動画配信やゲーム実況者の間で爆発的に売れているUSBコンデンサーマイクが、HyperX(ハイパーエックス)『QuadCast S(クアッドキャスト・エス)』です。
クールすぎるライティング・高機能なマイク・カンタン操作が特徴で、初心者も安心のモデル!これさえあればポッドキャストや音楽の配信、オンライン会議にも使える、超優秀なコンデンサーマイクです。
「使いやすい」「ノイズが入りにくい」など高評価な口コミが多いものの、約2万円と中価格帯なので、購入を迷う人もいますよね。そこで今回編集部ではHyperX『QuadCast S』の機能性・使いやすさ・メリット・デメリットを徹底解説します。
編集部
目次
HyperX『QuadCast S』レビュー結果
それでは早速、HyperX『QuadCast S』のレビュー結果をみていきましょう。
これ1本あればOK!初心者ベストバイの逸品
「動画配信したいけれど、どんなマイクを買えばいいかわからない…。」
HyperX『QuadCast S』は、そんな初心者におすすめな高機能コンデンサーマイクです。マイクと顔の間に設置し吐息をガードするポップガードなど、関連機材の追加購入が不要!これひとつあれば幅広いシーンで使えます。
1677万色で、マイクが光る!
HyperX『QuadCast S』の最もおすすめなポイントは、16,777,216色もの配色を可能にしたRGBライティングです。専用ソフトウェアからライティングをカスタマイズできますよ。
操作カンタン!直感的に使える
HyperX『QuadCast S』は、操作もカンタン。付属のUSBケーブルをPCに繋ぐだけで起動します。接続したデバイスから給電する仕組みです。音響系ガジェット初心者も使いこなせますよ。
4つの極性パターンで、あらゆるシーンに使える
HyperX『QuadCast S』は、マイクの極性(音を拾う方向)を4パターンから選んで使えるので、あらゆる録音状況に対応します。そのため、ゲーム実況、デスクで向かい合った対面トークセッション、楽器の演奏や歌唱の録音、複数名でデスクを囲んでのオンライン商談など、様々なシーンで使えますよ。
HyperX『QuadCast S』がおすすめな人
- オンラインス動画配信、ポッドキャスターデビューしたい初心者
- マイクを探しているゲーマー
- 楽器やボーカルで「弾いてみた」「歌ってみた」にトライしたい人
- オンライン授業やZoom会議に音質のいいマイクがほしい人
編集部
HyperX『QuadCast S』の特徴
Kingston Technology(キングストン・テクノロジー)社の人気ブランド「HyperX(ハイパーエックス)」。ヘッドセットやキーボード、マウスなど、様々なゲーミングデバイスを販売しています。今回はその中でも爆発的にヒットしているスタンドアロンマイク『QuadCast S』にフォーカス!その特徴をみていきます。
HyperX『QuadCast S』スペック表
マイク方式 | エレクトリックコンデンサーマイク |
接続タイプ | USB-C to USB-A |
サイズ | 25×12.9×10.3cm |
重量 | マイク:254g スタンド(耐衝撃マウント含む):360g 合計(USBケーブルを含む):710g |
ケーブル長さ | 3m |
極性(指向特性) | ステレオ、無指向、カーディオイド、双方向 |
周波数応答 | 20Hz~20kHz |
感度 | -36dB (1V/Pa 1kHz時) |
ヘッドホン出力 | 対応 |
その他 | ライティング(2ゾーン) RGBライティング |
編集部
HyperX『QuadCast S』を開封!
