「富士フイルムのカメラ・レンズに興味がある」
「フジノンレンズの魅力を作例付きで見たい!」
富士フイルムのカメラ・レンズの購入を検討している方は上記のような悩みを持っている方が多いかと思います。
カメラやレンズを購入する際、作例も一緒にあると使用時のイメージが湧きますよね。
そこで、富士フイルムのカメラ使用歴5年以上、フォトコン入賞やメディアへの写真提供などの経験がある筆者の東尾(@_keisuke.h)が
フジノンレンズの魅力とフジノンレンズのおすすめレンズをご紹介します。
https://twitter.com/keisukeh6/status/1153213191423320064
ぼくの相棒、Fujifilm X-T10。
出会ってから5年以上、まだまだ現役でいい画を撮ってくれます。
これからもXシリーズで撮り続けます!#fujifilm#富士フイルム pic.twitter.com/FqCKj4CuUH— ケイスケ@Webライター (@keisukeh6) July 22, 2019
具体的には、
- フジノンレンズとは
- フジノンレンズの魅力
- フジノンレンズのデメリットは価格が高いところ
- 【作例付き!】フジノンレンズのおすすめレンズ3選
の順に解説していきます!
5分ほどで読める内容になっていますので、フジノンレンズに興味のある方はぜひご一読ください!
目次
フジノンレンズとは
フジノンレンズは、富士フイルムのブランドです。
1940年から富士フイルムのレンズ造りの歴史が始まり、80年近くレンズメーカーとしての歴史を築いています。
デジタルカメラ用交換レンズの他に、テレビ放送用レンズやシネマ用レンズの開発も行っています。
フジノンは放送業界内のアカデミー賞、「技術エミー賞」を受賞しており世界中から高い評価を得ているメーカーです。
参考
FUJINONレンズが選ばれる理由富士フイルム公式HP
関連記事:富士フィルム最強の個性派ミラーレス一眼カメラX-Pro2をレビュー
フジノンレンズの魅力
この章では、フジノンレンズの魅力について解説していきます。
5年以上フジノンレンズを使用している私が実際に感じた魅力をご紹介します。
具体的には、
- キットレンズがかなり優秀
- 単焦点レンズのラインナップが豊富
- ズームレンズはXFとXCの2タイプを用意
- デザインがかっこいい
の順に解説していきます。
キットレンズがかなり優秀
フジノンレンズのキットレンズ「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」は評価が高いことで有名です。
その理由は以下の章で詳し解説しますが、簡単に言うと
- 最大開放値がF2.8と他社製キットレンズと比べるとかなり明るい
- ズームレンズだけどしっかり解像する
- 初心者はこれさえあれば大丈夫
です。
「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」はしっかり解像し、ボケも美しい万能キットレンズです。
単焦点レンズのラインナップが豊富
フジノンレンズは単焦点レンズが豊富です。
フジノンレンズは富士フイルムのXミラーレスデジタルカメラに対応します。
- XF 14mm F2.8 R
- XF 16mm F1.4 R
- XF 18mm F2 R
- XF 23mm F1.4 R
- XF 23mm F2 R WR
- XF 27mm F2.8
- XF 35mm F1.4 R
- XF 35mm F2 R WR
- XF 50mm F2 R WR
- XF 56mm F1.2 R
- XF 56mm F1.2 R APD
- XF 60mmF2.4 R Macro
- XF 80mmF2.8 R LM OIS WR Macro
- XF 90mm F2 R LM WR
- XF 200mmF2 R LM OIS WR
以上15点がフジノンレンズ、短焦点レンズのラインナップになります。
これだけのラインナップがあれば、自分の必要となる希望のレンズを用意することができますね。
しかも、どれも高性能でクオリティの高いレンズばかりです。
ズームレンズはXFとXCの2タイプを用意
フジノンレンズのズームレンズのラインナップは以下の通りです。
- XF 8-16mm F2.8 R LM WR
- XF 10-24mm F4 R OIS
- XF 16-55mm F2.8 R LM WR
- XF 16-80mm F4 R OIS WR
- XF 18-55mm F2.8-4 R LM OIS
- XF 18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR
- XF 50-140mm F2.8 R LM OIS WR
- XF 55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS
- XF 100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR
- XC 15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ
- XC 16-50mm F3.5-5.6 OIS II
- XC 50-230mm F4.5-6.7 OIS II
ズームレンズにはXFとXCレンズの2種類があります。
XFとXCの違いは以下の点があげられます。
- XFレンズはマウントが金属製で高級感がある
- XFレンズの方がXCレンズに比べて開放F値が明るい
- XCレンズはマウントがプラスチック製になっている
- XCレンズには絞りリングがない
- XCレンズはXFレンズよりも安価
以上の5点がXFとXCレンズの違いになります。
XCレンズはマウントがプラスチック製だったり、絞りリングがないことからXFレンズよりも価格が安価です。
レンズを構成するパーツを少なくしたり、金属製からプラスチック製にすることによりコストパフォーマンスの向上に成功しています。
価格は安価ですが、レンズの映りはXFレンズに引けをとらないクオリティなので、フジノンレンズを手軽に取り入れることができます。
デザインがかっこいい
なんといっても、フジノンレンズのレンズはデザインがかっこいいです。
クラシックでシンプルな見た目と、高級感のある触り心地は所有欲を満たしくれます。
なにより、フジノンレンズや富士フイルムのカメラは持っているだけで外に出て撮影したくなります。
一眼カメラは持ち運ぶのが億劫なため、カメラをカバンに入れること躊躇してしまいがちです。
ですが、その面倒な点をクリアできるのがフジノンレンズと富士フイルムのカメラです。
フジノンレンズのデメリットは価格が高いところ
フジノンレンズはミラーレスカメラのレンズにしては少々高めの価格になっています。
例えば、キヤノンのキットレンズ「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM」が「約30,000円」に対し、
フジノンレンズのキットレンズ「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」は「約56,000円」です。
2万円以上高いため、かなり高めの価格だということがわかります。
また人気のレンズが多いため、中古市場でもあまり値下げがされません。
キヤノンのキットレンズ「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM」の新品価格が「約30,000円」なのに対し、
中古価格は「約9,900円」ほどです。
フジノンレンズのキットレンズ「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」は新品価格が「約56,000円」に対し、中古価格は「40,000円」前後です。
その差額は16,000円ほどですので、中古市場でも人気のレンズです。
最終的に売ることを考えれば、値崩れしないのはいい点でもあります。
デメリットを考慮に入れてもフジノンレンズはおすすめ!
フジノンレンズの価格は他社に比べて高いですが、
それでもぼくは自信をもってフジノンレンズをおすすめします。
価格に見合った画を映してくれるのがフジノンレンズです。
実際に撮影すればその良さがわかりますので、ぜひ以下で紹介する作例を参考にしてみてください。
【作例付き!】フジノンレンズのおすすめレンズ3選
この章では、フジノンレンズのおすすめレンズを作例付きで3点ご紹介します。
どれも質が良く、かっこいい画を映し出してくれるので自信をもっておすすめします!
- XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
- XF35mmF1.4 R
- XF14mmF2.8
の順にご紹介します。
XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
- メーカー:富士フイルム
- 焦点距離:f=18 – 55mm(35mm判換算:27 – 84mm相当)
- 最大口径比(開放絞り):F2.8 – F4.0
- 最小絞り:F22
- 質量:310g
レンズのおすすめポイント
フジノンレンズの「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」は、富士フイルム一眼カメラのキットレンズです。
キットレンズはあまり評価されないレンズですが、この「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」は別格で、とてもクオリティの高いレンズです。
短焦点レンズを買う余裕がない方でも、このキットレンズがあれば十分よい作品を撮ることができます。
このレンズの魅力は、最大開放値がF2.8と明るいことです。
例えば、キヤノンのキットレンズ「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM」は最大開放値が「F3.5」ですので、
