塩ビ管を曲げたり、シールやラベルを剥がしたりするのに使用する、先端のノズルから熱風を出すヒートガン。熱を使った加工作業の多い仕事にとても便利で、本格的なDIYの第一歩として購入する方が多い製品です。
しかし、見た目はヘアドライヤーのようですが、一般にはあまり馴染みのある工具ではないため、ヒートガンの使い方や用途が分からない方も多いと思います。また製品によって性能も価格も大きく異なるため、買う際に迷う方もいるでしょう。
そこで今回はPicky’s編集部がヒートガンの特徴や選び方について解説します。ヒートガンの仕組みや用途、使用時の注意点から高価な製品と安価な製品の違いまで網羅しました。
記事の後半では、今売れているヒートガンの人気機種をランキング形式で紹介しています。ぜひヒートガンを購入する際の参考にしてください。
この記事を監修した専門家
目次
ヒートガンとは細い先端から高温の熱風を吹き出す工具
ヒートガンは先端が細くなったドライヤーのような形状で、細い先端から高温の熱を送風機能で吹き出す工具です。
ドライヤーよりも熱い数百度以上の熱風によって高温で溶ける素材・材料の加工や、強力なシール・テープの接着剤や糊を熱で溶かして剥がすといった作業に使用します。
多くの製品で「ヒートガン」の名称が使用されていますが、メーカーによって呼び方が異なります。
- プラジェット
- ホットガン
- 熱風機
- 工業用ドライヤー
- 熱風加工機
これらはすべてヒートガンを指しています。
ヒートガンの使い道は?できる作業は「高温による加工」
ヒートガンは数百度の熱風をピンポイントに当てる工具で、主に以下の用途で使用します。
- 熱収縮チューブ・シュリンクフィルムの収縮
- 塩ビ管の曲げ加工・塩ビ管の溶接
- はんだ付け・溶接
- シール剥がし作業
- 基盤のICチップ・電子部品取り外し
これらの作業には、数十度~数百度の高い熱風を必要とします。こうした作業をドライヤーやライター、ガス式バーナー等でおこなう方もいますが直接火を使った作業は火傷のリスクもあり危険です。何より専用のヒートガンの方が作業がやりやすく、効率も一気に上がります。
ヒートガンとヘアドライヤーの主な違いは「何に使うか」
ヒートガンと家庭用ヘアドライヤーはどちらも熱風(温風)を吹き出す装置ですが、目的や使い道が異なります。「ヒートガンは加工に使う工具」で、「ドライヤーは人に使う家電」です。
ドライヤーは、髪を乾かす目的で広範囲に温風を送る家電です。人に使うことが前提の製品のため、最大温度がJIS規格で「吹き出し口から3センチで140℃までの温度」と決められています。
一方ヒートガンは、細い吹き出し口から数十度~500℃以上の熱風を出し、集中的に高温の熱風を送り加工をおこなう工具です。用途は先述したとおり、熱で溶着したり加工したりするために使用します。
そのため、熱を加えて加工する作業はヒートガンの使用がおすすめです。ただしそこまで高い温度が必要なく広い範囲を素早く乾かす目的であれば、風量が強く広い範囲に温風が届くドライヤーのほうが適しています。例えばパテ・ペンキ・塗料・樹脂・接着剤等を乾燥させる目的であれば、ドライヤーを当てたほうが広範囲を早く乾かせるでしょう。
編集部
山田芳照
ヒートガンの選び方6つのポイント
ヒートガンを購入する際は、以下の6つのポイントをチェックしながら選びましょう。
- ガンタイプかスティックタイプか
- コードレスタイプかどうか
- 最高温度
- 連続作業時間
- ノズル形状
- 冷却機能
本格的なガンタイプか手軽なスティックタイプか
ヒートガンには、ドライヤーのような形状をした「ガンタイプ」と、ペンのような形をした「スティックタイプ」、2種類の形状があります。形状によって使いやすさや性能が異なるため、自分に合った物を選びましょう。
高性能で本格的な作業ができるガンタイプ
ガンタイプは多くのヒートガンで採用されている一般的なタイプです。スティックタイプと比較すると性能の高いものが多く、より高温に対応しているのはもちろん、温度や風量が調節できるモデルや液晶デジタル表示ができるタイプも多く揃っています。
また、しっかりと握れるため安定した作業が可能です。簡易的な作業から本格的な作業まで、なんでもこなせる万能タイプといえるでしょう。特にこだわりが無ければガンタイプがおすすめです。
