『こんな製品があったらいいな』が実現したようなAnker PowerPort Solar 60。
太陽光だけで充電できるので、電源が無い場所でもスマホやPCが充電できるという超便利なモバイルチャージャーです。最近はキャンプなどがすごく流行っているので、アウトドアレジャーを楽しむ人や、車中泊で使う人、フェスなどのイベントで使う人などに、このソーラー式のバッテリー(発電機)が売れまくっています。
しかもこのAnker PowerPort Solar 60は、60W対応なのでかなり本格的に充電できるレベルの出力があります。
そんなAnker PowerPort Solar 60ですが、大きさや使い方など分からないって人も多いと思います。
僕も実際どれくらいの大きさなんだろう・・・ってずっと疑問だったので、その辺りも踏まえてしっかりまとめてみました!!
どこよりも詳しくAnker PowerPort Solar 60をレビューしていきます!
目次
- Anker PowerPort Solar 60評価
- Anker PowerPort Solar 60特徴
- Anker PowerPort Solar 60のデザイン・同梱品・価格
- その他のAnker PowerPortの価格
- Anker PowerPort Solar 60で実際に充電のパワーを検証
- Anker PowerPort 60の良かったポイント
- Anker PowerSolar 3-Port 24Wのイマイチのポイント
- Anker PowerPort Solar60で PowerHouseⅡ を充電してみる
- 他のソーラーチャージャーとの比較
- Anker PowerPort Solar 60にオススメのアイテム
- Anker PowerPort Solar 60のまとめ
Anker PowerPort Solar 60評価
Anker PowerPort Solar 60の評価は70点です。
Anker PowerSolar Flex 3-Port24Wは太陽光から充給電することがその最大の特徴ですが、しっかり晴れている日にしか十分に充電ができませんでした。
キャンプや災害時、天気は常に晴れているわけではありませんよね。木漏れ日の中で充電したり、雲がもくもく多かったり、少し目を離すと1時間後には陰っていたりと、いろいろな場面が想定されます。
しかしAnker PowerSolar Flex 3-Port24Wが活躍するのは快晴時のみで、それ以外の環境では、あまり使い物になりません。
雲ひとつなく晴れている日はしっかりと充電してくれますが、今回編集部が行った測定では、満足に充電できる日になるまで1週間もかかってしまいました。
それでも何もないところから電気を作り出せるという点は大きな利点であるため60点、またデザインがカッコよく、気持ちよく持ち運び・使用できるので+5点、そして PowerHouseⅡ 200への充電が可能という点が+5点。
Anker PowerPort Solar 60特徴
Anker PowerPort Solar 60とは
モバイルバッテリーなどで有名なAnkerが発売しているAnker PowerPort Solar 60。太陽光で充電できる画期的なモバイルチャージャーです。
モバイルバッテリーのカテゴリーに入っているこの製品ですが、このソーラーパネル自体には充電機能はなく、いつでも発電して、電源供給ができるというアイテムです!
コンパクトに折り畳むとセカンドバックくらいの大きさなので、どこにでも持ち歩くことが出来ます。普段は折りたためてすごくコンパクトになっていますが、実際に使用するときには、ソーラーパネルを広げて太陽光で発電するイメージです。
広げるとそこそこ大きい面積になりますが、普段は片手で持てるくらいコンパクトで、重さもわずか1.2kgとかなりコンパクト。重さ・大きさがとても良い感じなので、どこにでも持ち運び可能です!
人気の用途としては、アウトドアやキャンプなど電源がない場所で使ったり、停電などの災害時に使用するなどです!実際に太陽光だけで充電できるので、いざというときにはすごく便利なアイテムです!
