SSDのデータ復旧おすすめ業者・ソフト9選!自分でできる?難しい?料金相場も紹介!

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SSD内蔵パソコンや外付けSSD、スティック型SSDを使用していて「ある日突然データにアクセスできなくなった」は、よくあるトラブルです。SSDが故障したら、基本的に買い替えや修理に出すしかありません。

ですが、SSDの中に大事なデータが保存されている場合は、買い替えや修理をすると中のデータが消えてしまいます。SSD内の保存データを何とかして取り戻したい、そんなときは「データ復旧サービス」を利用しましょう。

故障したSSDでも専用のソフトを使う、もしくは専門業者に依頼すればデータを復元できます。ただ、データ復旧を行っても確実にデータを取り戻せるわけではないため、状況に応じた判断が必要です。

そこで今回は、「故障したSSDのデータ復旧方法」について解説します。SSDの故障する原因や対処法、データ復旧ソフト・データ復旧業者のメリット・デメリットから、データ復旧の成功率を上げる方法まで。SSDのトラブルでお困りの方はぜひ参考にしてください。

この記事の結論まとめ

この記事の結論を要約!

SSDが壊れる大きな理由・原因は「論理障害」と「物理障害」の2つ

SSDが壊れる大きな理由・原因は「論理障害」と「物理障害」の2つ

SSDはHDDに比べて劣化や衝撃に強く、比較的トラブルに強いストレージです。ただ、強い衝撃を加えたり、内部のシステムやデータにエラーが起こるとSSDであっても故障してデータにアクセスできなくなります。

故障したSSDは、「買い替え」「修理」「データ復旧」のいずれかの対応が必要です。ただし買い替えと修理の場合、SSD内に保存されていたデータは消える可能性があります。SSD内の保存データを取り戻したい場合は、買い替えや修理の前にデータ復旧を行いましょう。

SSDの故障やエラーが起こる原因は、大きく分けて「論理障害」と「物理障害」の2種類です。障害の種類や原因によって、データ復旧方法の選択肢が変わります。

編集部

SSDはHDDと違い、「エラーや故障の前兆」がなくいきなり故障するケースがほとんどです。

内部のシステムやデータに異常が発生して故障する「論理障害」

内部のシステムやデータに異常が発生して故障する「論理障害」

  • SSD内部のデータ・システムに異常が起こりデータにアクセスできなくなる
  • 自分で間違ってデータを消した・フォーマット(初期化)した
  • コンピューターウイルスに感染してデータが消えた

論理障害は、SSD内部のデータやシステムに何らかの異常が起き、データの読み書きができなくなったり、エラーメッセージが表示される症状です。また、操作を誤って自分でデータを削除したケースも論理障害に該当します。

後述する物理障害とは違い、論理障害は「思い当たる原因がなく、突然起こる」ケースがほとんどです。(自分で削除したケースを除く)普通に使用していて、ある日突然SSDが使えなくなったら論理障害の可能性が高いでしょう。

編集部

ただし、思い当たる原因が無くても物理障害だった、というケースもあります。そのため、確定ではなくあくまでも「思い当たる原因がない場合は論理障害の可能性が高い」です

論理障害による故障であれば、データ復旧ソフトでデータを復元できる可能性がある

論理障害による故障であれば、データ復旧ソフトでデータを復元できる可能性がある

論理障害は機器の障害としては軽度なケースが多く、データ復旧ソフトでデータを復元できる可能性があります。データ復旧ソフトを使えば、自力で復元作業ができ、コストがかからず素早くデータを取り戻せます。論理障害の可能性が高い場合は、データ復旧ソフトによる復元も選択肢に入れておいてください。

ただし、データ復旧ソフトにはデメリットもあります。状況によっては、論理障害であってもデータ復旧業者に依頼した方がいいケースもあります。データ復旧ソフトのメリットやデメリット、使うべきケースについては後述します。

落下や衝撃でSSD内のパーツが破損して故障する「物理障害」

落下や衝撃でSSD内のパーツが破損して故障する「物理障害」

  • SSDを落として破損させた・強い衝撃を与えた
  • 水没・焼失した
  • 静電気や落雷によってショートした
  • SSDの書き込み上限を超えた
  • 経年劣化によるパーツの摩耗・破損