一方でガンタイプは本格的な分、サイズが大きく重量もやや重めです。長時間使用する作業が多く、重量によって疲れてしまう可能性があるなら、できる限り軽量のタイプがおすすめです。
編集部
小型で細かな作業に適したスティックタイプ
やや太めのペンのような見た目のスティックタイプ(ストレートタイプ)は、軽くて小型なため手軽に使えて収納にも便利。ただし、性能はそれほど高くない物が多く、温度も200℃くらいの低温モデルが多いといえます。そのため、手元でおこなう細かい作業や、高い温度を必要としないキャンドル作りや封筒ワックス等、家庭での手芸や工作に適しています。
とはいえ、200℃あれば熱収縮チューブ・シュリンクの収縮やアクリル板を曲げるなど多くの加工も可能です。300℃を超えるような専門作業をしない限りスティックタイプでも十分ヒートガンとして役立つでしょう。
一方で、温度や風量調節ができないシンプルなモデルが多いため、幅広い作業で使いたい場合はやや不向きです。
編集部
コードレス充電式タイプなら時間制限があるが作業場所を選ばない
ヒートガンのなかには、バッテリー充電で使えるコードレスタイプがあります。携帯性が高く持ち運びに便利なのはもちろん、電源のない屋外やコンセントから遠い場所でも使えて便利です。
ただしコードレスタイプは充電式のため、使用時間が限られています。具体的にどの程度使えるかは製品によって異なりますが、使っているうちにパワーが落ち、急に使えなくなるケースもあります。
特にヒートガンは消費電力が高いため、大きなバッテリーを積んだ製品でない限り長時間使用はできません。大きなバッテリーを積んだものは当然サイズも重量も大きくなり、価格もやや高価です。
同じ性能なら、コードレスよりも有線式の方が安く買えて長時間安定して使えます。そのため基本は有線式を選び、どうしてもコンセントから離れた場所で作業したい場合はコードレス式を選ぶとよいでしょう。
作業内容に応じて最高温度をチェック
ヒートガンは製品ごとに最大温度や設定できる温度が異なります。加工作業によって必要な温度は変わってくるため、自分がおこないたい作業に適した温度まで加熱できるかチェックしておきましょう。
作業 | 必要な温度 |
熱収縮チューブの収縮 | 70℃~120℃ |
シュリンクフィルムの収縮 | 90℃(低温タイプ)~180℃ |
塩ビ管の曲げ加工 | 80℃前後 |
塩ビ管の溶接 | 250℃前後 |
ハンダ溶接 | 340℃~350℃ |
例えば200℃までしか加熱できないスティックタイプの場合、熱収縮チューブや塩ビ管の曲げ加工は可能ですが、塩ビ管の溶接やはんだ付け作業はできません。
一方で550℃まで加熱できるタイプで低温の収縮作業をおこなおうとすると、温度が高すぎてかなりやりにくいでしょう。先端を当てる距離を調整すれば対応は可能ですが、難易度は上がります。
編集部
幅広い作業をおこなうなら「温度調節機能付き」を選ぼう
低温でできるシュリンクフィルムの収縮から、高温が必要なはんだ付けまで幅広い用途で使用したい場合は、「温度調整機能」が付いた製品がおすすめ。
ただし温度調節可能でも、10℃ずつ細かく調整できるタイプから、2段階切り替えでざっくりと調整できるタイプなどいろいろあるため、購入前に確認しておきましょう。
編集部
連続使用時間の長いものが便利
ヒートガンには、連続してどのくらいの時間使用できるかを表す「連続使用時間」もしくは「定格使用時間」があります。この時間を超えたらいったんヒートガンの使用を停止し、冷ますために休ませなくてはいけません。
無理に使い続けると異常過熱によりヒートガンが故障する可能性があります。
連続使用時間は製品ごとに大きく異なり、5分程度しか使えない製品や、数十分使えるもの、なかには1時間以上連続使用できる製品もあります。
あまり使用時間の短いものだと頻繁に休ませる必要があり、作業が効率よく進みません。長時間作業をおこなう場合は連続使用時間ができる限り長い製品を選ぶとよいでしょう。
必要なノズルの形状&ノズルアタッチメントがあるかどうか
ヒートガンの先端にあるノズル形状は製品ごとに異なり、ノズルの形状によってやりやすい作業や得意な作業も変わってきます。
また、製品によっては交換用アタッチメントノズルが複数付属していて、作業によって交換可能なタイプも。アタッチメントが豊富に付属している製品を選べば、作業の幅が広がるでしょう。
