【2023年新作】オーディオテクニカATH-TWX7を実機レビュー!ATH-TWX9との比較や口コミも

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ATH-TWX7をおすすめしない人

前モデルから価格を抑えつつ、音質・機能性にこだわったAudio-Technica(オーディオテクニカ)の完全ワイヤレスイヤホン「ATH-TWX7」。高音質コーデックLDAC対応でクリアなサウンドを楽しめる他、高品質な声を届ける2種類の通話モードなど魅力的な機能が充実しています。

しかし、ATH-TWX7の購入を検討するにあたり「ノイズキャンセリングの精度は?」「実際に使用した音質の感想を知りたい」など気になる人は多いはず。また、同メーカーの製品との違いも知っておきたいですよね。

そこで今回は、ATH-TWX7の実機をPicky’s編集部が使用・検証しました!スタッフが商品を実際に使って良かったこと・残念だったことを本音でレビュー。また先発モデルATH-TWX9との比較についても解説していますので、ATH-TWX7の購入を迷っている人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

オーディオテクニカATH-TWX7のレビュー結果

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「ATH-TWX7」は、日本のオーディオ機器メーカー「Audio-Technica(オーディオテクニカ)」から発売された完全ワイヤレスイヤホン。多機能かつ高品質なサウンドと安定した通話性能を備えており、日常のあらゆるシーンで音楽や通話を楽しめます。

まずは、ATH-TWX7の総合評価をチェックしていきましょう。デザイン・装着感・音質・操作性など、独自の視点でPicky’s編集部が実際に使って検証しました。 

サイズ・重量
デザイン
装着感
音質(高音域)
音質(中音域)
音質(低音域)
音の立体感
高音質コーデック
音漏れの少なさ
ノイズキャンセリング
外音取り込み
操作性
専用アプリの使いやすさ
マイク性能
マルチポイント
充電方法・バッテリーの持ち
コストパフォーマンス

高評価だったポイント:高音域の心地良いサウンド・軽い装着感がGOOD

高評価だったポイント:高音域の心地良いサウンド・軽い装着感がGOOD

  • 高音域の響きが良い
  • サウンドスケープやマルチポイントなどの機能性が充実
  • しっかりとしたフィット感で長時間の使用も◎

ATH-TWX7は、高音質コーデックLDACに対応した完全ワイヤレスイヤホン。検証では特に、高音域の響きの良さやサウンドの心地良さが高評価でした。イコライザーを調整することで、より自分好みの音にカスタマイズできるのも利点です。

また、リラックス効果の高いサウンドを再生できる「サウンドスケープ」や、2台の機器に同時接続できる「マルチポイント」など、充実した機能も評価ポイント。高音質・多機能でありながら3万円以下で手に入るコスパの良さも魅力です。

さらに高評価だったのが装着感の良さ。ソフトイヤーピースは耳に優しい着け心地でフィット感があり、長時間ストレスフリーで音楽を楽しめます。

コーデックとは?
音声データをBluetoothで送信する際、効率的なデータ容量に圧縮変換して転送する技術のこと。コーデックにはSBCやAACなどさまざまな種類があり、LDACもその中の1つ。
LDACとは?
ハイレゾ音源(CDよりも高解像度な音源)に対応したコーデック。ワイヤレスでも高音質な本格サウンドを再生できる。ただしLDACで音楽を聴くには、音源を流す機器もLDACに対応していることが必須。

微妙だったポイント:装着中に話す声が篭って聞こえる

微妙だったポイント:装着中に話す声が篭って聞こえる

  • 低音の響きがもの足りない
  • 通話時の自分の声が篭って聞こえる

実際に使用してみて気になったのが、イヤホンを装着中に通話したり歌を口ずさんだりすると、自分の声が篭って聞こえる点です。音楽鑑賞メインで使用する分には問題ありませんが、イヤホンを装着して電話やオンラインミーティングをする機会が多い人には気になる可能性も。

また音質面では高音域の響きが良かった一方で、低重音はもの足りなさを感じました。高音域のボーカル曲の響きは良いが、低音が重要なロックは迫力に欠けるなど、ジャンルによって得意・不得意がある印象です。