HyperX『QuadCast S』を開封!セット内容は、マイク本体、耐衝撃マウント付きスタンド、ケーブル、マウントアダプター、説明書です。シンプルですね。
安定感バツグンの大きめサイズ
まずはHyperX『QuadCast S』の重さをチェックします。
マイク本体のみの重量は267gとかなり軽量です。
HyperX『QuadCast S』マイク本体、耐衝撃マウント付きスタンド、USBケーブル一式を合わせた重さは670g。安定感のある重さですね。トップをタップする時にも、グラつきにくく安心です。
コンデンサーマイクとしては、やや大きめ
HyperX『QuadCast S』は、スタンドアロンマイクとしては大きめです。13インチのMacBook Airと比較してもこのサイズ感。小型なコンデンサーマイクが欲しい人にはやや不向きと言えます。
マイクとデバイスにケーブルを繋ぐだけでセット完了
HyperX『QuadCast S』は、USBケーブルをマイク本体とPCなどのデバイスを繋ぐだけで起動します。接続したデバイス側から電源を給電する、エレクトリックコンデンサー方式のマイクなので、誰でも直感的に操作できますよ。
PC(Win/Mac)、PS5™、PS4™でも使える
HyperX『QuadCast S』は、様々なデバイスや配信ソフトで使えるのが特徴です。PC(iOS、Windows)はもちろん、PS5™・PS4™でも接続可能。また、Streamlabsなどのライブ配信用ソフトでもフォロワーにしっかり声を届けます。
ボイスチャットサービスのDiscordやTeamSpeak™からも認定されているクオリティで、配信に耐えられる十分な音量をキープします。
タップでミュートON/OFF、ライトでマイク状態を確認
HyperX『QuadCast S』の上部にはタッチ式センサーが搭載されています。マイク上部をタップするだけで、簡単にミュートできますよ。配信中に宅配便など急な来客が来たり、くしゃみをしたり、ミュートをかけたい時に便利です。
HyperX『QuadCast S』イメージ動画
編集部
タップしてライトが消えた状態が「ミュート」
HyperX『QuadCast S』のミュートのオン・オフ状態を確認するのは簡単です。マイクのライティングが消えていると、マイクはミュート(マイクOFF)になっています。
再度タップしてライトが点けば「マイクON」
再度マイク上部をタップしてライトがついた状態が、マイクONです。シンプルで使いやすいですね。
ステレオ・無指向・正面・双方向、極性を4種類から選べる
- ステレオ:サイド、背面からの音声をキャッチ。ボーカル・楽器演奏をきれいに録れる。
- 無指向:全方向からの音声をキャッチ。複数人でデスクを囲んだ会議に最適。
- カーディオイド:正面からの音声をキャッチ。ポッドキャスター、実況、ナレーションにおすすめ。
- 双方向:二人での対面トークセッションにピッタリ。
ダイヤルを回して極性を選択
極性選択はダイヤル式。使用シチュエーションにあった極性マークに、ダイヤルの線を合わせるだけでセット完了です。
編集部
衝撃に強い、防振機能・耐衝撃マウント
HyperX『QuadCast S』には周囲からの音を抑える独自の防振機能が搭載されています。
また、スタンド側には耐衝撃マウントが搭載されているので、様々な衝撃から受ける音声の影響を軽減してくれますよ。
スタンドはマイク本体をしっかり固定してセットできるので、上部をタップしても安定感があります。
カンタン音量調整「ゲイン調整」
HyperX『QuadCast S』のマイク底部は、マイクの感度を調整するダイヤルが搭載されています。「マイクの音量を下げたいな」「自分の声が小さいから、感度を上げよう」など、ダイヤルを回して簡単に調整できますよ。
マイクの音量はどのくらい?ヘッドホンで確認できる
HyperX『QuadCast S』には、ヘッドホンジャックが搭載されていて、マイクの音声をヘッドホンで確認できます。これも便利な機能のひとつです。
マウントアダプター付属で使い方アレンジ
HyperX『QuadCast S』には、マウントアダプターが付属されています。スタンドアロンマイクではなく、マイクアームに取り付けて使いたい人には助かりますね。
使い方は簡単。スタンド接続部を外してマウントアダプターを取り付け、お手持ちのマイクアームにセットするだけです。
ポップフィルター内蔵!ボーカルも心配なし
HyperX『QuadCast S』には、ノイズを軽減するポップフィルターが搭載されています。よくボーカリストや配信者とマイクの間に、網状のガードがありますよね。「ポップガード」や「ポップフィルター」と呼ばれ、破裂音を発声した時の吐息などを抑制する、大切な機材です。