ヒートガンに作業に必要なノズルが付いているかどうか、もしくは必要なアタッチメントが付属しているかどうかも必ずチェックしてください。
多くの製品で使用されている、もしくは付属しているアタッチメントは以下の3種類です。
アタッチメント形状 | 用途 |
細ノズル型 | よりピンポイントに熱風を当てて強力に熱するためのノズル |
ヘラ・スクレーパー型 | コテのような形状で、シール剥がしや塗装剥がしに便利なノズル |
フック型 | 棒状の物を曲げたり、素材をまんべんなく熱する適したノズル |
細ノズル型は狭いノズルから強力な熱風が出るため、バーナーのようにピンポイントで素材を熱したい場合に便利です。
ヘラやスクレーパー型はナイフやカッターのように、熱して柔らかくしたものをそのままこそぎ取ったり、削り取ったりして使います。ノズルではなく、手で使う工具として付属している製品も多いです。
アルファベットの「C」のような形状のフック型は、中に素材を通すことで素材に満遍なく熱風が当たるため、全方位から温めたり、棒状の物を温めながら曲げたりするのに適しています。
冷却機能付きなら素早く安全に片づけができる
ヒートガンは使い終わった後はしばらくボディが高温になっているため、熱が下がるまで固定したまま置いておく必要があります。ですが、冷却機能付きのヒートガンであれば、冷風で本体を冷やしてくれるため片付けまでの時間が大幅に短縮可能です。
ヒートガンを長時間置いたままにしておくと、ペットやお子さんが触ってヤケドをする可能性もあります。短時間でさっと安全に片付けたい場合は、冷却機能付きのヒートガンを選びましょう。
編集部
山田芳照
安いVS高い!価格によるヒートガンの性能の違い
ヒートガンは製品やメーカーによって価格差の大きい製品です。
安いものでは1,000円台から、高いものでは数万円するモデルも存在します。どの価格帯の製品を買えばいいのか判断しやすいよう、ここでは安いモデルと高いモデルの違いを簡単にまとめました。
安いヒートガンの特徴(1,000円~5,000円台のモデル)
安い価格帯のヒートガンでも、強力に熱するヒートガンとしての機能は備わっているため、普通に加工や作業で使用できます。
さらに安い価格帯の製品でも「最大温度が高い」「風量が多い」「アタッチメントがたくさんついている」と多機能な製品も多いです。そのため仕事で使わない限り、安いヒートガンでも十分でしょう。
デメリットとしては、高価なモデルほど機能が充実していない点。安いモデルを使っているうちに「やっぱり〇〇の機能が欲しかった」といった不満が出やすいです。
- 短期間だけ、もしくはたまにしか使わない
- 作業がそれほど幅広くない・限定されている
- 温度切替や風量調整機能にそれほどこだわらない
数千円台の格安モデルは、「割り切って使う」方におすすめです。作業が決まっているなら、温度切替等の細かい調整ができなくても問題ありませんし、多少使い勝手が悪くても短期間使用ならそこまで大きな不満も出ないでしょう。
高いヒートガンの特徴(10,000円超えのモデル)
10,000円を超える高価なヒートガンは、安いモデルに比べて「あらゆる機能を搭載した万能モデル」が多いです。温度切替や風量調整ができたり、液晶画面によるデジタル表示ができる物や静音モデル、長時間使用可能なバッテリー搭載機能が過不足なく搭載されています。
一芸に秀でた安価なモデルと違い、「この機能がない」と不満が出にくいため「どのような作業にも使える」製品です。また、誰もが一度は耳にしたことがある一流メーカー製が多く、初期不良率も低く耐久性も抜群。
- 仕事や本格的なDIY等で頻繁に使用する
- 複数の幅広い作業で使用する
- コストよりも耐久性や信頼性を重視する
多機能で高性能な物が多くどのような作業にも使える点から、高価なヒートガンは仕事や本格的なDIYで使用する方におすすめです。
山田芳照
専門家おすすめのヒートガン
この記事を監修したDIYアドバイザーの山田芳照さんがおすすめするヒートガンを1つご紹介します。
転倒しても先端パイプが床につかない安全設計
リーズナブルな価格ながらパワーは十分で、温度は440℃まで無段階で調節が出来ます。
