出典:amazon.co.jp
雑草の処理や予防に役立つ「除草剤(じょそうざい)」。庭や駐車場に生い茂る雑草に悩んでいる人におすすめのアイテムです。最近では、芝生用や天然成分入りなど、さまざまな特徴を持った商品が登場しています。
しかし、ホームセンターやネットを見るとたくさんの除草剤が販売されており、「どれを選べばいい?最強は?」「農耕地用の除草剤って何?」「ドクダミやスギナに効くものはある?」と選び方に悩む人は多いはず。また、購入にあたり、除草剤を撒く時期や効果的な使い方なども知りたいですよね。
そこで今回は、雑草処理の強い味方「除草剤」についてPicky’s編集部が徹底解説。除草剤の選び方やおすすめの撒き方、人気商品を比較してランキングをまとめました。使いやすい除草剤を探している人は、ぜひ最後まで記事をチェックしてくださいね。
この記事を監修した専門家
目次
除草剤を使うメリット・デメリット
広範囲に生えている雑草を、人の手で抜いていくのは時間も手間もかかりますよね。そんな時に役立っておすすめなのが除草剤。ジョウロや噴霧器にいれて散布するだけで雑草を枯らせるため、広範囲の雑草をお手軽に処理できます。
また、除草剤は薄めて使う商品も多いため、1回散布する費用がそこまでかからないのもメリット。コストをかけずに楽をして雑草を処理できる方法です。
薬剤のため、使えない場所や環境もある点はデメリットです。特に子供・ペットが遊ぶような場所や、農作物を作っている畑の近く、隣接している敷地に植物がある場合などは、トラブルになる可能性があります。事前に周囲の環境をよく確認してから、使えるかを判断しましょう。
森雅樹
除草剤のおすすめの選び方
除草剤には、さまざまな種類の商品が登場しています。効果的に雑草を処理するには、使い方や場所に合った除草剤を選ぶことが大切。初めて除草剤を購入する人は、まず選び方をチェックしましょう。
液体or粒剤?使い方に合った「種類」を選ぶ
除草剤には「液体(茎葉処理型)」と「粒剤(土壌処理型)」があります。それぞれの特徴をまとめているので、自分の使い方に合ったものを選びましょう。
液体(茎葉処理型):すでに生えた雑草を枯らせたい人におすすめ
液体の除草剤は、葉や茎から除草成分を吸収し、雑草を枯らせます。数時間から数日程度で効果が出るものがほとんどで、スピーディーに雑草の処理が可能。すでに地面に生えている雑草を枯らしたい人におすすめです。
ただし、葉や茎にかからず地面に落ちた除草液は土に分解されてしまいます。これから生えてくる雑草を防いだり、土の特性を大きく変化させたりはできません。また、効果の持続性もそれほどないため、新たに雑草が生えてくる度に散布が必要です。
粒剤(土壌処理型):雑草が生えにくい環境を作りたい人におすすめ
粒剤の除草剤は土壌処理型とも呼ばれ、成分が土に吸収されるのが特徴。効果を発揮するまでに1週間程度かかり、徐々に雑草が枯れていきます。地面に除草剤の地層が作られるため、効果が3~9ヶ月程度持続するのがメリットです。
しかし、粒剤の除草剤の主な用途は、これから生える雑草を抑えること。「庭一面に雑草が生えている」「20cm以上の根強い雑草がたくさんある」といった環境では十分な効果が得られない可能性があります。また、周りの土地に染み出すと作物などが育たなくなる可能性があるので、近所に畑や農地がある場合は使い方に気を付けましょう。
液剤(茎葉処理型)と粒剤(土壌処理型)の両方の特徴を持つハイブリッドタイプ
最近では、液剤と粒剤の2種類が組み合わさった「ハイブリッドタイプ」の除草剤も登場しています。スピーディーに雑草を枯しつつ、新たな雑草の発生も抑えられるのが特徴です。
他の2タイプに比べてやや値段が高いものの、持続性が高く、また2種類の除草剤を別で散布しなくていいのが魅力。除草作業の回数を減らしたい方におすすめです。
枯らしたい雑草・使う場所に適した商品をチェック
除草剤には、「芝生用」「コケ用」「イシクラゲ用」など、特定の場所や雑草に適したものが登場しています。
芝生用の除草剤は芝生には悪い影響を与えずに、不要な雑草だけを枯らしてくれるのがメリット。芝生をきれいに保ちつつ、雑草処理したい家庭に重宝します。
また、雑草には通常の除草剤では枯れないものがいくつかあります。大量発生しやすい「コケ」や「イシクラゲ」、生命力が強い「スギナ」「ススキ」「セイタカアワダチソウ」など。
