美しい星空を撮影してみたいけれど、高額なカメラ機材で躊躇していませんか?実は、予算を抑えながらでも十分美しい星空写真を撮影することができます。
この記事では、3万円から10万円の予算で購入できる星空撮影向けカメラ6機種について、実際の性能と価格を徹底調査して詳しく解説します。
記事を読み終える頃には、あなたの予算と撮影スタイルに最適なカメラを選択し、基本的な星空撮影設定をマスターして実際に撮影を開始できるようになります。
目次
星空撮影におすすめの安いカメラ6選|コスパ重視の厳選モデル
星空撮影に適したカメラを価格帯別に6機種厳選しました。APS-C以上のセンサーサイズと高感度性能ISO6400以上対応を基準に選定しています。
商品 | 最安価格 | センサーサイズ | ISO感度 | 重量 | 参考価格 | |
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![]() | Nikon D5300 | ¥19,050 Amazon楽天市場Yahoo! | APS-C | 100-25600 | 480g(本体のみ) | 中古2万円台〜4万円台 |
![]() | Canon EOS Kiss X10i | ¥174,000 Amazon楽天市場Yahoo! | APS-C | 100-25600(拡張51200) | 515g(本体のみ) | 中古8万円台 |
![]() | Sony α6000 | ¥59,400 Amazon楽天市場Yahoo! | APS-C | 100-25600 | 344g(本体のみ) | 中古4万円台〜6万円台 |
![]() | Canon EOS 6D Mark II | ¥185,000 Amazon楽天市場Yahoo! | フルサイズ | 100-40000 | 685g(本体のみ) | 中古8万円台〜12万円台 |
![]() | PENTAX KF | ¥86,480 Amazon楽天市場Yahoo! | APS-C | 100-102400 | 390g(本体のみ) | 新品8万円台 |
![]() | 富士フイルム X-S10 | ¥249,800 Amazon楽天市場Yahoo! | APS-C | 160-12800(拡張51200) | 465g(本体のみ) | 中古6万円台 |
中古3万円台で高性能な一眼レフ
中古価格帯3万円前後で入手できる優秀な一眼レフとして、初心者に最もおすすめできるのがNikon D5300です。2013年発売と少し古いモデルですが、星空撮影に必要な性能はしっかりと備えています。
APS-Cセンサーと2400万画素の組み合わせで、ISO25600相当まで対応する高感度性能を実現。星空撮影で重要なノイズの少なさも、現在の水準でも十分実用的です。
Wi-Fi機能も搭載されており、撮影した星空写真をスマートフォンにすぐ転送可能。バッテリー持ちも良好で、長時間の星空撮影にも安心して使用できます。レンズ選択肢が豊富というメリットもあります。
センサーサイズ | APS-C |
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ISO感度 | 100-25600 |
重量 | 480g(本体のみ) |
参考価格 | 中古2万円台〜4万円台 |
初心者に優しい操作性と高感度性能
初心者の操作性を重視する人向けの推奨機種として、使いやすさと性能バランスに優れています。バリアングル液晶とガイドモード搭載で、カメラに慣れていない方でも安心して操作できます。
デュアルピクセルCMOS AFによる高速かつ正確なピント合わせが可能で、動く被写体にも対応します。DIGIC 8エンジンにより高感度時のノイズ抑制性能も向上しています。
D5300との違いは初心者向け機能の充実度と新品での入手しやすさです。予算に余裕がある初心者には特におすすめの機種です。
センサーサイズ | APS-C |
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ISO感度 | 100-25600(拡張51200) |
重量 | 515g(本体のみ) |
参考価格 | 中古8万円台 |
軽量ミラーレスで星空撮影デビュー
携帯性を重視する読者向けの推奨機種として、344gの軽量ボディが最大の魅力です。山間部での星空撮影など、長時間の持ち歩きでも負担になりません。
EVF(電子ビューファインダー)により、撮影前に露出の確認ができ、暗所での構図決めが容易です。0.06秒の高速AFにより、素早いピント合わせが可能です。
一眼レフとの差別化ポイントは軽量性と静音撮影機能です。野生動物を驚かせずに星空と共に撮影したい場合にも適しています。
センサーサイズ | APS-C |
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ISO感度 | 100-25600 |
重量 | 344g(本体のみ) |
参考価格 | 中古4万円台〜6万円台 |
フルサイズセンサー搭載の本格機
予算上限近くでも本格的な性能を求める人向けの選択肢です。フルサイズセンサーにより、APS-C機種と比べて一回り優秀な高感度性能と背景ボケを実現します。
