互換品で十分?おすすめのオフィスソフト11個を元PC店員が比較!デメリットや損しない選び方も

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オフィスソフト

「購入したパソコンにOfficeが入っていないけど、Microsoft officeは高い」そんな人におすすめなのがOfficeの互換ソフトです。使いやすさも兼ね備えつつ、コストを抑えてオフィスソフトを使いたいという人は多いのではないでしょうか。

しかし、いざ互換ソフトを購入するとなると「デメリットはない?」「どう選ぶべき?」と悩みますよね。また、Microsoft officeと互換ソフトの違いについても理解しておきたいはず。

そこで本記事では、互換ソフトの基本情報やメリット・デメリット、さらには、元パソコンショップ店員がおすすめする互換ソフトをご紹介します。記事後半では、Microsoft officeのメリット・デメリット、種類比較もまとめているので「純正がいいのか?互換品でいいのか?」と悩む人もぜひチェックしてくださいね。

    Microsoft Officeとの違いは?互換ソフトでもできること

    Office互換ソフトとは、Microsoft Office以外のオフィスソフトのことです。WordやExcelなどのファイル形式に対応し、同じような操作感で文書作成や表計算、スライド作成といった基本的な作業が行えます。実際、ほとんどの互換ソフトで以下のような作業が可能です。

    • 文書作成(Word形式の閲覧・編集)
    • 表計算(Excel形式の編集や関数の利用)
    • プレゼン資料の作成(PowerPoint形式に対応)

    多くの互換ソフトはMicrosoft Officeとファイルのやり取りが可能で、作成した文書やスプレッドシートをOfficeユーザーと共有することも問題ありません。そのため、「ちょっとした文書を作りたい」「Excelの表を少し編集したい」などの用途であれば、互換ソフトでも十分対応できます。

    ただし、ソフトによって搭載されている機能や操作感には違いがあります。後述のデメリットにもあるように、細かな部分で互換性に差が出る場合もあるため、事前に自分の使いたい機能が入っているかどうかを確認することが大切です。

    Office互換ソフトの一例
    • Kingsoft(キングソフト)社の「WPS Office」
    • MobiSystems(モビシステムズ)社の「OfficeSuite」
    • SOURCENEXT(ソースネクスト)社の「Polaris Office」
    • Google社の「Google ドキュメント・スプレッドシート」
    • Apache(アパッチ)社の「OpenOffice」
    • フリーソフト「LibreOffice」

    無料ソフトとどう違う?有料互換ソフトを選ぶメリット

    互換ソフトには無料のものもありますが、「安心して長く使いたい」「できるだけストレスなくOffice代わりに使いたい」という人には、有料の互換ソフトを選ぶメリットがあります。

    有料の互換ソフトの最大のメリットは、無料ソフトに比べてレイアウトの崩れや文字化けなどが起こりにくく、精度が高いことです。とくにExcelやPowerPointの細かな書式や図表の再現性では差が出やすいのが特徴。

    また、WordやExcelと似たようなUIを採用していることが多く、これまでMicrosoft officeを使っていた人でも迷いにくいのも利点です。他には、無料ソフトの場合、トラブルや分からないことがあった際、自己解決をしなければいけないケースがほとんどですが、有料ソフトの中だと、サポート体制が整っていることも多いのも嬉しいポイントですね。

    「Word・Excel・PowerPointといったファイルを扱うことが多く、レイアウト崩れを避けたい人」「Microsoft officeの操作に慣れている人」「サポート体制や安全性も重視したい人」は、有料の互換ソフトを検討しましょう。

    無料も有料も共通!互換ソフトのデメリット

    互換ソフトは、Microsoft officeの代わりとして使える一方で、デメリットもあります。

    まずWordやExcelなどの形式に対応していても、細かなレイアウトや書式が完全に再現されない可能性があること。表やグラフの見た目の違いが出ると困る人は、注意が必要です。他には、Microsoft Officeマクロや一部の高度な機能は、非対応または動作が不安定になるケースも考えられます。

    もちろん、上記のような問題が必ずしも起こるわけではありません。互換ソフトのデメリットとして理解しておけば、用途に合わせて最適な選択ができるので、留意しておいて欲しい内容です。

