小物・フィギュア制作に!家庭用3Dプリンターおすすめ10選!価格と性能を比較

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家庭用3Dプリンターおすすめ10選!高精度なモデルや低価格なモデルをご紹介

フィギュア・模型・雑貨など、個人での作品やパーツの制作に役立つ「家庭用3Dプリンター」。3Dデータを用意すれば自動で造形してくれるので、同じパーツを大量に作りたいときにも活躍します。

しかし、「家庭用3Dプリンターに詳しくなく、何を基準に選べばいいのかわからない」と悩んでいる方も多いはず。また、3Dプリンターを使う際に必要なものを知りたい方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、おすすめの家庭用3Dプリンターをご紹介。家庭用3Dプリンターで作れるものや、制作で必要なものについても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

家庭用3Dプリンターとは?個人でできることを解説

3Dプリンターとは?どんなものが作れる?

3Dプリンターとは、3Dデータをもとに樹脂の層を積み上げて立体を造形できる機器。工程は大きく分けて「モデリング」「スライス」「プリント」の3段階で、3Dプリンターにデータを読み込んでから印刷までは数十分〜数時間ほどで完了します。

  • モデリング:3Dモデリングソフトや3Dスキャンを使って3Dモデルを用意
  • スライス:スライサー(専用ソフト)でモデルを水平に分割する
  • プリント:3Dプリンターでデータを読み込み、1層ずつ積み上げて造形する

業務用3Dプリンターは安いもので数十万円、高価なものなら5,000万円を超えるものもあります。対して、家庭用3Dプリンターの価格の相場は2万〜10万円程度。ハイエンドモデルでも数十万円程度です。

家庭用3Dプリンターでできること

家庭用3Dプリンターでできることは幅広く、樹脂で作れる小型のアイテムであれば大抵のものを作成可能。3Dデータさえ用意できれば複雑な構造の作品も作れますよ。

家庭用3Dプリンターで作れるものの例
  • 模型
  • フィギュア
  • ミニチュア
  • 金型
  • ネイル
  • スマホケース
  • アクセサリー
  • ルアー
  • DIYの部品 など

ただし、3Dプリンターで作成するものは強度が低い点は要注意。気密性の高いものも作成できません。インテリアのような鑑賞用のアイテムや、強度・気密性が不要で壊れても怪我や事故につながらないものを作るのに向いています。

家庭用3Dプリンターの選び方

家庭用3Dプリンターを選ぶときは、出力方式・形状・最大造形サイズ・最高印刷速度・積層ピッチの細かさ・スライスソフトの有無・動作音をチェックするのが大切。家庭用3Dプリンターの具体的な選び方をご紹介します。

用途に合った出力方式を選ぶ

家庭用3Dプリンターの出力方式には、フィラメントを熱で溶かして積み重ねる「熱溶解積層方式(FFF)」と、レジンを紫外線で硬化させる「光造形方式(SLA)」があります。それぞれ違うメリットがあるので、用途・目的に合っている方を選びましょう。

熱溶解積層方式:DIYが目的の方や使いやすさ重視の方におすすめ

DIYが目的の方や使いやすさ重視の方には「熱溶解積層方式」がおすすめ

出典:amazon.co.jp

熱溶解積層方式(FFF)は、フィラメントと呼ばれる糸状の樹脂を熱で溶かし、ノズルから押し出して積層する3Dプリンターです。造形物はプラスチック製品同等の強度があり、光造形方式より耐久性が高いものを作成できるのがメリット

さらに造形後サポート材を取り除く以外の後処理が不要です。完成品の耐久性が高く作業の手間が少ないので、DIYに使用するパーツを作る方や手軽さ重視の方には熱溶解積層方式がおすすめ

また、家庭用3Dプリンターは熱溶解積層方式のモデルが多いため、バリエーションが豊富なのもメリット。予算に合ったモデルを選びやすいです。

光造形方式に比べると表面が荒くなりやすいのがデメリットですが、研磨すれば十分きれいになります。最初の1台として熱溶解積層方式のモデルを購入して、不満を感じたら光造形方式のモデルを購入する方も多いですよ。

