平面映像ではなく、3Dの立体映像を楽しめるVRゴーグル。頭に専用の機器を装着するだけで迫力の映像が流れるため、テーマパークやアミューズメント施設に行かずとも、自宅でVR映像を楽しめます。
VRはゲーム業界に限らず、旅行業界や住宅業界などビジネスでも活用されるように!それに伴い、映像技術は年々進化し、VRゴーグルに関しても各メーカーが幅広い製品を販売しています。
そのような中、今回ご紹介するのがHTCの「VIVE Cosmos」というVRゴーグルです。人気のVRゴーグルではありますが、率直な感想を知りたい方向けに、本記事では「VIVE Cosmos」の利用するメリットだけでなく、デメリットも解説していきます。
- 「VIVE Cosmos」の基本情報
- 「VIVE Cosmos」でできること
- 「VIVE Cosmos」のデザイン性や装着感
- 「VIVE Cosmos」を利用するメリット・デメリット
- 「VIVE Cosmos」と人気VRゴーグルを比較
目次
VIVE Cosmosとは?
「VIVE Cosmos」とは、HTCが販売するVRヘッドマウントディスプレイです。
HTCは1997年に台湾で設立された会社で、主に携帯端末を取り扱っていました。2006年にはHTC NIPPON株式会社も設立され、スマートフォンやタブレットなどの小型電子機器も展開しています。
「VIVE Cosmos」の大きな特徴となるのが、PC接続型設計である点。VRゴーグルの基本情報として、機能性の高い製品は主に下記2つのタイプに分かれます。
- PC接続型:パソコンとケーブルで繋いでVRゴーグルを利用する
- スタンドアローン型:パソコンやスマホを必要とせず、VRゴーグル単体で利用する
「VIVE Cosmos」のようなPC接続型は、パソコンの性能に頼ることができるので、その分高品質なVR映像やゲームを楽しめます。一方、スタンドアローン型は性能面ではPC接続型に劣りますが、パソコンが不要なので、VRゴーグルだけで手軽に遊べるのがメリットです。
VRゴーグルを選定する上で、PC接続型・スタンドアローン型のどちらを購入するかは非常に重要となるので、必ず押さえておきましょう!
VIVE Cosmosでできること
「VIVE Cosmos」では対応ソフトを利用することで、VR映像やVRゲームを楽しむことができます。普段スマホやタブレットでアプリを利用している方は、それをVRゴーグルで楽しむイメージですね。
無料のアプリもありますが、VR映像の高い没入感を楽しみたいのであれば、有料アプリへの課金は必須です。有料アプリの料金は数百円から数千円まで様々ですが、お金が掛かる点にご注意ください。
また、「VIVE Cosmos」は6DoFというトラッキングを利用しています。DoFとは、映像内での自由度を表す指標で、VRゴーグルでは下記2つのトラッキングがあります。
- 3DoF:頭の動きに合わせて、VR映像内の視点も変わる
- 6DoF:頭の動きに加え、体の前後左右の動きや上下の動きも映像に反映される
6DoFはVRゴーグルで位置情報を取得できるので、VR空間内を歩き回ることが可能!さらに、ジャンプやしゃがむといった動作も映像には反映され、フィットネスにも最適です。
より仮想現実に没頭したい方に、6DoFの「VIVE Cosmos」はおすすめですよ!
VIVE Cosmosのメリット
「VIVE Cosmos」には、他のVRゴーグルで見られないような特徴があります。ここでは、「VIVE Cosmos」を実際に利用して分かったメリットを5つご紹介していきます。
遊べるVRゲームが多い
VRゴーグルは製品によって利用するプラットフォームが異なるため、プレイできるVRゲームも変わってきます。よって、遊びたいと思えるVR対応ゲームが配信されているかは、VRゴーグルを選ぶ上で非常に重要です。
しかし、VRゴーグルの中にはコンテンツ量が少ない製品もあり、それでは遊びの幅も狭まってしまいます。その点、「VIVE Cosmos」は下記のVRプラットフォームに対応しています。
- VIVEPORT
- SteamVR
SteamVRは世界で最も利用されているVRプラットフォームであり、多種多様なコンテンツを配信!元々はVIVEのVRゴーグルで利用されることの多かったプラットフォームですが、最近ではOculusのVRゴーグルもSteamVRに対応し、一層充実したコンテンツをプレイできます。
また、VIVEPORTは月額1,500円の料金を支払うことで、制限なくVRコンテンツを楽しめるサブスクリプション型サービスを提供!豊富な種類のコンテンツを無制限に遊ぶことが可能となっています。
まとめると、「VIVE Cosmos」は高品質で本格的なVRゲームをプレイしたい方におすすめです!