太陽光で発電
電気を発電することができます。キャンプ、災害時、コンセントのない場所から電気を作り出すことができる
シーンに合わせた充電方法
ザックに背負って移動中に、立てかけて、吊るしてなどその場その時どきの状況にあわせてパネルを太陽に当てる事ができる
フルスピード充電技術
Anker PowerPort Solar 60はPower IQに対応しています。Apple社の高速充電規格である「Apple2.4A」対象のデバイスであればフルスピードでの充電が可能。
防滴
撥水素材を使用しているので急な雨でも少し濡れる程度なら大丈夫です。しかし、チャージャーポートは防水ではないので濡れないようにご注意ください。
自動再充電機能
Anker PowerPort Solar 60のポートには2つの充電ランプがあります.このランプは太陽光の電力変換状態を確認することができます。太陽の光を感知することで自動に充給電を開始してくれます。ランプがどのように点灯しているかで充給電の状態が確認できるので、状況とランプを見ながら角度の調整をすると確実に効率良く充電ができます。
。無点灯 電力が通っていない
。青が1つだけ点灯 充電ができる
。青が2つ点灯 充電するには十分な太陽光
。赤く点滅 太陽光を感知はしていても太陽光が不十分なため充給電することは難しい
基本スペック
項目 | スペック |
出力(最大出力) |
8mm DCポート(50.4W) 5.5mmDCポート(52.8W) USBーAポート(15W) |
USBーA(最大合計出力) | 2ポート(24W) |
低電流モード |
非対応 |
USB PD | 非対応 |
Quick charge | 非対応 |
Power IQ | 対応 |
低電流モード | 非対応 |
サイズ |
展開時 約860mm×700mm×5mm 収納時 約295mm×170mm62mm |
重量 | 約1.4kg |
ソーラーチャージャーには基本的にバッテリー機能はないので、蓄電するモバイルバッテリーかデバイス本体が必要。直射日光の中デバイスやモバイルバッテリーを置きっぱなしにすると壊れてしまうのでソーラーチャージャーの下に置いたり、何かタオルを被せて高温にならないように注意しましょう。
Anker PowerPort Solar 60のデザイン・同梱品・価格
デザイン
本体には、Micro USBケーブル、8mmのDCケーブル、5.5mmのDCケーブルが付属しています。8mmのDC出力で16.8V=3A、5.5mmのDC出力で17.6V=3A、Power IQ対応USB-A出力で5V=3A(2ポート、各ポート最大2.4A) の出力を実現しています!
付属にはついていませんが引っ掛ける工具を用意しておくとスペックを活かせます!こんな風に吊るして使用することができます。太陽を効率的に集めることができるし、ザックに引っ掛けるのにも使えるのでAnker PowerCore Solar 60を購入時に一緒に購入しておくと良いでしょう。
コンパクトなのでザックの脇にすっぽりと収まります
畳んだ状態だとコンパクトですが、開くとこんなに大きいんです!パネル9枚でたっぷり太陽光を吸収します!
同梱品
同梱品の写真
Anker PowerPort Solar 60の同梱品
- 本体
- 説明書
- Micro USBケーブル
- 8mm DCケーブル 5.5mm DCケーブル
- 18ヶ月保証+6ヶ月(Anker会員登録後)
- カスタマーサポート
価格
その他のAnker PowerPortの価格
Anker PowerPort Solar 60で実際に充電のパワーを検証
iPhone XRを充電するのに掛かった時間
今回の検証は2月の真冬、雲ひとつない天気でしたが真夏ほど日差しが強くない状況での検証でした。日照りがよかった正午検証しました。
一時間どれくらい充電できたか
冬なので晴天といえど5 V0.8アンペアとかなり少なめです。
10000mAのモバイルバッテリーに充電できる時間は
Anker PowerPort Solar 60は太陽光の量によって出力量が30W〜60Wの間で自動に変化します。使用される時は、できる限り日差しが強くて影のない場所を選びましょう。
Anker PowerPort 60の良かったポイント
ループがたくさんついている
従来のAnkerから発売されているソーラーチャージャーは片側のみしかループがついていないものが主流でした。片側しかループがついていないとその分動きに制限が出てそこが不便でした。しかし、Anker PowerPort Solar 60には四隅に2つずつ、全部で8個のループがついています。これがあることでとても使い勝手が良くなりました。
従来のパターン
ループ掛け位置が片側にしかなかったので、ループとポートの場所の兼ね合いが悪いとこのように使い勝手が悪い。
フックが全部で8個ついているため、ザックにつけた時やぶら下げて使用した際にコードが使いやすい位置に来るように設置できる為、使いやすくなりました。
このようなカラビナを用意しておくと便利ですよ。
このままループに装着して保管しておくといざという時使い勝手が段違いに良くなり助かります。
Anker PowerSolar 3-Port 24Wのイマイチのポイント
曇りの時は充電スピードが遅い
曇りの状態で充電できるの?
薄曇りの中Anker PowerPort Solar 60を使ってみると1時間に1%しか充電できていませんでした。太陽が完全に隠れてしまっている時は全く反応しなかったので、充電は晴天時のみと思った方が良いでしょう。
1%でも充電が欲しいピンチの時、効率的に電力を貯める方法は?
