【モンベルが人気】トレッキングポールおすすめ15選! 初心者や女性向け商品も紹介

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トレッキングポールは登山初心者が揃えるべき装備の一つ。登山やハイキング、トレイルランに使用することでバランスを保ちやすくし、体への負担を軽減する重要なアイテムです。

しかし、いざトレッキングポールを買うとなると、「初心者はどれを選べば良いの?」「どれくらいの長さが良い?」など悩みますよね。

この記事ではトレッキングポールの選び方、おすすめメーカーなどの情報を徹底解説。記事の後半では最新の売れ筋商品をランキング形式で紹介しています。有名メーカーのモンベルや、女性に人気のトレッキングポールもありますよ。

この記事を監修した専門家

登山家・山岳写真家
静かな山の頂へ
1x.com Awarded photographer / DxO フォトグラファーコミュニティ特別会員
年間を通じて山に登り、春は残雪、夏は高山植物、秋は紅葉を楽しむ。冬にはテントを担いで雪山で数泊することも。スウェーデンのオンライン写真ギャラリー・1x.comにてAwarded photographerに認定されるなど、写真家としての一面も併せ持つ。自身で運営しているサイト「静かな山の頂へ」では、山行記録、山のQ&Aや登山用品、カメラ・写真等の情報などを発信中。

トレッキングポールを使うメリットは?

トレッキングポールを使うメリットは?

トレッキングポールを使う主なメリットは以下の3つです。

  1. バランス力を向上させる
  2. 平地や登りでの推進力を高める
  3. 下りで膝への負担を和らげる

登山道は石や段差が多く、バランスを崩しがちです。トレッキングポールを使うことでバランスを取りやすく、つまずいた場合にも転倒しにくくなります

登りや平地を歩く際には、脚だけでなく腕の力も使うことで推進力を高めることができます。さらに下りではトレッキングポールを突くことで上半身を使って体を支えることができるため、膝への負担も軽減することができます

トレッキングポールの選び方

トレッキングポールの選び方

ここからはトレッキングポールの選び方について紹介します。選ぶ際に押さえておきたいポイントはグリップの形状・シャフトの長さ・シャフトのロック方式・収納方法・シャフトの材質・オプションや機能の6点です。これから1つずつ解説していくので、一緒に見ていきましょう。

I字orT字?用途や使いやすさを考慮してグリップを選ぶ

トレッキングポールには、I字型とT字型の2種類のグリップタイプがあります。登山用品店やネット通販で取り扱っているのはI字型が多めですが、コースや使用者によってはT字型の方が適している場合もあります。それぞれの特徴を紹介するので、どちらが自分に合うのか参考にしてくださいね。

初心者・本格的な登山にはバランスが取りやすい「I字型」がベスト

本格的な登山にはバランスが取りやすい「I字型」がベスト

持ち手が棒状のI字型は、手の平で握りやすく安定感があります。登山者の多くがI字型を愛用していて初心者から上級者まで対応できるため、本格的に登山を始めたい人におすすめ。平地や登りでは推進力がアップし、起伏に富んだ地形ではバランスを取りやすくなります。

また、I字型は基本的に左右2本で使います。2本でも1本セットで販売されている物が多いですが、稀に1本単独で販売している場合もあります。後者の場合には2本購入するようにしましょう。本記事では、I字型を使う前提でトレッキングポールについて解説をしていきます。

体力に自信がない人は握力が弱くても握りやすい「T字型」を選ぶ

体力に自信がない人は握力が弱くても握りやすい「T字型」を選ぶ

T字型のグリップは、手の平を上から被せて握るのが特徴。I字型に比べて少ない握力で握れて体重をかけやすいので、体力に自信がない人に向いています。

T字型は1本単位で販売されていることが多く、片手を空けた1本使いが主流。ステッキ感覚で使用でき、舗装された道や平坦なコースを歩くときにおすすめです。登山以外のシーンでも使われており、高齢者のお散歩やリハビリ用のサポート用具として活用されています。