除草剤であれば、どんな雑草でも処理できるわけではないため、購入時は、生えている雑草の種類を確認しておくとGOODです。
畑や農地が周りにある場所では「農耕地用」がマスト
畑や農地が近くにある家庭は、農耕地用の除草剤を使用しましょう。農耕地用の除草剤とは、国の法律に基づいて農薬として登録されている除草剤のこと。日本では、人が管理する畑や植物を育てている庭に登録されていない農薬を使うことが禁止されています。
農耕地用の除草剤には、「農林水産省登録第○○号」という表記があります。近隣トラブルを防ぐためにも、周りの環境を考慮して除草剤の種類を選ぶことが大切です。
撒きやすさ重視なら希釈せずに使える「シャワータイプ」がおすすめ
除草剤には、薬剤を薄めて使用する「希釈タイプ」と、そのまま使える「粒剤」や「シャワータイプ」があります。
希釈タイプはコストパフォーマンスに優れていますが、使うたびに水で薄めるという手間がかかってしまうのが難点です。また粒剤は簡単に使えるもののムラが出やすく、均一に散布したい場合は散粒器が必要になります。
撒きやすさ重視の人や、初めて除草剤を撒く人は、簡単に使えるシャワータイプがおすすめ。最近では、サッと吹きかけるだけで使える「スプレータイプ」の除草剤も登場しています。玄関や花壇脇に生えた雑草の処理に便利ですよ。
安全性が気になる人は「食品成分配合」や「化学殺虫成分ゼロ」がおすすめ
安全に除草剤を使いたいという人には、化学殺虫成分が入っていない商品がおすすめです。食物や天然由来の成分だけでできており、家庭菜園をしている人や小さな子供がいる家庭でも使いやすいのが特徴。除草効果は強力なものと比較するとやや劣りますが、安全性にこだわりたい人にはぴったりでしょう。
また、農薬登録された除草剤は農林水産省などに検査・評価され、安全性が確認されています。安全性を重視する場合は、「農林水産省登録第○○号」という表記があるかも必ずチェックしましょう。
コスパ重視の方におすすめなのはジェネリック農薬の除草剤
できるだけ安く済ませたい方は、ジェネリック農薬がおすすめ。農薬の有効成分に関する特許が切れた後に、開発したメーカーとは別のメーカーが同じ成分で作った農薬で、開発コストを抑えられるため、安い値段で販売されます。
ジェネリック農薬は、除草剤の効き目や安全性が元の商品によって実証されているのが魅力。除草剤の有効性は確認済みで、なおかつ安い値段で買えるため、コスパは高いでしょう。
森雅樹
①すでに生えている草を枯らせたいのか
②これから生えないようにしたいのか
この2点になります。ここを押さえた上で、撒きやすさや安全性の高さなど、さらに商品を絞り込みましょう。
専門家おすすめの除草剤
この記事を監修した住生活コンサルタントの森雅樹さんがおすすめする除草剤を1つご紹介します。
使い勝手と即効性の両方を兼ね備えたコスパ最強の除草剤
雑草の中でも手ごわい相手であるスギナにもよく効く強力な除草剤です。また、即効性にも優れているので、散布から3~7日で効果が現れるのもおすすめする理由の1つ。
使い勝手の面でも秀逸なポイントが多く、薄めずそのまま散布できることや除草したい草だけをターゲットに枯らすので、それ以外の草木には影響が出ません。除草剤初心者の方には特におすすめの商品です。
種類 | 液体 |
---|---|
タイプ | シャワータイプ |
内容量 | 4L |
散布面積 | 40~200m2 |
農耕地用 | - |
天然成分入り | - |
除草剤おすすめ人気ランキング比較一覧表
除草剤おすすめ人気ランキング17選
高コスパでおすすめ!根までしっかり枯らす強力な除草剤
500mlが20本セットになったグラントマトのオリジナル商品。水で薄めて使うタイプのため、広範囲に散布できるコスパの良い商品です。
薬液がかかった植物はほぼ全て枯れてしまうほど効果は抜群。グリホサートを41%配合しているため、葉茎はもちろん根まで枯らす効果があります。雑草なら100倍、ササやクズなどの頑固な根には20~50倍にして使うのがおすすめです。
登録外除草剤は農耕地では使用できないので注意しましょう。
種類 | 液体 |
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タイプ | 希釈タイプ |