ATH-TWX7を買うべき人

ATH-TWX7を買うべき人

  • 透明感のあるボーカルを高音質で楽しみたい人
  • 適度なサウンドをBGMに休息や集中をしたい人
  • デザインにもこだわりたい人

高音域の響きの良さが好評だったATH-TWX7は、特にボーカルのクリアなサウンドを高音質で楽しめるのが魅力。またハイレゾ音源が楽しめるLDACコーデックに対応しており、ライブの臨場感を体感したい人にもおすすめです。

サウンドスケープ機能もATH-TWX7ならではの注目ポイント。ヒーリング効果のあるサウンドで癒されたい人や、BGMのある方が仕事や勉強に集中できるといった人にもぴったりです。ノイズキャンセリング機能を備えているため、より没入感に浸れますよ

ATH-TWX7をおすすめしない人

ATH-TWX7をおすすめしない人

  • 迫力のある重低音を楽しみたい人
  • 主に通話やオンラインミーティングで使いたい人
  • 高性能・高機能なものより安さ・シンプルさを重視したい人

ATH-TWX7は、今回の検証では低音の迫力にややもの足りなさが感じられる結果に。そのためロックやHipHopといった、重低音が重視されるジャンルが好きな人には向かない場合も。ただし、音質を調整できるイコライザーが搭載されているため、好みの音質で楽しみたい人はチェックしてみてください。

また装着中に自分の話す声が篭って聞こえるのも、ATH-TWX7の気になる点。音楽・動画観賞だけでなく、通話やオンラインミーティングなどでストレスフリーで話したい人にはやや不向きです。

高音質の完全ワイヤレスイヤホンを探している人は、以下の記事も読んでみてください。

関連記事:【聞き比べて検証】高音質な完全ワイヤレスイヤホン21選おすすめランキング!(2023年)

【ATH-TWX9と比較】オーディオテクニカATH-TWX7のスペック

オーディオテクニカATH-TWX7のスペック

ここではATH-TWX7のスペックを紹介します。上位モデルのATH-TWX9との比較や、ATH-TWX7ならではの注目の機能について解説しますので、ぜひチェックしてみてください。

ATH-TWX7のスペックを上位モデルATH-TWX9と比較

ATH-TWX7 ATH-TWX9
発売日 2023年11月17日 2022年9月3日
価格 24,200円(税込) 36,300円(税込)
サイズ イヤホン:約30×23×25mm
充電ケース:約30×60×50mm
イヤホン:約29×28×25mm
充電ケース:約37×65×50mm
重さ イヤホン:約4.7g
充電ケース:約47.5g
イヤホン:約5.4g
充電ケース:約55.9g
通信方式 BluetoothVer.5.1 BluetoothVer.5.2
ノイズキャンセリング
対応コーデック
  • LDAC
  • AAC
  • SBC
  • Qualcomm aptX Adaptive audio
  • Qualcomm aptX audio
  • AAC
  • SBC
防水性能 IPX4 IPX4
使用可能時間 イヤホン:最大約6.5時間
充電ケース:最大約20時間
(ノイキャンON時)
イヤホン:最大約6時間
充電ケース:最大約18.5時間
(ノイキャンON時)
充電時間 イヤホン:約1.5時間
充電ケース:約3.0時間(USB充電時)
      約5.0時間(ワイヤレス充電時)
イヤホン:約2.5時間
充電ケース:約3.5時間(USB充電時)
      約5.0時間(ワイヤレス充電時
急速充電
Qi規格(ワイヤレス充電)対応
360 Reality Audio
マルチポイント
ヒアスルー対応
サウンドスケープ
2種類の通話モード
除菌システム
カラー展開
  • リッチホワイト
  • アッシュブラック
  • ストーングレイ
  • ブラック