身長に合うシャフトの長さを選ぶ

使いやすいトレッキングポールを選ぶためには、身長に合う長さを選ぶことが重要。トレッキングポールの長さは、シャフトと呼ばれる棒の部分のサイズや仕様によって異なります。自分の身長にぴったりな商品の選び方は以下の通りです。

シャフトの最長時の高さは、胸の位置がベスト

シャフトが最長時に胸までの高さがベスト

出典:rakuten.co.jp

登山に最適なトレッキングポールの長さは、シャフトを一番長く伸ばした状態で地面に垂直に立て、グリップ部分が胸のあたりにくるのがベストです。ひじがちょうど直角に曲がる角度を目安にしましょう。それだけの長さがあれば、どんな状況にも臨機応変に対応できます。

登りと下りで長さを調整できる伸縮式がおすすめ

上りと下りで長さを調整できる伸縮式がおすすめ

出典:rakuten.co.jp

トレッキングポールを登山で使用するときは、登りと下りで最適な長さが異なります。一般的には、登りは短め・下りは長めに長さを調節するのが定石。勾配に合わせて長さを調整できる伸縮機能付きのモデルがおすすめです。

シャフトのロック方式で選ぶ。定番はスクリュータイプ

シャフトのロック方式で選ぶ。定番はスクリュータイプ

市販のトレッキングポールのほとんどに伸縮機能が備わっていますが、シャフトのロック方法は商品によってさまざま。それぞれの特徴を理解して、使いやすいものを選びましょう。

昔から多く採用されている定番は、シャフトを回しながら固定する「スクリューロック式」です。シンプルな構造ゆえに耐久性が高く、価格帯もリーズナブルでコスパに優れていますが、長さを調整するのにやや手間がかかることや、強く締めすぎてしまい緩めにくくなってしまうことがあるというマイナス面もあります。

最近人気なのは、ワンタッチで簡単に調整できる「レバーロック式」です。力に自信がない人でも操作しやすく、素早く調整できるため地形に合わせてこまめに長さを変えたい人にぴったり。グローブをはめたままでも使いやすいアイテムが欲しい人にも適しています。

このほか、コンパクトに収納できる「ピンロック式」や、複数のロック方式のいいとこ取りにした「ハイブリッド式」などがあるので、購入時にしっかり確認してみてくださいね。

収納方法は2通り。耐久性や携行性を確認しよう

意外に見落としがちなのが、トレッキングポールの収納方法。使わないときはコンパクトにして持ち歩けるモデルが多いのですが、商品によって仕様が異なります。テレスコーピング式と折りたたみ式の2通りがあるので、耐久性や携行性をチェックしながら選びましょう。

耐久性が高くハードな登山にも対応できる「テレスコーピング式」

耐久性が高くハードな登山にも対応できる「テレスコーピング式」

太さが異なるシャフトを重ねて収納するテレスコーピング式は、長さ調整が可能なモデルが多いことや、耐久性が高いことがメリットです。

反面、テレスコーピング式は折りたたみ式に比べるとかさばりやすいデメリットも。ただし、ほとんどのモデルは縮小時のサイズが60cm前後であるため、リュックの側面やポールループに取り付ければ問題なく収納することができます

持ち運びのしやすさ優先なら軽量コンパクトな「折りたたみ式」

持ち運びのしやすさ優先なら軽量コンパクトな「折りたたみ式」

携行性を重視するなら折りたたみ式がおすすめです。分割されたシャフトをコードで繋げており、軽くてコンパクトなのが魅力。3分割から4分割にできるものが多く、折りたたみ時の長さは30~35cmまで縮められるのでリュックの中にも収納できます

しかし、折りたたみ式は収納性を優先して設計されているため、テレスコーピング式よりも耐久性が低めです。低山の登山やトレッキングなどのゆるやかなコースに適しています。また、長さを調整できないモデルもあるので購入時は忘れずに確認してくださいね。

