VPNを利用すれば、プライバシー保護とオンラインでの安全性を高めることが出来ますし、海外のコンテンツにアクセス出来るようになります。
安全性の話をすると、アメリカでもFree-WiFiやお店のWifiなどが利用可能ですが、これらのネットワークはセキュリティが脆弱な場合があります。VPNを使用することで、インターネット接続が暗号化され、個人情報や重要なデータが第三者によって盗まれるリスクを軽減できます。
またアクセス制限の解除についてですが、アメリカから日本のサイトにアクセスすることが出来ない場合や、日本からアメリカのコンテンツを見ることが出来ない場合など、両方のケースがありますが、VPNを利用することで国を越えて自分の好きな国のコンテンツにアクセスできるようになります。
銀行のオンラインバンキングなどは海外からのアクセスが出来ないものもありますので、VPNが利用出来れば、海外旅行の際に自国の銀行にアクセス出来なくて困るケースを防ぐことも出来ます。
アメリカから日本のサイトを見るためには、VPNのサーバーが日本にある必要がありますし、日本からアメリカの動画サービスを見たい場合は、アメリカにサーバーがあることが大事です。
今回紹介する3つのVPNは、しっかりしたプライバシー保護機能がある上で、アメリカと日本の両方にサーバーがありますので、どちらのケースでも安心して利用出来るおすすめVPNサービスとなっています。
- プライバシー保護の面から見て安心できるか。技術的な面と信頼できる運営元かどうか。
- アメリカにサーバーがあるか、日本にサーバーがあるか。サーバー数は多いほど良い。
- 接続スピードがはやいかどうか。
目次
アメリカでおすすめのVPN3選
ExpressVPN
ExpressVPNは海外の大手メディアForbesやCnetのレビューテストにおいても1位を獲得している世界的に人気のVPNサービスで、世界中にサーバーが数多くありアメリカはもちろん、日本にもサーバーがあります。
速度・セキュリティの強固さに加えて、アプリのUIが使いやすく、スマホで利用したい方にもおすすめしたいVPNです。全てのプランにおいてパスワードマネージャー・トラッカーブロック・広告ブロックが利用可能です。
実際に編集部でExpressを使ってアメリカのサーバー繋いだ状態でスピードテストをしてみましたが、速度減が20%以内と優秀な結果がでました。
月額料金が1000円近いため※、大手のVPNでも一番高いクラスになってしまいますが、性能的には最高レベルであり初心者にもアプリが使いやすい点でおすすめです。(サービス料金は$6.67~。1ドル150円で計算すると月額1000円~、1ドル130円で計算すると月額867円~)
すべてのプランに30日間の返金保証が付いているので、お試しでの利用がしやすくなっています。
NordVPN
NordVPNは世界中のVPNサービスの中でも1,2を争う大手であり、サーバーは世界中に6300台・日本にも130台以上サーバーを設置してます。性能面についても優れており、回線速度も速く海外コンテンツのブロック解除だけでなくプライバシー保護の面からもしっかりしたサービスとなっています。
すべてのプランに30日間の返金保証が付いており、一度に10台のデバイスまで保護可能で、月額料金は550円から利用することが出来ますので、コスパ面からも初心者が利用しやすい点も高評価のポイントです。
プランをアップグレードすることで、パスワード マネージャーや広告ブロッカーの機能を追加することもできます。
Private Internet ACCESS(PIA)
Private Internet ACCESS(PIA)はアメリカのVPNサービスで、84か国に25000台以上のサーバーを持っており、一番の特徴はアメリカでのサーバー数が非常に多いことで、アメリカ全州に拠点を持っています。
スピードや安定感はExpressVPNやNordVPNには劣りますが、料金はかなりお手頃価格となっているので使いやすいサービスとなっています。
アメリカの全州にサーバーがあるので、アメリカの地方に旅行にいく際や、仕事で長期の滞在をする時などにもおすすめです。
実際にVPNを使ってアメリカのサイトにアクセスする方法
今回はVPNサービスの中でもアプリが使いやすいExpressVPNを実際に利用して、日本からアメリカのサイトにアクセスする方法を試してみました。
- ExpressVPNを使ってアメリカのサイトにアクセスする手順
- STEP.1ExpressVPNに登録
まず、ExpressVPNの公式サイトにアクセスし、プランを選んでサービスに登録します。アカウント登録に必要な情報はメールアドレスと支払い方法となります。
- STEP.2ExpressVPNをダウンロード
