百円代から高級品まで!おすすめ最強ペンチ20選|電工・ラジオなどの種類やニッパーとの違いを解説

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ペンチ

ペンチは、針金やワイヤーといった細いものを掴んだり曲げたり、またハンドメイド作品を作る際に小さいパーツを加工する用途で活躍する工具です。

仕事でワイヤーの加工や切断作業をする方はもちろん、家庭でもDIYやプラモデル製作、リングやピアスなどのアクセサリーを作る際にペンチがあると作業がはかどります。

ですが、ペンチと言っても意外と多くの形状や種類があり、大きさや価格もピンキリで買うときに迷ってしまう方もいるかもしれません。そこで今回は、Picky’s編集部がペンチの特徴や使い方、おすすめ商品について解説します。

手に馴染むような、使いやすいペンチを探している方はぜひチェックしてみてください。

    ペンチとニッパー・プライヤーそれぞれの違いについて

    ペンチとは、針金や銅線などの細い物体を「挟む」「曲げる」「引っ張る」「ねじる」ための工具です。また、根元には切断用の刃がついていて、細いものを切る用途にも使用可能

    ペンチにもいくつか種類があり、配線作業やDIYで使う場合はしっかりと物を掴める標準ペンチ、アクセサリー作りなどでは先端の細いラジオペンチといったように用途に応じて使い分けます。

    ペンチに似た工具に「ニッパー」や「プライヤー」がありますが、それぞれ用途が異なります。

    ニッパーは切断専門工具

    ニッパーは、上下に鋭い刃が付いた小さなはさみのような形状の工具で、針金や銅線をカットするために用います。物を掴んだり曲げたりできるペンチと違い、用途は「切断」一択です。

    その代わり、「切る」用途では他のどんな工具よりも使いやすく、細いものや小さいものを切断する場合はニッパーがあると作業が効率よく進みます。

    ただし、太いワイヤーを切るときはニッパーではなく、より切断に特化したワイヤーカッターがおすすめ。

    編集部

    切断能力に特化しているため、使い方を誤るとケガに繋がります。使用する際は十分注意をし、必要に応じて手袋を使用しましょう

    関連記事:【用途別】最強ニッパーおすすめ17選|DIY・爪切り・プラモデル・ネイル用も!

    プライヤーは大きな物を力強く掴むのに適した工具

    プライヤーは、ジョイント部分がスライドできる構造で、てこの原理で物をガッチリと掴めむためのやや大型の工具です。

    ペンチは小さなものや細いものを掴んだり引っ張ったりするために使われますが、プライヤーはボルトやパイプ、ナットといった大きな部品をガッチリ掴む際に用いられます。

    小さいものを扱う細かい作業にはペンチ、車の整備などで大型の部品を扱う際はプライヤーを使うと良いでしょう。

    なお、ペンチは元々プライヤーの一種で、海外メーカー製の製品説明では混同しているケースも見られますが、日本ではペンチとプライヤーは区別されているケースが多いです。

    ペンチの選び方4つのポイント

    ペンチを購入する際は、以下の4つのポイントをチェックしましょう。

    1. 用途に応じた種類・形状を選ぶ
    2. 使いやすいサイズ・重量の製品を選ぶ
    3. 針金を切断する場合は、線の太さに応じた切断能力を持った製品を選ぶ
    4. 電気工事で使用する場合はグリップに絶縁処理されたものを選ぶ

    用途に応じた種類・形状を選ぶ

    ペンチには用途別にさまざまな種類、サイズ、形状があります。お店で見かける一般的なものから、プロが使用する特殊な形状までその種類はさまざまですが、主な4種類について以下で個別に解説します。

    配線作業にはこれ!いろいろな用途で使える標準ペンチ

    配線作業やDIYで使用するなら標準ペンチがおすすめ。標準ペンチは、その名の通り配線工事などで使用するごく一般的なペンチです。太くてしっかりとした先端にはギザギザした溝がついていて、線をしっかりと掴めます。

    針金や配線を掴んで、曲げて、捻じる用途すべてに適していて、また線だけではなく、鉄板や木板といった薄い板状の加工にも使用可能です。

    また、根元にある刃では線の切断も可能。標準ペンチは大きさと重みがあり、その分切断能力も高く太い針金も容易に切断できます。

    デメリットは、大きくてしっかりとした作りでやや重量がある点と、小さいものを掴んだり細かい作業には向かない点です。

    編集部

    どちらかというと、標準ペンチは業務用です。家庭でやや大型の標準ペンチが必要になるケースは少ないかもしれません。家庭で使う多くの場合、後述のラジオペンチの方が適しています