シャフトの素材は強度や軽さがポイント。価格差にも注目

トレッキングポールのシャフト部分に使われている素材にも注目してみましょう。主に使われているのはアルミかカーボンで、素材によって強度や重量、価格帯が変わります。それぞれの違いは次の通りです。

初心者におすすめ!低価格で強度が高く折れにくい「アルミ製」

低価格で強度が高く折れにくい「アルミ製」

出典:rakuten.co.jp

強度が高く、折れにくい性質を持つ「アルミニウム製」のトレッキングポール。価格帯も低めで安いモデルなら2,000円程度で買えるため、初心者の入門用におすすめです。ただし、カーボン製に比べると重いので、長時間使用する場合は腕や体に負担を感じやすくなります。

軽くて扱いやすいが値段は高めの「カーボン製」

軽くて扱いやすいが値段は高めの「カーボン製」

出典:rakuten.co.jp

「カーボン製」はとにかく軽いのがメリット。超軽量モデルになると1本あたり170~180gまで重さが抑えられており、疲れにくい利点があります。カーボン製は高価な商品が多いので、初めはアルミ製を購入して慣れてきたら買い替えるのも一つの選択肢です。

ただし、カーボンは強度が低く、登山中に急にポールが折れてしまうことも。トレッキングポールの使用頻度が高く、尚且つなるべく買い替えたくないという場合には、カーボン製を避けた方が良いでしょう。

オプションや便利な機能もチェック

より使いやすさにこだわるなら、トレッキングポールに搭載されている機能やオプションも見逃せません。さまざまな機能や付属品をチェックしましょう。

キャップなど付属品の確認を忘れずに

キャップやバスケットなど付属品の確認を忘れずに

トレッキングポールの先端には「石突き」と呼ばれる金属製の尖ったパーツついています。登山道保護のために石突きにゴム製のキャップ(プロテクター)キャップを装着するのがマナーです。劣化したときにはキャップを新たに購入しましょう。

静かな山の頂へ

石突きが露出した状態だと、登山道は100倍早く劣化すると言われています。登山道は有志の方・山小屋の方など整備によって保たれているので、この方々のお手を煩わせることになります。(なお、プロテクターを外すのは雪山登山のときのみです)。

ストラップを手のサイズに合わせられる「長さ調整機能」

ストラップを手のサイズに合わせられる「長さ調整機能」

トレッキングポールのグリップ部分には手首を通すストラップが付いています。「長さ調整機能」があれば、手のサイズにぴったり合わせられるのでおすすめ。市販品は調整できるタイプがほとんどですが、稀に紐を通しただけのストラップもあるので注意してくださいね。

手首や腕への衝撃を吸収し、負担を軽減する「アンチショック機能」

手首や腕への衝撃を吸収し、負担を軽減する「アンチショック機能」

トレッキングポールを地面に突いた時の衝撃を吸収する機能を「アンチショック機能」といいます。トレッキングポールを長時間使用し続けると手首や肘に掛かる負担の蓄積が無視できなくなってきます。長時間のコースを歩く場合には、ではアンチショック機能があると良いでしょう。

女性の体形に合わせたモデルも人気

女性の体形に合わせたモデルも人気

最近は女性登山者向けのトレッキングポールも販売されています。シャフトを短くしたり、手が小さい人でも握りやすいようグリップが小さめに作られていたりと、女性の体形に合わせて設計されているのがポイント。市販品はサイズが合うか心配な人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

静かな山の頂へ

トレッキングポールにはさまざまな種類があって、選びにくいですよね。最初の1本として選ぶのであれば、私は「I字型」「アルミ製」「テレスコーピング式」をおすすめします。I字型であれば(岩場や鎖場を除いて)どのような地形にも対応しやすく、アルミ製であれば壊れることはほどんどないからです。伸縮式よりもテレスコーピング式の方が商品の種類が多く、選びやすいです。可能であればアンチショック式やレバーロック式を選んでおくとなお安心です。