上位モデルATH-TWX9は、ATH-TWX7の約1年前に販売されています。ATH-TWX7は、ATH-TWX9と比較して以下のような違いがあります。

ATH-TWX9との違い
  • 価格が1万2,100円安い
  • サウンドスケープや2種類の通話モードなど新たな機能が搭載
  • 高音質コーデックLDACに対応
  • 360 Reality Audioは非対応
  • 急速充電が可能
  • コンパクトかつ軽量
  • リッチホワイト・アッシュブラック・ストーングレイ、3種類のカラーを展開

音質にこだわりつつコストを抑えたいならATH-TWX7がおすすめ

音質にこだわりつつコストを抑えたいならATH-TWX7がおすすめ

ATH-TWX7は上位モデルのATH-TWX9に比べ、価格がリーズナブルなのが魅力。低コストで高品質なサウンドを求める人にぴったりです。またATH-TWX9はブラックの重厚感のあるデザインだったのに対し、ATH-TWX7ではカラーバリエーションが増えスタイリッシュなデザインに。上品なデザインをお探しの人は気に入ること間違いなしです。

2台同時接続できるマルチポイントや外音を取り込めるヒアスルーなどの機能もあり、機能性が充実したコスパの良いものを選びたい人にもおすすめですよ。

【実機で検証】オーディオテクニカATH-TWX7を徹底レビュー

今回は話題の ATH-TWX7を実際に使ってみました!「高音域・中音域・低音域それぞれの響きの違いは?」「ヒアスルーなど外音取り込み機能の効果は?」など購入前に気になる部分を徹底解説していきます。

オーディオテクニカATH-TWX7のパッケージ内容

オーディオテクニカATH-TWX7のパッケージ内容

  • ATH-TWX7本体
  • 充電用USBケーブル
  • ソフトイヤピース(XS・S・M・L)
  • ノーマルイヤピース(XS・S・M・L)
  • 収納ポーチ
  • 取扱ガイド

ケースはコンパクトで携帯しやすい

ケースはコンパクトで携帯しやすい

ATH-TWX7のケースは従来のモデルに比べ、軽量・コンパクトになった印象。ズボンや洋服のポケットにも入れやすく、持ち歩きやすいのが魅力です。

ケースはコンパクトで携帯しやすい

AirPods Proと比べてみると、イヤホン本体の大きさは同じくらい。ケースはAirPods Proより縦幅のサイズがやや大きい印象でした。

ケースはコンパクトで携帯しやすい

ケースは付属の収納用ポーチに入れて持ち運ぶことも可能です。バッグに入れて携帯する際も、ケースをキズや汚れから守れます。旅行やお出掛けに持って行く場合も安心ですね。

イヤホンはくすみ系カラーにゴールドのロゴがおしゃれ

イヤホンはくすみ系カラーにゴールドのロゴがおしゃれ

スタイリッシュなボックス型のケースは、宝石箱を開けるようなワクワク感を楽しめます。ホワイトカラーはややベージュがかったくすみ系の色合いで、トレンド感と柔らかな温かみが感じられます。同色のイヤホンは、マットな質感とゴールドのロゴがポイントで、高級感があるのが魅力です。

イヤホンはくすみ系カラーにゴールドのロゴがおしゃれ

イヤホンはケースに浅めに入っているため、摘みやすく取り出しやすい印象でした。使いたいときにスムーズに装着できるのは嬉しいポイントです。

しっかりとした装着感で長時間使いやすい・片耳だけで使えるのも◎

しっかりとした装着感で長時間使いやすい・片耳だけで使えるのも◎

ATH-TWX7は耳に入れた際のしっかりとした装着感も魅力です。耳にしっかりフィットするので長時間の使用にも向きそうな印象。フィット感がある分、遮音性も優秀で、大きめの音量で聴いても音漏れがありませんでした。

しっかりとした装着感で長時間使いやすい・片耳だけで使えるのも◎

付属のイヤーピースはソフトとノーマルの2種類。触ると柔らかさの違いが分かるものの、耳に装着するとどちらもしっかりとフィット感があります。 数時間使用したところ、先に痛みを感じ始めたのはノーマルだったので、長時間使用するならソフトがおすすめです。

