商品提供: Anker
人気オーディオメーカー「Anker(アンカー)」から、新たに登場したオーディオグラス「Soundcore Frames」。サングラスやPCメガネとして使いながら、音楽・通話を楽しめる画期的なアイテムです。IPX4レベルの防水性能やサラウンドモードを備えており、オーディオ機器としての機能性も期待できます。
注目を集めているSoundcore Framesですが、「周りに音漏れしないの?」「音楽や通話の音声はしっかり聞こえる?」と、気になることだらけです。また、商品の詳しいスぺックや機能も知りたいですよね。
そこで今回は、Picky’s編集部がSoundcore Frames Landmarkを実際に使って、商品のよかったところ・残念だったところを本音でレビューしました。Soundcore Framesの購入を迷っている人は、ぜひこの記事をチェックしてみてくださいね。
目次
Anker Soundcore Frames Landmarkレビュー結果
Ankerが展開しているオーディオブランド「SoundCore」から、2022年6月に発売されたオーディオグラス「Soundcore Frames」。メガネ型のウェアラブルデバイスで、つる部分に内蔵されたスピーカーで音楽や通話を楽しめるアイテムです。
まずは、商品の総合評価をチェックしましょう。装着感・音質・通話のしやすさといった独自の15項目を、Picky’s編集部が商品を実際に使って調査しました。
デザイン | ◎ |
装着感 | ○ |
音質(高音域) | ○ |
音質(中音域) | ◎ |
音質(低音域) | ○ |
音質(立体感) | ◎ |
音漏れの少なさ | ◎ |
通話性能 | ◎ |
防水性能 | ◎ |
操作性 | ◎ |
充電 | ○ |
装着検出機能 | ◎ |
アプリの使いやすさ | ○ |
ペアリング | ◎ |
付属品 | ◎ |
高評価だったポイント:立体サウンドが楽しい!操作性も文句なし
- 立体感のあるサウンド!開放的で聞き心地がいい
- 操作性◎つるをスワイプやタップするから誤操作が少ない
- 想像以上にマイク音質がよく、スムーズに通話できる
Soundcore Framesを実際に使ってみると、想像以上にサウンドの奥行きを楽しめます。操作性もよく、サングラスのつる部分をタッチしたり撫でたりして操作できるのも便利です。あまり期待していなかったマイク音質も優れており、違和感なく通話できるのが高評価でした。
微妙だったポイント:ずれ落ちに注意!女性には若干大きすぎるかも
- 装着感は個人差あり、激しく動くとズレ落ちる
- 充電方法に慣れないと、少し手間に感じる
残念だったのは、どうしても使っているうちにSoundcore Framesがズレ落ちてくること。人それぞれの顔や鼻の形によりますが、検証した女性スタッフはこまめにかけ直す必要がありました。また、充電方法は少しコツが必要と感じました。
Soundcore Frames Landmarkがおすすめな人
- 運転中や屋外などに使えるオーディオグラスが欲しい人
- 音楽を聞きながらアウトドアを楽しみたい人
- 耳をふさぐイヤホン・ヘッドホンが苦手な人
- かけたまま通話できるオーディオグラスが欲しい人
Soundcore Frames Landmarkは、「サングラスのように使いながら音楽や通話ができる」という機能性が売りの商品。イヤホンをつけるのが苦手な人や、アウトドア中に音楽を楽しみたい人におすすめのアイテムです。また、通話機能を備えているため、「オーディオグラスをつけながら通話がしたい」という人にも便利です。
Anker Soundcore Framesのスペック・特徴
価格 | 19,900円 |
タイプ |
|
サイズ |
|
重さ | 45g |
レンズ |
|
再生時間 | 最大5.5時間 |
充電時間 | 約1時間 |
対応コーデック | SBC/AAC |
Bluetoothバージョン | Bluetooth5.2 |
防水性能 | IPX4 |
通話性能 | ○ |
Soundcore Framesはサングラスタイプの「Soundcore Frames Landmark」と、PCメガネタイプの「Soundcore Frames Cafe」の2種類が発売されています。Landmarkはスポーツやアウトドア向き、Cafeはテレワークや普段使い向きです。
2つのタイプはスぺックはほぼ同じで、レンズの種類や形状が異なります。Landmarkの偏光レンズは衝撃に強く、紫外線を最大99%カットできるのが特徴。一方で、Cafeはブルーライトを20%カットしてくれるので、パソコンやテレビを見るときの目への負担を抑えられます。
独自のオープンサラウンドオーディオシステムを採用しており、耳をふさがずに立体的なサウンドを楽しめるのがSoundcore Framesの魅力。また、2基のマイクを内蔵しているので、耳にかけたまま通話もできます。
今回はサングラスタイプの「Soundcore Frames Landmark」を実際に使用して検証しています。
関連記事:違いを比較!Ankerスピーカーおすすめ15選|Soundcoreシリーズの1番人気はどれ?