    編集部

    取引先からもらったWordファイルを互換ソフトで開いたら、文字化けを起こしていて読むことができないとなったら問題ですよね。このようなリスクがあるため、互換ソフトの使用を禁止している企業もあります。

    「見た目の崩れが絶対NG」「業務でマクロを使う」という場合はMicrosoft Officeを選んだ方が安心です。

    【元店員が厳選!】オフィス互換ソフトのおすすめ7選を比較

    ここでは、おすすめする3社(WPS Office・OfficeSuite・Polaris Office)のオフィスソフト、計7製品を紹介します。オフィス互換ソフトを選びたい人はぜひ参考にしてください。

    【Kingsoft社】WPS Office

    「Microsoft Office以外のオフィスソフト」を考えた場合、真っ先に候補に挙げられるのがシェア率2位のキングソフト社製のWPS Officeです。

    各ソフトともMicrosoft Officeと非常に似た作りで、また互換性も非常に高いためコストを抑えてMicrosoft Office代わりに使えます。

    WPS Officeの主な製品の種類
    • Personal
    • Standard
    • Gold

    編集部

    私も普段WPS Officeを利用しています。WPS独自の機能として、タブの開き方を自由に編集できる「オールインワン機能」があり、とても便利です。

    Personal|スライド作成が不要なら安価なこの製品がおすすめ!

    Personalは、表計算ソフト「WPS writer(ライター)」と文章作成ソフト「WPS Spreadsheets(スプレッドシート)」の2つが入っています。さらに「PDF閲覧ソフト」付き。

    Microsoft Officeのパワーポイントにあたるスライド作成ソフトが入っていないため、プレゼン資料等を作らない、表計算と文章作成のみできればいいといった方におすすめ。もちろん価格も本家と比較すると格安です。

    WindowsOS・iOS・androidOSに対応しており、ライセンス1個購入でパソコン1台とデバイス2台までインストール可能。

    Standard|あらゆるソフトが揃ったコスパ最強製品!

    Standardは、先ほどのpersonalになかったスライド作成ソフト「presentation(プレゼンテーション)」が入ったビジネスに最適な製品です。personalとの違いはこのpresentationの有無だけです。

    presentationを追加しても、価格はpersonalに比べても1500円ほどしか上がらないため、迷ったらこの製品を買っておけば間違いないでしょう。

    WindowsOS・iOS・androidOSに対応しており、ライセンス1個購入でパソコン1台とデバイス2台までインストール可能。

    PDF Plus|PDFを編集できるフルバージョン!

    PDF Plusは、先ほどのStandardに入っていた3つのソフトに加えて、PDFの編集ができるスペシャルパッケージです。

    Standardと比べても価格はそこまで高くないため、色々使ってみたい場合はこの製品を購入しましょう。

    WindowsOSに対応しており、ライセンス1個購入でパソコン1台までインストール可能。

    【MobiSystems社】OfficeSuite

    MobiSystems社のOfficeSuiteは、先ほどのWPS Office同様にMicrosoft Officeと互換性のあるソフトがセットになったオフィスソフトです。

    WPS Officeと異なる点は、年間ライセンスのサブスク型製品が多く、常に最新のバージョンを使用できる点。また、すべての製品にメールソフトが付属している点も大きな違いです。

    さらにOffice SuiteはDropbox Box・OneDriveといったクラウドストレージサービスとの連携がシームレスに行え、いつでもどこでもどのデバイスからも編集が可能です。

    製品シリーズで使えるソフトに違いはないため、ライセンス数の違いや、買い切り型かどうかで用途に合ったシリーズを選ぶといいでしょう。

    OfficeSuiteの主な製品の種類
    • Personal
    • Family
    • Home & Business

    Personal|パソコン&スマホに・個人で使うのに最適な1年間サブスク型

    Personalは、1年間のサブスク契約型のオフィスソフトです。「文章作成ソフトDocuments」「表計算ソフトSheets」「スライド作成ソフトSlides」「メールソフトMail」「PDF」の5つがすべて使えます。MobiDriveでクラウドストレージ容量が50GB付属。