そのため、塗料やパテなどの乾燥からステッカー剥がし、樹脂パイプの曲げ加工に塩ビシートの溶着といったさまざまな作業に活躍してくれています。
ひとつあるとDIY作業がはかどります。また、オプションですが豊富なノズルアタッチメントがそろっているのも魅力的です。
本体サイズ | 27.2cm×24.5cm×8.1cm |
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本体重量 | 620g |
最高温度 | 440℃ |
連続使用時間 | ー |
風量調節機能 | 〇 |
温度調節機能 | 〇 |
冷却機能 | ー |
アタッチメント | 6種類 |
ヒートガンおすすめ人気ランキング比較一覧表
ヒートガンおすすめ人気ランキング15選
安価で多機能、さらに軽量と欠点らしい欠点の無いおすすめモデル
elesoriesのHG1012は、価格が安く、温度調整も風量調整もできる多機能・高性能モデルです。5種のアタッチメントと1種のスクレーパー付きであらゆる作業に対応。
これ一台あれば簡易的な工作から本格的な作業まですべてをこなせるでしょう。
2位のAnesty HG-02Yと似たような性能ですが、HG-02Yよりも安く、300g以上軽量な点がポイント。ただし、液晶画面は搭載されていないため、液晶画面が必要かどうかでどちらのモデルがいいか決めましょう。
本体サイズ | 24.4cmx23.9cmx8.2 cm |
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本体重量 | 660g |
最高温度 | 50℃~650℃ |
連続使用時間 | ー |
風量調節機能 | 〇 |
温度調節機能 | 〇 |
冷却機能 | 〇 |
アタッチメント | 5種類 |
低価格で温度調整や液晶付きで多機能!コスパの良いヒートガン
AnestyのHG-02Yは、かなり抑えられた価格で、温度調整や風量調整、液晶画面付きや冷却機能とあらゆる機能を詰め込んだ非常に多機能な高性能モデル。
さらに最大温度も高めの600℃で、一度設定した条件を次回作業時まで記憶するメモリー機能も搭載。一流メーカーなら倍の価格はするほどの充実した機能です。
アタッチメントも4種類と2種類のスクレーパー付きで、まさに至れり尽くせり。このモデルを買っておけばほぼすべての作業が可能です。
メーカーにこだわらないのであれば、このヒートガンを買っておけば間違いないでしょう。
本体サイズ | 26.2cmx24.7cmx7.7cm |
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本体重量 | 1kg |
最高温度 | 50℃~600℃ |
連続使用時間 | ー |
風量調節機能 | 〇 |
温度調節機能 | 〇 |
冷却機能 | 〇 |
アタッチメント | 6種類 |
軽量でコンパクト・シンプル構造で工作にぴったりのヒートガン
ETEPONのヒートガンは、22.5cm×4.3cmのコンパクトサイズに230gの超軽量、さらにON/OFFのみで使い方が非常にシンプルなスティック型ヒートガンです。
温度調整も風量調整もできず、温度も200℃までしか上昇しませんが、家庭内のちょっとしたDIYであれば十分です。
異常な加熱を感知すると回路を遮断する安全装置付きで安心して使用できます。
高温が必要な作業には使えない点や、連続使用時間が約8分と短めのため本格的な作業には不向きです。
本体サイズ | 22.5cm×4.3cm |
---|---|
本体重量 | 230g |
最高温度 | 200℃ |
連続使用時間 | 8分 |
風量調節機能 | ー |
温度調節機能 | ー |
冷却機能 | ー |
アタッチメント | ー |
細かい温度調整可能で、アタッチメント豊富なヒートガン
AnestyのHG-01Yは、温度と風量調整スイッチと、ダイヤル式の温度調節可能で細かい条件が設定できるヒートガンです。作業内容と素材によって細かく温度を調整し、最も効率的な条件で作業が行えます。
さらにアタッチメントが4種類+スクレーパー付きで、プラモデルのポージング微調整や、バイクの未塗装樹脂パーツの白化部分再生等あらゆる作業に対応。