物理障害はその名の通り、落下の衝撃や水没・焼失によりSSD自体のパーツが壊れて使用できなくなる障害です。静電気や落雷の影響でショートしたケースも含まれます。

論理障害との見分け方ですが、物理障害は論理障害と違って「壊れる直前にトラブルが起きた」ケースが多いです。SSDを落として強い衝撃を与えたり、水の中に落としたり、SSDを使用中に近くで雷が落ちた直後にSSDが故障した場合は、物理障害を疑いましょう。

なお、SSDではあまりないケースですが「書き込み上限」や「経年劣化による破損」もあります。長年酷使したSSDは、書き込み上限や経年劣化も疑ってください。

編集部

物理障害は、修理費用やデータ復旧費用が高額になります。日頃からSSDの扱いには注意しておきましょう

物理障害による故障は、データ復旧は専門業者に依頼するしかない

物理障害による故障は、データ復旧は専門業者に依頼するしかない

物理障害で壊れたSSDからデータを復元したい場合、「データ復旧専門業者」に依頼するしか方法はありません。ただし、物理障害は故障の中でも最も重度で、データ復旧作業も高度な専門作業になります。そのため、データ復旧業者に依頼するには高額な費用が必要です。

データ復旧業者のメリット・デメリットについても後述しますので、データ復旧ソフトのメリット・デメリットと照らし合わせてどちらを利用するのか選んでください。

外付けSSDは、ケーブルの断線やドライバー異常を疑ってみる

外付けSSDの場合、ケーブルの断線やドライバー異常を疑ってみる

パソコン内蔵SSDではなく、外付けやUSBメモリ型SSDであれば論理障害や物理障害以外にも原因があるかもしれません。

  • 接続ケーブルの断線・劣化
  • 差し込むUSBコネクタ部分の劣化
  • パソコンの帯電による認識障害

外付けSSDやUSBメモリ型(スティック型SSD)は何十回も抜き差しするため、ケーブルやコネクタ部分が破損しやすいです。また、パソコンが静電気を帯びて帯電するとパソコンが外付けSSD含む周辺機器を認識しなくなります。

ほかにも、外付け周辺機器を接続するとパソコンに外付けSSD用のドライバーが構築されますが、何らかの理由でドライバーに不具合が起きているかもしれません。

いずれのケースでもパソコンがSSDのデータを認識しなくなります。外付けSSDで異常が起きたら、上記の単純なエラーも疑ってみてください。

外付けSSDのエラーは簡単に直る可能性もあるので、まずは自己チェック!

外付けSSDのエラーは単純な原因の可能性もあるので、まずは自己チェック!

外付けSSDのデータにアクセスできなくなったら、念のためSSDの認識チェックやケーブルの破損チェック、放電作業を試してみましょう。もし、SSDにアクセスできない原因がケーブルの異常・帯電・ドライバーの異常であれば、簡単な作業で直るかもしれません。

自分でできる外付けSSDのトラブルシューティングについては、以下の記事で詳しく解説しています。こちらを参考に、ぜひ自分でチェックを行ってみてください。

関連記事:【Mac・Windowsパソコン対応】SSDがデータを認識しない時の対処法5つ!外付け・内蔵も

SSDのデータ復旧確率を下げてしまうNG行動

SSDのデータ復旧確率を下げてしまうNG行動

大事なデータの入ったSSDが壊れて、データ復旧したいと考えているときは以下の行動を絶対にやってはいけません。

  • SSDに何度もアクセスする
  • PCの電源を入れっぱなしにする
  • 外付けSSDを接続しっぱなしにする
  • 初期化(フォーマット)を行う
  • 修理に出す

データにアクセスできない・もしくはデータが消えたSSDであっても、トラブル直後はデータそのものがまだSSDの奥底に残っています。データ復旧ソフトやデータ復旧業者は、このSSDの中に残っているデータを救い上げて復元するサービスです。

ですが、SSDが故障したあと何度もSSDにアクセスを試みたり、通電し続けると「操作記録で大事なデータが上書き」されてしまいます。

操作や通電をすればするほど、どんどんデータが上書きされてデータ復旧の成功率や復元できる割合が下がっていきます。復元したいデータがほかのデータで完全に上書きされてしまうと、データ復旧ソフトやデータ復旧業者でも復元は不可能です。