    WindowsOS(Windows7以降)とiOS、androidOSに対応しており、1つの認証ライセンスでパソコン1台とデバイス2台までインストールできます。そのため、個人での使用におすすめ。

    Family|複数ユーザーが使用できる大人数向けの製品

    Familyは、先ほどのpersonal同様1年間のサブスク型で、Documents・Sheets・Slides・Mail・PDFの5つのソフトが使用できる製品です。personalとの大きな違いは、1つのライセンスで最大6ユーザーまで使用できる点。家族や友人等、複数人でオフィスソフトを使用したいときにおすすめの製品です。

    価格的にはpersonalの1.5倍程度で、2人以上で使用したい場合はこのfamilyを選択するとお得です。

    WindowsOSとiOS、androidOSに対応しており、購入するとパソコン1台とデバイス2台までインストールできます。

    Home & Business|パソコン専用・買い切り型のコスパの良い製品

    Home & Businessは、使えるソフトは先ほどのpersonal・familyと同様です。そのほかの大きな違いは3つ。購入すれば更新・追加費用無しで永久に使用できる「買い切り型」である点、「商用ライセンスが付帯する」点、そして「PCのみ対応している」点です。

    Office Suiteを仕事で使用するためにはこのHome & Businessのみに付帯する商用ライセンスが必要です。1ライセンス1ユーザーのため、仕事で使用する場合はこの製品を使用する人数分購入しましょう。買い切り型のため、長く使えば使うほどコスパは良くなります。

    WindowsOSのみの対応で、iOSやandroidOSには対応していません。

    【SOURCENEXT社】Polaris Office(ポラリスオフィス)

    SOURCENEXTのPolaris Officeは、表計算ソフト「SHEET」、文章作成ソフト「WORD」、スライド作成ソフト「SLIDE」、「PDFソフト」4つが含まれたオフィスソフトです。

    必要なソフトがすべて入っていて、もちろんMicrosoft Officeとの互換性も高くビジネスでの使用にも最適。今回紹介しているオフィスソフトの中でも特に安価な製品で、コスパ重視の人におすすめです。

    Microsoft Officeのエクセル・ワードなどと同じファイル形式で保存や作成ができます。Polaris Officeで作成した資料は、Microsoft Officeでも開け、表示が崩れることもありません。

    Polaris Office(ポラリスオフィス)のWPS Officeと比較したときのデメリットは、マクロ機能が備わっていないこと。日々の作業で、データ集計・レポート作成といった業務を自動化させたい人には不向きです。

    無料で使える!オフィス互換ソフトのおすすめ2選

    無料で使える!オフィス互換ソフトのおすすめ

    「がっつり仕事でオフィスソフトを使うわけではない」「簡易的に使えるオフィスソフトで十分」という人のために、ここでは無料で使えるオフィス互換ソフトをご紹介します。

    LibreOffice

    LibreOfficeは、ソースコードを無償で一般公開している「オープンソース」なのが特徴です。無料のOffice互換ソフトの中で特に人気を博しています。ソフトは完全無料で使用でき、Microsoft officeとの互換性も高いのがメリット。定期的なアップデートも行われており、常に最新の状態で使えますよ。

    LibreOfficeでは、表計算・プレゼンテーション・データベース・数式・図形描画・文書作成といった作業が可能です。

    LibreOfficeがおすすめな人
    • オフラインで作業する頻度が高い人
    • Microsoft officeとの互換性の高さを重視したい人

    Google ドキュメント・スプレッドシート・スライド

    Google ドキュメント・スプレッドシート・スライドは、Googleアカウントがあれば無料で使用できるのが特報です。自動保存機能が備わっていたり、他者との共同編集ができたりするのがメリット。ただし、オフラインで作業をしたいときは事前に設定が必要なことは留意しておきましょう。

    Office形式のファイル読み込み・ファイル出力にも対応していますよ。

    Google ドキュメント・スプレッドシート・スライドがおすすめな人
    • チームやグループでの共同作業の頻度が高い人
    • 自動でこまめにバックアップを取っておきたい人
    • シンプルな操作方法を好む人