フジノンレンズの「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」がキットレンズの中でも明るいレンズだということがわかります。
ズームレンズながら明るいレンズで、解像もしっかりするのでおすすめです。
作例
1枚目の写真は、ズームレンズだからこそ撮れる写真です。
物理的に近づくのが困難な被写体はズームレンズがあると便利です。
2枚目の写真の写真のように、焦点距離18㎜でギリギリ一人称構図の撮影が可能です。
また、絞りをF2.8にして撮ることで背景を大きくボカすことも可能です。
3枚目の写真は、焦点距離18㎜で撮った写真です。
焦点距離18㎜は結構画角が広いので、建築のスケール感を出すことができます。
AFの作動も静かで、ピントもスムーズに合わせてくれます。
レンズも明るいですし、ズームレンズなので焦点距離18㎜から55㎜までをカバーしてくれるので、
荷物を増やしたくない日はこのレンズ一本でも十分に活躍してくれます。
XF35mmF1.4 R
- メーカー:富士フイルム
- 焦点距離:f=35mm(35mm判換算:53mm相当)
- 最大口径比(開放絞り):F1.4
- 最小絞り:F16
- 質量:187g
レンズのおすすめポイント
このレンズの特徴は開放値F1.4という、短焦点レンズでも群を抜いて明るいところです。
このF1.4の世界にハマるとこのレンズが手放せなくなってしまいます。
絞りの値は低ければ低いほど、
- 大きなボケが作れる
- 絞りが大きく開く分、光を取り込む量が多いためシャッタースピードを稼げる
という利点があります。
大きなボケを作れるのが短焦点レンズの醍醐味ですので、ぜひ試してみてください。
作例
1枚目の写真は絞りをF1.4にして撮影しています。
絞りをF1.4にすることで背景がボケ、雰囲気のある写真にすることができました。
ニューヨークの看板と日本の国旗の両方がひとつの画に納まっているのが面白い写真です。
2枚目の写真でわかる通り、絞りをF1.4にして撮影すると背景を大きなボカして撮影することができます。
もっと被写体に寄って撮れば、より大きなボケを作ることができます。
夜、街中で撮影するときは背景をボカせばドラマティックな画を撮ることができます。
3枚目は絞りをF4で撮影しました。
絞りF4でも画の端までしっかり解像して撮れていますね。
反復の構図でも威力を発揮するレンズです。
「XF35mmF1.4 R」の残念な点は、AFの作動音が大きいことです。
街中では気になりませんが、静かな場所では少し気になります。
最新のレンズはみな静かなので、少しその点が際立ってしまいますね。
その点以外は文句なしのレンズです!
XF14mmF2.8 R
- メーカー:富士フイルム
- 焦点距離:f=14mm(35mm判換算:21mm相当)
- 最大口径比(開放絞り):F2.8
- 最小絞り:F22
- 質量:235g
レンズのおすすめポイント
広角レンズの中でも歪みが少ないレンズなので、取り入れやすいレンズです。
奥行きのある構図を広角レンズで撮ることでダイナミックな写真を撮ることができます。建築の撮影にも向いています。
また、F2.8の開放値と広角レンズの特徴を活かせば、一人称構図も簡単に撮ることができます。
一人称構図はインスタグラムで流行っている構図ですので、ぜひチャレンジしてみてください。
作例
1枚目の写真は絞りF8で撮影しています。
F8まで絞ると、とてもシャープな画になります。
奥行きを感じる構図を広角で撮ることで、より奥行きを強調することができます。
2枚目の写真も絞りはF8です。
空の流れが奥行き感を出してくれていて、よりダイナミックな構図になりました。
「XF14mmF2.8 R」はダイナミックな画を撮ることができます。
特に3枚目のような建築の撮影と相性が良いです。
建物のスケールの大きさを表現することができます。
短焦点レンズの購入に迷ったら「XF35mmF1.4 R」がおすすめ!
短焦点レンズの購入に迷ったら「XF35mmF1.4 R」の購入をおすすめします。
標準画角のレンズですので扱いやすいですし、価格もフジノンレンズの中では抑え目です。
短焦点レンズで撮影した時のハッとするような解像度と描写力は、本当に自分の撮った写真なのかと感じることもあります。
そして、開放値F1.4の世界観をぜひ味わっていただきたいです。
まとめ
この記事ではフジノンレンズの魅力をご紹介しました。
この記事で覚えておいてほしいポイントは、
- キットレンズがかなり優秀
- フジノンレンズは性能も見た目もグッド
- 短焦点レンズの購入に迷ったら「XF35mmF1.4 R」がおすすめ!
の3点です。
また、所有欲を満たしてくれるカメラとレンズがあれば、撮影に出かけるハードルはかなり下がります。
そして、その問題を解決しくれるのがフジノンレンズでしたね。
この記事が、みなさんのレンズ選びの助けになれば幸いです。
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東尾ケイスケ
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