VRゴーグル本体にヘッドホンが装着されている
VRゴーグルは基本的にスピーカーを内蔵していますが、音漏れを気にせずサウンドを楽しみたいのであれば、イヤホン・ヘッドホンの利用がおすすめです。イヤホンジャックを搭載したモデルも多く、高い音質でVR映像を楽しむこともできます。
しかし、VRゴーグル本体にイヤホンやヘッドホンを接続すると、気になるのがケーブル。スマホやパソコンなどで利用する用に、ケーブルの長いイヤホン・ヘッドホンをお持ちの方がほとんどでしょう。
長いケーブルが横に垂れていると、コントローラーでVRゲームをプレイする際、邪魔に感じてしまいます。
その点、「VIVE Cosmos」には専用のヘッドホンが本体に取り付けられています。コードも短く設計されているため、煩わしく感じることは一切ありません。
また、ヘッドホンは上に持ち上げると「カチッ」と固定されるフリップアップ式で、VRゴーグルも着脱しやすい設計に!周囲の音を聞きたい時でも、わざわざVRゴーグルやヘッドホンを取り外さず、少し持ち上げるだけで良いので、利用者に優しい設計となっていますね。
高い解像度とリフレッシュレートで綺麗な映像美
「VIVE Cosmos」には液晶ディスプレイを採用し、画質の良さに関わる解像度は「2880×1700」となっています。4K(3840×2160)の解像度には及びませんが、フルハイビジョン(1920×1080)以上の解像度です。
人気のVRゴーグルも高い解像度を誇りますが、「VIVE Cosmos」以下の製品が多いので、綺麗な映像を楽しみたい方にベストですよ!
また、VRゴーグルには映像の滑らかさに影響するリフレッシュレートという指標があります。他のVRゴーグルは平均して70~80Hz程度ですが、「VIVE Cosmos」は90Hzの高い数値に!
さらに、リフレッシュレートの理想値は90Hzと言われており、VR酔いも起きにくい傾向にあります。「VIVE Cosmos」は酔いやすい体質の方も要チェックのVRゴーグルです。
VRゴーグルとコントローラーがかっこいい
他人に見られる機会がないと言え、せっかくVRゴーグルを家の中に置くなら、デザイン性が良いに越したことはないですよね?しかし、「VIVE Cosmos」は機能性の高さだけでなく、ブルーとブラックで外観も整ったVRゴーグルとなっています。
メカニカルなデザインで、部屋に置いておくだけでもかっこいい印象を与えそうですね。
また、VRゴーグルだけでなく、付属のコントローラーもおしゃれなデザインに!起動中はコントローラーが白く光り、一層かっこよさが増す設計となっています。
VRゴーグルのデザイン性も妥協したくない方は、「VIVE Cosmos」をご検討くださいね!
ストラップがダイヤル式で装着しやすい
VRゴーグルはストラップを頭にしっかり固定し、ピントがずれないように装着する必要があります。もし、ピントがずれてしまうと画面がぼやけ、せっかくのVR映像も楽しめなくなるハメに…。
VRゴーグルのストラップは、主に下記3つのどれかで調整を行います。
- アジャスター
- マジックテープ
- ダイヤル
「VIVE Cosmos」にはダイヤル式を採用していますが、このストラップの使いやすさが抜群!アジャスターやマジックテープのストラップは、VRゴーグル装着前に長さを調整するため、頭にフィットしなければ何度も長さの調節が必要です。
しかし、ダイヤル式のストラップはVRゴーグルを装着しながら調節できるので、簡単に頭へフィットさせることが可能!
