登山やトレイルラン中、シューズに雨・雪・小石などが浸入するのを防ぐゲイター。水濡れを防いでシューズ内の快適性を保つほか、足元の冷えによる体温低下を防ぐなどメリットがいっぱいです。
しかし、「ゲイターはどんな登山をするときに必要なのか?」「ショート丈やロング丈があるけど、何を基準に選べばいいのか?」と悩んでしまいますよね。
そこで今回は、ゲイターの選び方やおすすめのメーカーなどの情報を徹底解説。記事の後半では最新の売れ筋商品をランキング形式で紹介します。ゲイターがなくても登山はできますが、持っていて絶対に損はないアイテムなので、本記事を参考に備えてみてはいかがでしょうか。
編集部
この記事を監修した専門家
目次
ゲイターの必要性とは?スパッツとは違うの?
ゲイター(gaiter)とは足首に巻き付けるカバーのこと。「スパッツ」とも呼ばれており、メーカーごとの呼び方が違うだけでゲイターとスパッツは同じアイテムです。
登山中の足首はとても無防備です。枝やとがった岩で怪我をすることもあれば、シューズの中に小石が入ってきて不快だったり、雨やぬかるみで濡れたり汚れたり。虫が入った時なんて最悪です。これらを全て解決してくれるのが「ゲイター」。登山前にサッと取り付けられるのでぜひ活用しましょう!
- 枝やとがった岩、危険な植物から足元を守る
- 小石や砂、虫がシューズに入り込むのを防ぐ
- 雪や雨でシューズ内が濡れるのを防ぎ快適に過ごせる
- 足元の水濡れによる体温の低下を防ぐ
- ぬかるみや水たまりでの泥除けになりズボンが汚れるのを防ぐ
ガッキー
ゲイターの選び方
ここからは、ゲイターの選び方について解説します。自分にぴったりのゲイターを選ぶためには、丈の長さ・素材・装着方法・サイズ・フィット感の5点を確認するのがコツです。
ショート?ロング?用途に合わせて長さを選ぶ
ゲイターにはさまざまな「丈(長さ)」があり、その丈は大きく「ショート」と「ロング」に分けられます。状況によっておすすめが変わるので、それぞれの特徴を見ていきましょう。
低山やトレッキングには軽量コンパクトな「ショート丈」
丈が30cm以下のショートタイプは、シューズの履き口から足首周りを保護する目的で使用します。おすすめは登山道がよく整備された低山の登山やトレッキング。高い山でもよく整備されたコースを歩くのであればショートタイプでも対応できるでしょう。
ショートタイプの魅力は、軽量・コンパクトで持ち運びがしやすいというところ。覆うのは最小限なので、軽快に歩くこともできます。普段ゲイターを使わない方でも、非常時の備えとしてザックに忍ばせておくのも良いでしょう。フロント面にプロテクターを備えたトレイルラン用のモデルも販売されています。枝などを蹴っ飛ばしたらかなり痛いですからね……。
雪山や悪天候時には防御力の高い「ロング丈」
丈が40cm程のロングタイプは、シューズの履き口からヒザ下までを保護する目的で使用します。雪山や悪天候時の登山で重要なのは、靴の中に水が入って体温が下がるのを防ぐこと。悪条件時の登山ではロングタイプでしっかりガードしましょう。ズボンの上に重ね履きすることで保温力を高める効果もあり、足元の冷えも防いでくれます。それにシューズの中が濡れたままなんて嫌ですよね。
天候のいい日でも、シューズの中にはいろいろと入ってきます。葉っぱや枝、小石、最悪虫が入って潰れていたなんてことも……。ロングタイプにはメリットがいっぱいです。
防水性や耐久性を考慮して素材を選ぶ
使用されている素材にも注目してみましょう。主に使われているのは防水透湿性に優れたゴアテックスや破れにくいナイロンです。ストレッチ性の高いソフトシェルも人気ですね。それぞれのメリットを簡単に紹介するので、選ぶ際の参考にしてください。
ゴアテックス:蒸れにくく雨や雪の浸入を防ぐ
「ゴアテックス」の特徴は、優れた防水透湿性です。登山ウェアやシュラフでお馴染みの素材ですね。完全防水で雨や雪の浸入を防ぎつつ、体から発散される蒸れを外に逃がしてくれるので汗をかいても快適に過ごすことができます。防風性も備わっているので、冷たい風からも足首を守ってくれますよ。
