初めてのカメラを買いたいけど、様々なメーカーからたくさんカメラが出ていて正直どれを選んでいいのかわからない!!
という方も結構多いのではないでしょうか。これはカメラの世界に首を突っ込んだ時にはじめにぶち当たる壁です。いろいろありすぎて分からん。となるわけです。
今回は「旅行に持っていきたいけど重いのは嫌!でも綺麗な写真が撮りたい!!」という方におすすめ、今もっとも勢いのあるカメラメーカーになったSONYから発売されたエントリー向けミラーレスカメラ、α6100をご紹介していきます。
で、早速いきたいところなんですが、その前にちょっと。
⇒【2021年最新】初心者でも楽しめるおすすめミラーレス一眼カメラ20選!購入するときの注意点まとめ
目次
もうα6100を買う気になっている人へ
記事は始まったばかりというか本題に到達してすらいないわけですが、α6100を買う決断をする上で最後の一押しをこの記事に求めている方に向けて言いますと、とりあえずカメラ初心者の方はダブルズームレンズキットを買ってください。5万円相当のレンズが2万円程で買える計算で、今のところ一番お得なセットです。
また、オールマイティーに写真が撮れるよう選ばれたレンズが付属してくるので、レンズを選ぶ必要なしにすぐ撮影が始められるのもポイントです。
SONY α6100とは
一言で表すならこんな感じです。
ソニー ミラーレスカメラ α6100(ILCE-6100 )とは
2019年10月にSONYから発売されたAPS-Cミラーレスカメラ。シリーズ最軽量かつ非常にコンパクトなデザインながら、2420万もの画素数で高画質な写真を撮影可能。また、動く人の瞳にピントを合わせ続ける「リアルタイム瞳AF」など一部上位機種と同じ機能を持つ。レンズマウントはSONY Eマウントで、他のSONYのカメラと同じレンズを装着できる。4K動画の撮影にも対応しており、万能な優等生的エントリーミラーレスカメラ。弱点は特にないが、少しバッテリーの持ちが悪いかも。
さすがに説明不足なのでもう少し説明しますと、現在SONYが販売中のレンズが交換できるタイプのカメラで一番手頃な価格のモデルです。
APS-Cという単語については以下の記事をご覧ください。
⇒フルサイズ とAPS-Cの違いとは?イメージセンサーを比較する9つのポイント
α6100が属するシリーズは全て2019年に2世代目が発売されています。α6100は2世代目の一番下の機種です。上にはα6400、α6600といった機種たちが揃っています。上位の機種は以前にレビューをしましたのでこちらの記事もご覧ください。
⇒【最新ミラーレス】SONYのAPS-C最上位モデルのα6600を徹底解説!手ブレ補正と最強AFをレビュー
⇒【最新】コスパ最高のSONY α6400 (ILCE-6400) を実写レビュー
⇒【動画】SONY α6400におすすめのレザーケース KAZAを使ってみた感想をレビュー
⇒【2020最新】SONY 売れ筋ミラーレス α6600/6500/6400/6300/6100/6000を全6モデルを徹底比較!
