目次
- Anker PowerSolar Flex 3-Port24Wとは
- Anker PowerSolar Flex 3-Port24Wの評価
- Anker PowerSolar Flex 3-Port24Wの特徴
- Anker PowerSolar Flex 3-Port24Wのデザイン・同梱品・価格
- Anker PowerSolar 3-Port 24Wを充電するのに掛かった時間
- Anker PowerSolar Flex 3-Port24Wの良かったポイント
- Anker PowerSolar 3-Port 24Wのイマイチのポイント
- 他のソーラーチャージャーとの比較
- Anker PowerSolar 3ーPort24Wまとめ
Anker PowerSolar Flex 3-Port24Wとは
「Anker PowerSolar Flex 3-Port24W」とは、太陽光から発電しスマホやPCを充電できる、持ち運び可能な「ソーラーチャージャー」です。
電気がない場所でも太陽光だけで発電できるので、キャンプなどのアウトドア時のみならず、新たな防災グッズとしても提案したい、非常時用としても一家に一台用意しておくと安心な製品です。
本記事では、そんなソーラーチャージャーの中でも人気製品である「Anker PowerSolar Flex 3-Port24W」の評価や実際に使ってみて検証した結果、メリットデメリットや類似商品との比較まで、購入する前に知っておきたい情報を一挙紹介!
是非とも本記事でソーラーチャージャーやAnker PowerSolar Flex 3-Port24Wについて理解して、購入を検討してみてくださいね!
Anker PowerSolar Flex 3-Port24Wの評価
結論からお伝えすると、Anker PowerSolar Flex 3ーPort24Wは65点ほどの製品であることがわかりました。
Anker Power Solar Flex 3-Port24Wは太陽光から充給電することがその最大の特徴ですが、しっかり晴れている日にしか十分に充電ができませんでした。
キャンプや災害時、天気は常に晴れているわけではありませんよね。木漏れ日の中で充電したり、雲がもくもく多かったり、少し目を離すと1時間後には陰っていたりと、いろいろな場面が想定されます。
しかしAnker PowerSolar Flex 3-Port24Wが活躍するのは快晴時のみで、それ以外の環境では、あまり使い物になりません。
雲ひとつなく晴れている日はしっかりと充電してくれますが、今回編集部が行った測定では、満足に充電できる日になるまで1週間もかかってしまいました。
さらには、逆に充電が減っていくという衝撃の検証結果も出ました。
点数配分としては、それでも何もないところから電気を作り出せるという点は大きな利点であるため60点、またデザインがカッコよく、気持ちよく持ち運び・使用できるので+5点としました。
Anker PowerSolar Flex 3-Port24Wの特徴
太陽光で発電
やはりAnker PowerSolar Flex 3-Port24W最大の特徴は、何もないところから太陽光のみで発電することができる点です。
キャンプや災害時など、コンセントのない場所から電気を作り出せるこの性能は、独自的で利便性も高いと言えるでしょう。
シーンに合わせた充電方法
またAnker PowerSolar Flex 3-Port24Wは、立てかけて、吊るしてなどその場その時の状況にあわせてパネルを太陽に当てる事ができるように工夫も施されています。
端々には鉄製の穴が付けられているため、キャンプ時に木々から吊るしたり、あるいはリュックサックからぶら下げて使用したりなど、シーンに合わせて柔軟に使用することが可能です。
自動再充電機能搭載
さらにAnker PowerSolar Flex 3-Port24Wは太陽光を自動的に感知し、充電できる状態の時はランプが青く、充電されていない時はランプが赤く点灯します。
ソーラーチャージャーの中には一度太陽光を感知しなくなると、コードを差し直さない限り再度充電されない機種もあるので、製品が自分自身で太陽光を感知して充電し直してくれるのはとても嬉しい機能です。
このランプはその場所が給電可能かを一目で示してくれるので、例えば光量が微妙な木漏れ日などでも、充電できるかどうかをすぐに判断することができます。このランプを見ながら充電ができる場所を探せるのは、キャンプ時にも災害時にもとても嬉しい機能です。
フルスピード充電技術
さらにAnker PowerSolar Flex 3-Port24Wには、フルスピード充電技術を搭載。
合計最大出力21Wのパワフルな出力量で、スマホやPC、モバイルバッテリーなどを素早く充電します。
基本スペック
それではここから、Anker PowerSolar Flex 3-Port 24Wの基本スペックを紹介していきます。
サイズや重さなどの仕様は下記の通りです。
Anker PowerSolar Flex 3-Port 24W | |
サイズ | 約985 × 307 × 4 mm (展開時) 約245 × 307 × 50 mm (格納時) |
重さ | 約1,126g |
USB出力 | 5V=4.2A (各ポート最大2.4A) |
合計最大出力 | 21W |
パッケージ内容 | Anker PowerSolar Flex 3-Port 24W、取扱説明書、18ヶ月保証 + 6ヶ月 (Anker会員登録後)、カスタマーサポート |
よく勘違いされることですが、Anker PowerSolar Flex 3-Port 24Wを含むソーラーチャージャーには基本的にバッテリー機能はついていません。
充電には別途蓄電するモバイルバッテリーかデバイス本体が必要となってきます。ソーラーチャージャーはバッテリー機能がついているものだと誤解している方も多く見受けられますので、この点には注意しておきましょう。
ちなみに、同社から販売されているモバイルバッテリー「Anker PowerHouse」と本製品「Anker PowerSolar Flex 3-Port24W」の接続はできません。
ソーラーチャージャーでAnker PowerHouseと接続可能なのは「Anker PowerPort60」のみとなっています。またAnker PowerHouse側も、ソーラーチャージャー対応のモデルは「Anker PowerHouse200」のみとなっていますので、こちらも留意しておく事が必要です。
こちらについては、詳しくは下記の記事をご覧になってください。
関連記事:Anker powerport solar 60を実写レビュー。気になる大きさや機能を詳しく解説!!