雪山や本格的な登山に使うのであればゴアテックス製のゲイターが良いでしょう。ゴアテックス以外の防水透湿素材として「eVent」や「ウェザーテック」などもあります。いずれも価格が高めなので予算と相談しながら検討してみて下さいね。
ナイロン:耐久性・耐摩耗性が高くて破れにくい
「ナイロン」の特徴は、耐久性と耐摩耗性が高く、薮道や岩登りなどのハードコースにも耐えうる強度を備えていることろでしょうか。丈夫で長く使えるゲイターをお求めの方には「ナイロン」がおすすめです。耐引き裂き性にも優れていて、アイゼン(下記※欄参照)の爪が引っ掛かっても破れにくい特性があります。
ナイロンには撥水性があり、水濡れに強いです。ゴアテックスほどではありませんが、少しの雨程度なら十分に弾いてくれます。このほか、軽くて持ち運びがしやすく価格が低めなことなど、メリットが盛りだくさんです。
ソフトシェル:ストレッチが効いて動きやすい
「ソフトシェル」の特徴は、優れたストレッチ性です。アウトドアウェアによく使われている素材ですね。柔らかく足首にぴったりフィットするので、足首の可動域にそれほど干渉しません。ハードな上り下りをするコースやトレイルランに適しています。
ソフトシェルは防風・保温・通気性が良く、幅広いシーンで活躍できます。撥水性はありますが防水性はないので、雪深いコースや悪天候のときには他の素材が良いでしょう。
装着方法は2種類!着脱のしやすさや機能性をチェック
装着方法も確認しておきましょう。意外と種類があるんですよね。その種類とは「ベルクロ」と「ジッパー」の2種類。着脱のしやすさや機能性、見た目が変わってくるので、用途や好みに合わせて選びましょう。
中にはベルクロとジッパーの両方で留めるハイブリッド型のモデルもあります。
「ベルクロタイプ」手袋を着けたまま装着する雪山や、サッと脱着したい方におすすめ
マジックテープなどの面ファスナーで開け閉めする「ベルクロタイプ」は、着脱のしやすさがポイント。冬場の防寒手袋を着けたままでも開閉できます。真冬でも凍り付きにくいメリットがありますが、ジッパータイプに比べると防水性能はやや劣ります。冬場以外でも、サッと脱着したい方にもおすすめですよ。
「ジッパータイプ」雨や雪の中を歩く方におすすめ
ジッパータイプは防水・止水性が高く、雨の浸入をしっかり防いでくれます。梅雨などの雨が多い季節や悪天候が予想される日は、ジッパータイプが適しています。着脱はジッパーを上げ下げするだけなので簡単です。厚手の手袋を着けたままだと操作しづらく、冬場は凍結して使いづらくなることもあるので注意しましょう。
開閉位置も確認しよう。初心者の方にはフロントで開閉するタイプがおすすめ
ゲイターの開閉位置にはフロント・サイド・バックの3種類あり、機能や使いやすさが変わってきます。初心者の方には扱いやすいフロントタイプがおすすめ。耐久性や防水性にこだわりたい、見た目をスッキリさせたい方はバックが良いでしょう。サイドはそれぞれの両立という感じでしょうか。
サイズやフィット感にも注目しよう
せっかくゲイターを買ったのに装着できない……なんてことにならないよう、購入前にサイズやフィット感もチェックしておきましょう。
自分に合うサイズを見極める。夏と冬で装備が違う場合もあり
ゲイターには、サイズ展開があるモデルとフリーサイズのものがあります。S・M・Lなどのサイズを選べるものが理想ですが、ワンサイズしかない場合は適用サイズの確認を忘れずに。フリーサイズといっても適用範囲が23~26.5cmまでのものが多く、靴のサイズが大きいと装着できない場合があります。
登山シューズは3シーズン用と冬用で仕様が異なります。冬用の登山シューズには、夏用よりも一回りサイズが大きくなっているものもあります。それにより、ゲイターのサイズも変わるので注意しましょう。
不安な方はアウトドアショップの店員さんに確認するのが一番でしょう。知識が豊富なので的確なアドバイスがもらえますよ。
履き口のサイズを調整できるタイプが便利
ロングゲイターは履き口が膝下やふくらはぎにあたるため、フィットしていないと使用中にずり落ちてきたり異物が入ってきたりします。ふくらはぎ周りのサイズは人それぞれなので、微調整できるドローコードやテープストラップ付のモデルを選びましょう。
