GoPro Hero9は今までになかったほど大きなアップデートがされ想像以上に完成度が高い一台になっています!
正直、GoPro Hero8がダメ機種に思えるほど、今回のHero9は機能や設計も素晴らしく、思わず買ってしまうような魅力的な一台に仕上がっています!
「結論としては絶対買い!!」のGoPro Hero9ですが、気になるスペックや注目すべき特徴を細かく徹底的に解説します!
これまでのGoProと比較しながら、使い方から撮影方法まで実写レビューしているので、購入を考えている人は参考にしてみてください!
2022年9月に新発売の「GoPro HERO11 Black」のレビューは下記記事を参考にしてみてください。
関連記事:【実写レビュー】GoPro HERO11 Blackを前モデルの10と比較!注目の進化や微妙な点を解説
この記事を監修した専門家

目次
まずGoProってどんなカメラ?
GoProが人気の理由
- 5Kの超キレイな映像が撮れる
- 手ブレ補正が強い
- タイムラプスなど初心者でも楽しい絵が撮れる
- 写真もきれい
- 自撮りが簡単にできる
- コンパクトで持ち運びやすい
- 衝撃に強く、防水カメラにもなる
- 旅行カメラやダイビングで人気
- Vlogやインスタ、youtubeにもおすすめ
- アクセサリーが豊富
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水中撮影におすすめな「水中スクーター」については以下の記事を読んでみてください!
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その小ささと持ち前の頑丈さで、サーフィンやスキー・BMX・モータースポーツなどのスポーツを臨場感あふれるアングルで撮影したり、プロも納得する画質で数多くのテレビ番組でも使用されています。
またGoProは数多くのアクセサリーがあって、どんなシーンでも使いやすいのが特徴です!
自撮り棒を使えばこんな写真も自由自在に撮影が可能。
自撮り棒や、ヘルメットにテープで固定したり、手首に巻きつけて固定できるアクセサリなど星の数ほどあるアクセサリを組み合わせることで、今まで誰も思いつかなかったような斬新な映像を撮ることができるのも特徴です!
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GoPro HERO9 Black 進化した9つのポイントを徹底解説
毎年アップデートされるGoProですが、その度に確実に性能や機能性は向上していて、今回も例に漏れず進化してきました。
- フロントカラーディスプレイを搭載
- 本体と液晶ディスプレイともに大型化
- 新しいセンサー搭載で5Kに対応
- バッテリーの駆動時間が30%も向上
- レンズが着脱可能式に戻った
- ブースト機能が改善!
- 手振れ補正 Hypersmoothも3.0に!
- 水平モード搭載
- タイマー機能搭載
- WEBカメラモード搭載
この中でも注目ポイントを詳しく解説していきます。
前面に搭載されたフロントディスプレイ
ついにGoProにもフロントカラーディスプレイが搭載されました。これまでのGoProはフロントディスプレイがモノクロで、撮影モードやバッテリー残量を表示しているものの、実際ほとんど見たことがないです(笑)
ところが今回は全面にカラー液晶ディスプレイがついたので自撮りするときにとても便利です。
このようにセルフィー(自撮り)撮影時の画角の確認が容易になったのでより快適に操作できます。
しかも前面ディスプレイと背面ディスプレイの両方を同時に表示することができます。
この機能はライバル機種のOsmo Actionには搭載されてない機能でした。
Osmo Actionは全面モニターか背面モニターのどちらか一つしか使えません。
関連記事:【完全版】DJI Osmo Actionを120%楽しむ!!使った感想を動画&写真で実写レビュー
GoPro Hero9では撮影している人と撮影されている人がどちらも確認しながら撮影できるので、youtuberやVloggerにもとてもオススメです。
前面モニターでは撮影メニューや設定なども確認できて、文字までクッキリ見える高精細なディスプレイを採用しています。
もちろんフロントディスプレイの表示はオフにして、バッテリーを節約することも可能です!
本体の大きさはHero7、Hero8よりも大型化した
左はGoPro Hero8、右がGoPro Hero9です。一回り大きくなりました。
GoPro Hero8とHero9の大きさを比較
- Hero9のサイズ:W71.0mm×H55.0mm×D33.6mm、重量158g。
- Hero8のサイズ:W66.8mm×H48.6mm×D28.4mm、重量は126g
- C
関連記事:【完全版】GoPro Hero8を実写レビュー!! 使ってみた感想を120%徹底解説!
左がGoPro Hero7、真ん中がGoPro Hero8、右がGoPro Hero9。
今回のHero9で、機能を充実させつつ小型化させるといのは限界に達しているということが浮き彫りになりました。今後も本体は少しずつ大きくなる可能性はあります。
歴代のGoProの違いを知りたい人はこちらの記事を参照してみてください。
関連記事:【図解】GOPRO HERO6 black の機能や使い方を徹底レビューしてみた
液晶ディスプレイも大型化
背面液晶ディスプレイは明るくなり、高精細、さらに大型化しました。
右のHero9のディスプレイの方が鮮やかで明るのはわかってもらえるかと思います。
ただし、Goproはタッチの感度は相変わらずイマイチだなと感じることが多いです。残念ながら今回もそこは改善されていません。
画質は5Kまで美しく!ダイナミックな映像と写真が楽しめる
GoPro Hero9では新センサー搭載で23.6MPの超高画素数に進化しました。GoPro Hero8の画素数は12MPだったので約2倍までスペックアップしたことになります!