【実機で検証】Soundcore Frames Landmarkを徹底レビュー
Soundcore Frames Landmarkのセット内容
- Soundcore Frames Landmark(フレーム)
- オーディオテンプル
- トラベルケース
- 磁気充電ケーブル
- クリーニングクロス
- クイックスタートガイド
- 安全マニュアル
まず組み立てから!左右のつるをフレームに取り付けるだけでOK
Soundcore Framesを開封すると、レンズがついたフレーム部分とオーディオテンプルと呼ばれるつる部分が別々に入っています。組み立て方法はシンプルで、左右のつるをフレームにグッと押し込むだけ。工具や強い力はいらず、誰でも簡単に組み立てられますよ。
使う人を選ばないシンプルデザイン!太フレームでかっこいい
Soundcore Framesは、シンプルでかっこいいデザイン。一般的なサングラスと変わらない見た目なので、普段からサングラスを使う人は違和感なく装着できます。
レンズの色は濃く、透け感は少なめ。紫外線を99%カットするという謳い文句通り、日中の屋外でも眩しさは全く感じません。紫外線対策もしつつ、音楽を楽しめるのはかなり嬉しいポイント。レンズが大きいかつフレームが太いので、小顔効果が期待できそうですね。
装着感は個人差あり、サイドに余裕があるのが嬉しい
Soundcore Framesは、装着感に個人差があります。男性スタッフがつけるとぴったりフィットしましたが、女性スタッフの場合は、激しく動いたり下を向いたときにズレ落ちてしまいました。全く使えないというレベルではないものの、運動中や激しく動くときの使用は難しそうです。
一方で、顔の側面への圧迫感が少ないのは高ポイント。長時間つけても痛みや疲れはなく、ストレスを感じずに装着できました。Soundcore Framesは45gで通常のサングラスの倍以上の重さがありますが、レンズではなくつる部分に重心があるせいかそれほど負担は感じません。
中音域メインのきれいなサウンド!奥行きを楽しめる
Soundcore Framesの音質は、想像以上にクリアで聞き取りやすいサウンド。低音域は少し控えめではあるものの、耳をふさがずに聞ける音としては優秀です。音に奥行きがあり、心地いい立体感があります。
オープンサラウンドに切り替えると、より音が広がるような感覚を楽しめました。ただし、ボーカルの声が若干遠くなるので、好みが分かれるかもしれません。オープンサラウンドのオンオフは、スマホのアプリから簡単に切り替え可能です。
イコライザー調整によって、音楽ジャンルに合わせた音質で楽しめるのも高評価のポイント。
同価格帯のイヤホンやヘッドホンに比べると音質は劣りますが、そもそもオーディオグラスは「サングラスとして使いつつ、音楽再生や通話ができる」という利便性重視のアイテムなので問題ありません。何より耳をふさがずに音楽を楽しめるのがメリットとして大きいですよね。
通話性能は◎クリアな音声で聞き取りやすい
実際にSoundcore Framesで通話をしてみると、屋外でも相手の声がかなり鮮明に聞こえました。相手にもこちらの声がしっかりと届いていたので、通話性能としては十分です。今回検証したLandmarkは室内では使いづらいですが、PCメガネタイプのCafeならテレワークでも活用できますね。
音楽再生中に通話が始まると自動的にプライバシーモードに切り替わり、音漏れしにくい音に調整してくれるのも嬉しいポイントでした。
Soundcore Framesのマイクテスト音声は下記から視聴可能です。今回はサングラスなので、屋外で録音しています。
音漏れは意外と少ない、50%くらいの音量で周りに聞こえる