調整用のコードはほとんどの商品に付いていますが、低価格帯の商品にはゴムバンドのみのものが稀にあります。購入前にしっかりと確認しておきましょう。
ずり上がりを防ぐストラップの仕様も確認しておこう
ゲイターにはずり上がるのを防ぐため、靴の底面に固定するストラップが付いています。素材や仕様はメーカーによってさまざま。伸縮性のあるゴムバンドタイプや、長さを調整できるベルトタイプなどがあります。使いやすさや耐久性を考えて自分の使い方に合ったものを選びましょう。
ゴムバンドタイプは靴の底面に渡してフックで止めるだけなので装着が簡単ですが、歩くたびに摩耗するので耐久性は低め。登山中にいつの間にか切れていた、なんてこともあります。予備のバンドを用意しておくと良いでしょう。予備のバンドを別売りで購入できるメーカーが望ましいですね。
ベルトタイプは耐久性がありますが、装着にやや手間がかかるものや靴底に段差が生じてしまう場合もあります。購入前によく確認しましょう。
ガッキー
専門家おすすめのゲイター
この記事を監修したガッキーさんおすすめのゲイターをご紹介します。
コスパ最高!蒸れ知らずで通年どこでも使える優れもの!
登山中の足元を薮や小石、雨等から守ってくれるゲイター。
快適性を確保するなら欠かせないアイテムです。各メーカーからさまざまなものが販売されていますが、コスパを考えるなら断然モンベル!数千円のものでも最低限の機能は果たしますが、耐久性や透湿性には不安があります。1万円前後のものは機能こそ優れていますが、お財布には厳しい。そこでモンベルの出番です。税込6,600円と中程度の価格帯でありながら、しっかりと耐久性や透湿性を確保しています。
私は現在違うメーカーのもう少し低価格のものを使っていますが、機能の差は大きいなと実感しています(特に蒸れ)。価格差で残った資金を交通費に変えて、ひとつでも多くの山に登りに行きましょう!
丈の長さ | ロング |
---|---|
素材 | ゴアテックス |
重量 | 144g |
装着方法 | ストラップ・フック |
開閉位置 | バック |
サイズ展開 | S・M・L |
履き口のサイズ調整 | 可 |
その他特徴 | スタッフバッグつき |
ゲイターおすすめ人気ランキング比較一覧表
ゲイターおすすめ人気ランキング15選
2種類の素材で防水透湿性と耐久性を両立。本格的な登山に好適
オーストラリアで誕生した登山ブランド・シートゥサミットのロングゲイターです。商品名の「クアグマイア」とは、英語で沼やぬかるんだ地面のこと。ずぶずぶ足を取られるようなコースでも足元をしっかり守り、快適さを保てます。
上下に分かれて異なる素材が使われており、上部には防水透湿性に優れたeVent素材を採用。下部は1000Dコーデュラ素材で、ナイロンのおよそ7倍の耐久性を備えています。さらに生地の表面に撥水処理が施されているなど、機能性は申し分ありません。
お値段はやや高めですが、本格的な登山に備えるなら間違いなしの一品ですよ。
丈の長さ | ロング(38~42cm) |
---|---|
素材 | 上部:eVentファブリック・下部:1000Dナイロン |
重量 | 300~360g |
装着方法 | ベルクロ |
開閉位置 | フロント |
サイズ展開 | S・M・L・XL |
履き口のサイズ調整 | 可 |
その他機能 | - |
お試しで使いたい人にぴったりなプチプラアイテム
「ゲイターを試しに使ってみたいけど高いものは手が出せない」という人は、ぜひ本商品をチェックしてみましょう。1,000円台のプチプラアイテムなので、予算を抑えて購入したい人にもってこいのゲイターです。
開口部はジッパーの上からマジックテープを留める二重構造で、細かい砂ぼこりや水滴の浸入をガード。撥水性も期待できるナイロン素材が使われていて、雨天時はもちろん朝露で足元が濡れるのを防げます。
スタイリッシュなホワイトとブラックのほか、赤やグリーンなど発色のよいカラーを選べるのも嬉しいポイントです。
丈の長さ | ロング(38cm) |
---|---|
素材 | ナイロン |
重量 | - |
装着方法 | ベルクロ・ジッパー |
開閉位置 | フロント |
サイズ展開 | フリーサイズ |