画素数が向上したおかげで5Kビデオを撮影可能になり、5Kビデオから14.7MPの静止画が切り出せる(フレームブラブ機能)ようにもなっています。
静止画モードでは20MPの写真を撮影可能です。
ただし5Kビデオの場合だと、10分程度の撮影でもだいぶ熱を持ってしまうので、必要な時を選ぶのがポイントです!
そもそもGoProはとても高画質なので1080のフルハイビジョンでも十分過ぎるほどきれいです!
Hyper Smooth 3.0を搭載で手ブレ補正強化
手ブレ補正機能である「Hyper Smooth(ハイパースムーズ)」も改良されています。
こちらはまた実写レビュー動画ができたら詳しく解説しますが、これまでのGoProよりもさらに手ブレ補正に強くなり、走りながら撮影してもほとんど画面の揺れを感じないレベルです!
バッテリーは容量は30%アップ!
バッテリー容量も約30%も向上しました。これはかなり高評価な部分です。
Hero8ではバッテリーが「1,220mAh」だったのに対し、HERO9では「1,720mAh」と500mAhの容量までアップして撮影時間も30%伸びました。
ただしバッテリー本体の大きさが変わったので、GoPro Hero8までに使ってたバッテリーは使えません。
これまでのGoproで買い溜めしてたバッテリーは使えないので新しく買い直しましょう!
関連記事:Goproのバッテリーの持ち時間は?全機種の撮影時間や充電時間まとめ
レンズの取り外しができるようになった
HERO8で固定式になったレンズカバーがHERO9でまた着脱可能になりました。
これで激しく使用してレンズを傷付けてしまっても、すぐに交換できるので安心です。
関連記事:GoProレンズカバーの外し方& 割れたときの交換方法や注意点まとめ
レンズ交換して機能拡張!超広角のMAXレンズモジューラーが魅力!
レンズカバーが脱着可能になったことで新しく発売された「MAX レンズ モジュラー」も楽しむことができます。
Maxレンズモジュラーでは最大2.7K 60fpでMax HyperSmoothスタビライゼーションを使用可能になります。
また、超広角155°のSuper View画角を得ることができます。そして1番注目すべき点が、360°のホライゾンロックを使用できるようになります。
このホライゾンロック機能を使用すると、カメラを水平方向にどれだけ回しても水平の映像を撮影し続けることができるようになります。スノーボードやBMXなどの激しい動きをする場合にも水平ロック機能を使用したら全くぶれない映像を撮影できるようになります。
Maxレンズモジューラーでできること
- 超広角 155°Super Viewが撮影できる
- Max HyperSmoothスタビライゼーションを使用できる
- 360度のホライズンロックがが使用できる
ただ、Maxレンズはワイコンのような剥き出し魚眼レンズなので傷つけたり、ぶつけやすくなっています!扱いには注意しましょう!
WEBカメラモード
WEBカメラモードではリアルタイムの会話ができたり、ライブ配信ができます。リモートワークなどの在宅中のWEB会議などでもGoProを活用することができます。
GoProは給電しながらの撮影ができるので、モバイルバッテリーを使用しながら長時間使用できるので安心です。
その他のオススメ新機能
Hind Sight (ハイドサイト)
聴き慣れないこの単語、ハインドサイトと読みます。これはシャッターボタンを押した時に、最大30秒まで戻ってビデオを記録できる機能です。録画を開始するタイミングが遅れてしまっても、過去に遡って記録することができるので、決定的な瞬間を逃しにくくなりました。
スケジュールキャプチャ (タイマー機能)
前もってタイムラプスやビデオ、写真などの撮影予約ができる機能です。
開始時間と終了時間を設定しておくだけで、電源をオフにしていても自動で起動して撮影を開始してくれます。早朝のサンライズなどの撮影でも早起きの必要がなくなりました。早起きが絶望的に苦手な筆者にもってこいの機能です。
デュレーションキャプチャ
撮影する長さを15秒から3時間の間で設定できる機能です。録画を開始したら自動で設定した時間で録画がストップする機能です。
旅行V-logなど、細かい素材をたくさん欲しいときなど、一回ボタンを押せば設定した長さで録画を停止してくれるので録画を止め忘れることもありません。
上のスケジュールキャプチャやオート電源オフモードと組み合わせれば。“早朝から3時間のタイムラプスを撮影した後に電源をオフにする”といったことも設定したカメラを放置しておくだけで撮影することができます。
ホライゾンレベリング (水平モード)
日本語で言うと「水平保持機能」です。GoProを傾けた時に45°までなら画面内の映像を傾けずに水平を維持してくれる機能です。これはGoPro Maxにしかなかった機能です!