    オフィスソフトの選び方4つのポイント

    オフィスソフトを選ぶときは、以下の4つのポイントをチェックしながら選びましょう。

    1. Microsoft Officeを選ぶかどうか
    2. 対応OS・バージョンを確認する
    3. デスクトップアプリかブラウザか
    4. 購入方法や支払い方法を確認する

    おすすめ!Microsoft Officeを選ぶかどうか

    オフィスソフトを選ぶ際は、まず「Microsoft Officeにするかどうか」を決めましょう。

    どちらか決めかねている場合は、無難にMicrosoft Officeがおすすめです。コストを抑えたく、必ずしもMicrosoft Officeを使わなくていいのであれば、互換ソフトも選択肢に入ってきます。

      Microsoft Officeにもありますが、互換ソフトはたいてい無料利用期間が設けられています。無料利用期間で試し、問題がなければそのまま低価格で互換ソフトを購入。問題があれば本家Microsoft Officeを購入と、様子を見てみるのもおすすめですよ。

      対応OSを確認する

      軽視されがちで重要なのが対応OSの確認です。対応OSは製品に必ず書いてあります。

      それぞれのOSに対応した製品を選ばないと、せっかく買ったオフィスソフトが使えません。

      Windowsで使用したいのに、Mac用のOfficeを購入してしまうといった失敗はしないようにしましょう。

      オフィスソフトは、購入後返品は一切できない場合がほとんどです。「誤って購入してしまった返品したい」といったお客様を過去何人も見てきましたが、どうあがいても返品はできません。後悔しないために、しっかり確認して選びましょう。

      同時インストール台数も確認しておく

      パッケージや製品ページには「同時利用可能台数〇台」といった形で記載されているため、複数台のパソコンやスマホでオフィスソフトを使用したい方はこの部分にも注意しましょう。

      例えば「1ライセンス1PCまで」とあれば、1つのライセンス購入で1台のパソコンでのみオフィスソフトを使用可能です。もしオフィスソフトを仕事場と自宅、2台のパソコンやノートパソコンで使用したい方は、端末の数だけライセンスを購入する必要があります。

      後から複数ライセンスを追加購入して、損をすることがないようにしましょう。

      デスクトップアプリかブラウザか

      オフィスソフトには、「パソコンにインストールして使うデスクトップアプリ版」と、「ウェブ・クラウド上で使えるブラウザ版」の2種類があります。

      デスクトップアプリ版の特徴
      • 使い方や操作が簡単
      • オフライン環境でも使える
      • インストールしたパソコンでしか使えない
      ブラウザ版の特徴
      • 自宅・仕事場とどこからでも、どの端末からでも使える
      • インストールしないためソフトの動作が軽い
      • パソコンが故障してもデータが失われない
      • 会社等、複数人でデータ共有しやすい
      • オンライン専用でネット環境の無い場所では使えない

      どちらもメリットとデメリットがあるため、好みや自分の使用環境に合わせた製品を購入しましょう。

      例えば、オフライン環境で資料作りやデータ入力を行う機会があればどこでも使えるデスクトップアプリ版、常にオンライン環境で使用できるのであればブラウザ版といったように選ぶと良いでしょう。

      購入方法や支払い方法を確認する

      オフィスソフトは、製品によってそれぞれ購入方法や支払い方法が異なりますコストにかかわる重要なポイントのため、購入前に必ず購入方法や支払い方法を確認しましょう。主な購入方法は以下の通りです。

      永久ライセンス・買い切り型・永続版|商品を購入すれば永久に使えるタイプ

      買い切り型は商品代金を1度支払えば永久に使用できるタイプで、購入してインストールするだけで簡単に使えます。最初の負担は大きいですがその後は一切費用が掛からずおすすめです

      最初の費用負担が大きい点と、アップデートやバージョンアップがされないため、使っているうちにバージョンが古くなっていくのがデメリットです。

      別売りではなく元々購入したパソコンに付属していたOfficeの場合、そのパソコン1台でしか使えないOfficeである場合が多いので注意。永久版と勘違いし、他のパソコンでも使えると勘違いしがちなポイントなので注意しましょう。