手軽に長さを合わせられるのが、個人的に嬉しいポイントでした。
VIVE Cosmosのデメリット
「VIVE Cosmos」は性能面に関して、目立ったデメリットはありません。しかし、性能面以外に気を付けたい点があるので、次にデメリットを3つご紹介します。
初期設定が面倒
「VIVE Cosmos」の最大のデメリットとなるのが、初期設定が面倒な点。
スタンドアローン型のVRゴーグルの場合、初期設定が3分程度で終了する製品も多いです。一方、PC接続型のVRゴーグルは使い方自体難しくないですが、パソコンのセットアップも必要なため、時間が掛かる傾向に…。
PC接続型の中でも、特に「VIVE Cosmos」は時間が必要で、スムーズに設定を進めても1時間は見ておいたほうが良いです。「VIVE Cosmos」で主に設定する項目としては、下記の通りです。
- VIVEPORTをパソコンにインストール
- VIVEPORTのアカウント作成
- VIVEコンポーネントとSteamVRをパソコンにインストール
- Steamのアカウント作成
- VRゴーグルとパソコンを専用ケーブルで接続
- コントローラーのペアリング設定
- プレイエリアの設定
基本的には、パソコンとVRゴーグルに表示される通り設定を進めていきますが、容量の大きいソフトをインストールするため、時間が掛かります。また、VRゲームをインストールするために、VIVEPORTとSteamのアカウント作成も必要となります。
高品質なVRゲームをプレイできるが故に手順も多くなっているので、必ずチェックしておきましょう。
VRゴーグル本体の重量が重たくて疲れる
「VIVE Cosmos」を手に持って感じた第一印象としては、「とにかく重たい」です。PC接続型のVRゴーグルはスタンドアローン型とは異なり、バッテリーを搭載していないため、比較的軽量なモデルも存在します。
しかし、「VIVE Cosmos」の重量は約665gで、非常に重たい設計となっています。
VRゴーグルが重いと頭がずっしりして疲れやすく、長時間の装着には向いていません。また、個人的にはVR酔いしやすくなる印象です。
動きの多いVRゲームをプレイする方は、VRゴーグル本体の重さにご注意ください。
高性能なパソコンが必要で導入コストも高い
「VIVE Cosmos」はPC接続型のためパソコンが必要となりますが、作業用のノートパソコンやデスクトップでは正常に動作しない可能性があります。特に、SteamVRでは高画質なVRゲームの取り扱いも多いため、性能の高いグラフィックボードが必要。
よって、VRゲームを楽しみたいのであれば、ゲーミングPCの利用は必須でしょう。「VIVE Cosmos」に接続するパソコンの推奨スペックとしては、下記の通りです。
CPU | Intel® Core™ i5-4590 もしくは AMD FX™ 8350 以上 |
グラフィックボード | 公式サイト参照 |
メモリ | 8GB 以上 |
ビデオ出力 | DisplayPort 1.2 以降 |
USB端子 | USB 3.0 以降 1口 |
OS | Windows 10 |
もし、要件を満たすパソコンを所有していない方は、安くても10万円以上するゲーミングPCが必要となります。「VIVE Cosmos」と合わせ、非常に高価な導入コストとなるので、ご注意ください。
なお、所有するパソコンが推奨スペックを満たしているかは、公式サイトからダウンロードできる「ViveCheck」のツールでチェック可能です。
数分で要件を満たしているか確認できるので、一度お試しくださいね。
関連記事:【10万円以下も】おすすめゲーミングPC14選!初心者向けの選び方と人気ランキング(2021年)
VIVE Cosmosのデザイン・スペック・価格
すでにご紹介しています通り、「VIVE Cosmos」は外観の整ったおしゃれなVRゴーグルとなっています。ここでは、さらに詳細なデザイン性や仕様、価格などを解説していきます。
VIVE Cosmosのデザイン・外観
「VIVE Cosmos」のカラーには、主にブラックとブルーの2色が採用されています。
ブルーは濃いめのカラーで光沢があり、メタリックな印象を受けるかっこいい色合いです。また、モノトーンのブラックがブルーを一層引き立て、全体的にクールなVRゴーグルとなっています。
ブラックのカラーは主にストラップ部分に採用されており、汚れが目立ちにくいデザインに!
ただし、手跡が付きやすいプラスチック素材となっています。頻繁にVRゴーグルを取り外しする方は、適度に拭き上げると良いでしょう。
上質なクッション素材を利用しているのも嬉しいポイント!目の周りや額のフェイスクッションだけでなく、後頭部にも柔らかいクッションが付いており、頭の接触部分とVRゴーグルが擦れて痛くなることもありません。
ヘッドホンのイヤーパッドもクッション素材で耳にフィットするので、音漏れ防止や遮音性にも優れています!