履き口のサイズ調整 | 可 |
その他機能 | - |
身長160cm以下の人におすすめのミディアムサイズ
寝袋に特化したアウトドアメーカー・イスカのゲイターは、素材にゴアテックスを採用。フロントでジッパーを閉めてからクルッと後ろに回して装着する仕様で、開閉部が邪魔にならないメリットがあります。
上部の内側に滑り止めが縫い付けてあり、装着時のずり落ちを防げるのもよいところ。履き口に伸縮性のあるゴムコードとストッパーが備わっているから微調整がしやすく、フィット感も上々です。
なお、本商品は高さ32cmのミディアムサイズで、登山女子や身長160cm以下の人に推奨されています。一般的なロングゲイターでは長すぎる、という人はぜひ手に取ってみてくださいね。
丈の長さ | ミディアム(32cm) |
---|---|
素材 | ゴアテックス |
重量 | 135g |
装着方法 | ジッパー |
開閉位置 | バック |
サイズ展開 | フリーサイズ |
履き口のサイズ調整 | 可 |
その他機能 | 収納袋付き |
3D立体設計のスマートなシルエットが魅力。防水透湿性も良好
耐水圧5000mmの防水透湿機能を備え、さらに撥水加工を施しているため、バツグンの防水性・防寒性を実現。雪や雨による浸水や泥ハネから足元を守るロングゲイターです。
また、3D立体設計でたるみのないスマートなシルエットも魅力。ふくらはぎからブーツにかけてのラインにぴったりフィットするから見た目にもおしゃれです。オレンジやアクアブルーなどカラフルな4色から選べますよ。
MとLの2サイズ展開で、高さが41cmと少し長めです。膝から下をすっぽり覆えるゲイターが欲しい人は、候補に入れてみてはいかがでしょうか。
丈の長さ | ロング(41cm) |
---|---|
素材 | 420デニールナイロン |
重量 | 130g |
装着方法 | ベルクロ |
開閉位置 | フロント |
サイズ展開 | M・L |
履き口のサイズ調整 | 可 |
その他機能 | - |
ゴアテックスの3レイヤーで世界最高レベルの防水透湿性を実現
シュラフカバーやレインウェアに使われるゴアテックス3レイヤーを採用。耐水圧50,000mm以上の防水透湿性があり、さらに表地と裏地をラミネート加工することにより耐久性と撥水性を高めています。これぞまさに世界最高レベルの防水性を備えた、ベテラン登山者にもおすすめできるゲイターです。
開閉部分はジッパー式で、折り返しに芯材を入れて支える構造によりずり下がるのを軽減。裾に向けてゆるく広がる立体デザインなので、ブーツの形にナチュラルにフィットしてだぶつきを抑えています。
また、収納袋も付いていてコンパクトに持ち運べるのも好印象。ペアで129gと軽く、携行性もバツグンです。
丈の長さ | セミロング(26.3~30.2cm) |
---|---|
素材 | ゴアテックスファブリクス 3レイヤー |
重量 | 129g |
装着方法 | ジッパー |
開閉位置 | バック |
サイズ展開 | S・M・L |
履き口のサイズ調整 | 可 |
その他機能 | 収納袋付き |
2種類の素材の組み合わせにより耐久性と防水性を両立
上下で生地を使い分けた構造が特徴的なロングゲイター。上半分は耐水性のある3レイヤー素材、下半部には軽量で耐久性に優れた600Dナイロン素材が使われています。開閉部のジッパーも防水仕様なため、雪山や梅雨の時期でも快適に使用できるでしょう。
下半分をナイロン生地で補強しているため、アイゼンが引っ掛かった際に破れにくいのもポイント。靴底のストラップも厚手のTPUバンドを搭載しており、耐久性・耐摩耗性ともに上々です。
サイドジッパーを採用したスラリとしたシルエットもおしゃれなので、見た目重視の人はぜひチェックしてみてくださいね。
丈の長さ | ロング(39.5~42.5cm) |
---|---|
素材 | 上:3層素材 ・下:600Dナイロンオックスフォード |
重量 | 220g |
装着方法 | ジッパー |
開閉位置 | サイド |
サイズ展開 | S・M・L |
履き口のサイズ調整 | 可 |
その他機能 | - |
ユーザー目線で嬉しい機能が充実。値段も手頃でコスパよし!