しっかりとした装着感で長時間使いやすい・片耳だけで使えるのも◎

さらに、ATH-TWX7は片耳だけで使用できるのも特徴。耳を少し休ませたいときや、ちょっとしたお出掛けなど、そのときのコンディションやシーンに合わせて使い分けられますよ。

高音の心地良い響きが◎ボーカルもクリアに聞こえる

高音の心地良い響きが◎ボーカルもクリアに聞こえる

ATH-TWX7は、上位モデルATH-TWX9の設計思想を継承した、φ5.8mmドライバーを搭載しているのが特徴。伸びやかな高域・粒立ちの良い繊細なサウンドを楽しめます。今回は、ATH-TWX7の音質を「高音域」「中音域」「低音域」のそれぞれの音域別に詳しくレビューします。

音質評価
高音域
(5.0)
中音域
(4.0)
低音域
(3.0)

高音域

注目は高音域の響きの良さ。特にボーカル曲の透明感のあるサウンド、伸びやかな高音の心地良さが印象的でした。音の抜け感や繊細なニュアンスまで丁寧に聴き取ることができます。

中音域

中音域においても、ボーカルが埋もれることなくクリアなサウンドを楽しめました。高音域とのバランスが良く、ボーカルラインを引き立てている印象。ただしベースの音など、バックのサウンドも楽しみたい人には、もの足りなさを感じるかもしれません。

低音域

デフォルトでは、低音域はやや迫力に欠ける印象でした。ただし全体的には比較的バランスが取れており、映画を視聴する分には十分な臨場感を味わえます。より重低音を効かせたい場合は、イコライザーで調整することで、もの足りない音域をカバーできますよ。

相性の良いジャンル

中音〜高音域の響きは際立つものの、低音域の迫力が足りない分、音全体の立体感はまずまずな印象。HipHopやロックのようなベースラインを前面に出すものより、ボーカル曲やクラシック・ジャズといったジャンルと好相性です。

LDACコーデック搭載。音質は多少良くなるものの感動は少ない

LDACコーデック搭載。音質は多少良くなるものの感動は少ない

ATH-TWX7は、より音の解像度が高いハイレゾ音源を楽しめる、LDACコーデックに対応しているのが特徴。実際にLDACで音楽を聴いたところ、多少の音質は良くなるものの、音の立体感が今ひとつなので、そこまでの感動は感じられませんでした

LDACとその他のコーデックAACやSBCとは、専用アプリ「Connect」で、いつでも切り替えが可能です。

「SBC」「AAC」とは?
SBCとは、Bluetoothの標準コーデックのこと。Bluetooth機器は必ずSBCに対応している。AACは、主にApple製品(iOSやMac環境)で用いられるコーデック。SBCより高音質なのが特徴。

ちなみにLDACで音楽を聴くためには、プレイヤー側の操作も必要です。Amazon Musicの場合は、上の画像のように設定を変更しましょう。

ノイズキャンセリングは普通。音楽再生時以外は遮音性低め

ノイズキャンセリングは普通。音楽再生時以外は遮音性低め

ATH-TWX7は、独自設計によりノイズキャンセル性能を高めた「ハイブリッドデジタルノイズキャンセリング技術」を搭載。不要な雑音を打ち消すことで、騒音のある環境下でも作業に集中したり、音楽に没入したりと、自分だけの空間を作れます。

なお検証では、着けた瞬間から没入できるといった感覚は、そこまで感じられませんでした。イヤホンが無音状態でノイズキャンセリングをONにしても、周囲のザワザワ音はある程度聞こえる結果に。

しかし、ノイズキャンセル状態での圧迫感は無く、音楽をかけていれば没入できる遮音性はあります。音楽体験を損なわない程度に騒音を抑えられるため、周囲を気にしながら音楽を楽しみたい場合にぴったりですね。

ヒアスルー・トークスルーは外部音をしっかり取り込める

ヒアスルー・トークスルーは外部音をしっかり取り込める

ATH-TWX7には、「ヒアスルー機能」と「トークスルー機能」の2種類の外音取り込み機能があります。音楽を聴きながら周囲の音を取り込むことができる、日常使いに役立つ機能です。ここではヒアスルー機能・トークスルー機能の聞こえ方の違いを解説します。