HyperX『QuadCast S』には、このポップフィルターが搭載されているので、追加購入が不要ですよ。
専用ソフトで、ライティングを自分好みに変えられる
HyperX 『QuadCast S』は、専用ソフトウェア「HyperX NGENUITY」でRGBライティングをカスタマイズできます。グラデーションにしたり、マイクの上下で色を分けたり、自分好みのライティングに設定できますよ。
HyperX『QuadCast S』メリット・デメリット
HyperX『QuadCast S』のメリット
- RGBライティングがクール
- 極性が選べ、どんな録音環境にも耐えられる
- ポップフィルター内蔵など、周辺機器の追加購入が不要でコスパ◎
- セッティング、操作が直感的にできる
- ユーザビリティが高い(ゲイン調整、ヘッドフォンジャック搭載、マウントアーム付属)
HyperX『QuadCast S』のデメリット
- 価格が約2万円(安価なコンデンサーマイクは1万円以下で買えるものもある)
- 専用ソフト「HyperX NGENUITY (BETA)対応」が、Macでは使えない。
- 極性のマークが、初心者にはわかりにくい(慣れれば問題ない)。
- スタンドアロンマイクとしてはサイズが大きめ。小型なモデルがほしい人には不向き。
編集部
その他おすすめマイク
ここではその他おすすめのマイクをご紹介します。
1万円以下でHyperX製コンデンサーマイクが欲しい
HyperXのマイクを価格を抑えて手に入れたい人におすすめなのが、HyperX『SoloCast』です。極性はカーディオイド(正面からの収音)のみとシンプルですが、フレキシブル調整可能なスタンドの角度幅が広く、使いやすいです。極性はカーディオイドのみでOK、マイクの光は不要という人におすすめですよ。
接続方法 | USB |
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サイズ | 17.4 x 9.7 x 7.8 cm |
重量 | マイク:261g マイクスタンド:125g 合計(USBケーブルを含む):429.9g |
極性 | カーディオイド |
感度 | -6dBFS (1V/Pa、1kHz時) |
周波数特性 | 20Hz~20,000Hz |
その他機能 | ミュート機能 |
付属品 | ケーブル・マイクスタンド |
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マイクアームがセットになっているコンデンサーマイクが欲しい
コンデンサーマイクをマイクアームで使いたいけれど、最初からセットになっているモデルが欲しい人には、Roycelのマイクセットがおすすめ。5000円台で配信に必要な機材一式がセットになっています。安いコンデンサーマイクを探していて、全てセットで欲しい初心者にピッタリです。
接続方法 | USB |
---|---|
サイズ | - |
重量 | - |
極性 | カーディオイド |
感度 | - |
周波数特性 | - |
その他機能 | - |
付属品 | ケーブル・ポップガード・マイクアーム・ショックマウント・クランプ・ウインドスクリーン |
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HyperX『QuadCast S』よくある質問
HyperX『QuadCast S』と『QuadCast』の違いは?
大きな違いは、『QuadCast S』から専用アプリ「HyperX NGENUITY」でカスタマイズできるRGBライティング(1677万色以上の配色)が搭載されたこと、USBのタイプが『QuadCast』はミニUSBだったのに対し、『QuadCast S』はUSBタイプCになったことです。
HyperX『QuadCast S』はどこで購入で来ますか?
HyperX『QuadCast S』は、中古で購入してもいいですか?
HyperX『QuadCast S』まとめ
いかがでしたか?HyperX『QuadCast S』は、ハイスペックで簡単操作、用途も幅広いコスパ最強のコンデンサーマイクです。
- コンデンサーマイクを買いたいけれど、どれを選べばいいかわからない
- 安いものを購入して失敗したくない
- おしゃれなマイクが欲しい
そのような人におすすめなマイクですよ。ぜひ購入の参考にしてみてくださいね。
Photo by 内田 大貴