肝心なポイントは、一番下とはいうものの、基本性能は実は上位の機種とあまり変わりません。
SONYが太っ腹なのか、上位機種が微妙なのかは置いておいて、非常にコストパフォーマンスに優れた機種であるということです。
そして、とにかく軽い。つけるレンズにもよりますが、レンズなしの本体だけの状態ではシリーズ中最も軽い機種です。
写真をバリバリ撮りまくるというよりは、旅行中や散歩中に気になったものがあった時にすっと取り出してすぐ撮れる、日常生活に溶け込めるようなカメラになっているのが特徴でもあります。
SONYのカメラは自動でピントを合わせるAFという機能が充実していることが売りです。とにかく高速で一瞬でピントが合うので運動会など、たまにやってくる動きの激しいものを撮る機会などにも役立つカメラとなっています。
α6100の価格
現実的な話になりますが、α6100はエントリークラスのカメラの中でも価格は低い方です。なおかつ優れた性能を誇るSONY用のレンズたちが使えるカメラがこの値段で手に入るというのは非常に素晴らしいことだと思います。
Amazonでの価格は2020年1月末時点で8万円程度となっています。新品でこの性能でこの価格のカメラはなかなかないので、カメラの購入の敷居はかなり低いと言っていいでしょう。
お得なレンズキット
α6100は本体とレンズがセットになったレンズキットという形態でも販売されています。特にカメラ初心者の方はどのレンズ選んでいいのか迷ってしまいがちですが、レンズキットを買っておけば万能なレンズが付いてきますのでとりあえずオールマイティーに写真が撮れるようになります。
他のレンズが欲しくなったら買い足していけば、表現の幅が広がります。これもカメラの楽しみ方の一つです。
ちなみに、レンズキットは2種類あって、一つは電動でズームができるレンズがついたパワーズームレンズキット、もう一つはパワーズームレンズキットにさらに遠くまでズームができるレンズがセットになったダブルズームレンズキットというものです。
パワーズームレンズキットは9万円弱、ダブルズームレンズキットは10万円弱という価格になっています。
ちなみにパワーズームレンズキットに付属するレンズはAmazonで24,000円ほど、ダブルズームレンズキットに付属するレンズは2本合わせて50,000円ほどします。
なのでボディー本体の価格から考えるとプラス2万円で5万円相当のレンズが付いてくるダブルズームレンズキットは非常にお得だと言えます。なので、個人的にはダブルズームレンズキットをお勧めします。
α6100の性能についてレビューしてみます。
ここからはα6100というカメラの性能について書いていきます。
基本性能
まず、こちらの表をご覧ください。
名称 | α6100 |
レンズマウント | SONY Eマウント |
寸法(幅×高さ×奥行き) | 約120.0×66.9×49.9mm |
質量 | 本体のみ:約352g バッテリ、SDカードを含む:約392g |
有効画素数 | 2420万画素 |
常用ISO感度 | 100〜32000 |
記録媒体 | メモリースティック PRO デュオ メモリースティック PRO-HG デュオ メモリースティック マイクロ(M2) SDメモリーカード SDHCメモリーカード SDXCメモリーカード その他、マイクロSDカード系統 |
連続撮影速度 | 最大11コマ/秒 |
電池寿命 | 静止画:最大約420コマ 動画連続撮影:約125分 |
これはα6100の基本性能の表です。ここから、カメラを選ぶ上において重要な点を見ていきます。
α6100の画素数
有効画素数は約2420万画素と、同じシリーズ(これ以降記事中ではα6000シリーズと呼びます)の他の機種とおなじです。この画素数は写真のキレの良さも暗いところでの写りもバランスよくなるのでいい数値かと思います。
前世代のα6000と画素数は同じですが、センサー自体は新しい世代のものになっているようです。
α6100のISO感度
この値は、感度を上げてどれだけ画像を明るくするかということです。しかし、これを上げすぎるとノイズが入ってしまって見るに耐えない写真になってしまいます。
ISOは100〜32000が常用範囲となります。静止画撮影時の拡張ISOは5から102400まで設定可能です。最高で25600までだったα6000よりも高い感度に設定できるようになりました。
ちなみにISO3200あたりからはノイジーな部分が出始める感じです。
α6100の高性能なオートフォーカス
これも他のα6000シリーズとほぼ統一された部分です。ピントを自動で合わせてくれるオートフォーカスですが、SONYでは2種類の方法を組み合わせて最短で0.02秒という超高速かつ正確なオートフォーカスを実現しています。これは世界トップクラスの速さです。
静止画撮影において瞳にピントを合わせる瞳AFが人の他に動物にも対応しました。ここが大きな進化ポイントですね。
本当は6Kの高画質? α6100の動画撮影機能がスゴい
α6100には高い動画撮影機能が搭載されています。4K動画しか撮れないと書いてありますが、実はカメラの中では6Kに相当する動画を撮影して、それを圧縮することで4Kの動画にしています。なので解像感が高くなるうえ、比較的大きなボケを生かした動画が撮影できます。
自撮りにも便利なチルト式液晶モニター搭載
SONYのαシリーズでは定番になりつつある、自撮りに便利なチルト式液晶モニターが搭載。上方向に90度、下方向に74度までモニターが面を動かせるので、自撮り撮影だけでなく、ローアングルやハイアングルの撮影でもらくらく撮影が可能です!