ヒアスルー機能

ヒアスルー機能

ヒアスルー機能は、周囲の音を自然に取り込みながら、BGM感覚で音楽が聴ける機能。外音の取り込み量は、アプリを使ってLowからHighまで調整できます。

ヒアスルー機能

実際に使用してみると、聴いていた音楽はそのままで周辺の音が自然に入ってきました。パソコンのキーボードを打ち込む音も自然に聞こえ、周囲の話し声もしっかり聞こえたのが印象的。しかし、イヤホンの特性なのか、自分の話す声はやや篭って聞こえます。

周囲の音を気にしながら、音楽をBGMとして流せるヒアスルー機能は、散歩や家事をしているときや、通勤・通学時のながら聴きにぴったりな機能です。

トークスルー機能

トークスルー機能

トークスルー機能は、人の声にフォーカスして外の音を取り込む機能です。聞いている音楽の音量を下げて声を聞き取りやすくするため、イヤホンを外すことなく会話やアナウンスを聞けるのがメリット。ナチュラル・ストロングの2つのモードを使い分けできます。

検証でどちらも試してみた結果、ナチュラルは自然に声を取り込み、聞き取りやすい印象。一方ストロングは、雑音まで拾ってしまい、逆に相手の声が聞き取りにくく感じました。駅のアナウンスなど、騒音が多い場所では、ナチュラルモードを使うのが良さそうです。

ちなみにトークスルー使用中は、聞いていた音楽はほぼ聞こえなくなります。音楽の音量は、アプリから「中・小・消音」を選択可能。人の声を取り入れつつ、適度に音楽を流したい人はアプリの設定をいじってみてください。

操作性は良好。タッチセンサー感度を調整できるのが便利

操作性は良好。タッチセンサー感度を調整できるのが便利

ATH-TWX7は、左のイヤホンを2秒間タッチすることで、ノイズキャンセリング・OFF・ヒアスルーの順番に切り替えられます。また音楽を聴く場合は、左を1回タッチで音量を上げられ、2回タッチで音量を下げることが可能。さらに右をタッチで停止と再生、2回タッチでスキップ、3回タッチで戻るの操作ができます。

注目したいのが、アプリからタッチセンサーの感度を設定できる点。低・中・高の3種類から感度を選べたり、タッチセンサーをロックしたりすることも可能です。タッチセンサーの感度が良すぎると誤作動を起こすこともあるため、感度を調整できるのは嬉しい機能です。

操作性は良好。タッチセンサー感度を調整できるのが便利

ATH-TWX7にはタッチパネルに加え、マルチファンクションボタンと呼ばれる物理的なボタンもあり、2つを使って操作できる使い勝手の良さが魅力です。またキーアサイン設定により、タッチセンサーとボタンの両方に、曲操作や音量調整などの操作を自由に割り当てられるのも便利なポイント。

操作性は良好。タッチセンサー感度を調整できるのが便利

なお、キーアサインやタッチセンサーの設定は、アプリの「カスタマイズ」画面から変更可能。割り当ての選択肢がたくさんあるため、やや面倒に感じられますが、自分の好みや利き手に合わせてパーソナライズできることで、よりスムーズに操作できます。また、あえて割り当てを無しにして、誤作動しにくくするのもありですね。

専用アプリでイコライザー・サウンドスケープなどの操作が可能

ATH-TWX7の専用アプリ「Connect」では、コーデックやノイズキャンセリングの設定以外にも、さまざまな操作が可能です。ここではイコライザーやサウンドスケープなど、アプリから設定できる便利な機能について解説します。

イコライザー

専用アプリでイコライザー・ランドスケープなどの操作が可能

ATH-TWX7は専用アプリにより、イコライザーの設定が可能。4つのプリセットで音の変化を楽しんだり、オリジナルの音質を複数作って保存したりもできます。実際に使用したところ、響きが足りない低音域を強くして、好みの音質に調整できました