ISO40000対応の高感度性能により、天の川の淡い光も鮮明に捉えることができます。バリアングル液晶搭載でローアングル撮影も自由自在です。
APS-C機種との画質差は特に星空のような暗所撮影で顕著に現れます。より本格的な星空撮影への段階的なステップアップを考えている方に最適です。
センサーサイズ | フルサイズ |
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ISO感度 | 100-40000 |
重量 | 685g(本体のみ) |
参考価格 | 中古8万円台〜12万円台 |
防塵防滴で過酷環境対応の頑丈モデル
野外撮影での耐久性を重視する人向けの選択肢です。防塵防滴性能により、山間部や海岸での星空撮影でも天候の変化を気にせず撮影に集中できます。
ISO102400の高感度対応とアストロトレーサー機能により、星の軌跡撮影も可能です。ボディ内手ブレ補正により、手持ち撮影での安定性も向上します。
PENTAX独自の機能と堅牢性により、他メーカーでは得られない撮影体験が可能です。アウトドア志向の撮影者に特に適しています。
センサーサイズ | APS-C |
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ISO感度 | 100-102400 |
重量 | 390g(本体のみ) |
参考価格 | 新品8万円台 |
465gの軽量ボディで高画質撮影
軽量性と画質を両立したい人におすすめです。X-Trans CMOSセンサーによる独特の色彩表現が、星空撮影に深みのある仕上がりをもたらします。
ボディ内手ブレ補正機能により、手持ち撮影での成功率が向上します。465gの軽量性により、長時間の撮影セッションでも疲労を軽減できます。
富士フイルムの色彩表現の特徴により、星空の色合いをより印象的に表現できます。フィルムメーカーならではの色作りが魅力的です。
センサーサイズ | APS-C |
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ISO感度 | 160-12800(拡張51200) |
重量 | 465g(本体のみ) |
参考価格 | 中古6万円台 |
星空撮影カメラの選び方|安い機種でも失敗しない5つのポイント
自分に最適な1台を選択するための判断基準をご紹介します。予算と撮影スタイルを明確にすることで、購入で失敗しない選択ができます。
以下の5つのポイントを順番に検討し、最適なカメラを見つけましょう。
センサーサイズとISO感度|APS-C以上で高感度対応必須

出典:amazon.co.jp
星空撮影ではカメラの「センサーサイズ」が画質を大きく左右します。センサーは光を受け取る部分で、センサーサイズが大きいほど光をたくさん集められるため、弱い光でもノイズが少なくきれいに写せます。フルサイズ>APS-C>1型>1/2.3型の順に大きく、星空撮影では少なくともAPS-C以上がおすすめです。
「ISO感度」はセンサーが受け取った光の信号を増幅するための設定です。夜空ではレンズから取り込める光に限界があるため、ISO3200〜12800といった高い感度設定が必要になります。ISOを上げすぎるとノイズも強調されてしまうため、ISO6400以上で実用的な画質を保てる機種が理想です。
予算重視ならAPS-C、画質重視ならフルサイズという選択基準で、センサーサイズと価格のバランスを検討しましょう。
関連記事:暗所でもブレ知らず!高感度カメラおすすめ10選!5万円台で安いモデルも
レンズの明るさ|F値2.8以下の広角レンズが理想
F値2.8以下の明るいレンズは、より多くの星の光を取り込めるため星空撮影に有利です。レンズの明るさはF値という数字で表され、数字が小さいほど光を多く取り込めます。
例えばF2.8のレンズは、F4のレンズよりもたくさん光を集められるので、カメラの感度(ISO)を無理に上げずに済み、ノイズの少ないきれいな写真が撮れます。
焦点距離は14〜35mm程度の広角レンズが星空撮影におすすめ。レンズの「焦点距離」の数字は写せる範囲の広さを表しており、数字が小さいほど広い景色を撮影できます。14mmなら肉眼よりも広い範囲を一度に写せるため天の川全体を迫力満点で撮影でき、35mmなら星座と風景をバランスよく写せるのが魅力です。
キットレンズでも撮影は可能ですが、より明るい単焦点レンズを使えば、同じ夜空でも星がよりくっきりクリアに写ります。
マニュアル設定機能|シャッター速度・絞り・ISO調整可能

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星空撮影にはマニュアルモード(M)での撮影が必須です。夜空はとても暗いため、カメラ任せのオートでは星の光をうまく判断できず、思ったように写りません。
また、シャッター速度は、光を十分に取り込むために30秒程度の遅さで設定可能な機種を選ぶことが重要です。
さらに、絞りやISOを個別に調整できる機種なら、撮影する空の明るさや周囲の環境に合わせて細かく設定でき、失敗の少ない撮影が可能になります。カメラの設定項目を事前に確認し、必要な調整機能が搭載されているかチェックしましょう。
予算に合わせた選択|新品vs中古のメリット比較