「機能や見た目は似たり寄ったりだから使いやすさで選びたい」という人におすすめしたいゲイターです。上部に調節可能なゴムコードとストッパーを装備しており、余分なコードは内側に収納が可能。はみ出たコードが足に当たったり枝に引っ掛かったりすることなく、快適な歩行を実現します。
靴底用のストラップは伸縮性の高いゴムバンド式で、アクティブな動きにもぴったりとフィット。予備のストラップも3組同梱されていて交換も容易に行えます。さらに収納袋も付属しており持ち運びがしやすいなど、ユーザーに嬉しい魅力が盛りだくさんです。
買い求めやすい価格帯なので、コスパ重視の人は候補に入れてみてはいかがでしょうか。
丈の長さ | ロング(40cm) |
---|---|
素材 | 防汚撥水・透湿防水生地 |
重量 | 222g |
装着方法 | ジッパー |
開閉位置 | バック |
サイズ展開 | フリーサイズ |
履き口のサイズ調整 | 可 |
その他機能 | 収納袋・交換用ストラップ3組付き |
かっこいい登山ギアならこれ。専用袋付きでコンパクトに収納可
ロングブーツのようなストレートラインにミリタリー調のデザインがおしゃれな、ネイチャーハイクの登山用ゲイター。フロントのブランドロゴもスタイリッシュで、「登山ギアは見た目が命!」という人におすすめしたいかっこよさです。
見た目だけでなく機能性も充実しており、素材には3層複合ナイロンと600D防水オックスフォード生地を組み合わせて採用。耐水性・防塵性・通気性に優れていて悪路や雪山歩行にうってつけです。
また、専用の収納袋が付いているのも嬉しいポイント。重さ186g、収納時は約15×5cmとコンパクトなので、荷物をなるべく減らしたい人は検討してみましょう。
丈の長さ | ロング(45cm) |
---|---|
素材 | 上部:3層複合ナイロン・下部:600D防水オックスフォード |
重量 | 186g |
装着方法 | ベルクロ・ジッパー |
開閉位置 | フロント |
サイズ展開 | S・M・L・XL |
履き口のサイズ調整 | 可 |
その他機能 | - |
プロテクターでトレイルラン中の異物浸入をしっかりガード
ウィンタースポーツでお馴染みの「サロモン」ですが、最近はトレイルシューズにも注力。本商品は、トレイルランを楽しむ人向けに開発されたショート丈のゲイターです。
足首周りの締め付け感を自由に調整できるベルクロ式で、プロテクラーがシューズの履き口をしっかりガード。走行中に砂利や砂などの異物が浸入するのを防ぎます。足首の周辺は通気性に優れたメッシュ素材が使われており、気になる内部の蒸れを効果的に排出することが可能です。
リフレクターが付いていて暗い場所でも人目に付きやすく、万が一日が落ちたときに備えられるのも魅力。トレイルランだけでなく、通常の登山にもぜひ活用してみてくださいね。
丈の長さ | ショート |
---|---|
素材 | ポリアミド・エラスタン |
重量 | 138g |
装着方法 | ベルクロ |
開閉位置 | フロント |
サイズ展開 | S・M・L |
履き口のサイズ調整 | 可 |
その他機能 | - |
登山以外のシーンでも気軽に使える価格帯。初めてのゲイターにも
マジックテープで着脱するシンプルな造りの登山用ゲイターです。防水性・防風性に優れた素材を採用しており、高さが45cmとかなり長めなので膝から下をカバーできます。ゲイターの上部にはずり下がり防止のコードが付いていて、フィット感は上々です。
また、買い求めやすい価格帯も魅力の一つ。手軽に購入できるため、初めてゲイターを使う人にもおすすめです。ECサイトのレビューでは、雨天時のバイクの運転やスノーシューで使用している人も見受けられました。
定番のブラック・ネイビーのほか、蛍光色のグリーン・オレンジなど目立つカラーも取り揃えているので好みで選んでみてくださいね。
丈の長さ | ロング(45cm) |
---|---|
素材 | - |
重量 | - |