内容量 | 500ml×20本 |
散布面積 | - |
農耕地用 | × |
天然成分入り | - |
目にみえる効果が早くておすすめ!人や環境に優しい除草剤
速効性の高いグルホシネートを18.5%配合。散布から効果発現まで約2〜5日、完成まで7〜14日と素早く雑草を枯らすことができます。また、バスタは処理後の抑草期間が長いのも特徴。散布回数が減れば時間と手間が不要になりますね。
安全性が高い普通物に加え、地面に落下した有効成分は微生物により分解されるため環境にも優しいです。1本5L入りの希釈タイプなので散布範囲も広く、幅広い植物に対応するため1つ持っていると安心できる製品です。購入者からのレビュー評価も高く、長く愛されています。
種類 | 液体 |
---|---|
タイプ | 希釈タイプ |
内容量 | 5L |
散布面積 | - |
農耕地用 | - |
天然成分入り | - |
20本入り大容量!素早く雑草を枯らせる強力な除草剤でおすすめ
ほぼすべての雑草に使える液体の除草剤。スギナやササなどの生命力が強い雑草にも効果があります。「はや効き」という商品名通り、効果が出るのが速く、2~7日程度で雑草を枯らしてくれます。
水で薄める希釈タイプなので、シャワータイプよりも経済的に使えるのが特徴。500mlボトルの20本入りで、まとめ買いに最適です。1本で約500平方メートルに散布でき、広いお庭や駐車場を除草したいときにおすすめですよ。
種類 | 液体 |
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タイプ | 希釈タイプ |
内容量 | 500ml×20本 |
散布面積 | 500m2 |
農耕地用 | - |
天然成分入り | - |
サッと一吹き!手軽でドクダミにも使えるスプレータイプの除草剤
便利なスプレータイプの除草剤です。散布機やジョウロを使わずに、サッと吹きかけるだけで使えるのが魅力。玄関やコンクリートの隙間、庭木の根元など、ちょっとしたスペースを手早く除草したいときにおすすめです。
効果が出るのが速く、1~3日程度で雑草が枯れ始めます。しつこいスギナやドクダミの雑草にもしっかりと効果を発揮します。とにかくスピーディーに雑草を処理したい人はぜひチェックしてみてください。
種類 | 液体 |
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タイプ | スプレータイプ |
内容量 | 1L |
散布面積 | - |
農耕地用 | - |
天然成分入り | - |
鉄道管理に使う除草剤と同成分、長期間効果が欲しい時におすすめ
雑草が生える前の予防と生え始めの処理におすすめの除草剤。鉄道や緑地管理などに使われる「ブロマシル5%」と同じ成分を配合しており、4~6ヶ月程度の長期間にわたって除草効果を発揮してくれます。
粒剤タイプの除草剤で、水で希釈をしたり、散布機を用意する必要がありません。1粒1粒がしっかりとしているので、地面にまんべんなく撒きやすいですよ。いやなニオイが少なく、自宅のお庭や駐車場を除草したいときにおすすめです。
種類 | 粒剤 |
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タイプ | - |
内容量 | 3kg×6個 |
散布面積 | 200~600m2 |
農耕地用 | - |
天然成分入り | - |
約4ヶ月効果が持続!お庭を守る芝生用除草剤
お庭の管理にぴったりな芝生用除草剤。芝生に生えるメヒシバやスズメノカタビラ、クローバーなどの雑草の発生を抑制し、芝生だけをきれいに守ってくれます。従来のシリーズでは効きにくかったチドメグサもしっかりと抑えますよ。
1平方メートルに約40gを撒けば、4ヶ月程度効果が持続します。春先や秋先に撒いておけば、雑草が成長しやすい時期に十分な効果を発揮してくれるのが魅力。3kg・1.3kg・900gなどがあり、使う場所に合った容量の商品を購入できます。
種類 | 粒剤 |
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タイプ | - |
内容量 | 3kg |
散布面積 | 75~150m2 |
農耕地用 | - |
天然成分入り | - |
100%天然成分のみ!お酢からできた除草剤