多機能ですが使い方自体はシンプルで、価格も安いためヒートガン初心者にもおすすめ。保証も18カ月と長く、安心して使用できます。
本体サイズ | 24.5cm×18.5cm×6.5cm |
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本体重量 | 650g |
最高温度 | 50℃~600℃ |
連続使用時間 | ー |
風量調節機能 | 〇 |
温度調節機能 | 〇 |
冷却機能 | ー |
アタッチメント | 5種類 |
細かな温度調整と豊富なアタッチメントの万能ヒートガン
マキタのHG6031VKは、最大温度550℃でスライドスイッチ付き&9段階の温度調整ダイヤル搭載と、かなり細かい温度設定が可能なヒートガンです。
アタッチメント類も豊富で、ガラス保護ノズル・平面ノズル・局面ノズル・丸ノズルの4種類に、2種類のスクレーパーが付属。その他別売りですが作業に合わせて切り欠きノズルも取り付け可能です。
パワフルながら重量は680gと比較的軽量で、仕事で長時間使用する方に特におすすめ。アタッチメントの豊富さと温度調整の細かさでどんな作業にも適しています。
本体サイズ | 8.6cmx25cmx24cm |
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本体重量 | 680g |
最高温度 | 50℃~550℃ |
連続使用時間 | ー |
風量調節機能 | 〇 |
温度調節機能 | 〇 |
冷却機能 | ー |
アタッチメント | 6種類 |
見た目以上に高性能!温度切替可能なスティックヒートガン
CVVITOOのヒートガンは、見た目は手軽なスティックタイプですが、最大350℃まで上がる高性能なヒートガンです。
スティックタイプでは比較的珍しい温度切り替えスイッチが付いていて、200℃と350℃、好きな温度に切り替えて作業が行えます。
もちろんスティックタイプのメリットでもある軽量コンパクトはそのまま。価格もかなり安いため、高性能なスティックタイプを探している方におすすめです。
連続使用時間が記載されていませんが「他のヒートガンは5分しか使えません」と書いてあるため、5分以上は使用できそうです。
本体サイズ | 24cm×5cm |
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本体重量 | 300g |
最高温度 | 200℃~350℃ |
連続使用時間 | ー |
風量調節機能 | ー |
温度調節機能 | 〇 |
冷却機能 | ー |
アタッチメント | ー |
豊富なアタッチメントとLEDライトが付いたヒートガン
SPGDSPSYのヒートガンはあらゆる作業が可能な5種類のアタッチメントとスクレーパー付き、さらにLEDライトも搭載しているため暗い場所や時間帯でも作業しやすいヒートガンです。
温度は400℃と650℃の2段階に切り替え可能で、作業に応じて温度を変えられます。重量も約600gと比較的軽量で、18Vバッテリー搭載のため長時間作業が可能。
価格も安く、あらゆる作業に対応可能な事を考えるとかなり優秀なヒートガンです。細かい温度調整が不要な方はこのモデルがおすすめ。
本体サイズ | 17cm×17cm×8cm |
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本体重量 | 580g |
最高温度 | 60℃~650℃ |
連続使用時間 | ー |
風量調節機能 | ー |
温度調節機能 | 〇 |
冷却機能 | ー |
アタッチメント | 5種類 |
最大温度までわずか数秒!安価で手軽なスティック型ヒートガン
Miraoの小型ヒートガンは、家庭のハンドメイドやDIY作業で手軽に使えるスティックタイプのヒートガンです。最大温度は200℃までですが、これだけあればかなり幅広い作業に使用できます。
しかも200度までは電源を入れてわずか数秒足らずで、手早く作業を開始したい方にもおすすめ。重さも約300gとガンタイプに比べてかなり軽く、女性でも負担が少なく長時間作業を行えます。
ただし温度調整やアタッチメントといった機能はないため、幅広い作業はやや苦手です。
温度制御機能付きで、万が一異常過熱した際は自動的に回路が遮断されます。
本体サイズ | 22cm×2.4cm |