パソコンと接続するためのケーブルは、本体の左側から伸びています。太めで頑丈なケーブルとなっているので、断線の心配はなさそうです。
また、ケーブルの長さは約5m!座ってVR映像を視聴するだけであれば長すぎるくらいですが、広いエリアでVRゲームを楽しむにはぴったりです。
「VIVE Cosmos」には、6DoFのトラッキング精度を上げるため、前面と左右側面に合計6つのカメラセンサーを搭載!高性能かつ複数のカメラにより、より高い自由度でVR空間を楽しめます。
さらに、別売りのフェースプレートを使用することで、高精度の外部トラッキングを利用可能!ただし、ベースステーションと専用コントローラーが必要となります。
VIVE Cosmosの同梱品
「VIVE Cosmos」の同梱物は下記の通りです。
- VRヘッドマウントディスプレイ本体
- コントローラー2機
- 電源アダプター
- コンバーター(DisplayPort・USB3.0一体型)
- Mini DP-DP変換アダプタ
- 単三電池4本
- クリーニングクロス
- 取扱説明書
PC接続型の「VIVE Cosmos」には細々した付属品が多く、開箱するとそれぞれ分けて梱包されています。付属品の紛失には注意するようにしましょう。
2機のコントローラーは、1つスティックボタンと6つのボタンから構成されています。背面のトリガーボタンは「カチッ」と押し心地が良く、また本体も握りやすい設計です。
コントローラーを利用中は光を発しますが、正確に位置を把握するための役割があります。一層スタイリッシュなデザインになるのも、魅力的なポイントですね。
また、コントローラーにはストラップが取り付けられています。激しい動きのあるVRゲームも多いですが、手首にストラップを装着しておけば、誤ってコントローラーを離してしまっても安心です!
ただし、コントローラーも本体と同様に重たく感じられ、電池込みで片方約212gとなっています。操作していて手が疲れるということはありませんが、他のVRゴーグルと比較しても重量は少々重たいので、注意が必要です。
VIVE Cosmosのスペック
「VIVE Cosmos」のスペック一覧は下記の通りです。
解像度 | 2880×1700(片目1440×1700) |
ディスプレイ | デュアル3.4インチ(対角線) |
トラッキング | 6DoF |
視野角 | 110° |
リフレッシュレート | 90Hz |
オーディオ | ステレオ・ヘッドフォン |
センサー | Gセンサー・ジャイロスコープ・瞳孔間調整(IPD) |
入力 | 内蔵マイク、ヘッドセットボタン |
接続 | USB 3.0、DP 1.2、フェースプレート専用接続 |
スペック表にある視野角とは、首を傾けずに、レンズから見える範囲を表す指標です。110°以上であれば、より現実感のある映像を楽しむことができ、「VIVE Cosmos」も理想値を満たしています。
また、「VIVE Cosmos」ではピントを合わせるため、瞳孔間距離の調整を行うことが可能。瞳孔間距離(IPD)とは、黒目の間の距離を表すもので、レンズの幅と瞳孔間距離が合っていなければ映像もぼやけてしまいます。
その点、「VIVE Cosmos」は本体の右側面にあるダイヤルを回すことで、レンズの幅を調節できます。自分の目幅に合ったレンズ間の距離で、映像がぼやけることなく楽しめますよ!
VIVE Cosmosの価格
「VIVE Cosmos」を購入する際に気を付けたいのが、本体の価格。高性能なVRゴーグルは3~5万円程度の製品が多いですが、「VIVE Cosmos」に関しては下記のような価格設定となっています。
モデル | 価格(税込) |
VIVE Cosmos | 98,870円 |
VIVE Cosmos Elite | 120,989円 |
約10万円の高額なVRゴーグルで、容易には手を出せない値段ですね。推奨スペックを満たすパソコンを持っていない方であれば、導入コストで30万円近い出費となってしまいます。
他にも有料コンテンツへの課金など、VRゴーグルは何かと料金が発生します。出費を抑えたい方は、安価なVRゴーグルも検討しておきましょう。
関連記事:[2021年版]実機を徹底比較して選んだ VRゴーグル おすすめ15選!初心者でも失敗しない選び方
VIVE Cosmosのおすすめアプリ
「VIVE Cosmos」では2つのプラットフォームを利用し、数千を超えるVRゲームを楽しめます。その中でも、おすすめされるアプリは下記の通りです。
- Half-Life: Alyx
- Fallout 4 VR
- The Elder Scrolls V: Skyrim VR
- Beat Saber
- SUPERHOT VR
- TOKYO CHRONOS
- Assetto Corsa
- Google Earth VR
VRの定番リズムゲーム「Beat Saber(ビートセイバー)」や、世界各国で賞も受賞する大人気ゲームなど、豊富なコンテンツを「VIVE Cosmos」ではプレイできます。有料アプリとなりますが、VRゲームで飽きが来ることはないでしょう!