お酢から生まれた除草剤。100%食物由来の成分だけでできており、安全性にこだわりたい人におすすめの商品です。小さな子供やペットがいる家庭でも、安心して使用できます。
希釈がいらないシャワータイプで、使うときはフタを開けてそのまま散布するだけ。最速50分で効果が出て、しつこい雑草やコケを除草してくれます。ちなみに、お酢特有のすっぱいニオイを大幅に軽減しているので、快適に使えますよ。
種類 | 液体 |
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タイプ | シャワータイプ |
内容量 | 4L |
散布面積 | 20~40m2 |
農耕地用 | - |
天然成分入り | ○ |
農地や果樹の周りでも使えるおすすめの農耕地用除草剤
農薬として法律で認められている農耕地用の除草剤。有効成分が土に落ちると素早く分解されるので、周りの作物などに影響を与える心配がありません。お庭や空き地はもちろん、畑や果樹がある場所でも安心して使用できます。
希釈の手間なく使えるシャワータイプ。容器の先端がジョウロのようになっているので、散布機を使わずに除草剤を撒けるのが特徴です。大体2~14日程度で効果が出ますが、散布後に植え付けをする場合は7日後から行えます。
種類 | 液体 |
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タイプ | シャワータイプ |
内容量 | 4.5L |
散布面積 | 45~90m2 |
農耕地用 | ○ |
天然成分入り | - |
まとめ買いにおすすめ、ブロマシルが強力な除草剤の効果を発揮
「草無大臣(そうむだいじん)」というユニークな商品名が特徴の除草剤。主成分としてブロマシルを配合しており、強力な除草効果を発揮します。約4ヶ月間効果が続くので、何度も除草剤を撒く手間がありません。
カタバミやスギナなどの多年生雑草はもちろん、オヒシバやエノコログサといった1年正雑草にも使用OK。粒剤タイプなので、希釈をせずに手軽にサッと撒けますよ。3kgの4袋入りで、除草剤をまとめて購入したい人におすすめです。
種類 | 粒剤 |
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タイプ | - |
内容量 | 3kg×4袋 |
散布面積 | 最大600m2 |
農耕地用 | - |
天然成分入り | - |
最長9ヶ月間!業界トップクラスの高い持続性の土壌処理型除草剤
業界トップクラスの最長9ヶ月間の持続性を備えた除草剤。秋口の10月頃に散布しておけば、秋から春まで除草効果が続きます。「何度も除草剤を撒くのは面倒」「1回撒くだけで長持ちする除草剤が欲しい」という人にぴったりの商品です。
また、強力な除草効果を備えており、高さ40cm程度に成長した雑草もしっかりと枯らしてくれるのが特徴。ササやススキといった成長が速い雑草の処理に役立ちます。
種類 | 粒剤 |
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タイプ | - |
内容量 | 3kg |
散布面積 | 75~600m2 |
農耕地用 | - |
天然成分入り | - |
食物成分入り!子供やペットが遊ぶお庭の除草にもおすすめ
アース製薬のガーデニングブランドとして知られているアースガーデンの除草剤。食物由来のペラルゴン酸から作られており、安全性の高いものを選びたい人におすすめです。子供やペットが遊ぶお庭の除草などに最適ですよ。
植物によって差はあるものの、最速5分ですぐに効果が出るのがこの商品の特徴。効果は約1.5ヶ月間持続し、土の中に隠れている種の発芽も防止できます。生え始めの時期に撒いておけば、これから芽を出そうとしている雑草も取り除けて便利ですね。
種類 | 液体 |
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タイプ | シャワータイプ |
内容量 | 6L |
散布面積 | 50~200m2 |
農耕地用 | - |
天然成分入り | ○ |
コスパ最強!薄めずに使える初心者におすすめの除草剤
家庭用殺虫剤や肥料などを販売している住友化学園芸の除草剤。便利なシャワータイプで、薄めずにそのまま除草剤として使用できます。しつこい多年生雑草はもちろん、コケなどの処理にもおすすめですよ。