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本体重量 | 300g |
最高温度 | 200℃ |
連続使用時間 | 5~10分 |
風量調節機能 | ー |
温度調節機能 | ー |
冷却機能 | ー |
アタッチメント | ー |
安価で高性能・豊富なアタッチメント付きで高コスパのヒートガン
パオックのHG-10Sは比較的軽量で、温度調整が50℃~650℃まで可能、さらにLED温度インジケーター搭載で、設定温度も一目でわかるヒートガンです。
アタッチメントも4種類と豊富に揃っていて、さらに手で使うスクレーパーも5種類付属しているため、ほぼすべての作業がこれ1つで可能。
これだけ性能が高いにも関わらず、価格はかなり抑えられていて、コスパ面で言えばかなりおすすめできる製品です。
特に欠点の無い優秀な製品です。色々な作業をする予定があって、あまり予算も掛けたくないといった方はこの製品を選ぶと良いでしょう。
本体サイズ | 31.3cmx30.1cmx10.4cm |
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本体重量 | 890g |
最高温度 | 50℃~650℃ |
連続使用時間 | 30分 |
風量調節機能 | ー |
温度調節機能 | 〇 |
冷却機能 | ー |
アタッチメント | 4種類 |
小型軽量・最大200℃の家庭で手軽に使えるヒートガン
Tosucsのミニヒートガンは、27.1cmx8.7cmx5cmのサイズに300gと非常にコンパクトで軽量なヒートガンです。
見た目も可愛らしく、ハンドメイド作品作りや工作にちょうど良いため、ヒートガンを使う家庭は1本常備しておくと良いでしょう。
最大200度までしか上がりませんが、200℃あればはんだ付けのような高温が必要な作業以外、ほぼすべての作業が可能なため特に問題ありません。
調整機能やアタッチメントといった物は一切ありませんが、その分価格も非常に安く、手軽に買えて手軽に使える優秀なヒートガンです。
本体サイズ | 27.1cmx8.7cmx5cm |
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本体重量 | 300g |
最高温度 | 200℃ |
連続使用時間 | ー |
風量調節機能 | ー |
温度調節機能 | ー |
冷却機能 | ー |
アタッチメント | ー |
温度制御可能な高性能スティック型ヒートガン
YIHUAの959Dは、スティック型ですが100℃から最大500度まで温度調整可能でさらに3つの温度を記憶させられる高性能なスティック型ヒートガンです。
普段よく行う作業に適した温度にそれぞれ設定しておけば、スイッチを入れてすぐに作業を開始できます。物々しい外見ですが比較的静音で、うるさい工具が苦手な方にもおすすめです。スティック型は、基盤の部品取り外しといった机上での作業にも最適。
アタッチメントは3種類付属で、はんだごての代わりとしても使用できます。
本体サイズ | 30.5cm×212.cm×19cm |
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本体重量 | 2.19kg |
最高温度 | 100℃~500℃ |
連続使用時間 | ー |
風量調節機能 | 〇 |
温度調節機能 | 〇 |
冷却機能 | ー |
アタッチメント | 3種類 |
本格的な作業が可能な軽量バッテリー式コードレスヒートガン
KUAMOOの充電式電動ヒートガンは、550℃の高温に、18Vのバッテリー搭載で長時間作業が可能なヒートガンです。比較的高性能にも関わらず本体重量は580gとかなりの軽量モデル。長時間使用していても疲れにくくなっています。
アタッチメントはフラットノズルとカーブドノズル(フック型)の2種類で、多くの作業に対応可能。さらにバッテリーが2個付属しているため、長時間作業する方も後からバッテリーを買い足す必要がありません。
付属品も多く比較的性能の高いヒートガンですが、温度調整や風量調整は一切できないため、シンプルなヒートガンを探している方におすすめです。
本体サイズ | 17cm×17cm×8cm |
