GoProの固定方法の一つに、「顎(あご)マウント」があります。
名前の通り、GoProがちょうどあごの位置に来るよう固定する方法で、主にバイクに乗る方から人気の高い撮影方法です。
撮影者の視点に近く、臨場感ある映像が撮影できるほか、見た目もすっきりしていることからライダーに人気の顎マウント。
製品化されている商品を買ってもいいですが、ちょっとした部品があれば自分でマウントを作ることもできますよ。
今回、顎マウントの魅力と作り方を編集部で調べたので、バイクや自転車で迫力のある映像を撮りたいはぜひ読んでみてください。
顎マウントはライダーの方に人気
顎マウントは特にバイクやモトクロス、BMXや自転車といった二輪での動画撮影をする方から人気が高い、おすすめの固定方法です。
- ライダー視点の臨場感ある映像が録れる
- 手ぶらで操作できる
- 見た目がかっこいい
それぞれの理由を解説していきます。
ライダー視点の臨場感ある映像が撮れる
顎マウントの人気の理由で、一番大きいのがこの臨場感ではないでしょうか。
バイクなどでGoProを取り付けるとき、一番悩むのが固定位置です。
バイクに取り付けたり、撮影者のリスト、首から下げるなど色々な方法がありますが、臨場感は顎マウントが圧倒的です。
顎マウントだとGoProの位置が撮影者の目と近く、ほぼその人が見たままの映像を撮影することができます。
ツーリング先で見た美しい景色や風景。
そのすべてを見た時と同じまま記録でき、他の人にも実際にその場所へ行ったかのような映像を見せることができます。
ツーリングだけではなく、モトクロスなど普通の人が体験できないようなスポーツでも迫力のある映像も撮影できます。
崖を下るモトクロスなどは普通の人では体験できないですよね。
そんな普段はライダーしか知らない世界を他の方が疑似体験できるような、迫力のある映像が撮れるのも顎マウント視点ならではです。
関連記事:【クリエイター向けに進化】GoPro HERO12 Blackをレビュー!HDR機能や撮影時間を徹底検証
手ぶらで操作できる
バイクに乗る方がGoProで動画を撮影するとき、当然片手に持って、というわけには行かないため、必ずどこかに取り付ける必要があります。
顎マウントにすると、他の固定方法にい比べて手元で操作しやすいというメリットがあります。
画面はちょっと見にくいかもしれませんが、頭上やサイドに比べたら圧倒的に操作しやすいです。
また、頭上やサイドと違い、音声コントロールを使用できるというメリットもあります。
GoProの音声コントロールをONにすれば、ほぼ手で操作する必要がなくなり完全ハンズフリーで撮影をすることができます。
音声コントロールについて詳しく知りたい方は以下の記事で詳しく紹介しています。
関連記事:Gopro(ゴープロ)の音声コントロールとは?便利すぎる機能を解説
見た目がかっこいい
顎マウントは見た目の良さからも人気です。
臨場感を考えると、やっぱりヘルメットにGoProを取り付けたいですよね。
ヘルメットにGoProを取り付ける場合、取り付け箇所は主に顎・頭上・サイドの3カ所です。
ですが、頭の上や横は少し見た目が気になります。
頭上は完全に「ちょんまげ」みたいですし、サイドもやはりGoProが「突き出している感」は否めません。
ですが顎マウントなら、見た目もすっきりしています。
取り付けも頭上やサイドに比べて難しいわけでもありません。
顎マウントの作り方
顎マウントは既製品も売られていますが、多くの人が手持ちのパーツやちょっとした部品を購入して自作しています。
色々アクセサリーを持っている方なら、手元にあるパーツで安価で簡単に顎マウントが作れるかもしれません。
ここでは主な顎マウントの方法と作り方を3つ紹介します。
ピボットアームで連結する
最も一般的な方法がピボットアームと呼ばれる、ネジでGoProを固定したマウントを、粘着マウントでヘルメットに貼り付けるタイプです。
ヘルメットに取り付け出来そうな固定マウントと、粘着マウントさえあれば簡単に自作できます。
このようなセットになった既製品も売られています。
固定するマウントはネジ式のGoProをしっかり固定できるタイプを選びましょう。
落下の心配がなく、ぶれもない綺麗な映像を撮ることができます。
あと、万が一粘着マウントが剥がれた時もGoProが落下しないよう、保険としてGoPro本体と自分を繋ぐストラップを付けておくと安心です。
リストストラップで連結する
本来手首に巻いてGoProを固定するリストストラップを、ヘルメットに流用する方法です。
このリストストラップをヘルメットに巻き付けるような感じです。
このような既製品も売っています。
若干見た目がDIYっぽくなりますが、粘着マウントを使用した固定方法に比べて外れる心配もなく、しっかりと固定できますし、何より安く簡単に顎マウントが作れます。
関連記事:手首に付ける GoPro純正 リストマウント「ザ・ストラップ」を徹底レビュー!!