この水平モードを使うと45°を超えるとそれに合わせて画角も傾いてきますが、左右合計90°までなら水平な映像を撮影することができます。この機能は「リニア」画角でしか使用できません。
GoPro Hero9 基本スペックをおさらい
画素数 | 20MP |
---|---|
外形寸法 | 71.0×55.0×33.6 |
質量 | 160g |
バックディスプレイ | カラーLCD+ライブプレビュ |
フロントディスプレイ | ステータス+ライブプレビュー |
写真 | Super Photo+高性能HDR |
動画 | 5K30fps |
タイムラプス | TimeWarp3.0,ナイトラプス,タイムラプス |
バッテリー | 1720mAh Li-ion |
価格 | ¥54,000 |
Gopro Hero9のデメリット
本体大型化でモジュールやアクセサリーが一部使えなくなった
本体サイズが大きくなったデメリットとしては、GoPro Hero8まで使っていたアクセサリーが一部使えなくなっています。
Hero9で買い替えが必要なアクセサリー
- メディアモジュール
- ハウジングケース
- シリコンカバー
- バッテリー
ハウジングケース(防水ケース)やシリコンケースなど本体を覆うタイプのアクセサリーはサイズ違いで使用できません!
またバッテリーも大きさが変更になったので旧型タイプは使えません。
またHero8から登場したメディアモジュラーなども使えなくなりました。高額だっただけに残念です。ただしメディアモジューラーなどは普段あまり使うことがないので、旅行やダイビングなどで使いたいという人にはあまり関係ないです。
5K撮影をしていると本体が熱暴走する
5K撮影をしているとほんの10分ほどで本体が熱を持ち始めて熱くなります。5Kだとかなりセンサーやバッテリーにも負荷がかかっているんだと思いますが、熱くなるのは故障じゃないかな?ちょっと心配になります。
GoPro Hero9の価格は?最安は公式サイト
GoPro Hero9の価格
- 売日:本体:2020/9/16
- 本体:43,000円 (サブスク登録時:1年間)
- 54,000円 (サブスク登録なし)
- Amazonや楽天など 64,900円
- メディアモジュラー:6,650円
- ディスプレーモジューラー:6,650円
- Maxレンズモジュラー:8,330円
価格がいくつかあるのは分かりづらいですね。
公式サイトではサブスク登録で43000円と最安ですが、サブスク登録は月額500円の12ヶ月登録となるので、実質は50000円程度になります。ただしサブスクはすぐに解約もできるし、モジューラーが30%OFFで購入できるなどのメリットが多いです!
ただし問題なのは公式サイトの注文だと、シンガポールからの発送になりかなり遅くなるケースが多く、Gopro Hero8の時は注文してから2週間以上かかりました。しかもその間、問い合わせにも反応がなく、電話対応もつながらないなど、かなりストレスだったことを覚えてます。
GoPro Hero9をすぐに欲しいという人は、Amazonや楽天なら即日届くのでそちらで購入するのがオススメです!
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GoPro Hero9を開封・同梱品
Hero)では専用ケースが付属しているで持ち運びにも便利です。
ちなみにパッケージには「ノープラスチック」のリサイクル資材を使用。環境配慮しているようです。
Gopro Hero9の同梱品
- GoPro Hero9 本体
- Gopro マウント&ネジ
- バッテリー
- USB-Cケーブル
- 専用ケース
- 説明書
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GoPro Hero9 おすすめのアクセサリー
3wayやshortyなどの自撮り棒
自撮り棒はGoProの必須アイテムです。自撮り棒では3wayかShortyがオススメです。
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液晶保護シート
液晶画面は傷つくだけでなく、落下した時などに割れてしまうことがあります。液晶にヒビが入ってしまうとメーカー修理になり、最悪の場合は修理できない場合もあります。長く使うためにも液晶保護シートは必ず使用しましょう!
GoPro モジュラー
GoPro モジューラーは機能拡張するアイテムです。暗い場所で撮影するときにも便利なライトモジュールや、音質をよくするためのマイクモジューラーなどがあります。
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GoPro Hero9まとめ
今までV-logなどメインカメラとして使用するには少し物足りなかったGoProですが、HERO9でほぼ完全体に近づいたと言っていい印象を受けました。
GoPro史上初のフロントカラーディスプレイで自撮りをしながら、スケジュールキャプチャ機能やデュレーションキャプチャ機能を使用して、サンセット・サンライズを撮影、TimeWarp3.0では旅行中の景色を独特の浮遊感でまとめてくれます。今まで実動4時間程度で切れてしまったバッテリーも30%アップ、画質も5K動画が撮影可能になり切り出しでも14.7MPの高画素を得られます。
GoProと聞くとアクションカメラとして優秀な印象を受けていましたが、V-logなど非アクションシーンでも充分に戦えるカメラになりました。もちろん一眼レフなどのカメラに比べたら画質は劣りますが、使う場所や使い方を考えたら画質以上の素晴らしい映像を撮れるに違いないです。ぜひ鞄の中に一台忍び込ませておいてはいかがでしょうか?