光造形方式:フィギュアや芸術作品を作りたい方におすすめ

芸術作品を作りたい方には「光造形方式」がおすすめ

出典:amazon.co.jp

光造形方式(SLA)は紫外線を当てると硬化するレジンを使い、一層ずつ紫外線で硬化させて積層させる3Dプリンターです。表面が滑らかできれいな造形物を作れるので、やすりで磨く必要がありません。フィギュアのような造形物を作りたい方には、光造形方式がおすすめ。特に表面に細かいデザインを施す場合、光造形方式でないと作成が難しいです。

一方、造形完了後に洗浄・二次硬化などの手間がかかるのがデメリット。洗浄にエタノールを使用する場合もあり、レジン・エタノールなどの薬品は取り扱いに注意が必要です。また、洗浄後の廃液にレジンが含まれるため、自治体で定められている処理方法を厳守しないといけません。手間がかかっても美しい作品を作りたい方向けの出力方式です。

編集部

以前は素材のレジンが熱溶解積層方式のフィラメントより高価だったので、光造形方式の方がランニングコストがかかりました。しかし、現在ではほとんどランニングコストの差はありません。

熱溶解積層方式は、使いたい素材に合わせて形状を選ぶ

熱溶解積層方式の家庭用3Dプリンターには、外枠の形状が異なる「開放型」「密閉型」の2種類があります。形状によって使える素材が異なるので、用途に合った素材が使えるモデルを選びましょう。

開放型:素材にこだわりがなく、安さ重視の方におすすめ

素材にこだわりがなく、コスト重視なら「開放型」がおすすめ

開放型はプリントを行うエリアがむき出しになっている形状の3Dプリンターのこと。パーツが少なく構造が単純な分、本体価格が安いモデルも充実していて、1万~3万円で購入できる商品もあります。

ただし開放型は密閉型に比べると使用できるフィラメントの種類が少ないのがデメリット。加熱したフィラメントが外気で冷やされやすいため、冷却時に反りや歪みが発生しやすい素材には対応していないモデルが多いです。開放型で主に使われるフィラメントはPLAと呼ばれる素材で、1kg2,000円程度と安価なのでランニングコストも安くなるのが魅力。

そのため使える素材はPLAのみでOK、低コストで家庭用3Dプリンターを使いたいという方は開放型がおすすめです。

PLAのデメリットは、造形後の塗装・研磨が難しい点。また、衝撃・熱に弱いので、耐久性の必要なパーツの作成には向いていません。ただ、冷却されたときに縮みにくいため、大きな造形物をプリントしても歪む心配がありません。

密閉型:ABS・ナイロンなどの素材も使いたい場合におすすめ

ABS・ナイロンなどの素材も使いたいなら「密閉型」がおすすめ

PLAに加えて、冷却時に収縮しやすいABSや、湿度に弱いナイロンなどのフィラメントを使いたいなら、密閉型がおすすめです。密閉型はプリントを行うエリアが密閉されている3Dプリンター。温度・湿度によるフィラメントの変化を防げるので、ABS・ナイロンでもデータ通りの作品をプリントできます。

ABSは耐久性が高いのが特徴。日用品・雑貨・DIYパーツを作るのに向いている素材です。また、サンドペーパーでの研磨もしやすく、きれいな表面に仕上げられます。価格は1kg2,500円程度からで、PLAとの価格差は小さいです。

ナイロンも耐久性が高い素材。特に耐薬性・耐油性が優れていて、どんな用途でも使用できます。価格は1kg5,000円程度からと、他の素材に比べると高価です。

密閉型は本体価格が高めで、6万円以上のモデルが多いのがデメリット。ただ、対応できるフィラメントが多い分幅広い造形物を作成でき、長く愛用できますよ。

仕上がりを左右する機能をチェック

家庭用3Dプリンターの中には、初心者でも使いやすい機能が充実しているモデルもあります。仕上がりのきれいさも左右するため、搭載機能を確認しましょう。

「オートレベリング」「オートキャリブレーション」搭載モデルなら自動できれいに仕上がる

オートレベリング・オートキャリブレーション搭載モデルを選ぶ

出典:amazon.co.jp

自動できれいに仕上げたいなら、オートキャリブレーション・オートレベリングが搭載されていると便利です。キャリブレーションとは、3Dプリンターの土台を水平にしたりノズルの高さを調整したりして、印刷精度を確保する各種調整のこと。レベリングはキャリブレーションの内、ノズルと土台の高さを調整する作業を指します。