効き目が出るのが速く、約2~7日程度で雑草が枯れ始めます。また、持続性にも優れており、強力な除草効果が約6ヶ月間続くのも嬉しいポイント。手軽にサッと撒けて、何度も撒き直す手間がない除草剤が欲しい人におすすめです。
種類 | ハイブリッド |
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タイプ | シャワータイプ |
内容量 | 4L×4本 |
散布面積 | 50~400m2 |
農耕地用 | - |
天然成分入り | - |
優れた除草効果と安全性を兼ね備えた除草剤
コストパフォーマンスに優れた希釈タイプの除草剤。スギナなどのしつこい雑草を根から枯らせるので、お庭や駐車場などの管理に最適です。雨や低温に強く、さまざまな気候の中でも変わらない効果を発揮します。
除草剤の有効成分には、グリシンとリン酸の誘導体であるグリホサートを採用。グリホサートは高い除草効果を備えつつも、安全性に優れているのが特徴。地面に落ちると素早く分解されるため、土に悪い影響を与える心配がありません。
種類 | 液体 |
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タイプ | 希釈タイプ |
内容量 | 5.5L |
散布面積 | - |
農耕地用 | - |
天然成分入り | - |
畑や農地にもおすすめ、除草剤のロングセラー商品
除草剤の王様として知られているラウンドアップのサンフーロン。品質・安全性・残留性などの厳しい審査をクリアし、農薬として認定された農耕地用の除草剤です。土に影響を与えないため、散布したあとでも植え付けなどができます。
水で薄めて使う希釈タイプなので、コストパフォーマンスにこだわりたい人にも最適。オオバコやタンポポなどの1年草は100倍に希釈するため、かなり経済的に使えます。一般的な雑草はもちろん、竹の処理にも有効です。
種類 | 液体 |
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タイプ | 希釈タイプ |
内容量 | 5L |
散布面積 | - |
農耕地用 | ○ |
天然成分入り | - |
速く効くのに長持ち!独民にも効く便利なハイブリッド除草剤
アースガーデンのハイブリッドタイプの除草剤。有効成分であるグリホサートやイソプロピルアミン塩で雑草の根を枯らし、ブロマシルが土の中に残って長期間効果を持続させます。最長で10ヶ月間持つので、簡単かつ効果的に除草を行いたい人におすすめです。
ドクダミ・スギナ・ススキといった厄介な雑草もしっかりと除草してくれるのが魅力。何度も除草剤を撒いたり、植物によって除草剤を使い分けるなどの手間がありません。また、容器がジョウロヘッドになっており、フタを開けるだけですぐに散布できるのも嬉しいポイントですね。
種類 | ハイブリッド |
---|---|
タイプ | シャワータイプ |
内容量 | 4.5L |
散布面積 | 56~225m2 |
農耕地用 | - |
天然成分入り | - |
散布機いらずでおすすめ!ボトルのまま散布できる除草剤
家電・家具・ガーデニング用品といった幅広いアイテムを取り扱っているアイリスオーヤマの除草剤。即効性のある有効成分を配合しており、スピーディーに除草効果を発揮します。散布後3~7日程度で、徐々に雑草が枯れ始めますよ。
希釈せずに使えるシャワータイプで、容器のまま手軽に散布できるのが特徴。ジョウロや散布機を用意する必要がなく、初心者にも使いやすくておすすめです。1Lや2Lタイプの商品もあるので、用途に合ったものを購入できます。
種類 | 液体 |
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タイプ | シャワータイプ |
内容量 | 4L |
散布面積 | 40~200m2 |
農耕地用 | - |
天然成分入り | - |
ススキやヨモギの頑固な雑草にもしっかり効く強力な除草剤
殺虫剤や園芸用品などを展開しているフマキラーの除草剤。「オールキラー」という商品名通り、一般的な1年生雑草だけでなく、ススキ・セイタカアワダチソウ・ヨモギなどの生命力の強い雑草にも効果があります。