Soundcore Framesで特に気になるのが、周囲への音漏れですよね。実際に使ってみると、「思っていたより音漏れしないな」という印象。ただし、Soundcore Framesは骨伝導式ではなくスピーカー式なので、ある程度の音漏れは留意しておきましょう。
iPhoneの場合は、音量を半分以下にすればある程度の音漏れを抑えられます。音量を半分以上に上げると、隣にいる人には丸聞こえになるので注意。電車内などの公共の場での使用は控え、人通りがない場所での散歩やアウトドア、運転中などに楽しむのがおすすめです。
防水性能はIPX4、気軽なアウトドアや普段使いには十分
Soundcore Framesは、IPX4レベルの防水性能を備えています。そもそもIPX4の基準は、「あらゆる方向からの水の飛沫を受けても有害な影響を受けない」というもの。Soundcore Framesは雨に当たっても問題ないため、釣りやキャンプ、登山でも気軽に使えて便利ですよね。
バッテリー持ちは少し物足りないかも。充電速度は速い
Soundcore Framesの再生時間は最大5.5時間で、近年のオーディオデバイスとしては若干物足りない印象。ちょっとしたランニングや散歩には十分ですが、本格的なアウトドアに行くなら7時間程度は欲しいところです。
一方で、充電スピードは速く、実際に、3~4分の充電だけでバッテリーのゲージが2つ増えました。短時間の充電でもすぐに使えるため、急いでいるときにはありがたいですね。
充電方法は簡単だけど、慣れが必要
充電ケーブルはSoundcore Frames専用のもので、左右のつるの端子部分に接続する仕組み。マグネット式なので近付けるとカチッとくっついてくれるものの、小さなマグネット部分にピンポイントで当てる必要があり、やや手間に感じます。とはいえ、慣れてしまえば問題なさそうです。
ペアリングはスムーズ!初回は充電してから行うこと
初回のペアリングは、iPhoneのBluetooth設定画面に「Soundcore Frames」が表示されず苦戦しました。
メーカーに問い合わせたところ、「初回はフル充電してからペアリングすることを推奨している」とのこと。充電してから再度試すと驚くほどスムーズにペアリングできたので、今後使用する方は充電してから使用開始しましょう。
装着検出機能が便利!
初期設定をしたら2回目以降は、Soundcore Framesを装着するだけで電源がオンになり、自動でペアリングを行ってくれます。外せば音楽が停止され、2分後に電源がオフに。また、電源がオフになる前なら、かけ直したときに音楽が自動で再生されるのでかなり便利です。
アプリから装着補正をすると、装着検出のセンサーが補正されます。
操作性◎アプリから操作のカスタマイズも可能
Soundcore Framesは、つるのロゴ部分をタッチ・スワイプして操作を行います。一般的なイヤホンはタッチや長押しで操作を使い分けますが、Soundcore Framesは「つるをスワイプ」というオーディオグラスならでは操作方法を採用しているのが面白いですよね。
基本の操作は下記の通りですが、アプリを使えば操作の割り当てをカスタマイズできます。ただし、設定できるのは再生/一時停止(着信応答/終了)と曲送りのみで、音量のコントロールはありません。音量調節はSoundcore Framesのタッチ操作ではできないため、iPhoneを取り出して音量ボタンを押す必要があります。
操作 | 機能 |
ロゴを2回タップ |
|
つるを前から後ろにスワイプ | 次の曲へ |
つるを後ろから前にスワイプ | 前の曲へ |
同梱品のケースもおしゃれで嬉しい!