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本体重量 | 580g |
最高温度 | 550℃ |
連続使用時間 | ー |
風量調節機能 | ー |
温度調節機能 | ー |
冷却機能 | ー |
アタッチメント | 2種類 |
安価でパワフルでノズルも豊富な1800Wの超強力ヒートガン
G&Gのヒートガンは、1800Wの超強力な出力でパワフルな風量と温度を保てるヒートガンです。
機能的にはかなりシンプルで、ON/OFFと2段階の風量切り替えのみ。用途が限定されているのであればこれくらいシンプルでも支障ないでしょう。価格も安いため、用途が合えばお買い得です。
アタッチメントはノズル4種類+スクレーパー1本で、このヒートガン一つあればほぼすべての作業がこなせます。
風量切り替えはできますが、細かい温度調整は不可能です。温度を変える必要があれば、ノズル交換や風量と距離の調整で対応しましょう。
本体サイズ | 26cm×20cm×7cm |
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本体重量 | 1.09kg |
最高温度 | ー |
連続使用時間 | ー |
風量調節機能 | 〇 |
温度調節機能 | ー |
冷却機能 | ー |
アタッチメント | 5種類 |
エルゴノミクスデザイン&多機能で本格作業に適したヒートガン
ボッシュのGHG23-66は、長年工具に携わってきたボッシュがエルゴノミクス(人間工学)に基づき設計した使いやすい形状のヒートガンです。
形状だけではなく、機能面でも温度や風量を可視化してくれるLCDディスプレイ搭載、さらに最大4つまで温度と風量を記憶させておくメモリー機能搭載と完璧。
アタッチメントはガラス保護ノズルと平面ノズル50mmで、本体と一緒に収納できるキャリングケース付きです。
50℃~600℃まで調整可能で、どんな作業にも使えますが、一般家庭で使うにはややオーバースペックでしょう。
本体サイズ | 12.2cmx28.8cmx28.8cm |
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本体重量 | 980g |
最高温度 | 50℃~600℃ |
連続使用時間 | ー |
風量調節機能 | 〇 |
温度調節機能 | 〇 |
冷却機能 | ー |
アタッチメント | 2種類 |
液晶画面+細かい温度調整であらゆる状況に対応できるヒートガン
ハイコーキのRH18DA(NN)は、コードレスタイプで液晶画面搭載、さらに細かい温度調整や風量調整も可能なあらゆる作業に対応できるヒートガンです。
液晶画面に細かく温度が表示されるため、温度設定を間違えて作業に失敗する確率がぐんと減ります。
スタンドが無くても縦置き可能で、そのまま両手を使った曲げ作業も可能。アタッチメントは「平面」「丸」「曲面(フック型)」の3つが付属。値段はやや高めですが、高性能かつ多機能でどんな作業もこなせる優秀なモデルです。
1.3kgと若干重量があるため、長時間使用する際は注意しましょう。
本体サイズ | 16.5cm×26.8cm×7.8cm |
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本体重量 | 1.3kg |
最高温度 | 30℃~550℃ |
連続使用時間 | 17分~21分 |
風量調節機能 | 〇 |
温度調節機能 | 〇 |
冷却機能 | ー |
アタッチメント | 3種類 |
ヒートガンおすすめ有名メーカー&ブランド
ヒートガンは日本製・海外製問わず多くの工具メーカーから販売されています。ホームセンターで買える家庭向けの簡易的な製品から専門の販売店で購入する業務用まで、性能も値段もピンキリです。
ただ電気や熱源を使用するヒートガンは安全性が最も重要です。そのため、できれば下記の信頼や実績のある有名メーカー製から選びましょう。
- Makita(マキタ)
- 白光(ハッコー)
- Kyocera(京セラ/旧リョービ)
- HiKOKI(ハイコーキ)
- アストロプロダクツ
- BOSCH(ボッシュ)
- PAOCK(パオック)
- 石崎電機製作所(SURE)