充電速度が遅いときにデバイスにデバイスを繋げると、不安定な電力供給に対してデバイスが無駄に電力を消費していくので逆に充電が減っていきます。モバイルバッテリーに3時間ほど充電してからデバイスを充電しましょう。
1ポートずつしか使えない
DCとUSBを同時に使用することはできないので注意が必要です。スマホを充電しながらAnker PowerHouseに蓄電することはできません。
また、充電するケーブルを繋げたら3段階の切り替えスイッチを切り替えます。
編集部
太陽の出ている限られた時間内で充電しなければならない制約がある中、このミスは痛手です。
Anker PowerPort Solar60で PowerHouseⅡ を充電してみる
Anker PowerPort Solar 60の前作では最大21W出力だったのに対し、今回は最大で60W出力まで大幅に性能がアップしました!60Wがあれば、あらゆるデバイス・ガジェットを充電できますが、実際にはどの程度できるのでしょうか。
Anker PowerHouseは大型のモバイルバッテリーです。よくこの2つをセットで使っている人がおおく、持ち運びながら電源を供給するという目的だと最強のセットと言えます。ちなみにAker PowerHouseとAnker PowerPort Solar 60の組み合わせで実際に使用できるのは【PowerHouseⅡ 200】だけです。
Ankerの公式サイトやアマゾンでPowerHouseへ【充電できる】と書いてありますが、【相互性がない】とも書かれているため一体どっち!?と困ってしまったのでPicky’s編集部ではAnkerから出ている Power House全てで検証をして見ました。すると実際には【無印のPowerHouseⅡ】【PowerHouseⅡ 400】【PowerHouseⅡ 800】は全く反応しませんでした。【PowerHouse 200】は唯一給電することができたため、PowerPort Solar 60はPowerHouseシリーズに関しては【PowerHouse 200】としか接続できないという検証結果が出ました。
関連記事:【実写で解説レビュー】ポータブル電源 Anker Power House 全2機種を使って比較してみた
実際にAnker powerport solar 60で発電した電源を、Anker power Houseに供給して充電してみます。Anker shopの店員さんの話だと半日くらいということでしたので実際検証してみました!
3.5時間で25%充電になったので充電を満タンにするには14時間ほどかかる計算となります。太陽が出ていないと充電ができないので満タンにするには2日かかるということになります。検証日は晴れていましたが1月真冬でした。日照時間を考えると、夏早朝から充電を始めればぎりぎり1日で満タンになりそうです。また、雲が多い日や少しでも曇っているような日は安定した給電ができません。その日の天気によって検証結果と異なることがありますがご留意ください。
他のソーラーチャージャーとの比較
今回比較しているポイント
- 端子の数
- 最大出力W数
- サイズ
- 重さ
よく比較される人気モデル4タイプを比較してみます。
比較一覧表
Anker PowerSolar Flex 3-Port24W | Anker PowerSolar 3ーPort24W | Anker PowerSolar 60 | |
端子 |
USB-A端子 3つ |
USB-A端子 3つ |
8mmDC、5mm DC USB-端子それぞれ1つ |
最大ワット数 | 合計最大出力21W | 合計最大出力21W | 各ポート最大15W |
10,000mAhの充電時間(夏) | |||
サイズ(閉じた状態) | 245×307×50mm | 200×340×34mm | 295×170×62mm |
重さ | 1126g | 1221g | 1440g |
持ち運びやさで選ぶならでAnker PowerSolar Flex 3-Port24W
関連:【実物検証】Anker Power Solar Flex 3-Port24Wの性能や特徴を本音レビュー!
充電するパワーで選ぶならAnker PowerSolar 60
少しでも安く購入したいという人ならでAnker PowerSolar 3ーPort24W
充電する機器と同じメーカーを選ぶというのもおすすめ
ソーラーパネルを選ぶ際には充電する側の機材と同じメーカーのモノを購入するのがオススメです。その理由としては端子の種類で困ることがないし、ポータブル電源とソーラーチャージャーとの併用を想定して開発しているので、一緒に使えるように配慮された設計になっています。
また同じブランドだとデザインも統一性があるのでよりお洒落に使うことができます!Ankerの場合はモバイルバッテリーもポータブル電源もあるので、同じブランドで統一して使用するのがオススメです。
関連:【徹底解説】Anker Power Solar 3-Port 24Wの性能や使用感を実際に検証し、評価してみた!
Anker PowerPort Solar 60にオススメのアイテム
Anker PowerPort Home
本格的にアクティビティーやアウトドアを楽しむ人がセットでつかっているのは、同じくアンカーから発売されているAnker PowerPort Homeという大型のモバイルバッテリーです。
Anker PowerPort Solarで発電した電源をこちらに充電して色々なデバイスにつかうというのはかなり最強の組み合わせ。こちらも合わせて使用すると、活躍の幅もグーンとアップします!
アウトドアやキャンプで本格的に使いたいと言う人にはオススメです!
Anker PowerPort Solar 60のまとめ
Anker PowerPort Solar 60のレビューはいかがだったでしょうか。太陽光発電ができるソーラーパネルがこれだけコンパクトに畳めて持ち運べるというのは、アウトドアやキャンプする人にとってはすごくよいと思います。
実際僕もよくキャンプにいきますが、ソーラーパネルがこんな手軽に使えるのはすごく嬉しいし、便利です。
みなさんもぜひAnker PowerPort Solar 60を使って感想やコメントを頂けたら嬉しいです!
ソーラーチャージャーやソーラーモバイルバッテリーについては以下の記事で詳しく解説しています!
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Picky’sではRavPowerのソーラーチャージャーもレビューしています!ぜひあわせてチェックしてみてください。
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