サウンドスケープ

専用アプリでイコライザー・サウンドスケープなどの操作が可能

アプリ内の機能で好評だったのがサウンドスケープ機能。「自然」「ヒーリング」「マスキングノイズ」といったオリジナルのサウンドを流せます。リラックス効果の高い自然の「Ocean」では、海の波音が心地良く聴こえました。他にも焚き火の音を楽しめる「Fireside」など、自然シリーズは特に好評を得ていました。

ヒーリングの「Journey 」は、ゆったりとした音楽が流れ、瞑想の世界に連れて行かれるような感覚。疲れて眠れないときに聴くと癒されそうです。

マスキングノイズの「Pink Noise 」や「Quiet Office」は、それぞれ音域の異なる「シャー」というノイズ音が流れます。作業や勉強をする際、音楽だと気を取られてしまうけれど無音だと集中できないという人におすすめのサウンドです。

プライベートタイマー

専用アプリでイコライザー・サウンドスケープなどの操作が可能
ATH-TWX7のアプリでは、他にもプライベートタイマー機能が使えます。プライベートタイマーとは、イヤホンを通してアラームを流す機能のこと。スマホのアラーム機能だと、カフェなど周囲に人がいる環境で音が鳴ると慌ててしまいますが、プライベートタイマーはイヤホンを装着している自分にしか聞こえないのがメリット。どこでも気軽にアラーム設定ができて便利です。

低遅延モード

自然、ヒーリング、マスキングノイズの分類でいくつかあり。スクショあり。
一部検証
自然:Ocean→海の波が心地よく聞こえる。Fireside→焚き火している音。自然シリーズは個人的に好き。
ヒーリング:Journey →リラックスできるようなゆったりとした音楽が流れている。瞑想みたいなイメージ。そのほかのヒーリングも同じ感じ。瞑想の世界に連れていかれそうな感じ。疲れすぎて眠れない時とか聴きながら眠ると癒されるかも。
マスキングノイズ:Pink Noise →しゃーという音が流れている。Quiet Office→また違う音域でしゃーという音が流れている。
切り替える時に読み込みに時間かかりがち

ATH-TWX7のアプリでは、音と映像のずれを抑える低遅延モードの設定もできます。ゲームや動画の視聴も、低遅延モードを使用すれば、ストレスフリーで音を楽しめるのが魅力です。

Picky’s編集部で検証したところ、ゲーム起動中に低遅延モードをONにすると、音が消える現象が起き、なかなかスムーズに切り替えができませんでした。

しかし、ゲームアプリを立ち上げる前に低遅延モードをONにすることで、音が聞こえない問題は解消。遅延もなく、ストレスフリーでゲームを楽しめました。ゲームで遊ぶときや動画を視聴する際は、アプリを立ち上げる前に低遅延モードをONにしておくと良さそうです。

    イヤホンを探す機能

    イヤホンを探す機能

    ATH-TWX7のアプリでイヤホンを探す機能のON・OFFができます。ワイヤレスイヤホンは失くしがちなので、探す機能があるのは便利。イヤホンを探す機能をONにすると、最後に途切れた場所を確認できますよ。

    専用アプリ「Connect」では、他にも以下のようなさまざまな設定を行えます。

    専用アプリ「Connect」でできること
    • ヒアスルーの外音取り込み量の調整
    • トークスルーのバックグラウンド再生音量の調整
    • マイクのモード・ミュート・音量の設定
    • マルチポイントの設定
    • コーデックの切り替え
    • サウンドスケープの設定
    • キー操作の割り当て・感度の調整
    • イコライザーの設定 など

    2種類のマイクモードでどんな場所でも問題なく通話できる

    2種類のマイクモードでどんな場所でも問題なく通話できる

    ATH-TWX7の通話マイクは、「ナチュラルモード」と「ノイズリダクションモード」の2つのマイクモードを選べます。今回は、実際にガヤガヤと話し声がする環境で、2つのマイクモードの聞こえ方を比べてみました。

    まずは、ノイズリダクションモードで検証。周りのガヤガヤ音が小さくなり、相手の声もくっきり聞こえます。以下はノイズリダクションモードでのマイクテスト音声です。気になる人は聞いてみてください。