そのほか、「初期化」「修理に出す」のもNGです。初期化はもちろんですが、修理に出してもデータが消されてしまう可能性があります。特にメーカー修理は新品に交換されてしまう可能性が高いです。

編集部

SSDが故障したら、即データ復旧ソフトを使用するか、すぐに電源を切ってそのままデータ復旧業者に依頼するのが一番復旧率の高い方法です

SSDのデータ復旧にかかる料金・相場は、1万~10万円以上と幅広い

SSDのデータ復旧にかかる料金・相場は、1万~10万円以上と幅広い

データ復旧ソフトやデータ復旧業者を利用する際、最も気になるのが料金ですよね。ここでは、データ復旧ソフトやデータ復旧業者を利用したらいくらかかるのか、それぞれ今回当記事でおすすめしているソフトと業者を調査して比較してみました。

SSDデータ復旧ソフトの料金・比較表

データ復旧ソフト ソフト購入にかかる料金(公式サイト価格)
ファイナルデータ 7,110円(買い切り型)
Recoverit Pro 5,980円(月額:1ヶ月毎自動更新)
Data Recovery Wizard Pro 9,790円(月額:1ヶ月毎自動更新)

データ復旧ソフトであれば、1万円前後と安価でデータの復旧が可能です。ただし、データ復旧ソフトは製品ごとに複数のバージョンがあり、利用できる期間・機能・性能が異なります。表示されている料金で単純比較せず、機能や復元性能、利用できる期間も考慮して選ぶといいでしょう。

データ復旧ソフトによってはAmazonや楽天市場で販売されています。Amazonや楽天市場でソフトを購入すればもっと安く買える可能性もありますし、またポイントがついてお得です。

SSDデータ復旧業者の料金・比較表

データ復旧業者 論理障害SSDのデータ復旧料金 物理障害SSDのデータ復旧料金
アドバンスデザイン 33,000円~ 132,000円~
A1Data 27,000円~ 要問合せ
ライブデータ 99,000円~ 要問合せ

データ復旧業者のSSDデータ復旧費用は、業者によって大きく異なります。

ただ、いずれの業者も「〇〇円~」と最低料金が記載されているのみで、最終的な作業費用は障害のレベルや容量によって変わります。作業料金が確定するのは、業者へ調査・見積もりを出した後です。ケースによっては、一番安い価格を表示している業者が一番高額になるケースもあり得ます。

そのため、「表示価格の一番安い業者=作業費用が一番安い業者」ではありません。公式サイトの価格はあくまでも目安と考えてください。費用が心配な方は、相談時に聞いてみるといいでしょう。

各社で共通しているのは、「論理障害か物理障害かで料金が大きく変わる点」です。論理障害であれば数万円程度で復旧できるケースもありますが、物理障害は桁が変わりどの業者でも10万円以上が最低ラインになってきます。

編集部

障害によってはさらに高額な作業費がかかります。物理障害のデータ復旧を依頼する方は、多めに予算を確保してしっかり業者と相談しましょう

SSDデータ復旧業者おすすめ6選比較一覧表

Picky’s編集部が、故障したSSDからデータを取り戻せるおすすめのデータ復旧ソフトと、データ復旧業者を厳選してご紹介します。いずれも優良なソフトと業者ばかりですので、迷ったときの参考にしてください

商品公式サイト運営会社設立年所在地電話番号営業時間成功報酬制
アドバンスデザイン公式サイトアドバンスデザイン株式会社1995年東京都千代田区0120-290-189平日9:00~17:30
A1Data公式サイトA1データ株式会社1994年埼玉県飯能市0120-413-374平日9:00~18:00
LIVEDATA公式サイト株式会社LIVEDATA2006年東京都千代田区0120-895-960平日9:00~22:00
データスマート公式サイト株式会社ブレイディア2020年(データ復元)東京都中央区03-6774-7164平日10:00~18:00
PCエコ公式サイト株式会社AnswerMakeSolutions2012年東京都中野区03-5942-4285平日10:00~18:00
バッファロー公式サイト株式会社バッファロー2017年(復旧サービス開始)東京都千代田区0120-961-869(東京)平日9:30~17:00