新品のメリットは保証と最新機能、中古のメリットはコストパフォーマンスと豊富な機種選択肢です。
中古購入時はシャッター回数(5万回以下が目安)とセンサー状態の確認が重要です。信頼できる販売店での購入をおすすめします。
予算3万円なら中古一眼レフ、5万円なら新品ミラーレス、10万円ならフルサイズ中古という基準で選ぶのが効果的です。
携帯性と耐久性|野外撮影に適した仕様をチェック

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星空撮影は野外での長時間撮影になることが多いため、重量と携帯性のバランスを考慮する必要があります。
重量は500g前後が持ち運びと性能のバランスポイント。バッテリー持続時間は寒冷地での撮影を考慮し、予備バッテリーも準備しましょう。
防塵防滴機能があると悪天候での撮影も安心。PENTAX KFのような全天候対応機種なら、山間部や海岸での撮影でも気象条件を気にせず使用できます。
カメラタイプ別|星空撮影に最適な機種の特徴
一眼レフ・ミラーレス・コンデジの特徴を理解することで、あなたの撮影スタイルに最適なタイプを選択できます。
それぞれのメリット・デメリットを客観的に比較し、実際の撮影シーンでの使い勝手を解説します。
一眼レフカメラ|長時間バッテリーと光学ファインダーが魅力

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一眼レフの最大の利点は、光学ファインダーによるバッテリー消費の少なさです。長時間の星空撮影でも電力を気にする必要が少なく、寒冷地での撮影にも有利です。
レンズ選択肢が豊富で、中古市場でも多くの選択肢があるのも魅力。重量・サイズがやや大きいデメリットはありますが、システム全体のコストパフォーマンスは優秀です。
今回紹介したNikon D5300、Canon EOS Kiss X10i、Canon EOS 6D Mark II、PENTAX KFが該当し、特に初心者には操作が分かりやすい利点があります。
関連記事:【初心者必見】Canon一眼レフおすすめ13選!人気のKiss X10や安いモデルも
ミラーレス一眼|軽量コンパクトで高性能センサー搭載

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ミラーレスの特徴は、軽量性と最新技術の搭載です。EVF(電子ビューファインダー)により、撮影前に露出を確認できる利点があります。
バッテリー消費がやや多めですが、予備バッテリーで対策可能。技術革新のスピードが早く、新しいセンサーや画像処理エンジンをいち早く体験できます。
Sony α6000と富士フイルム X-S10が該当し、特に携帯性を重視する方や最新技術を体験したい方におすすめです。
関連記事:【おすすめ厳選】初心者向けミラーレス一眼カメラ17選!失敗しない手ぶれ補正付きも
関連記事:【メーカー比較】フルサイズミラーレスカメラおすすめ19選!安い・人気機種はどれ?
高級コンデジ|手軽さと画質を両立する選択肢

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高級コンデジは、常時携帯可能なサイズで一眼並みの画質を実現する魅力的な選択肢です。レンズ交換の煩わしさがなく、気軽な星空撮影が可能です。
制約としてはレンズ固定による表現の限界がありますが、1.0型以上の大型センサー搭載機種なら実用的な星空撮影が可能です。
Canon PowerShot G9 X Mark IIとSONY RX100が該当し、星空撮影の入門機や一眼カメラのサブ機として活躍します。
手軽に持ち運べるコンデジ
手軽さを最優先する人向けの入門選択肢です。ポケットサイズの携帯性により、いつでも星空撮影のチャンスを逃しません。
1.0型センサーにより、スマートフォンよりも高い画質を実現します。マニュアル撮影機能搭載により、星空撮影に必要な設定調整が可能です。
一眼レフとの性能差はセンサーサイズによるものですが、カジュアルな星空撮影の開始には十分な性能を持っています。
センサーサイズ | 1.0型 |
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ISO感度 | 125-12800 |
重量 | 206g |
参考価格 | 中古3万円台 |
1型センサー搭載の高級コンデジ
高性能コンデジで本格的な星空撮影を求める人におすすめです。1.0型の大型センサーにより、コンデジながら高い画質を実現します。
F1.8の明るいレンズ性能により、星空撮影に有利な光量確保が可能です。ZEISS Vario-Sonnar Tレンズによる高い光学性能も魅力です。
コンデジとしての限界はズーム範囲と拡張性ですが、携帯性と画質のバランスでは優秀な選択肢です。本格撮影への挑戦が可能なコンデジです。
センサーサイズ | 1.0型 |
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ISO感度 | 125-6400(拡張25600) |
重量 | 240g |
参考価格 | 中古4万円台 |
関連記事:【プロが使う名機も】高級コンデジおすすめランキング20選!一眼レフ並みの最強は?