    一方ナチュラルモードでも、問題なく相手の声を聞き取れました。ノイズリダクションモードと比べると、より柔らかい音質で、近くで話しているような感覚があります。ナチュラルモードのマイクテスト音声は、以下を参考にしてみてください。

    マルチポイント機能でパソコンからスマホにスムーズに切り替わる

    マルチポイント機能でパソコンからスマホにスムーズに切り替わる

    ATH-TWX7は、パソコンとスマホといった2台の機器に、同時にBluetooth接続できるマルチポイント機能を搭載しています。検証では、スマホとペアリングした後にパソコンともペアリングしましたが、スムーズかつ正常に接続できました。

    パソコンでYouTubeを見ている最中にスマホに着信があると、再生中のYouTubeは停止。「登録者名からの着信です」とアナウンスされ、イヤホンをタップするとそのまま通話ができます。通話が終了すると再びYouTubeが再生されるため、いちいち動画の停止・再生を押す手間が省けるのが嬉しいポイント。

    ちなみに、通話中にイヤホンをもう一度タップすると、ノイズキャンセリングに変更することもできます。パソコン・スマホと切り替える必要がない点は、デスクワークが多い人にとって大きな魅力ですね。

    15分で約20%充電。ワイヤレス充電対応なのも嬉しい

    15分で約20%充電。ワイヤレス充電対応なのも嬉しい

    ATH-TWX7はワイヤレス充電に対応しているのも嬉しいポイント。Qi規格のワイヤレス充電器に充電ケースを置くだけで手軽に充電できます。ただしワイヤレス充電器は付属されていないので、別に用意する必要があります。

    Qi規格とは?
    WPC(Wireless Power Consortium)が定めた、ワイヤレス充電の国際標準規格のこと。Qi規格のワイヤレス充電器であれば、スマホをはじめ、一般的なワイヤレス充電対応機器の充電ができる。

    検証では、15分の充電で20〜25%ほど充電できました。

    15分で約20%充電。ワイヤレス充電対応なのも嬉しい

    もちろん付属のUSBケーブルを充電ケースに直接接続して充電することも可能です。ATH-TWX7は急速充電にも対応しており15分の充電で、ノイズキャンセリングをONにした状態で約60分間使用できます。朝、充電が無いことに気付いても、身支度をしている間にしっかり充電できますよ。

    オーディオテクニカATH-TWX7の口コミ・評判

    Picky’s編集部によるATH-TWX7のレビューを紹介してきましたが、ここでは実際に商品を購入したユーザーのリアルな口コミを紹介します。

    ATH-TWX7のいい口コミ

    ATH-TWX7のいい口コミ

    • 値段・音質・デザインがバランス良く揃っている
    • 物理ボタンもあって操作がしやすい
    • アプリが分かりやすく機能が充実している

    ATH-TWX7には、「値段・音質・デザインのバランスが良い」「操作しやすい」といった口コミが見られました。3万円を切る価格で高音質なサウンドを楽しめ、機能も充実したコスパの良さが魅力です。

    ATH-TWX7の悪い口コミ

    ATH-TWX7の悪い口コミ

    • 爆音ドンシャリを望むならちょっと違う感じ
    • タッチ操作が説明書を読まないと分かりづらい

    一方で、ATH-TWX7には「ドンシャリ好きにはちょっと違う」「タッチ操作が分かりづらい」といった口コミも。検証時も低音域が控えめに感じましたが、低音が鳴り響くような派手さや迫力のあるサウンドを求める人には、もの足りなさを感じる場合があるようです。

    オーディオテクニカの低価格モデルATH-SQ1TW2もおすすめ

    オーディオテクニカでは、ATH-TWX7の他にもさまざまなワイヤレスイヤホンを展開しています。ここでは同じく2023年に発売された、完全ワイヤレスイヤホン「ATH-SQ1TW2」について解説します。まずはATH-TWX7とATH-SQ1TW2の違いについて見ていきましょう。