SSDデータ復旧業者おすすめ6選

【自分で復旧できる】SSDデータ復旧ソフトおすすめ3選【比較一覧表】

商品最安価格販売会社SSDの復元ライセンス期間対応OS
ファイナルデータ11plus 特別復元版 ダウンロード版¥7,627 楽天市場AmazonYahoo!AOSデータ株式会社永久ライセンス(買い切り)Windowsのみ
Wondershare Recoverit Pro【月額プラン】(Windows版)¥5,980 楽天市場AmazonYahoo!Wondershare月額(自動更新)/1年/永久ライセンスWindows版/Mac版
EaseUS Data Recovery Wizard Professional 1ヶ月版 ダウンロード版¥9,790 楽天市場AmazonYahoo!EaseUS1ヶ月/1年/永久ライセンスWindows版/Mac版

【自分で復元できる】SSDデータ復旧ソフトおすすめ3選

注意
ここで紹介している復旧ソフトは、軽度~中度の論理障害にのみ対応できるソフトです。重度の論理障害・物理障害には対応不可です。その場合、かえって症状を悪化させるリスクがあります。確実にデータを復旧させたい人はデータ復旧業者に相談しましょう。

自分でSSDを復旧できるデータ復旧ソフトのメリット・デメリット・選び方

自分でSSDを復旧できるデータ復旧ソフトのメリット・デメリット・選び方

論理障害が起きたSSDからデータを復元できる、データ復旧ソフトのメリット・デメリットについて解説します。

データ復旧ソフトのメリットは、費用が安い

メリット2:入学金・入会金なしで他の大手スクールより10万円程度安価

  • 復旧コストが安い(0円~1万円前後)
  • 最短即日でデータが取り戻せる
  • 自分で作業ができるため、誰にもデータを見られずに復元できる

データ復旧ソフトのメリットは、データ復旧コストが安く、さらにその日のうちにデータが復元できる点です。無料のフリーソフトを使えば0円、高性能な有料ソフトでも数千円~1万円前後でデータを復旧できます。

また、ソフトをダウンロードすればその日のうちにデータを復元できるため、1秒でも早く取り戻したい急ぎのデータも素早く復旧可能です。

さらに自分一人で作業を行えるため、SSD内のデータを誰かに見られることはありません。プライベートな写真や動画、人に見られると困る重要な業務上のデータなど、第三者に見られたくないデータを復旧したい方にもデータ復旧ソフトは最適です。

Picky’sでは、以下の記事でデータ復旧ソフトの使用レビューを紹介しています。データ復旧ソフトに興味のある方、使い方や復旧率を詳しく知りたい方は以下の記事も読んでみてください。

関連記事:データ復旧ソフトRecoveritを実機レビュー!使い方・無料版との違い・料金も解説

関連記事:大事なデータをすぐに取り戻せるデータ復旧ソフト4DDiGの使い方&レビュー・検証

データ復旧ソフトのデメリットは、物理障害には対応不可

データ復旧ソフトのデメリットは、物理障害には対応不可

  • 物理障害で故障したSSDには使用できない
  • 論理障害であってもデータ復旧率、データ復旧割合はデータ復旧業者の方が高い
  • データ復旧ソフトで復元に失敗すると、データが完全に消える可能性がある

データ復旧ソフトは、物理障害で壊れたSSDには使用できません。また、論理障害であってもデータ復旧成功率や復元割合はデータ復旧業者の方が高いです。そのため、「確実に復旧したいデータ」の場合はデータ復旧ソフトは向いていません。

さらに「データ復旧ソフトを使用して復元に失敗すると、データが完全に消える可能性がある」のも大きなデメリットです。データ復旧ソフトを使用してデータの復元に失敗すると、ほかのソフトやデータ復旧業者に依頼しても、データが取り戻せなくなる可能性があります。

データ復旧ソフトは論理障害にしか使用できませんが、個人が症状だけで論理障害か物理障害かを完璧に判断するのはほぼ不可能です。そのため、データ復旧ソフトを使用する際は「おそらく論理障害だろう」で使用する「賭け」に近い状況になってしまいます。