星空撮影の基本設定|初心者でも失敗しないカメラ設定
カメラ購入後すぐに星空撮影を開始できるよう、具体的な設定方法と撮影テクニックをご紹介します。
基本設定から応用テクニックまで段階的に解説し、初心者でも美しい星空写真が撮影できるようサポートします。
マニュアルモード設定|ISO・F値・シャッター速度の基本
星空撮影の基本設定は、ISO3200-6400、F2.8-4.0、シャッター速度15-30秒からスタートしましょう。マニュアルモード(M)に設定し、3つのパラメータを独立して調整します。
明るさが足りない場合はISO感度を上げ、星が流れる場合はシャッター速度を短くします。絞りは使用するレンズの開放F値から1-2段絞った値が画質と明るさのバランスポイントです。
撮影結果を確認しながら微調整を行い、現地の条件に最適化していくことが美しい星空写真への近道です。
焦点距離別設定目安|500ルールで星を点像撮影
星が線状に写らない適切なシャッター速度は、「500÷焦点距離」の計算式(500ルール)で求められます。
例えば24mmレンズなら500÷24=約20秒、50mmレンズなら500÷50=10秒が目安。APS-Cセンサーの場合は焦点距離を1.5倍(Canonは1.6倍)して計算します。
実際の撮影では計算値より少し短めに設定し、現地で微調整することをおすすめします。
構図のコツ|前景と星空のバランス調整テクニック
美しい星空写真のコツは、前景(山・木・建物)と星空のバランス調整です。三分割法を意識し、前景を画面下部1/3、星空を上部2/3に配置すると安定した構図になります。
ピント合わせは無限遠設定が基本ですが、前景がある場合は過焦点距離を活用し、前景と星空の両方にピントを合わせることも可能です。
天の川の位置や季節による見え方の違いも考慮し、撮影計画を立てることで印象的な星空写真が撮影できます。
予算別おすすめカメラ|3万円・5万円・10万円で選ぶベスト機種

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具体的な予算に応じて最適な1台を明確に推奨し、購入決定をサポートします。
各価格帯でのベストバイ機種とその理由を詳しく解説します。予算オーバーの場合の代替案も提案します。
予算3万円以下|中古一眼レフで本格星空撮影スタート
最小予算で星空撮影を始めるなら、Nikon D5300の中古(22,600円〜36,100円)が最有力候補です。中古購入時はシャッター回数とセンサー状態を必ず確認しましょう。
この予算帯では性能に一定の限界がありますが、星空撮影の基本を学ぶには十分。レンズキットで総予算4-5万円程度を見込んでおくと安心です。
中古専門店での購入なら保証もあり、初心者でも比較的安心して購入できます。
予算5万円以下|新品ミラーレスで高画質と携帯性を両立
中程度予算なら、Sony α6000の中古(39,000円〜53,400円)がおすすめです。軽量性と高性能を両立した優秀なミラーレス一眼です。
3万円予算機種と比較して、AFの高速性・EVFによる確認機能・軽量性で大きく上回ります。新品購入のメリットである保証期間も魅力的です。
この価格帯なら星空撮影以外の用途でも活用でき、コストパフォーマンスの高い選択といえます。
予算10万円以下|フルサイズセンサー搭載機で本格撮影
上位予算なら、Canon EOS 6D Mark IIの中古(76,600円〜124,800円)でフルサイズの星空撮影が体験できます。
APS-C機種と比較して明らかに優れた高感度性能とダイナミックレンジを実現。レンズ投資も必要になりますが、本格的な星空撮影作品の制作が可能になります。
長期的にカメラ趣味を続ける予定なら、早めのフルサイズ導入も有効な選択です。
星空撮影に必要なアクセサリー|三脚・レンズ・アプリの選び方
カメラ本体以外に必要な機材とアプリを理解し、トータルでの予算計画と機材選択ができるようサポートします。
必須アイテムから便利グッズまで、優先順位をつけて解説します。予算配分の考え方も紹介します。
安定撮影に必須の三脚|軽量性と安定性のバランス重視