装着方法 | ベルクロ |
開閉位置 | フロント |
サイズ展開 | フリーサイズ |
履き口のサイズ調整 | 可 |
その他機能 | - |
リュックに常備しておきたくなる軽量コンパクトなサイズ感
23cmから26.5cmまでのシューズに対応するトレイルラン用のショートゲイターです。ゴムのような強さと伸縮性を備えたライクラ生地が使われており、足の可動域に干渉することなく心地よくフィット。さらにクッション性のあるスポンジ素材で足首周りを包み込み、衝撃を吸収してくれます。
フロントには防水加工が施されていて、雨や雪で濡れにくいのもよいところ。小石や砂も入りにくいので、ザレ場の多いコースや砂っぽい地面を歩くときに重宝するでしょう。
わずか75gと軽量でコンパクトなので、登山の備えとしてリュックに常備しておくのもおすすめです。
丈の長さ | ショート |
---|---|
素材 | ライクラ生地 |
重量 | 75g |
装着方法 | ベルクロ |
開閉位置 | サイド |
サイズ展開 | フリーサイズ |
履き口のサイズ調整 | 可 |
その他機能 | - |
防水・防寒対策に優れ、登山以外にも幅広く使える
耐水圧6000mmの600Dオックスフォード生地に撥水加工を施した、防水性能に優れたロングゲイターです。雨や雪による水濡れのほか、泥や砂の浸入を防げてトレッキングや登山、スノーシューなど幅広く活用できます。防風力も備えているため、冬の防寒対策にもうってつけです。
また、上部から下部にかけてたるみのないスリムなシルエットもポイント。ブラックとグレーの2色展開で目立たずに装着できるため、アウトドアコーデもおしゃれにこだわりたい人に向いています。
1,000円台で購入できるプチプラアイテムなので、自転車やバイクの防水対策や農作業、渓流釣り用のグッズとして気軽に選んでみてくださいね。
丈の長さ | ロング(37~42cm) |
---|---|
素材 | 600Dオックスフォード |
重量 | 300g |
装着方法 | ベルクロ |
開閉位置 | フロント |
サイズ展開 | S・M・L・XL |
履き口のサイズ調整 | 可 |
その他機能 | - |
広めの履き口やベルト式のストラップで個人差に合わせやすい
ジッパーの上からマジックテープで留める二重構造により、水気の浸入をしっかり防げるロングゲイター。撥水加工された生地なので水濡れに強く、雨天時の登山はもちろん草が生い茂っているコースの朝露対策にも適しています。
ワンサイズのみですが、履き口周りが48cmと広めでさまざまな体形に合わせやすいのも魅力。調整用のゴムストッパーも付いており、好みの締め付け感で装着できますよ。足下のストラップもベルト調整式なので、個人差に合わせてぴったりフィットさせることが可能です。
シューズが入るサイズの防水ポーチが付いていて、ゲイターと一緒に携帯できる点もおすすめポイントです。
丈の長さ | ロング(39cm) |
---|---|
素材 | - |
重量 | - |
装着方法 | ベルクロ・ジッパー |
開閉位置 | フロント |
サイズ展開 | フリーサイズ |
履き口のサイズ調整 | 可 |
その他機能 | 防水収納ポーチ付き |
防水+シリコン加工で水濡れを防止。耐久性も良好
「ロング丈のゲイターは長すぎて邪魔になる」という人にぴったりな、高さ22cmのショート丈がポイント。低山の登山やトレッキング、農作業におすすめしたいアイテムです。
ゲイターの上部は耐水圧3000mmのナイロン生地にシリコンコーティングを施しているため、高い防水性能が期待できます。下部は3層レイヤーで強度を高めた生地を採用し、耐久性・耐摩耗性をアップ。アイゼンに引っ掛かっても破れにくい耐引裂性を備えていますよ。
わずか70gと軽量でかさばりにくいので、持ち運びがしやすい点もGoodです。
丈の長さ | ショート(22cm) |
---|---|
素材 | 上部:15Dナイロン・下部:3層レイヤー |