    ATH-TWX7 ATH-SQ1TW2
    発売日 2023年11月17日 2023年4月21日
    価格 24,200円(税込) 10,780円(税込)
    重量 片耳約4.7g 片耳約4.0g
    Bluetooth BluetoothVer.5.1 Bluetooth5.2
    対応コーデック
    • LDAC
    • AAC
    • SBC
    • SBC
    防水性能 IPX4 IPX5
    連続再生時間 イヤホン:最大約6.5時間
    充電ケース:最大約20時間
    (ノイキャンON時)
    イヤホン:最大約6.5時間
    充電ケース:最大約20時間
    ノイズキャンセリング
    イコライザー
    サウンドスケープ
    外音取り込み機能
    マルチポイント
    ワイヤレス充電
    カラーバリエーション
    • リッチホワイト
    • アッシュブラック
    • ストーングレイ
    • ピュアホワイト
    • ピンクブラウン
    • ネイビーレッド
    • カフェラテ
    • ジェットブラック
    • フォレストグリーン

    ATH-TWX7との違いの1つはデザイン面。ATH-SQ1TW2はよりカラーバリエーションが豊富で、中にはピンク×ブラウンといったバイカラーも展開されています。またイヤホン・ケース共にスクエア型なのもおしゃれ。多彩なカラーやデザインを楽しみたい人におすすめです。

    対応コーデックの種類が少なくノイズキャンセリング機能も無いものの、価格が約1万円とリーズナブルな点もATH-SQ1TW2の特徴。最低限の機能で価格を安く抑えたい人にもぴったりです。防水性能が高く水洗いできるため、スポーツなど汗をかくシーンで使いたい場合にも便利ですよ。

    ATH-SQ1TW2が気になる人には、こちらの記事がおすすめです。

    関連記事:【おしゃれで高機能】オーディオテクニカATH-SQ1TW2を実機レビュー!前モデルとの違いも解説

    オーディオテクニカATH-TWX7と一緒に買うと便利なもの

    快適な装着感をキープできるスペアイヤーピース

    小さなイヤーピースは失くてしまいがち。スペアイヤーピースを用意しておくと紛失時にも慌てません。また定期的に取り替えることで、衛生的に使用でき、装着時の快適性もキープできますよ。

    置くだけでイヤホンを充電できるワイヤレス充電器(Qi規格)

    ワイヤレス充電器は充電ケーブルを使用することなく、イヤホンケースを置くだけで充電できるのが魅力。ケーブルの端子を気にする必要が無く、コネクタの破損や断線のリスクも無いため安全に充電できます。充電時にケーブルを抜き差しするのが面倒な人は、ぜひワイヤレス充電器を検討してみてください。

    ワイヤレス充電器の購入を検討している人は、こちらの記事をチェックしてみましょう。

    関連記事:【2023】高速充電対応のワイヤレス充電器 おすすめ 21選 | iPhoneやapple Watchにも対応

    オーディオテクニカATH-TWX7のよくある質問

    オーディオテクニカATH-TWX7はどこで購入できる?

    ATH-TWX7は、オーディオテクニカ公式サイトや、Amazon・楽天市場といった通販サイト、または家電量販店などで購入できます。

    オーディオテクニカATH-TWX7は修理に出せる?

    ATH-TWX7は、オーディオテクニカ公式サイトの修理依頼フォームから、修理を依頼できます。なお修理には、修理内容ごとに費用が発生します。

    オーディオテクニカATH-TWX7の保証期間は?

    ATH-TWX7は、1年間のメーカー保証が適用されます。

    オーディオテクニカATH-TWX7 レビューまとめ

    • ATH-TWX7は高音質コーデックLDAC対応で、特に高音域の心地良い響きが魅力
    • 独自サウンドのサウンドスケープで癒しと集中の時間を演出できる
    • ノイズキャンセリング・外音取り込み・マルチポイントなど機能性が充実

    今回は、「ATH-TWX7」をレビューしました。ATH-TWX7は、お手頃な価格で充実の機能や高音質なサウンドを楽しめる完全ワイヤレスイヤホン。この記事を見て気になった人は、ぜひ商品をチェックしてみてくださいね。

    Photo By 内田大貴

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