オートレベリング・オートキャリブレーション搭載なら、ノズルの高さや土台の歪みを手動で調整する必要がないので、失敗のリスクを下げて誰でも簡単に造形物をプリントできるのが魅力です。

レベリングが不十分でノズルと土台が離れすぎていると、フィラメントが土台にしっかり押し付けられず、土台から剝がれてしまいます。逆にノズルと土台が近すぎるのもNG。フィラメントが必要以上に土台に押し付けられるため、横にあふれて高さが不均一になります。高さが不均一になると、次の層の印刷中にノズルが前の層に引っかかって層が剥がれる原因なります。

またレベリングが完璧でも、土台が傾いているとノズルが移動した際にノズルと土台の距離が変わり、レベリングができていないときと同じ状況に。層が剥がれやすいだけでなく、造形物が傾いたり歪みが発生したりしてクオリティが下がる可能性も高いです。手間なく完成度を上げるためには、オートキャリブレーションとオートレベリングの両方が搭載されている3Dプリンターがおすすめです。

「ヒートベッド機能」搭載モデルなら失敗のリスクを減らせる

ヒートベッド機能搭載モデルなら失敗のリスクを減らせる

出典:amazon.co.jp

造形失敗が心配なら、ヒートベッド機能搭載モデルがおすすめ。ヒートベッド機能があれば、土台部分を暖めながらプリントできます。

フィラメントの素材によっては冷えたときに収縮して小さくなり、造形物自体が反ってしまうケースも。ヒートベッド機能が搭載されていれば反りを防げます。特に収縮しやすいABSのフィラメントを使用する場合、ヒートベッド機能は必須です。

「材料切れセンサー」搭載モデルなら途中で材料が切れても安心

材料切れセンサー搭載モデルなら途中で材料が切れても安心

大きな作品を作りたいなら材料切れセンサーは必須。材料が切れたときに途中で停止してくれるので、材料を追加すれば続きから再開できます。材料切れセンサーが非搭載の場合は印刷が中止されません。最初からやり直しになり、途中までの材料や時間が無駄になってしまいます。

積層ピッチの細かさは仕上がりをどれくらい重視するかで選ぶ

積層ピッチの細かさは仕上がりをどれくらい重視するかで選ぶ

積層ピッチは1層あたりの厚みを表すスペックです。積層ピッチが細かいと層のつなぎ目が目立ちにくく、仕上がりがきれいになります。積層ピッチは変更できるモデルが多いので、変更できる下限値・上限値をチェックしましょう。

ただし、積層ピッチが細かいと、その分印刷に時間がかかる点は要注意。仕上がりのきれいさはピッチだけで決まるわけではなく、本体の性能にも左右されます。そのため、仕上がりを重視するなら、積層ピッチに過度にこだわらず口コミ・レビューなどでも調べましょう。

積層ピッチの目安
  • とにかく仕上がりをきれいにしたい:0.1mm以下
  • 仕上がりのきれいさとスピードのバランスを重視:0.2mm
  • 仕上がりは気にしない・スピード重視:0.3mm以上

最大造形サイズは150~200mm四方のモデルがおすすめ

最大造形サイズは150~200mm四方のモデルがおすすめ

出典:amazon.co.jp

作りたいものに合った最大造形サイズを選ぶのも大切。最大造形サイズ以上のものは作成できません。

ただし、小さくても大きくてもそれぞれデメリットがある点は要注意。最大造形サイズが小さいと作りたいものが作れない可能性があります。逆に、最大造形サイズが大きいからと大型の作品を作ると、仕上がりが汚くなったり反りや歪みが発生したりするリスクが高まります。そのため、パーツを細かく分割して作るのが大切です。

悩んでいるなら、ラインナップの多い150mm四方か、大きいものも印刷できる200mm四方程度の3Dプリンターがおすすめ。リスクを把握したうえで大きな造形物を一気に作りたいなら、300mm四方程度のモデルを選びましょう。

