VPNの導入を検討している・すでに導入している人なら、「VPNを使うとYouTubeプレミアムに安く登録できる」という情報を1度は耳にしたことがあるはず。YouTubeプレミアムは、日本だと毎月780~2,280円の料金がかかるため、可能ならコストを抑えたいですよね。
しかし、YouTubeプレミアムを安く利用するには、VPNによって居住地を偽る必要があり、「それってグレーな裏ワザでは?」「違法にならないの?」と不安になるところ。登録する前に、違法性やリスクについてしっかりと理解しておきたい人は多いでしょう。
そこで今回は、VPN経由でのYouTubeプレミアムの利用についてPicky’s編集部が解説。「VPN経由で安くYouTubeプレミ安くに登録したら違法になる?」「万が一登録したらどうなるの?」といった疑問を解決します。気になる人は、ぜひ最後まで目を通してみてください。
目次
VPNの使用自体はOK!居住地を偽るのは規約違反
大前提として、日本でのVPNの使用は合法です。また、VPN経由でYouTubeプレミアムを視聴すること自体は違法になりません。ただし、YouTubeプレミアムを安く利用するために、VPNを使って住所を偽る行為はYouTubeの利用規約に反してしまう可能性があります。
利用規約には「VPN」という直接的な表現はないものの、「お客様は、ご自身の居住国を偽るために虚偽、不正確、または誤解を招くような情報を提供しないこと」といった内容が記載されています。
VPN経由で安くYouTubeプレミアムを利用したときのデメリット
では、実際にVPNを使って安くYouTubeプレミアムした場合、どんな不利益やリスクがあるのでしょうか。ここでは、4つのデメリットを詳しく解説しています。
規約違反としてアカウント停止になる可能性がある
YouTubeプレミアムを安く利用するために住所を偽った場合、YouTubeの利用規約に違反したとみなされる場合があります。最悪の場合、アカウント停止(BAN)になり、YouTubeのコンテンツが利用できなくなってしまう可能性も考えられます。
有料VPNを契約する場合、かえって高くなることも
VPNには無料と有料のサービスがあり、有料VPNの料金は月額1,000円程度が相場。インターネットのセキュリティレベルを向上してくれるVPNは、在宅勤務やネットショッピングといった多くのシーンで役立ちます。
とはいえ、YouTubeプレミアムを安く利用するためだけに有料のVPNを契約する場合は、かえって出費が大きくなる可能性があります。ちなみに、無料のVPNや、数百円ほどで利用できる安いサービスは、セキュリティレベル・サポート体制などに不安が残るものが多いので避けるのがベターです。
為替の影響で月額料金が変動する可能性あり
海外を居住地としてYouTubeプレミアムに登録した場合、利用料金は現地の為替で支払う必要があり、為替レートによって毎月利用料金が変動します。円安が大幅に進むと、想定より金額が高くなってしまうことも。
また、そもそも手持ちのクレジットカードが登録できないケースもあり得ます。国によっては、日本で発行されたカードを利用できなかったり、税務情報の入力が必要だったりすることを覚えておきましょう。
表示されるおすすめ動画が、登録した国の動画ばかりになることも
日本以外を居住地として設定すると、YouTubeに表示されるおすすめ動画が海外のものばかりになってしまう場合があります。検索すれば日本の動画も視聴できますが、毎回わざわざ検索するのは手間に感じる人もいるでしょう。
まとめ:居住地を偽ってYouTubeプレミアムに登録するのはNG
- VPN経由でYouTubeを視聴すること自体は合法
- YouTubeプレミアムを安く使うために居住地を偽るのはNG
- 最悪の場合アカウント停止(BAN)になる可能性も
今回は、VPN経由でYouTubeプレミアムを登録することの違法性について解説しました。居住地を偽ってYouTubeプレミアムに加入する行為は、YouTubeの規約違反になる可能性があります。アカウントを守るためにも、規約やルールを守ってコンテンツを利用しましょう。