チルト式モニターはとても便利な機能です!
初心者でも映える!フォトジェニックな撮影機能が満載
エントリーモデル向けのカメラなので、本格的な撮影だけでなく、ライトに可愛い写真やインスタ映えするような写真が撮りたいという人も多いと思います!
そんな時に役立つのが、「ピクチャーエフェクト機能」や「クリエイティブスタイル機能」です。
ピクチャーエフェクト機能は、エフェクトをかけて写真の雰囲気や印象を変え、クリエイティブスタイル機能は、色味やコントラストを変化させて写真の質感を調整できる機能です!
このようにα6100では撮影後にレタッチや編集することなく、そのままスマホに転送できるように、撮影機能も充実しています!
α6100の作例をチェック
さて、ここではα6100を買ったらどんな写真が撮れるの?というところを紹介します。
α6100の機能として、縦と横の比が1:1の写真を撮ることができます。これは、例えばSNSのプロフィール画像に使ったりするときに役に立つ機能です。
また、音を立てずに写真を撮ることができるサイレントシャッター機能を使えば寝ているペットのありのままの姿なども簡単に写すことができます。
具体的な写真の評価ですが、非常にキレがあって個人的には好みな写真が撮れる機種だと思います。もちろん撮り方にもよりますが、やはり撮れる写真の雰囲気や質感にも実はメーカーの差が出てくるのです。一般にSONYのカメラは鮮やかでコントラストが高く細かい部分まで精細に写ると言われていますが、もちろんα6100でもその絵作りは踏襲されています。多くの優れたレンズに交換することで様々な表情を切り取れるのもポイントです。
α6100とα6000、6400、6600との比較
α6000シリーズ全体との比較
ソニーミラーレスの「α6600 (a6600、ILCE-6600)」は上位モデル、「α6400 (a6400、ILCE-6400)」は中位モデル、そして「α6100 (a6100、ILCE-6100)」はエントリーモデルとなります。
3機種の中で「α6600」のみボディ内手ブレ補正が搭載されていて、これはα6600と6500には共通で搭載されています!
α6600だけが大型バッテリーの「NP-FZ100」が採用され、2倍近いバッテリーライフに。一方で、「α6400・α6100」は従来型の「NP-FW50」が採用されています。
また「α6600」のみ動画時のリアルタイム瞳AFに対応しているのも違いとなります!
α6100とα6000の比較。アップデートされた機能などまとめ
α6100はソニーのAPS-C機のフラッグシップとして3年ぶりに発表されましたね。α6500から三年たった新機種との違い以下です。
- α6100にはヘッドフォン端子が追加された◎
- α6100の瞳AFは動物にも対応した◎
- α6100の背面モニターは自撮り対応◎
- α6100はオートフォーカスが大幅に改善◎
- α6100は動画リアルタイムトラッキング搭載◎
- α6100は4K動画の撮影が可能に◎
α6100とα6000のスペックの比較
α6100とα6000のスペックの比較です!