最高印刷速度500mm/s以上ならプリント時間が短く快適

最高印刷速度500mm/s以上ならプリント時間が短く快適

出典:amazon.co.jp

家庭用3Dプリンターでたくさん作成したいなら、最高印刷速度もしっかりチェック。熱溶解積層方式の場合は500mm/s以上、光造形方式の場合は170mm/hのモデルがおすすめです。印刷が速い3Dプリンターは、遅いモデルの半分以下の時間で造形が完了するケースもあります。

なお、印刷時間は充填率や精度などにも左右されるため、最高印刷速度が3倍になったからといって造形完了までの時間が1/3になるとは限りません。印刷スピードにこだわりたいなら、レビュー・口コミでどのような造形物を作るのにどのくらいの時間がかかったかを調べてみましょう。

充填率とは?
造形物内部の密度。内部が空洞に近いものの方が速く作成できます。

編集部

3Dプリンターの印刷時間の目安は、高さ1cmごとに1時間です。充填率や素材、作るものの幅・奥行きのサイズによって時間は大きく変わるので、あくまでも目安程度に考えておきましょう。

スライスソフト搭載モデルなら、自分でソフトを探す手間を省ける

スライスソフト搭載モデルなら、自分でソフトを探す手間を省ける

家庭用3Dプリンターを初めて使うなら、スライスソフトが付属しているモデルを選びましょう。スライスソフトは、3Dデータを3Dプリンターで使用できるデータに変換するために必要なソフトです。

スライスソフトが付属していない場合、自分でソフトを探さないといけません。スライスソフトは3Dプリンターとの相性があり、機種によっては使用できないケースがあります。対応・非対応を確認するのは面倒なうえ、機種に合わせて設計されていないので使いにくく感じる可能性も。できるだけ専用のスライスソフトが付属しているモデルを選ぶのがおすすめです。

家庭での使い心地に関わる機能も確認しよう

自宅で使う場合に気になる細かな機能や性能についても確認しておきましょう。

イラスト入りで直感的に操作できるタッチパネル搭載モデルがおすすめ

イラスト入りで直感的に操作できるタッチパネル搭載モデルがおすすめ

出典:amazon.co.jp

家庭用3Dプリンターに搭載されているタッチパネルがイラスト入りなら初心者でも操作しやすいです。何を設定しているのかが直感的にわかるので、スムーズに操作してプリントを楽しめます。また、パソコンを使わなくても操作できるので、パソコンと離れた場所に3Dプリンターを設置できます。

動作音が45dB以下のモデルなら就寝中にも使用できる

動作音が45dB以下のモデルなら就寝中にも使用できる

家庭用3Dプリンターでは、大きなものや細かいディテールが必要なものを作成する場合、完成まで半日近くかかるケースもあります。時間のかかる造形物を作りたいなら、就寝中にも使用できる動作音の小さなモデルを選びましょう

具体的には、騒音値が45dB以下のモデルがおすすめ。特に熱溶解積層方式(FFF)」は「光造形方式(SLA)に比べて音が大きい傾向があるため、気になる場合は口コミなども参考に選んでみてください。

騒音値 具体例
20~30dB(ほとんど気にならない)
  • 木の葉がこすれる音
  • ささやき声
  • 鉛筆のこすれる音
40~50dB(音は聞こえるが会話には支障が出ない)
  • 図書館
  • 換気扇
  • 家庭用クーラーの室外機
60~70dB(うるさくて大きな声を出さないと会話できない)
  • 洗濯機
  • 掃除機
  • テレビ
  • 車のアイドリング
  • セミの鳴き声

日本語の取扱説明書が付属していれば操作に迷わない

初心者の間は操作に戸惑う場面もたくさんあり、説明書を確認する頻度が高いので、日本語の取扱説明書が付属しているかも大切です。日本語の説明書なら操作方法に迷ったときに素早く確認・対応できます。

また、併せてサポートの充実度もチェックしましょう。電話やメールで問い合わせる際に日本語でサポートを受けられれば、トラブルが起きたときも安心ですよ。

工作が苦手なら組み立て不要な完成品がおすすめ

工作が苦手なら組み立て不要な完成品がおすすめ

機械の扱いに慣れていない方や工作に自信がない方には、組み立て不要な完成品タイプがおすすめです。組み立ての手間がかからないので、届いたらすぐに作品を作り始められます。