安いVS 高い!トレッキングポールの比較

安いVS 高い!トレッキングポールの比較

ここまでトレッキングポールの選び方を紹介してきましたが、結局は値段が決め手になる人も多いでしょう。安いモデルと高いモデルでは数万円単位で値段が変わるため、「値段が違うと何が変わるの?」「安いモデルでは使えないの?」といった疑問もあると思います。

そこで、本記事の人気ランキングで紹介する商品の中から安いモデルと高いモデルをピックアップして比較してみました。価格差による機能の違いを見てみましょう。

安いトレッキングポールの特徴(2,159円のモデル)

安いモデルの代表は、「Moon Lence」の2本組トレッキングポールです。アウトドア用のチェアやテーブルが人気の中国ブランド製で、価格は2,000円程度とかなりお買い得。格安モデルだからといって品質が劣るわけではなく、むしろSGマークを取得していて安全性に優れています

SGマークとは?
一般社団法人製品安全協会が定めた認証制度。製品ごとに定められた安全基準を満たした商品に付けられるマークのこと。
こんな人におすすめ
  • とにかく購入予算を抑えたい人
  • 安くても品質がしっかりした商品を探している人
  • ブランド品にこだわらない人

高いトレッキングポールの特徴(21,219円のモデル)

高いモデルの代表は、ドイツの老舗メーカー・レキの「クレシダ FX カーボン AS」です。女性向けに作られたコンパクトモデルで、衝撃を最大40%吸収するアンチショックシステムが秀逸。さらに、レバーロックを緩め過ぎてもシャフトが落ちない独自のシステムを搭載するなど、機能性に優れています。

こんな人におすすめ
  • 有名ブランドから選びたい人
  • カーボン製のトレッキングポールが欲しい人
  • 機能性の高いモデルを探している人

結論:ブランド力や機能性を重視するなら高いモデルがおすすめ

安いモデル 高いモデル
サイズ 最大135cm・収納時65cm 最大120cm・収納時40cm
重量 290g×2本 258g×2本
シャフトの素材 アルミ カーボン
シャフトのロック方式 スクリューロック式 レバーロック式
収納方法 テレスコーピング式 折りたたみ式
アンチショック機能
付属品 トレッキングキャップ・バスケット・収納袋 トレッキングキャップ・バスケット・収納袋

安いモデルと高いモデルを比較してみましたが、両者で大きく違うのはシャフトの素材とロック方式、そして収納方法の3点。高いモデルはカーボン製なので安いモデルに比べて軽めです。アンチショック機能や付属品に差はなく、安いモデルでも十分なスペックを備えていることがわかります。

結論は、メーカーや高機能にこだわらなければ安いモデルでも十分。ブランド力やより便利な機能を重視したい人は高いモデルを選ぶとよいでしょう。

静かな山の頂へ

どのような機能・価格帯のトレッキングポールにも共通点があります。それは、急斜面の岩場や鎖場といった登山道では、トレッキングポールをリュックにしまうということです。これらの登山道では両手両足を使った3点支持で登っていく必要があるため、トレッキングポールがあっても役に立たないどころか、逆に危ないためです。