データ復旧作業は一発勝負です。そのため、絶対失いたくない大事なデータはデータ復旧ソフトを使わず、データ復旧業者に依頼した方が確実です。

編集部

データ復旧ソフトは「論理障害の可能性が高い」「最悪データが復元できなくても諦めがつくデータ」で使用するといいでしょう

データ復旧ソフトを選ぶ際のポイント・選び方は、確実に復旧したいなら有料ソフトが◎

データ復旧ソフトを選ぶ際のポイント・選び方は、確実に復旧したいなら有料ソフトが◎

データ復旧ソフトを選ぶ際のポイントです。

  • 無料のフリーソフトより有料のソフトがおすすめ
  • SSDに対応しているかどうかチェック
  • 使っているパソコン(Win/Mac)に対応しているかどうかチェック
  • 取り戻したいファイル形式に対応しているかどうかチェック

データ復旧ソフトは多くの種類がありますが、良いソフトを選ぶ際に一番重要な点は「有料ソフトを選ぶ」です。無料のフリーソフトでも優秀なソフトはありますが、やはり有料ソフトの方が全体的に復旧率や復元率が高く高性能です。

確かに無料ソフトは魅力的ですが、肝心のデータが復元できなければ意味がありません。さらに無料で配布されているデータ復旧ソフトの中には、パソコンにウイルスを感染させる目的で無料配布しているソフトもあるため注意が必要です。

有料ソフトと言っても価格は安いもので数千円、高いものでも1万円程度で購入できます。取り戻したいデータの重要度によっては無料ソフトを試してみてもいいですが、できる限り復旧確率を上げたいのであれば有料ソフトがおすすめです。

また、データ復旧ソフトを選ぶときは「ソフトがSSDに対応しているかどうか」「自分のパソコンのOSに対応しているか」「復元したいファイル形式に対応しているかどうか」もチェックしてください。

有料ソフトに限って言えば、多くのソフトがSSDに対応していて、復元できるファイル形式も豊富です。一般的な画像や写真のファイル形式、MicrosoftOfficeのExcel・Wordなら問題ありません。

ただ、データ復旧ソフトの中にはSSDに非対応の製品や、一部のファイル形式に対応していない製品もあります。ソフトをダウンロードする前に必ず確認しておきましょう。

Windowsユーザーはほぼ心配ありませんが、Macユーザーは「Mac対応かどうか」の確認も必要です。データ復旧ソフトの中には、Mac非対応の製品もあります。

編集部

ソフトによっては両方に対応していても、「Windows版」「Mac版」に分かれているケースもあります。購入時に間違えないように注意してください

SSDデータ復旧業者のメリット・デメリット・選び方

データ復旧の最終手段、論理障害も物理障害も復旧可能なデータ復旧業者のメリット・デメリット・選び方について解説します。

データ復旧業者のメリットは、論理・物理障害の症状からも復旧精度が高い

データ復旧業者のメリットは、論理・物理障害の症状からも復旧精度が高い

  • 物理障害・論理障害問わずあらゆる症状のSSDからデータ復旧が可能
  • 論理障害からのデータ復旧精度も高い

データ復旧業者は物理障害・論理障害問わず、故障したSSDからデータを復元できます。論理障害の場合も、データ復旧ソフトよりも高い精度でデータ復元が可能です。

物理障害はデータ復旧業者への依頼一択ですが、論理障害の可能性が高い場合も「できる限り取り戻したい重要なデータ」であればデータ復旧業者に依頼した方がいいでしょう。

データ復旧業者のデメリットは、費用が数万~数十万と高額になる

データ復旧業者のデメリットは、費用が数万~数十万と高額になる

  • データ復旧費用がやや高額
  • データを取り戻すまでに時間がかかる
  • 100%確実に復元できるわけではない
  • 復元の際にデータやファイルをチェックされる可能性がある

データ復旧業者のデメリットは、「費用と時間がかかる点」です。データ復旧業者に依頼すると、論理障害は最低でも数万円程度、物理障害は症状にもよりますが10万円以上かかるケースも珍しくありません。

またデータ復旧のためにSSDを業者に送り、復旧作業後に送り返してもらう必要があるため、最低でも1週間程度の時間も必要です。そのため、データ復旧業者に依頼するのは「高額な費用と時間をかけてでも取り戻したいデータ」に限定しましょう。

データ復旧業者に依頼しても「100%絶対にデータを復元できるわけではない」点にも注意が必要です。特に物理障害のデータ復旧は高難度作業になるため、データ復旧業者でもデータを復旧できない場合があります。