組み立てが必要なモデルの中でも、組み立ての難易度は機種によって大きく異なります。心配な方は組み立てにかかった時間を口コミ・レビューなどで確認しましょう。

安いVS 高い!家庭用3Dプリンターの比較

家庭用3Dプリンターは2万円程度の安価なモデルから10万円を超える高価なモデルまで、幅広い価格帯の商品が販売されています。どのくらいの価格のモデルを選べばいいか悩んでいる方向けに、約1万円の安価なモデルと約10万円の高価なモデルを徹底比較。価格帯ごとの特徴やおすすめな方をご紹介します。

安い家庭用3Dプリンターの特徴(約1万円のモデル)

価格が安い家庭用3Dプリンターは最大造形サイズが小さいのが特徴。100mm四方程度のものしか作れないため、パーツを細かく分けてプリントする必要があります。

スライスソフトは安価なモデルにも付属。自分でスライスソフトを探す手間がかからず、すぐに使用できますよ。また、安価なモデルでも積層ピッチを0.05mmや0.1mmに変更できるので、きれいな仕上がりの作品を作れます。

知育教材向けモデルが多いのもポイント。知育教材用のモデルには密閉型も充実しているため、小さな子どものいる家庭でも安全に使用できます。なお、知育教材用の密閉型モデルはPLAフィラメントにしか対応していないケースが多いです。

こんな人におすすめ
  • 大型の造形物を作る予定がない方
  • 小さなパーツに分割してプリントするのを手間に感じない方
  • 子どもの知育教材として3Dプリンターを使いたい方

高い家庭用3Dプリンターの特徴(約10万円のモデル)

価格が高い家庭用3Dプリンターは印刷速度が速いのが特徴。600mm/sの最高印刷速度で、スピーディに作品を造形できます。また、カメラやセンサーで進捗を確認できるのもポイント。万が一プリントに失敗しても、どこで失敗しているのかをチェックして3Dデータを素早く修正できます。

造形サイズも200mm四方以上と大きめ。大型の造形物もパーツに分けずに一気に作成できますよ。造形のクオリティも高く、多機能・高性能で快適に使用できます。

こんな人におすすめ
  • 短時間でたくさん造形物を作りたい方
  • 進捗や印刷中の様子を確認したい方
  • 大きな造形物をプリントしたい方

【初心者向け・熱溶解積層方式】家庭用3Dプリンターおすすめ人気ランキング比較一覧表

Picky’s編集部が主要サイト(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、価格比較サイト)の上位商品をポイント制で集計。本当に売れている上位のおすすめ商品を厳選しました。

手軽に3Dプリンターを使いたい方におすすめな、熱溶解積層方式の家庭用3Dプリンターの人気ランキングです。

商品最安価格最大造形サイズ形状最高印刷速度積層ピッチ日本語の取扱説明書オートレベリングオートキャリブレーションヒートベッドタッチパネル材料切れセンサースライスソフト動作音組み立てサイズ重量
Bambu Lab(バンブーラボ) A1 mini 3D プリンター¥48,800 Amazon楽天市場Yahoo!幅180×奥行き180×高さ180mm開放型500mm/s記載なし記載なし記載なし-Bambu純正ソフト48dBあり幅347×奥行き315×高さ365mm5.5kg
Creality(クリアリティ) Ender3 V3 SE¥33,999 Amazon楽天市場Yahoo!幅220×奥行き220×高さ250mm開放型250mm/s0.1~0.35mm記載なし記載なし100℃ノブ式の操作パネル記載なしCreality純正ソフト記載なしあり幅349×奥行き364×高さ490mm7.12kg
Creality(クリアリティ) K1確認中 Amazon楽天市場Yahoo!幅220×奥行き220×高さ250mm密閉型600mm/s0.1~0.35mm記載なし100℃記載なしCreality純正ソフト記載なし不要幅355×奥行き355×高さ480mm12.5kg
ELEGOO(エレゴー) Neptune 4 Plus¥53,599 Amazon楽天市場Yahoo!幅320×奥行き320×高さ385mm開放型500mm/s記載なし記載なし100℃記載なし記載なし記載なし記載なし幅578×奥行き533×高さ640mm16.65kg
Entina Tina2S¥23,430 Amazon楽天市場Yahoo!幅100×奥行き105×高さ100mm密閉型200m/s記載なし記載なし-60°C---50dB不要幅210×奥行き210×高さ290mm約3kg