    先端が細く、細かい作業に適したラジオペンチ

    細かい作業が多い方はラジオペンチがおすすめ。ラジオペンチは先端が細く長い形状で、標準ペンチよりも細かい加工や、アクセサリーの修理といった精密な作業ができます。

    先が細いため、細い針金や小さなネジ、ビーズなどの小さな部品を掴むのに最適。内側には標準ペンチ同様滑り止めの溝がついていて、小さなものや表面がつるつるした針金や鉄線もしっかりと掴めます。

    小型で軽量なものも多く、手の小さい方や女性でも持ちやすいのもメリット。さらに安い物なら数百円程度で買える価格も魅力です。

    メンテナンス作業から、DIY、ガンプラなどの模型作成、ハンドメイドアクセサリー作りとなんでもこなせる万能ペンチです。

    デメリットは、太いものや大きいものをしっかり掴んだり切断するのに不向きな点。また溝が付いているため、強く掴むと素材に痕が付いてしまいます。痕がつくと困る素材を扱う場合は、後述の丸ペンチを使用すると良いでしょう。

    編集部

    ラジオペンチの名前の由来は、電気工作用としてラジオペンチが使われていた時代、最も一般的な電気工作がラジオでした。そのため、今でもラジオペンチ、またはラジペンと呼ばれています

    先端が円錐状になっていて素材を傷付けない丸ペンチ

    細かい作業で、なおかつ痕を付けたくない素材やプラスチック製品を扱う方には丸ペンチがおすすめ。

    ラジオペンチに似ていますが、挟む部分が丸くなっていてギザギザの溝がありません。そのため、対象の素材や材料に痕や傷をつけにくくなっています。

    ただし、溝なしのため物をしっかりと掴んで固定するのには向いていません。特に丸いものを掴もうとすると、滑って落としてしまう可能性があります。

    編集部

    滑りやすいといった注意点はあるものの、素材に傷をつけない点と細かい作業のしやすさは魅力です。用途に応じて使い分けるためにラジオペンチとセットで購入しておきましょう

    線同士をカシメて接続する圧着ペンチ(電工ペンチ)

    圧着ペンチは、主に電気工事士が使用する電線や銅線の圧着・接続用専門ペンチです。圧着機能やワイヤーストリッパー(線の皮むき)機能がついていて多目的で使えます。ただし、普通のペンチとしては若干使いにくい構造です。

    専門的な工具のため、間違って買ったり一般家庭で使用する機会はないでしょう。こういった種類もある、程度に覚えておいて下さい。

    編集部

    今回紹介した4種類のほかにも、ピンセットのように使える先曲がりタイプや、動作が逆になる逆ペンチといった種類もあります

    使いやすいサイズ・重量の製品を選ぶ

    ペンチは製品によって大きさ(長さ)や重さもさまざまです。自分の用途に合ったサイズと重量の製品を選びましょう。

    一般的なペンチが欲しい場合、175mm~225mm程度を目安に選んでください。少し小さめが欲しい方は150mm前後がおすすめ。

    ペンチは、基本的に大きくなればなるほど重量が増して強力なパワーや切断能力が得られ、作業しやすくなります。特に切断するときは、長ければ長いほどてこの原理で力が伝わりやすくなり、握力の弱い方でも太い線を切断可能です。

    一方で大きくて重いと、長時間作業や繊細な作業がしにくくなります。もちろんケースへ収納するときも邪魔になってしまうでしょう。

    編集部

    手が小さい方や、握力に自信がない方で、それほど太いものを扱わないのであれば110mm程度のミニサイズでも十分です

    針金を切断する場合は、線の太さに応じた切断能力を持った製品を選ぶ

    切断用の刃が付いたペンチで針金やワイヤーを切る場合、「どの程度太い線が切れるか」を表す切断能力も重要。切断能力は商品ページやパッケージに「銅線/直径2.6mm」「銅線/φ2.6mm」表示で記載されています。

    この能力を超える線を無理やり切ろうとすると刃が欠けたり、切れずに力を入れすぎて事故に繋がる可能性があります。切断作業が多い方は、必ず切断能力もチェックしておきましょう。

