましたがONE R では360度全方位をカメラに収めることができます。
また、タイムラプスと同じ機能なので動画内で自由にカメラのアングルを変えることができます!
スローモーションで大迫力の映像に! 8倍スローモーション
ONE R のカメラモジュールの1つ 4K広角モジュールでは4Kの映像を8倍のスローモーションで撮影することができます!
4K広角モジュールを取り付けることでアクションカメラに変身するONE R ですが、8倍スローモーション撮影によっていつもの風景も新しい1面を見ることができますね!
GoPro MAX にもスローモーション撮影は搭載されていますが、GoPro MAXが2倍スローモーションに対しONE R は8倍スローモーションなのでONE R の方がより魅力的な映像を撮ることができます!
二つのカメラを使用し同じスローモーション映像を撮影してみても2倍と8倍ではやhりインパクトに大きな差が出ました!
AIによる被写体追跡! ディープトラッキング
ONE R では360度の撮影または編集を行う際 AIによる自動追跡機能により、被写体を画面の中心にロックすることができます!
また被写体が障害物などによって画面上に映らない状態でも、ディープトラッキング機能によって再び被写体が現れると追跡を再開し撮影を行います!
被写体の追尾の際にカメラを近くに添えるだけというのが非常に簡単で魅力的でした!
カメラワークでは人物が中心にいるので動画は見やすく手振れ補正もあるので非常に自然体な映像を撮ることができます!
この機能によって動きの激しい状態でも自動で追跡するのでカメラワークにも困ることなく、被写体を逃さずに撮影することができます!
バレットタイムやストップモーションなどの多様な撮影機能!
ONE R の 360度レンズモジュールを使用することで通常の360度動画以外にも様々な撮影方法が行えます。
例えば、Insta特有のカメラ本体をぐるぐる回すことによって撮影できるバレットタイム!
体の同じ態勢の瞬間のみを切り出し動画にするストップモーションなど360度以外にも様々な撮影機能が搭載されているのも魅力の1つです!
旅行先でこの360度レンズがあれば、インスタ映えするようにSNSでウケ間違いなしの映像をたくさん撮ることができます!
追加モジュールで更に便利に!
ONE R の売りともいえる交換可能なモジュールですが、公式サイトからはこれから更に追加のモジュールも発売予定です。
2月発売予定の3Dモジュールでは2つの4K広角レンズによって180度のVR動画が撮影できるモジュールになっています。
そしてGoPro MAXと比較してもバッテリーの量に不安を抱いた方もいるかもしれません、安心してください!
同じく2月発売予定の長時間撮影向けにバッテリーが増量された、大容量バッテリーベースが発売されます!これらのようにこれから更なる追加モジュールの登場もONE R の魅力です!
GoPro MAX の強み
では次に、ONE Rに負けないGoProMAXの強みをまとめてみました!
GoPro MAXの魅力 こんな人におすすめ
今回GoPro MAXを実際に触ってみて感じたことがVlogに最適なカメラというところです。
従来のHEROシリーズと同じ機能を備え、アクションカメラとしても活用でき360度撮影や広角パノラマ写真など、簡単に日常のワンシーン・ライフスタイルをキレイな画質で撮影できるのがGoPro MAXの魅力です!
2つを比較してみてアクティビティよりも日常を取り入れるVlogやYouTubeにおすすめです!
ではここからオススメの点を詳しく解説していきます!
ジンバルなんて必要なし!水平維持機構!

GoPro MAX の水平維持機構
GoPro MAXのHEROモードでは水平維持機構をONにすることで、本体を横にしても逆さまにしても水平を維持して撮影をすることができます!
実際に試してみましたがびっくりするくらい水平でした!想像以上でした(笑)
横に傾けたり逆さまにしても動画はまったくブレることなき水平を維持していました!
ONの場合水平に安定させるものなので、OFFにすることで従来のGoProのように動きに迫力を持たせることもできます。
GoPro史上最も広角なMax Super View
GoProのHEROシリーズではいままでHERO8の16㎜のSuper Viewが最も広角でしたが、MAXでは更に広角なMax Super Viewでの撮影が可能になりました!
今までのSuper Viewでも十分なくらいに広角でしたがMAXでは更に上回ってきました!さすがMAX!
広角によって表現される湾曲もさらに強く表現されています、もちろんこれまでの広角やリニア、狭角も設定することができます。
GoProMAX史上最も安定したMax HyperSmooth
GoProMAXと同時に発売したGoPro HERO 8でも話題になったHyperSmooth2.0
しかしMAXはこれを上回るMax HyperSmoothを搭載しております!
これまでのHyperSmoothでも十分なほどの手振れ補正がありましたが、MAXでは更なる強化を遂げていましした…(笑)
さらに、先ほどにも紹介した水平維持機構と両立することによって手振れなんて感じさせないほどブレの無い映像になります!
関連:GoPro HERO8 Blackハイパースムーズ2.0とは?ブーストも解説
270度のパノラマ写真が撮れる PowerPano
GoProMAXでは写真もパワーアップしています!
なんと270度の超広角な歪みのないパノラマ写真を撮ることができます!
その魅力は270度という超広角だけでなく、ボタンワンクリックで撮影できるというところです。
タイマーを設定してボタンを押す!これで完了です!処理時間も気になるほど長くもないので手軽にパノラマ写真を撮影することができます!
いままでのパノラマ写真というと、スマホでゆっくり動かすという煩わしさがありましたが
GoProMAXでは瞬時に撮影することができます。
リアルな臨場感を出すことができる 360度マイク
360度の映像を撮影できると同時にGoProMAXにはもう1つ360度を備えた機能があります。
それが360度マイクです!
GoProMAXには6つのマイクが内蔵され360度全方位の音を拾うことができます!
GoPro HERO 8にはマイクが3つ搭載されていました、しかし360度の映像でマイクが3つの際音を拾える人と拾えない人が出てきてしまいます。
しかし、6つのマイクを搭載することにより360度ムラなく音を拾うことができ、より臨場感を感じられる映像になります!
タッチスクリーンで簡単操作!
以前のGoProFusionにはタッチスクリーンが搭載されておらず、撮影した映像はスマホで確認するしかありませんでしたが、GoProMAXではHERO8と同じ2インチのタッチスクリーンが搭載されています。
ONE R にも前後反転可能なタッチスクリーンが搭載されていますが、サイズは半分の約1インチ程度なので操作がやりづらいというのもあるでしょう。
ちなみに、タッチスクリーンはGoPro HERO 8と同じ仕様になっています。
まとめ
今回は、お互いに多用な機能を備えたInsta 360 ONE RとGoPro MAXを比較してみました。
どちらのカメラも360度撮影、アクションカメラとしても活躍できる万能なカメラになっていました!
2つを比較してみてアクションカメラとして使用したいと考えている方にはモジュール式のONE R
VlogやSNSなどに使用したいと考えている方はオールラウンダーなGoPro MAXがおすすめです!
2つのカメラの詳しいレビュー記事もあるのでぜひみてください!関連:やっと来た。本当に使える360度カメラ「GoPro MAX」を徹底レビュー!
GoPro MAXとInsta360 ONE Xを比較した記事もあります!
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