雑草が生える前の土に撒いておけば、土壌の中に除草剤の層を生成。雑草の成長や発芽を抑えてくれるので、草刈りの手間を大幅にカットできます。高い持続性を備えており、約6ヶ月間除草効果が続くのも魅力的ですね。
種類 | 粒剤 |
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タイプ | - |
内容量 | 3kg |
散布面積 | 最大400m2 |
農耕地用 | - |
天然成分入り | - |
除草剤がよく効く撒き方は?撒く時期と効果的な使い方を解説
ここでは、除草剤の効果的な撒き方や撒く時期を紹介。「除草剤は草を刈ってから撒くべき?」「除草剤を撒くときの注意点は?」といった気になる疑問についてまとめているので、初心者は必ずチェックしておいてくださいね。
まず、粒剤の除草剤は、2~3月頃もしくは9~10月頃に撒くのが最適。春先と秋先に早めに撒いておくことで、これから生え始める雑草を抑制できます。液体の除草剤は、雑草が生い茂っている環境でないと効果を発揮しないため、時期関係なく雑草の状態を見て散布しましょう。
- 1m以上伸びた長い雑草がある場合は、あらかじめ刈っておく。
- 手袋やマスク、ゴーグルなどを着用して、皮膚と粘膜を守る。
- 当日もしくは翌日に雨が降る日は避ける。
- 除草剤の撒き方
- STEP.1取扱説明書を確認除草剤を撒く前に、取扱説明書で除草剤の使用方法や撒いてはいけない場所を確認しておきます。
- STEP.2除草剤を撒く液体の除草剤は、除草剤用ジョウロや散布機を用意して、必要な量の除草剤を入れます。粒剤の場合は、散粒機などを使って除草したい部分にまんべんなく撒きます。撒いたあとの地面はなるべく踏まないようにしてください。
- STEP.3残った除草剤を保管する残った除草剤は下水や川には捨てず、もともと入っていた容器などに保管しておきましょう。
- STEP.41週間後にチェック1週間ほど経ったら撒いた場所をチェックして、枯れ残りがあれば再度撒き直します。
森雅樹
あわせてチェック!除草剤の関連商品
ここでは、除草剤の関連商品を紹介します。除草剤を撒くときに役立つアイテムや除草剤の代わりに使えるアイテムをまとめているので、ぜひあわせてチェックしてみてください。
液体の除草剤の散布に欠かせない「散布機(噴射器)」
散布機は、液体の除草剤を散布するためのアイテム。先端に細いノズルがついており、狙ったところにピンポイントで除草剤を撒けるのが特徴です。また、ジョウロよりもスピーディーに除草剤を撒けるので、初めて除草剤を使う初心者にもおすすめですよ。
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敷くだけで手軽に雑草防止ができる「防草シート」
防草シートとは、地面に敷くことで太陽光を遮り、雑草の成長を防いでくれるシートのこと。除草剤を撒いたり、コンクリート工事などを行う手間がなく、安全かつ手軽に雑草処理ができます。1平方メートルあたり100円台で買える商品も多く、低コストで雑草対策を行いたいときにおすすめです。
関連記事:丈夫で虫がわかない!防草シートおすすめ20選!デメリットや口コミも紹介
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セメントのように固めて雑草を防ぐ「防草砂」
防草砂とは、地面に雑草が生えてくるのを防ぐために作られた砂のこと。「防草土」や「固まる土」とも呼ばれており、水で濡らすとセメントのように固まるのが特徴です。本物の砂にそっくりな見た目の商品も多く、庭や駐車場の景観を損なわずに雑草処理ができます。
除草剤のよくある質問
除草剤はどこで購入できる?ホームセンターで買える?
除草剤はいつまで残る?
除草剤の人体への影響は?
除草剤は雨が降っていても撒いていい?
おすすめ除草剤まとめ
- 除草剤は、雑草の処理や予防にぴったりのアイテム
- 用途や使う場所に合った種類の除草剤を選ぼう
- 除草剤を撒くときは散布機や散粒機を使うのがおすすめ
今回は、お庭や駐車場などの雑草対策に役立つ「除草剤」について紹介しました。除草剤を上手く使えば、面倒な草抜きや抜いた草の処理などが楽になります。ぜひこの記事を参考にして、自分に合った最強の除草剤を見つけてくださいね。