関連記事:【実写で解説レビュー】ポータブル電源 Anker Power House 全2機種を使って比較してみた
Anker PowerSolar Flex 3-Port24Wのデザイン・同梱品・価格
デザイン
デザインは前面にポケットと給電装置が配置されたシンプルかつスタイリッシュなもの。
折り畳み時はノートパソコンほどのサイズにまで小さくなり、持ち運びに優れています。
USBケーブルとの接続部は、装置側部に3つ並んで搭載。
ケーブル同士が絡まることなく、充電時もスッキリとした見た目を保ったまま使用することができます。
ソーラー面は三つ折りの大判仕様。たっぷり太陽光を吸収してくれます。
また隅には鉄製の穴を配備。シーンに合わせて好きな箇所から吊り下げて使用することができます。
さらに背部に取り付けられたスタンドを傾けることで、本体を立てかけることができるようにもなっています。
傾斜角度もある程度自由に調節可能。これによって太陽の位置に向きをバッチリ合わせることができるため、充電効率も上がります。
太陽光の角度がずれていると充電できていないことがあるので、こちらも実用的な嬉しい機能です。
本体には程よい硬さがあり、頑丈な設計となっています。
さらに折り畳み時はコンパクトで、リュックサックの脇にすっぽりと収まるサイズ感です。
ソーラーパネルはしっかりと太陽光を吸収するため張りのある仕様に。そのためどうしても自然に広がり本体が開いてきてしまうので、使用しない時は付属のボタンで留めておきましょう。ボタン自体もパチリと気持ちよく留めやすいものが採用されています。
同梱品
Anker PowerSolar Flex 3-Port24W
- 本体
- 説明書
価格
Anker PowerSolar Flex 3-Port 24Wは現在ホームページにて、税込9990円で販売中です。
Anker PowerSolar 3-Port 24Wを充電するのに掛かった時間
今回の検証は2月の真冬、雲ひとつない天気でしたが真夏ほど日差しが強くない状況での検証となりました。
日照りがよかった正午ごろに検証開始。真上の太陽に向かってそのまま開いて設置しました。
一時間どれくらい充電できたか
測定器で出力数を計ったところ、1ポートあたり約5V(ボルト)、0.8A(アンペア)とかなり少なめの数値が測定されました。
公式の情報では最大21Wと謳われていましたが、実際の数値はそれよりかなり低くなるようです。
10000mAのモバイルバッテリーに充電できる時間は
Anker PowerSolar Flex 3-Port24Wの良かったポイント
ポケットに製作者の思いやりを感じる
Anker Power Solar 3ーPort24Wは前面ポケットにチャックがついているので、ポケットからデバイスが落ちてくる心配がなくなります。
。
ポケットはモバイルバッテリーやスマホもラクラク入る大きなサイズ感で、潰れないように硬く作られているのでデバイスをしまうのにとても便利です。
デバイスによっては充電中の直射日光も気になるところですが、このポケットに収納しつつ充電すればその悩みも解決されます。
ホールの位置がちょうどいい
本体を吊るすための金属製のホールはバッテリーの逆側に付属されており、S字フックなどでも無理なく設置できます。
※直射日光の中デバイスやモバイルバッテリーを置きっぱなしにすると壊れてしまうので、ソーラーチャージャーの下に置いたり、タオルを被せて高温にならないように注意しましょう。
Anker PowerSolar 3-Port 24Wのイマイチのポイント
曇りの時は使い物にならない
FAQsection]
曇りの日は充電できないの?