重量 | 70g |
装着方法 | ベルクロ |
開閉位置 | フロント |
サイズ展開 | L |
履き口のサイズ調整 | 不可 |
その他機能 | - |
登山初心者でも買い求めやすい低価格でマルチに使える一品
防水透湿素材のエアリファインライトを使用し、3000mm以上の耐圧性を備えたロングゲイターです。ジッパーとマジックテープの併用で開閉部を保護するのでカバー力が高く、軽めのトレッキングから雪山登山までマルチに対応できます。
高さが40cmあるから足の長い人でもストレスなく装着でき、夏場はハーフパンツと組み合わせてもOK。足元の水濡れ対策のほか、草むらや藪の中を歩くコースで露や泥を防げるなどメリットが盛りだくさんです。
何より買い求めやすい値段も魅力で、予算を抑えて購入したい人にぴったり。ゲイターはまだ必要ないかも……というビギナーの方も気軽に手に取ってみてはいかがでしょうか。
丈の長さ | ロング(40cm) |
---|---|
素材 | 70DNナイロン、エアリファインライト |
重量 | 300~360g |
装着方法 | ベルクロ・ジッパー |
開閉位置 | フロント |
サイズ展開 | フリーサイズ |
履き口のサイズ調整 | 可 |
その他機能 | - |
ゲイターのおすすめ人気メーカー
世界最高水準のゴアテックスがおすすめな「モンベル(mont-bell)」
言わずと知れた日本を代表する登山メーカーの「モンベル」。コスパに優れた多彩な商品展開が魅力のメーカーで、登山用ゲイターも10種類近くラインナップしています。丈の長さ展開はロング・セミロング・ショートと豊富で、キッズモデルも取り揃えているのはさすがモンベルですね。
モンベルのゲイターでもっともおすすめなのは、ゴアテックスを使用したモデル。耐水圧50,000㎜以上を備えた世界最高水準の防水透湿性を備え、生地の表面には耐久撥水加工を施しています。アイゼンへの装着を想定したアルパインモデルも取り揃えているので、本格的な雪山登山に挑戦する方はチェックしてみて下さい。
防水透湿素材のハイベントを使用した「ノースフェイス(THE NORTH FACE)」
スタイリッシュなデザインと実用性の高さが人気の「ノースフェイス」からは、ショート丈とセミロング丈のゲイターが販売されています。いずれも防水透湿素材のハイベントを採用しており、体から出た蒸気を効率よく外に排出してくれます。汗による蒸れを軽減できるので、とても快適です。
ずり上がりを防ぐストラップはフラットな樹脂製。やわらかい靴底のトレッキングシューズやスニーカーにも使いやすいように工夫されています。黒のワントーンに特徴的なブランドロゴマークも健在で、これぞノースフェイス!といったデザインが好きな方にもおすすめですよ。
耐久性を重視するなら「アウトドアリサーチ(OUTDOOR RESEARCH)」
アウトドアリサーチはアメリカのシアトルを拠点とするアウトドアメーカーです。本格的な登山に対応できる機能性が人気で、登山初心者からベテランまで幅広い支持を集めています。
ゲイターはセミロング丈とロング丈を7種類ほどラインナップしています。安いモデルでも5,000円以上するので高級な部類に入りますが、実用的で耐久性を重視しているため、実際のコスパは悪くないですね。登山ギアを大切に育てながら長く使い続けたい方は愛着がわくと思います。
ゴアテックスやウェザーテックが安価で買える「イスカ(ISUKA)」
イスカは大阪を拠点とするアウトドアメーカーです。多くのメーカーは登山やキャンプ関連のアイテムを幅広く取り扱っていますが、こちらは珍しく登山用の寝袋を専門的に扱っているメーカーです。そのほか、グローブやテントシューズ、ゲイターなども販売しており、体の保護を目的とするアイテムに特化しています。
ゲイターはスパッツの名前で販売しています。ゴアテックスや独自素材のウェザーテックなど、防水透湿性の高い素材を採用しています。内側上部に滑り止めを付けており、登山中のずり落ちを防いでくれます。高品質ながら値段は5,000円前後と手頃なのも嬉しいですね。