また、人気のタイトルはVIVEPORT、もしくはSteamVRからも確認可能です。
VIVE Cosmosと人気VRゴーグルとの比較
「VIVE Cosmos」は非常に高価なVRゴーグルなので、他の製品とも比べて購入を検討したい方がほとんどでしょう。次に、「VIVE Cosmos」と人気VRゴーグルを比較していきます。
Oculus Quest 2との比較
主な違い
- 軽量モデルのスタンドアローン型
- PC向けのコンテンツも利用できる
- コスパが非常に良い
手軽さが売りのスタンドアローン型の中で、高い人気を誇っているVRゴーグルが「Oculus Quest 2」です。
その魅力は何と言ってもコスパの高さ!高性能なVRゴーグルとしては平均的な価格ですが、専用無線アプリもしくはケーブルを利用することで、パソコンとも接続できます。
スタンドアローン型はPC接続型に比べて性能が劣るため、利用できるコンテンツも限られていました。しかし、「Oculus Quest 2」はPC向けのコンテンツも利用できるため、PC接続型・スタンドアローン型で迷っている方は要チェックのVRゴーグルです!
スペック比較表
Oculus Quest 2 | HTC VIVE Cosmos | |
利用タイプ | スタンドアローン型 | PC接続型 |
解像度 | 1832×1920 | 2880×1700 |
トラッキング | 6DoF | 6DoF |
視野角 | 110° | 110° |
リフレッシュレート | 90Hz | 90Hz |
重量 | 503g | 665g |
メガネ対応 | ○ | ○ |
Amazon価格 | 64GB:37,180円、256GB:49,280円 | 82,531円 |
関連記事:【実写レビュー】Oculus Quest 2を使った感想や口コミ評価を解説!人気VRゴーグルと比較!
関連記事:【スタンドアローン型 高性能 VRゴーグル】 Oculus Quest 解説&検証レビュー
Oculus Rift Sとの比較
主な違い
- 同じPC接続型だが価格が安い
- VRゴーグル本体の重量は軽い
- 全体的な機能性は劣る
「Oculus Rift S」は同じPC接続型の利用タイプですが、「VIVE Cosmos」の半分以下の価格で購入できます。SteamVRのプラットフォームにも対応しているため、幅広いジャンルのVRゲームを楽しむことも可能!
出費を抑えたい方は「Oculus Rift S」のほうが圧倒的におすすめです。しかし、解像度やリフレッシュレートなど、映像の品質面は「VIVE Cosmos」のほうが優れています。
価格が高くても綺麗なVRを楽しみたい方は「VIVE Cosmos」をご検討くださいね。
スペック比較表
Oculus Rift S | HTC VIVE Cosmos | |
利用タイプ | PC接続型 | PC接続型 |
解像度 | 2560×1440 | 2880×1700 |
トラッキング | 6DoF | 6DoF |
視野角 | 110° | 110° |
リフレッシュレート | 80Hz | 90Hz |
重量 | 560g | 665g |
メガネ対応 | ○ | ○ |
Amazon価格 | 32,780円 | 82,531円 |
関連記事:【PC接続型 高性能VRゴーグル】Oculus Rift S スペック解説&開封・検証レビュー
Pico G2 4Kとの比較
主な違い
- 超軽量設計のスタンドアローン型
- 高い解像度で映像が綺麗
- 解像度以外の性能面は弱い
「Pico G2 4K」を利用する大きなメリットが、軽量設計でありながら高解像度のディスプレイを搭載している点!