【初心者向け・熱溶解積層方式】家庭用3Dプリンターおすすめ人気ランキング5選

【光造形方式】家庭用3Dプリンターおすすめ人気ランキング比較一覧表

仕上がり重視の作品を作りたい方におすすめな、光造形方式の家庭用3Dプリンターの人気ランキングです。

商品最安価格解像度最大造形サイズ最高印刷速度積層ピッチ日本語の取扱説明書レベリングタッチパネルレジン自動補充スライスソフト動作音組み立てサイズ重量
Creality(クリアリティ) HALOT-MAGE PRO 8K¥39,999 Amazon楽天市場Yahoo!8K幅228×奥行き128×高さ230mm170mm/h0.05~0.15mm記載なし記載なし記載なし幅333×奥行き270×高さ608mm13kg
ANYCUBIC(エニキュービック) Photon Mono M7 PRO¥73,999 Amazon楽天市場Yahoo!14K幅223×奥行き126×高さ230mm170mm/h記載なし記載なし自動記載なし記載なし記載なし幅312×奥行き315×高さ520mm12.8Kg
ANYCUBIC(エニキュービック) Photon Mono 4¥29,999 Amazon楽天市場Yahoo!10K幅153.4×奥行き87×高さ165mm70mm/h0.03~0.15mm-4点レベリング方式-記載なし記載なし幅230×奥行き235×高さ391mm4kg
NOVA3D Whale4 Ultra 16K¥119,999 Amazon楽天市場Yahoo!16K幅211.68×奥行き118.37×高さ220mm記載なし記載なしレベリング済み記載なし記載なし記載なし記載なし記載なし
ELEGOO(エレゴー) MARS 4¥30,999 Amazon楽天市場Yahoo!9K幅153.36×奥行き77.76×高さ175mm70mm/h0.01~0.2mm記載なし手動-記載なし記載なし幅227×奥行き227×高さ438.5mm5.2kg

【光造形方式】家庭用3Dプリンターおすすめ人気ランキング5選

家庭用3Dプリンターのおすすめ人気メーカー

家庭用3Dプリンターを購入するときはメーカー選びも重要。人気メーカーの3Dプリンターは精度が高かったり使いやすかったりと、スペックでは判断できない部分まで作りこまれています。

ラインナップが充実している「Creality(クリアリティ)」

幅広いラインナップから自分に合ったモデルを選びたい方におすすめなのがクリアリティです。3万〜15万円程度の家庭用3Dプリンターを多数販売しています。「初めてでも使いやすく入門機にぴったり」との口コミも多く、安定性と印刷精度が優れていてコスパが高いです。

光造形方式モデルが充実している「Elegoo(エレゴー)」

光造形方式の家庭用3Dプリンターが欲しい方におすすめなのがエレゴーです。光造形方式のモデルが充実していて、安いものは4万円程度とリーズナブルな価格で購入しやすいです。自動レベリング機能も搭載されているので、初心者でも簡単に使用できます。「細部まできれいに印刷できて優秀」と好評で、作品制作をもっと楽しめますよ。

密閉型モデルが充実している「FLASHFORGE(フラッシュフォージ)」

収縮しやすいフィラメントに対応している密閉型が欲しい方におすすめなのがフラッシュフォージです。密閉型の家庭用3Dプリンターを多数取り扱っていて、自分に必要な機能を搭載したモデルを選べます。また、フィラメントを出すノズル部分をワンプッシュで交換できるのも魅力。メンテナンスの手間を省いて快適に使用できますよ。

スマホアプリでモニタリングできる「Anker(アンカー)」

使い勝手のよさを重視する方におすすめなのがアンカーです。スマホアプリでどのくらいプリントが完了したかチェックできたり、プリント開始を操作できたりします。また、最高印刷速度が500mm/sと速いため、3Dプリンターで作りたいものがたくさんある方にぴったりですよ。組み立てが簡単・日本語説明書付きで気軽に使用できます。

3Dプリンターを使うために必要なもの

3Dプリンターを使うには何が必要?