付属のトラベルケースもオールブラックでおしゃれ。スタイリッシュな三角形デザインで、使わないときはぺたんとコンパクトに折りたためます。
外側はスタイリッシュな合皮素材、内側はサングラスを保護する起毛素材になっており、しっかりとした作りです。Soundcore Framesとマッチしたデザインで、使いやすいのが嬉しいですよね。
Anker Soundcore Framesの口コミ・評判
ここまでPicky’s編集部によるSoundcore Framesのレビューを紹介しましたが、ここからは実際に商品を購入した人の口コミを紹介。Soundcore Framesのいい口コミはもちろん、残念な口コミもまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。
Soundcore Framesのいい口コミ
- 意外と音漏れしない、場所にさえ注意すれば不便なし
- 通話の音声も含めて音質がよかった
- 付け外しするたびにスムーズにペアリングできる
Soundcore Framesには、「思っていたより音漏れしなかった」「クリアな音質で普通に音楽を楽しめた」といった音質面についての口コミがありました。また、初回以降は付け外しするだけで自動でペアリングができることに対し、「接続がかなり速い」と評価する声も見られました。
Soundcore Framesの悪い口コミ
- カラーレンズや度付きレンズに対応してほしい
- 1日中使うにはバッテリーが物足りない
- 充電ケーブルがかなり細いので断線が不安
Soundcore Framesの悪い口コミでは、「レンズのバリエーションを増やしてほしい」「度付きレンズに対応してほしい」などのレンズに関する意見がありました。現時点(2022年6月)でSoundcore Framesはレンズ交換に対応していないため、今後のアップデートに期待したいところですね。
関連記事:【2022年最新ランキング】AnkerイヤホンおすすめBest12|シリーズや価格の比較・選び方も解説
その他おすすめのオーディオグラス
「他の商品とSoundcore Framesを比較したい」「人気のオーディオグラスが知りたい」という人のために、今回はその他のおすすめオーディオグラスを紹介。スぺックや商品紹介をまとめているので、ぜひこちらもチェックしてくださいね。
レンズ交換に対応!カスタマイズ性のある「BOSE Frames Alto」
世界的なシェアを誇る音響機器メーカー「BOSE(ボーズ)」のオーディオグラス。左右のつるに超小型スピーカーを搭載することで、BOSEらしい低音に深みのあるサウンドを実現しています。再生時間は最大3.5時間と短いものの、音質にこだわりたい人におすすめの商品です。
カラーレンズなどのオプションレンズを用意しているので、自分好みのカスタマイズを楽しめます。また、BOSEはメガネショップ「JINS」と提携契約を結んでおり、度付きレンズへの交換に対応しているのが特徴。「視力が悪いから」とオーディオグラスを諦めていた人には嬉しいサービスですね。
ケースに入れるだけで充電ができる「FAUNA オーディオグラス」
「FAUNA(ファウナ)」は、オーストラリア生まれのアイウェアブランド。ファッション性の高いオーディオグラスを展開しており、おしゃれなオーディオグラスを探している人にぴったりです。フレームにはイタリア製アセテート素材、レンズにはドイツ製ZEISSレンズを使用するなど、品質面にもこだわっています。
また、ファウナのオーディオグラスは、ワイヤレスイヤホンのように充電ケースに収納するだけで充電できるのが特徴。充電ケースと併用して最大20時間使用でき、長時間のお出かけでも安心です。また、こちらもレンズ交換に対応しているので、度付きレンズを入れて普段使い用としても使えますよ。
関連記事:【映画やカメラに】スマートグラスでできることとは?2022年最新のおすすめ10選を紹介
Anker Soundcore Framesのよくある質問
Soundcore Framesはレンズ交換に対応していますか?
Soundcore Framesはフレームとつる部分が取り外せる仕様になっていますが、現時点(2022年6月)では日本でフレーム単体の別売りはありません。今後別売りレンズの登場に期待しましょう。
Soundcore Framesで度付きレンズは選べますか?
Soundcore Framesはどこで買えますか?
Anker Soundcore Framesレビューまとめ
- Soundcore Framesは、耳をふさがずに音楽・通話ができるオーディオグラス
- 奥行きのあるクリアサウンドと軽い装着感が魅力
- アウトドアにはLandmark、テレワークや普段使いにはCafeがおすすめ
今回は、最新オーディオグラス「Soundcore Frames」を紹介しました。Soundcore Framesは、「耳を塞がずにおしゃれに音楽が聞きたい」「サングラスをしながら通話がしたい」という人におすすめのアイテム。ぜひSoundcore Framesを購入して、スマートに音楽鑑賞を楽しみましょう。
Photo By 内田大貴