快晴時には威力を発揮するAnker PowerSolar 3ーPort24Wですが、曇りの状態で使ってみると、スマホの充電がどんどん減っていきました。1分に1%の勢いで充電がなくなって行きます。
その原因は、曇りによってスマホがいちいち『ピロン、ピロン、ピロン』と充電中と解除をひたすら繰り返していたことが予想されます。
充電量が微量すぎて電力チェッカーがついたり消えたりを繰り返して測定も不安定なため、しっかり太陽が出ない限り充電は事実上不可能であることが分かりました。
このように快晴でも影ができてしまうと発電がストップしてしまいます。「さっきまでは日向だったのにいつの間にか陰になっていて給電ができていなかった」という事象も起こりうる事でしょう。
一部でも影になると全体がストップしてしまう仕様なため、設置場所を工夫する必要があるようです。
編集部
ザックに取り付けると長い
Amazonなどには本製品をそのままリュックサックに取りつけて充電している写真もありますが、身長162cmのレントリースタッフが実際に付けて見るとこのような状態になりました。
女性や背丈の低い男性が背負いながら使用するのは、ちょっと無理があるかもしれません…
登山などアウトドアで使用してみたいという方は、本製品の類似製品である「Anker PowerSolar 3-Port24W」のほうが長さが短いので取り付けて歩行しやすいです。
Anker PowerSolar 3-Port24Wについては下記記事にて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:
他のソーラーチャージャーとの比較
今回比較しているポイント
- 端子の数
- 最大出力W数
- サイズ
- 重さ
今回はソーラーチャージャーの中でもよく比較される、人気モデル3タイプを比べてみます。
比較一覧表
Anker PowerSolar Flex 3-Port24W | Anker PowerSolar 3ーPort24W | Anker PowerSolar 60 | |
端子 |
USB-A端子 3つ |
USB-A端子 3つ |
8mmDC、5mm DC USB-端子それぞれ1つ |
最大ワット数 | 合計最大出力21W | 合計最大出力21W |
各ポート最大15W
|
10,000mAhの充電時間 | 12時間半以上(真冬) | 12時間半以上(真冬) | |
サイズ(閉じた状態) | 245×307×50mm | 200×340×34mm | 295×170×62mm |
重さ |
1126g
|
1221g | 1440g |
持ち運びやすさで選ぶならAnker PowerSolar Flex 3-Port24W
持ち運びやすさを重視する方には「Anker PowerSolar Flex 3-Port24W」がおすすめ。
折り畳み時のコンパクトなサイズ感は、比較した3モデルの中で最も小柄でした。
ポケットと給電装置の見栄えも良い、よりスタイリッシュな製品であるとも言えます。
充電するパワーで選ぶならAnker PowerSolar 60
充電するパワーを重視している方には「Anker PowerSolar 60」がおすすめ。
スマホを急速充電したい場合や、PCなど大型デバイスの充電にも向いている製品です。USB端子がひとつしかついていない点にはご注意を。
また、同じくAnker社から販売されているモバイルバッテリー「Anker PowerHouse200」との併用を考えている人も、こちらの「Anker PowerSolar 60」を選ぶようにしましょう。
少しでも安く購入したいという人ならAnker PowerSolar 3ーPort24W
少しでも安くソーラーチャージャーを購入したいと考えている方には「Anker PowerSolar Flex 3-Port24W」がおすすめです。
「Anker PowerSolar Flex 3-Port24W」は検証した4モデルの中で最も安く、お試しでソーラーチャージャーを使用したい方にもおすすめできます。
まずは本製品でソーラーチャージャーの利便性を味わい、その後別製品に手を伸ばしていく、というのも一手でしょう。
充電する機器と同じメーカーを選ぶというのもおすすめ
また、「端子の種類で困ることがない」「メーカー側がポータブル電源とソーラーチャージャーとの併用を想定して開発している」などの理由から、ソーラーチャージャーを選ぶ際には充電する側の機材と同じメーカーのモノを購入するのもオススメです。
同じメーカーの製品同士は互換性があるものも多く販売されているかと思いますので、どちらの製品にとってもより使い心地が良くなるでしょう。
さらに同じブランドだとデザインにも統一性が見られるので、よりオシャレに使うことができるとも言えます。特にAnkerの場合はモバイルバッテリーもポータブル電源も、さらにはその他各種電源周りの製品まで数多く展開されてあるので、統一して使用することも一層オススメできます。
下記記事には他のAnker製品について解説がされていますので、ぜひご覧になってみてください。
関連記事:Anker powerport solar 60を実写レビュー。気になる大きさや機能を詳しく解説!!
関連記事:【2021年】ソーラー充電式モバイルバッテリー おすすめ12選 |選び方や使い方を徹底解説
Anker PowerSolar 3ーPort24Wまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、太陽光だけで何もないところから発電できることで話題のAnker PowerSolar Flex 3-Port 24Wについて、その情報をまとめてみました。
Anker PowerSolar Flex 3-Port 24Wは安くてお手頃に購入できますが、充電精度はお天気次第なので曇りや悪天候の日のキャンプなどには向いていません。しかし防災用の保険のひとつだと思って持っておくと、いざと言うときに非常に役に立つアイテムですので、ぜひとも購入を検討してみてくださいね。
おすすめのポータブル電源やソーラーチャージャーについて、さらに詳しい情報は以下の記事をチェックしてみてください!
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