α6100( ILCE-6100 ) | α6000( ILCE-6000 ) | |
APS-C
Exmor CMOSセンサー |
APS-C
Exmor CMOSセンサー |
|
画像処理エンジン | 最新世代のBIONZ X | BIONZ X |
有効画素数 | 約2420万画素 | 約2420万画素 |
RAW+JPEG選択時に
JPEG画質の選択が可能 |
● | |
14bit RAW 出力 | ● | ● |
ピクチャーエフェクト | 13種類 | 13種類 |
AF測距点 | 425点(位相差検出方式)
425点(コントラスト検出方式) |
179点(位相差検出方式)
25点(コントラスト検出方式) |
AF速度 | 0.02秒 | 0.05秒 |
ロックオンAF | ● | |
瞳AF | リアルタイム
人物(左右瞳選択可)/ 動物 |
● |
露出補正 | ±5.0EV | ±5.0EV |
ISO | ISO100-32000
(拡張:下限ISO50、上限ISO102400) |
静止画撮影時:ISO100-25600
(拡張:上限ISO51200) |
シャッタースピード | 1/4000-30秒 | 1/4000-30秒 |
サイレント撮影 | ● | ● |
連写 | Hi+時:最高約11コマ/秒
Hi時:最高約8コマ/秒 Mid時:最高約6コマ/秒 Lo時:最高約3コマ/秒 |
Hi+時:最高約11コマ/秒
Hi時:最高約8コマ/秒 Mid時:最高約6コマ/秒 Lo時:最高約3コマ/秒 |
連続撮影
可能枚数 |
JPEG Lサイズ エクストラファイン:76枚, JPEG Lサイズ ファイン:77枚, JPEG Lサイズ スタンダード:77枚, RAW:33枚, RAW+JPEG:31枚 |
JPEG Lサイズ ファイン:49枚 JPEG Lサイズ スタンダード:49枚 RAW:21枚, RAW+JPEG:21枚 |
ファインダー | 0.39型
電子式ビューファインダー 1,440,000 ドット |
0.39型
電子式ビューファインダー 1,440,000 ドット |
背面モニター | 3.0型
タッチパネル 921 600ドット |
3.0型
タッチパネル 921 600ドット |
背面モニター
角度調整 |
カメラ背面に対して
上:約180° 下:約74° |
カメラ背面に対して
上:約90° 下:約45° |
撮影時のモニター消灯 | ● | |
スマイルシャッター | ● | |
タッチシャッター | ● | |
タッチフォーカス | ● | |
最高動画記録画素 | 4K30p 100Mbps | FHD60p 28Mbps |
動画リアルタイム
トラッキング |
● | |
インターバル撮影 | ● | |
スイングパノラマ | ● | |
アンチダスト機能 | ● | |
Eye-Fi対応 | ● | |
マルチ/マイクロUSB端子 | ● | ● |
マイク端子 | ● | ● |
ヘッドフォン端子 | ● | |
内蔵フラッシュ | ● | ● |
バッテリー | NP-FW50 | NP-FW50 |
静止画撮影可能枚数 | 液晶モニター使用時:約420枚 | 液晶モニター使用時:約360枚 |
USB充電 | ● | ● |
USB給電 | ● | ● |
質量 | 396g | 344g |
120.0x 66.9 x49.9(59.4) | 120.0x 66.9 x 45.1 | |
発売日 | 2019年10月25日 | 2014年2月13日 |
価格 | 80,000円前後 | 50,000前後 |
α6100 | α6000 |
関連:【実例解説】SONY α6100/α6400/α6600でかわいい写真を撮るためのオススメの設定と使い方!
まとめ α6100はとりあえずカメラ欲しい!という人におすすめ!!
ここまでこのカメラを見てきましたが、改めてこのカメラのコストパフォーマンスの良さを実感しました。低価格なのに性能は上位機種とあまり変わらない性能。しかも軽くてコンパクトというメリットはかなり大きいと思います。これからカメラを始めてみたい方。古いカメラから新しいカメラに乗り換えを考えている方、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
α6100を試したい人にはレンタルがオススメ
今回ご紹介してきたα6100はすぐにレンタルすることができます。
「購入する前に試してみたい」「一度使ってみたい!」という人にはお得に試せるレンタルもオススメです。
Rentry(レントリー)では、ソニーのα6100をはじめ、α6400、α6400など最新のミラーレスカメラが揃っています。
送料無料でレンタルできるので、旅行先で使ってみたい人でもお気軽にお試しください。