クリップマウントで連結する
こちらはクリップのついたマウントを、そのままヘルメットに固定してしまう方法です。
このような、角度が変えられるクリップマウントを買うだけでOKです。
ある意味一番お手軽かもしれません。
注意点としては、クリップ力の強いタイプを選んでも落下の危険性はあるので、ストラップによる落下防止対策はしておきましょう。
顎マウントの他にも臨場感のある動画を撮る方法
GoProの固定方法は顎マウントだけではありません。
顎マウント以外の固定方法についても軽く触れておきます。
臨場感や見た目を考えるとやはり顎マウントがおすすめですが、そのほかの方法も決して悪いわけではないので、好みに応じて最適な固定方法を選んでみてください。
チェストベルト
胸の位置にGoProを固定できるチェストをそのまま着るタイプです。
バイクで使用すると顎マウントより少し下、ハンドルに取り付けたような映像が撮影できます。
これはこれで面白い視点の映像が撮れますので、好みに応じて使うといいでしょう。
このチェストマウントならほぼ落下の心配がなく、画像のブレも最小限です。
HERO7やHERO8に比べ、ブレ補正の弱いHERO6やHERO5を使用するのであればチェストマウントという選択は悪くないと思います。
デメリットは体に巻くので装着感に好き嫌いが分かれること、後は他のマウントに比べて少々マウント自体が高い(公式4,900円)ことくらいでしょうか。
関連:Gopro (ゴープロ )人気のチェストマウント装着方法やおすすめの使い方をレビュー
ヘルメットのトップ
先ほど紹介した頭上に取り付けるタイプです。
見た目さえ気にしなければ、比較的撮影者と同じ目線で撮影できますし、しっかり固定できるうえにパーツも豊富です。
ヘルメットにお手軽に取り付けたい場合はこの方法が良いかもしれませんね。
ただ、顎マウントと違って音声コントロールが使いにくい点がマイナスです。
関連記事:頭の上から撮影!「GoPro ヘルメットアクセサリー(ヘッドマウント)」 徹底レビュー!!
ネックマウント
GoProを固定して、首から下げて撮影するタイプのマウントです。
お手軽で目立たず、顎マウントに近い視点で撮ることができます。
落下しにくいのもいいですね。
ただ、以下のようなデメリットもあります。
- ぶれやすい
- 水平がずれやすい
ネックマウントはぶら下げて撮影するタイプなので、どうしても映像がブレやすくなってしまいます。
出来ればHERO7のハイパースムーズか、HERO8のハイパースムーズ2.0をONにして撮影しましょう。
ブレ以上に問題なのが、首にかけたネックマウントがずれ、水平ではなくなって映像も斜めになってしまいやすい事です。
これに関してはこまめに気を付けるしかないのですが、運転中はそうもいきませんよね。
特に水平にずれやすいのは気になるので、個人的にはバイクは他の固定方法をおすすめします。
今回はさらっと紹介した顎マウント以外の固定方法ですが、もっと詳しく知りたいという方は以下の記事も読んでみてください。
関連動画:GoProでバイク映像を撮影する方法!おすすめのマウントから注意点をまとめ!
関連記事:首からかけられるGoPro用ネックマウントをレビュー。両手が空き、臨場感のある映像が撮れます!
簡単装着で臨場感抜群!ライダーは顎マウントがおすすめ!
バイクなどでGoPro撮影を行いたい時は、マウントによる固定が必須です。
色々な固定方法がある中でも、ヘルメットの顎に取り付ける顎マウントが一番のおすすめ。
簡単に取り付け出来て、撮影者の目線に近いため映像の臨場感は抜群です。
バイクに乗る方はぜひ顎マウントを試してみてください。
今GoProは持ってないけど、バイクに乗ってGoPro撮影をしてみたい、と思った方は是非一度レンタルしてみませんか?
レンタルセットに顎マウントはついてきませんが、ご相談いただければスタッフが装着方法等のアドバイスもいたします。
美しいツーリング風景や、迫力ある激しいオフロードの動画をそのまま残しておけるバイクのGoPro撮影、ものすごく楽しいですよ!
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