    なお、切断能力はペンチの製品によって「銅線」「軟線」「鋼線」などさまざまな素材で表記されています。切断能力をチェックするときは太さだけではなく、素材もしっかりとチェックしてください。

    編集部

    非常に硬いピアノ線を切る場合、きちんと「ピアノ線対応」と記載されたペンチがおすすめです

    樹脂加工や絶縁処理といったグリップの加工にも注目

    最後はペンチのグリップ(持ち手部分)を保護している材質にも注目してみましょう。

    ビニール素材やゴム素材を用いたものや樹脂加工されたもの、またはカバーが無く金属むき出しの物といったようにグリップの仕様もさまざまです。材質によって、持ちやすさや使っている最中に滑るかどうか使い心地が変わってきます。

    例えば一般的なビニール素材であれば、最低限のグリップ力は得られて比較的安価です。絶縁処理されたゴム素材の製品は、電気配線工事で使用する場合におすすめ。

    編集部

    グリップ一つで使い勝手はかなり変わるため、お店で買う際はいろいろ持ってみて比較してみましょう

    高いVS安いペンチの比較と違い

    ペンチの価格は、数百円程度で売られているものから数千円する一流メーカー製までピンキリです。ただ掴んで切るだけのペンチで、なぜこんなにも価格差があるのか疑問に思う方もいるはず。

    そこでここでは、「高いペンチ」と「安いペンチ」の特徴や違いを解説します。一概にどちらが優れている、とは言えません。安価な物にも高価な物にもそれぞれメリットとデメリットがあります。用途や予算に応じて選ぶといいでしょう。

    安いペンチの特徴(数百円前後のモデル)

    数百円前後のペンチでも、ペンチとして使えないわけではありません。ちょっとした作業に使う程度なら十分です。

    ただ、安いペンチは使い心地がイマイチな製品が多く、また素材も安価な金属を使っていて耐久性や切断部の切れ味もあまり良くありません。数回程度使うだけであればそれほど気にならないと思いますが、何回も使っているとどうしても使いにくさを感じたり、気になる点が出てきます。

    我慢して使っていても、そのうち開きが固くなったり、噛み合わせが悪くなったり、切れ味が落ちて線が切れなくなるケースも出てくるかもしれません。

    安いペンチは、あくまでも「使い捨て」に近い感覚で使用するのがベストです。

    安いペンチはこんな方におすすめ
    • ちょっとした補修やイベント時のDIYなど、1~2回だけペンチを使いたい場合

    高いペンチの特徴(数千円前後のモデル)

    数千円程度で買える一流メーカー製のペンチは、価格に見合った作業性と耐久性を持っています。素材に質の良い鋼を使用し丁寧に作られたものが多く、噛み合わせ・切れ味抜群。

    さらに知識と経験のあるメーカーが作っているため、握り心地やスプリングの開き具合といった使い勝手にも配慮されていて全ての作業がストレスなくスムーズに行えます。

    作業性の高さと仕上がりの美しさ、そして耐久性も安価な物とは比べ物になりません。仕事で何十回使っても劣化しにくく、適切な保管とメンテナンスを行えば、長期にわたって愛用できるはずです。

    なお、ペンチの中には防爆仕様やチタン製など、数万円以上する超高級製品もありますが、一般の方が買う必要はないため解説は割愛します。

    高いペンチはこんな方におすすめ
    • 毎日仕事でペンチを使用する
    • 家庭でも頻繁にペンチを使用する
    • 良い道具を買って長く使いたい

    標準ペンチおすすめ人気ランキング比較一覧表

    Picky’s編集部が主要サイト(ネット通販サイトamazon・楽天・Yahoo!・ヤフオク・ビックカメラ・価格.com等比較サイト)の上位商品や、ネットの口コミ・レビューで評価の高かった製品をポイント制で集計。売れ筋上位のおすすめ商品を厳選しました。