      サブスク型|使い続ける限り使用料金を定期的に支払うタイプ

      サブスク型は毎月決まった料金を使用している間ずっと支払い続けるタイプです。一度に多額の商品代金を支払わなくて良いため負担が小さい買い方です。

      また、最新のバージョンが発売されると自動的にアップデート(更新)してくれるため、常に最新版を使用できるメリットがありおすすめです。

      一方で、契約している間ずっと料金を支払い続ける必要があり、長期間使用した場合、トータルで買い切り型よりも高額の支払いになってしまうのがデメリットです。

      圧倒的シェア!オフィスソフトと言えばこれ「Microsoft Office」のメリット・デメリット

      Microsoft Office(マイクロソフトオフィス)は、Microsoft社が提供するオフィスソフトです。

      多くの会社やパソコンで使用されている標準的なソフトで、「オフィスソフトと言えばこれ!」と断言できるほどの圧倒的シェアを誇っています。

      一般的に「オフィスソフト」と言えば、Microsoft Officeを指していると思っていいでしょう。

      パッケージによって入っているソフトの種類は異なりますが、Microsoft Officeに含まれる主なソフトは以下の7種類です。

      1. Excel(エクセル)…表計算・グラフ作成ソフト
      2. Word(ワード)…資料作成・文章作成ソフト
      3. Outlook(アウトルック)…メール・情報管理ソフト
      4. PowerPoint(パワーポイント)…プレゼン用スライド作成ソフト
      5. OneNote(ワンノート)…高機能メモソフト
      6. Publisher(パブリッシャー)…チラシ・印刷物作成簡易DTPソフト
      7. Access(アクセス)…高機能データベース管理ソフト

      この中でも特に1~4は多くの方が使用する定番ソフトのため、ほとんどの製品に入っています。ほかの互換ソフトでもほぼ必ずラインナップされています。

      Microsoft Officeのメリット|定番なので選んで失敗はほぼない

      長年多くのシーンで使用され、都度アップデートを繰り返してきた定番ソフトばかりで、使いやすさと信頼性の高さは圧倒的です。ビジネス・プライベート問わずどんな作業も安定して行えます。

      オフィスソフトとして完成されているため、オフィスソフトを選ぶ時の大前提として「Microsoft Officeを選んでおけば間違いない」と断言できます。特にビジネスシーンにおいては、Microsoft Officeが使われるシーンが多いです。

      Microsoft Officeのデメリット|価格が高い

      Microsoft Officeのデメリットは、非常に高額な点です。パッケージ単品で購入すると、種類にもよりますが製品価格は2~3万円ほど。「仕事やプライベートでちょっとした表計算や文章作成をしたい」程度であれば、Microsoft Officeではなく安価な互換ソフトを選ぶといいでしょう。

      ただし、会社でMicrosoft Officeが指定されている場合は、利用頻度が低くてもMicrosoft Officeを利用しましょう。

      Microsoft社の「Microsoft Office」4種類を紹介

      オフィスソフトの本家、マイクロソフト社の「Microsoft Office」シリーズです。オフィスソフトを購入する際、優先的にこのマイクロソフト社製を検討してください。

      Microsoft Officeは、製品によって入っているソフトの種類や使える機能が異なります。内容によって料金も異なるため、無駄なコストをかけたり、足りないソフトが出ないよう自分の用途に合った製品を選んでください。

      Microsoft Officeの主な製品の種類
      • Microsoft Office Home
      • Microsoft Office Home & Business
      • Microsoft365
      • ソフト単体

      なお、Microsoft Officeには「2021」「2024」と書かれた製品がありますが、数字の大きいものほど最新です。古いバージョンを買わないよう注意しましょう。パッケージ版とダウンロード版に関してはAmazonページで購入してください。

      Microsoft Office Home|個人利用が目的なら十分

      Microsoft Office Homeは、「表計算ソフトExcel」「文章作成ソフトWord」「スライド作成ソフトPowerPoint」「テキストメモOne Note」の4つがセットにパックです。