専門家おすすめのトレッキングポール

この記事を監修した静かな山の頂へさんおすすめのトレッキングポールをご紹介します。

トレッキングポールおすすめ人気ランキング比較一覧表

Picky’s編集部が主要サイト(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、価格比較サイト)の上位商品をポイント制で集計。本当に売れている上位のおすすめ商品を厳選しました。
商品最安価格使用時サイズ収納時サイズ重量シャフトの素材シャフトロック方式収納方法アンチショック付属品
DABADA トレッキングポール確認中 楽天市場AmazonYahoo!最大120cm56.5cm220g×2本アルミスクリューロック式テレスコーピング式トレッキングキャップ・バスケット・収納袋
TrailBuddy トレッキングポール楽天市場確認中 AmazonYahoo!最大137cm62cm275g×2本アルミレバーロック式テレスコーピング式×トレッキングキャップ・バスケット・スノーバスケット・収納袋
グラビティ トレッキングポール¥2,982 楽天市場AmazonYahoo!最大130cm35cm280g×2本アルミレバーロック式折りたたみ式×トレッキングキャップ・バスケット・収納袋
LAMPTOP トレッキングポール楽天市場確認中 AmazonYahoo!最大120cm34cm280g×2本アルミレバーロック式折りたたみ式トレッキングキャップ・バスケット・スノーバスケット・ウォーキングキャップ・収納袋
宝舟JAPAN トレッキングポール確認中 楽天市場AmazonYahoo!最大110・130cm(M・L)30・36cm(M・L)290g×2本アルミレバーロック式折りたたみ式×トレッキングキャップ・バスケット・スノーバスケット・ウォーキングキャップ・収納袋
SOFIT トレッキングポール¥5,448 楽天市場AmazonYahoo!最大130cm36cm286g×2本アルミレバーロック式折りたたみ式×トレッキングキャップ・バスケット・スノーバスケット・収納バッグ
DABADA トレッキングポール確認中 楽天市場AmazonYahoo!最大125cm61cm175g×2本カーボンスクリューロック式テレスコーピング式トレッキングキャップ・バスケット・収納袋
TheFitLife トレッキングポール¥6,788 楽天市場AmazonYahoo!最大135cm63cm200g×2本カーボンレバーロック式テレスコーピング式トレッキングキャップ・バスケット・スノーバスケット・ウォーキングキャップ・収納袋
ガリペット トレッキングポール確認中 楽天市場AmazonYahoo!50~110cm-330g×2本アルミスクリューロック式テレスコーピング式-
モスジャパントレッキングポール確認中 楽天市場AmazonYahoo!最大134cm62cm275g×2本アルミレバーロック式テレスコーピング式×トレッキングキャップ・バスケット・スノーバスケット・ウォーキングキャップ・収納袋
Wild Spirits UL系トレッキングポール¥9,680 楽天市場AmazonYahoo!最大133cm63cm187g×2本カーボンレバーロック式テレスコーピング式ラバーキャップ・バスケット・スノーバスケット・専用キャリーバッグ
Moon Lence トレッキングポール確認中 楽天市場AmazonYahoo!最大135cm65cm290g×2本アルミスクリューロック式テレスコーピング式トレッキングキャップ・バスケット・収納袋
レキ クレシダ FX カーボン AS¥25,390 楽天市場AmazonYahoo!100~120cm40cm258g×2本カーボンレバーロック式折りたたみ式トレッキングキャップ・バスケット・収納袋
LAD WEATHERトレッキングポール¥3,280 楽天市場AmazonYahoo!最大135cm63cm560g(2本)アルミハイブリッド式テレスコーピング式トレッキングキャップ・バスケット・スノーバスケット・ウォーキングキャップ・収納袋
スペリオコーポレーション トレッキングポール¥7,980 楽天市場AmazonYahoo!最大125cm33cm227g×2本カーボンレバーロック式折りたたみ式×トレッキングキャップ・バスケット・専用キャリングバッグ

トレッキングポールおすすめ人気ランキング15選

トレッキングポールのおすすめ人気メーカー

50種類以上の中から選べる「モンベル(mont-bell)」

登山メーカーの中でもトップクラスの人気を誇る「モンベル」。登山グッズならなんでも揃うイメージがありますが、トレッキングポールも期待を裏切らないラインナップです。I字型33点、T字型8点のほか、手が小さい人向けモデルや折りたたみ式を合わせて50点以上を取り揃えています。