この中からPicky’s編集部が特におすすめするメーカーを2つ紹介します。工具はレンタルしている会社も多いため、気に入ったメーカーや製品があればレンタルしてみるのもおすすめです。
高性能な高級機が揃うマキタ
マキタは国内最大手の総合電動工具メーカーで、日本だけではなく、世界でも知らない人はいないほど有名です。
マキタのヒートガンの特徴は多機能で、大容量バッテリーに対応した長時間稼働できるモデルなど「ハイスペック・高性能な製品」が多い点です。最大温度の高さはもちろん、温度調整や風量切り替えができるモデルも多数揃っています。
ただし高性能な分、価格もやや高めです。そのため、仕事や本格的な作業で使用する上級者用・プロ用としておすすめです。もちろん初心者でも「コストよりも信頼性と性能が大事」と考えている方ならマキタ製を選びましょう。
パワフルで強力なヒートガンが揃うハイコーキ
ハイコーキは、元々日立製作所のグループ会社「日立工機」でしたが、日立再編によりKKRに売却され「工機ホールディングス」となり、その際ブランドをハイコーキに変更しました。
そのため、初めて聞いた方もいるかもしれませんが、日立の技術力を継承するその品質は確かです。
ハイコーキのヒートガンは、主にコンパクトで手頃なRH600T18Vと、パワフルで強力な高級モデルRH18DA-Hがラインナップされています。
価格帯や性能は異なりますが、共通しているのは「同価格帯のヒートガンの中でもパワフルで使いやすい」点です。効率よく作業が進められる強力なヒートガンをお探しの方はハイコーキ製がおすすめ。
山田芳照
ヒートガンの関連商品
ヒートガンの関連商品・関連グッズを紹介します。
DIY接着用に便利なグルーガン
ヒートガンと並んでDIYで便利なアイテムといえば、木材やプラスチック・ガラスなどあらゆる物を手軽に接着できるグルーガン。接着だけではなく修理や補修もできるDIYにはなくてはならない製品です。
グルーは熱を加えると溶ける性質があるため、一度接着したグルーもヒートガンがあれば簡単に剥がせます。そのためヒートガンとの相性もばっちりです。
どこでもヒートガンが使えるポータブル電源
いつでもどこでもコンセント電源が使用できるポータブル電源があれば、ヒートガンを好きな場所で使用できます。
ただし、ヒートガンは消費電力が200W~1000W超えと、ワット数の高い製品が多いため、ポータブル電源も出力1000W~1500W以上の高性能な物を買う必要があります。
Picky’sでは、キャンプや車中泊、停電時の避難生活で家電製品や調理家電が使用できる、便利な最強ポータブル電源についてたくさん解説しています。ポータブル電源に興味のある方は以下の記事もぜひ読んでみてください。
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ヒートガンよくある質問
ヒートガンでスマホのバッテリー交換も自分でできると聞きました
ただし素人のバッテリー交換は危険なうえ、メーカーの修理や補償対象外になってしまう可能性があります。そのためPicky’s編集部ではヒートガンを使用したバッテリー交換は推奨していません。
スマホのバッテリー交換はキャリア店舗に行き、プロにおこなってもらいましょう。使用年数によっては無料でおこなってくれる店舗もあります。
ヒートガンを安全に使用する方法は?
安全にヒートガンを使うためにも、必ず手袋・マスク・ゴーグルは着用するようにしてください。手袋も軍手ではなくできれば厚手で耐火性のある革製がおすすめです。
素材の曲げ加工やフィルムの収縮作業にはヒートガンがおすすめ!
ヒートガンは先端から高温を吹き出して素材の曲げ加工や溶接、シュリンクフィルムの収縮作業をおこなえる工具です。
- 塩ビ管の曲げ加工・溶接
- シュリンクフィルム・熱収縮チューブの収縮作業
- シール・塗装剥がし作業
- はんだ付け作業
このような「高い熱を加えて加工する」作業をする方におすすめ。ライターやガスバーナーよりも安全に、ドライヤーよりも強力に熱加工ができます。
Picky’s編集部では、このほかにもDIYや作業に便利な工具をたくさん紹介しています。以下の記事もぜひ読んでみてください。
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