重量はスタンドアローン型の中で、最軽量モデルの276gとなっています。「VIVE Cosmos」の半分以下の重量なので、長時間VRゴーグルを着用しても、頭や首に負担は掛かりません。
さらに、解像度は4K相当の「3840×2160」で、非常に綺麗な映像美を楽しめます。ただし、3DoFのトラッキングとなっており、自分が動いた情報は映像に反映されないので、ご注意ください。
スペック比較表
Pico G2 4K | HTC VIVE Cosmos | |
利用タイプ | スタンドアローン型 | PC接続型 |
解像度 | 3840×2160 | 2880×1700 |
トラッキング | 3DoF | 6DoF |
視野角 | 101° | 110° |
リフレッシュレート | 75Hz | 90Hz |
重量 | 276g | 665g |
メガネ対応 | ○ | ○ |
Amazon価格 | 36,300円 | 82,531円 |
関連記事:【初心者でもわかる】VRゴーグル Pico G2 4Kの機能と楽しみ方を口コミ・評価レビュー
Lenovo Mirage Soloとの比較
主な違い
- Googleのプラットフォームを利用できる
- スタンドアローン型で導入コストが安い
- 高品質なVRゲームはプレイできない
「Lenovo Mirage Solo」では、Googleが提供するVRプラットフォーム「Daydream」を利用できます。YouTubeはもちろんのこと、Netflix VRやdTV VR、Abema VRなどの動画配信サービスを楽しめるのがポイント!
ただし、VRゴーグル本体やコントローラーの性能は高くないため、本格的なVRゲームはプレイできません。VR映像より、VRゲームをメインに楽しみたい方は「VIVE Cosmos」がおすすめですよ!
スペック比較表
Lenovo Mirage Solo | HTC VIVE Cosmos | |
利用タイプ | スタンドアローン型 | PC接続型 |
解像度 | 2560×1440 | 2880×1700 |
トラッキング | 6DoF | 6DoF |
視野角 | 110° | 110° |
リフレッシュレート | 75Hz | 90Hz |
重量 | 645g | 665g |
メガネ対応 | ○ | ○ |
Amazon価格 | 40,000円 | 82,531円 |
関連記事:Lenovo Mirage Solo 実際に使用して徹底検証&他機種との比較をレビュー
VIVE Cosmosと人気VRゴーグルの比較一覧表
商品 | 最安価格 | 利用タイプ | 解像度 | トラッキング | 視野角 | リフレッシュレート | 重量 | メガネ対応 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
HTC VIVE Cosmos | 楽天市場¥75,800 AmazonYahoo! | PC接続型 | 2880×1700 | 6DoF | 110° | 90Hz | 665g | ○ | |
Oculus Quest 2 | 楽天市場¥37,180 AmazonYahoo! | スタンドアローン型 | 1832×1920 | 6DoF | 110° | 90Hz | 503g | ○ | |
Oculus Rift S | 楽天市場¥35,800 AmazonYahoo! | PC接続型 | 2560×1440 | 6DoF | 110° | 80Hz | 560g | ○ | |
Pico G2 4K | 楽天市場¥44,900 AmazonYahoo! | スタンドアローン型 | 3840×2160 | 3DoF | 101° | 75Hz | 276g | ○ | |
Lenovo Mirage Solo with Daydream | 楽天市場¥37,800 AmazonYahoo! | スタンドアローン型 | 2560×1440 | 6DoF | 110° | 75Hz | 645g | ○ |
関連記事:[2021年版]実機を徹底比較して選んだ VRゴーグル おすすめ15選!初心者でも失敗しない選び方
VIVE Cosmosのレビューまとめ
「VIVE Cosmos」を利用する大きなメリットとなるのが、多様なVRゲームを遊べる点!高性能なVRゴーグルでも、利用できるコンテンツが少ない製品も多いので、ゲームを楽しみたい方には「VIVE Cosmos」がぴったりです。
また、デザイン性や装着感、付属のヘッドホンの性能も良好!全体的にバランスの取れたVRゴーグルとなっていますね。
ただし、本体の重量が重かったり、価格が非常に高価などデメリットも見られます。機能性やコンテンツ量などを優先したいところですが、価格の高さは必ずチェックしておきましょう!
VRゴーグルを活用し、娯楽の幅を是非広げてみてくださいね!