モンベルのトレッキングポールは安いものでも1本あたり7,000円程度なので、初心者は手を出しにくいかもしれません。しかし、キャップやバスケットなどのアタッチメントだけでなく、交換用のストッパーも販売されているのは大手メーカーならでは。消耗品を交換しながら長く愛用できるのでお買い得といえるでしょう。

全ての商品が分解可能で手入れがしやすい「シナノ(SINANO)」

「シナノ」はスキーや登山用のポールを主力商品とする長野県のスポーツメーカーです。トレッキングポールは長さやグリップの大きさが日本人向けに設計されています。また、物を大切に使う日本人の心に寄り添い、全ての商品がメンテナンスしやすいよう分解できるのが特徴です。

トレッキングポール専門メーカーだけあり、伸縮タイプや折り畳みタイプなど多彩なラインナップも魅力。上段にアルミ、中下段にカーボンを使ったハイブリッドモデルが人気です。また、キャップが落下しないようストッパーが付いているなど、環境にも配慮されています。

登山家に大人気のドイツメーカー「レキ(LEKI)」

「レキ」は1940年代にドイツで誕生した世界的なポール専門のメーカーです。新しい機能や素材を積極的に取り入れる姿勢が特徴で、高品質かつ機能的な商品展開が人気の理由。プロの登山家やスキーヤーにもレキのポールを愛用している人がたくさんいます。

注目したいのは、メーカー独自のスピードロック・プラスシステムを採用している点。シャフトの長さ調整をワンタッチで行えるほか、ロック部分の重さやサイズも軽量コンパクト化されていて、邪魔になりにくいです。グローブを着けたままでも簡単に操作できるポールを探している人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

高品質で高機能、コスパ最強な「ダバダ(DABADA)」

機能的で使いやすいキャンプ・登山ギアが人気のダバダは、大阪を拠点とする日本のストドアメーカー。高クオリティなのに価格帯はトップメーカーの製品に比べて格安で、コスパの良さは最強です。登山ビギナーでこれからいろいろな装備を揃えたい人は、ダバダをチェックしてみるとよいでしょう。

トレッキングポールも圧倒的な人気で、ネット通販の売れ筋も常に上位にランクインしています。アルミ製のポールは1本あたり220gとカーボン製なみに軽量。2本組で2,000円台のリーズナブルさが嬉しいですね。SGマークを取得しているので、品質面を重視して選びたい人にもぜひどうぞ。

初心者必見!トレッキングポールの使い方

お気に入りのトレッキングポールを手に入れたら、早速使ってみたいですよね。でも、正しい使い方を知らないとトレッキングポールの効果を発揮できないかもしれません。

ここではトレッキングポールの正しい使い方を登り・下り・平地に分けて紹介するので、参考にしてみてくださいね。

斜面の登り方

斜面の登り方

登りのときはポールをやや短めに調整し、持ち手を肩より低い位置にします。反対側の足のカカトの延長上にポールを置くようにし、歩幅を狭くして前に進みましょう。急な登り坂では四肢のうち三肢で体を支える「三点支持」を基本とし、ポールを先に突くようにします。

参考動画:トレッキングポールの上手な使い方(斜面の登り方)

斜面の下り方

斜面の下り方

下りではポールはやや長めに調整し、歩幅は平地の半分以下が目安。足場を確保しながら、足裏全体で静かに着地しましょう。ポールで体のブレを防ぎながらバランスを取り、体重を預けすぎないよう意識して安全に下降します。

参考動画:トレッキングポールの使い方(斜面の下り方)

平地の歩き方

平地の歩き方

ひじが直角に曲がる高さでグリップを持ち、視線はやや前方に向けます。ポールを踏み出した足の反対側の延長線上に突きながら、歩幅を広くリズミカルに歩きましょう。

参考動画:トレッキングポールを使った平地での上手な歩き方

静かな山の頂へ

登り・下り・平地でポールの長さを変える、と言われるとおっくうな気持ちになってしまいますよね。実際には、登りや下りは連続することが多いので、それほど頻繁にポールの長さを調整するわけではないので安心してください。それでも気になる場合には、スクリュー式ではなくレバーロック式のポールを選ぶと良いでしょう。

トレッキングポール1本・2本使いどっちが良い?