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三脚は星空撮影に必須のアクセサリーです。長時間露光と手ブレ防止のため、しっかりとしたものを選ぶ必要があります。
携帯性との バランスを考慮し、カーボン製の軽量モデルがおすすめです。耐荷重は使用カメラ・レンズの2倍以上を目安に選択しましょう。
価格帯別では、予算1万円でアルミ製、2万円でカーボン製、3万円以上でプロ仕様が選択できます。長期使用を考えると品質重視がおすすめです。
関連記事:三脚おすすめ15選|スマホ・カメラ・ビデオ用途別選び方完全ガイド
星空撮影向けレンズ|明るい広角レンズの選定基準
星空撮影に最適なのは、F2.8以下の明るい広角レンズ(14-35mm)です。キットレンズでも撮影は可能ですが、専用レンズなら大幅な画質向上が期待できます。
単焦点レンズは明るく高画質ですが、ズームレンズの方が構図調整が容易。予算と撮影スタイルに応じて選択しましょう。
中古レンズなら選択肢が豊富で、コストパフォーマンス重視なら有力な選択肢です。
撮影サポートアプリ|星座位置確認・露出計算に便利
デジタルツールを活用した効率的な星空撮影には、専用アプリの活用が効果的です。
星座・天体位置確認アプリ(SkySafari、Star Walk等)で撮影計画を立て、天気・雲量確認アプリで撮影条件をチェック。露出計算アプリなら現地での設定調整もスムーズです。
無料アプリでも十分実用的な機能が揃っており、まずは無料版から試してみることをおすすめします。
購入前の注意点|中古カメラ・レンズ選びで失敗しないコツ
予算重視の読者が中古機材購入で失敗しないよう、具体的なチェックポイントと購入戦略を習得できます。
購入後のトラブルを避けるため、事前確認すべき項目を詳しく解説します。
中古カメラの選び方|シャッター回数・センサー状態の確認方法
シャッター回数は5万回以下を目安とし、10万回を超える機種は避けましょう。確認方法はExifデータ(写真に自動的に登録されるデータ)か専用ソフトウェアを使用します。
また、明るい画面を撮影してセンサーのドット欠け・汚れがないかチェックします。修理費用を考慮すると、センサー異常のある機種は避けるべきです。
オークション・フリマアプリよりも中古カメラ専門店での購入が安心。保証期間があれば、購入後のトラブルにも対応してもらえます。
レンズキットvs単品購入|初心者におすすめの購入パターン
初心者には、レンズキットでの一括購入をおすすめします。個別購入よりも総額が安く、レンズ選択で迷う必要もありません。
単品購入の場合は自由度が高い反面、レンズ選択の知識が必要。総予算に対するボディ・レンズの配分は6:4程度が目安です。
将来の拡張性を重視するか、当面のコストパフォーマンスを優先するかで判断しましょう。
保証とメンテナンス|長く使うためのアフターケア
購入後の長期使用を見据え、保証期間・メンテナンス体制も考慮しましょう。
メーカー保証は新品のみですが、販売店保証なら中古品でも期間限定の保証が付く場合があります。定期的なセンサークリーニングやファームウェアアップデートで、長期間快適に使用できます。
故障時の修理費用も考慮し、あまり古いモデルは避ける方が無難。5-7年以内のモデルなら、部品供給やサポート体制も安心です。
まとめ
この記事のポイントをまとめると以下の通りです:
- 予算3万円〜10万円で星空撮影に適したカメラを厳選紹介:D5300、Kiss X10i、α6000、6D Mark II、KF、X-S10、G9X Mark II、RX100
- センサーサイズとISO感度が星空撮影の画質を左右する重要要素:APS-C以上、ISO6400以上対応が基準
- 一眼レフ・ミラーレス・コンデジそれぞれに特徴的なメリット:バッテリー持ち vs 軽量性 vs 携帯性
- 基本設定をマスターすれば初心者でも撮影可能:マニュアルモード、500ルール、前景活用
- 予算に応じた機種選択で無理のない星空撮影ライフを開始可能:3万円・5万円・10万円の価格帯別推奨
まずは今回紹介した機種から、あなたの予算と撮影スタイルに最も合う1台を選んで、星空撮影の第一歩を踏み出してみてください。