また、あまり人に見られたくないデータの復元をしたい方も安易に依頼しないほうが良いでしょう。データ復旧業者に依頼すると、1個1個開いてすべてのデータをチェックするわけではありませんが、復元作業時や最終確認時にいくつかのデータをチェックされる可能性があります。気になる方はファイル未チェックに対応してくれる業者に依頼しましょう。

データ復旧業者を選ぶ際のポイント・選び方は、SSDの復旧実績がある大手がおすすめ

データ復旧業者を選ぶ際のポイント・選び方は、SSDの復旧実績がある大手がおすすめ

  • 故障したSSDからデータを復旧できる技術力があり、復旧実績が多い業者を選ぶ
  • 信頼できる大手・老舗業者を選ぶ
  • リスクや料金についてしっかりと説明してくれる業者を選ぶ

SSDのデータ復旧作業は高難度作業のため、対応できる業者が限られます。特に「物理障害のSSDデータ復旧」になると、作業できる業者、高い精度で対応してくれる業者は国内に数えるほどしかありません。

そのため、業者がSSDのデータ復旧に対応しているかどうか、また豊富なデータ復旧実績を持っているかどうかは必ず確認しましょう。

SSD対応の可否や復旧実績は業者の公式サイトで確認できます。復旧実績が少ない業者は、SNSや個人のブログもチェックしてみるといいでしょう。特にSNSはその業者の評判をチェックする際にも有効です。

基本的にデータ復旧業者の大手、歴史の長い老舗業者を選べば大きな失敗はありません。大手はSSDデータ復旧のノウハウや知識も豊富で、あらゆる依頼に対応するための専門設備も整っています。

最終的に候補が2~3社残ったら、最後は「電話やメールでの対応の良さ」で決めるといいでしょう。データ復旧業者の多くは、データ復旧に関する相談は無料です。そのため、まずは電話やメールで相談してみて、「リスクについて説明してくれるかどうか」「データ復旧できなかった際の料金について」を詳しく、丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。

リスクや料金について説明を避けたり、曖昧に濁したりする業者には絶対依頼してはいけません。データ復旧業者の中には、データを復元できない場合でも高額な作業料金を請求するような悪質な業者が一部いるからです。

編集部

記事の後半で紹介している業者は、日本のデータ復旧業界における大手優良企業ばかりです。迷ったら紹介している業者から選んでみてください

SSDデータ復旧のよくある質問

最後に、SSDのデータ復旧でよくある質問をQ&A方式でまとめました。

SSDの壊れる前兆は?

HDDと違い、SSDは壊れる前兆がなく突然アクセスできなくなったり、容量を誤認識する症状が表れます。そのため、前兆を感じるのは難しいかもしれませんが、ある程度長く使用したSSDが「最近遅くなった」と感じたら、少し注意した方が良いかもしれません。最新の技術を用いたSSDでは寿命予測やエラー検知機能がついたモデルもあります。自分のSSDにその機能があるのかチェックしてください。

SSDの復旧確率は?

SSDのデータ復旧確率は、症状や状況によって異なるため一概には言えませんが、HDDに比べると低いのは確かです。そのため、データ復旧を業者に依頼する際は、データ復旧成功時のみ料金を支払う「成功報酬制」の業者を選ぶのがおすすめです。

大事なデータの入ったSSDが故障したら、データ復旧ソフトかデータ復旧業者を利用しよう

SSDは比較的トラブルに強いと言われていますが、当然いつかは壊れます。ただ、いつ壊れるかわかりにくいうえに、トラブルに強い点から大事なデータを保存している方も多く故障すると厄介です。

  • SSDのデータにアクセスできなくなったら、できるだけ操作しない
  • 論理障害であまり重要でないデータの復旧ならデータ復旧ソフトを試してみる
  • 物理障害や、大事なデータの復旧はデータ復旧業者に依頼する

SSDのデータ復旧はHDDと比べて成功率が低いため、対応や判断を間違えると、保存していたデータが完全に消えてしまうかもしれません。故障したSSDの中に本当に大事なデータが保存されていたら、費用がかかったとしてもすぐにデータ復旧業者へ依頼するのがおすすめです。

Picky’sでは、「データ復旧業者ってなに?」や「データ復旧業者ってどうやって選べばいいの?」といったデータ復旧業者に関する記事も執筆しています。データ復旧業者を検討している方は以下の記事もぜひチェックしてください。

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