1本使いと2本使い、どちらがいいの?

トレッキングポールが2本必要なのか、1本あれば十分なのかは登山初心者の多くが悩むポイント。結論からいうと、登山用途であればI字型のポールを2本使った方が良いです。これによって、さまざまな起伏に対応することが可能となります。トレッキングポールを1本使いするのは、平坦な地形を進むハイキングの場合がほとんどです。

トレッキングポールの関連商品

ケガの防止や保温力アップに役立つ「登山用グローブ」

トレッキングポールとセットで使いたいのが登山グローブ。ケガの防止や保温性を高める目的で使用するほか、ロープを使うような急な傾斜では必須のアイテムです。低山には薄手のもの、中山から高山用には厚手で保護力の高いものを選ぶと良いでしょう。

リュックに取り付けて収納できる「トレッキングポールホルダー」

登山コースの地形はさまざまなので、場所によってはトレッキングポールを使わない方が登りやすい場合があります。そんなときは、リュックにサッと取り付けておける専用のホルダーがあると便利です。販売している店舗は限られているので、ぜひネット通販を利用して揃えておきましょう。

高度の冬山に備えるなら「ピッケル」

本格的な雪山登山にチャレンジしたい人は、ピッケルの用意が必須です。なだらかな雪山ではトレッキングポールでも十分ですが、森林限界以上の斜度がきついコースでは怪我の防止のため、ピッケルを使いましょう。初心者には重さ400g以下の商品がおすすめです。

関連動画:【用途別】おすすめピッケル24選&選び方解説|安い・高いピッケルの違いとは

その他:登山におすすめのアイテム

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トレッキングポールのよくある質問

トレッキングポールは自作または代用できますか?

DIYが得意な人であればホームセンターやネット通販で材料を揃えて自作している人もいます。また、スキーストックや街歩き用のステッキで代用している人もいるようです。

しかし、山歩きは一歩間違えば命に関わる危険もあるので、きちんとした登山用のトレッキングポールを買うことをおすすめします。

ワークマンでトレッキングポールは販売されていますか?

2023年5月時点でワークマンでトレッキングポールの販売は確認できませんでした。

トレッキングポールの寿命はどれぐらいですか?

これといった寿命の目安はありませんが、安全性に不安を感じるようになったら修理に出すか新しいものと交換しましょう。シャフトが折れ曲がる・亀裂が入るなどの劣化が見られたら買い替え時です。また、ゴムキャップがすり減ったら交換するようにしましょう。そのまま使い続けると登山道を痛めたり、人に当たったときに怪我をさせてしまう恐れがあります。

おすすめトレッキングポールまとめ

おすすめトレッキングポールまとめ

出典:rakuten.co.jp

 今回は、トレッキングポールを選ぶポイントや、売れ筋商品ランキングなどの情報をお届けしました。最後に選び方のポイントをもう一度おさらいしておきましょう。

  • グリップの形はI字とT字の2種類。本格的な登山用ならI字を選ぶ
  • 身長に合わせた長さを選ぶ。登り下りで調整できる伸縮式が◎
  • シャフトのロック方法も確認しよう。操作が簡単なのはレバーロック式
  • 収納方法もチェック。ハードな登山にはテレスコーピング式がおすすめ
  • アルミ製のシャフトは安くて強度が高く、カーボン製は軽量で値段が高い
  • アンチショックなどの機能性やオプションにも注目しよう

自分にぴったりのトレッキングポールを選ぶことで、登山がますます楽しくなり安全性も高まります。この記事を参考にぜひお気に入りの商品を見つけてくださいね。

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