    物をしっかりと掴んだり、銅線を切断するのにおすすめな標準ペンチおすすめランキングです。一般的なペンチが欲しい場合はこちらの製品を選ぶといいでしょう。

    商品最安価格種類・形状寸法本体重量切断能力その他
    [高儀] HOME MADE JISペンチ 150mm確認中 楽天市場AmazonYahoo!標準ペンチ150mm210g鉄線約φ1.6mm
    [ビクター] ZM80-200 VICTOR PLUS+ 偏芯ペンチ 280×75×22MM¥4,273 楽天市場AmazonYahoo!標準ペンチ200mm290g銅線 Φ4.6mm偏芯機能
    [京都機械工具/KTC] SPD-200C ペンチ 工具¥2,905 楽天市場AmazonYahoo!標準ペンチ215mm375g鉄線:φ3.40mm
    [ツノダ] CP-125 KingTTC ペンチ¥1,633 楽天市場AmazonYahoo!標準ペンチ137mm110g銅線/φ2.6mm
    [Bigman] アイヘルプIH-63J ペンチ 175mm JIS規格¥2,087 楽天市場AmazonYahoo!標準ペンチ175mm240g鉄線φ1.5mm
    [SK11(エスケー11)] P-200FH FGペンチ JIS 台紙付¥1,719 楽天市場AmazonYahoo!標準ペンチ200mm410g銅線φ4.0mm
    高儀 M&M ミニマイクロ ラジオペンチ 115mm楽天市場¥442 AmazonYahoo!標準ペンチ115mm70g銅線:約φ1.0mm
    [ビッグマン(Bigman)] BM429 倍力ペンチ¥2,131 楽天市場AmazonYahoo!標準ペンチ175mm230g銅線φ3.5mmロック付き

    標準ペンチおすすめ人気ランキング8選

    ラジオペンチおすすめ人気ランキング比較一覧表

    先端が細く、ホビーやアクセサリーといった「小さなものを掴んだり加工する」用途向きのラジオペンチのおすすめランキングです。

    力強く物を挟むのには適していないため、できれば標準ペンチとセットで持っておくといいでしょう。

    商品最安価格種類・形状全長本体重量切断能力その他
    [KENOH] ミニ 先細ラジオペンチ確認中 楽天市場AmazonYahoo!ラジオペンチ145mm10g
    [フジ矢] MP7-150 ミニチュアラジオペンチ バネ付き 150mm¥1,918 楽天市場AmazonYahoo!ラジオペンチ150mm50g銅線/Φ1.2mm
    [ケイバ(KEIBA)] HRC-D14 プロホビー 丸ペンチ 先細タイプ¥2,750 楽天市場AmazonYahoo!丸ペンチ121mm75g軟線のみ
    [京都機械工具(KTC)] PSL150 ラジオペンチ(スタンダードタイプ)150mm¥3,019 楽天市場AmazonYahoo!ラジオペンチ160mm130g硬線φ1.6mm
    [ツノダ] RP-150 TTC JIS ラジオペンチ 150mm ラジオペンチ¥660 楽天市場AmazonYahoo!ラジオペンチ161mm125g銅線/φ2.6mm被覆剥き用穴付き
    [エンジニア] PR-36 ラジオペンチ(穴付) 全長160mm¥1,553 楽天市場AmazonYahoo!ラジオペンチ160mm130g銅線φ2.6mm
    [ホーザン(HOZAN)] P-36 ミニチュアラジオペンチ すべり止めのローレット付タイプ¥2,812 楽天市場AmazonYahoo!ラジオペンチ125mm65g
    [サムコス] 先細ラジオペンチ ハンドツール (ストレート)確認中 楽天市場AmazonYahoo!ラジオペンチ280mm250g

    ラジオペンチ・丸ペンチおすすめ人気ランキング8選

    その他特殊ペンチおすすめ人気ランキング比較一覧表

    標準ペンチでも、ラジオペンチでもない、特殊な用途や使い方をするペンチの人気ランキングです。

    特定の用途に特化した製品のため、目的が合致すると非常に効率的に使えますが、その反面用途を間違えると非常に使いにくいです。自分の目的にぴったりの製品を選びましょう。

    商品最安価格種類・形状全長本体重量切断能力その他
    [エンジニア] PZ-58 ネジザウルスGT φ3~9.5mm用確認中 楽天市場AmazonYahoo!多機能ペンチ160mm130gネジ外し・切断等
    [NexTool] 多機能ペンチ マルチツール 10 in 1多機能ツール 携帯用確認中 楽天市場AmazonYahoo!マルチツール6.8X2.7X1.6cm(折り畳み時)82gドライバー・ナイフその他機能
    [イチネンアクセス] P.Tool(ピーツール) ペンチ 150mm オールステンレス¥3,857 楽天市場AmazonYahoo!ワイヤーループペンチ150mm120g
    [KONYO コンヨ] A011005 SUN UP ステンレス製 ミニペンチ 110mm¥794 楽天市場AmazonYahoo!ラジオペンチ110mm40g銅線Φ1.6mm