3Dプリンターを使うには、材料はもちろん工具やパソコンも必要です。具体的には以下のものを揃える必要があります。

必要なもの 必要な理由
3Dプリンター用フィラメント・レジン
  • 造形に必須の材料
パソコン
  • 3Dデータの作成・入手・データ形式の変換などで使用する
3Dデータ
  • 造形に必須のデータで3DCAD・3DCGソフトを使用して作成する
  • 無料・有料でダウンロードもできる
スライスソフト(スライサーソフト)
  • 3Dデータを3Dプリンターが読み込めるデータに変換する
  • 無料ソフトや専用ソフトもある
スクレーパー・ヘラ
  • 造形物をプラットフォーム(3Dプリンターの土台部分)から剥がす
ピンセット・ラジオペンチ
  • 3Dプリンターのメンテナンスやサポート材を除去する
安全眼鏡・ゴム手袋・マスクなど(光造形方式)
  • 紫外線・レジンなどから体を守る
キッチンペーパー(光造形方式)
  • レジンのふき取り
サポート材とは?
造形物を支えるための材料。3Dプリンターは下から上に層を積み上げていくため、空中に浮いている部分はサポート材なしでは作成できません。サポート材は造形完了後に取り除きます。

3Dデータ作成・変換ソフトは無料のものもあります。パソコンのスペックはミドルクラス以上がおすすめ。3Dデータの作成や読み込みは高負荷の作業なので、スペックが低すぎると処理が遅くなります。具体的なパソコンのスペックは以下を目安にしてみてください。

パソコンのスペックの目安
  • CPU:Core i7・Ryzen 7以上
  • メモリ容量:16GB以上
  • グラフィックスメモリ容量:6GB以上
  • ストレージ容量(SSD):500GB〜1TB
  • ディスプレイ解像度:FHD以上

編集部

家庭用3Dプリンターに採用されている出力方式は主に「熱溶解積層方式」「光造形方式」の2種類があり、出力方式によって必要なものが変わる点には注意しましょう

家庭用3Dプリンターの使い方

家庭用3Dプリンターの使い方

使用者の多い熱溶解積層方式の家庭用3Dプリンターを使うときの作業の流れをご紹介します。細かい操作方法は機種によって違うので、説明書を確認しながら作業しましょう。

  • 家庭用3Dプリンターの使い方
  • STEP.1
    3Dデータを用意する
    サイトからダウンロードしたり、自分で作ったりしてデータを用意します。自分で作るなら、サポート材を除去しやすいように配置しましょう。なお、サイトからダウンロードする場合はSTLファイルに変換済みのケースが多いです。
  • STEP.2
    STLファイルに変換する
    3DデータをSTLファイルに変換します。3DCADを使用している場合、変換機能を搭載しているケースもあるので確認してみましょう。STLファイルへの変換が可能なフリーソフトもあります。所持しているソフトで変換ができないときは検索してみてください。
  • STEP.3
    スライスソフトで造形ツールパスデータに変換する
    STLファイルを造形ツールパスデータに変換しましょう。変換にはスライスソフトを使用します。
  • STEP.4
    造形ツールパスデータを3Dプリンターに読み込ませてプリントする
    3DプリンターにパソコンやUSBメモリを接続し、造形ツールパスデータを読み込ませてプリントを開始します。
  • STEP.5
    サポート材を除去する
    プリントが完了したら、サポート材を除去します。力を入れすぎて造形物を破壊しないように注意しましょう。
  • STEP.6
    仕上げ加工を施して完成
    樹脂用のやすりを使用して表面を磨きます。色を変えたい場合は塗装も施しましょう。
STLファイルとは?
3Dモデルを三角形の集合で表現するファイル形式。
造形ツールパスデータとは?
3Dプリンターのプリンタヘッドの動作を制御できるデータ。

金属3Dプリンターは後処理を業者に依頼する必要あり

金属3Dプリンターは後処理を業者に依頼する必要あり

家庭用3Dプリンターの中には、金属フィラメントを使用できるモデルもあります。しかし、金属フィラメントを使用する場合は、プリント後に脱脂・焼結しなければいけません。