      買い切り型の永続版で、購入すればその後追加費用一切なし、さらに1つのライセンスで2台までインストールして使えます。自宅と会社、2つのパソコンでオフィスソフトを使いたい方にもおすすめ。個人利用が目的な人は、Microsoft Office Homeでも十分な可能性が高いです。

      Microsoft Office Home & Business|ビジネス用途で使う人向け

      Microsoft Office Home & Businessは、「Excel」「Word」「PowerPoint」「One Note」に加え、「メールソフトOutlook」が追加された製品です。

      OSはWindows10.11に加えMacにも対応。1ライセンスで最大2台までインストールできます。買い切り型で、支払いは1回で永久に使用可能。

      Outlookを使って複数のメールアカウントを一括管理したい・メールを自動で振り分けたりフィルタリングをしたい・スケジュールや連絡先、タスクの管理をしたいなど、ビジネス用途が目的に人に向いています。

      Microsoft365|常に最新のOfficeをフルスペックで使いたい方におすすめ

      Microsoft365は、サブスク型・クラウド型Officeです。サブスク期間は1ヵ月更新・1年更新など、好みに合わせて選べます。Microsoft365は「Excel」「Word」「Outlook」「PowerPoint」「One Note」を常に最新のバージョンで使えるのが特徴です。

      「Home」や「Home & Business」といった買い切り版とは違い、バージョンが古くならないため買い替えや更新する手間がなく便利。ちなみに、1~2年だけOfficeを使いたいといった場合は、買い切り型よりもサブスク型の方が安く使えます。

      1人用の「Personal版」と、最大6人まで使える「Family版」のラインナップがありますが、いずれの種類も1ユーザーがインストールできるデバイスの数に限りはありません。携帯電話や固定電話に毎月60分無料でSkype通話できる特典付きなのも魅力ポイントです。

      編集部

      1年間だけ使いたい、常に最新のオフィスを使用したい、多数のデバイスからOfficeを使いたい方におすすめ

      関連記事:【Officeありがコスパ最強】Windowsタブレットおすすめ15選!安い3万円以内も

      ソフト単体版|一つのソフトだけ使いたい方におすすめ

      Microsoft Officeは各ソフト単体でも買えます。「Excelだけ使いたい」「Wordだけ使いたい」といった用途が限定されている方は、この単体版を購入すると良いでしょう。1つのソフトしか使えないため、当然他のパック製品と比べると安く購入できます。

      Windows10.11、Macに対応で、1つのライセンスでパソコン2台までインストールできます。

      編集部

      もちろん複数のソフトが必要な場合は、セット版であるPersonalやHome & Businessを購入しましょう。単体版を複数買うと逆に割高になってしまいます。

      オフィスソフトの関連商品

      オフィスソフトの関連商品を紹介します。

      トラブル時に大事な作成データや思い出の写真・動画を救い出すデータ復旧ソフト

      パソコンやUSBメモリが故障したり、ファイルが破損すると中に入っている大事なデータがすべて消えてしまいます。もしそんな状況になってしまった場合、慌てずにデータを復元できる「データ復旧ソフト」を使用しましょう。

      データ復旧ソフトを正しく使用すれば、消えてしまったり、破損してしまったデータの大部分を取り戻せる可能性が高いです。データ復旧ソフトは高性能なものはデータのコピー・バックアップ・移行もできるため、普段から万が一に備えてチェックしておくといいでしょう。

      Picky’sでは、複雑でなかなか馴染みのないデータ復旧について、以下の記事で初心者にもわかりやすく解説しています。大事なデータを守るためにもぜひ一度目を通しておいてください。

      関連記事:【完全比較】PC (パソコン) データ復元 !! 無料ソフトと復旧業者どちらがオススメ?

      関連記事: HDD(ハードディスク)復元・復旧ソフトおすすめ 20選 無料と有料版を徹底比較!