    その他特殊ペンチ・丸ペンチおすすめ人気ランキング4選

    おすすめペンチ有名メーカー&ブランド

    ペンチは、安価なメーカーから一流の工具メーカーまで、さまざまなメーカーが製造・販売しています。たまに使う程度なら安価な製品でも構いませんが、仕事や趣味で頻繁に使用するなら以下の一流工具メーカー製がおすすめです。

    • Fujiya(フジ矢)
    • KNIPEX(クニペックス)
    • HOZAN(ホーザン)
    • KEIBA(ケイバ)
    • エンジニア
    • ツノダ
    • TOP(トップ工業)
    • TAKAGI(高儀)
    • VICTOR(ビクター)

    この中からPicky’sおすすめメーカーを3つ紹介します。

    品質と価格のバランスが良いフジ矢

    フジ矢株式会社は、大阪府に本社を置く1923年創業の老舗工具メーカーです。フジ矢では、製品の組み立て、焼入れ、刃付け、研磨といった重要な作業は一つ一つ職人が手作業で行っています。

    そのため、フジ矢の製品は嚙み合わせや切れ味、強度が非常に高く、品質に関しては日本製ペンチの中でも最高峰です。当然ながら掴む、曲げる、切るすべての作業が精密かつ強力に行えます。

    フジ矢製ペンチは決して安くはないものの、品質を考えれば高くありません。格安ペンチを買うくらいなら、少し予算を上乗せしてフジ矢製を購入したほうが、絶対満足度の高い買い物になるでしょう。

    編集部

    フジ矢のペンチは、業務用としてはもちろん、家庭のDIYやホビーなどの趣味用としてもおすすめ。非常に信頼のおけるペンチです

    プロ仕様の製品が揃うHOZAN(ホーザン)

    大阪府に本社を置くホーザンは、ペンチの他スパナやクランプ、六角レンチやトルクレンチといった工具を扱う総合工具メーカーです。

    研究・開発・製造・メンテナンスを行う専門家やプロ向けの製品を販売していて、徹底した品質管理の中で生み出される工具は多くのプロに愛用されています。

    ホーザンのペンチは、プロ向けだけあり価格面では若干高めです。ただ、高いと言っても数千円程度で購入でき、数千円の出費でプロクオリティの工具が買えると考えればコスパは悪くありません。

    編集部

    ペンチは長年に渡って使えるため、頻繁に使用するなら予算をケチらずホーザン製のペンチを購入しましょう

    ホビー用からプロ向けまであらゆる製品が揃うKEIBA(ケイバ)

    ケイバは、株式会社マルト長谷川工作所の工具ブランドです。名前の由来は、機能美に溢れたサラブレッドから来ており、その名の通り高い機能性を持った製品を数多く扱っています。

    製品すべてが自社による完全一貫生産で、知識や経験を持った職人による徹底した品質管理を行っているため、その品質は国内トップクラス。

    ケイバは、標準ペンチやラジオペンチはもちろん、平口ペンチやハイレベレージペンチ、スムースローテーションペンチといった珍しい種類も揃っています。どんなニーズにも応えてくれるでしょう。

    編集部

    普通のペンチもおすすめですが、とにかく珍しい形状のペンチが欲しい方は一度ケイバをチェックしてみてください

    ペンチの使い方・使い道

    ここでは、ペンチの主な使い方を簡単に解説します。

    標準ペンチで物をしっかりと掴む・挟む

    挟む部分が大きく、力強く物を挟める標準ペンチを使って線や薄い板、ガラスなどを挟めます。挟んだ状態で捻じったり曲げたり、引っ張って対象物を加工します。パイププライヤーならパイプにも対応可能。

    ちょっと荒っぽい使い方で、掴んだ状態でねじ切るのも可能ですが、破片が飛ぶ可能性があるので注意しましょう。

    刃で線を切断する

    根元に付いている切断用の刃で、銅線やワイヤーの切断が可能です。ただし、切断能力を超える材質や太さの線を切ると、刃が欠けたり切れない可能性があります。

    また、ピアノ線はかなり強度が高いため、切る場合はピアノ線対応ペンチか、ピアノ線対応ニッパー、またはワイヤーカッターがおすすめです。

    関連記事:最強ワイヤーカッターおすすめ13選!家庭用・業務用やニッパーとの違いも解説

    ラジオペンチで小さな物や細かいものを掴む

    先が細いラジオペンチや丸ペンチは、細い線や小さな物を掴むのが得意です。

    家庭ではプラモデル製作やアクセサリービーズでハンドメイド作品を作る際に重宝します。特にアクセサリー製作では、ピアスの金具やCカンといった小さい金具を曲げる機会も多いため、細くて小さいラジオペンチや丸ペンチがあると便利です。