自宅で実施するのは難しく、専門業者に脱脂・焼結工程を依頼する必要があり、安くても10万円程度の工賃がかかります。金属フィラメントも数万円かかるため、個人で金属3Dプリンターを使用するのは難しいです。造形失敗のリスクもあるので、プリントから後処理まで全て業者に依頼した方が安心です。

金属プリント対応業者 料金
DMM.com
  • チタン:1,980円(1㎤)
  • アルミニウム:1,038円(1㎤)
  • ステンレス:1,760円(1㎤)
  • シルバー・真鍮・ゴールド・プラチナ・ステンレス17-4PHは要問合せ
JLCPCB
  • ステンレス:8ドル~

家庭用3Dプリンターの関連商品

家庭用3Dプリンターでのクリエイティブ活動をもっと便利にできる、関連商品をご紹介します。必須の工具もあるので3Dプリンターと一緒に購入しましょう。

3Dデータを簡単に作成できる「3Dスキャナー」

3Dデータを簡単に用意したいなら、3Dスキャナーを使用しましょう。対象物をセンサーで読み取って3Dデータに変換できます。補正は必要なので、そのまま3Dプリンターに読み込ませられるわけではありませんが、データの作成にかかる時間を大幅に短縮できます。

プラットフォームテーブルから造形物を剥がすのに役立つ「スクレーパー」

造形物を土台から剥がすときに役立つのがスクレーパーです。3Dプリンターで使用するスクレーパーは、先端が鋭利でコンパクトなものを選ぶのがポイント。先端が薄すぎると土台を傷つける可能性があるので、厚みは0.5mm程度がおすすめです。

メンテナンス・サポート材の除去などに役立つ「ラジオペンチ」

サポート材の除去や3Dプリンターのメンテナンスに必須なのがラジオペンチです。細かい作業に使用するので、先端が細いものがおすすめ。また、精度の高い作業に使用するため、軽量なものを選ぶのも重要です。

関連記事:百円代から高級品まで!おすすめ最強ペンチ20選|電工・ラジオなどの種類やニッパーとの違いを解説

家庭用3Dプリンターのよくある質問

家庭用3Dプリンターのよくある質問

日本製の3Dプリンターは販売されている?

家庭向けの3Dプリンターは販売されていません。

3Dプリンターは家庭用・業務用でどのような違いがあるの?

業務用の方が高性能で、とても精巧な造形物を作成できます。また、500mmを超える大きなものも作れて、家庭用のモデルでは使用できないような素材のフィラメントも使えます。

家庭用3Dプリンターの電気代はどのくらい?

機種によって消費電力は違いますが、家庭用3Dプリンターの消費電力は110W前後。1時間あたり2~3円程度です。

家庭用3Dプリンターで作ってはいけないものはある?

国旗・警察マークなどの無断複製が法律で禁止されているもの、著作権・商標権などを侵害するもの、武器のような銃刀法違反になるものを作成してはいけません。また、食器や調理器具のような食品に触れるものも、安全性が確保できないので作るのは避けましょう。

おすすめ家庭用3Dプリンターまとめ

フィギュアや模型のような作品作りから、スペーサーや治具などのDIY用途まで、1台あると便利な家庭用3Dプリンター。数万円で購入できる安価なモデルも増えていて、気軽に創作活動を楽しめますよ。

  • 用途に合った出力方式を選ぶ
  • 熱溶解積層方式モデルは、使いたい素材に合わせて形状を選ぶ
  • 最大造形サイズは150~200mm四方のモデルがおすすめ
  • 最高印刷速度500mm/s以上ならプリント時間が短く快適
  • 積層ピッチの細かさは仕上がりをどれくらい重視するかで選ぶ
  • 3Dプリンターを使いこなせるか心配なら使いやすいモデルを選ぶ
  • スライスソフト搭載モデルなら、自分でソフトを探す手間を省ける
  • 動作音が45dB以下のモデルなら就寝中にも使用できる
  • 工作が苦手なら組み立て不要な完成品がおすすめ

以上のポイントを参考に、作りたいものに合った家庭用3Dプリンターを見つけましょう。

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