      オフィスソフトの作業効率を上げるタブレット

      オフィスソフトはパソコンだけではなく、同時にスマホやタブレットの中にインストールできるものもたくさんあります。スマホやタブレットにもオフィスソフトが入っていれば、出張や外出先で手軽にデータの確認や修正ができるでしょう。

      特に画面が大きくて見やすいタブレットを使えば、手軽に持ち運べるうえにスマホよりも作業性も高くおすすめです。

      Picky’sでは、仕事でもプライベートでも使える様々なパソコンやタブレットを以下の記事で紹介しています。安価なデスクトップパソコンや高性能CPUを積んだハイスペックパソコン、さらに軽量タブレットまで。

      色々なパソコンやタブレットを見たい方はぜひ以下の記事も参考にしてみてください。

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      オフィスソフトに関するよくある質問

      最後にオフィスソフトに関するよくある質問をまとめました。

      よく見る「アカデミック版」とは何ですか?

      オフィスソフトの中には、非常に安価な「アカデミック版」というパッケージがあります。アカデミックとは日本語で「学問」や「教育」を指し、その名の通りアカデミック版は「教員・学生向け」製品です。

       

      教育に携わる教員や高校生・大学生といった生徒が学習や検定・試験用に安価でオフィスソフトを使用できるよう配慮された製品のため、一般の方は購入できません。購入時に教員か学生でアカデミック版を購入する資格があるかどうかの証明が必要になります。

       

      学校の教員や学生でない方が使用したり、会社で仕事用としての使用はできません。(万が一使用するとライセンス違反となります)

       

      一般の方はアカデミック版以外の製品を購入しましょう。

      オフィスソフトはどこで買えるの?

      各オフィスソフト販売企業のホームページや、アマゾンや楽天市場といったWEBのショッピングモール通販で購入できます。

       

      現在はダウンロードによる購入が主流で、ネット環境さえあればどこで買ってもその場でアカウントを取得し、設定・ログインしてすぐに使えるようになります。

       

      どこで買っても価格はそう大きく変わらないため、使い慣れているアマゾンや楽天で買うといいでしょう。

      Polaris Officeに危険性はある?

      Polaris Officeは、ソースネクスト社などから販売されている有料のOffice互換ソフトで、Microsoft Officeとの互換性も高く、多くのユーザーに利用されています。ウイルスやスパイウェアといった明確な危険性は報告されておらず、正規ルートから購入・インストールすれば基本的に安全です。

      必要なソフトが入っているかどうかの比較の仕方は?

      プレゼン資料のスライドを作成したい方は、「スライド作成ソフト」の入ったオフィスソフトを買わなければ意味がありません。

      以下で基本的なソフトの用途と名前を一覧でまとめました。

      用途 Microsoft Office 各互換ソフト
      データ入力管理・集計・グラフ作成をしたい Excel(エクセル) WPS Spreadsheets/Calc/Googleスプレッドシート他
      案内状・契約書等の文書・文章作成をしたい Word(ワード) Writer/Googleドキュメント他
      メールの送受信・連絡先管理をしたい Outlook(アウトルック) Gmail他
      プレゼン用のスライドを作成したい PowerPoint(パワーポイント) WPS Presentation/Impress/Googleスライド
      デジタルでメモやノートを管理して使いたい OneNote(ワンノート)
      名刺やチラシを作成したい Publisher(パブリッシャー)
      大量のデータを管理したい Access(アクセス) Base他

      製品を選ぶ際に必ず自分が使いたいソフトが入っているかどうかを確認して、ベストな製品を選んでください。

      表や文章、資料作成に使えるオフィスソフトは仕事やプライベートに大活躍!

      オフィスソフトは、データを入力して表やグラフを作成したり、資料や小説といった文章作成、仕事で使うプレゼン用のスライドを作成したりと様々な用途で大活躍するソフトです。

      • データをまとめたり、わかりやすくグラフや表にしたい
      • 文章を入力したり、チラシを作ったりしたい
      • 営業や社内プレゼン用のスライドを作りたい

      このような方はオフィスソフトが必須です。オフィスソフトは本家Microsoft Officeの他にも様々な選択肢があるため、色々比較して自分の予算や使い方にあった製品を購入しましょう。

      Picky’sでは、オフィスソフトの他にもパソコンを便利に、快適にするソフトを以下の記事で多数紹介しています。仕事にもプライベートにも大活躍するものばかりです。ぜひ読んでみてください。

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