    また、ミニチュアのジオラマ製作時、手を入れにくい場所に小さいものを運んで設置するときにピンセット代わりとしても使えます。

    ラジオペンチで小さいものや細いものを掴む・折る

    標準ペンチほどではありませんが、ラジオペンチも物を挟んで支点から曲げたり捻じったりが可能です。

    家庭では、上記の画像のように、切れ味の悪くなったカッターの刃を折る使い方もできます。カッターには折るためのパーツも付いていますが、ペンチでしっかりと挟んで折るとより楽に、安全に折れます。

    ペンチの関連商品

    ペンチの関連商品を紹介します。

    手を保護する薄手の作業用手袋

    ペンチ含め、工具を使用する際は作業用手袋の着用をおすすめします。怪我の防止はもちろんですが、その他にもさまざまなメリットがあります。

    ペンチやニッパーを何度も使用していると、握力がなくなってきます。作業用手袋をしていれば疲労や握力低下を軽減してくれるでしょう。薄手タイプなら作業の邪魔にならず、さらに滑り止めがついていればより作業しやすくなります。

    ガラスなどの割れやすいものを扱う作業の場合は、保護メガネも同時に着用するとより安全です。

    作業ごとに使い分けて効率アップ!切る専門工具ニッパー

    ペンチでも線の切断は可能ですが、頻繁に切断作業をする場合は、やはりニッパーがあると便利です。ペンチとニッパーを使い分ければ、作業性や仕上がりが段違いに変わります。

    例えば、プラモデルを作る際にランナーからパーツを切り出す時に切れ味が鋭いニッパーがあると綺麗に切り離せます。

    ペンチのよくある質問Q&A

    ペンチの手入れってどうしたらいいの?

    ペンチ含む工具類は鉄製の物が多く、放置するとサビが発生しやすくなります。

     

    そのため、ペンチを長持ちさせるには、使用後に布で汚れをふき取り、防錆油(ミシンオイル)を薄く塗っておきましょう。可動部が開きにくくなった場合は隙間の掃除をし、潤滑油をさすと調子が戻ります。

     

    ケアが終わったら、湿度50%以下の場所で保管するのがおすすめです。

    ペンチを持ち歩いたり、念のため車に置いておくと法律違反になる?

    結論から言うと「グレーゾーン」です。

     

    バールや電動ドリルといった一部の工具は、「特殊開錠用具の所持の禁止などに関する法律」により、「正当な理由なく隠したり持ち歩いてはいけない」とされる法律があります。

     

    法律の中では「開錠道具」「バール」「ドライバー」「ドリル」が主な例として挙げられていますが、「その他工具」とも明記されています。つまり、「ペンチは対象外」とは書かれていません。

     

    もちろん業務目的など、明確な理由があれば問題ありません。ですが、そうでない場合、警察側の判断によってはペンチの所持も軽犯罪法違反となってしまう可能性があります。

     

    無用なトラブルを避けるためにも、明確な理由がない場合はペンチを含めた工具類は持ち歩いたり、車に積んでおかない方がいいでしょう。

    掴んで曲げて切る作業をするならペンチは必須!

    ペンチは、針金や板状の物を掴んで、曲げて、切るための工具です。1本あれば仕事だけではなく家庭でも役立つでしょう。

    • 仕事で針金やワイヤーの加工をする
    • 自宅のDIYが趣味
    • ワイヤーやビーズを使ったアクセサリー作りが好き

    上記の方は、ペンチを用意しておくと作業がはかどります。安いもので数百円、良い物でも数千円程度で購入できるため、ぜひ1本常備しておきましょう。

    Picky’sでは、このほかにもさまざまな工具を以下の記事で紹介しています。以下の記事もぜひチェックしてみてください。

    関連記事:【キャンプにも】ツールボックス・工具箱おすすめ30選|大型やおしゃれな商品を紹介

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