「ライトスパッツ」は上半分をゴアテックスやウェザーテック、下半分を防水ナイロンとすることで快適性と耐久性を両立させています。
ゲイターの正しい付け方
「ゲイターを買ったはいいものの装着方法がわからない」という人のために、正しい付け方を紹介します。商品によって少しの違いはありますが、基本的な手順は同じです。
- ゲイターの左右を確認し、足首の周りを囲むようにまずは被せます。
- マジックテープまたはジッパーを締めます。
- レースフックを靴ひものちょうど良い箇所に掛けます。
- ずり上がり防止のストラップを靴の底に渡してフックなどに固定します。
- たるみがないように履き口を引き上げ、ドローコードで調整します。
編集部
ガッキー
ゲイターの関連商品
雨のアクティビティに必須の「レインスーツ」
雨の日の登山や自転車・バイクの通勤通学にはレインスーツが必須です。水濡れを防ぐだけでなく、汗でムレにくい防水透湿素材が使われているものがおすすめ。登山用ならウェアの上から着用できるようワンサイズ上のものを選ぶのがコツです。
関連記事:濡れない最強ウェア!レインスーツおすすめ39選!メンズ・レディース・用途別に解説
雪山でも暖かく過ごせる「ダウンパンツ」
雪山登山に備えるなら、ゲイターと一緒にダウンパンツも揃えておくと安心です。200~250g程度の商品が多く、コンパクトに収納できるものであればリュックに常備してもかさばりません。選ぶ際は、保温性や防水性だけでなくデザインにも注目してみてくださいね。
関連記事:【冬の登山に】ダウンパンツおすすめ15選|人気のモンベルやノースフェイスも紹介
雪山でゲイターとセットで使いたい「アイゼン」
本格的な雪山に必須の登山ギアといえば「アイゼン」。スリップや滑落を防止する、命を守るためのアイテムで、雪山装備ではゲイターとセットで使われます。初心者は、低山におすすめの軽アイゼンから揃えてみるとよいでしょう。
関連記事:【初心者に人気のMSRも】スノーシューおすすめランキング18選!モンベル・キッズ向けも
その他持っておきたいおすすめの登山アイテム
関連記事:【モンベル・ワークマンも】最強の折りたたみリュック30選!おすすめの軽量タイプも
関連記事:【普段使いにも】アウトドア財布おすすめ21選|ミニ財布やコインケースも
関連記事:持ち歩き用の救急セットおすすめ20選|100均で代用できる中身も紹介!【防災&アウトドアも】
関連記事:【モンベルが人気】トレッキングポールおすすめ15選! 初心者や女性向け商品も紹介
ゲイターのよくある質問
ゲイターはどこで買えますか?
ワークマンでゲイターは販売していますか?
ゲイターの代用アイテムはありますか?また、自作できますか?
安いものなら1,000円程度で購入できます。100均のビニール巾着などで自作している方もいますが、安全面を考えて市販品を購入しましょう。
自作品が原因で怪我をしたり事故を起こしてしまっては元も子もありません。登山は常に危険と隣り合わせ。きちんとしたものを使いましょう。
100均でゲイターは買えますか?
おすすめゲイターまとめ
本記事では、自分に最適なゲイターの選び方やおすすめ商品の人気ランキングを中心にお届けしました。今回のポイントは、以下の通りです。
- 低山登山やハイキング、トレイルランにはショートタイプで軽快に
- 雪山や雨の日の登山にはロングタイプで水の浸入を防ぐ
- ゴアテックスやナイロンなど素材の特徴を理解して用途に合わせて選ぶ
- 装着方法は2種類。使いやすいのはベルクロタイプ、防水性重視ならジッパータイプ
- 自分に合うサイズを見極めよう。夏と冬で靴の大きさが違う場合もある
- どれを選んで良いかわからなければ、ショップの店員さんに聞こう
ハイキングから本格登山まで幅広くゲイターを揃えていれば、山のアクティビティがさらに楽しくなること間違いなしですね!