アカウント登録後、対応するデバイスにExpressVPNアプリをダウンロードしてインストールします。ExpressVPNはWindows、Mac、iOS、Androidなど、さまざまなプラットフォームに対応しています。
- STEP.2ExpressVPNアプリの設定アプリをインストールしたら、ExpressVPNのアカウントにログインします。ログインが完了すると、アプリのホーム画面が表示されます。
- STEP.3アメリカのサーバーに接続
アプリのホーム画面で、サーバーの選択ボタンをクリックします(スマホの場合は地域が書かれているスマートロケーションボタン)。これにより、ExpressVPNのサーバーリストが表示されます。
リストの中から自分の接続したい国・地域のサーバーを選択します。ExpressVPNには世界中のサーバーがありますが、今回はアメリカのサーバーの中から選択します。接続ボタンをクリックして、接続が確立されるのを待ちます。※サーバーを都度選ばなくても画面中央の接続ボタンを押せば自動でサーバーに接続することもできます。
- STEP.4アメリカのサイトにアクセス
アメリカのサーバーに接続されると、IPアドレスがアメリカのものに変更されます。なお、スマホでVPNを利用している時には鍵アイコンが表示されるようになります。この状態になればどこに居てもアメリカからアクセスしているのと同じ扱いになります。
- STEP.5VPN接続の確認実際にアメリカのサイトにアクセスできるかどうかを確認するため、例えば、地理的に制限されているアメリカの動画配信サービスや、特定のニュースサイトなどにアクセスしてみてください。
※画面はアメリカ版Netflix。登録画面に進めることが確認出来ました。この状態であればどの国にいてもアメリカのコンテンツにアクセスできるようになっています。
- STEP.6VPN接続の確認②ちなみにアメリカのサーバーに接続した状態で、日本からのアクセスしか許可していないサイトにいくとエラー表示になります。試しにNHKオンデマンドの申込ページにいくとエラーになります。
実際にVPNを使ってアメリカから日本のサイトにアクセスする方法
今度は逆に、アメリカ滞在中に日本のサイトにアクセスする方法になります。同じくExpressVPNを使っての説明となりますが、ダウンロード部分は省略してサーバー選択から説明します。
- ExpressVPNを使って日本のサイトにアクセスする手順
- STEP.1日本のサーバーに接続
アプリのホーム画面で、サーバーの選択ボタンをクリックします(スマホの場合は地域が書かれているスマートロケーションボタン)。これにより、ExpressVPNのサーバーリストが表示されます。
リストの中から日本エリアのサーバーを選択します。ExpressVPNには東京や横浜など、日本国内でも複数のサーバーオプションがあります。選択したサーバーに接続ボタンをクリックして、接続が確立されるのを待ちます。※サーバーを都度選ばなくても画面中央の接続ボタンを押せば自動でサーバーに接続することもできます。
- STEP.2日本のサイトにアクセス
日本のサーバーに接続されると、IPアドレスが日本国内のものに変更されます。なお、スマホでVPNを利用している時には鍵アイコンが表示されるようになります。この状態になれば海外に居ても日本国内からアクセスしているのと同じ扱いになります。
- STEP.3VPN接続の確認実際に日本のサイトにアクセスできるかどうかを確認するため、例えば、地理的に制限されている日本の動画配信サービス(NHKオンデマンド、FOD、Netflix Japan、Hulu Japanなど)や、特定の日本のニュースサイトなどにアクセスしてみてください。※画面はNHKオンデマンド。登録画面に進めることが確認出来ました。
FAQ:アメリカでのVPN利用に関して
アメリカでVPNを使うのは違法ですか?
いいえ、アメリカではVPNの利用は違法ではありません。
ただし、そもそも禁止されているコンテンツにアクセスしたり、オンラインでの違法行為は法律違反となります。基本的に海外は日本よりも規制が厳しいので注意して下さい。
無料のVPNは危険ですか?
結論としては、無料のVPNサービスは危険が多いためあまりおすすめ出来ません。
無料VPNはセキュリティ上の脆弱性を抱えている場合が多く、せっかくVPNを使っているにも関わらず、プライバシー保護や安全性が確保されない場合があります。
また無料VPNの中には、ユーザーの閲覧データを収集して第三者に販売することで収益を上げており、これはプライバシーを保護するというVPNを使用する目的とは完全に逆の結果となっています。
最悪のケースとして、悪質な運営業者だった場合、データを盗まるだけでなくマルウェアを配布されたりする可能性もあります。